JP4744348B2 - スイッチ装置 - Google Patents

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  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)

Description

本発明は、スイッチ装置に係り、特に、操作部材の回動操作によってスライド部材をスライド操作させて接点を切り換えるレバー操作型のスイッチ装置に関する。
従来のレバー操作型のスイッチ装置としては、回動可能な操作部材の回動に伴って、操作部材とギア機構によって結合された駆動部材が駆動され、この駆動部材が横方向へ移動することによって接点の切り換えを行う構成のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
図7は従来のスイッチ装置の断面図、図8は同分解斜視図であり、図において、11は前面開放で上面に開口部11Aを有する箱型のケースで、ケース11の下内側壁中央には共通接点12の先端が、これに対向する左右の内側壁には一対の固定接点13,14が植設固定されている。
15は弾性金属製の可動接点で、中間部15A下面の円弧状の突部が共通接点12に弾接すると共に、中間部15A両端から左右に延出し、ケース11中央部に突出した保持部11Bに当接して外方に広がった、第一のアーム部15B先端には折返部15Cが設けられ、この折返部15Cから延出した第二のアーム部15D先端の外方に湾曲した接点部15Eが、ケース11の左右の内側壁に弾接している。また、可動接点15の中間部15Aには上方へ延出する略L字状の弾性部15Fが設けられると共に、この弾性部15Fが撓められ先端がケース11中央部の保持部11B下面に弾接することによって、中間部15A下面の突部が共通接点12に安定した力で弾接している。
16はレバーで、上端の操作部16Aがケース11の開口部11Aから上方に突出し、円孔状の軸部16Bがケース11内底面中央の円柱状の軸部11Cに回動可能に装着されると共に、下端には歯車状の当接部16Cが設けられている。
17は摺動体で、左右方向へ摺動可能にケース11内に収納されると共に、両端の押圧部17Aが可動接点15の折返部15C近傍に当接し、上面の歯形の係合部17Bがレバー16下端の当接部16Cと噛合っている。
そして、これら可動接点15やレバー16、摺動体17等が収納されたケース11の前面を、カバー18が覆ってレバースイッチが構成されている。
以上の構成において、図7の中立状態から、レバー16の操作部16Aを例えば右方向に回動操作すると、軸部16Bを支点としてレバー16が回動するため、上面の係合部17Bがレバー16下端の当接部16Cと噛合った摺動体17が、ケース11内底面上を左方向へ摺動する。
そして、摺動体17左端の押圧部17Aが可動接点15の折返部15C近傍の第一のアーム部15Bを押圧するため、左側の第一のアーム部15Bや第二のアーム部15Dが撓み、左側の接点部15Eがケース11の左内側壁面を下方向に弾接摺動する。
この後、レバー16の操作部16Aをさらに回動すると、可動接点15の接点部15Eがさらに下方向に弾接摺動し、固定接点13に接触することによって、可動接点15を介した固定接点13と共通接点12との電気的接続が行われる。
そして、レバー16の操作部16Aへの操作力を解除すると、第一のアーム部15Bや第二のアーム部15Dが撓められた可動接点15の弾性復帰力によって、接点部15Eが上方向に弾接摺動して固定接点13から離れると共に、可動接点15に押圧された摺動体17が中央方向へ摺動し、これによってレバー16が回動して、操作部16Aが中立状態に復帰する。
特開2003−132765号公報
