JPH1167006A - プッシュスイッチ - Google Patents

プッシュスイッチ

Info

Publication number
JPH1167006A
JPH1167006A JP22269297A JP22269297A JPH1167006A JP H1167006 A JPH1167006 A JP H1167006A JP 22269297 A JP22269297 A JP 22269297A JP 22269297 A JP22269297 A JP 22269297A JP H1167006 A JPH1167006 A JP H1167006A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable body
movable
heart
contact
push switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP22269297A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3621238B2 (ja
Inventor
Masao Okita
正夫 大北
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP22269297A priority Critical patent/JP3621238B2/ja
Publication of JPH1167006A publication Critical patent/JPH1167006A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3621238B2 publication Critical patent/JP3621238B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Push-Button Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のハート型カム溝を使用したプッシュス
イッチは、Z型の駆動ピン23の折り曲げ部23cが可
動体24のハート型カム溝25と係合して、バネ28か
らの押圧力を受け止めるようになっているため、駆動ピ
ン23は強度を大きくするために太いものを使用する必
要があり、このため、駆動ピン23が大きくなると共
に、これを受け入れるハート型カム溝25も大きくなっ
て、プッシュスイッチが大型に成るという問題がある。 【解決手段】 本発明のプッシュスイッチは、可動体4
がバネ8に抗して押し込まれた第1の位置にある時、駆
動体3の係止部3bと可動体4の係止部5hとが当接す
るようにしたため、ピン部3cへのバネ8による力が軽
減され、ピン部3cを細くできると共に、ハート型カム
溝5を小さくでき、従って、小型のプッシュスイッチを
提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプッシュ・プッシュ
型で、ハート型カム溝を用いたプッシュスイッチに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のハート型カム溝を使用したプッシ
ュスイッチは、図8〜図10に示すように、金属製の箱
形の枠体21は、上壁21aに設けられた丸孔21b
と、前壁21cに設けられた角溝21dとを有してい
る。また、金属板から成るバネ板22は、平板状の基部
22aから切り起こしされたバネ部22bを有し、この
バネ板22は、枠体21内に収納され、その基部21a
を上壁21aに重ね合わした状態で、枠体21に取り付
けられている。また、円柱状の金属棒を折り曲げして形
成されてZ型をなす駆動ピン23は、中央に位置する水
平部23aと、水平部23aの一端から上方に折り曲げ
られた折り曲げ部23bと、水平部23aの他端から下
方に折り曲げられた折り曲げ部23cとを有している。
そして、この駆動ピン23は、枠体21内に位置させ、
水平部23aをバネ板22のバネ部22bに当接させた
状態で、折り曲げ部23bを上壁21aの丸孔21bに
挿通して、折り曲げ部23bを支点として他方の折り曲
げ部23cが回動するように、枠体21に取り付けられ
ている。
【0003】また、合成樹脂の成型品から成る可動体2
4は、操作部24aと、可動接片(図示せず)を収納す
る収納部24bと、収納部24bの上面に形成されたハ
ート型カム溝25とを有している。そして、このハート
型カム溝25は、特に図10で示すように、第1のV字
状溝部25aと、第2のV字状溝部25bと、第1と第
2のV字状溝部25a、25bを繋ぐ溝部25c、25
dと、ハート型カム溝25の外形を形成する外壁25e
と、ハート型カム溝25の内形を形成する内壁25f
