JP2000306468A - 押釦スイッチ - Google Patents

押釦スイッチ

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JP2000306468A
JP2000306468A JP11147337A JP14733799A JP2000306468A JP 2000306468 A JP2000306468 A JP 2000306468A JP 11147337 A JP11147337 A JP 11147337A JP 14733799 A JP14733799 A JP 14733799A JP 2000306468 A JP2000306468 A JP 2000306468A
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JP
Japan
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contact
fixed
rotating body
fixed contact
cover
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Application number
JP11147337A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Muramoto
達也 村本
Yasunari Taketomi
康成 武富
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接点部の動作精度を向上させた押釦スイッチ
を提供する。 【解決手段】 スイッチ本体1は、固定接触子11〜1
3がインサート成形されたボディ2と、固定接触子11
〜13を覆うようにボディ2に被着されるカバー3とで
構成される。カバー3には回動体4が回動自在に取り付
けられており、回動体4に突設された操作部4bはカバ
ー3の開口3aから外部に突出する。可動接触子20は
回動体4に取り付けられており、固定接触子11〜13
をそれぞれ挟持する各一対の挟持片23〜25を3組有
している。共通端子要の固定接触子11の先端には略L
字状の被挟持片11bが突設されており、各挟持片23
〜25が固定接触子11及び被挟持片11bを挟持する
ことにより、各挟持片23〜25と各固定接触子11〜
13との接触方向において各挟持片23〜25の位置が
変動するのを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、押釦スイッチに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の押釦スイッチとしては、図8乃
至図10に示すように、ベース部47及びベース部47
から立設された板部48を有し板部48の表面に常開接
点パターン51a、常閉接点パターン52a及び共通接
点パターン53aが埋め込まれた基板41と、板部48
における各接点パターン51a〜53aが設けられた面
に沿って回動するアクチュエータ43と、アクチュエー
タ43における板部48と対向する面に取り付けられ各
接点パターン51a〜53aと摺接する可動接片42
と、アクチュエータ43と一体に形成されアクチュエー
タ43を覆うように基板41に被着されるカバー(図示
せず)の開口から外部に突出する操作子45と、アクチ
ュエータ43に復帰力を与えるコイルばね46とを備え
たものがあった(特開平9−320397号公報参
照)。
【0003】アクチュエータ43は略扇状の可動部56
を有し、可動部56における扇の中心側には突片57が
一体に突設されており、この突片57には華道部56の
平面方向と略直交する方向に軸58が突設されている。
【0004】可動接片42が導電性を有する板ばね材か
ら形成され、一端側が連結部65に連結された3本の円
弧状の接触片64を有している。連結部65には一対の
取付孔66が設けられており、アクチュエータ43の可
動部56に突設された一対のかしめ突起62に連結部6
5の取付孔66を通した後、かしめ突起62の頭をつぶ
すことにより、可動接片42がアクチュエータ43に取
り付けられる。可動接片42の各接触片64は先端ほど
各接点パターン51a〜53aに近付く向きに傾斜す
る。而して、操作子45を押圧してアクチュエータ43
を回転させると、各接触片64が各接点パターン51a
〜53aと接触又は開離し、接点状態が切り替えられ
る。
【0005】また、図11に示すように、基板41側に
固定接点板51b〜53bを設けるとともに、アクチュ
エータ43側に、導電性を有する板ばね材から形成さ
れ、連結部65の一端縁から3本の接触片64を立設し
