JPH0313943Y2 - - Google Patents

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JPH0313943Y2
JPH0313943Y2 JP1987022871U JP2287187U JPH0313943Y2 JP H0313943 Y2 JPH0313943 Y2 JP H0313943Y2 JP 1987022871 U JP1987022871 U JP 1987022871U JP 2287187 U JP2287187 U JP 2287187U JP H0313943 Y2 JPH0313943 Y2 JP H0313943Y2
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contact piece
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、第1スイツチと第2スイツチとを
時間差をもつてオンさせるとともに第2スイツチ
のオン時にクリツクアクシヨンが得られるように
したプツシユスイツチに関するものである。
〔従来の技術〕
第1と第2のスイツチとを備え、この第1スイ
ツチと第2スイツチとを時間差をもつてオンさせ
るプツシユスイツチは、内底面にコモン電極と第
1スイツチ用の第1電極と第2スイツチ用の第2
電極とを設けたケース内に、前記コモン電極に接
触するとともに前記第1電極および第2電極に対
しては離間対向する可動接片を収納した構造とな
つており、前記可動接片を押圧操作してこの可動
接片を弾性変形させると、この可動接片がまず第
1電極に接触して第1スイツチがオン(コモン電
極と第1電極とが可動接片を介して導通)し、次
いで可動接片が第2電極に接触して第2スイツチ
がオン(コモン電極と第2電極とが可動接片を介
して導通)するようになつている。この種のタイ
ムラグをもつたプツシユスイツチは、例えばオー
トフオーカス機能をもつたカメラのシヤツタ部に
組込んで使用されるもので、シヤツタボタンを押
してプツシユスイツチの可動接片を押圧すると、
まず第1スイツチのオンによりオートフオーカス
機構が作動し、次いで第2スイツチがオンする
と、シヤツタ機構が動作状態となつてピントが合
つたときにシヤツタが作動する。
ところで、上記プツシユスイツチとしては、第
2スイツチのオン時にクリツクアクシヨンが得ら
れるものが望まれており、このクリツクアクシヨ
ンをもつプツシユスイツチとしては、従来、実開
昭55−114136号公報に記載されているようなもの
が考えられている。このプツシユスイツチは、円
板状の導電性金属板を上脹らみに彎曲させた皿状
の可動接片を使用したもので、この可動接片はそ
の一側縁部をスイツチケースの一側に固定してケ
ース内に収納されている。また、この可動接片の
ケース固定側の下面にはケース内底面に当接する
導電性の板ばねが取付けられており、可動接片は
前記板ばねによつてケース内底面から浮かせた状
態に支持されている。一方、スイツチケースの内
底面には、コモン電極と、第1スイツチ用の第1
電極および第2スイツチ用の第2電極が設けられ
ている。これら各電極のうちコモン電極は前記板
ばねと対応する位置に設けられており、可動接片
は前記板ばねをコモン電極に接触させることによ
つてコモン電極を電気的に接続されている。また
前記第1電極は、可動接片の他側縁部(ケース固
定側と反対側の縁部)に対応させて設けられてお
り、第2電極は可動接片の中央部に対応させて設
けられている。
このプツシユスイツチは、可動接片の中央部を
押釦により下方に押圧することによつてオンされ
るもので、可動接片の中央部を押圧すると、まず
可動接片全体が前記板ばねのばね力に抗して下方
に押し下げられて可動接片が第1電極に接触す
る。また、さらに可動接片を押圧すると、このと
きは可動接片の側縁部が第1電極に接触している
ために可動接片の中央部だけが押圧力によつて押
し下げられ、可動接片の中央部がある程度まで押
し下げられると、可動接片が初期の上脹らみ状態
から下脹らみ状態に反転して第2電極に接触す
る。すなわち、このプツシユスイツチは、まず可
動接片の側縁部が第1電極に接触して第1スイツ
チがオンし、次いで可動接片の中央部が第2電極
に接触して第2スイツチがオンするもので、この
プツシユスイツチでは、第2スイツチのオン時に
可動接片が初期の上脹らみ状態から下脹らみ状態
に反転して急激に押圧抵抗を減じるから、第2ス
イツチのオン時にクリツクアクシヨンを得ること