と、溝の底壁25gに設けられた4個の段部25hとで
構成されている。そして、可動体24は、操作部24a
を枠体21の角溝21d内に位置させると共に、収納部
24bを枠体21内に収納する。この時、駆動ピン23
の折り曲げ部23cは、ハート型カム溝25内に位置し
た状態にしてある。
【0004】また、絶縁基板26には複数個の固定接片
27が固着され、この絶縁基板26は、枠体21の下方
開口部を覆うように配置され、絶縁基板26は枠体21
に適宜手段によって固定されている。そして、この時、
固定接片27は可動体24に収納された可動接片(図示
せず)と接離可能になると共に、バネ板22のバネ部2
2bで押圧された駆動ピン23の折り曲げ部23cの先
端部は、ハート型カム溝25の底壁25gに当接した状
態となっている。また、コイル状のバネ28が、前壁2
1cと操作部24aとの間に取り付けられて、このバネ
28によって、可動体24が常時前方に弾圧された状態
となっている。
【0005】そして、このようなプッシュスイッチは、
可動体24の操作部24aをバネ28の弾性に抗して押
圧し、可動体24が押し込まれた状態の第1の位置にな
ると、可動接片が固定接片27と接離して接点の切り換
えが行われ、また、操作部24aがバネ28によって、
押し圧前の状態に押し戻された状態の第2の位置になる
と、可動接片が固定接片27と接離して接点の切り換え
が行われるようになる。そして、次に、可動体24の操
作に伴うハート型カム溝25と駆動ピン23の動作を図
10に基づいて説明すると、可動体24がバネ28によ
って押し戻された第2の位置においては、駆動ピン23
は第2のV字状溝部25bのP1の位置にあって、その
折り曲げ部23cが外壁25eに係合し、バネ28によ
る可動体24の移動を停止していると共に、折り曲げ部
23cの先端部は、バネ板22の押圧によって、底壁2
5gに当接した状態となっている。
【0006】この状態において、可動体24をバネ28
に抗して押圧、即ち、矢印X方向に移動すると、折り曲
げ部23cの先端部が底壁25gをこすりながら、駆動
ピン23が内壁25fに当接し、駆動ピン23が折り曲
げ部23bを支点として、内壁25fに沿って回動しな
がらP2の位置となる。更に、矢印X方向に移動を続け
ると、駆動ピン23は段部25hに落ちてP3の位置に
なると共に、可動体24の矢印X方向の移動がストップ
し、可動体24の押圧を解除すると、可動体24はバネ
28により矢印Y方向に押し戻される。この時、駆動ピ
ン23は回動しながら段部25hに沿って第1のV字状
溝部25aに位置すると共に、内壁25fに当接したP
4の位置となり、これによって、可動体24の移動が停
止して、可動体24は押し込まれた状態の第1の位置と
なる。
【0007】また、この状態で、再度、可動体24をバ
ネ28に抗して押圧すると、可動体24は矢印X方向に
移動し、すると、駆動ピン23は段部25hに落ちてP
5の位置になると共に、可動体24の矢印X方向の移動
がストップする。そして、可動体24の押圧を解除する
と、可動体24はバネ28により矢印Y方向に押し戻さ
れる。この時、駆動ピン23は、回動しながら段部25
hと内壁25fに沿って移動して、段部25hに落ちた
P6の位置となり、更に、矢印Y方向に可動体24が移
動すると、駆動ピン23は外壁25eに当接し、外壁2
5eに沿って回動すると共に、段部25hに落ちた状態
を経て、スタート時のP1の位置となる。このように、
可動体24のプッシュ・プッシュの操作によって、プッ
シュスイッチの切り換えを行うものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のハート型カム溝
を使用したプッシュスイッチは、Z型の駆動ピン23の
折り曲げ部23cが可動体24のハート型カム溝25と
係合して、バネ28からの押圧力を受け止めるようにな
っているため、駆動ピン23は強度を大きくするために
太いものを使用する必要があり、このため、駆動ピン2
3が大きくなると共に、これを受け入れるハート型カム
溝25も大きくなって、プッシュスイッチが大型に成る
という問題がある。また、駆動ピン23の動作を確実に
するために、駆動ピン23をハート型カム溝25の底壁
25gに押圧するバネ板22を必要とし、このため、部
品点数が多くなって、コスト高となるばかりか、生産性
が悪いという問題がある。また、駆動ピン23がハート
型カム溝25の底壁25g上を擦るようになっているた
め、可動体24の移動感触が悪くなる上に、擦れによっ
て、その寿命が短いという問題がある。また、駆動ピン
23は、Z型となし、回動運動させるために折り曲げ部
23bを枠体21の小さな丸孔21bに挿入せねば成ら
ず、その挿入作業が面倒で、生産性が悪く、また、駆動
