JPH0235145Y2 - - Google Patents

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JPH0235145Y2
JPH0235145Y2 JP1983051379U JP5137983U JPH0235145Y2 JP H0235145 Y2 JPH0235145 Y2 JP H0235145Y2 JP 1983051379 U JP1983051379 U JP 1983051379U JP 5137983 U JP5137983 U JP 5137983U JP H0235145 Y2 JPH0235145 Y2 JP H0235145Y2
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movable contact
contact piece
handle
switch
recess
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JP1983051379U
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JPS59156331U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (a) 考案の属する技術分野 本考案は小型スイツチに関し、特に、中央部が
膨んだ弾性接触板を使用した小型押釦スイツチの
改良に関する。
(b) 従来の技術 中央部が膨んだ(突出した)弾性板により形成
された可動接片(デイスクコンタクト)を用いた
従来のスイツチは、可動接片が把手(作動子)の
操作方向に対して直角に配設されていたので、換
言すれば、可動接片の突出した方向に対向して把
手(作動子)が動く構造、即ち、可動接片の突出
方向と把手の操作方向が同一であつたために、単
極のスイツチしか構成できないという制約があつ
た。
また、スイツチ動作後の把手の動きを殆んど得
ることができないために、スイツチ操作感を得る
ことが難しいという欠点があつた。
更にまた、特に釦つまり把手を強く押圧した場
合には、指の操作力が可動接片に直接加わるため
に、薄い弾性板で形成された可動接片が歪を生じ
て変形し、スイツチの寿命を短くする欠点もあつ
た。
(c) 考案の目的 本考案は従来の技術に内在する上記欠点を解消
する為になされたものであり、従つて本考案の目
的は、中央部が突出した可動接片を把手の操作方
向と平行又は稍々傾斜させて配設する、即ち、可
動接片の中央部突出方向と把手の操作方向をほぼ
直角にすることによつて、円滑なスイツチ動作を
実現できると共に、寿命が長く、小型でしかもス
イツチ操作感の良好な多極の小型押釦スイツチを
提供することにある。
本考案の他の目的は、若干の寸法のばらつきが
生じても円滑なスイツチ動作を実現でき、極めて
容易にしかも廉価に製作できる新規な押釦スイツ
チを提供することにある。
(d) 考案の構成 上記諸目的を達成する為に、本考案に係る小型
押釦スイツチは、把手を操作することにより可動
接片を作動させて開閉を行うスイツチにおいて、
スイツチ本体内に設けた可動接片取付枠の段部
に、弾性板で形成されしかも中央部が突出されて
湾曲して形成された可動接片を縦方向にして係合
せしめると共に、該縦方向に配設した可動接片の
近傍に固定接点を設け、上下動する前記把手が前
記可動接片の湾曲面の外側を摺動し押圧すること
により前記可動接片を前記固定接点に接触せしめ
るように構成される。
(e) 考案の実施例 次に本考案をその好ましい実施例について図面
を参照しながら具体的に説明しよう。
第1図〜第4図は本考案の一実施例を示し、そ
のうち第1図は断面図、第2図は分解斜視図、第
3図は把手を除去して示す平面図、第4図は本考
案の動作を説明する為の図である。図において、
参照番号11はスイツチ本体を示し、該スイツチ
本体11のほぼ中心部には可動接片取付枠12が
その凸部12a,12aを本体11に形成された
貫通孔11a,11aに係合することにより固着
されている。この取付枠12は、図示された本実
施例ではスイツチ本体11と別個に形成されてい
るが、本体11と一体に形成してもよいし、可動
接片取付部を一体に形成された本体を左右に分離
して着脱可能として2つの部品としたり、また
は、底板と枠体とを一体に形成し、それをスイツ
チ本体の下部に装着するように構成することもで
きる。その他にも種々の変形が可能である。
取付枠12の両側面には、円形の段部12b,
12bが形成されており、それらの段部には、図
示の如く中央部が外方に突出(膨出)し弾性板で
形成された可動接片(デイスクコンタクト)1
3,13がそれぞれ係合され、それらの延長部は
スイツチ本体11の底部に植設されると共に下方
に突出されて端子13aとなつている。可動接片
13は燐青銅又はベリリウム銅を用いて形成する
とよい。2個の可動接片13,13の内側にはそ
れらに対応する固定接点14,14が本体11、
取付枠12を通つて固着されている。
取付枠12の上部にはばね係合部(凸起)12
cが形成され、この凸起12cと把手15の下面
に設けられた凸起15aとの間には復帰ばね16
が介装されており、把手15はこの復帰ばね16
を介してスイツチ本体11の上部内壁に上下摺動
自在に配設されている。スイツチ本体11の側面
には、また、2個の貫通孔11b,11bが形成
されており、それらの貫通孔に対応して、把手1
5の2個の脚片の外側には凸部15b,15bが
設けられていて、把手15が上下摺動するときに
凸部15b,15bの上端が貫通孔11b,11
bの上縁と係止することにより、把手15の上方
向の動きを規制する。11cはスイツチ本体11
の上部に設けられた鍔である。また、把手15の
前記脚片の内側には、把手15が下動された時に
下方に配設された可動接片13,13の膨出部を
押圧してスイツチの切替動作を実行する為の突起
15c,15cが設けられているが、これらの突
起は必須のものではないことは明らかであろう。
次に動作について説明する。第4図は可動接片
13が把手15の動きに対して傾斜させて配設さ
れた第1図の場合と同じ構造の動作説明図であ
る。可動接片13を第4図に示すように配設する
ことにより製造上若干の寸法誤差があつても確実
なスイツチ動作を行う点で有利である。動作の際
