JP2003045276A - スイッチ装置 - Google Patents

スイッチ装置

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JP2003045276A
JP2003045276A JP2001234699A JP2001234699A JP2003045276A JP 2003045276 A JP2003045276 A JP 2003045276A JP 2001234699 A JP2001234699 A JP 2001234699A JP 2001234699 A JP2001234699 A JP 2001234699A JP 2003045276 A JP2003045276 A JP 2003045276A
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Japan
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slider
spring
operation lever
case
drive plate
Prior art date
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JP2001234699A
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English (en)
Inventor
Masayuki Takeda
昌之 武田
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工程及び管理が煩雑とならないよう簡易な構
造でプッシュ/プッシュタイプのスイッチを構成できる
と共に、接点切り換え時の衝撃を和らげ音の発生を低く
抑えることができるスイッチ装置を提供する。 【解決手段】 ケース1に上下動可能に配設された操作
レバー3の下部に設けられ、操作レバー3の上下動に伴
って回動する駆動板6と、操作レバー3及び駆動板6を
初期位置に復帰させる復帰用ばね4、5と、駆動板6の
回動によって左右にスライド移動されるスライダ7とを
備え、スライダ7に反転用ばね8を設けて、スライダ7
の移動時には反転用ばね8によってスライダ7を摺動方
向に付勢すると共に、スライダ7の摺動方向両端部には
ケース2の内壁部と当接するばね性を有する弾性腕部7
eを形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プッシュ式のスイ
ッチ装置の構造に係り、特に操作レバーのプッシュ(オ
ン)/プッシュ(オフ)の操作で接点の切り換えが行わ
れるプッシュ式スイッチ装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプッシュ(オン)/プッシュ(オ
フ)タイプのスイッチ装置としては、操作レバーをプッ
シュ操作することによりシーソー型の可動接点が左右に
揺動され、この揺動に伴って可動接点の両端に固着され
た接点部がケースやウエハーなどの内底面に配設された
固定接点と当接して接点の切り換えが行われるシーソー
タイプのものや、操作レバーのプッシュ操作に応じて回
転板に設けられた摺動子型の可動接点が回転動作され、
この回転に伴って可動接点がケースやウエハーなどの内
底面に配設された固定接点と摺接して接点の切り換えが
行われる回転タイプのものなどが一般に知られている。
【0003】シーソータイプのスイッチ装置の構造とし
ては、ケースとこのケースに上下動可能に収容された操
作レバーと、この操作レバーの下側に回動可能に取り付
けられた駆動板と、前記操作レバー及び前記駆動板を上
方及び中央位置に付勢するばね部材と、前記駆動板の回
動に伴い駆動板の先端が当接することで揺動駆動される
可動接点と、この可動接点の両端部に設けられた接点部
と当接する固定接点と、この固定接点が配設されたウエ
ハーなどから概略構成されている。
【0004】このシーソータイプのスイッチ装置は、前
記操作レバーがプッシュ操作されると、前記駆動板の先
端部が前記可動接点の上面側に形成された山形カム部の
一方の傾斜面と当接し、この傾斜面を押圧して摺動する
ことにより、前記駆動板が一方に回動して先端部が前記
可動接点の一端側を下方に押圧することとなる。この押
