JP2003272482A - スイッチ - Google Patents

スイッチ

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JP2003272482A
JP2003272482A JP2002075250A JP2002075250A JP2003272482A JP 2003272482 A JP2003272482 A JP 2003272482A JP 2002075250 A JP2002075250 A JP 2002075250A JP 2002075250 A JP2002075250 A JP 2002075250A JP 2003272482 A JP2003272482 A JP 2003272482A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作部材の移動方向に対して直交する方向が
小型で、且つ、耐電圧が高く、安価なスイッチを提供す
る。 【解決手段】 本発明のスイッチは、可動接点5の第
1,第2の接触部5g、5hが固定接点2の延びる方向
に移動するため、操作部材4の移動方向に対して直交す
る方向に小型化でき、また、第1,第2の接触部5g、
5hが固定接点2から上方に逃げるため、2個の固定接
点2間に接触部が逃げる従来に比して、耐電圧を大きく
することができ、更に、従来のスライド体が不要となっ
て、部品点数が少なく、安価で、生産性が良く、且つ、
小型のものが提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯電話機等の電気
機器に使用して好適なスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスイッチの図面を説明すると、図
8は従来のスイッチの要部断面図、図9は従来のスイッ
チの動作を示す断面図、図10は図9の10−10線に
おける断面図である。
【0003】次に、従来のスイッチについて、シーソー
型スイッチを例にしてその構成を図8〜図10に基づい
て説明すると、絶縁基体51の底壁51aには、金属板
からなる2個の固定接点52が取り付けられると共に、
固定接点52の接点部52aが底壁51aの一面から上
方に突出して配置されている。
【0004】金属板が折り曲げられて形成されたカバー
53は、直方体状の箱形をなし、四角状の上面板53a
と、上面板53aの4辺から下方に折り曲げられた4つ
の側面板53bと、上面板53aに形成された矩形状の
孔53cと、側面板53bからカバー53内に突出して
形成されたストッパー部53dと、対向する側面板53
bに設けられた孔53eと、側面板53bの下端部に設
けられた複数の爪部53fとを有する。
【0005】そして、このカバー53の下部には、下部
の開放部を塞ぐように絶縁基体51が配置され、爪部5
3fが折り曲げされて、絶縁基体51がカバー53に取
り付けられている。
【0006】絶縁材からなるスライド体54は、上部に
設けられた凹部54aと、下部に設けられた収納部54
bとを有し、このスライド体54は、絶縁基体51上に
載置された状態で、カバー53内に収納されて、横方向
に移動可能となっている。
【0007】バネ性ある金属板が折り曲げられて形成さ
れた可動接点55は、平板状の基部55aと、この基部
55aの両側部から互いに対向して下方に折り曲げ形成
されて、クリップ状をなした2個の第1,第2の接触部
55b、55cとを有する。
【0008】この可動接点55は、基部55aを上方に
した状態で、スライド体54の収納部54bに収納さ
れ、スライド体54によって横方向に可動されるように
なっている。
【0009】そして、可動接点55は、図8に示すよう
に、2個の第1,第2の接触部55b、55cが2個の
固定接点52に接触していないOFF状態から、図9に
示すように、2個の第1,第2の接触部55b、55c
が2個の固定接点52に接触したON状態の時、第1,
第2の接触部55b、55cは、第1,第2の接触部5
5b、55cの延びる方向に対して直交する方向に移動
し、固定接点52の接点部52aを挟持して、接点部5
2aに接触するようになっている。
【0010】即ち、可動接点55は、第1,第2の接触
部55b、55cが基部55aよりも底壁51aに近い
位置に配置され、固定接点52が第1,第2の接触部5
5b、55cに至るように延びた状態となっている。
