JPH0648698Y2 - 小形押釦スイッチ - Google Patents

小形押釦スイッチ

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JPH0648698Y2
JPH0648698Y2 JP3270790U JP3270790U JPH0648698Y2 JP H0648698 Y2 JPH0648698 Y2 JP H0648698Y2 JP 3270790 U JP3270790 U JP 3270790U JP 3270790 U JP3270790 U JP 3270790U JP H0648698 Y2 JPH0648698 Y2 JP H0648698Y2
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JP
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converter
push rod
coil spring
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switch base
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JP3270790U
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昌弘 加藤
Original Assignee
日本開閉器工業株式会社
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、小形スイッチに係り、特にスイッチ基体に各
部品が組付けされ、小形で組立が容易な小形押釦スイッ
チに関する。
(従来の技術) 従来、この種の押釦スイッチは、第5図に示すように、
スイッチ基体1の上面を支点として転換子5が揺動自在
をなす凹凸係合を設け、この転換子5の左右と押棒8の
下面間のどちらか一方にコイルバネ9を配設するととも
に、他方に押棒8の下面と一体的に形成した突片7を設
け、この突片7により、転換子5を押し下げて揺動させ
ると共に、押棒8の押圧を解除すると反対側に設けたコ
イルバネ9により押棒8及び転換子5が復帰し、スイッ
チ基体1に設けた固定接片3を可動接片が挟持して摺動
接触するものであった。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記スイッチは、スイッチ基体1とハウ
ジング10を嵌着させる際、内部構造の組合わせ部がハウ
ジング10内であるため確認できず、コイルバネ9の外れ
による動作不良や、可動接片が固定接片3を挟持してい
ない等の問題があった。また、コイルバネ9の弾性によ
り組立作業が難しく生産性の向上を妨げる要因となって
いた。
本考案は、上記問題点を除去し、組立作業能率が良く、
性能の安定した小形押釦スイッチを提供することを目的
とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記目的を達成するために、小形押釦スイッ
チにおいて、押棒の下方に設けられた転換子に貫通孔が
形成される共に、該転換子の左右間中央部に軸を設け、
スイッチ基体の略中央部に設けられた突出支柱の上端部
に前記軸に対応する内側に突部を設けた凹所を形成し、
該凹所と前記軸とを係合して前記押棒に押圧されて前記
転換子を左右傾動自在に配置すると共に、前記転換子の
押圧側の下面とスイッチ基部間にコイルバネを配置して
前記転換子の側面に設けた可動接片が前記スイッチ基体
に固定された固定接片と摺動接離し、更に前記押棒と前
記突出支柱の上端部間にコイルバネを配設し、前記突出
支柱に沿って前記押棒の下方より延びる先端に突起を設
けた垂下片を前記転換子を貫通して配設すると共に、前
記突起を前記転換子の押圧側と反対側の下端係合部に当
接可能に配置するようにしたものである。
(作用) 本考案によれば、上記のように構成したので、押棒(4
0)が押圧されると、押棒復帰用コイルバネ(39)のバ
ネ力に抗して、押棒(40)は下がり、その突出片(44)
は転換子(30)の左側を押圧し、転換子復帰用コイルバ
ネ(38)のバネ力に抗して、転換子(30)を軸(32)を
中心にして傾動させる。この転換子(30)の傾動に伴
い、クリップ状の可動接片(26)も傾動し、この可動接
片(26)はスイッチ基体(11)に植設される固定接片
(15)間を接離し、電路の切り換えを行う。切り換えが
完了し、押棒(40)の押圧力を解除すると、転換子(3
0)は転換子復帰用コイルバネ(38)の復帰力により、
初期位置に復帰し、再び電路の切り換えが行われると共
