JP4072365B2 - 密封型のプッシュスイッチ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はマイクロスイッチ等に使用して好適な密封型のプッシュスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の密封型のプッシュスイッチの図面を説明すると、図4は従来の密封型のプッシュスイッチの要部断面図、図5は従来の密封型のプッシュスイッチに係り、要部の拡大断面図である。
【0003】
次に、従来の密封型のプッシュスイッチの構成を図4、図5に基づいて説明すると、絶縁材からなる絶縁基体51は、基部51aと、基部51aの両側部から外方に突出した突部51bを有し、この絶縁基体51の基部51aには、金属板からなる3個の固定接点52、53,54が埋設して取り付けられている。
【0004】
バネ性のある金属板からなる可動接点55は、一端が固定接点52の支持部52aに係止された状態で、他端の自由端に設けられた接点部55aが固定接点53,54間で移動可能に取り付けられている。
【0005】
コイルバネ56は、一端が固定接点52の掛け止め部52bに掛け止めされると共に、他端が可動接点55に掛け止めされて、このコイルバネ56によって、可動接点55が固定接点52の支持部52aを支点として反転動作し、接点部55aが固定接点53,或いは54に接離するようになっている。
【0006】
合成樹脂の成形品からなるケース57は、上面壁57aと、この上面壁57aに設けられた1個の貫通孔57bと、この貫通孔57bの外周部に位置した状態で、上面壁57aの外面に設けられた凹部57cと、この凹部57cの周りに設けられたカシメ用の凸部57dと、上面壁57aから下方に突出して設けられた筒状の側壁57eと、上面壁57aと側壁57eとで囲まれた収容部57gとを有する。
【0007】
そして、このケース57は、可動接点55やコイルバネ56等を覆うように絶縁基体51の上面から被せて、絶縁基体51の突部51bに係止して、ケース57と絶縁基体51両者を接着、或いは溶着によって、ケース57が絶縁基体51に取り付けられる。
この時、収容部57g内には、可動接点55やコイルバネ56等が収容された状態となっている。
【0008】
ゴム等からなるコップ状の防水部材58は、裾部に設けられたリング状の台座部58aと、頂部に設けられた孔58bを有し、この防水部材58は、台座部58aが上面壁57aの凹部57c内に配置された状態で、凸部57dを熱カシメ等することによって、ケース57に取り付けられている。
【0009】
絶縁材からなる押し釦59は、頂部に凸部59aを有し、この押し釦59は、上面壁57aの貫通孔57bに挿通されて、移動可能に取り付けられると共に、凸部59aが防水部材58の孔58bに挿通され、凸部59aの頂部が熱カシメ等によって潰されて、押し釦59と防水部材58とが結合された構成となっている。
【0010】
そして、上面壁57aの凸部57dと、押し釦59の凸部59aのカシメによって、収容部57gにおける貫通孔57b側での防水が行われているが、接着、或いは溶着の不十分な場合が往々にして生じ、これによって、絶縁基体51とケース57との間に隙間Sが生じて、収容部57gの密封が不十分な状態となる。
【0011】
次に、このような構成を有する従来のプッシュスイッチの動作を説明すると、防水部材58の弾性に抗して押し釦59を押圧すると、押し釦59は貫通孔57bをガイドにして移動し、コイルバネ56の中間部を押圧する。
【0012】
すると、可動接点55の中間部が下方に引き下げられて、可動接点55は、支持部52aを支点として反転動作し、固定接点54の接触状態から固定接点53との接触状態に変位して、固定接点52、53間がON状態となる。
【0013】
次に、この状態で、押し釦59の押圧を解除すると、押し釦59はコイルバネ56によって押し戻されて、押圧前の状態に戻ると共に、可動接点55は支持部52aを支点として反転動作し、その結果、固定接点53から離れて、固定接点52,54間がON状態の元の状態に戻る。
即ち、可動接点55は、固定接点53,54に対してバッティングによる接触状態となっている。