ピン23は強度の点から金属製のものを使用せねば成ら
ず、しかも、Z型の加工が必要で、加工性が悪いという
問題がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の第1の解決手段として、バネで弾圧され、V字状溝部
を設けたハート型カム溝、及び係止部を有する可動体
と、前記ハート型カム溝内に位置するピン部、及び係止
部を有する駆動体とを備え、前記可動体は、前記バネに
抗して押し込まれた状態の第1の位置と、前記バネで押
し戻された状態の第2の位置とに移動可能で、前記可動
体が前記第1の位置にある時、前記駆動体の前記ピン部
が前記ハート型カム溝の前記V字状溝部に位置すると共
に、前記可動体の前記係止部と前記駆動体の前記係止部
とが当接するようにした構成とした。また、第2の解決
手段として、前記駆動体を板状の合成樹脂で形成し、前
記可動体の移動方向に対して直角方向に前記駆動体を移
動可能にした構成とした。また、第3の解決手段とし
て、前記可動体には前記V字状溝部に隣接して前記係止
部を設け、また、前記駆動体には前記ピン部に隣接して
前記係止部を設けた構成とした。また、第4の解決手段
として、前記可動体が前記第1の位置にある時、前記ピ
ン部の側部を前記ハート型カム溝の内壁に当接させるよ
うにした構成とした。また、第5の解決手段として、前
記可動体には複数個の前記係止部を設け、また、前記駆
動体には複数個の前記係止部を設けて、複数個の係止部
同志を当接させるようにした構成とした。
【0010】また、第6の解決手段として、V字状溝部
を設けたハート型カム溝、及び係止部を有する駆動体
と、バネで弾圧され、前記ハート型カム溝内に位置する
ピン部、及び係止部を有する可動体とを備え、前記可動
体は、前記バネに抗して押し込まれた状態の第1の位置
と、前記バネで押し戻された状態の第2の位置とに移動
可能で、前記可動体が前記第1の位置にある時、前記可
動体の前記ピン部が前記駆動体の前記ハート型カム溝の
前記V字状溝部に位置すると共に、前記可動体の前記係
止部と前記駆動体の前記係止部とが当接するようにした
構成とした。また、第7の解決手段として、前記駆動体
を板状の合成樹脂で形成し、前記可動体の移動方向に対
して直角方向に前記駆動体を移動可能にした構成とし
た。また、第8の解決手段として、前記駆動体には前記
V字状溝部に隣接して前記係止部を設け、また、前記可
動体には前記ピン部に隣接して前記係止部を設けた構成
とした。また、第9の解決手段として、前記可動体が前
記第1の位置にある時、前記ピン部の側部を前記ハート
型カム溝の内壁に当接させるようにした構成とした。更
に、第10の解決手段として、前記可動体には複数個の
前記係止部を設け、また、前記駆動体には複数個の前記
係止部を設けて、複数個の係止部同志を当接させるよう
にした構成とした。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のハート型カム溝を使用し
たプッシュスイッチを図1〜図7に基づいて説明する
と、図1は本発明のプッシュスイッチの要部断面平面
図、図2は本発明のプッシュスイッチの要部縦断面図、
図3は本発明のプッシュスイッチの分解斜視図、図4は
本発明のプッシュスイッチに係る駆動体を裏返した斜視
図、図5は本発明のプッシュスイッチに係るハート型カ
ム溝を示す斜視図、図6の(A)、(B)は本発明のプ
ッシュスイッチの動作を説明するための説明図、図7は
本発明のプッシュスイッチの他の実施形態を示す要部断
面平面図である。
【0012】そして、本発明のハート型カム溝を使用し
たプッシュスイッチは、図1〜図6に示すように、合成
樹脂の成型品から成るの箱形の枠体1は、空洞部1a
と、空洞部1aの前方の上部に設けられた凹部1bとを
有している。また、前記枠体1には、金属板から成る固
定接片2が埋設されて取り付けられ、その接触部2aは
空洞部1a内に位置すると共に、端子部2bが枠体1外
に突出した状態となっている。また、合成樹脂の成型品
から成る駆動体3は、矩形状の支持部3aと、支持部3
aの中央部に設けられた凸状の係止部3bと、係止部3
b上に隣接して設けられたピン部3cとを有している。
そして、この駆動体3は、枠体1の空洞部1aに連設し
た凹部1b内に収納し、その係止部3b、及びピン部3
cを空洞部1a側に位置させて、横方向に移動可能に枠
体1に取り付けられている。
【0013】また、合成樹脂の成型品から成る可動体4
は、操作部4aと、可動接片6を収納する収納部4b
と、収納部4bの上面に設けられた凹部4cと、収納部
4bの上面に形成されたハート型カム溝5とを有してい
る。そして、このハート型カム溝5は、特に、図5、図
6で示すように、第1のV字状溝部5aと、第2のV字
状溝部5bと、第1と第2のV字状溝部5a、5bを繋