に、押棒(40)は押棒復帰用コイルバネ(39)の復帰力
が加わって上方に復帰する。この場合、前記垂下片(4
2)の先端の突起(43)が転換子(30)の揺動範囲を規
制する。
(実施例) 以下、本考案の実施例について図面を参照しながら詳細
に説明する。
第1図は本考案の小形押釦スイッチの正面断面図、第2
図はその分解斜視図、第3図は本考案のハウジングを除
去した正面断面図である。
図中、11はスイッチ基体であり、左右に横断する溝13を
挟んで2列に固定接片15が植設される基部12が形成され
る。この溝13の中央部には山形の突起14(第3図参照)
が形成される。また、スイッチ基体11の下方には外部端
子16が設けられる。このスイッチ基体11がハウジングと
組み付けられる場合、防水、防塵効果を上げるためにO
リング18(第1図参照)が装着される。
20は突出支柱であり、その基部21には両側に略対称に張
出突起22が形成され、その張出突起22の一方の中間部に
転換子復帰用コイルバネ38の下端を受ける小突起23が形
成される。また、その突出支柱20の上端部に転換子を受
ける凹所25及び押棒復帰用コイルバネ39の下端を受ける
突出部24を形成する。ここで、凹所25の内側には突部25
aが形成され、転換子が上方へ抜け出ないように軸32が
圧入ぎみに挿入され、挿入後は、転換子30が揺動自在と
なるように凹所25が形成されている。そして、突出支柱
20の上端部の突出部24には押棒復帰用コイルバネ39の下
端が圧入状態で装着される。
30は転換子であり、軸32が形成される貫通孔33が形成さ
れる。また、その転換子30の前後の端部31の側方及び下
方に開口する凹所34が形成される。この凹所34にクリッ
プ状の可動接片26が装着される。
押棒40は、円筒状でその中央部に段部41が形成されてお
り、この段部41に防塵、防水効果を上げるためのOリン
グ45が装着される。また、その右側下方に延びる垂下片
42を有し、その端部に突起43が形成される。更に、その
左側下方に延びる転換子30の左側を押圧する突出片44が
形成される。
転換子30の押圧側、つまり右側の肩部35の下方には転換
子復帰用コイルバネ38の上端を受ける小突起36が形成さ
れる。その押圧側とは反対側、つまり左側の転換子30の
肩部37の下方には押棒40の垂下片42の突起43に係合する
貫通孔33に望む下端係合部37aが形成される。また、押
棒40の下方に延びる突出片44が転換子30の右側の肩部35
に当接する。また、押棒40の軸芯部には下方に開口する
孔46が設けられ、この孔46に押棒復帰用コイルバネ39の
上部が装着される。
このように構成されるので、前記垂下片42の先端の突起
43は転換子30の揺動範囲を規制する。50はハウジングで
あり、上方に貫通孔52が形成されるスリーブ51が設けら
れる。
そこで、第4図に示すように、固定接片15が設けられる
スイッチ基体11、突出支柱20、可動接片26を有する転換
子30、スイッチ基部と転換子30間に設けられる転換子復
帰用コイルバネ38、突出支柱20と押棒40間に設けられる
押棒復帰用コイルバネ39が組み立てられる。つまり、ス
イッチの内部機構が構成された状態で、そこに、上方に
貫通孔52を有するスリーブ51を設けたハウジング50が押
棒40が突出されるように組み付ける。
第4図は本考案の実施例を示す小形押釦スイッチの接触
機構を示す正面断面図であり、上記転換子30の凹所34に
はクリップ状の可動接片26が装着され、上記固定接片15
を挟持して摺動し、固定接片15を短絡して電路の開閉を
行う。
そこで、ハウジング50のスリーブ51の貫通孔52に押棒40
が上下摺動自在に挿通される。押棒40の孔46には押棒復
帰用のコイルバネ39が挿入された状態で、その下端が突
出支柱20に弾接する。転換子30の中央に設けられた軸32
は突出支柱20の凹所25に載置固定され、左右傾動自在と
なる。
そこで、押棒40が押圧されると、押棒復帰用コイルバネ
39のバネ力に抗して、押棒40は下がり、その突出片44は
転換子30の左側を押圧し、転換子復帰用コイルバネ38の
バネ力に抗して、転換子30を軸32を中心にして傾動させ
る。この時、押棒40の垂下片42は転換子30の貫通孔33に
位置し、転換子30の動作時のその前後方向の振れを有効
に阻止し、押棒40と転換子30との協働動作を円滑に行
う。この転換子30の傾動に伴い、クリップ状の可動接片
26も傾動し、この可動接片26はスイッチ基体11に植設さ
れる固定接片15間を接離し、電路の切り換えを行う。切
り換えが完了し、押棒40の押圧力を解除すると、転換子
30は転換子復帰用コイルバネ38の復帰力により、初期位
置に復帰し、再び電路の切り換えが行われると共に、押