圧により、前記可動接点は一方側に揺動され、下方に配
設された一方の固定接点と接触するものとなっている。
【0005】この状態から、前記操作レバーの押圧を解
除すると、前記ばね部材の付勢力により前記操作レバー
は初期の状態に復帰するものとなる。この時、前記駆動
板は回動した状態からもとの中央位置に復帰する。
【0006】次に、再び前記操作レバーがプッシュ操作
されると、前記駆動板の先端部が前記可動接点の上面側
に形成された山形カム部の他方の傾斜面と当接し、この
傾斜面を押圧して摺動することにより、前記駆動板が他
方に回動して先端部が前記可動接点の他端側を下方に押
圧することとなる。この押圧により、前記可動接点は他
方側に揺動され、下方に配設された他方の固定接点と当
接して接点の切り換えが行われるものとなっている。
【0007】回転タイプのスイッチ装置の構造として
は、ケースとこのケースに上下動可能に収容された操作
レバーと、この操作レバーの下側に回転可能に取り付け
られた回転板と、前記操作レバーを上方に付勢するばね
部材と、前記回転板を回転位置に位置決めするクリック
板と、前記回転板に固着され回転板の回転に伴い回転駆
動される可動接点と、この可動接点に設けられた接点部
と当接する固定接点と、この固定接点が配設されたウエ
ハーなどから概略構成されている。
【0008】この回転タイプのスイッチ装置は、前記操
作レバーがプッシュ操作されると、前記操作レバーの下
面側に環状に設けられた駆動用カム山が、前記回転板の
上面側に同じく環状に設けられた回転用カム山と当接し
て、このカム山を押圧して摺動することにより、前記回
転板が一方向に一定角度回転され、前記クリック板によ
って所定位置に保持されることとなる。この回転によ
り、前記可動接点も一方向に回転され、下方に配設され
た固定接点と接触するものとなっている。
【0009】この状態から、前記操作レバーの押圧を解
除すると、前記ばね部材の付勢力により前記操作レバー
は初期の状態に復帰するものとなる。この時、前記回転
板は回転した位置に前記クリック板で保持された状態と
なっている。
【0010】次に、再び前記操作レバーがプッシュ操作
されると、前記操作レバーの下面側に設けられた駆動用
カム山が、前記回転板の上面側に設けられた回転用カム
山と当接して、このカム山を押圧して摺動することによ
り、前記回転板が更に一方向に一定角度回転され、前記
クリック板によって更に所定位置に保持されることとな
る。この回転により、前記可動接点も更に一方向に回転
され、下方に配設された異なる固定接点と接触するもの
となり接点の切り換が行われるものとなっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のプッシュ/プッシュタイプのスイッチ装置にお
いては、シーソータイプのスイッチ装置では、接点部が
シーソー動作によるバット(当接)接点構造となってい
ることから、接点切り換え時の衝撃により衝突音が発生
してしまい、この音がユニットなどに反響して大きな音
となってしまうという問題があった。
【0012】回転タイプのスイッチ装置では、接点部を
回転板に対応して多数の接点を形成しなければならず、
構造が複雑となり、このため工程及び管理が煩雑になる
という問題があった。
【0013】また、全体的に使用する部品点数が多く、
組み立てが煩雑になり、工程が増えることからコストが
アップしてしまい安価対応が難しいという問題があった
【0014】したがって、本発明では上述した問題点を
解決し、工程及び管理が煩雑とならないよう簡易な構造
でプッシュ/プッシュタイプのスイッチを構成できると
共に、接点切り換え時の衝撃を和らげ音の発生を低く抑
えることができるスイッチ装置を提供することを目的と
する。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では第1の手段として、ケースと、このケース
に上下動可能に配設された操作レバーと、この操作レバ
ーの下部に設けられ、前記操作レバーの上下動に伴って
回動する駆動板と、前記操作レバー及び前記駆動板を初
期位置に復帰させる復帰用ばねと、前記駆動板の回動に
よって左右にスライド移動されるスライダとを備え、前
記スライダに反転用ばねを設けて、前記スライダの移動
時には前記反転用ばねによって前記スライダを摺動方向