ぐ直線状の溝部5c、5dと、ハート型カム溝5の外形
を形成する外壁5eと、ハート型カム溝5の内形を形成
する内壁25fを有する島状部5gと、第1のV字状溝
部5aに隣接して島状部5g上に設けられた係止部5h
とで構成されている。そして、可動体4は、可動接片6
を収納した収納部4bを、枠体1の空洞部1aに挿入し
て、可動接片6が固定接片2に接離可能となるように、
可動体4が移動可能に取り付けられると共に、駆動体3
のピン部3cをハート型カム溝5内に位置した状態にし
てある。また、駆動体3は、その支持部3aが枠体1と
可動体4とによって挟持され、可動体4の移動方向に対
して直角方向に移動可能となっている。
【0014】また、金属板から成るコ字状の取付板7は
孔7aを有し、この孔7aに可動体4の操作部4aを挿
通した状態で、取付板7が枠体1の前面に適宜手段によ
り取り付けられ、この取付板7で、可動体4と駆動体3
の抜け止めを行っている。また、コイル状のバネ8が可
動体4の凹部4c内に載置され、可動体4と枠体1の後
壁との間に位置させて取り付けられ、このバネ8によっ
て、可動体4は常時前方に弾圧された状態となってい
る。
【0015】そして、このようなプッシュスイッチは、
可動体4の操作部4aをバネ8の弾性に抗して押圧し、
可動体4が押し込まれた状態の第1の位置になると、可
動接片6が固定接片2と接離して接点の切り換えが行わ
れ、また、操作部4aがバネ8によって、押し圧前の状
態に押し戻された状態の第2の位置になると、可動接片
6が固定接片2と接離して接点の切り換えが行われるよ
うになる。そして、次に、可動体4の操作に伴うハート
型カム溝5と駆動体3の動作を図6に基づいて説明する
と、可動体4がバネ8によって押し戻された第2の位置
においては、駆動体3のピン部3cは第2のV字状溝部
5bのP1の位置にあって、可動体4の収納部4bが取
付板7にぶつかって、バネ8による可動体4の前方方向
の移動が停止した状態となっている。
【0016】この状態において、可動体4をバネ8に抗
して押圧、即ち、矢印X方向に移動すると、ピン部3c
は傾斜状の内壁5fに当接したP2の位置となり、この
状態で可動体4の移動を続けると、ピン部3cは内壁5
fに沿って移動するため、駆動体3は凹部1b内を、可
動体4の移動方向に対して直角方向に移動してP3の位
置となる。更に、矢印X方向に移動を続けると、ピン部
3cは、直線状の溝部5cにガイドされてP4の位置と
なり、この時、ピン部3cは傾斜状の外壁5eに当接し
た状態となるため、可動体4の移動を続けると、ピン部
3cは外壁5eに沿って移動してP5の位置になると共
に、可動体4の矢印X方向の移動がストップする。そし
て、可動体4の押圧を解除すると、可動体4はバネ8に
より矢印Y方向に押し戻され、この時、ピン部3cは第
1のV字状溝部5aに位置すると共に、傾斜状の内壁5
fに当接したP6の位置となり、次に、この内壁5fの
傾斜に沿ってP7の位置、即ち、第1のV字状溝部5a
の最奥の位置まで移動する。この時、図6(B)に示す
ように、駆動体3の係止部3bが可動体4の係止部5h
に当接して、可動体4の移動が停止して、可動体4は押
し込まれた状態の第1の位置となる。また、この時、ピ
ン部3cは内壁5fに当接した状態となっているが、ピ
ン部3cを内壁5fに当接させず、係止部3bと5hと
の当接のみでも良い。このように、駆動体3の係止部3
bと可動体4の係止部5hとの当接によって、バネ8に
対する駆動体3のストッパー強度を強くしたものであ
る。
【0017】また、この状態で、再度、可動体4をバネ
8に抗して押圧すると、可動体4は矢印X方向に移動
し、すると、ピン部3cは傾斜状の外壁5eに当接した
P8の状態となり、可動体4が更に移動すると、外壁5
eの傾斜に沿ってP9の位置までピン部3cが移動する
と共に、この時、可動体4の矢印X方向の移動がストッ
プする。そして、可動体4の押圧を解除すると、可動体
4はバネ8により矢印Y方向に押し戻され、すると、ピ
ン部3cは傾斜状の内壁5fに当接したP10の位置と
なり、更に可動体4が移動すると、内壁5fの傾斜に沿
ってP11の位置までピン部3cが移動する。また更
に、可動体4が移動すると、直線状の溝部5dにガイド
されてP12の位置となると共に、傾斜状の外壁5eに
当接した状態となる。そして更に、矢印Y方向に可動体
4が移動すると、ピン部3cは傾斜状の外壁25eに沿
って第2のV字状溝部5b内に移動して、スタート時の
P1の位置となると共に、可動体4の移動が停止する。
このように、可動体4のプッシュ・プッシュの操作によ
って、プッシュスイッチの切り換えを行うものである。
なお、駆動体3の係止部3bと可動体4の係止部5hと
の関係は、係止部5hの回りを係止部3bが移動出来る
大きさで、図6(B)以外は係止部3bが係止部5hに