て形成された可動接片42を設けたものもあった。各接
触片64の先端には固定接点板51b〜53b側に突出
する円弧状の接点部64aが設けられており、各接点部
64aは固定接点板51b〜53bと弾接している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した押釦スイッチ
の内、前者の押釦スイッチを組み立てる際は、可動接片
42が取り付けられたアクチュエータ43の軸58にコ
イルばね46を取り付けた後、アクチュエータ43の軸
58を基板41に設けられた軸孔54に挿入する。そし
て、基板51に板部48側からカバーを嵌合することに
より、アクチュエータ43が固定され、組立が完了する
のであるが、アクチュエータ43の軸58を基板41の
軸孔54に挿入した後、カバーを基板41に嵌合するま
での間、アクチュエータ43が固定されておらず、しか
もアクチュエータ43に取り付けられた可動接片42の
接触片64が各接点パターン51a〜53aと弾接する
ことによって、接触片64に反力が加わるため、アクチ
ュエータ43が動いて組み立てにくいという問題もあっ
た。
【0007】また、後者の押釦スイッチでは、接触片6
4の先端に設けられた接点部64aが一方向から固定接
点板51b〜53bに弾接しているので、接点開閉時に
接点部64aと各固定接点板51b〜53bとが接触す
る方向において接触片64の先端の位置がぶれる虞があ
り、各接触片64が変形して、各接点部64aと各固定
接点板51b〜53bとの接触位置が一定にならず、押
釦スイッチの動作精度が悪化するという問題点があっ
た。
【0008】本発明は、上記の点に鑑みて為されたもの
であり、その目的とするところは、スイッチの動作速度
を向上させた押釦スイッチを提供することにあり、さら
に請求項4の発明の目的は、上記目的に加えて組立作業
性を向上させた押釦スイッチを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、複数の固定接触子が配設され
るスイッチ本体と、スイッチ本体に回動自在に取り付け
られた回動体と、回動体に取り付けられ回動体の回動に
応じて各固定接触子とそれぞれ接触自在に接離する可動
接触子とを備え、回動体の回動時に可動接触子の動きを
ガイドするガイド部材を設けたことを特徴とし、回動体
の回動時に可動接触子の動きがガイド部材によってガイ
ドされるので、可動接触子の位置がぶれるのを抑制する
ことができ、従って可動接触子の変形が防止されるか
ら、可動接触子と固定接触子とを一定の位置で接触させ
ることができ、スイッチの動作精度を向上させることが
できる。
【0010】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、スイッチ本体には、可動接触子と常時接触して可
動接触子の動きをガイドする共通端子用の固定接触子
と、回動体の回動に応じて可動接触子と接触又は開離す
る接点用の固定接触子とが設けられており、上記ガイド
部材が共通端子用の固定接触子で構成されることを特徴
とし、可動接触子と常時接触する共通端子用の固定接触
子により可動接触子の動きがガイドされているので、新
たに部品を増やすことなく、請求項1の発明と同様の作
用を得ることができる。
【0011】請求項3の発明では、請求項1の発明にお
いて、スイッチ本体には、可動接触子と常時接触する共
通端子用の固定接触子と、回動体の回動に応じて可動接
触子と接触又は開離する接点用の固定接触子とが設けら
れ、可動接触子は共通端子用及び接点用の固定接触子の
先端を夫々挟持する各一対の挟持片を有しており、接点
用の固定接触子を挟持する挟持片によって挟持される被
挟持片を共通端子用の固定接触子と連続一体に形成した
ことを特徴とし、可動接触子の挟持片が共通端子用の固
定接触子を常時挟持することにより、可動接触子の位置
がぶれるのを防止でき、且つ、接点用の固定接触子を挟
持する可動接触子の挟持片は、共通端子用の固定接触子
と連続一体に設けられた被挟持片を挟持しているので、
共通端子用の固定接触子を挟持する挟持片と同様、接点
用の固定接触子を挟持する挟持片の位置がぶれるのを防
止でき、可動接触子が変形するのを防止して、可動接触
子と固定接触子とを一定の位置で接触させ、スイッチの
動作精度を向上させることができる。
【0012】請求項4の発明では、請求項3の発明にお
いて、挟持片は、被挟持片に接触する角錐形の接触部が
互いに対向する方向へ突出して設けられたことを特徴と
し、互いに対向する方向へ突出して設けられた接触部に
より被挟持片が接触されるから、接触力が一点に集中し
て接触信頼性が高くなり、さらに、突出して設けられた
接触部が、角錐状であるから、被挟持片に斜めに接触す
るようになり、最も突出した頂点により被挟持片を挟持