に付勢すると共に、前記スライダの摺動方向両端部には
前記ケースの内壁部と当接するばね性を有する弾性腕部
を形成したことを特徴とする。
【0016】また、第2の手段として、前記反転用ばね
を、線ばねで形成し、一方の自由端を前記ケースに軸支
すると共に、他方の自由端を前記スライダの移動に追従
して揺動可能となるように前記スライダに軸支し、前記
スライダが左右にスライド移動する際には反転して前記
スライダを摺動方向へ付勢するようにしたことを特徴と
する。
【0017】また、第3の手段として、前記復帰用ばね
は、前記操作レバーと前記ケースとの間に配置され前記
操作レバーを上方へ付勢する第1の復帰用ばねと、前記
操作レバーと前記駆動板との間に配置され前記駆動板を
中央位置に復帰させる第2の復帰用ばねとで形成したこ
とを特徴とする。
【0018】また、第4の手段として、前記駆動板はフ
ック部により前記操作レバーに位置決め係止されている
ことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
乃至図6に示す。図1は本発明のスイッチ装置の分解斜
視図、図2は同じく縦断面図、図3はスライダの移動方
向から見た縦断面図、図4乃至図6は動作説明図で、図
4は初期状態、図5は切り換え途上、図6は切り換え後
の状態を示す説明図である。
【0020】図1乃至図3において、ケースは合成樹脂
などの絶縁材からなる第1のケース1と、金属板を折り
曲げて箱型に形成された第2のケース2とから形成され
ている。
【0021】前記第1のケース1は、下面が開口された
方形状の基部1aと、この基部1aの上部に突出する円
筒状の軸受部1bとから形成されており、前記基部1a
の下面の開口部には、箱状の収納部1cが設けられ、こ
の収納部1cに前記第2のケース2が収容されるものと
なっている。また、前記軸受部1bには、円筒となる中
空部1dと、この中空部1dに連設して上面側に、後述
する操作レバー3が突出される貫通孔1eが設けられて
いる。
【0022】また、前記第1のケース1の基部1aに
は、対向する一対の側部の略中央に切り窓部1fが設け
られており、側部の前記切り窓部1fを挟んだ両側に
は、一対の切り欠き部1gが設けられている。また、前
記基部1aの一側端部には、後述する端子部10b、1
0cに対応する位置に複数の凹溝部1hが形成されてい
る。
【0023】前記第2のケース2は、金属板を打ち抜き
折り曲げて箱型に形成されており、平板状の上板2a
と、この上板2aの各四側部に垂下された2組の側板2
b、2cとを有している。前記上板2aには方形の貫通
孔2dが設けられており、前記第2のケース2が前記第
1のケース1の収納部1cに収容された時に、前記貫通
孔2dが前記軸受部1bの貫通孔1eと対応するように
なっている。
【0024】また、前記側板2bは、前記側板2cに比
べて縦横共に長尺となるように形成されており、横方向
の四角部には係止片2eがそれぞれ形成されている。前
記側板2bは、前記第2のケース2が前記第1のケース
1の収納部1cに収容された時、前記第1のケース1の
切り窓部1fから突出されて前記基部1aの側部面上に
延設され、前記係止片2eが前記基部1aの一対の切り
欠き部1gにかしめなどの方法で係止されるものとなっ
ている。
【0025】また、前記側板2cの一方と前記上板2a
との交差部近傍には、後述する反転用ばね8の一方の自
由端を回動可能に軸支する軸支部2fが形成され、ま
た、前記側板2cには反転用ばね8の反転を許容する逃
げ溝部2gが形成されている。前記2組の側板2b、2
cに囲まれた空域部に後述するスライダ7が収容されて
移動されるものとなっている。この場合、前記側板2b
の内壁部がスライダ7の両端部が当接して移動が規制さ
れるストッパー面となっている。
【0026】操作レバー3は、合成樹脂などの絶縁材で
略円柱状に形成されており、やや大径の基部3aと、こ
の基部3aより小径で長尺状に突出された操作部3bと
を有している。前記基部3aの下面側には大径の環状溝
からなる第1のばね受け部3cが設けられており、この
第1のばね受け部3cの中央には小径の略円筒状からな
る第2のばね受け部3dが形成され、この第2のばね受
け部3dの先端側には、対向して一対の係止部3eが形
成されている。
【0027】前記第1のばね受け部3cに、コイル状の