【0011】絶縁材の成型品で形成された操作部材56
は、中心部に設けられた貫通孔56aと、この貫通孔5
6aの一方側に設けられた略扇状の第1の操作部56b
と、貫通孔56aの他方側に設けられた矩形状の第2の
操作部56cと、下部の中央部から下方に突出した作動
部56dとを有する。
【0012】そして、支持棒57がカバー53の孔53
eと操作部材56の貫通孔56aに挿通され、支持棒5
7の端部がカシメられて、操作部材56が支持棒57を
介してカバー53にシーソー動作可能に取り付けられて
いる。この時、作動部56dは、スライド体54の凹部
54aに係合し、操作部材56の下部には、ストッパー
部53dが対向すると共に、第1、第2の操作部56
b、56cが孔53cから上方に突出した状態となって
いる。
【0013】次に、このような一回路切換の構成を有す
る従来のスイッチの動作を説明すると、操作部材56の
未作動時においては、図8に示すように、2個の固定接
点52間がOFFの状態で、第1の操作部56bが外方
に突出すると共に、第2の操作部56cの下部がストッ
パー部53dにぶつかった状態となっている。
【0014】この状態で、第1の操作部56bを矢印A
1方向に押圧すると、操作部材56は支持棒57を支点
としてシーソ動作を行い、図9,図10に示すように、
スライド体54が作動部56dによって横方向に可動さ
れると共に、可動接点55も横方向に可動し、その結
果、可動接点55の2個の第1,第2の接触部55b、
55cがそれぞれ2個の固定接点52に接触して、固定
接点52間がON状態となる。
【0015】この時、第2の操作部56cは、ストッパ
ー部53dから離れると共に、第2の操作部56cが孔
53cから外方に突出した状態となる。次に、図9の状
態で、第2の操作部56cを矢印A2方向に押圧する
と、操作部材56は支持棒57を支点としてシーソ動作
を行い、図8に示すように、第2の操作部56cがスト
ッパー部53dにぶつかって、操作部材56の動作が停
止する。
【0016】その間において、図8に示すように、スラ
イド体54が作動部56dによって横方向に可動される
と共に、可動接点55も横方向に可動し、その結果、可
動接点55の2個の第1,第2の接触部55b、55c
は、2個の固定接点52から離れて非接触状態となっ
て、固定接点52間がOFF状態となる。このようにし
てスイッチの操作が行われる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】従来のスイッチは、操
作部材56の移動方向に対して、固定接点52が直交す
る方向に並設され、スライド体54と可動接点55が横
方向に可動するため、横方向に大型になるという問題が
ある。また、スライド体54を必要とし、部品点数が多
くなって、コスト高で、生産性が悪くなるという問題が
ある。また、スイッチのOFF時、可動接点55の第
1,第2の接触部55b、55cが2個の固定接点52
間に位置した状態となって、可動接点55と固定接点5
2との間が間隔が小さくなり、耐電圧が低くなるという
問題がある。また、可動接点55の第1,第2の接触部
55b、55cは、その延びる方向に対して直交する方
向に移動して、固定接点52を挟持するため、固定接点
52への第1,第2の接触部55b、55cの挟持がス
ムースにできず、第1,第2の接触部55b、55cが
変形を生じるという問題がある。
【0018】そこで、本発明は操作部材の移動方向に対
して直交する方向が小型で、且つ、耐電圧が高く、安価
なスイッチを提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の第1の解決手段として、底壁を有する絶縁基体と、前
記底壁の一面から上方に突出した状態で前記底壁に取り
付けられた固定接点と、この固定接点に接離可能な可動
接点と、この可動接点を操作するための操作部材とを備
え、前記可動接点は、バネ性ある金属板が折り曲げられ
て形成され、開放部を設けて互いに対向して配置された
第1,第2の基部と、互いに間隔を置いて配置され、前
記第1,第2の基部を連結する第1,第2の連結部と、
この第1,第2の連結部間に位置した状態で、互いに対
向するように前記第1,第2の基部から突出して設けら
れた少なくとも2個の第1,第2の接触部とを備え、前
記固定接点は、前記第1,第2の基部間に位置する前記
開放部と、前記第1,第2の接触部間に位置し、前記操