した後は、可動接触子の動きがガイドされる方向に沿っ
て、そのまま誘い込まれるようにして、滑らかに挟持箇
所が変位していくので、押釦スイッチの押圧動作をスム
ーズに行うことができる。
【0013】請求項5の発明では、請求項1の発明にお
いて、スイッチ本体は、固定接触子が取り付けられると
ともに、上記回動体を復帰位置側に付勢する付勢手段が
取り付けられたボディと、回動体が回動自在に取り付け
られ固定接触子を覆うようにしてボディに取り付けられ
るカバーとを結合して形成されることを特徴とし、付勢
手段をボディに取り付けるとともに、回動体をカバーに
取り付けた状態で、ボディとカバーとの組立作業を行う
ことができるから、組立時に付勢手段や回動体が動くこ
とがなく、組立作業を容易に行うことができる。
【0014】請求項6の発明では、請求項1の発明にお
いて、スイッチ本体は、固定接触子が取り付けられるボ
ディと、固定接触子を覆うようにボディに取り付けられ
るカバーとで構成され、上記回動体はカバーに回動自在
に取り付けられており、カバーに設けた開口から外部に
突出する操作部を回動体に設け、操作部の形状を回動体
の回動方向に沿って伸びる形状に形成したことを特徴と
し、回動体の回動時にカバーの開口を通過する操作部の
形状が略等しくなるから、開口と操作部の間の隙間が小
さくなり、押釦スイッチの見栄えを良くできる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1乃至図
8を参照して説明する。
【0016】この押釦スイッチは、3つの固定接触子1
1〜13がインサート成形されたボディ2、及び、後述
の接点部10を覆うようにボディ2に冠着される一面開
口した略箱状のカバー3から構成されるスイッチ本体1
と、カバー3に回動自在に取り付けられた回動体4とを
備えている。
【0017】ボディ2表面にはリブ2bが立設され、こ
のリブ3bにはボディ2表面と略平行な方向に伸びる軸
2aが突設されており、軸2aには回動体4を図1中左
周りに付勢する付勢手段たるコイルばね6が取り付けら
れている。なお、コイルばね6を軸2aに挿入すると、
コイルばね6の一端がボディ2表面と当接して、コイル
ばね6の回り止めが行われる。
【0018】回動体4は略平板状であって、一端側にカ
バー3の内面に設けられた軸受け部(図示せず)に軸支
される軸4aが設けられており、軸4aを中心として回
動する。また、回動体4の他端側にはカバー3の天井面
に設けられた開口3aから外部に突出する操作部4bが
突設されている。ここで、操作部4bの形状は回動体4
の回動方向に沿って伸びる形状に形成されているので、
回動体4の回動時にカバー3の開口3a内を通過する操
作部4bの形状が略等しくなり、開口3aと操作部4b
との間の隙間が小さくなるから、押釦スイッチの見栄え
を良くできる。また、回動体4におけるボディ2と対向
する面には後述の可動接触子20が取り付けられる凹書
4cが形成されている。
【0019】接点部10は、ボディ2にインサート成形
された3つの固定接触子11〜13と、回動体4に取り
付けられ回動体4の回動に応じて各固定接触子11〜1
3と接離自在に接触する可動接触子20とで構成され
る。
【0020】可動接触子20は回動体4の凹所4cに取
り付けられる短冊状の取付片21を有しており、取付片
21の両側縁からは取付片21の平面方向と略直交する
方向に突出する連結片22,22が設けられている。各
連結片22,22の先端縁からは略く字状の一対の挟持
片23〜25が3組設けられており、各挟持片23〜2
5の先端には互いに対向するよう内側に突出する四角錐
状の接触部23a〜25aが設けられている。このよう
に、被挟持片11bは、互いに対向する方向へ突出して
設けられた接触部23a〜25aにより接触されるか
ら、接触力が一点に集中して接触信頼性が高くなるよう
になっている。
【0021】固定接触子11〜13は略短冊状であっ
て、ボディ2の上面から突出しており、共通端子用の固
定接触子11を回動中心側、常開端子用の固定接触子1
2,13を外周側として、回動半径方向に並べてボディ
2に配設されている。また、共通端子用の固定接触子1
1の先端からは、常開端子用の固定接触子12,13側
に伸びる略L字状の被接触片11bが固定接触子11と
連続一体に設けられている。なお、固定接触子11〜1
3の他端はボディ2の下面から突出し、外部回路に接続
するために外部端子11a〜13aとなる。
【0022】ここで、操作部4bが押操作されていない
状態では、図1及び図4に示すように、可動接触子20
の各挟持片23〜25が共通端子用の固定接触子11及
び被接触片11bを挟持しているので、各挟持片23〜
25と固定接触子11及び被挟持片11bとが対向する
方向(図4中の左右方向)において各挟持片23〜25