圧縮ばねからなる第1の復帰用ばね4の一端側が係止さ
れ、他端側が前記第2のケース2の上板2a上に係止さ
れることで、前記操作レバー3を初期位置、すなわち前
記第1のケース1の軸受け部1bの貫通孔1eから突出
する方向に、常時付勢するようになっている。
【0028】また、前記第2のばね受け部3dに、同じ
くコイル状の圧縮ばねからなる第2の復帰用ばね5の一
端側が係止され、他端側が、この先端側に設けられた一
対の前記係止部3eに回動可能に係止される後述する駆
動板6の上端部に係止されることで、駆動板6を初期位
置、すなわち前記操作レバー3の軸芯方向と同じ中央位
置に戻すように、常時付勢するようになっている。
【0029】このように、前記操作レバー3及び後述す
る駆動板6を初期位置に復帰させるための復帰用ばね
を、前記操作レバー3を上方へ付勢する第1の復帰用ば
ね4と、駆動板6を中央位置に復帰させる第2の復帰用
ばね5とで形成することにより、操作レバー3の復帰用
ばねと駆動板6の駆動用ばねとを別個に形成することが
できるため、駆動部分の荷重、作動力の変更が容易とな
りバラエティー対応が容易に行えるものとなっている。
【0030】駆動板6は、合成樹脂などの絶縁材からな
り、略T字状に形成されている。この駆動板6の上端部
には、前記第2の復帰用ばね5の他端側が係止される平
面状のばね係止部6aと、このばね係止部6aの両側に
突出形成され、前記第2のばね受け部3dの先端側に設
けられた前記係止部3eに回動可能に係止されるフック
部6bが形成されている。
【0031】前記駆動板6は、前記操作レバー3に取り
付けられる場合には、前記第2の復帰用ばね5で前記第
2のばね受け部3dから突出する方向へ付勢されるもの
となるが、前記係止部3eと前記フック部6dとにより
位置決め固定されて一体化されて、抜け止めされるもの
となっている。このように簡単な構造で、組み立ての際
の作業性も向上されるものとなっている。
【0032】また、前記駆動板6には、前記ばね係止部
6aから先端側に延出する舌片状の操作片6cが形成さ
れており、この操作片6cの先端が後述するスライダ7
の操作カム7a、7bと当接することでスライダ7を左
右スライド方向に移動させるものとなっている。この
時、前記操作片6cが左右に揺動されることから前記駆
動板6が回動されるものとなるが、前記フック部6dの
上面は円弧面に形成されており、この円弧面が前記第2
のばね受け部3dの前記係止部3eと対向する上面側と
摺接することで前記駆動板6が円滑に回動されるものと
なっている。
【0033】スライダ7は、合成樹脂などの絶縁材で形
成されており、上面側の中央には前記駆動板6の操作片
6cと当接して左右に駆動される山形状の操作カム7
a、7bが形成されている。また、上面側の一側部に
は、ばね収納部7cが形成されており、このばね収納部
7cには、金属などの線材を略S字状に折り曲げて形成
した反転用ばね8の一方の自由端が回動可能に軸支され
る軸支部7dが形成されている。
【0034】また、前記スライダ7の摺動方向に位置す
る両端部には、延出形成された先端側がばね性を有する
ように、略L字状に延設した先端側を自由端とした弾性
腕部7eが形成されている。この弾性腕部7eを前記ス
ライダ7の摺動方向両端部に形成することにより、この
弾性腕部7eが前記第2のケース2の内壁部に当接した
際には、この弾性腕部7eが緩衝材の役目を果たし、切
り換え時の衝撃を和らげて衝突音を低く抑えることがで
きるものとなっている。
【0035】また、前記スライダ7の下面側には、接点
収納部7fが形成されており、この接点収納部7fに
は、後述する固定接点10aを挟持して摺動する、導電
性の金属板からなるクリップ状の可動接点12が収容さ
れたものとなっている。
【0036】ウエハー9は、合成樹脂などの絶縁材から
形成された基板部9aに、導電性の金属板からなる固定
接点10a及び端子部10b、10cが固着されて形成
されている。また、前記固定接点10aは、前記基板部
9aの上面に垂直に配設されており、また、前記端子部
10b、10cは、垂直に配設された前記固定接点10
aの根元部から前記基板部9aの底面に沿って折り曲げ
られ、その先端部が上下方向に二股に拡開されて対向さ
れて配設されたものとなっている。この拡開された各端
子部10b、10c間に図示しないコネクタなどの接続