係合しないようにしてある。
【0018】また、図7は本発明の他の実施形態を示
し、駆動体3には複数個の係止部3bを、また、可動体
4には複数個の係止部4hを設け、可動体4が押し込ま
れた第1の位置にある時、複数個の係止部3bと5h同
志が当接するようにしたもので、その他の構成は上記実
施例と同様の構成を有するので、ここでは同一部品に同
一番号を付し、その説明は省略する。
【0019】また、上記実施例では、駆動体3に係止部
3bとピン部3cとを設け、また、可動体4にハート型
カム溝5と係止部5hとを設けたもので説明したが、駆
動体3にはハート型カム溝と係止部を、また、可動体4
には係止部とピン部とを設けたものでも良く、この場合
も上記と同様の効果を奏するものである。
【0020】
【発明の効果】本発明のプッシュスイッチは、可動体4
がバネ8に抗して押し込まれた第1の位置にある時、駆
動体3の係止部3bと可動体4の係止部5hとが当接す
るようにしたため、ピン部3cへのバネ8による力が軽
減され、ピン部3cを細くできると共に、ハート型カム
溝5を小さくでき、従って、小型のプッシュスイッチを
提供できる。また、従来のようなバネ板22が不要とな
り、安価で生産性の良好なものを提供できる。また、ピ
ン部3cはハート型カム溝5の底壁を擦ることが無く、
従って、可動体4の移動感触の良好なものを提供でき
る。また、駆動体3を合成樹脂で形成したものであるた
め、従来の金属製のZ型の駆動ピン23に比してその生
産性が良好となり、安価なもを提供できる。また、駆動
体3が可動体4の移動方向に対して直角方向に移動可能
としたため、従来のように折り曲げ部23bを小さな丸
孔21bに挿入する作業が不要となり、生産性の良いも
のを提供できる。また、可動体4には第1のV字状溝部
5aに隣接して係止部5hを設けると共に、駆動体3に
はピン部3cに隣接して係止部3cを設けたものである
ため、小型でストッパー強度の大きなものを提供でき
る。また、駆動体3が第1のV字状溝部5aにある時、
ピン部3cの側部を内壁5fに当接させるようにしたた
め、ピン部3cの動きを確実に出来、正確なプッシュ・
プッシュ動作が得られる。また、可動体4と駆動体3に
それぞれ複数個の係止部5h,3cを設けて、複数個の
係止部同志を当接させるようにしたため、ストッパー強
度をより大きく出来るものである。
【0021】また、駆動体3にはハート型カム溝と係止
部を、また、可動体4にはピン部と係止部とを設け、可
動体4がバネ8に抗して押し込まれた第1の位置にある
時、駆動体3の係止部と可動体4の係止部とが当接する
ようにしたため、ピン部へのバネ8による力が軽減さ
れ、ピン部を細くできると共に、ハート型カム溝を小さ
くでき、従って、小型のプッシュスイッチを提供でき
る。また、従来のようなバネ板22が不要となり、安価
で生産性の良好なものを提供できる。また、ピン部はハ
ート型カム溝の底壁を擦ることが無く、従って、可動体
4の移動感触の良好なものを提供できる。また、駆動体
3を合成樹脂で形成したものであるため、従来の金属製
のZ型の駆動ピン23に比してその生産性が良好とな
り、安価なもを提供できる。また、駆動体3が可動体4
の移動方向に対して直角方向に移動可能としたため、従
来のように折り曲げ部23bを小さな丸孔21bに挿入
する作業が不要となり、生産性の良いものを提供でき
る。また、駆動体3には第1のV字状溝部に隣接して係
止部を設けると共に、可動体4にはピン部に隣接して係
止部を設けたものであるため、小型でストッパー強度の
大きなものを提供できる。また、可動体4が第1のV字
状溝部にある時、ピン部の側部をハート型カム溝の内壁
に当接させるようにしたため、ピン部の動きを確実に出
来、正確なプッシュ・プッシュ動作が得られる。また、
可動体4と駆動体3にそれぞれ複数個の係止部を設け
て、複数個の係止部同志を当接させるようにしたため、
ストッパー強度をより大きく出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプッシュスイッチの要部断面平面図。
【図2】本発明のプッシュスイッチの要部縦断面図。
【図3】本発明のプッシュスイッチの分解斜視図。
【図4】本発明のプッシュスイッチに係る駆動体を裏返
した斜視図。
【図5】本発明のプッシュスイッチに係るハート型カム
溝を示す斜視図。
【図6】本発明のプッシュスイッチの動作を説明するた
めの説明図。
【図7】本発明のプッシュスイッチの他の実施形態を示
す要部断面平面図。
【図8】従来のプッシュスイッチの要部断面平面図。
【図9】従来のプッシュスイッチの要部縦断面図。
【図10】従来のプッシュスイッチの動作を説明するた
めの説明図。
