JPH0638756Y2 - ウインカー用オートキヤンセル装置 - Google Patents

ウインカー用オートキヤンセル装置

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JPH0638756Y2
JPH0638756Y2 JP1989105715U JP10571589U JPH0638756Y2 JP H0638756 Y2 JPH0638756 Y2 JP H0638756Y2 JP 1989105715 U JP1989105715 U JP 1989105715U JP 10571589 U JP10571589 U JP 10571589U JP H0638756 Y2 JPH0638756 Y2 JP H0638756Y2
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cam
lever
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卓矢 前田
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q1/00Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor
    • B60Q1/26Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to indicate the vehicle, or parts thereof, or to give signals, to other traffic
    • B60Q1/34Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to indicate the vehicle, or parts thereof, or to give signals, to other traffic for indicating change of drive direction
    • B60Q1/40Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to indicate the vehicle, or parts thereof, or to give signals, to other traffic for indicating change of drive direction having mechanical, electric or electronic automatic return to inoperative position
    • B60Q1/42Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to indicate the vehicle, or parts thereof, or to give signals, to other traffic for indicating change of drive direction having mechanical, electric or electronic automatic return to inoperative position having mechanical automatic return to inoperative position due to steering-wheel position, e.g. with roller wheel control
    • B60Q1/425Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to indicate the vehicle, or parts thereof, or to give signals, to other traffic for indicating change of drive direction having mechanical, electric or electronic automatic return to inoperative position having mechanical automatic return to inoperative position due to steering-wheel position, e.g. with roller wheel control using a latching element for resetting a switching element

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はウインカー用オートキヤンセル装置に係り、特