棒40は押棒復帰用コイルバネ39の復帰力が加わって上方
に復帰する。この場合、前記垂下片42の先端の突起43が
転換子30の揺動範囲を規制する。
また、前記突出支柱20を底面と前記スイッチ基体11の略
中央部をスイッチ基体11の突起14と突出支柱21の底面に
形成される凹所で凹凸係合して配設するようにしている
ので、組み付けを正確にしかも容易に行うことができ
る。
なお、本考案は上記実施例に限定されものではなく、本
考案の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、それらを
本考案の範囲から排除するものではない。
(考案の効果) 以上、詳細に説明したように、本考案によれば、次のよ
うな効果を奏することができる。
(1) 転換子の下面の一方とスイッチ基部間に設けた
コイルバネにより転換子が回転しようとする力を押棒と
突出支柱間に設けたコイルバネの力で転換子と押棒の垂
下片の突起を凹凸係合させることにより、スイッチ基体
に可動接片を配設し、固定接片を挟持した転換子、該転
換子を復帰させるコイルバネ、押棒を復帰させるコイル
バネ、そして押棒を組合わせた状態、つまりハウジング
を被せない状態を保持することができるため、組立作業
が容易であるとともに、正常に組立てられているか否か
を目視にて確認でき、従って、組立ミスを未然に防止す
ることができる。
(2) 押棒と突出部間に設けたコイルバネにより支持
部の略中央部上方に設けた軸受となる凹所が外方に開こ
うとする力を阻止するため、上記軸受より転換子の浮き
上がりを防ぎ、中間組立による仮止めの効果を果たし、
組立作業能率の促進を図り、組立時における組立不良の
低減を図ることができる。
(3) 転換子に係止する押棒に設けた垂下片を、スイ
ッチ基体の中央に設けた突出支柱に沿って配設したこと
により、押棒がハウジング内の上方だけでなく、押棒が
操作されると、この垂下片が突出支柱に沿って上下動す
るため、この押棒のガタツキを軽減できる。特に、全長
の短い、小形の押釦スイッチであるにも拘わらず、軽快
な操作感を有する小形押釦スイッチを提供できる。
(4) スイッチ基体と突出支柱を略中央部を凹凸係合
したので、転換子の揺動自在となる支点の位置決めを偏
心させず配設できる。従って、接触状態が安定した小形
押釦スイッチを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す小形押釦スイッチの正面
断面図、第2図はその小形押釦スイッチの分解斜視図、
第3図はその小形押釦スイッチのハウジングを除去した
正面断面図、第4図はその小形押釦スイッチの接触機構
を示す正面断面図、第5図は従来の小形押釦スイッチの
正面断面図である。 11……スイッチ基体、12……基部、13……溝、14,43…
…突起、15……固定接片、16……外部端子、18,45……
Oリング、20……突出支柱、21……基部、22……張出突
起、23,36……小突起、24……突出部、25,34……凹所、
25a……突部、26……可動接片、30……転換子、31……
端部、32……軸、33,52……貫通孔、35,37……肩部、37
a……下端係合部、38……転換子復帰用コイルバネ、39
……押棒復帰用コイルバネ、40……押棒、41……段部、
42……垂下片、44……突出片、46……孔、50……ハウジ
ング、51……スリーブ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】押棒の下方に設けられた転換子に貫通孔が
    形成されると共に、該転換子の左右間中央部に軸を設
    け、スイッチ基体の略中央部に設けられた突出支柱の上
    端部に前記軸に対応する内側に突部を設けた凹所を形成
    し、該凹所と前記軸とを係合して前記押棒に押圧されて
    前記転換子を左右傾動自在に配置すると共に、前記転換
    子の押圧側の下面とスイッチ基部間にコイルバネを配置
    して前記転換子の側面に設けた可動接片が前記スイッチ
    基体に固定された固定接片と摺動接離し、更に前記押棒
    と前記突出支柱の上端部間にコイルバネを配設し、前記
    突出支柱に沿って前記押棒の下方より延びる先端に突起
    を設けた垂下片を前記転換子を貫通して配設すると共
    に、前記突起を前記転換子の押圧側と反対側の下端係合
    部に当接可能に配置したことを特徴とする小形押釦スイ
    ッチ。
  2. 【請求項2】前記突出支柱の底面と前記スイッチ基体の
    略中央部を凹凸係合して配設した請求項1記載の小形押
    釦スイッチ。
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