しかしながら、上述した従来のスイッチ装置においては、レバー(操作部材)と摺動体(スライド部材)との連結が歯車状の当接部と歯形の係合部とのギア機構によって行われているため、噛み合わせが悪いとギア部同士の摩耗が発生し、操作時の感触が悪くなるという問題があった。
また、ギアによる移動のため、歯車数が少ないとスイッチを小型化した場合には移動量を大きくできず、接点の切り換え時の移動量が小さくなり絶縁性に難点があった。
従って、本発明は上記した問題点を解決し、操作部材とスライド部材との連結部に摩耗などの発生が無く良好な操作感触が得られ、小型化の可能なスイッチ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明では第1の解決手段として、複数の固定接点が配設された収納部を有するハウジングと、このハウジングに回動可能に設けられた操作部材と、この操作部材の回動に伴って前記収納部内をスライド移動するスライド部材と、このスライド部材の一面側に保持され前記固定接点と摺接する可動接点と、前記スライド部材の一面側に保持され前記スライド部材を中点位置に復帰させる復帰ばねとを備え、前記操作部材と前記スライド部材はリンク機構により結合されており、このリンク機構は、前記操作部材に設けられた先端に円弧面を有する係合軸と当該係合軸に重ねた状態で形成された当該係合軸よりも太幅の鍔軸とを有する駆動軸部と、前記スライド部材の他面側に設けられた凹状の軸受け部と、前記駆動軸部の前記鍔軸と対向するように前記軸受け部の周りに切り欠かれて設けられた段差部とからなり、前記軸受け部は、凹状の底面側に設けられた細幅の第1係合部と、この第1係合部から上面側に拡開する傾斜面を有する第2係合部とを有し、前記操作部材の回動に伴って、前記駆動軸部の前記係合軸が前記第1係合部から前記第2係合部の傾斜面に沿って移動する構成とした。
また、第2の解決手段として、前記リンク機構は、前記操作部材が回動する際、初期の段階では前記駆動軸部の前記係合軸と前記第1係合部とが係合し、一定の角度傾倒した後、前記駆動軸部の前記係合軸と前記第2係合部とが係合することにより、前記駆動軸部の前記係合軸と前記第1係合部との係合時の前記スライド部材の移動量よりも前記駆動軸部の前記係合軸と前記第2係合部との係合時の前記スライド部材の移動量を小さくした構成とした。
また、第3の解決手段として、前記リンク機構は、前記駆動軸部と前記軸受け部との結合部を、前記操作部材の回動中心よりも下方に設けた構成とした。
また、第4の解決手段として、前記スライド部材のスライド移動に伴って、前記可動接点が前記固定接点を両側から挟持した状態で摺接する構成とした。
上述したように、本発明のスイッチ装置は、複数の固定接点が配設された収納部を有するハウジングと、ハウジングに回動可能に設けられた操作部材と、操作部材の回動に伴って収納部内をスライド移動するスライド部材と、スライド部材の一面側に保持され固定接点と摺接する可動接点と、スライド部材の一面側に保持されスライド部材を中点位置に復帰させる復帰ばねとを備え、操作部材とスライド部材はリンク機構により結合されており、リンク機構は、操作部材に設けられた先端に円弧面を有する係合軸と当該係合軸に重ねた状態で形成された当該係合軸よりも太幅の鍔軸とを有する駆動軸部と、スライド部材の他面側に設けられた凹状の軸受け部と、駆動軸部の鍔軸と対向するように軸受け部の周りに切り欠かれて設けられた段差部とからなり、軸受け部は、凹状の底面側に設けられた細幅の第1係合部と、この第1係合部から上面側に拡開する傾斜面を有する第2係合部とを有し、操作部材の回動に伴って、駆動軸部の係合軸が第1係合部から第2係合部の傾斜面に沿って移動することから、操作部材とスライド部材との結合部は、カム機構を用いることなくリンク機構で結合したので、噛み合わせが悪くなる虞がなく摩耗が発生するのを防止できるので、良好な操作感触が得られる。また、リンク機構を用いることにより、スライド部材の移動量を大きくできるので、十分な接点切換え時の移動量が得られ、絶縁性を確保できる。また、係合軸と鍔軸を重ねた状態で駆動軸部を形成してあることから駆動軸部を強固に形成でき、駆動軸部の強度を維持したままで操作部材とスライド部材とのリンク機構を構成でき、スイッチ装置の薄型化が図れるものとなり全体の小型化が可能である。
