JPH04501Y2 - - Google Patents

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JPH04501Y2
JPH04501Y2 JP1983094251U JP9425183U JPH04501Y2 JP H04501 Y2 JPH04501 Y2 JP H04501Y2 JP 1983094251 U JP1983094251 U JP 1983094251U JP 9425183 U JP9425183 U JP 9425183U JP H04501 Y2 JPH04501 Y2 JP H04501Y2
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contact piece
slider
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spring
fixed contact
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JP1983094251U
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、スライダーにハート形カム溝を有す
る押釦スイツチの接点構造に関するものである。
〔従来の技術〕
スライダーにハート形カム溝を有する押釦スイ
ツチは公知である。
この押釦スイツチは、ケースと、ケース内を摺
動するスライダーと、その下方のベースとにより
構成され、前記スライダーの上面にハート形カム
溝を有し、これが前記ケースにスプリングを介し
摺動自在に取付けられ、そのスライダーのカム溝
にロツクピンの一端が嵌合され、前記スライダー
の摺動に伴いロツクピンが前記ハート形カム溝中
に停止したり、復帰したりするように構成されて
いる。またこのスライダーの裏面には嵌合形の可
動接片を設けており、この可動接片が前記スライ
ダーの位置に従動してベースに立設した固定接片
に嵌合するように構成されている。
また、他のハート形カム溝を有する押釦スイツ
チとして、スライダーの摺動により可動接片バネ
をシーソー運動させて接点を開閉するものがある
(実開昭58−71934号公報参照)。
〔考案が解決しようとする課題〕
前者の押釦スイツチは、可動接片と固定接片と
の接触構造が嵌合形であるから、接触面に摩耗を
生じて接触が悪くなるおそれがある。後者の押釦
スイツチは、スライダーに作用しているスプリン
グ力と可動接片に作用しているスプリング力との
双方の力に抗してスライダーを操作しなくてはな
らないので、操作性に問題がある。
本考案は、前記のような従来の押釦スイツチの
接点構造を改善し、操作性が良くて接触面の摩耗
を少なくすることができる押釦スイツチの接点構
造を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、前記の如き目的を達成するため、ケ
ースと、該ケース内を摺動するスライダーと、そ
の下方のベースとにより構成され、前記スライダ
ーの上面にハート形カム溝を有し、該カム溝中を
環状に回動するロツクピンによりスライダーを押
込位置と突出位置とに保持し得るようにした押釦
スイツチにおいて、前記スライダーの裏面に突起
を形成し、これに対し、ベースにスプリング受部
を起立形成せしめると共に、そのスプリング受部
を境としてベース上の一方側に一方の固定接片を
兼ねる可動接片の取付部を、他方側に他方の固定
接片を設け、前記一方の固定接片を兼ねる取付部
にV字形可動接片の中央部を傾動可能に支持して
その一方側を前記スライダーの突起と対向せしめ
ると共に他方側を前記スプリング受部と他方の固
定接片との間に位置せしめ、その可動接片の他方
側と前記スプリング受部との間に圧縮スプリング
を介在せしめ、前記スライダーの摺動により前記
突起が可動接片の一方側と係合、離脱して、他方
側を前記他方の固定接片と接触、離間せしめる如
くなしたことを特徴とする。
〔作用〕
本考案の押釦スイツチの接点構造は、前記の如
き構成よりなるので、スライダーが突出位置にあ
るとき、その表面の突起により可動接片の一方側
を押圧してスプリング力に抗し可動接片の他方側
を他方の固定接片より離間させ、スライダーが押
込位置になるとスライダーの裏面の突起が可動接
片の一方側から離れ、圧縮スプリングの弾性復元
力により可動接片の他方側を他方の固定接片に圧
接するので、接触面の摩耗を少なくすることがで
きる。
また、可動接片を固定接片に圧接するスプリン
グ力はスライダーの操作とは無関係であつて、ス
ライダーのノブ操作力はノブに作用するスプリン
グ力のみに対向すればよいので、操作性を良好に
することができる。
〔実施例〕
次に第1図乃至第3図について本考案の一実施
例を説明する。
第1図および第2図は、本考案を適用した押釦
スイツチの切換え状態を示す断面図、第3図はそ
の分解斜視図である。
第1図乃至第3図において、1は上部にスプリ
ング受部1aを有する中空のケース、2はケース
1の上部穴1bとスプリング受部1a内の穴に挿
入されるコ字形のロツクピン、3は前記スプリン
グ受部1aに挿入され、ロツクピン2上を圧接す
るU字状の板スプリングである。4は前記ケース
1に挿入されるスライダーで、上部にハート形カ
ム溝4aとロツクピン2の摺動溝4cを有する。
5はベースである。
本考案の押釦スイツチの接点構造は、ハート形
カム溝4aを有するスライダー4の裏面に第1図
に示す如く突起4bを形成し、このスライダー4
は前記ケース1の中空部に挿入され、固定部材1
1とホルダー10とによりケース1に取付けら
れ、そのスライダー4のハート形カム溝4aと摺
動溝4cとにロツクピン2を挿入し、ロツクピン
2上のスプリング受部1aに板スプリング3を強
制的に挿入する。このスライダー4に対し、ベー
ス5にはスプリング受部5aを起立形成せしめ、
そのスプリング受部の下面にボス5bを設け、さ
らにスプリング受部5aを境とするベース上の両
側に一方の固定接片を兼ねる取付部6と他方の固
定接片7とを固定し、一方の固定接片6の両側を
起立させて両側部6bを形成し、その両側部6b
に切欠部6aを設け、該切欠部6aに金属板より
なるV字形可動接片9の中央部の突出片9bを嵌
合させてV字形可動接片9を傾動自在に支持す
る。このようにすると、V字形可動接片9は一方
の固定接片6により定位置に取付けられてV字形
の一方側9cが前記スライダーの突起4bと対向
し、他方側9dが前記スプリング受部5aと他方
の固定接片7の間に位置し、左右に傾動できるよ
うになる。そのスプリング受部に対向する可動接
片の他方側9dに切起し突起9aを設け、その切
起し突起9aとスプリング受部のボス5bとの間
にコイルスプリング8の両端を圧縮嵌合して、ス