に電気式タイプ、即ちウインカー操作ノブがステアリン
グシヤフトから離れた位置にあつてもソレノイドの吸引
力によつてロツク解除するウインカー用オートキヤンセ
ル装置に関する。
[従来の技術] 一般に、この種の電気式ウインカー用オートキヤンセル
装置は、操作ノブによつて回動されるウインカー操作レ
バーがケースに揺動自在に設けられている。このレバー
には圧縮バネを介して駆動棒が摺動自在に保持され、こ
の駆動棒は対向するカムに圧接されている。このカムは
第5図(a)及び(b)に示すように固定カム部23と、
この固定カム部23の中央に形成されたスリツト24に配設
された上下動自在な可動カム部25とから構成されてい
る。これらの固定、可動カム部23,25には前記ウインカ
ー操作レバーを中立位置に保持するための溝26,27がそ
れぞれ設けられ、固定カム部23にはウインカー操作レバ
ーを左、右各位置に保持するためのロツク用溝28,29が
設けられている。この可動カム部25はバネで下方に付勢
されており、例えばステアリングホイールの戻し回転等
による解除信号により励磁されるソレノイドによつてロ
ツク解除方向、即ち上動される。
ところで、前記した従来技術では、ウインカー操作レバ
ーを中立位置にガタなく位置させるために、駆動棒をカ
ムの溝26に圧接させる圧縮バネにある程度のバネ圧が必
要である。したがつて、駆動棒を左、右のロツク用溝2
8,29に係合させるとバネ圧は更に大きくなつていた。こ
のような状態で、ソレノイドの励磁により可動カム部3
が圧縮バネに抗して駆動棒を押縮めるように上動されて
いたので、ロツク解除の際の圧縮バネのバネ力は大きな
ものとなり、このバネ力に抗して可動して可動カム部25
を上動させるには大きなソレノイドが必要であり、小型
化の障害となり、またコスト高となる。
そこで、上記問題を解決するために、本出願人は、先に
実願昭63-61587号を提案している。このウインカー用キ
ヤンセル装置は第6図(a)及び(b)に示すように、
ケース30と、ケース30に揺動自在に保持されたウインカ
ー操作レバー31と、このレバー31に圧縮バネ32を介して
伸縮自在に設けられた駆動軸33と、この駆動軸33と係合
してレバー31を中立、左右の各位置に保持する溝34,35,
36を有するカム37と、レバー31に設けられたカム部38に
当接してレバー31をロツク解除方向へ回動させる解除部
材39と、この解除部材39を動作させるステアリングホイ
ールの戻し回転で励磁されるソレノイドとを具備してい
る。
したがつて、ソレノイドの励磁により解除部材39を介し
てウインカー操作レバー31がロツク解除方向へ回動され
るので、ソレノイドにより直接圧縮バネ32を押縮めるこ
とがなく、圧縮バネ32を押縮めるための大きな力のソレ
ノイドが必要なくなる。また、中立位置においてカム部
38には解除部材39の当接部39a全面が圧接されているの
で、この中立位置が更に安定して保持されることにな
り、ガタつきを防止でき、また、圧縮バネ32のバネ力を
小さくできて操作力が軽くなる。また、第6図(b)に
示すように左位置におけるカム部38と解除部材39の当接
部39aとの当接位置は、揺動軸40から離れているので、
ウインカー操作レバー31を回動させるのに必要な力は小
さくて済むことになり、また、解除部材39には板バネの
バネ力も加わつており、更にソレノイドの励磁力は小さ
くできる。
また、ソレノイドの作動片41は金属から成り、一方、レ
バー31は合成樹脂から成つており、両者を直接、摺動さ
せるとレバー31の摺動面の摩耗量が大きくなる。そのた
め、合成樹脂製の解除部材39を介することにより、レバ
ー31の摩耗量を少なくできる。
[考案が解決しようとする課題] ところで、上記従来技術では、カム部38と解除部材39の
当接部39aとの当接位置は、レバー31を揺動させた時
に、揺動軸40から離れ、つまり、作動片41の中心から離
れるようになつているので、上述の如くレバー31の回動
力は小さくて済むものの、接触点の偏よりによりソレノ
イドのプランジヤに偏つた力がかかり、プランジヤの耐
久性、及び吸引力の低下が生じた。
また、解除部材39とケース30との接触面をある程度長く
設定しないと、解除部材39は傾き易くなつて確実なスラ
イド移動量が保証されなくなるが、これは製品の小型化
を実現する際の大きな障害となり、また、上述の当接位
置が偏寄つていることにより、解除部材39を傾けるよう
に力が作用しており、したがつて、小型化するために接
触面を短かくしていくと解除部材39の傾きが一層大きく
なつてしまう。さらに、解除部材39をケース30の両側面
でスライド自在にガイドしているため、温度変化により
各部材が伸縮すると隙間を生じて解除部材39が傾き易く
なつた。
本考案は上記従来技術の課題に鑑み、これを解決すべく
なされたもので、その目的は、ソレノイドの耐久性を向