また、リンク機構は、操作部材が回動する際、初期の段階では駆動軸部の係合軸と第1係合部とが係合し、一定の角度傾倒した後、駆動軸部の係合軸と第2係合部とが係合することにより、駆動軸部の係合軸と第1係合部との係合時のスライド部材の移動量よりも駆動軸部の係合軸と第2係合部との係合時のスライド部材の移動量を小さくしたことから、操作部材が回動する際、初期のスライド部材の移動量を大きくして、一定の回動角度以降はスライド部材の移動量を小さくすることにより、操作部材の回動する角度を大きく設定できると共に、スライド部材の全体の移動量を小さくできるので、操作部材の回動角度を維持したままスイッチ装置の小型化を図ることができる。
また、リンク機構は、駆動軸部と軸受け部との結合部を、操作部材の回動中心よりも下方に設けたことから、操作部材の回動時の操作荷重を無理なくスライド部材に伝達することができ操作性が向上される。
また、スライド部材のスライド移動に伴って、可動接点が固定接点を両側から挟持した状態で摺接することから、接点部が両面摺動接点構造のため、接触が安定し信頼性が向上する。
以下、本発明の実施の形態を図1乃至図6に示す。図1は本発明のスイッチ装置を示す分解斜視図、図2は本発明のスイッチ装置を示す正面側から見た分解斜視図、図3は本発明のスイッチ装置を示す裏面側から見た分解斜視図、図4は本発明のスイッチ装置の初期状態を示す動作説明図、図5は本発明のスイッチ装置の第1動作状態を示す動作説明図、図6は本発明のスイッチ装置の第2動作状態を示す動作説明図である。
図1〜図3において、本発明のスイッチ装置は、複数の固定接点2が配設された収納部を有するハウジング1と、ハウジング1に回動可能に設けられた操作部材3と、操作部材3の回動に伴って収納部内をスライド移動するスライド部材4と、スライド部材4に保持され固定接点2と摺接する可動接点5と、スライド部材4を中点位置に復帰させる復帰ばね6と、ハウジング1の収納部の上面側を覆うカバー部材7とから主に構成されている。
図に示すように、ハウジング1は、合成樹脂等の絶縁材で形成され、略矩形状の基台部1aと、この基台部1aの上面側に一側面及び上面が開口された箱状の収納部1cを有する駆動板部1bが設けられている。また、基台部1aの正面には、円柱状の突起1dが設けられ、対向する側面には一対のフック状の突起1e、1eが設けられている。これら突起1d、1eは、スイッチ装置が図示しない電気機器のシャーシ等に取り付けられる際の位置決め部や係止部として使用されるものとなっている。また、基台部1aの底面側には、複数の接続端子2c、2cが突出されている。
また、駆動板部1bの収納部1cの上面開口部には、円柱状の軸部1fが設けられており、この軸部1fに後述する操作部材3が回動可能に軸支されるものとなっている。また、収納部1cの上面開口部の両開口端には、操作部材3が回動する際の傾倒角度を規制する平面状の一対のストッパー部1g、1gが設けられている。
また、収納部1b内の上面開口部側には、基台部1aの底面と平行な方向に直線状の突条からなるガイド壁1hが設けられており、このガイド壁1hの下側で収納部1b内の略中央には、中央に切り溝部1iを介して対向され、ガイド壁1hと平行に配設されたばね受け部1jが設けられている。このバネ受け部1jの切り溝部1iに、コイル状の金属線材からなる復帰ばね6が係合されて、後述するスライド部材4を中点位置に付勢し保持するものとなっている。また、互いに平行に配設されたガイド壁1h及びばね受け部1jがスライド部材4のスライド動作時のガイド部を構成しており、スライド部材4はこのガイド部に沿って横方向にスライド移動可能となっている。