プリング受部5aと可動接片の他方側9dとの間
にスプリング8を介在させている。また前記スラ
イダー4は、先端にノブ14を設け、そのノブ1
4と固定部材11との間にスプリング12を介在
させている。
本考案の押釦スイツチの接点構造は、上記のよ
うな構造であるから、ノブ14を押し込むと、第
2図に示す如く、スライダー4は後退して突起4
bが可動接片の一方側9cから離れ、他方側9d
がスプリング8の弾性復元力により押圧されて他
方の固定接片7と弾接する。この状態において
は、ロツクピン2はハート形カム溝4aの頂部に
係合しているので、ノブ14の押圧を釈放しても
第2図の状態を保持する。この状態から再びノブ
14を押し込むと、ロツクピン2はハート形カム
溝4aの頂部から外れ、ノブ14の押圧を釈放す
るとスライダー4はスプリング12により付勢さ
れて第1図に示す元の状態に戻り、その際、スラ
イダーの突起4bが可動接片の一方側9c上を摺
動して、コイルスプリング8に抗して可動接片の
他方側9dを他方の固定接片7から離間させる。
このように、本考案の押釦スイツチの接点構造
は、圧縮スプリングの復元力によりV字形可動接
片を他方の固定接点に押圧して弾接させる構造で
あるから、接触面の摩耗を少なくすることがで
き、さらに、スライダーのノブ操作力は、ノブに
作用するスプリング力のみに対向すればよいの
で、操作性を良好にすることができる。
第4図および第5図は、基本的には前述の実施
例と同一な他の実施例を示している。この実施例
においては、前述のコイルスプリング8の代り
に、U字状の板スプリング15を使用したもので
ある。すなわち、U字状の板スプリング15の各
端部に切欠穴15aを形成し、これをスプリング
受部5aのボス部5bとV字形可動接片の他方側
9dの切起し9aとに係合させたものである。そ
の他の構造は前記の実施例と同一である。この実
施例においても前記の実施例と同一の作用を奏し
得ることは説明するまでもなく明らかであろう。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によれば、圧縮スプ
リングの復元力によりV字形可動接片を他方の固
定接片に押圧して弾接させるので、接触面の摩耗
を少なくすることができ、さらに、スライダーの
ノブ操作力は、ノブに作用するスプリングのみに
対向すればよいので、操作性を良好ならしめるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用した押釦スイツチの接点
を開いた状態を示す断面図、第2図は同じく閉じ
た状態を示す断面図、第3図は分解斜視図、第4
図は本考案の他の実施例を示す要部の斜視図、第
5図はその組立状態を示す断面図である。 1……ケース、2……ロツクピン、3……板ス
プリング、4……スライダー、4a……ハート形
カム溝、5……ベース、5a……スプリング受
部、5b……ボス、6……一方の固定接片を兼ね
る取付部、7……他方の固定接片、6a……切欠
部、8……コイルスプリング、9……V字形可動
接片、9c……可動接片の一方側、9d……可動
接片の他方側、9a……切起し突起、10……ホ
ルダー、11……固定部材、12……スプリン
グ、14……ノブ、15……板スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケースと、該ケース内を摺動するスライダー
    と、その下方のベースとにより構成され、前記ス
    ライダーの上面にハート形カム溝を有し、該カム
    溝中を環状に回動するロツクピンによりスライダ
    ーを押込位置と突出位置とに保持し得るようにし
    た押釦スイツチにおいて、前記スライダーの裏面
    に突起を形成し、これに対し、ベースにスプリン
    グ受部を起立形成せしめると共に、そのスプリン
    グ受部を境としてベース上の一方側に一方の固定
    接片を兼ねる可動接片の取付部を、他方側に他方
    の固定接片を設け、前記一方の固定接片を兼ねる
    取付部にV字形可動接片の中央部を傾動可能に支
    持してその一方側を前記スライダーの突起と対向
    せしめると共に他方側を前記スプリング受部と他
    方の固定接片との間に位置せしめ、その可動接片
    の他方側と前記スプリング受部との間に圧縮スプ
    リングを介在せしめ、前記スライダーの摺動によ
    り前記突起が可動接片の一方側と係合、離脱し
    て、他方側を前記他方の固定接片と接触、離間せ
    しめる如くなしたことを特徴とする押釦スイツチ
    の接点構造。
JP9425183U 1983-06-21 1983-06-21 押釦スイツチの接点構造 Granted JPS603620U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9425183U JPS603620U (ja) 1983-06-21 1983-06-21 押釦スイツチの接点構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9425183U JPS603620U (ja) 1983-06-21 1983-06-21 押釦スイツチの接点構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS603620U JPS603620U (ja) 1985-01-11
JPH04501Y2 true JPH04501Y2 (ja) 1992-01-09

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ID=30225695

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JP9425183U Granted JPS603620U (ja) 1983-06-21 1983-06-21 押釦スイツチの接点構造

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JP (1) JPS603620U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS601475Y2 (ja) * 1981-11-11 1985-01-16 エスエムケイ株式会社 反転摺動機構付スイツチ

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Publication number Publication date
JPS603620U (ja) 1985-01-11

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