JP2509689Y2 - 小形スイッチ - Google Patents

小形スイッチ

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JP2509689Y2
JP2509689Y2 JP1991092652U JP9265291U JP2509689Y2 JP 2509689 Y2 JP2509689 Y2 JP 2509689Y2 JP 1991092652 U JP1991092652 U JP 1991092652U JP 9265291 U JP9265291 U JP 9265291U JP 2509689 Y2 JP2509689 Y2 JP 2509689Y2
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Japan
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movable contact
contact piece
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switch
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重雄 大橋
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重雄 大橋
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本考案は、小形スイッチに関
し、特にクリップ状の可動接片により接触信頼性が高
く、組立時における可動接片外れ等、組立不良防止を目
的とした小形スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の小形スイッチは、第6図
に示すように、弾性板をコの字状に折曲してクリップ状
とした可動接触板3の摺動面の下面に凹所4を設け、こ
の凹所4を棒状受1の先端に載置して可動接触板3の中
央部上面の摺動面をバネを介した滑動子が摺動すること
により、クリップ状の可動接触板3が丸棒状の固定接点
5の外側面を挟持し接触する構成であった。(実公平1
−34829号参照)
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記小
形スイッチは、その組立時において、スイッチ基体に設
けられた棒状受1に可動接触板3を組み付け後の作業工
程中におけるスイッチ基体の傾き、更には自動組立機で
組立を行う際の振動、衝撃等により棒状受1から可動接
触板3が外れてしまい、生産性の向上を妨げる要因とな
っていた。また、可動接触板3の中央上面に突出部2が
あるため、把手を作動する際に作動子の動きにブレーキ
が掛かり、そのために操作力がそれだけ重くなり操作感
をそこなう欠点があった。本考案は、上記問題点を除去
し、組立作業の能率が良く、性能の安定した小形スイッ
チを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するために、弾性板をコの字状に折曲し、クリップ状
に形成した可動接片が受片を中心として左右に傾動して
開閉するスイッチにおいて、前記受片の先端部を球状と
するとともに、前記可動接片の中央部の両側面と前記受
片を凹凸関係による係合部を設けるようにしたものであ
る。
【0005】
【作用】本考案によれば、上記のように構成したので、
図3に示すように、受片7の球部に可動接片11の両側
面に設けた係合部13を凹凸係合させるとともに受片7
の上面と可動接片11の下面が当接して組み付けられ
る。この可動接片11の上面を作動子21が摺動するこ
とにより、前記可動接片11がシーソー運動して固定接
片9と接離する。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例について、図面を参照
しながら詳細に説明する。図1は傾動形スイッチにおけ
る本考案の実施例を示す正面断面図、図2は押釦スイッ
チにおける本考案の実施例を示す正面断面図、図3は本
考案の接触機構部を示す拡大斜視図、図4は覆蓋の斜視
図、図5は可動接片と受片の係合部の拡大断面図であ
る。これらの図において、6はスイッチ基体、7は受
片、8は共通端子、9は固定接片、10は接触端子、1
1は可動接片、12は接触部、13は貫通孔、14は突
起である。スイッチ基体6の上面の略中央部に突出する
受片7及びその左右に固定接片9を、その下面に突出す
る共通端子8及び固定端子10を植設する。受片7の上
方は、球部を形成するが、ヘッダー加工により一体に形
成しても良いし、球部に穴を設けた別部品を凹凸嵌合さ
せて一体的に形成しても良い。可動接片11は弾性板を
コの字状に折曲してクリップ状に形成し、上面を平面部
とし、その左右のどちらか一方を上方に折曲して突起1
4を形成する。可動接片11の両端は弾性板が対向した
接触部12となり、上記固定接片10をクリップする。
この接触部12は固定接片9をクリップしやすいように
外側にカールしている。クリップ状に形成した可動接片
11の両側面の略中央部に対向して貫通孔13を設け
る。この貫通孔13に弾性を利用して球部に係合させる
と、球部の上面と可動接片11の下面が当接し、可動接
片11は係合部を軸として左右にシーソー運動し、左右
に配設された固定接片10を交互にクリップする。
【0007】図1は本考案を傾動形スイッチに適用した
実施例であり、上記のように構成した接触機構部に上面
に貫通孔17を設け、段部18を形成したスリーブ16
内に球部20を設けた把手19を突出し、上記段部18
により把手19の上方への抜止めが図られ、この把手1