また、収納部1b内の下面側で基台部1a寄りには、導電性の金属板からなる、複数(本実施例では3個)の固定接点2が立設されて配設されている。この固定接点2は、中央の共通固定接点2aと両側の一対の個別固定接点2b、2bとからなり、この固定接点2の両面を挟持して跨るように、弾性を有する導電性の金属薄板からなるクリップ状の可動接点5が係合されて配設されている。この可動接点5は、後述するスライド部材4に保持されており、スライド部材4が中点位置にある初期状態においては、接点部5aの全てが中央の共通固定接点2aと導通され、一対の個別固定接点とは離間された状態となっている。
この可動接点5は、スライド部材4がスライド移動されるのに伴って、固定接点2の共通固定接点2aと個別固定接点2b、2b上に摺接されるものとなっている。このように、スライド部材4のスライド移動に伴って、可動接点5が固定接点2を両側から挟持した状態で摺接することから、接点部5aが両面摺動接点構造のため、接触が安定し信頼性が向上するものとなる。
また、固定接点2を構成する共通固定接点2a及び個別固定接点2b、2bは、ハウジング1内にインサート成形等の方法により一体に埋設されており、基台部1a内で底面側に突出された複数の接続端子2c、2cと導通されている。
また、駆動板部1bの収納部1cの外側部には、上方及び下方にそれぞれ対向して外方へ突出する2対の係止突起1k、1kが設けられている。この係止突起1k、1kに後述するカバー部材7の係止片7a、7aが係合されてカバー部材7が駆動板部1bの収納部1cの開口部を覆うように取り付けられるものとなっている。
操作部材3は、合成樹脂等の絶縁材からなり、厚肉で略矩形状の基部3aと、この基部3aの一方側に突出された棒状の操作軸部3bと、この操作軸部3bとは反対側に延出された駆動軸部3cとを有している。また、基部3aには、貫通する円形の軸孔3dが設けられており、この軸孔3dが、ハウジング1の駆動板部1bに設けられた円柱状の軸部1fに挿通され、操作部材3がハウジング1に回動可能に軸支されるものとなっている。また、駆動軸部3cは、基部3aの全体の厚さの中心に対してずらせて一面側に形成されており、やや厚肉で細幅の係合軸3eと、やや薄肉で太幅の鍔軸3fとを有し、それぞれの先端には円弧面3g、3hが設けられている。
この駆動軸部3cが後述するスライド部材4の軸受け部4aと係合してリンク機構を構成している。そして、このリンク機構は、駆動軸部3cと軸受け部4aとの結合部を、操作軸3の回動中心よりも下方に設けてあるので、操作部材3の回動時の操作荷重を無理なくスライド部材4に伝達することができ、操作性が向上されるものとなっている。
スライド部材4は、同じく合成樹脂等の絶縁材からなり、略矩形状をしている。このスライド部材4の一面(表面)側には、上方に位置して凹状の軸受け部4aが設けられており、これと対向する他面(裏面)側には、横方向に直線状に貫通したガイド溝4bと、両側が開放された広幅のばね収納部4c、及び可動接点収納部4dが設けられている。また、凹状の軸受け部4aには、凹状の底面側に設けられた細幅の第1係合部4eと、この第1係合部4eから上面側に拡開する傾斜面4gを有する第2係合部4fとが設けられている。また、第1係合部4eの底面には円弧面が形成されており、第2係合部4fの傾斜面4gの上面側は開放されている。また、軸受け部4aの周りには、略半円状に切り欠かれた段差部4hが設けられている。