このようにしてプッシュスイッチの操作が行われる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
従来のプッシュスイッチは、絶縁基体51とケース57を接着、或いは溶着によって固定されるため、組立時間が長くなったり、設備が大がかりになってしまうという問題がある。
また、確実に接着や溶着によって封止されているか確認するのが困難であるばかりか、接着、或いは溶着の不十分な場合が往々にして生じ、これによって、絶縁基体51とケース57との間に隙間Sが生じて、収容部57gの密封が不十分な状態になるという問題がある。
また、防水部材58の取付は、上面壁57aに設けた凸部57dを熱カシメする必要があり、その取付が面倒で、生産性が悪くなるという問題がある。
また、可動接点55は、固定接点53,54に対してバッティングによる接触であるため、チャタリングを生じるばかりか、片面接触であるため、その接触が不安定で、接触抵抗が高いという問題がある。
【0015】
そこで、本発明は防水が確実で、生産性も良く、且つ、チャタリングを生じ無い密封型のプッシュスイッチを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための第1の解決手段として、絶縁材からなり、一面側に開口部を設けた箱形の筐体と、この筐体に取り付けられた複数個の固定接点と、移動可能に保持された操作部材と、この操作部材に保持され、前記固定接点に接離して接点の切換を行う可動接点と、前記筐体内部を密封する防水部材と、前記筐体に取り付けられるカバーとを備え、前記筐体は、底壁と、この底壁から上方に突出する環状の側壁と、前記底壁と前記側壁とで囲まれた収容部と、前記側壁の一端側に設けられた前記開口部とを有し、前記収容部には、前記固定接点の接点部と前記可動接点、及び前記可動接点を保持する前記操作部材の本体部が収容され、前記防水部材は、平板状部と、この平板状部から上方に突出したドーム部とを有し、前記側壁の前記開口部側に位置する環状の端面全体には、前記防水部材の前記平板状部が前記カバーによって押し付けられて、前記収容部内を密封状態にすると共に、前記カバーの挿通孔を通って外方に突出する前記ドーム部内には、前記操作部材の操作部が配置された構成において、前記可動接点は、バネ性ある金属板が折り曲げられて形成され、開放部を設けて互いに対向して配置された第1,第2の基部と、互いに間隔を置いて配置され、前記第1,第2の基部を連結する第1,第2の連結部と、この第1,第2の連結部間に位置した状態で、互いに対向するように前記第1,第2の基部から突出して設けられた少なくとも2個の第1,第2の接触部とを有し、前記第1,第2の連結部がU字状に折り曲げられて形成されると共に、前記第1,第2の連結部間に設けられた孔内には、前記第1,第2の接触部が配置され、前記第1,第2の基部が前記第1,第2の接触部よりも前記底壁に近い位置に配置されて、前記固定接点が前記第1,第2の基部の開放部を通って前記第1,第2の接触部に至るようにし、前記底壁から上方に延びる前記固定接点の前記接点部は、前記第1,第2の基部間に位置する前記開放部と、前記第1,第2の接触部間に位置し、前記操作部材の操作によって、前記可動接点が前記接点部の延びる方向に移動して、前記第1,第2の接触部を介して2個の前記固定接点間をON、OFFするようにした構成とした。
【0017】
また、第2の解決手段として、前記ドーム部の頂部には孔が設けられ、前記操作部の先端部に設けられた凸部が前記孔に挿通されて、前記ドーム部にカシメ付けられた構成とした。
また、第3の解決手段として、前記操作部材と前記筺体間には、前記操作部材を付勢する付勢部材が介在されて、前記操作部の先端部が前記ドーム部の頂部の内面に当接した構成とした。
【0018】
また、第4の解決手段として、前記カバーは、前記挿通孔を有する上面板と、この上面板から下方に延びる少なくとも一対の側面板を有し、この側面板と前記筺体の前記側壁とが係止手段によってスナップ結合された構成とした。
また、第5の解決手段として、前記収容部内に収容される前記本体部の外周は、前記収容部の外形に沿った形状で形成され、前記本体部が前記側壁の内面にガイドされて移動するようにした構成とした。