作部材の操作によって、前記可動接点が前記固定接点の
延びる方向に移動して、前記第1,第2の接触部が前記
固定接点に接離するようにした構成とした。
【0020】また、第2の解決手段として、前記可動接
点は、前記第1,第2の連結部がU字状に折り曲げられ
て形成されると共に、前記第1,第2の連結部間に設け
られた孔内には、前記第1,第2の接触部が配置され、
前記第1,第2の基部が前記第1,第2の接触部よりも
前記底壁に近い位置に配置されて、前記固定接点が前記
第1,第2の基部の開放部を通って前記第1,第2の接
触部に至るようにした構成とした。
【0021】また、第3の解決手段として、前記固定接
点は少なくとも2個設けられると共に、前記可動接点の
前記第1,第2の接触部は少なくとも2個設けられ、前
記可動接点は、2個の内の一方の前記第1,第2の接触
部が2個の内の一方の前記固定接点に接触可能であると
共に、2個の内の他方の前記第1,第2の接触部が2個
の内の他方の前記固定接点に接触可能とした構成とし
た。
【0022】また、第4の解決手段として、2個の前記
第1,第2の接触部のそれぞれが2個の前記固定接点に
接離して、接点の切換を行うようにした構成とした。ま
た、第5の解決手段として、2個の内の一方の前記第
1,第2の接触部が2個の内の一方の前記固定接点に常
時接触した状態で、2個の内の他方の前記第1,第2の
接触部が2個の内の他方の前記固定接点に接離して、接
点の切換を行うようにした構成とした。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明のスイッチの図面を説明す
ると、図1は本発明のスイッチに係り、絶縁基体を切り
欠きした状態を示す分解斜視図、図2は本発明のスイッ
チに係り、カバーの上面板を取り去った状態を示す平面
図、図3は本発明のスイッチに係り、操作部材の取付状
態を示す要部断面図である。
【0024】また、図4は本発明のスイッチに係り、可
動接点と付勢部材の取付状態を示す要部断面図、図5は
本発明のスイッチに係り、操作部材の未操作状態を示す
動作説明図、図6は本発明のスイッチに係り、操作部材
を操作した状態を示す動作説明図、図7は本発明のスイ
ッチの他の実施例に係り、可動接点の斜視図である。
【0025】次に、本発明のスイッチについて、レバー
型のスイッチに適用した場合を例にその構成を図1〜図
6に基づいて説明すると、絶縁材の成型品からなる箱形
をなした絶縁基体1は、矩形状の底壁1aと、この底壁
1aの3つの辺から上方に延びる3つの側壁1bと、底
壁1aの上面から上方に突出する台座部1cと、この台
座部1cの上面に設けられた円弧状の凹部1dと、対向
する側壁1bの外周面に設けられた楔状の複数個の掛け
止め部1eとを有する。
【0026】金属板からなる2個の固定接点2は、底壁
1aに埋設して取り付けられ、底壁1aの一面(上面)
から上方に突出して延びる接点部2aと、側壁1bから
外方に突出して延びる端子部2bとを有する。そして、
この2個の固定接点2の接点部2aは、互いに底壁1a
から延びる高を異にし、高さの高い一方の固定接点2
は、台座部1cの近傍に位置し、また、高さの低い他方
の固定接点2は、台座部1cから遠い位置に配置されて
いる。
【0027】金属板が折り曲げられて形成されたカバー
3は、四角形状の上面板3aと、上面板3aの4辺から
下方に折り曲げられた4つの側面板3bと、上面板3a
に形成された矩形状の孔3cと、対向する側面板3bの
下端部から横方向に突出する係止片3dとを有する。
【0028】そして、このカバー3は、上面板3aで絶
縁基体1の上方開口部を覆うように、絶縁基体1の上方
から被せながら、側面板3bを側壁1bの外周面に沿っ
て下方に押し込むと、係止片3dが楔状の掛け止め部1
eを乗り越えて、係止片3dが掛け止め部1eの下端部
に掛け止めされて、カバー3が絶縁基体1に取り付けら
れる。このカバー3が取り付けられた際、1つの側面板
3bが絶縁基体1の側壁1bの存在しない箇所を覆うよ
うになっている。
【0029】絶縁材の成型品で形成された操作部材4
は、本体部4aと、本体部4aの下部に設けられた凹部
からなる収容部4bと、この収容部4aの天井部に相当
する一対の肩部4cと、この肩部4cの位置に設けられ
た係止部4dと、収容部4bと並設された状態で、本体
部4aの下部に設けられた凹部からなる収納部4eと、
収容部4bと収納部4e間に位置した状態で、本体部4