ができる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来のプツシユスイツチ
は、可動接片の一側縁部をケースに固定するとと
もに、この可動接片を板ばねによつてケース内底
面から浮かせた状態に支持しておくものであるた
めに、構造が複雑であるし、また可動接片への板
ばねを取付けおよびケースへの可動接片の固定が
面倒で、スイツチの組立てに手間がかかるという
問題をもつていた。
この考案は上記のような実情にかんがみてなさ
れたものであつて、その目的とするところは、第
1スイツチと第2スイツチとを時間差をもつてオ
ンさせるとともに第2スイツチのオン時にクリツ
クアクシヨンが得られるようにしたものでありな
がら、構造が簡単でかつ組立ても容易なプツシユ
スイツチを提供することにある。
〔問題点を解決する手段〕
この考案は、可動接片を、上脹らみに彎曲する
皿状の円板部と、この円板部の両側に一体に形成
されかつ両端側下面に一対の突起を形成したほぼ
水平な張出し部と、この各張出し部の両端から前
記一対の突起を通る直線の内方に向けて斜めに延
長されるとともに先端に向かつて斜め下方に折曲
されたアーム部とからなる1枚の導電性金属板で
形成し、この可動接片をその各アーム部の先端を
ケース内底面に当接させてケース内底面上に支持
させるとともに、前記可動接片の少なくとも1つ
のアーム部の先端をケース内底面のコモン電極に
接触させ、かつ前記円板部を押圧して前記各アー
ム部を弾性変形させながら可動接片を押し下げた
ときにケース内底面に当接する張出し部下面の前
記各突起のうちの少なくとも1つの突起をケース
内底面の第1電極に接触する第1スイツチ用接点
とし、さらに前記可動接片の円板部を、前記各突
起がケース内底面に当接した後さらに円板部を押
圧したときに初期の上脹らみ状態から下脹らみ状
態に反転してケース内底面の第2電極に接触する
第2スイツチ用接点としたことを特徴とするもの
である。
〔作用〕
すなわち、この考案のプツシユスイツチは、可
動接片の各アーム部の先端をケース内底面に当接
させることによつて可動接片をケース内底面上に
浮上り状態に支持させるとともに、少なくとも1
つのアーム部の先端をコモン電極に接触させるこ
とにより可動接片をコモン電極に電気的に接続し
ておき、この可動接片の円板部の押圧により前記
各アーム部を弾性変形させながら可動接片を押し
下げてその張出し部の下面に形成した突起をケー
ス内底面に当接させるとともに第1スイツチ用接
点となる突起を第1電極に接触させて第1スイツ
チをオンさせ、さらに円板部を押圧することによ
り、前記突起を介して両側の張出し部をケース内
底面に受止められた可動接片の円板部を下脹らみ
状態に反転させて、この円板部をクリツクアクシ
ヨンをもつて第2電極に接触させて第2スイツチ
をオンさせるようにしたものであり、このプツシ
ユスイツチによつても、第1スイツチと第2スイ
ツチとを時間差をもつてオンさせることができる
とともに第2スイツチのオン時にクリツクアクシ
ヨンを得ることができる。そして、この考案で
は、可動接片を、その各アーム部の先端をケース
内底面に当接させることによつてケース内底面上
に浮上り状態に支持させているから、前述した従
来のプツシユスイツチのように、可動接片の一側
縁部をケースに固定するとともにこの可動接片を
板ばねによつてケース内底面から浮かせた状態に
支持する必要はなく、したがつて構造は極めて簡
単であるし、また可動接片をケース内底面上に置
くだけでこの可動接片を組込むことができるか
ら、スイツチの組立ても容易である。しかも、こ
の考案では、前記可動接片の各アーム部を、円板
部の両側に形成したほぼ水平な張出し部の両端か
ら張出し部両端側の一対の突起を通る直線の内方
に向けて斜めに延長させているから、円板部が下
脹らみ状態に反転して第2電極に接触するときに
円板部の反転につれて張出し部がケース内底面に
接している突起を支点として外縁側が上方に浮上
るように回動しても、前記一対の突起を通る直線
の内方にあるアーム部先端は張出し部の回動にと
もない前記突起を支点として下方に押し下げられ
るようになり、したがつて、円板部が下脹らみ状
態に反転したときにコモン電極に接触しているア
ーム部がコモン電極から離れてしまう心配もな
い。
〔実施例〕
以下、この考案の一実施例を図面を参照して説
明する。なお、この実施例のプツシユスイツチ
は、その平面寸法(スイツチ外側面から突出する
端子部を除く寸法)が約9.6mm×9.2mm、高さが約