上し、また吸引力の低下を防止し、また、確実な移動量
の伝達を行なえ、製品の信頼性を向上し、かつ小型化を
図ることができるウインカー用オートキヤンセル装置を
提供することにある。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するために、本考案は、ケースと、該ケ
ースに揺動自在に支持されたホルダと、該ホルダを中立
位置、並びに傾倒した位置に保持するロツク機構と、前
記ホルダの揺動方向と直交する方向に略直線運動する作
動部材を有するソレノイドと、該ソレノイドの作動部材
と前記ホルダとの間に介在されて前記作動部材の駆動動
作により前記ホルダを中立位置方向に戻すように動作す
る解除部材とを備え、前記解除部材は、前記作動部材を
係合させる係合部と、該係合部の両側に設けた支点部
と、該支点部から延設され、前記ホルダに当接される押
部とから構成され、前記ホルダの復帰動作時に、前記支
点部と当接して回動自在に支持する支持部を設けた構成
にし、また、前記解除部材には前記係合部の両側に一対
のカム部を設け、前記ホルダには前記カム部に当接する
係合突起部を設け、前記ホルダの傾倒動作に伴なつて前
記係合突起部を前記カム部上を摺動させ、前記解除部材
を傾斜させるようにした構成にしてある。
[作用] 前記手段により、キヤンセル動作時、解除部材は支点部
のどちらか一方を回動中心としてソレノイドの作動部材
によつて回動される。したがつて、解除部材は作動部材
のストロークをロスなくホルダの押し戻しストロークと
して伝達できる。
また、ソレノイドの作動部材の力を解除部材に伝えるポ
イントを、ソレノイドのセンター線上に設定することが
でき、その力を偏りなく作用させることができる。
また、解除部材にカム部を設けてあるので、解除部材に
はソレノイドの圧縮バネ力がさらに加わつており、振動
を受けてもガタつくことなく異音の発生を防止できる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を第1図ないし第4図に基づい
て説明する。
第1図(a)ないし(d)は本考案によるウインカー用
オートキヤンセル装置の中立位置、動作途中、レーンチ
エンジ(ロツク解除途中)、及び左もしくは右位置の各
状態を示す要部断面図、第2図はオートキヤンセル装置
の縦断面図、第3図は上ケースの上面を切断して示す平
面図、第4図は分解斜視図である。
これらの図において、1は上ケースで、この上ケース1
は下方を開放した角箱状に形成されている。この上ケー
ス1の下端には下ケース2が配設されて収納部3が構成
されている。これら上ケース1と下ケース2は組み合せ
て係合突起2aと係合孔1aとを嵌合させることにより一体
化されている。
この上ケース1の上面には貫通孔1bが穿設され、また、
ケース1内の貫通孔1bの周縁には環状凹段部を形成して
軸受部1cとしている。この軸受部1cに対向する下ケース
2の上面には丸穴を形成して他方の軸受部2lとしてい
る。これら軸受部1c,2lに軸受部4a,4bを嵌め込んでホル
ダ4が回動自在に支持されている。このホルダ4にはホ
ルダ4の回動方向と直交する方向に回動するパツシング
レバー5が貫通され、かつ回動自在に支持されている。
つまり、ホルダ4の軸受部4aの中心にはパツシングレバ
ー5を挿通する挿通孔4cが穿設され、この挿通孔4cの下
開口は軸受部4bをよけて設定されている。したがつて、
パツシングレバー5はその中央部分を屈曲して形成さ
れ、その上端はホルダ4の挿通孔4cから突出され、更に
ケース1の貫通孔1bから突出されている。このパツシン
グレバー5の上端は、ホルダ4の軸受部4aの直径方向に
挿通された支柱6により回動自在に支持され、結局、パ
ツシングレバー5の回動方向と、ホルダ4の回動方向と
は直交状態となつている。
前記ホルダ4の一方の遊端部には角筒状の収容部4dが突
設され、この収容部4dには圧縮バネ7を介して駆動棒8
が挿入されている。この駆動棒8の先端部はケース1の
内壁面に形成されたカム9に圧縮バネ7により圧接され
ている。このカム9は第3図に示すようにホルダ4を中
立位置に保持する溝9aと、この溝9aの両側に左、右位置
に保持する溝9b,9cと、レーンチエンジ時に係合する段
部9d,9eとから成つている。一方、ホルダ4の他方の遊
端部にはその先端を幅狭にした板状の作動板部4fが設け
られ、この作動板部4fの下面(第4図において)には一
対の係合ピン4g,4hが突設されている。この係合ピン4g,
4hは作動板部4fの下面に配設された解除部材10に係合し
ている。この解除部材10は、上辺を弧状に切欠いてある
略台形板状に形成され、その上辺の両隅には一対の解除
ピン10a,10bが突設され、これら解除ピン10a,10bは作動
板部4fを挟むように延設されている。尚、両解除ピン10