【符号の説明】 1 枠体 1a 空洞部 1b 凹部 2 固定接片 2a 接触部 2b 端子部 3 駆動体 3a 支持部 3b 係止部 3c ピン部 4 可動体 4a 操作部 4b 収納部 4c 凹部 5 ハート型カム溝 5a 第1のV字状溝部 5b 第2のV字状溝部 5c、5d 溝部 5e 外壁 5f 内壁 5g 島状部 5h 係止部 6 可動接片 7 取付板 7a 孔 8 バネ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バネで弾圧され、V字状溝部を設けたハ
    ート型カム溝、及び係止部を有する可動体と、前記ハー
    ト型カム溝内に位置するピン部、及び係止部を有する駆
    動体とを備え、前記可動体は、前記バネに抗して押し込
    まれた状態の第1の位置と、前記バネで押し戻された状
    態の第2の位置とに移動可能で、前記可動体が前記第1
    の位置にある時、前記駆動体の前記ピン部が前記ハート
    型カム溝の前記V字状溝部に位置すると共に、前記可動
    体の前記係止部と前記駆動体の前記係止部とが当接する
    ようにしたことを特徴とするプッシュスイッチ。
  2. 【請求項2】 前記駆動体を板状の合成樹脂で形成し、
    前記可動体の移動方向に対して直角方向に前記駆動体を
    移動可能にしたことを特徴とする請求項1記載のプッシ
    ュスイッチ。
  3. 【請求項3】 前記可動体には前記V字状溝部に隣接し
    て前記係止部を設け、また、前記駆動体には前記ピン部
    に隣接して前記係止部を設けたことを特徴とする請求項
    1、又は2記載のプッシュスイッチ。
  4. 【請求項4】 前記可動体が前記第1の位置にある時、
    前記ピン部の側部を前記ハート型カム溝の内壁に当接さ
    せるようにしたことを特徴とする請求項1又は2、又は
    3記載のプッシュスイッチ。
  5. 【請求項5】 前記可動体には複数個の前記係止部を設
    け、また、前記駆動体には複数個の前記係止部を設け
    て、複数個の係止部同志を当接させるようにしたことを
    特徴とする請求項1、又は2、又は4記載のプッシュス
    イッチ。
  6. 【請求項6】 V字状溝部を設けたハート型カム溝、及
    び係止部を有する駆動体と、バネで弾圧され、前記ハー
    ト型カム溝内に位置するピン部、及び係止部を有する可
    動体とを備え、前記可動体は、前記バネに抗して押し込
    まれた状態の第1の位置と、前記バネで押し戻された状
    態の第2の位置とに移動可能で、前記可動体が前記第1
    の位置にある時、前記可動体の前記ピン部が前記駆動体
    の前記ハート型カム溝の前記V字状溝部に位置すると共
    に、前記可動体の前記係止部と前記駆動体の前記係止部
    とが当接するようにしたことを特徴とするプッシュスイ
    ッチ。
  7. 【請求項7】 前記駆動体を板状の合成樹脂で形成し、
    前記可動体の移動方向に対して直角方向に前記駆動体を
    移動可能にしたことを特徴とする請求項6記載のプッシ
    ュスイッチ。
  8. 【請求項8】 前記駆動体には前記V字状溝部に隣接し
    て前記係止部を設け、また、前記可動体には前記ピン部
    に隣接して前記係止部を設けたことを特徴とする請求項
    6、又は7記載のプッシュスイッチ。
  9. 【請求項9】 前記可動体が前記第1の位置にある時、
    前記ピン部の側部を前記ハート型カム溝の内壁に当接さ
    せるようにしたことを特徴とする請求項6又は7、又は
    8記載のプッシュスイッチ。
  10. 【請求項10】 前記可動体には複数個の前記係止部を
    設け、また、前記駆動体には複数個の前記係止部を設け
    て、複数個の係止部同志を当接させるようにしたことを
    特徴とする請求項6、又は7、又は9記載のプッシュス
    イッチ。
JP22269297A 1997-08-19 1997-08-19 プッシュスイッチ Expired - Fee Related JP3621238B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22269297A JP3621238B2 (ja) 1997-08-19 1997-08-19 プッシュスイッチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22269297A JP3621238B2 (ja) 1997-08-19 1997-08-19 プッシュスイッチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1167006A true JPH1167006A (ja) 1999-03-09
JP3621238B2 JP3621238B2 (ja) 2005-02-16