このスライド部材4は、他面側に形成された、ばね収納部4cにコイル状の復帰ばね6が収納され、可動接点収納部4dにクリップ状の可動接点5が収納された状態で、ハウジング1の収納部1b内に収納されるものとなっている。この時、スライド部材4の直線状のガイド溝4bが、収納部1c内の直線状の突条からなるガイド壁1hにガイドされ、ガイド壁1hと平行に配設されたばね受け部1jが、ばね収納部4cの両端部にガイドされることで、ライド部材4のスライド動作時のガイド部が構成されており、スライド部材4はこのガイド部に沿って横方向にスライド移動可能に配設されている。
この時、ばね収納部4cに収納された復帰ばね6は、巻回部が収納部1cの切り溝部1iに係合されて、その両端がばね受け部1j、1jに当接された状態となっており、この状態で復帰ばね6の弾性力(付勢力)によってスライド部材4が収納部1cの中央位置に保持されている。また、可動接点収納部4dに収納されたクリップ状の可動接点5は、収納部1cに立設された固定接点2の中央に位置する共通固定接点2aに挟持されて保持されている。
また、スライド部材4の軸受け部4aには、操作部材3の駆動軸部3cが係合されている。この時、駆動軸部3cの係合軸3eと軸受け部4aの第1係合部4eとが係合状態となっており、係合軸3eと第2係合部4fとは離間している。また、軸受け部4aの周りに設けられた段差部4hと駆動軸部3cの鍔軸3fとが対向された状態で配置されており、操作部材3が回動する際には、鍔軸3fが段差部4hに沿って回動するものとなっている。
このように、係合軸3eと鍔軸3fを重ねた状態で駆動軸部3を形成してあることから、係合軸3eを細幅にしても太幅の鍔部3fにより駆動軸部3を強固に形成でき、スライド部材4と係合する軸受け部4aに、鍔部3fが回動する際の逃げ部となる段差部4hを形成するようにしたので、駆動軸部3の強度を維持したままで、操作部材3とスライド部材4とのリンク機構を構成でき、スイッチ装置の薄型化が図れるものとなり全体の小型化が可能となっている。
カバー部材7は、平板状の金属板を打ち抜き、折り曲げることにより形成されており、平板状の上板部7aと、四隅部から下方に折り曲げられた複数の係止片7b、7bとを有している。また、係止片7bには、開口状の係止孔7cが設けられており、この係止孔7cと、駆動板部1bの収納部1cの外側部に突出して設けられた係止突起1kが係合されることにより、カバー部材7が駆動板部1bの収納部1cの開口部を覆うように取り付けられている。
次に、図4〜図6を用いて上記実施例のスイッチ装置の動作を説明する。
まず、図4に示すのは、操作部材3が中央位置の初期状態を示しており、この状態では、スライド部材4は、ばね収納部4cに保持された復帰ばね6(図1参照)の弾性力により収納部1cの中央位置に付勢されて保持されている。この時、操作部材3は、駆動軸部3cの係合軸3eがスライド部材4の軸受け部4aの第1係合部4eに係合されて中央位置に保持されている。また、可動接点収納部4dに収納されたクリップ状の可動接点5(図1参照)は、収納部1cに立設された固定接点2の中央に位置する共通固定接点2aに挟持されて保持(図3参照)されており、この状態では両側に位置する各個別接点2b、2bとは離間しておりスイッチはオフ状態となっている。
次に、図5に示すように、復帰ばね6の付勢力に抗して操作部材3を図示左方向へ回動操作させると、駆動軸部3cの係合軸3eの円弧面3gが、軸受け部4aの第1係合部4eの図示右側の内側面を摺動することによりスライド部材4が中央から図示右方向へスライド移動するものとなる。そして、スライド部材4の移動に伴って可動接点5も図示右方向に移動され、右側の個別固定接点2bと接触するものとなり右側のスイッチ接点がオン状態となる。
尚、この時のスライド部材4の移動量は、係合軸3eが細幅の第1係合部4eと摺動することとなり、この場合、係合軸3eの幅寸法及び円弧面3gの径寸法と、第1係合部4eの幅寸法及び円弧面の径寸法とがほぼ同一の寸法で形成されていることにより、遊び無く移動するので比較的大きな移動量が得られるものとなる。