の位置がぶれるのを抑制することができる。ここで、共
通端子用の固定接触子11から、回動体4の回動時に可
動接触子20の動きをガイドするガイド部材が構成され
る。
【0023】次に、操作部4bを図1中下向きに押圧す
ると、回動体4が図1中左回りに回動して、可動接触子
20の挟持片23〜25も回動体4の回動に応じて図1
中右回りに回動する。この時、共通端子用の固定接触子
11と接触する挟持片23は固定接触子11の表面に沿
って摺接する。また、回動体4が回動すると、可動接触
子20の挟持片24,25は被挟持片11bから離れ、
図4に破線で示すように常開接点用の固定接触子12,
13と接触して、挟持片24,25の間に固定接触子1
2,13が挟持されるので、常開端子用の固定接触子1
2,13が可動接触子20を介して共通端子用の固定接
触子11に電気的に接続される。この時、共通端子用の
固定接触子11と接触する挟持片23は固定接触子11
の表面に沿って摺接しており、常に固定接触子11を挟
持しているので、接点開閉時に可動接触子20の位置が
ぶれるのを防止している。従って、接点開閉時に可動接
触子20の挟持片23〜25は変形することなく固定接
触子11〜13と接触するから、各挟持片23〜25を
各固定接触子11〜13と一定の位置で接触させること
ができ、接点部10の動作精度を高めることができる。
【0024】その後、操作部4bを図1中下向きに押圧
する力がなくなると、コイルばね6のばね復帰力によ
り、回動体4が図1中左回りに回動して復帰位置に戻
り、常開接点用の固定接触子12,13と可動接触子2
0の挟持片24,25とが解離して、挟持片24,25
が共通端子用の固定接触子11に設けられた被挟持片1
1bと接触し、共通端子用の固定接触子11と常開接点
用の固定接触子12,13との間がオフ状態となる。
【0025】上記した操作部4bによる押圧操作及び復
帰動作にあたって、突出して設けられた接触部23a〜
25aが四角錐状であるから、接触部23a〜25aが
被挟持片11bに斜めに接触するようになり、最も突出
した頂点により被挟持片11bを挟持した後は、可動接
触子12の動きがガイドされる方向に沿って、そのまま
誘い込まれるようにして、滑らかに挟持箇所が変位して
いくので、押釦スイッチの押圧動作をスムーズに行うこ
とができるようになっている。
【0026】なお、本実施形態の押釦スイッチでは2a
接点タイプの接点部10を設けているが、固定接触子1
3をなくすことによって接点部10を1a接点タイプと
しても良い。また、図5に示すように、可動接触子20
の挟持片23と常に接触する共通端子用の固定接触子1
1と、操作部4bの押操作時に可動接触子20の挟持片
24,25と接触する常開接点用の固定接触子12と、
操作部4bの非操作時に可動接触子20の挟持片24,
25と接触する常開接点用の固定接触子14とをボディ
2にインサート成形して、接点部10を1c接点タイプ
としても良いし、さらに図5において常開接点用の固定
接触子12をなくすことによって、接点部10を1b接
点タイプとしても良い。なお、接点部4bの非操作時
に、可動接触子20の挟持片24,25が挟持する被挟
持片14aを常閉接点用の固定接触子14と連続一体に
形成しているので、固定接触子11,14と可動接触子
20とが接触する方向において挟持片23〜25の位置
が変動するのを防止することができ、上述と同様にスイ
ッチの動作精度を向上させることができる。
【0027】また、本実施形態では可動接触子20の各
挟持片23〜25の形状を略矩形状に形成しているが、
図6に示すように、回動体4の回動方向に沿うような円
弧状に形成しても良く、接点開閉時には各挟持片23〜
25の伸びる方向に各挟持片2〜25が摺動するので、
各挟持片23〜25が摺動する際に各挟持片23〜25
に負荷がかかり難く、各挟持片23〜25を変形し難く
することができる。
【0028】また、本実施形態では、接触部23a〜2
5aは、四角錐状に突出して設けられいるが、四角錐状
に限るものではなく、例えば、三角錐状でもよい。
【0029】ところで、この押釦スイッチを組み立てる
際は、図7に示すように可動接触子20が取り付けられ
た回動体4の軸4aをカバー3の軸受け部に軸支させ
て、回動体4をカバー3に回動自在に取り付けるととも
に、固定接触子11〜13がインサート成形されたボデ
ィ2の軸2aにコイルばね6を取り付けた後、カバー3
の内面をボディ2のリブ2b側面に沿わせて、ボディ2
に固定接触子11〜13側からカバー3を嵌着する。こ
のように回動体4及びコイルばね6をそれぞれカバー
3、ボディ2に取り付けた状態で、カバー3をボディ2
に嵌着してスイッチを組み立てているので、組立時に回
動体4やコイルばね6の位置がずれることはなく、組立