Family

ID=16786426

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22269297A Expired - Fee Related JP3621238B2 (ja) 1997-08-19 1997-08-19 プッシュスイッチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3621238B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014002976A1 (ja) * 2012-06-29 2014-01-03 オムロン株式会社 ハートカム機構、およびそれを備えたスイッチ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014002976A1 (ja) * 2012-06-29 2014-01-03 オムロン株式会社 ハートカム機構、およびそれを備えたスイッチ
JP2014011068A (ja) * 2012-06-29 2014-01-20 Omron Corp ハートカム機構、およびそれを備えたスイッチ
US9514901B2 (en) 2012-06-29 2016-12-06 Omron Corporation Push switch using a heart shaped cam

Also Published As

Publication number Publication date
JP3621238B2 (ja) 2005-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7122756B2 (en) Push switch
US5278370A (en) Push switch
KR890006356Y1 (ko) 스위치 장치
JP4044364B2 (ja) スイッチ装置
JPH1167006A (ja) プッシュスイッチ
JPH113630A (ja) プッシュスイッチ及びその組立て方法
EP0908906B1 (en) Switch
JP4023884B2 (ja) スイッチ装置の接点開閉機構
JP2552894Y2 (ja) 押釦スイッチ
JP2000149710A (ja) スイッチ装置
JP3858303B2 (ja) 自動復帰式スライドスイッチ
JP2846526B2 (ja) 押釦スイッチ
JP3481029B2 (ja) スライド操作型スイッチの節度機構
JP2007053029A (ja) 押圧式スイッチ機構付き回転式電子部品
JP4148701B2 (ja) スライドスイッチ
JP2922062B2 (ja) 押釦スイッチ
JP2005209565A (ja) 押釦スイッチ
JPH11195354A (ja) 多方向揺動型電子部品
JP3438839B2 (ja) 押し釦スイッチ
JP2003272482A (ja) スイッチ
JP2006228467A (ja) スイッチの接点構造
JPH05274959A (ja) スイッチ
JPH0313943Y2 (ja)
JPH10241499A (ja) プッシュ機構付スライドスイッチ
JPS6342417Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041018

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20041026

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041117

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071126

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081126

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees