JP4116308B2 - プッシュ型スイッチ - Google Patents

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JP4116308B2
JP4116308B2 JP2002075249A JP2002075249A JP4116308B2 JP 4116308 B2 JP4116308 B2 JP 4116308B2 JP 2002075249 A JP2002075249 A JP 2002075249A JP 2002075249 A JP2002075249 A JP 2002075249A JP 4116308 B2 JP4116308 B2 JP 4116308B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯電話機等の電気機器に使用して好適なプッシュ型スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のプッシュ型スイッチの図面を説明すると、図7は従来のプッシュ型スイッチの要部断面図、図8は従来のプッシュ型スイッチの動作を示す断面図、図9は図8の9−9線における断面図である。
【0003】
次に、従来のプッシュ型スイッチの構成を図7〜図9に基づいて説明すると、絶縁基体51の底壁51aには、金属板からなる2個の固定接点52が取り付けられると共に、固定接点52の接点部52aが底壁51aの一面から上方に突出して配置されている。
【0004】
金属板が折り曲げられて形成されたカバー53は、直方体状の箱形をなし、四角状の上面板53aと、上面板53aの4辺から下方に折り曲げられた4つの側面板53bと、一つの側面板53bに形成された矩形状の孔53cと、側面板53bの下端部に設けられた複数の爪部53dとを有する。
【0005】
そして、このカバー53の下部には、下部の開放部を塞ぐように絶縁基体51が配置され、爪部53dが折り曲げされて、絶縁基体51がカバー53に取り付けられている。
【0006】
絶縁材からなるスライド体54は、上部に設けられた凸部54aと、下部に設けられた収納部54bとを有し、このスライド体54は、絶縁基体51上に載置された状態で、カバー53内に収納されて、横方向に移動可能となっている。
【0007】
バネ性のある金属板が折り曲げられて形成された可動接点55は、平板状の基部55aと、この基部55aの両側部から互いに対向して下方に折り曲げ形成されて、クリップ状をなした2個の第1,第2の接触部55b、55cとを有する。
【0008】
この可動接点55は、基部55aを上方にした状態で、スライド体54の収納部54bに収納され、スライド体54によって横方向、即ち、固定接点52の延びる方向に対して直交する方に可動されるようになっている。
【0009】
そして、可動接点55は、図7に示すように、2個の第1,第2の接触部55b、55cが2個の固定接点52に接触していないOFF状態から、図8に示すように、2個の第1,第2の接触部55b、55cが2個の固定接点52に接触したON状態の時、第1,第2の接触部55b、55cは、第1,第2の接触部55b、55cの延びる方向に対して直交する方向に移動し、固定接点52の接点部52aを挟持して、接点部52aに接触するようになっている。
【0010】
即ち、可動接点55は、第1,第2の接触部55b、55cが基部55aよりも底壁51aに近い位置に配置され、固定接点52が第1,第2の接触部55b、55cに至るように延びた状態となっている。
【0011】
絶縁材の成型品で形成された操作部材56は、凹部56aを有する本体部56bと、この本体部56bから前方に延びる棒状の操作部56cとを有し、この操作部材56は、本体部56bがカバー53内に収納された状態で、操作部56cが孔53cから外方に突出すると共に、凹部56aには、スライド体54の凸部54aが嵌合されている。
【0012】
そして、操作部材56は直線移動可能に保持されており、操作部材56が操作された際、スライド体54と共に可動接点55が可動して、接点の切換を行うようになっている。
【0013】
また、コイルバネ57は、操作部56cに挿入された状態で、操作部材56に取り付けられた止め板58と、カバー53の側面板53bとの間に介在され、操作部材56を復帰されるためのものである。
【0014】
次に、このような一回路切換の構成を有する従来のプッシュ型スイッチの動作を説明すると、操作部材56の未作動時においては、図7に示すように、可動接点55が2個の固定接点52から離れて、2個の固定接点52間がOFFの状態となっている。
【0015】
この状態で、操作部56cをコイルバネ57に抗して押圧し、操作部材56を直線移動させると、図8,図9に示すように、スライド体54が操作部材56によって、固定接点52の延びる方向に対して直交する方向に可動されると共に、可動接点55も同方向に可動し、その結果、可動接点55の2個の第1,第2の接触部55b、55cがそれぞれ2個の固定接点52に接触して、固定接点52間がON状態となる。
【0016】
次に、図8の状態で、操作部56cの押圧を解除すると、操作部材56はコイルバネ57によって押し戻されて、図7の状態に復帰する。
その間において、図7に示すように、スライド体54と可動接点55が固定接点52の延びる方向に対して直交する方向に可動されて、その結果、可動接点55の2個の第1,第2の接触部55b、55cは、2個の固定接点52から離れて非接触状態となって、固定接点52間がOFF状態となる。
このようにしてプッシュ型スイッチの操作が行われる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
従来のプッシュ型スイッチは、スライド体54と可動接点55が固定接点52の延びる方向に対して直交する方向に可動されるため、操作部材56の移動方向に大型になるという問題がある。
また、スライド体54を必要とし、部品点数が多くなって、コスト高で、生産性が悪くなるという問題がある。
また、スイッチのOFF時、可動接点55の第1,第2の接触部55b、55cが2個の固定接点52間に位置した状態となって、可動接点55と固定接点52との間間隔が小さくなり、耐電圧が低くなるという問題がある。
また、可動接点55の第1,第2の接触部55b、55cは、その延びる方向に対して直交する方向に移動して、固定接点52を挟持するため、固定接点52への第1,第2の接触部55b、55cの挟持がスムースにできず、第1,第2の接触部55b、55cが変形するという問題がある。
また、操作部材5は、コイルバネ57でカバー53に取り付けられるため、積み重ね方式による組立ができず、組立性が悪くなるという問題がある。
【0018】
そこで、本発明は操作部材の移動方向が小型で、安価で生産性の良好なプッシュ型スイッチを提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための第1の解決手段として、底壁を有する絶縁基体と、前記底壁の一面から上方に突出した状態で前記底壁に取り付けられた少なくとも2個の固定接点と、この固定接点に接離可能な可動接点と、この可動接点を操作するための直線移動可能な操作部材とを備え、前記可動接点は、バネ性ある金属板が折り曲げられて形成され、開放部を設けて互いに対向して配置された第1,第2の基部と、互いに間隔を置いて配置され、前記第1,第2の基部を連結する第1,第2の連結部と、この第1,第2の連結部間に位置した状態で、互いに対向するように前記第1,第2の基部から突出して設けられた少なくとも2個の第1,第2の接触部とを備え、前記可動接点は、前記第 1 ,第 2 の連結部が、互いに間隔を置いて独立状態でそれぞれ U 字状に折り曲げられて形成されると共に、前記第 1 ,第 2 の連結部間に画成される孔内には、 U 字状の前記第 1 ,第 2 の連結部にて上部が連結された前記第 1 ,第 2 の基部から上方に突出して設けられた前記第 1 ,第 2 の接触部が配置され、前記第 1 ,第 2 の基部が、前記第 1 ,第 2 の接触部及び U 字状の前記第 1 ,第 2 の連結部の頂部よりも前記庭壁に近い位置に配置されており、前記固定接点は、前記絶縁基体の前記底壁から前記可動接点の前記第 1 ,第 2 の基部間に位置する前記開放部を通って前記第 1 ,第 2 の接触部に至るように延設されており、直線移動可能に保持された前記操作部材の回動操作に伴って、前記可動接点の第 1 ,第 2 の接触部を突出させている前記第 1 ,第 2 の基部間の前記開放部側から前記固定接点が、前記第 1 ,第 2 の連結部の頂部側に位置する前記第 1 ,第 2 の接触部に至るように、前記可動接点から前記固定接点の延びる方向に移動して、前記第1,第2の接触部を介して2個の前記固定接点間をON、OFFするようにした構成とした。
【0021】
また、第2の解決手段として、前記操作部材には、前記可動接点を掛け止めするための係止部が設けられ、前記可動接点が前記係止部に掛け止めされて、前記操作部材に取り付けられた構成とした。
また、第3の解決手段として、前記操作部材は、移動方向に対して直交する方向に延びる複数個の前記係止部を有し、前記基部の両辺部が複数個の前記係止部によって挟持されて、前記可動接点が前記操作部材に取り付けられた構成とした。
【0022】
また、第4の解決手段として、前記操作部材には、捻りコイルバネからなる付勢部材を収納するための収納部が設けられ、この収納部に収納された前記捻りコイルバネの一端側が前記底壁に弾接すると共に、前記捻りコイルバネの他端側が前記操作部材に弾接した構成とした。
また、第5の解決手段として、前記操作部材は操作部を有し、前記係止部と前記収納部とが前記操作部を挟んで対向する位置に配置された構成とした。
また、第 6 の解決手段として、 2 個の前記第 1 ,第 2 の接触部のそれぞれが 2 個の前記固定接点に接離して、 2 個の前記固定接点間をON、OFFするようにした構成とした。
また、第 7 の解決手段として、 2 個の内の一方の前記第 1 ,第 2 の接触部が 2 個の内の一方の前記固定接点に常時接触した状態で、 2 個の内の他方の前記第 1 ,第 2 の接触部が 2 個の内の他方の前記固定接点に接離して、 2 個の前記固定接点間をON、OFFするようにした構成とした。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明のプッシュ型スイッチの図面を説明すると、図1は本発明のプッシュ型スイッチに係り、絶縁基体を切り欠きした状態を示す分解斜視図、図2は本発明のプッシュ型スイッチに係り、カバーの上面板を取り去った状態を示す平面図、図3は本発明のプッシュ型スイッチに係り、可動接点と付勢部材の取付状態を示す要部断面図、図4は本発明のプッシュ型スイッチに係り、操作部材の未操作状態を示す動作説明図、図5は本発明のプッシュ型スイッチに係り、操作部材を操作した状態を示す動作説明図、図6は本発明のプッシュ型スイッチの参考例に係り、可動接点の斜視図である。
【0024】
次に、本発明のプッシュ型スイッチの構成を図1〜図5に基づいて説明すると、絶縁材の成型品からなる箱形をなした絶縁基体1は、矩形状の底壁1aと、この底壁1aの3つの辺から上方に延びる3つの側壁1bと、対向する一対の側壁1bの内面に対向して設けられたレール部1cと、対向する側壁1bの外周面に設けられた楔状の複数個の掛け止め部1dとを有する。
【0025】
金属板からなる2個の固定接点2は、底壁1aに埋設して取り付けられ、底壁1aの一面(上面)から上方に突出して延びる接点部2aと、側壁1bから外方に突出して延びる端子部2bとを有する。
【0026】
金属板が折り曲げられて形成されたカバー3は、四角形状の上面板3aと、上面板3aの4辺から下方に折り曲げられた4つの側面板3bと、上面板3aに形成された丸型の孔3cと、対向する側面板3bの下端部から横方向に突出する係止片3dとを有する。
【0027】
そして、このカバー3は、上面板3aで絶縁基体1の上方開口部を覆うように、絶縁基体1の上方から被せながら、側面板3bを側壁1bの外周面に沿って下方に押し込むと、係止片3dが楔状の掛け止め部1dを乗り越えて、係止片3dが掛け止め部1dの下端部に掛け止めされて、カバー3が絶縁基体1に取り付けられる。
このカバー3が取り付けられた際、1つの側面板3bが絶縁基体1の側壁1bの存在しない箇所を覆うようになっている。
【0028】
絶縁材の成型品で形成された操作部材4は、本体部4aと、本体部4aの上部から上方に突出する円柱状の操作部4bと、本体部4aの対向する側面に設けられた凹状のガイド溝部4cと、本体部4aの側面から操作部4bの延びる方向に対して直交する方向に突出した複数個の係止部4dと、操作部4bを挟んで係止部4dと対向した状態で、本体部4aの下部に設けられた収納部4eとを有する。
【0029】
そして、操作部材4は、本体部4aがカバー3内に収納され、操作部4bが孔3cから外方に突出すると共に、ガイド溝部4c内にレール部1cが嵌合し、レール部1cをガイドにして、操作部材4が直線移動可能に取り付けられている。
【0030】
バネ性ある金属板がU字状に折り曲げられて形成された可動接点5は、開放部5aを設けて互いに対向して配置された帯状の第1,第2の基部5b、5cと、互いに間隔を置いて配置され、第1,第2の基部5b、5cを連結するU字状の第1,第2の連結部5d、5eと、この第1,第2の連結部5d、5e間に設けられた孔5fと、第1,第2の連結部5d、5e間の孔5f内に位置した状態で、互いに対向するように第1,第2の基部5b、5cから突出して設けられたクリップ状の少なくとも2個の第1,第2の接触部5g、5hとを有する。