用の外部端子が挟持されて接続されるものとなってい
る。
【0037】このように、前記端子部10b、10cの
先端部が上下方向に二股に拡開されて対向されて配設さ
れていることから、両面接触が可能となり、図示しない
コネクタなどの接続用の外部端子とのコネクタ接続が可
能となるため、接続工程の簡易化が図れるものとなって
いる。
【0038】カバー11は、合成樹脂などの絶縁材で上
面開口の箱状に形成されている。このカバー11は、前
記ウエハー9を開口内に収容して保持するものとなって
おり、このカバー11には、前記端子部10b、10c
をガイドする端子ガイド部11aが形成されている。
【0039】また、前記端子ガイド部11aには、先端
部が上下方向に二股に拡開された挟持用の前記端子部1
0b、10cのうち、上部側に位置する端子部10bの
先端を上方へ付勢する規制ガイド部11bが形成されて
いる。この規制ガイド部11bを設けることにより、端
子部の変形が防止されるため、前記端子部10b、10
cに図示しないコネクタなどの接続用の外部端子が挿入
された際の接触の信頼性が向上されるものとなってい
る。
【0040】また、前記カバー11の対向する一対の側
部の両端部には、一対の切り欠き部11cが設けられて
いる。また、前記端子ガイド部11aの一端部には、前
記端子部10b、10cに対応する位置に複数の凹溝部
11dが形成されている。
【0041】そして、前記カバー11が、前記第1のケ
ース1及び第2のケース2と係合された時、前記第2の
ケース2の側板2bの四角部に形成された係止片2eの
うち、下側に位置する前記係止片2eが一対の前記切り
欠き部11cにかしめなどの方法で係止されるものとな
っている。すなわち、前記第1のケース1と前記カバー
11とが、前記第2のケース2の側板2bの四角部に形
成された前記係止片2eによってかしめられることによ
り一体に係合されるものとなっている。
【0042】次に、上記構成のスイッチ装置の動作につ
いて図4乃至図6を用いて説明する。まず、図4に示す
初期の状態においては、前記操作レバー3は前記第1の
復帰用ばね4の付勢力により上方、すなわち操作レバー
3が突出する方向へ付勢されており、操作レバー3の先
端の係止部3eに回動可能に係止された前記駆動板6
も、前記第2の復帰用ばね5の付勢力により前記操作レ
バー3の軸芯方向と同じ中央位置に付勢されている。こ
の時、前記スライダ7は前記反転用ばね8によって図面
の右方向へ付勢されており、前記可動接点12は図面右
側の前記固定接点10aと接触された状態となってい
る。
【0043】次に、前記操作レバー3の操作部3bが押
圧されると、図5に示すように、前記第1の復帰用ばね
4の付勢力に抗して前記操作レバー3が下方に移動さ
れ、前記駆動板6の操作片6cの先端も下方に移動し前
記スライダ7の上面に形成された前記操作カム7a、7
bのうち図面左側に形成された操作カム7aと当接し
て、山形のカム面に沿って図面左側へと傾倒されるもの
となる。
【0044】そして、前記操作レバー3が押圧されるこ
とにより、前記操作片6cの先端が前記スライダ7を図
面左側に移動する方向に押圧することとなり、前記スラ
イダ7は前記反転用ばね8の付勢力に抗して図面左方向
へと移動するものとなる。(図5)
【0045】この状態から、更に、前記操作レバー3が
押圧されると、図6に示すように、更に傾倒される前記
操作片6cの先端で前記操作カム7aが押されることに
より前記スライダ7が更に図面左方向へ押圧されて移動
され、このスライダ7の移動が中央位置を越えた時、前
記スライダ7に揺動可能に軸支された前記反転用ばね8
の軸支点部が反転時のデットポイントである中央を越え
て移動することにより、前記反転用ばね8の前記スライ
ダ7への付勢力が図面右方向から左方向へと反転し、前
記スライダ7は前記反転用ばね8の付勢力によって図面
の左方向へと移動するものとなる。
【0046】この時、前記スライダ7の摺動方向に位置
する両端部には、略L字状に延設した先端側を自由端と
してばね性を有する前記弾性腕部7eが形成されている
ことから、この弾性腕部7eが前記第2のケース2の内
壁部に当接することにより、この弾性腕部7eが緩衝材
の役目を果たし、切り換え時の衝撃を和らげて衝突音を
低く抑えることができるものとなっている。