aの下部に設けられた半円柱状の支承部4fと、支承部
4fの一端側から横方向に延びた状態で、本体部4aの
上面に形成された扇状の操作部4gと、収容部4bの下
部に設けられた支持部4hとを有する。
【0030】そして、操作部材4の支承部4fが絶縁基
体1の凹部1d内に係合すると共に、操作部材4の上面
がカバー3の上面板3aの内面に当接して、操作部材4
は、絶縁基体1とカバー3間に挟持されて、回動可能に
保持されている。この時、支承部4fの近傍には、高さ
の高い固定接点2が配置されると共に、高さの低い固定
接点2は、支承部4fから遠い位置に配置された状態と
なっている。
【0031】更に、操作部材4の収容部4b内の中央部
には、2個の固定接点2が突入した状態となっている。
バネ性ある金属板がU字状に折り曲げられて形成された
可動接点5は、開放部5aを設けて互いに対向して配置
された帯状の第1,第2の基部5b、5cと、互いに間
隔を置いて配置され、第1,第2の基部5b、5cを連
結するU字状の第1,第2の連結部5d、5eと、この
第1,第2の連結部5d、5e間に設けられた孔5f
と、第1,第2の連結部5d、5e間の孔5f内に位置
した状態で、互いに対向するように第1,第2の基部5
b、5cから突出して設けられたクリップ状の少なくと
も2個の第1,第2の接触部5g、5hとを有する。
【0032】そして、この可動接点5は、第1,第2の
接触部5g、5h側を上方にして、操作部材4の横方向
から収容部4bに収容される。すると、第1,第2の連
結部5d、5eの頂部が操作部材4の肩部4cに対向す
ると共に、第1,第2の基部5b、5cの下端部が支持
部4hに掛け止めされて、可動接点5が操作部材4に取
り付けられる。
【0033】また、可動接点5が操作部材4に取り付け
られた際、第1,第2の基部5b、5cが第1,第2の
接触部5g、5hよりも底壁1aに近い位置に配置され
ると共に、2個の固定接点2は、第1,第2の基部5
b、5c間に位置する開放部5aを通って第1,第2の
接触部5g、5hに至るように延びている。
【0034】そして、操作部材4が支承部4fを支点と
して回動動作した際、可動接点5は、操作部材4に掛け
止めされた状態で、肩部4cによって第1,第2の連結
部5d、5eの頂部が押されて、可動接点5は操作部材
4と共に回転動作し、その結果、第1,第2の接触部5
g、5hは、固定接点2の接点部2aの延びる方向に上
下動して、2個の第1,第2の接触部5g、5hのそれ
ぞれが2個の固定接点2の接点部2aに接離して、2個
の固定接点2間をON状態、或いはOFF状態にする。
【0035】この実施例では、2個の固定接点2間がO
FF時、2個の第1,第2の接触部5g、5hのそれぞ
れが2個の固定接点2から離れた状態となっていて、O
N時に、2個の第1,第2の接触部5g、5hのそれぞ
れが2個の固定接点2に接触するようになっているが、
2個の内の一方の第1,第2の接触部5g、5hがOF
F時とON時に、2個の内の一方の固定接点2と常時接
触し、2個の内の他方の第1,第2の接触部5g、5h
が2個の内の他方の固定接点2に接離するようにして、
OFF状態とON状態を得るようにしても良い。
【0036】捻りコイルバネからなる付勢部材6は、巻
回部6aと、巻回部6aの両端部に設けられた折り曲げ
端部6b、6cとを有し、この付勢部材6は、特に、図
4に示すように、1つの側壁1bと操作部材4の収納部
4eで囲まれた箇所に収納されて、箱形の絶縁基体1内
に配置されている。
【0037】そして、この付勢部材6が取り付けられた
際、一端部6bが底壁1aの上面に弾接すると共に、他
端部6cが操作部4gの下部に弾接して、操作部4gが
上面板3aの孔3cから外方に突出した状態で、本体部
4aの上面が上面板3aの内面にぶつかって、操作部4
gの上方への移動が停止し、また、付勢部材6によっ
て、操作部材4が常時付勢されて、自動復帰するように
なっている。
【0038】次に、このような一回路切換の構成を有す
る本発明のスイッチの動作を説明すると、操作部材4の
未作動時においては、図4,図5に示すように、2個の
第1,第2の接触部5g、5hが上方に位置して、2個
の固定接点2間がOFFの状態となっている。
【0039】この状態で、操作部4gを矢印A1方向に
押圧すると、操作部材4は、付勢部材6に抗して、支承
部4fを支点として回動動作を行い、図6に示すよう
に、可動接点5は操作部材4と共に回動して、2個の第