には、把手15が矢印の方向(下方)に押圧され
ると、把手15の脚片(作動子)内側に形成され
た突起15cが膨出形成された可動接片13上面
(外面)を摺動してそれを押圧する。その結果、
可動接片13の内面が固定接点14と接触してス
イツチが“ON”となる。把手15の押圧力を除
去すると、復帰ばね16の作用によつて把手15
が上動すると同時に可動接片13も元の状態に戻
つて固定接点14との接触から離れ、スイツチは
“OFF”となる。
次に本考案の他の実施例について説明する。
第5図は本考案の他の実施例を示し、この場合
は可動接片の変形例である。即ち、前記実施例に
おいては、可動接片とそれに続く端子とは一体に
形成されていたが、本実施例では可動接片と端子
とが別個の部品として形成され、両者を組合せ結
合されて使用する構成のものである。図におい
て、参照番号23は、弾性体により構成され、中
央部が膨出されて形成された可動接片、23′は
端子をそれぞれ示す。可動接片23と端子23′
とはその突起23aを貫通孔23a′に係合させて
使用される。貫通孔23a′の代りに凹溝としても
よいことは勿論である。
前記した各実施例においては、可動接片13,
23は丸形であつたが、必ずしも丸形である必要
はなく、例えば、トラツク状又は角形でもよい。
固定接点14は弾性板を用いずに、単に接点を
所定の位置に固定しても良い。
次に、復帰ばねの変形例であるが、前記した実
施例のように、把手15の復帰ばね16を把手の
下方と取付枠12の上部間に設けずに、把手15
の脚片の下端とスイツチ本体11の内底面間に設
けることも可能である。この場合にはスイツチ本
体11の上方中心部、即ち、取付枠12と把手1
5の間に空間が生ずるので、その部分に発光体を
配置して照光式スイツチとして活用できる。
更に他の変形として、2個の可動接片13,1
3を同方向に傾斜させ、一方がNC(ノーマルク
ロス)、他方がNO(ノーマルオープン)のスイツ
チとすることもできる。ただし、この場合には把
手15の2個の脚片のうち一方を長くする必要が
ある。
(f) 考案の効果 本考案は以上の如く構成され、作用するもので
あり、本考案によれば以下の諸効果が発生する。
先づ、第一に、本考案においては、従来におけ
る如く、把手の操作方向と可動接片とを直角に配
置することなく、可動接片を把手の操作方向に対
して若干外方に傾斜させて配設し、把手又は把手
と連動する作動子により中央部を膨出させた可動
接片の上面を摺動押圧するように構成されている
ので、把手に特に強い押圧力を加えても可動接片
には極端な押圧力が加わらない。従つて、可動接
片変形損傷を受けることがなく、スイツチ機構が
安定して長期の使用に耐え、スイツチとしての寿
命が長い。
第二として、可動接片を縦に配設したために、
従来、この種のデイスクコンタクトを用いたスイ
ツチは単極のみと決まつていたが、本考案によつ
て多極のスイツチを容易に得ることができる。
第三に、従来の配設方向とは異なり、本考案に
おいては可動接片を縦方向に配設したために、ス
イツチの“ON”動作後の把手の動きを長くとる
ことができる。従つて、スイツチの操作性、操作
感を増加せしめることができる。
第四として、可動接片を把手の操作方向に対し
て若干傾斜せしめることにより、可動接片の上面
と把手又は作動子間の摺動位置関係に寸法的安全
度を増すことができる。従つて、製造上若干の寸
法のばらつきが生じても可動接片を確実に摺動押
圧することができ、従つて、スイツチとして確実
な動作が行われると共に、製造上の歩留りも良く
なる特長がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の一実施例を示し、第
1図は中央断面図、第2図は分解斜視図、第3図
は把手を除去して示す平面図、第4図は本考案の
動作を示す概略図、第5図は本考案の他の実施例
を示す要部概略斜視図である。 11……スイツチ本体、12……可動接片取付
枠、12b……段部、13,23……可動接片、
13a,23′……端子、14……固定接点、1
5……把手(作動子)、16……復帰ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 把手の上下動により可動接片を作動させて開閉
    を行うスイツチにおいて、スイツチ本体内に外方
    に傾斜させた突出部を形成し、該突出部の傾斜面
    に凹所を設け、前記傾斜面の凹所に弾性板で端子
    と一体的に形成され、しかも中央部が突出されて
    湾曲して形成された可動接片を傾斜面に沿つて配
    設するとともに、前記凹所内に固定接点を設け、
    前記把手の押圧により前記把手の下方が前記可動
    接片の湾曲面の外側を摺動して押圧することによ
    り前記可動接片が前記固定接点と接触する小形押
    釦スイツチ。
JP5137983U 1983-04-05 1983-04-05 小型押釦スイツチ Granted JPS59156331U (ja)

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JP5137983U JPS59156331U (ja) 1983-04-05 1983-04-05 小型押釦スイツチ

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JPS59156331U JPS59156331U (ja) 1984-10-20
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5431177B2 (ja) * 1976-11-10 1979-10-05

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5431177U (ja) * 1977-08-03 1979-03-01
JPS6233228Y2 (ja) * 1980-12-24 1987-08-25

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5431177B2 (ja) * 1976-11-10 1979-10-05

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