作業を容易に行うことができる。また、カバー3の内面
をボディ2の側面とを当接させることによって、カバー
3がボディ2に位置決めされるので、回動体4に取り付
けられる可動接触子20の挟持片23〜25と、ボディ
2に設けられた固定接触子11〜13との相対的な位置
精度が向上する。従って、カバー3をボディ2に嵌着す
る際に可動接触子20の挟持片23〜25が変形すると
いった不具合が発生するこごはない。
【0030】また、コイルばね6をボディ2に取り付け
ると、コイルばね6の一端がボディ2表面に当接して、
コイルばね6の回り止めが行われるので、ボディ2にお
けるコイルばね6が取り付けられた面を下向きにしても
コイルばね6が動くことはない。従って、コイルばね6
をボディ2に取り付けて、ボディ2におけるコイルばね
6が取り付けられた面を下向きにするとともに、カバー
3に回動体4を取り付けた状態で、カバー3における操
作部4bが突出する側を下向きにした状態で、ボディ2
にカバー3を嵌合すれば、回動体4が動くことがないの
で回動体4を支えずに組立作業を行うことができ、組立
作業を容易に行うことができる。
【0031】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明は、複数
の固定接触子が配設されるスイッチ本体と、スイッチ本
体に回動自在に取り付けられた回動体と、回動体に取り
付けられ回動体の回動に応じて各固定接触子とそれぞれ
接触自在に接離する可動接触子とを備え、回動体の回動
時に可動接触子の動きをガイドするガイド部材を設けた
ことを特徴とし、回動体の回動時に可動接触子の動きが
ガイド部材によってガイドされるので、可動接触子の位
置がぶれるのを抑制することができ、従って可動接触子
の変形が防止されるから、可動接触子と固定接触子とを
一定の位置で接触させることができ、スイッチの動作精
度を向上させることができるという効果あがある。
【0032】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、スイッチ本体には、可動接触子と常時接触して可動
接触子の動きをガイドする共通端子用の固定接触子と、
回動体の回動に応じて可動接触子と接触又は開離する接
点用の固定接触子とが設けられており、上記ガイド部材
が共通端子用の固定接触子で構成されることを特徴と
し、可動接触子と常時接触する共通端子用の固定接触子
により可動接触子の動きがガイドされているので、新た
に部品を増やすことなく、請求項1の発明と同様の作用
を得ることができる。
【0033】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、スイッチ本体には、可動接触子と常時接触する共通
端子用の固定接触子と、回動体の回動に応じて可動接触
子と接触又は開離する接点用の固定接触子とが設けら
れ、可動接触子は共通端子用及び接点用の固定接触子の
先端を夫々挟持する各一対の挟持片を有しており、接点
用の固定接触子を挟持する挟持片によって挟持される被
挟持片を共通端子用の固定接触子と連続一体に形成した
ことを特徴とし、可動接触子の挟持片が共通端子用の固
定接触子を常時挟持することにより、可動接触子の位置
がぶれるのを防止でき、且つ、接点用の固定接触子を挟
持する可動接触子の挟持片は、共通端子用の固定接触子
と連続一体に設けられた被挟持片を挟持しているので、
共通端子用の固定接触子を挟持する挟持片と同様、接点
用の固定接触子を挟持する挟持片の位置がぶれるのを防
止でき、可動接触子が変形するのを防止して、可動接触
子と固定接触子とを一定の位置で接触させ、スイッチの
動作精度を向上させることができるという効果がある。
【0034】請求項4の発明では、請求項3の発明にお
いて、挟持片は、被挟持片に接触する角錐形の接触部が
互いに対向する方向へ突出して設けられたことを特徴と
し、互いに対向する方向へ突出して設けられた接触部に
より接触されるから、接触力が一点に集中して接触信頼
性が高くなり、さらに、突出して設けられた接触部が、
角錐状であるから、被挟持片に斜めに接触するようにな
り、最も突出した頂点により被挟持片を挟持した後は、
可動接触子の動きがガイドされる方向に沿って、そのま
ま誘い込まれるようにして、滑らかに挟持箇所が変位し
ていくので、押釦スイッチの押圧動作をスムーズに行う
ことができるという効果がある。
【0035】請求項5の発明では、請求項1の発明にお
いて、スイッチ本体は、固定接触子が取り付けられると
ともに、上記回動体を復帰位置側に付勢する付勢手段が
取り付けられたボディと、回動体が回動自在に取り付け
られ固定接触子を覆うようにしてボディに取り付けられ
るカバーとを結合して形成されることを特徴とし、付勢
手段をボディに取り付けるとともに、回動体をカバーに