【0047】また、この場合、前記スライダ7は前記反
転用ばね8の付勢力によって図面の左方向へ付勢された
状態となっており、前記可動接点12は図面左側の前記
固定接点10aと接触された状態となっている。すなわ
ち、前記スライダ7の移動に伴って、前記可動接点12
が図面右側の固定接点10aから図面左側の固定接点1
0aに切り換わることによりスイッチの切り換えが行わ
れるものとなっている。(図6)
【0048】この状態から、前記操作レバー3への押圧
が解除されると、前記操作レバー3は前記第1の復帰用
ばね4の付勢力により図4に示す初期位置に復帰するも
のとなる。この場合、前記スライダ7は前記反転用ばね
8の付勢力により図面左側に付勢されたままの状態を維
持するものとなっている。
【0049】尚、図示しないが、この状態から、前記操
作レバー3が押圧操作された場合には、前記駆動板6の
操作片6cの先端が下方に移動し、前記スライダ7の上
面に形成された前記操作カム7a、7bのうち図面右側
に形成された操作カム7bと当接して、山形のカム面に
沿って図面右側へと傾倒されるものとなる。
【0050】そして、前記操作片6cの先端が前記スラ
イダ7を図面右側に移動する方向に押圧することとな
り、前記スライダ7が前記反転用ばね8の付勢力に抗し
て図面右方向へと移動することで、前記スライダ7は前
記反転用ばね8の反転動作により図面の右方向へ付勢さ
れた状態となり、前記可動接点12が図面左側の固定接
点10aから図面右側の固定接点10aに切り換わるこ
とによりスイッチの切り換えが行われるものとなってい
る。
【0051】上記構成によれば、前記スライダ7に前記
反転用ばね8を設けて、前記スライダ7の移動時には、
前記反転用ばね8によって前記スライダ7を摺動方向に
付勢するよう形成し、また、前記スライダ7の摺動方向
両端部にはケース2の内壁部と当接するばね性を有する
前記弾性腕部7eを形成するようにしたので、ばねの反
転を利用した摺動構造としたため、接点切り換え時のク
リック感が良好となり、切り換え後のスライダの逆動作
(反対側に移動すること)を防止することで切り換え時
の接触信頼性などの向上が図れると共に、前記弾性腕部
7eが緩衝材の役目を果たし、切り換え時の衝撃を和ら
げて衝突音を低く抑えることができるものとなってい
る。
【0052】また、前記反転用ばね8を、略S字状の線
ばねで形成し、この線ばねの一方の自由端を前記第2の
ケース2に軸支して、他方の自由端を前記スライダ7の
移動に追従して揺動可能となるように前記スライダ7に
軸支することで、前記スライダ7が左右にスライド移動
する際にはこの線ばねが反転して前記スライダ7を摺動
方向へ付勢するようにしたので、一本の線ばねを使用し
た簡易な構造で反転式構造を形成できるため、組立が簡
易となり、ローコスト化が可能となっている。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のスイッチ
装置は、ケースと、このケースに上下動可能に配設され
た操作レバーと、この操作レバーの下部に設けられ、操
作レバーの上下動に伴って回動する駆動板と、操作レバ
ー及び駆動板を初期位置に復帰させる復帰用ばねと、駆
動板の回動によって左右にスライド移動されるスライダ
とを備え、スライダに反転用ばねを設けて、スライダの
移動時には反転用ばねによってスライダを摺動方向に付
勢すると共に、スライダの摺動方向両端部にはケースの
内壁部と当接するばね性を有する弾性腕部を形成したこ
とから、ばねの反転を利用した構造のため接点切り換え
時のクリック感が良好となり、切り換え後のスライダの
逆動作を防止することで切り換え時の信頼性の向上が図
れると共に、弾性腕部が緩衝材の役目を果たし切り換え
時の衝撃を和らげて衝突音を低く抑えることができる。
【0054】また、反転用ばねを、線ばねで形成し、一
方の自由端をケースに軸支すると共に、他方の自由端を
スライダの移動に追従して揺動可能となるようにスライ
ダに軸支し、スライダが左右にスライド移動する際には
反転してスライダを摺動方向へ付勢するようにしたこと
から、一本の線ばねを使用した簡易な構造で反転式構造
を形成できるため組立が簡易となりローコスト化が可能
となる。
【0055】また、復帰用ばねは、操作レバーとケース
との間に配置され操作レバーを上方へ付勢する第1の復