【0019】
また、第6の解決手段として、前記本体部は、前記可動接点を収納するために下部に設けられた収納部と、この収納部の上部に設けられた貫通孔を有し、少なくとも前記本体部の移動時、前記接点部が前記貫通孔内に位置するようにした構成とした。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の密封型のプッシュスイッチの図面を説明すると、図1は本発明の密封型のプッシュスイッチを示す分解斜視図、図2は本発明の密封型のプッシュスイッチを示す要部断面図、図3は本発明の密封型のプッシュスイッチの他の実施例を示す要部断面図である。
【0023】
次に、本発明の密封型のプッシュスイッチの構成を図1、図2に基づいて説明すると、絶縁材の成形品からなる箱形をなした筺体1は、底壁1aと、この底壁1aから上方に突出する環状の側壁1bと、この側壁1bの一端側に設けられた開口部1cと、この側壁1bの開口部1c側に位置した環状の端面1dと、底壁1aと側壁1bとで囲まれた収容部1eと、対向する側壁1bの外周面に設けられた複数個の楔状の突起1fとを有する。
【0024】
金属板からなる3個の固定接点2は、底壁1aに埋設して取り付けられ、底壁1aの一面(上面)から上方に突出して延びる接点部2aと、底壁1aから下方に突出して延びる端子部2bとを有する。
また、固定接点2の接点部2aは、3個の内の2個が他の1個よりも高く(長く)形成されると共に、高さの高い2個の内の1個には、孔2cが設けられている。
【0025】
ゴム材等からなる防水部材3は、平板状部3aと、この平板状部3aから上方に突出したドーム部3bと、ドーム部3bの頂部に設けられた孔3cとを有し、この防水部材3は、平板状部3aが側壁1bの端面1d上に載置されている。
【0026】
絶縁材の成形品からなる箱形のカバー4は、略矩形状の上面板4aと、この上面板4aに設けられた円形の挿通孔4bと、上面板4aの四方から下方に突出した4つの側面板4cと、対向する側面板4cに設けられた凹部4dとを有する。なお、側面板4cは、対向して配置された2個の側面板4cで形成しても良い。
【0027】
そして、このカバー4は、防水部材3を覆うように、筺体1にはめ合わされ、側面板4cに設けられた凹部4d内に突起1fが嵌入(スナップ結合)して、カバー4が筺体1に取り付けられる。
即ち、突起1fと凹部4dとで係止手段が構成され、この係止手段がスナップ結合することによって、両者が組み合わされるようになっている。
【0028】
また、カバー4が筺体1に取り付けられた際、ドーム部3bが挿通孔4bから外方に突出すると共に、上面板4aによって、防水部材3の平板状部3aが端面1d全体に押し付けられて、収容部1e内が密封された状態となっている。
【0029】
絶縁材の成形品で形成された操作部材5は、本体部5aと、本体部5aから上方に突出する円柱状の操作部5bと、この操作部5bの先端部に設けられた凸部5cと、本体部5aの下部に設けられた収納部5dと、この収納部5dの上部に設けられた貫通孔5eと、収納部5dと並設され、操作部5bと対向する本体部5aの下部に設けられた収容部5fとを有する。
また、本体部5aの外周は、筺体1の収容部1eの外形に沿った形状で形成されている。
【0030】
そして、操作部材5は、本体部5aが防水部材3で密封された筺体1の収容部1e内に移動可能に収容されると共に、操作部5bがドーム部3b内に位置した状態で、凸部5cが防水部材3の孔3cに挿通されて、ドーム部3bにカシメ付けられた構成となっている。
【0031】
また、操作部材5が筺体1に取り付けられた際、本体部5aは、側壁1bの内面にガイドされて、上下方向に移動可能となっており、また、固定接点2の接点部2aは、収納部5d内に位置するように延びた状態となっていると共に、本体部5aが移動した時、接点部2aが貫通孔5e内に位置するようになっている。
即ち、本体部5aに設けられた貫通孔5eは、接点部2aの逃げ部となっており、これによって、本体部5aの高さ方向の寸法を小さくしている。
【0032】