a,10b間は作動板部4fの幅より長く配置されているの
で、中立位置においては解除ピン10a,10bは作動板部4f
に当接していない。また、解除部材10の中央部には長方
形状の孔10cが穿設され、この孔10cにのぞむように、
上、下辺の中央から支持用突起10d,10eが突設されてい
る。これら両突起10d,10e間に、ソレノイド11の作動軸1
1aに固設された作動片11bの先端が挿入されており、ソ
レノイド11の駆動に伴なつて解除部材10が作動される。
この作動片11bの力を解除部材10に伝えるポイントp
は、作動軸11aのセンター線c上に設定してある。ま
た、解除部材10の下辺には、前記支持用突起10eの両側
にカム山10f,10fが設けられ、このカム山10f,10fに前記
係合ピン4g,4hがそれぞれ係合されている。さらに、解
除部材10の下辺の両隅には、揺動中心となる軸部10g,10
hが第4図において下方に突設され、これら軸部10g,10h
は第3図に示すように下ケース2に形成した略長円状の
ガイド孔2b,2bに挿し込まれてガイドされている。この
ガイド孔2b,2bの一端2c,2cにより、解除部材10がソレノ
イド11により作動される際、軸部10g,10hが当接されて
回動自在に支持されている。
ソレノイド11は、前述したように解除信号により励磁さ
れて引き込み動作される作動軸11a、この作動軸11aの先
端に固設され、屈曲形成された作動片11b、この作動片1
1bによつて抜け止めして作動軸11aに嵌装された圧縮バ
ネ11cとから構成されている。このソレノイド11は下ケ
ース2の収容部2dに嵌め込まれ、係合瓜2eによつて抜け
止めされている。このソレノイド11の作動軸11aは、下
ケース2の開口部2fから突出され、また、作動片11bは
下ケース2の上面に屈曲して延設され、作動片11bの先
端はさらに上方に屈曲形成されて前記解除部材10の孔10
cの支持用突起10d,10e間に挿し込まれている。また、下
ケース2の外側面で開口部2fの両縁には、突片2g,2gが
突設され、この突片2g,2gの上部対向面には抜け止め用
係合瓜2h,2hがそれぞれ突設されている。したがつて、
圧縮バネ11cによつて抜け方向に付勢されている作動軸1
1a及び作動片11bは、作動片11bの両側縁が係合瓜2h,2h
にそれぞれ係合されることにより抜け止めされている。
前述したように、パツシングレバー5は支柱6によりホ
ルダ4に回動自在に支持されており、このパツシングレ
バー5の下端5aは前記軸受部4a,4bの軸心を中心とした
円弧面を有し、この下端5aはホルダ4を貫通してデイマ
ー、パツシングスイツチ用スライダ12に係合されてる。
このスライダ12は下ケース2の長孔2iにガイドされ、こ
のスライダ12の押圧片12aが下ケース2を貫通するとと
もに、下ケース2の下面に取付けられたプリント基板13
の孔13aを貫通してプリント基板13の下面に取付けられ
たデイマースイツチ14のステム14aを押圧操作するよう
になつている。このスライダ12には摺動子15が保持され
ており、スライダ12のスライド動作に伴なつて摺動子15
がプリント基板13上のパツシング回路パターン13bを摺
動してパツシング動作が行なわれる。16はスライダ12を
前述の操作方向と逆方向に付勢する圧縮バネである。ま
た、パツシングレバー5の下部には両側面に貫通する丸
孔5bが形成されて圧縮バネ17、及び駆動棒18,18がそれ
ぞれ収容され、圧縮バネ17により押圧された駆動棒18,1
8が、ホルダ4の内壁面に形成されたカム山上を摺動し
てパツシングレバー5は所定角度で節度されている。
プリント基板13には左右のウインカーを切換える切換パ
ターン13cが形成されており、この切換パターン13c上を
摺動する摺動子19を嵌め込んであるスライダ20が、下ケ
ース2の長孔2jにガイドされている。このスライダ20に
はホルダ4の下面に突設された連動ピン4iが係合されて
おり、ホルダ4の回動動作に伴なつてスライダ20が長孔
2jに沿つて移動される。
21はパツシングレバー5の突出端に嵌合されている操作
レバー、22は下ケース2の下面に取付けられるカバー、
1d,4gは上ケース1、ホルダ4にそれぞれ突設された円
弧状の突条である。
尚、ケース1と下ケース2の位置決めは、下ケース2の
両側面に凹溝2k,2kをそれぞれ設け、これら凹溝2k,2kに
ケース1の内壁に形成した突条(図示せず)を嵌め合せ
ることにより行なわれる。
このように構成された前記実施例の動作を次に第1図
(a)ないし(d)を参照して説明する。
第1図(a)に示す中立位置の状態では、ホルダ4は駆
動棒8が圧縮バネ7によつてカム9の溝9aに圧接されて
保持されている。また、この状態では、解除部材10には
その孔10cに係合されている作動片10b(圧縮バネ11cの
弾撥力)によつて上方に力が加わつており、解除部材9