9の下面に穴を設け、バネ22を介して作動子21が挿
入され、可動接片11の上面を摺動する。覆蓋15の対
向した内側面に突起29を設け、この突起29を可動接
片11の接触部12がクリップした状態でスイッチ基体
6と覆蓋15を組み合わせることにより、突起29が可
動接片11の傾動を案内するため、把手19のガタ等が
あっても可動接片11に影響がなく傾動がスムーズに行
われる。
【0008】図2は本考案を押釦スイッチに適用した実
施例であり、上記スリーブ16内に円柱状の段部24を
有する把手23を挿入し、スリーブ16内の段部18と
当接して把手23の抜止めが図られる。把手23の下面
には凹所25を形成すると共に、左右に偏心させて作動
子26を突出する。凹所25内にはバネ27の一端を配
設し、他端を可動接片11に設けた突起14に係止させ
て組み立てられる。把手23を押圧すると、作動子26
が可動接片11の上面を押圧して作動子26側の固定接
片10を接触部12がクリップして接触する。把手23
の押圧を解除するとバネ27により把手23が上方へ復
帰するとともに、可動接片11が傾動してバネ27側の
固定接片10をクリップする。以上のように、接触機構
部が同一のため図1の傾動形スイッチと図2の押釦スイ
ッチのスイッチ基体と覆蓋迄の高さaとスリーブ上面迄
の高さbが同一寸法になり、両者を同一の機器に容易に
取付使用することができる。
【0009】図5は可動接片11と受片17の係合部を
示し、(A)は上記実施例に基づく可動接片11の両側
面に貫通孔13を設けたものであり、(B)は可動接片
11の内側面に球面状の凹所28を設けた実施例であ
る。受片7の球部を囲むように凹所28を設け、可動接
片11の弾性を利用して凹凸係合させたものである。ま
た、受片の対向する側面の片側を突起とし、反対側を凹
所として、これに凹凸関係により係合する可動接片とし
ても良い。なお、本考案は上記実施例に限定されるもの
ではなく、本考案の趣旨に基づき種々の変形が可能であ
り、それらを本考案の範囲から排除するものではない。
【0010】
【考案の効果】以上、詳細に説明したように、本考案に
よれば、以下のような効果を奏することができる。 (1)受片の先端部を球状とし、可動接片の両側面に貫
通孔又は凹所等の係合部を設け、受片に可動接片の弾性
により凹凸係合により支承するようにしたので、受片に
可動接片を組み付けた後の作業工程中におけるスイッチ
基体の傾き、更には自動組立機で組立を行う際の振動、
衝撃等による可動接片の脱落を生ずることを完全に防止
することができる。更に可動接片の中央部の上面に突出
部がないため、把手の操作力がそれだけ円滑であり、軽
快な操作感を有する小形スイッチが得られる。
【0010】(2)受片の先端部を球状とし、可動接片
の両側面に貫通孔又は凹所等の係合部を設け、受片に可
動接片の弾性により凹凸係合により支承するようにした
ので、開閉時におけるチャタリングを生ずることがな
く、更に受片の球部の側面だけでなく上面とも接触する
ので、接触が完全であり接触信頼性の高い小形スイッチ
が得られる。
【0012】(3)受片の先端部を球状とし、可動接片
の両側面に貫通孔又は凹所等の係合部を設け、受片に可
動接片の弾性により凹凸嵌合により支承するようにした
ので、受片と可動接片間の作動が極めて円滑であり、操
作感の良い小形スイッチが得られる。
【0013】(4)可動接片が固定接片をクリップする
接触のシーソー機構としたので、極めて堅牢で、しかも
常にセルフクリーニング作用が働くため、接触の安定し
た小形スイッチを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】傾動形スイッチに適用した本考案の正面断面図
である。
【図2】押釦スイッチに適用した本考案の正面断面図で
ある。
【図3】本考案の接触機構部を示す拡大斜視図である。
【図4】本考案の覆蓋の斜視図である。
【図5】本考案の可動接片と受片の係合部を示す要部断
面図である。
【図6】従来の要部断面図である。
【符号の説明】
6 スイッチ基体 7 受片 9 固定接片 11 可動接片 12 接触部 13 貫通孔

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性板をコの字状に折曲し、クリップ状
    に形成した可動接片が受片を中心として左右に傾動して
    電路を開閉するスイッチにおいて、前記受片の先端部を
    球状に形成するとともに、前記可動接片の中央部の
    向する両側面前記受片と係合する係合部を設けたこと
    を特徴とする小形スイッチ。
  2. 【請求項2】 前記可動接片の係合部を、貫通孔とした
    ことを特徴とする請求項1記載の小形スイッチ。
  3. 【請求項3】 前記可動接片の係合部を、凹部としたこ
    とを特徴とする請求項1記載の小形スイッチ。
JP1991092652U 1991-10-16 1991-10-16 小形スイッチ Expired - Lifetime JP2509689Y2 (ja)

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JPH0534634U JPH0534634U (ja) 1993-05-07
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JPS6274728U (ja) * 1985-10-30 1987-05-13

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JPH0534634U (ja) 1993-05-07

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