バネ性ある金属板がU字状に折り曲げられて形成された可動接点6は、開放部6aを設けて互いに対向して配置された帯状の第1,第2の基部6b、6cと、互いに間隔を置いて配置され、第1,第2の基部6b、6cを連結するU字状の第1,第2の連結部6d、6eと、この第1,第2の連結部6d、6e間に設けられた孔6fと、第1,第2の連結部6d、6e間の孔6f内に位置した状態で、互いに対向するように第1,第2の基部6b、6cから突出して設けられたクリップ状の3個の第1,第2の接触部6g、6hとを有する。
【0033】
そして、この可動接点6は、第1,第2の接触部6g、6h側を上方にして、操作部材5の収納部5d内に収納された状態で、適宜手段により操作部材5に取り付けられる。
【0034】
また、可動接点6が操作部材5に取り付けられた際、第1,第2の基部6b、6cが第1,第2の接触部6g、6hよりも底壁1aに近い位置に配置されると共に、固定接点2の接点部2aは、第1,第2の基部6b、6c間に位置する開放部6aを通って第1,第2の接触部6g、6hに至るように延びている。
更に、3組の第1,第2の接触部6g、6hのそれぞれは、3個の固定接点2のそれぞれに対応した状態となっている。
【0035】
そして、操作部材5が上下方向に移動した際、可動接点6は、操作部材5と共に移動し、その結果、第1,第2の接触部6g、6hは、固定接点2の接点部2aの延びる方向に移動して、3個の第1,第2の接触部6g、6hのそれぞれが接点部2aを両面から挟持して接触、或いは接点部2aから離れて、固定接点2間の切換を行うようになっている。
【0036】
コイルバネからなる付勢部材7は、操作部材5の収容部5f内に位置した状態で、操作部材5と底壁1aとの間に介在されて、操作部材5を常時上方に付勢している。
【0037】
次に、このような構成を有する本発明のプッシュスイッチの動作を説明すると、操作部材5の未作動時においては、図2に示すように、可動接点6は上方に位置した状態にあって、2個の第1,第2の接触部6g、6hが高さの高い2個の接点部2aを挟持して、この2個の固定接点2間がON状態となっている。
【0038】
この状態で、操作部5bをドーム部3bと共に付勢部材7に抗して押圧すると、可動接点6は操作部材5と共に移動して、1個の第1,第2の接触部6g、6hは、高さの高い2個の接点部2aの内の1個に設けられた孔2c内に位置して、非接触状態となる。
【0039】
そして、高さの高いもう1個の固定接点2aには、1個の第1,第2の接触部6g、6hが接触状態を維持した状態で、もう1個の第1,第2の接触部6g、6hが高さの低い接点部2aを挟持した状態で接触した状態となって、2個の固定接点2間がON状態となる。
【0040】
その間において、3個の第1,第2の接触部6g、6hは、接点部2aの延びる方向、即ち、下方に移動すると共に、接点部2aの先端は、収納部5dを通って貫通孔5eに侵入した状態となる。
【0041】
次に、操作部5bの押圧を解除すると、操作部材5は、付勢部材7によって、図2に示すように、押圧前の状態に自動的に復帰する。
その間において、可動接点6は操作部材5と共に移動して、3個の第1,第2の接触部6g、6hが接点部2aの延びる方向、即ち、上方に移動すると共に、固定接点2間の接点の切換が行われる。
このようにしてプッシュスイッチの操作が行われる。
【0042】
また、図3は本発明の密封型のプッシュスイッチの他の実施例を示し、この実施例は、上述した実施例での凸部5cと孔3cを無くして、操作部5bの先端部がドーム部3bの頂部の内面に当接したものである。
その他の構成は、前記実施例と同様であり、同一部品に同一番号を付し、ここではその説明を省略する。
【0043】
【発明の効果】
本発明の密封型のプッシュスイッチは、絶縁材からなり、一面側に開口部を設けた箱形の筺体と、この筺体に取り付けられた複数個の固定接点と、移動可能に保持された操作部材と、この操作部材に保持され、固定接点に接離して接点の切換を行う可動接点と、筺体内部を密封する防水部材と、筺体に取り付けられるカバーとを備え、筺体は、底壁と、この底壁から上方に突出する環状の側壁と、底壁と側壁とで囲まれた収容部と、側壁の一端側に設けられた開口部とを有し、収容部には、固定接点の接点部と可動接点、及び可動接点を保持する操作部材の本体部が収容され、防水部材は、平板状部と、この平板状部から上方に突出したドーム部とを有し、側壁の開口部側に位置する環状の端面全体には、防水部材の平板状部がカバーによって押し付けられて、収容部内を密封状態にすると共に、カバーの挿通孔を通って外方に突出するドーム部内には、操作部材の操作部が配置された構成とした。