【0031】
そして、この可動接点5は、第1,第2の接触部5g、5h側を上方にして、操作部材4の複数個の係止部4d間に掛け止めされて、操作部材4に取り付けられる。
【0032】
また、可動接点5の操作部材4への取付は、中央部に位置する一つの係止部4dが2個の第1,第2の接触部5g、5h間に位置し、両端側に位置する二つの係止部4dが第1,第2基部5b、5cの下部に位置した状態で、可動接点5を本体部4a側に移動させると、中央部に位置する一つの係止部4dで、第1,第2の基部5b、5cの上辺が押さえられ、また、両端側に位置する二つの係止部4dで、第1,第2の基部5b、5cの両端の下辺が押さえられるようになって、取り付けられる。
【0033】
即ち、可動接点5は、中央部の上辺が一つの係止部4dで押さえられ、両端の下辺が二つの係止部4dで押さえられて、その結果、可動接点5が複数個の係止部4dによって挟持されると共に、この複数個の係止部4dに掛け止めされた状態となっている。
【0034】
また、可動接点5が操作部材4に取り付けられた際、第1,第2の基部5b、5cが第1,第2の接触部5g、5hよりも底壁1aに近い位置に配置されると共に、2個の固定接点2は、第1,第2の基部5b、5c間に位置する開放部5aを通って第1,第2の接触部5g、5hに至るように延びている。
【0035】
そして、操作部材4が上下方向に直線移動した際、可動接点5は、操作部材4に掛け止めされた状態で、操作部材4と共に直線移動し、その結果、第1,第2の接触部5g、5hは、固定接点2の接点部2aの延びる方向に移動して、2個の第1,第2の接触部5g、5hのそれぞれが2個の固定接点2の接点部2aに接離して、2個の固定接点2間をON状態、或いはOFF状態にする。
【0036】
この実施例では、2個の固定接点2間がOFF時、2個の第1,第2の接触部5g、5hのそれぞれが2個の固定接点2から離れた状態となっていて、ON時に、2個の第1,第2の接触部5g、5hのそれぞれが2個の固定接点2に接触するようになっているが、2個の内の一方の第1,第2の接触部5g、5hがOFF時とON時に、2個の内の一方の固定接点2と常時接触し、2個の内の他方の第1,第2の接触部5g、5hが2個の内の他方の固定接点2に接離するようにして、OFF状態とON状態を得るようにしても良い。
【0037】
捻りコイルバネからなる付勢部材6は、巻回部6aと、巻回部6aの両端部に設けられた折り曲げ端部6b、6cとを有し、この付勢部材6は、特に、図3に示すように、1つの側壁1bと操作部材4の収納部4eで囲まれた箇所に収納されて、箱形の絶縁基体1内に配置されている。
【0038】
そして、この付勢部材6が取り付けられた際、一端部6bが底壁1aの上面に弾接すると共に、他端部6cが操作部材4の下部に弾接して、付勢部材6によって、操作部材4が常時付勢されて、自動復帰するようになっている。
【0039】
次に、このような一回路切換の構成を有する本発明のプッシュ型スイッチの動作を説明すると、操作部材4の未作動時においては、図4に示すように、2個の第1,第2の接触部5g、5hが上方に位置して、2個の固定接点2間がOFFの状態となっている。
【0040】
この状態で、操作部4aを付勢部材6に抗して押圧すると、図5に示すように、可動接点5は操作部材4と共に直線移動して、2個の第1,第2の接触部5g、5hが固定接点2の延びる方向、即ち、下方に移動して、その結果、可動接点5の2個の第1,第2の接触部5g、5hがそれぞれ2個の固定接点2に接触して、固定接点2間がON状態となる。
【0041】
次に、図5の状態で、操作部4aの押圧を解除すると、操作部材4は、付勢部材6によって、図4に示すように、押圧前の状態に自動的に復帰する。
その間において、可動接点5は操作部材4と共に直線移動して、2個の第1,第2の接触部5g、5hが固定接点2の延びる方向、即ち、上方に移動して、その結果、可動接点5の2個の第1,第2の接触部5g、5hがそれぞれ2個の固定接点2から離れて非接触状態となって、固定接点2間がOFF状態となる。
このようにしてプッシュ型スイッチの操作が行われる。
【0042】