2.0mmの超小形のものである。
第1図および第3図、第4図において、図中1
は合成樹脂製のスイツチケースである。このケー
ス1は上面が開放する薄箱状のもので、その両端
側にはケース内に突出する突出壁1a,1aが一
体に形成されており、またこのケース1の内底面
には、一対のコモン電極2,2と、第1スイツチ
用の第1電極3と、第2スイツチ用の第2電極4
が設けられている。これら各電極2,3,4は、
ケース1の成形時にインサートされたもので、各
電極2,3,4の端子部2a,3a,4aはそれ
ぞれケース1の外側面に突出されている。
5は可動接片であり、この可動接片5はコモン
電極2,2に接触するとともに第1電極3および
第2電極4に対しては離間対向する状態でケース
1内に収納されている。この可動接片5は1枚の
導電性金属板で形成された第2図に示すような形
状のもので、上脹らみに彎曲する球面状の曲面を
もつた皿状の円板部5aと、この円板部5aの両
側に一体に形成されかつ両端側下面に一対の突起
6,6を形成したほぼ水平な張出し部5b,5b
と、この各張出し部5b,5bの両端から延長さ
れたアーム部5c,5cとからなつており、各ア
ーム部5c,5cは、張出し部両端側の一対の突
起6,6を通る直線Aの内方(円板部5aに近づ
く方向)に向けて斜めに延長されるとともに、先
端に向かつて斜め下方に折曲されており、さらに
各アーム部5c,5cの先端には、その下面に突
出する膨出部7,7が形成されている。
そして、上記可動接片5は、その各アーム部5
c,5cの先端をケース1内の四隅部(突出壁1
a,1aの両端面とケース内壁面との間)に挿入
して位置決めするとともに、各アーム部5c,5
cの先端の膨出部7,7をケース内底面に当接さ
せてケース内底面上に支持されている。また、ケ
ース内底面のコモン電極2,2は、ケース1内の
四隅部のうちの2つの隅部にケース内底面と面一
に設けられており、可動接片5は、コモン電極
2,2を設けた2つの隅部に挿入される2つのア
ーム部5c,5cとコモン電極2,2との接触に
よつてコモン電極2,2と電気的に接続されてい
る。また、可動接片5の各張出し部5b,5bに
形成された突起6,6のうち、一方の張出し部5
bの突起6,6は、第1電極3に接触する第1ス
イツチ用接点とされており、前記第1電極3は、
ケース内底面の一側に、前記第1スイツチ用接点
となる両突起6,6に対応させてケース内底面と
面一に設けられている。さらに、可動接片5の円
板部5aは、第2電極4に接触する第2スイツチ
用接点とされており、前記第2電極4は、ケース
内底面の中央に、前記円板円板部5aの中央に対
応させてケース内底面と面一に設けられている。
一方、第1図および第3図、第4図において、
8は金属板からなる上カバーである。この上カバ
ー8は、その両側部に前記可動接片5の各張出し
部5b,5bの上面に当接して可動接片5を上方
から押える可動接片押え部8b,8bを突出し形
成するとともに、中央部に前記可動接片5の円板
部5aの中央を押圧する押圧体(例えばオートフ
オーカスカメラのシヤツタボタン)10を挿入す
るための開口8bを形成したもので、この上カバ
ー8は、その両端縁から下方に折曲した掛止片8
c,8cをケース1の両端外側面に突設した掛止
突起1b,1bに嵌込むことによつてケースに取
付けられている。また、9は前記可動接片5の円
板部5a上に重ねられた合成樹脂薄板からなる防
塵板であり、この防塵板9は、スイツチがオフ状
態にあるときは可動接片5のばね力で上カバー8
の下面に接面されて押圧体挿入開口8bを塞いで
いる。
第5図〜第7図は上記のように構成されたプツ
シユスイツチの動作を示したもので、このプツシ
ユスイツチは、可動接片5の円板部5aの中央を
防塵板9の上から押圧体10により押圧すること
によつてオンされる。このプツシユスイツチの動
作を説明すると、第5図は可動接片5の円板部5
aに押圧力が加わつていない初期状態(オフ状
態)を示しており、可動接片5はその各アーム部
5c,5cによつてケース内底面から浮上つた状
態に支えられている。そして、押圧体10により
可動接片5の円板部5aを押圧すると、可動接片
5がその各アーム部5c,5cを弾性変形させな
がら押し下げられ、各張出し部5b,5bの突起
6,6が第6図に示すようにケース内底面に当接
して一方の張出し部5bの突起(第1スイツチ用
接点)6,6が第1電極3に接触し、コモン電極
2,2と第1電極3とが可動接片5を介して導電
されて第1スイツチがオンする。また、この状態
からさらに可動接片5の円板部5aを押圧する