即ち、側壁の開口部側に位置する環状の端面全体には、防水部材の平板状部がカバーによって押し付けられて、収容部内を密封状態にしたため、収容部内が確実に密封でき、従来に比して、防水が確実となると共に、その構成が簡単で、生産性の良好なものが得られる。
【0044】
また、ドーム部の頂部には孔が設けられ、操作部の先端部に設けられた凸部が孔に挿通されて、ドーム部にカシメ付けられたため、押圧動作時、直ちに操作部を押圧できて、操作性の良好なものが得られる。
【0045】
また、操作部材と筺体間には、操作部材を付勢する付勢部材が介在されて、操作部の先端部がドーム部の頂部の内面に当接したため、押圧動作時、直ちに操作部を押圧できて、操作性の良好なものが得られる。
【0046】
また、カバーは、挿通孔を有する上面板と、この上面板から下方に延びる少なくとも一対の側面板を有し、この側面板と筺体の側壁とが係止手段によってスナップ結合されたため、その組立作業が簡単となり、生産性の良好なものが得られる。
【0047】
また、収容部内に収容される本体部の外周は、収容部の外形に沿った形状で形成され、本体部が側壁の内面にガイドされて移動するようにしたため、本体部の移動の際のガイド面が多くなって、操作部材の移動の安定したものが得られる。
【0048】
また、可動接点は、バネ性ある金属板が折り曲げられて形成され、開放部を設けて互いに対向して配置された第1,第2の基部と、互いに間隔を置いて配置され、第1,第2の基部を連結する第1,第2の連結部と、この第1,第2の連結部間に位置した状態で、互いに対向するように第1,第2の基部から突出して設けられた少なくとも2個の第1,第2の接触部とを備え、底壁から上方に延びる固定接点の接点部は、第1,第2の基部間に位置する開放部と、第1,第2の接触部間に位置し、操作部材の操作によって、可動接点が接点部の延びる方向に移動して、第1,第2の接触部を介して2個の固定接点間をON、OFFするようにした構成とした。
このように、可動接点の固定接点への接触は、一対の第1,第2の接触部で挟持するため、従来のようなバッティング接触によるチャタリングが無くなる。
また、可動接点の第1,第2の接触部は、接点部の延びる方向に移動するため、操作部材の移動方向に小型化できると共に、第1,第2の接触部で固定接点を挟持して接触するため、その接触が安定し、接触抵抗の少ないものが得られる。
また、可動接点の第1,第2の接触部は、第1,第2の接触部の延びる方向で、固定接点に接触して挟持するため、第1,第2の接触部の変形を少なくできる。
【0049】
また、可動接点は、第1,第2の連結部がU字状に折り曲げられて形成されると共に、第1,第2の連結部間に設けられた孔内には、第1,第2の接触部が配置され、第1,第2の基部が第1,第2の接触部よりも底壁に近い位置に配置されて、固定接点が第1,第2の基部の開放部を通って第1,第2の接触部に至るようにしたため、両側に位置する連結部によって接触部が保護され、可動接点の組み立て時における接触部の変形を少なくできる。
【0050】
また、本体部は、可動接点を収納するために下部に設けられた収納部と、この収納部の上部に設けられた貫通孔を有し、少なくとも本体部の移動時、接点部が貫通孔内に位置するようにしたため、貫通孔が接点部の逃げとなって、本体部を高さ方向に小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の密封型のプッシュスイッチを示す分解斜視図。
【図2】本発明の密封型のプッシュスイッチを示す要部断面図。
【図3】本発明の密封型のプッシュスイッチの他の実施例を示す要部断面図。
【図4】従来の密封型のプッシュスイッチの要部断面図。
【図5】従来の密封型のプッシュスイッチに係り、要部の拡大断面図。
【符号の説明】
1 筺体
1a 底壁
1b 側壁
1c 開口部
1d 端面
1e 収容部
1f 突起
2 固定接点
2a 接点部
2b 端子部
2c 孔
3 防止部材
3a 平板状部