図6は本発明のプッシュ型スイッチの参考例を示し、この参考例を図6に基づいて説明すると、U字状に折り曲げられた可動接点5は、開放部5aを設けて互いに対向して配置された帯状の第1,第2の基部5b、5cと、互いに間隔を置いて配置され、第1,第2の基部5b、5cの下部を連結する第1,第2の連結部5d、5eと、この第1,第2の連結部5d、5e間に位置した状態で、互いに対向するように第1,第2の基部5b、5cの上部から突出して設けられたクリップ状の少なくとも2個の第1,第2の接触部5g、5hとを有する。
【0043】
そして、2個の固定接点2は、第1,第2の基部5b、5c間に位置する開放部5aを通って第1,第2の接触部5g、5hに至るように延びている。
その他の構成は、前記実施例と同様であり、ここではその説明を省略する。
【0044】
【発明の効果】
本発明のプッシュ型スイッチは、底壁を有する絶縁基体と、底壁の一面から上方に突出した状態で底壁に取り付けられた少なくとも2個の固定接点と、この固定接点に接離可能な可動接点と、この可動接点を操作するための直線移動可能な操作部材とを備え、可動接点は、バネ性ある金属板が折り曲げられて形成され、開放部を設けて互いに対向して配置された第1,第2の基部と、互いに間隔を置いて配置され、第1,第2の基部を連結する第1,第2の連結部と、この第1,第2の連結部間に位置した状態で、互いに対向するように第1,第2の基部から突出して設けられた少なくとも2個の第1,第2の接触部とを備え、固定接点は、第1,第2の基部間に位置する開放部と、第1,第2の接触部間に位置し、直線移動可能に保持された操作部材の操作によって、可動接点が固定接点の延びる方向に移動して、第1,第2の接触部を介して2個の固定接点間をON、OFFするようにした構成とした。
即ち、可動接点の第1,第2の接触部は、固定接点の延びる方向に移動するため、操作部材の移動方向に小型化できると共に、第1,第2の接触部が固定接点から上方に逃げるため、2個の固定接点間に接触部が逃げる従来に比して、耐電圧を大きくすることができる。
また、従来のスライド体が不要となって、部品点数が少なく、安価で、生産性が良く、且つ、小型のものが提供できる。
また、第1,第2の接触部で固定接点を挟持して接触するため、その接触が安定し、接触抵抗の少ないものが得られる。
また、可動接点の第1,第2の接触部は、第1,第2の接触部の延びる方向で、固定接点に接触して挟持するため、第1,第2の接触部の変形を少なくできる。
【0045】
また、可動接点は、第1,第2の連結部がU字状に折り曲げられて形成されると共に、第1,第2の連結部間に設けられた孔内には、第1,第2の接触部が配置され、第1,第2の基部が第1,第2の接触部よりも底壁に近い位置に配置されて、固定接点が第1,第2の基部の開放部を通って第1,第2の接触部に至るようにしたため、両側に位置する連結部によって接触部が保護され、可動接点の組み立て時における接触部の変形を少なくできる。
【0046】
また、操作部材には、可動接点を掛け止めするための係止部が設けられ、可動接点が係止部に掛け止めされて、操作部材に取り付けられたため、可動接点の取付が簡素化できて、組立性の良好なものが得られる。
また、このような構成によって、可動接点の取付が安定し、耐振性の良好な可動接点の取付ができる。
【0047】
また、操作部材は、移動方向に対して直交する方向に延びる複数個の係止部を有し、基部の両辺部が複数個の係止部によって挟持されて、可動接点が操作部材に取り付けられたため、可動接点の取付が確実となり、一層、耐振性の良好な可動接点の取付ができる。
【0048】
また、操作部材には、捻りコイルバネからなる付勢部材を収納するための収納部が設けられ、この収納部に収納された捻りコイルバネの一端側が底壁に弾接すると共に、捻りコイルバネの他端側が操作部材に弾接したため、付勢部材の取付が簡単で、生産性が良く、また、捻りコイルバネを使用しているため、操作部材の移動方向に小型化できる。
【0049】
また、操作部材は操作部を有し、係止部と収納部とが操作部を挟んで対向する位置に配置されたため、スペースファクタが良く、操作部材の移動方向に小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプッシュ型スイッチに係り、絶縁基体を切り欠きした状態を示す分解斜視図。
【図2】本発明のプッシュ型スイッチに係り、カバーの上面板を取り去った状態を示す平面図。
【図3】本発明のプッシュ型スイッチに係り、可動接点と付勢部材の取付状態を示す要部断面図。
【図4】本発明のプッシュ型スイッチに係り、操作部材の未操作状態を示す動作説明図。
【図5】本発明のプッシュ型スイッチに係り、操作部材を操作した状態を示す動作説明図。