の両カム山10f,10fの頂部がホルダ4の係合ピン4g,4hに
それぞれ圧接されている。このカム山10fの高さを適度
に設定することにより、解除部材10の軸部10g,10hをガ
イド孔2b,2bの一端側に位置させて圧縮バネ11cによるバ
ネ力も大きくして、解除部材10をガタつかないようにで
きる。この第1図(a)の状態ではスライダ20の摺動子
19はプリント基板13の左、右ウインカー切換パターン13
cの中央にあり、左右のウインカーはどちらも点滅点灯
されていない。
第1図(a)の状態から例えば左ウインカーを点滅点灯
させる場合、第4図において矢印A方向に操作レバー21
を操作すると、支柱6を介してパツシングレバー5とホ
ルダ4は一体に回動される。この回動動作により、第1
図(b)に示すように線cは線c′まで傾き、ホルダ4
の作動板部4fの両係合ピン4g,4hを結ぶ線も傾いてい
く。つまり、係合ピン4gは第1図(b)に示すように、
下方に移動し、一方、係合ピン4hは上方に移動し、傾倒
側の係合ピン4gのみがカム山10f上を摺動するようにな
つている。これにより、解除部材10は、作動片11bと支
持用突起10d,10eとの当接部分を中心にして傾倒され、
傾倒側の軸部10gをガイド孔2bの一端2cに当接される。
また、同時に駆動棒8も右方へ、圧縮バネ7を押し縮め
ながら駆動されており、さらに操作レバー21を操作する
ことにより駆動棒8が段部9eを乗り越えて溝9cに圧縮バ
ネ7によつて圧接され、ホルダ4が第1図(d)に示す
ように右ウインカー動作位置で保持される。そして、こ
の第1図(d)の状態では、解除部材10の傾倒側側端面
が解除部材10の解除ピン10aに当接されている。また、
この第1図(d)の状態では、スライダ20の摺動子19は
プリント基板13の左、右ウインカー切換パターン13cの
右ウインカー接点を導通させる位置にスライドされて右
ウインカーが点滅点灯されている。
次に、ウインカーの解除動作を説明する。
ステアリングホイールの戻し回転等によつて解除信号を
発生させてソレノイド11が励磁されると、作動軸11aが
第2図において左方に引き込まれるとともに、作動片11
bも圧縮バネ11cに抗して左方(第1図(d)においては
下方)に移動される。これにより、作動片11bの先端が
係合している解除部材10の支持用突起10d,10eが、第1
図(d)において下方に移動される。すると、解除部材
10はこの支持用突起10eを力点とし、ガイド孔2bの一端2
cに当接されている軸部10gを支点とし、解除ピン10aを
作用点としててこの如く作動する。つまり、解除部材10
は一方の軸部10gを中心にして時計回わり方向に回動
し、解除ピン10aによりホルダ4の作動板部4fの左端に
右方への回動力が加わる。したがつて、ホルダ4は時計
回わり方向に回動させられ、ホルダ4の下端の駆動棒8
が溝9cから段部9eを乗り越え溝9aに至る。駆動棒8が溝
9a上に達すると、圧縮バネ7のバネ力が加わつている駆
動棒8の分力によりホルダ4は第1図(a)に示す中立
位置に回動して復帰し保持される。このようにして右ウ
インカーの点滅点灯が解除される。
次に、レーンチエンジ操作を説明する。この場合、前述
の如く操作レバー21を回動させてパツシングレバー5、
支柱6を介してホルダ4を回動させているが、第1図
(a)の状態から、第1図(c)に示すように、駆動棒
8の移動は段部9d、もしくは9eに係合させて節度感を得
た位置までとし、両側の溝9b、もしくは9cまで達してい
ない。したがつて、第1図(c)の状態を保つている
と、スライダ20の摺動子19が左、右ウインカー切換接点
に接続されて左、もしくは右ウインカーが点滅点灯され
る。しかし、操作レバー21に加えている操作力を止める
と、直ちにホルダ4は第1図(c)に示す状態から前述
の駆動棒8の分力により中立位置方向へ回動され、第1
図(a)の状態に戻される。これにより左、もしくは右
ウインカーの点滅点灯が解除される。
このように構成された前記実施例にあつては、上、下ケ
ース1,2と、この上、下ケース1,2に揺動自在に支持され
たホルダ4と、ホルダ4を中立位置、並びに傾倒した位
置に保持する、圧縮バネ7、駆動棒8、カム9等からな
るロツク機構と、ホルダ4の揺動方向と直交する方向に
直線運動する作動片11bを有するソレノイド11と、ソレ
ノイド11の作動片11bとホルダ4との間に介在されて作
動片11bの駆動動作によりホルダ4を中立位置方向に戻
すように動作する解除部材10とを備え、解除部材10に
は、作動片11bを係合させる支持用突起10d,10eと、軸部
10g,10hと、ホルダ4に当接される解除ピン10a,10bとか
ら構成され、ホルダ4の復帰動作時に、軸部10g,10hと
当接して回動自在に支持するガイド孔2bの一端2cを設け