と、このときは前記各突起6,6がケース内底面
に当接しているために可動接片5の各張出し部5
b,5bおよび各アーム部5c,5cはそれ以上
は押し下げられないから、可動接片5の円板部5
aだけが押し下げられる。そしてこの場合、前記
円板部5aは上脹らみ状態に彎曲しているため
に、円板部5aは最初は押圧力に対して高い抵抗
を示しながら中央が下方に凹むように弾性変形し
て行き(このとき、防塵板9も円板部5aの変形
に追従して撓み変形する)、円板部5aの中央が
ある程度まで下方に凹んだときに、初期の上脹ら
み状態から下脹らみ状態に急激に反転して第7図
に示すようにケース内底面の第2電極4に接触
し、コモン電極2,2と第2電極3とが可動接片
5を介して導通されて第2スイツチがオンする。
なお、このときも第1スイツチはオン状態に保た
れる。
第8図は上記プツシユスイツチをオンさせると
きの押圧荷重と可動接片5の押し下げストローク
(円板部中央のストローク)との関係を示したも
ので、点P1は第1スイツチがオンしたときの円
板部中央位置、点P2は可動接片5の円板部5a
が下脹らみ状態に反転する直前における円板部中
央位置、点P3は第2スイツチがオンしたときの
円板部中央位置を示している。
すなわち、上記プツシユスイツチは、可動接片
5の各アーム部5c,5cの先端をケース内底面
に当接させることによつて可動接片5をケース内
底面上に浮上り状態に支持させるとともに、各ア
ーム部のうちの2つのアーム部5c,5cの先端
をコモン電極2,2に接触させることにより可動
接片5をコモン電極2,2に電気的に接続してお
き、この可動接片5の円板部5aの押圧により各
アーム部5c,5cを弾性変形させながら可動接
片5を押し下げてその張出し部5b,5bの下面
に形成した突起6,6をケース内底面に当接させ
るとともに第1スイツチ用接点となる突起6,6
を第1電極3に接触させて第1スイツチをオンさ
せ、さらに円板部5aを押圧することにより、前
記突起6,6を介して両側の張出し部5b,5b
をケース内底面に受止められた可動接片5の円板
部5aを下脹らみ状態に反転させて、この円板部
5aをクリツクアクシヨンをもつて第2電極4に
接触させて第2スイツチをオンさせるようにした
ものであり、このプツシユスイツチによつても、
第1スイツチと第2スイツチとを時間差をもつて
オンさせることができるとともに第2スイツチの
オン時にクリツクアクシヨンを得ることができ
る。そして、上記プツシユスイツチでは、可動接
片5を、その各アーム部5b,5bの先端をケー
ス内底面に当接させることによつてケース内底面
上に浮上り状態に支持させているから、従来のプ
ツシユスイツチのように、可動接片の一側縁部を
ケースに固定するとともにこの可動接片を板ばね
によつてケース内底面から浮かせた状態に支持す
る必要はなく、したがつて構造は極めて簡単であ
るし、また可動接片5をケース内底面上に置くだ
けでこの可動接片5を組込むことができるから、
スイツチの組立ても容易である。しかも、上記プ
ツシユスイツチでは、前記可動接片5の各アーム
部5c,5cを、円板部5aの両側に形成したほ
ぼ水平な張出し部5b,5bの両端から張出し部
両端側の一対の突起6,6を通る直線Aの内方に
向けて斜めに延長させているから、円板部5aが
下脹らみ状態に反転して第2電極4に接触すると
きに円板部5aの反転につれて張出し部5b,5
bがケース内底面に接している突起6,6を支点
として外縁側が上方に浮上るように回動しても、
前記一対の突起6,6を通る直線Aの内方にある
アーム部先端は張出し部5b,5bの回動にとも
ない前記突起6,6を支点として下方に押し下げ
られるようになり、したがつて、円板部5aが下
脹らみ状態に反転したときにコモン電極2,2に
接触しているアーム部5c,5cがコモン電極
2,2から離れてしまう心配もない。
なお、上記実施例では、可動接片5の各アーム
部のうちの2つのアーム部5c,5cをコモン電
極2,2に接触させているが、前記可動接片5は
少なくとも1つのアーム部5cにおいてコモン電
極2に接触していればよいし、また、可動接片5
の張出し部5b,5bに形成した突起6,6も、
少なくともその1つが第1電極3に接触する第1
スイツチ用接点となつていればよい。
〔考案の効果〕
この考案によれば、可動接片を、その各アーム
部の先端をケース内底面に当接させることによつ
てケース内底面上に浮上り状態に支持させている
から、従来のプツシユスイツチのように、可動接
片の一側縁部をケースに固定するとともにこの可