3b ドーム部
3c 孔
4 カバー
4a 上面板
4b 挿通孔
4c 側面板
4d 凹部
5 操作部材
5a 本体部
5b 操作部
5c 凸部
5d 収納部
5e 貫通孔
5f 収容部
6 可動接点
6a 開放部
6b 第1の基部
6c 第2の基部
6d 第1の連結部
6e 第2の連結部
6f 孔
6g 第1の接触部
6h 第2の接触部
7 付勢部材

Claims (6)

  1. 絶縁材からなり、一面側に開口部を設けた箱形の筐体と、この筐体に取り付けられた複数個の固定接点と、移動可能に保持された操作部材と、この操作部材に保持され、前記固定接点に接離して接点の切換を行う可動接点と、前記筐体内部を密封する防水部材と、前記筐体に取り付けられるカバーとを備え、前記筐体は、底壁と、この底壁から上方に突出する環状の側壁と、前記底壁と前記側壁とで囲まれた収容部と、前記側壁の一端側に設けられた前記開口部とを有し、前記収容部には、前記固定接点の接点部と前記可動接点、及び前記可動接点を保持する前記操作部材の本体部が収容され、前記防水部材は、平板状部と、この平板状部から上方に突出したドーム部とを有し、前記側壁の前記開口部側に位置する環状の端面全体には、前記防水部材の前記平板状部が前記カバーによって押し付けられて、前記収容部内を密封状態にすると共に、前記カバーの挿通孔を通って外方に突出する前記ドーム部内には、前記操作部材の操作部が配置された密封型のプッシュスイッチにおいて、前記可動接点は、バネ性ある金属板が折り曲げられて形成され、開放部を設けて互いに対向して配置された第1,第2の基部と、互いに間隔を置いて配置され、前記第1,第2の基部を連結する第1,第2の連結部と、この第1,第2の連結部間に位置した状態で、互いに対向するように前記第1,第2の基部から突出して設けられた少なくとも2個の第1,第2の接触部とを有し、前記第1,第2の連結部がU字状に折り曲げられて形成されると共に、前記第1,第2の連結部間に設けられた孔内には、前記第1,第2の接触部が配置され、前記第1,第2の基部が前記第1,第2の接触部よりも前記底壁に近い位置に配置されて、前記固定接点が前記第1,第2の基部の開放部を通って前記第1,第2の接触部に至るようにし、前記底壁から上方に延びる前記固定接点の前記接点部は、前記第1,第2の基部間に位置する前記開放部と、前記第1,第2の接触部間に位置し、前記操作部材の操作によって、前記可動接点が前記接点部の延びる方向に移動して、前記第1,第2の接触部を介して2個の前記固定接点間をON、OFFするようにしたことを特徴とする密封型のプッシュスイッチ
  2. 前記ドーム部の頂部には孔が設けられ、前記操作部の先端部に設けられた凸部が前記孔に挿通されて、前記ドーム部にカシメ付けられたことを特徴とする請求項1記載の密封型のプッシュスイッチ。
  3. 前記操作部材と前記筐体間には、前記操作部材を付勢する付勢部材が介在されて、前記操作部の先端部が前記ドーム部の頂部の内面に当接したことを特徴とする請求項1記載の密封型のプッシュスイッチ。
  4. 前記カバーは、前記挿通孔を有する上面板と、この上面板から下方に延びる少なくとも一対の側面板を有し、この側面板と前記筐体の前記側壁とが係止手段によってスナップ結合されたことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の密封型のプッシュスイッチ。
  5. 前記収容部内に収容される前記本体部の外周は、前記収容部の外形に沿った形状で形成され、前記本体部が前記側壁の内面にガイドされて移動するようにしたことを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の密封型のプッシュスイッチ。
  6. 前記本体部は、前記可動接点を収納するために下部に設けられた収納部と、この収納部の上部に設けられた貫通孔を有し、少なくとも前記本体部の移動時、前記接点部が前記貫通孔内に位置するようにしたことを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の密封型のプッシュスイッチ。
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