1,第2の接触部5g、5hが固定接点2の延びる方
向、即ち、下方に移動して、その結果、可動接点5の2
個の第1,第2の接触部5g、5hがそれぞれ2個の固
定接点2に接触して、固定接点2間がON状態となる。
【0040】次に、図6の状態で、操作部4gの矢印A
1方向への押圧を解除すると、操作部材4は、付勢部材
6によって、図4,図5に示すように、押圧前の状態に
自動的に復帰する。その間において、可動接点5は操作
部材4と共に回動して、2個の第1,第2の接触部5
g、5hが固定接点2の延びる方向、即ち、上方に移動
して、その結果、可動接点5の2個の第1,第2の接触
部5g、5hがそれぞれ2個の固定接点2から離れて非
接触状態となって、固定接点2間がOFF状態となる。
このようにしてスイッチの操作が行われる。
【0041】図7は本発明のスイッチの他の実施例を示
し、この実施例を図7に基づいて説明すると、U字状に
折り曲げられた可動接点5は、開放部5aを設けて互い
に対向して配置された帯状の第1,第2の基部5b、5
cと、互いに間隔を置いて配置され、第1,第2の基部
5b、5cの下部を連結する第1,第2の連結部5d、
5eと、この第1,第2の連結部5d、5e間に位置し
た状態で、互いに対向するように第1,第2の基部5
b、5cの上部から突出して設けられたクリップ状の少
なくとも2個の第1,第2の接触部5g、5hとを有す
る。
【0042】そして、2個の固定接点2は、第1,第2
の基部5b、5c間に位置する開放部5aを通って第
1,第2の接触部5g、5hに至るように延びている。
その他の構成は、前記実施例と同様であり、ここではそ
の説明を省略する。
【0043】
【発明の効果】本発明のスイッチは、底壁を有する絶縁
基体と、底壁の一面から上方に突出した状態で底壁に取
り付けられた固定接点と、この固定接点に接離可能な可
動接点と、この可動接点を操作するための操作部材とを
備え、可動接点は、バネ性ある金属板が折り曲げられて
形成され、開放部を設けて互いに対向して配置された第
1,第2の基部と、互いに間隔を置いて配置され、第
1,第2の基部を連結する第1,第2の連結部と、この
第1,第2の連結部間に位置した状態で、互いに対向す
るように第1,第2の基部から突出して設けられた少な
くとも2個の第1,第2の接触部とを備え、固定接点
は、第1,第2の基部間に位置する開放部と、第1,第
2の接触部間に位置し、操作部材の操作によって、可動
接点が固定接点の延びる方向に移動して、第1,第2の
接触部が固定接点に接離するようにした構成とした。即
ち、可動接点の第1,第2の接触部が固定接点の延びる
方向に移動するため、操作部材の移動方向に対して直交
する方向に小型化できる。また、第1,第2の接触部が
固定接点から上方に逃げるため、2個の固定接点間に接
触部が逃げる従来に比して、耐電圧を大きくすることが
できる。また、従来のスライド体が不要となって、部品
点数が少なく、安価で、生産性が良く、且つ、小型のも
のが提供できる。また、可動接点の第1,第2の接触部
は、その延びる方向で、固定接点に接触して挟持するた
め、第1,第2の接触部の変形の少ないものが得られ
る。
【0044】また、可動接点は、第1,第2の連結部が
U字状に折り曲げられて形成されると共に、第1,第2
の連結部間に設けられた孔内には、第1,第2の接触部
が配置され、第1,第2の基部が第1,第2の接触部よ
りも底壁に近い位置に配置されて、固定接点が第1,第
2の基部の開放部を通って第1,第2の接触部に至るよ
うにしたため、両側に位置する連結部によって接触部が
保護され、可動接点の組み立て時における接触部の変形
を少なくできる。
【0045】また、固定接点は少なくとも2個設けられ
ると共に、可動接点の第1,第2の接触部は少なくとも
2個設けられ、可動接点は、2個の内の一方の第1,第
2の接触部が2個の内の一方の固定接点に接触可能であ
ると共に、2個の内の他方の第1,第2の接触部が2個
の内の他方の固定接点に接触可能としたため、2個の固
定接点が操作部材の移動方向と直交する方向に並設でき
て、小型の一回路切換スイッチが提供できる。
【0046】また、2個の第1,第2の接触部のそれぞ
れが2個の固定接点に接離して、接点の切換を行うよう
にしたため、一回路切換スイッチの簡単なものが得られ
る。
【0047】また、2個の内の一方の第1,第2の接触
部が2個の内の一方の固定接点に常時接触した状態で、
2個の内の他方の第1,第2の接触部が2個の内の他方