次に、この状態から、図6に示すように、復帰ばね6の付勢力に抗して更に操作部材3を図示左方向へ回動操作させると、駆動軸部3cの係合軸3eは、円弧面3gが軸受け部4aの第1係合部4eから外れて、上面側に拡開する第2係合部4fの傾斜面4gと摺動することとなる。
この時、第2係合部4fは第1係合部4eの幅寸法よりも上面側に行くに従って大きくなるように拡開して形成されているので、係合軸3eの円弧面3gが傾斜面4gに沿って上方に移動することで、スライド部材4は更にわずかだけ図示右方向へスライド移動するものとなる。そして、操作部材3の基部3a側面が、収納部1cの上面開口部の両開口端に設けられたストッパー部1gに当接することでその移動が停止される。
そして、このスライド部材4の移動に伴って可動接点5も図示右方向に若干移動されるものとなるが、右側の個別固定接点2bと接触した状態のまま右側のスイッチ接点はオン状態を維持している。尚、この時のスライド部材4の移動量は、係合軸4eが上面側に拡開する第2係合部4fの傾斜面4gと摺動することにより、遊びが発生するので比較的小さな移動量となる。
本実施例においては、操作部材3とスライド部材4のリンク機構は、操作部材3が回動する際に、初期の段階では、駆動軸部3cの係合軸3eと軸受け部4aの第1係合部4eとが係合し、操作部材3が更に回動して一定の角度傾倒した後には、駆動軸部3cの係合軸3eと軸受け部4aの第2係合部4fとが係合するように形成されており、こうすることにより、駆動軸部3cの係合軸3eと軸受け部4aの第1係合部4eとの係合時のスライド部材4の移動量に対して、駆動軸部3cの係合軸3eと軸受け部4aの第2係合部4fとの係合時のスライド部材4の移動量の方が小さくなるように形成されている。
このように、本実施例では、操作部材3が回動する際、初期の段階では駆動軸部3cの係合軸3eと第1係合部4eとが係合し、一定の角度傾倒した後、駆動軸部3cの係合軸3eと第2係合部4fとが係合することにより、駆動軸部3cの係合軸3eと第1係合部4eとの係合時のスライド部材4の移動量よりも駆動軸部3cの係合軸3eと第2係合部4fとの係合時のスライド部材4の移動量を小さくしたことから、操作部材3が回動する際、初期のスライド部材4の移動量を大きくして、一定の回動角度以降はスライド部材4の移動量を小さくすることにより、操作部材3の回動する角度を大きく設定できると共に、スライド部材4の全体の移動量を小さくできるので、操作部材3の回動角度を維持したままスイッチ装置の小型化を図ることができるものとなっている。
この状態から、操作部材3への押圧操作力を解除すると、スライド部材4が復帰ばね6の弾性力によって図示左方向へ付勢され収納部1cの中央位置へとスライド移動するものとなり、これに伴って可動接点5も中央位置に移動されることにより右側の個別固定接点2bと離間してスイッチがオフ状態となる。そして、操作部材3もスライド部材4に伴って中央位置に復帰して、図4に示す初期状態に復帰する。
尚、図示右方向に操作部材3を回動させる場合の動作については、上記と同様なためその説明は省略する。
上記した本発明の実施例によれば、操作部材3とスライド部材4はリンク機構により結合されており、リンク機構は、操作部材3に設けられた先端に円弧面3gを有する駆動軸部3cと、スライド部材4に設けられた凹状の軸受け部4aとからなり、軸受け部4aは、凹状の底面側に設けられた細幅の第1係合部4eと、この第1係合部4eから上面側に拡開する傾斜面4gを有する第2係合部4fとを有し、操作部材3の回動に伴って、駆動軸部3cが第1係合部4eから第2係合部4fの傾斜面4gに沿って移動することから、操作部材3とスライド部材4との結合部は、カム機構を用いることなくリンク機構で結合したので、噛み合わせが悪くなる虞がなく摩耗が発生するのを防止できるので、良好な操作感触が得られるものとなる。また、リンク機構を用いることにより、スライド部材4の移動量を大きくできるので、十分な接点切換え時の移動量が得られることにより、絶縁性を十分確保できるものとなる。