動接片を板ばねによつてケース内底面から浮かせ
た状態に支持する必要はなく、したがつて第1ス
イツチと第2スイツチとを時間差をもつてオンさ
せるとともに第2スイツチのオン時にクリツクア
クシヨンが得られるようにしたものでありなが
ら、構造は極めて簡単であるし、また可動接片を
ケース内底面上に置くだけでこの可動接片を組込
むことができるから、スイツチの組立ても容易で
ある。しかも、この考案では、前記可動接片の各
アーム部を、円板部の両側に形成したほぼ水平な
張出し部の両端から張出し部両端側の一対の突起
を通る直線の内方に向けて斜めに延長させている
から、円板部が下脹らみ状態に反転して第2電極
に接触するときに円板部の反転につれて張出し部
がケース内底面に接している突起を支点として外
縁側が上方に浮上るように回動しても、前記一対
の突起を通る直線の内方にあるアーム部先端は張
出し部の回動にともない前記突起を支点として下
方に押し下げられるようになり、したがつて、円
板部が下脹らみ状態に反転したときにコモン電極
に接触しているアーム部がコモン電極から離れて
しまう心配もない。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示したもので、第
1図はプツシユスイツチの分解斜視図、第2図は
可動接片の平面図、第3図および第4図はプツシ
ユスイツチの拡大縦断正面図および縦断側面図、
第5図〜第7図はプツシユスイツチの動作を示す
初期状態と第1スイツチのオン状態および第2ス
イツチのオン状態における断面図、第8図はプツ
シユスイツチをオンさせるときの押圧荷重と可動
接片の押し下げストロークとの関係を示す荷重−
ストローク特性図である。 1……ケース、2……コモン電極、3……第1
電極、4……第2電極、5……可動接片、5a…
…円板部、5b……張出し部、5c……アーム
部、6……突起、7……膨出部、8……上カバ
ー、9……防塵板、10……押圧体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内底面にコモン電極と第1スイツチ用の第1電
    極と第2スイツチ用の第2電極とを設けたケース
    内に、前記コモン電極に接触するとともに前記第
    1電極および第2電極に対しては離間対向する可
    動接片を収納し、押圧操作により前記可動接片を
    弾性変形させてこの可動接片を前記第1電極と第
    2電極とに時間差をもつて接触させるプツシユス
    イツチにおいて、前記可動接片を、上脹らみに彎
    曲する皿状の円板部と、この円板部の両側に一体
    に形成されかつ両端側下面に一対の突起を形成し
    たほぼ水平な張出し部と、この各張出し部の両端
    から前記一対の突起を通る直線の内方に向けて斜
    めに延長されるとともに先端に向かつて斜め下方
    に折曲されたアーム部とからなる1枚の導電性金
    属板で形成し、この可動接片をその各アーム部の
    先端をケース内底面に当接させてケース内底面上
    に支持させるとともに、前記可動接片の少なくと
    も1つのアーム部の先端をケース内底面のコモン
    電極に接触させ、かつ前記円板部を押圧して前記
    各アーム部を弾性変形させながら可動接片を押し
    下げたときにケース内底面に当接する張出し部下
    面の前記各突起のうちの少なくとも1つの突起を
    ケース内底面の第1電極に接触する第1スイツチ
    用接点とし、さらに前記可動接片の円板部を、前
    記各突起がケース内底面に当接した後さらに円板
    部を押圧したときに初期の上脹らみ状態から下脹
    らみ状態に反転してケース内底面の第2電極に接
    触する第2スイツチ用接点としたことを特徴とす
    るプツシユスイツチ。
JP1987022871U 1987-02-20 1987-02-20 Expired JPH0313943Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5188135A (en) * 1974-12-09 1976-08-02 Putsushubotangata 2 shinsuitsuchisochi

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JPS63131039U (ja) 1988-08-26

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