【図6】 本発明のプッシュ型スイッチの参考例に係り、可動接点の斜視図。
【図7】従来のプッシュ型スイッチの要部断面図。
【図8】従来のプッシュ型スイッチの動作を示す断面図。
【図9】図8の9−9線における断面図。
【符号の説明】
1 絶縁基体
1a 底壁
1b 側壁
1c レール部
1d 掛け止め部
2 固定接点
2a 接点部
2b 端子部
3 カバー
3a 上面板
3b 側面板
3c 孔
3d 係止片
4 操作部材
4a 本体部
4b 操作部
4c ガイド溝部
4d 係止部
4e 収納部
5 可動接点
5a 開放部
5b 第1の基部
5c 第2の基部
5d 第1の連結部
5e 第2の連結部
5f 孔
5g 第1の接触部
5h 第2の接触部
6 付勢部材
6a 巻回部
6b 端部
6c 端部

Claims (7)

  1. 底壁を有する絶縁基体と、前記底壁の一面から上方に突出した状態で前記底壁に取り付けられた少なくとも2個の固定接点と、この固定接点に接離可能な可動接点と、この可動接点を操作するための直線移動可能な操作部材とを備え、前記可動接点は、バネ性ある金属板が折り曲げられて形成され、開放部を設けて互いに対向して配置された第1,第2の基部と、互いに間隔を置いて配置され、前記第1,第2の基部を連結する第1,第2の連結部と、この第1,第2の連結部間に位置した状態で、互いに対向するように前記第1,第2の基部から突出して設けられた少なくとも2個の第1,第2の接触部とを備え、前記可動接点は、前記第 1 ,第 2 の連結部が、互いに間隔を置いて独立状態でそれぞれ U 字状に折り曲げられて形成されると共に、前記第 1 ,第 2 の連結部間に画成される孔内には、 U 字状の前記第 1 ,第 2 の連結部にて上部が連結された前記第 1 ,第 2 の基部から上方に突出して設けられた前記第 1 ,第 2 の接触部が配置され、前記第 1 ,第 2 の基部が、前記第 1 ,第 2 の接触部及び U 字状の前記第 1 ,第 2 の連結部の頂部よりも前記庭壁に近い位置に配置されており、前記固定接点は、前記絶縁基体の前記底壁から前記可動接点の前記第 1 ,第 2 の基部間に位置する前記開放部を通って前記第 1 ,第 2 の接触部に至るように延設されており、直線移動可能に保持された前記操作部材の回動操作に伴って、前記可動接点の第 1 ,第 2 の接触部を突出させている前記第 1 ,第 2 の基部間の前記開放部側から前記固定接点が、前記第 1 ,第 2 の連結部の頂部側に位置する前記第 1 ,第 2 の接触部に至るように、前記可動接点から前記固定接点の延びる方向に移動して、前記第1,第2の接触部を介して2個の前記固定接点間をON、OFFするようにしたことを特徴とするプッシュ型スイッチ。
  2. 前記操作部材には、前記可動接点を掛け止めするための係止部が設けられ、前記可動接点が前記係止部に掛け止めされて、前記操作部材に取り付けられたことを特徴とする請求項1 載のプッシュ型スイッチ。
  3. 前記操作部材は、移動方向に対して直交する方向に延びる複数個の前記係止部を有し、前記基部の両辺部が複数個の前記係止部によって挟持されて、前記可動接点が前記操作部材に取り付けられたことを特徴とする請求項2記載のプッシュ型スイッチ。
  4. 前記操作部材には、捻りコイルバネからなる付勢部材を収納するための収納部が設けられ、この収納部に収納された前記捻りコイルバネの一端側が前記底壁に弾接すると共に、前記捻りコイルバネの他端側が前記操作部材に弾接したことを特徴とする請求項2、又は3記載のプッシュ型スイッチ。
  5. 前記操作部材は操作部を有し、前記係止部と前記収納部とが前記操作部を挟んで対向する位置に配置されたことを特徴とする請求項4記載のプッシュ型スイッチ。
  6. 2 個の前記第 1 ,第 2 の接触部のそれぞれが 2 個の前記固定接点に接離して、 2 個の前記固定接点間をON、OFFするようにしたことを特徴とする請求項 1 から 5 のいずれかに記載のプッシュ型スイッチ。
  7. 2 個の内の一方の前記第 1 ,第 2 の接触部が 2 個の内の一方の前記固定接点に常時接触した状態で、 2 個の内の他方の前記第 1 ,第 2 の接触部が 2 個の内の他方の前記固定接点に接離して、 2 個の前記固定接点間をON、OFFするようにしたことを特徴とする請求項 1 から 5 のいずれかに記載のプッシュ型スイッチ。
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