たので、ソレノイド11の作動片11bの力を解除部材10に
伝えるポイントを、作動軸11aのセンター線上に設定す
ることができ、従来の如く作動軸に偏つた力がかかるこ
とがなくなり、ソレノイド11の耐久性の向上、また吸引
力の低下防止ができる。
また、解除部材10はソレノイド11の力を受けて軸部10
g、あるいは10hを中心として回動し、ホルダ4を中立位
置方向に押し戻すので、従来の如く直線動作を安定して
させるためにスライドのガイド長を長くする必要がな
く、作動片11bのストロークが解除部材10の回動動作を
介して確実にホルダ4の押し戻しストローク(力)とし
て伝達される。これによれば、ストロークのロスがない
ばかりか、例えば、軸部10g,10hと支持用突起10d,10eあ
るいは解除ピン10a,10bとの距離を適宜設定することに
より、作動片11bの作動力及びストロークに対し、ホル
ダ4の押し戻し力及びストロークを各種設定できる。
また解除部材10には支持用突起10eの両側に一対のカム
山10fを設け、ホルダ4にはカム山10fに当接するピン4
g,4hを設け、ホルダ4の傾倒動作に伴なつて係合ピン4
g,4hをカム山10f上に摺動させ、解除部材10を傾斜させ
るようにしたので、解除部材10はガタつくことなく傾倒
され、係合ピン4g,4hがホルダ4の側端面に当つて異音
を発生することがない。また、カム山10fを設けること
により、作動片11b及び作動軸11aの突出量を規制し、確
実な吸引力を得るものである。また、カム山10fにより
中立位置において軸部10g,10hを一端2c寄りに設定して
いるので、解除部材10は軸部10g、あるいは10hを中心と
した回動動作になり、動作が簡素化される。さらに、従
来例ではソレノイドの作動軸の動きも逆動作を伴なう
が、前記実施例では一動作で一方向の移動で行なえる。
このようにして、製品の信頼性を向上し、小型化を図れ
る。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、ソレノイドの耐
久性を向上し、また吸引力の低下を防止し、また、確実
な移動量の伝達を行なえ、製品の信頼性を向上し、かつ
小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の実施例を説明するためのも
ので、第1図(a)ないし(d)は本考案によるウイン
カー用オートキヤンセル装置の各動作状態を示す説明
図、第2図はオートキヤンセル装置の縦断面図、第3図
はケースの上面を切断して示す平面図、第4図は分解斜
視図、第5図及び第6図は従来のウインカー用オートキ
ヤンセル装置を説明するためのもので、第5図(a),
(b)はカム部分のロツク及び解除状態を示す要部斜視
図、第6図は中立位置及び左もしくは右位置の各状態を
示す要部断面図である。 1……上ケース、2……下ケース、2b……ガイド孔、2c
……一端、4……ホルダ、4f……作動板部、4g,4h……
係合ピン、10……解除部材、10a,10b……解除ピン、10c
……孔、10d,10e……支持用突起、10f……カム山、10g,
10h……軸部、11……ソレノイド、11a……作動軸、11b
……作動片。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケースと、該ケースに揺動自在に支持され
    たホルダと、該ホルダを中立位置、並びに傾倒した位置
    に保持するロツク機構と、前記ホルダの揺動方向と直交
    する方向に略直線運動する作動部材を有するソレノイド
    と、該ソレノイドの作動部材と前記ホルダとの間に介在
    されて前記作動部材の駆動動作により前記ホルダを中立
    位置方向に戻するように動作する解除部材とを備え、 前記解除部材は、前記作動部材を係合させる係合部と、
    該係合部の両側に設けた支点部と、該支点部から延設さ
    れ、前記ホルダに当接される押部とから構成され、前記
    ホルダの復帰動作時に、前記支点部と当接して回動自在
    に支持する支持部を設けたことを特徴とするウインカー
    用オートキヤンセル装置。
  2. 【請求項2】前記解除部材には前記係合部の両側に一対
    のカム部を設け、前記ホルダには前記カム部に当接する
    係合突起部を設け、前記ホルダの傾倒動作に伴なつて前
    記係合突起部を前記カム部上を摺動させ、前記解除部材
    を傾斜させるようにしたことを特徴とする請求項(1)
    記載のウインカー用オートキヤンセル装置。
JP1989105715U 1989-09-09 1989-09-09 ウインカー用オートキヤンセル装置 Expired - Lifetime JPH0638756Y2 (ja)

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