帰用ばねと、操作レバーと駆動板との間に配置され駆動
板を中央位置に復帰させる第2の復帰用ばねとで形成し
たことから、操作レバーの復帰用ばねと駆動板の駆動用
ばねを別々にすることにより駆動部分の荷重、作動力の
変更が容易となりバラエティー対応が容易となる。
【0056】また、駆動板はフック部により操作レバー
に位置決め係止されていることから、飛び出しが防止さ
れ半製品化が可能となるため管理、組立が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるスイッチ装置を示す分
解斜視図である。
【図2】本発明の同じくスイッチ装置を示す縦断面図で
ある。
【図3】本発明の同じくスライダの移動方向から見たス
イッチ装置を示す縦断面図である。
【図4】本発明のスイッチ装置の初期の動作状態を示す
説明図である。
【図5】本発明のスイッチ装置の切り換え途上の動作状
態を示す説明図である。
【図6】本発明のスイッチ装置の切り換え後の動作状態
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 第1のケース 1a 基部 1b 軸受部 1c 収納部 1d 中空部 1e 貫通孔 1f 切り窓部 1g 切り欠き部 1h 凹溝部 2 第2のケース 2a 上板 2b,c 側板 2d 貫通孔 2e 係止片 2f 軸支部 2g 逃げ溝部 3 操作レバー 3a 基部 3b 操作部 3c 第1のばね受け部 3d 第2のばね受け部 3e 係止部 4 第1の復帰用ばね 5 第2の復帰用ばね 6 駆動板 6a ばね係止部 6b フック部 6c 操作片 7 スライダ 7a,b 操作カム 7c ばね収納部 7d 軸支部 7e 弾性腕部 7f 接点収納部 8 反転用ばね 9 ウエハー 9a 基板部 10a 固定接点 10b,c 端子部 11 カバー 11a 端子ガイド部 11b 規制ガイド部 11c 切り欠き部 11d 凹溝部 12 可動接点

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースと、このケースに上下動可能に配
    設された操作レバーと、この操作レバーの下部に設けら
    れ、前記操作レバーの上下動に伴って回動する駆動板
    と、前記操作レバー及び前記駆動板を初期位置に復帰さ
    せる復帰用ばねと、前記駆動板の回動によって左右にス
    ライド移動されるスライダとを備え、前記スライダに反
    転用ばねを設けて、前記スライダの移動時には前記反転
    用ばねによって前記スライダを摺動方向に付勢すると共
    に、前記スライダの摺動方向両端部には前記ケースの内
    壁部と当接するばね性を有する弾性腕部を形成したこと
    を特徴とするスイッチ装置。
  2. 【請求項2】 前記反転用ばねを、線ばねで形成し、一
    方の自由端を前記ケースに軸支すると共に、他方の自由
    端を前記スライダの移動に追従して揺動可能となるよう
    に前記スライダに軸支し、前記スライダが左右にスライ
    ド移動する際には反転して前記スライダを摺動方向へ付
    勢するようにしたことを特徴とする請求項1記載のスイ
    ッチ装置。
  3. 【請求項3】 前記復帰用ばねは、前記操作レバーと前
    記ケースとの間に配置され前記操作レバーを上方へ付勢
    する第1の復帰用ばねと、前記操作レバーと前記駆動板
    との間に配置され前記駆動板を中央位置に復帰させる第
    2の復帰用ばねとで形成したことを特徴とする請求項1
    記載のスイッチ装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動板はフック部により前記操作レ
    バーに位置決め係止されていることを特徴とする請求項
    3記載のスイッチ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100762599B1 (ko) 2005-09-20 2007-10-01 오므론 가부시키가이샤 스위치 장치
WO2023070904A1 (zh) * 2021-10-27 2023-05-04 歌尔科技有限公司 摇杆装置和电子设备

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