本発明のスイッチ装置を示す分解斜視図である。 本発明のスイッチ装置を示す正面側から見た分解斜視図である。 本発明のスイッチ装置を示す裏面側から見た分解斜視図である。 本発明のスイッチ装置の初期状態を示す動作説明図である。 本発明のスイッチ装置の第1動作状態を示す動作説明図である。 本発明のスイッチ装置の第2動作状態を示す動作説明図である。 従来のスイッチ装置を示す断面図である。 従来のスイッチ装置を示す分解斜視図である。
符号の説明
1:ハウジング
1a:基台部
1b:駆動板部
1c:収納部
1d:突起
1e:突起
1f:軸部
1g:ストッパー部
1h:ガイド壁
1i:切り溝部
1j:ばね受け部
1k:係止突起
2:固定接点
2a:共通固定接点
2b:個別固定接点
2c:接続端子
3:操作部材
3a:基部
3b:操作軸部
3c:駆動軸部
3d:軸孔
3e:係合軸
3f:鍔軸
3g:円弧面
3h:円弧面
4:スライド部材
4a:軸受け部
4b:ガイド溝
4c:ばね収納部
4d:可動接点収納部
4e:第1係合部
4f:第2係合部
4g:傾斜面
4h:段差部
5:可動接点
5a:接点部
6:復帰ばね
7:カバー部材
7a:上板部
7b:係止片
7c:係止孔

Claims (4)

  1. 複数の固定接点が配設された収納部を有するハウジングと、このハウジングに回動可能に設けられた操作部材と、この操作部材の回動に伴って前記収納部内をスライド移動するスライド部材と、このスライド部材の一面側に保持され前記固定接点と摺接する可動接点と、前記スライド部材の一面側に保持され前記スライド部材を中点位置に復帰させる復帰ばねとを備え、前記操作部材と前記スライド部材はリンク機構により結合されており、このリンク機構は、前記操作部材に設けられた先端に円弧面を有する係合軸と当該係合軸に重ねた状態で形成された当該係合軸よりも太幅の鍔軸とを有する駆動軸部と、前記スライド部材の他面側に設けられた凹状の軸受け部と、前記駆動軸部の前記鍔軸と対向するように前記軸受け部の周りに切り欠かれて設けられた段差部とからなり、前記軸受け部は、凹状の底面側に設けられた細幅の第1係合部と、この第1係合部から上面側に拡開する傾斜面を有する第2係合部とを有し、前記操作部材の回動に伴って、前記駆動軸部の前記係合軸が前記第1係合部から前記第2係合部の傾斜面に沿って移動することを特徴とするスイッチ装置。
  2. 前記リンク機構は、前記操作部材が回動する際、初期の段階では前記駆動軸部の前記係合軸と前記第1係合部とが係合し、一定の角度傾倒した後、前記駆動軸部の前記係合軸と前記第2係合部とが係合することにより、前記駆動軸部の前記係合軸と前記第1係合部との係合時の前記スライド部材の移動量よりも前記駆動軸部の前記係合軸と前記第2係合部との係合時の前記スライド部材の移動量を小さくしたことを特徴とする請求項1記載のスイッチ装置。
  3. 前記リンク機構は、前記駆動軸部と前記軸受け部との結合部を、前記操作部材の回動中心よりも下方に設けたことを特徴とする請求項1、又は2記載のスイッチ装置。
  4. 前記スライド部材のスライド移動に伴って、前記可動接点が前記固定接点を両側から挟持した状態で摺接することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のスイッチ装置。
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