の固定接点に接離して、接点の切換を行うようにしたた
め、一回路切換スイッチの簡単なものが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスイッチに係り、絶縁基体を切り欠き
した状態を示す分解斜視図。
【図2】本発明のスイッチに係り、カバーの上面板を取
り去った状態を示す平面図。
【図3】本発明のスイッチに係り、操作部材の取付状態
を示す要部断面図。
【図4】本発明のスイッチに係り、可動接点と付勢部材
の取付状態を示す要部断面図。
【図5】本発明のスイッチに係り、操作部材の未操作状
態を示す動作説明図。
【図6】本発明のスイッチに係り、操作部材を操作した
状態を示す動作説明図。
【図7】本発明のスイッチの他の実施例に係り、可動接
点の斜視図。
【図8】従来のスイッチの要部断面図。
【図9】従来のスイッチの動作を示す断面図。
【図10】図9の10−10線における断面図。
【符号の説明】
1 絶縁基体 1a 底壁 1b 側壁 1c 台座部 1d 凹部 1e 掛け止め部 2 固定接点 2a 接点部 2b 端子部 3 カバー 3a 上面板 3b 側面板 3c 孔 3d 係止片 4 操作部材 4a 本体部 4b 収容部 4c 肩部 4d 係止部 4e 収納部 4f 支承部 4g 操作部 4h 支持部 5 可動接点 5a 開放部 5b 第1の基部 5c 第2の基部 5d 第1の連結部 5e 第2の連結部 5f 孔 5g 第1の接触部 5h 第2の接触部 6 付勢部材 6a 巻回部 6b 端部 6c 端部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底壁を有する絶縁基体と、前記底壁の一
    面から上方に突出した状態で前記底壁に取り付けられた
    固定接点と、この固定接点に接離可能な可動接点と、こ
    の可動接点を操作するための操作部材とを備え、前記可
    動接点は、バネ性ある金属板が折り曲げられて形成さ
    れ、開放部を設けて互いに対向して配置された第1,第
    2の基部と、互いに間隔を置いて配置され、前記第1,
    第2の基部を連結する第1,第2の連結部と、この第
    1,第2の連結部間に位置した状態で、互いに対向する
    ように前記第1,第2の基部から突出して設けられた少
    なくとも2個の第1,第2の接触部とを備え、前記固定
    接点は、前記第1,第2の基部間に位置する前記開放部
    と、前記第1,第2の接触部間に位置し、前記操作部材
    の操作によって、前記可動接点が前記固定接点の延びる
    方向に移動して、前記第1,第2の接触部が前記固定接
    点に接離するようにしたことを特徴とするスイッチ。
  2. 【請求項2】 前記可動接点は、前記第1,第2の連結
    部がU字状に折り曲げられて形成されると共に、前記第
    1,第2の連結部間に設けられた孔内には、前記第1,
    第2の接触部が配置され、前記第1,第2の基部が前記
    第1,第2の接触部よりも前記底壁に近い位置に配置さ
    れて、前記固定接点が前記第1,第2の基部の開放部を
    通って前記第1,第2の接触部に至るようにしたことを
    特徴とする請求項1記載のスイッチ。
  3. 【請求項3】 前記固定接点は少なくとも2個設けられ
    ると共に、前記可動接点の前記第1,第2の接触部は少
    なくとも2個設けられ、前記可動接点は、2個の内の一
    方の前記第1,第2の接触部が2個の内の一方の前記固
    定接点に接触可能であると共に、2個の内の他方の前記
    第1,第2の接触部が2個の内の他方の前記固定接点に
    接触可能としたことを特徴とする請求項1,又は2記載
    のスイッチ。
  4. 【請求項4】 2個の前記第1,第2の接触部のそれぞ
    れが2個の前記固定接点に接離して、接点の切換を行う
    ようにしたことを特徴とする請求項3記載のスイッチ。
  5. 【請求項5】 2個の内の一方の前記第1,第2の接触
    部が2個の内の一方の前記固定接点に常時接触した状態
    で、2個の内の他方の前記第1,第2の接触部が2個の
    内の他方の前記固定接点に接離して、接点の切換を行う
    ようにしたことを特徴とする請求項3記載のスイッチ。
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