取り付けた状態で、ボディとカバーとの組立作業を行う
ことができるから、組立時に付勢手段や回動体が動くこ
とがなく、組立作業を容易に行うことができるという効
果がある。
【0036】請求項6の発明では、請求項1の発明にお
いて、スイッチ本体は、固定接触子が取り付けられるボ
ディと、固定接触子を覆うようにボディに取り付けられ
るカバーとで構成され、上記回動体はカバーに回動自在
に取り付けられており、カバーに設けた開口から外部に
突出する操作部を回動体に設け、操作部の形状を回動体
の回動方向に沿って伸びる形状に形成したことを特徴と
し、回動体の回動時にカバーの開口を通過する操作部の
形状が略等しくなるから、開口と操作部の間の隙間が小
さくなり、押釦スイッチの見栄えを良くできるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の押釦スイッチを示す断面図である。
【図2】同上の押釦スイッチに用いる可動接触子を示
し、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図3】同上の押釦スイッチに用いる接点部の要部拡大
図である。
【図4】同上の押釦スイッチに用いる接点部を説明する
説明図である。
【図5】同上の押釦スイッチに用いる別の接点部の要部
拡大図である。
【図6】同上の押釦スイッチに用いる別の可動接触子を
示す正面図である。
【図7】同上の押釦スイッチの組立方法を説明する説明
図である。
【図8】従来の押釦スイッチの分解斜視図である。
【図9】同上の押釦スイッチに用いる可動接片を示し、
(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図10】同上の押釦スイッチに用いるアクチュエータ
を示す正面図である。
【図11】従来の別の押釦スイッチを示す要部拡大図で
ある。
【符号の説明】
1 スイッチ本体 2 ボディ 3 カバー 3a 開口 4 回動体 4b 操作部 11〜13 固定接触子 11b 被挟持片 20 可動接触子 23〜25 挟持片 23a〜25a 接触部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の固定接触子が配設されるスイッチ
    本体と、スイッチ本体に回動自在に取り付けられた回動
    体と、回動体に取り付けられ回動体の回動に応じて各固
    定接触子とそれぞれ接触自在に接離する可動接触子とを
    備え、回動体の回動時に可動接触子の動きをガイドする
    ガイド部材を設けたことを特徴とする押釦スイッチ。
  2. 【請求項2】 スイッチ本体には、可動接触子と常時接
    触して可動接触子の動きをガイドする共通端子用の固定
    接触子と、回動体の回動に応じて可動接触子と接触又は
    開離する接点用の固定接触子とが設けられており、上記
    ガイド部材が共通端子用の固定接触子で構成されること
    を特徴とする請求項1記載の押釦スイッチ。
  3. 【請求項3】 スイッチ本体には、可動接触子と常時接
    触する共通端子用の固定接触子と、回動体の回動に応じ
    て可動接触子と接触又は開離する接点用の固定接触子と
    が設けられ、可動接触子は共通端子用及び接点用の固定
    接触子の先端を夫々挟持する各一対の挟持片を有してお
    り、接点用の固定接触子を挟持する挟持片によって挟持
    される被挟持片を共通端子用の固定接触子と連続一体に
    形成したことを特徴とする請求項1記載の押釦スイッ
    チ。
  4. 【請求項4】 前記挟持片は、前記被挟持片に接触する
    角錐状の接触部が互いに対向する方向へ突出して設けら
    れたことを特徴とする請求項3記載の押釦スイッチ。
  5. 【請求項5】 スイッチ本体は、固定接触子が取り付け
    られるとともに、上記回動体を復帰位置側に付勢する付
    勢手段が取り付けられたボディと、回動体が回動自在に
    取り付けられ固定接触子を覆うようにしてボディに取り
    付けられるカバーとを結合して形成されることを特徴と
    する請求項1記載の押釦スイッチ。
  6. 【請求項6】 スイッチ本体は、固定接触子が取り付け
    られるボディと、固定接触子を覆うようにボディに取り
    付けられるカバーとで構成され、上記回動体はカバーに
    回動自在に取り付けられており、カバーに設けた開口か
    ら外部に突出する操作部を回動体に設け、操作部の形状
    を回動体の回動方向に沿って伸びる形状に形成したこと
    を特徴とする請求項1記載の押釦スイッチ。
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