JPH0542590Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0542590Y2 JPH0542590Y2 JP1986181307U JP18130786U JPH0542590Y2 JP H0542590 Y2 JPH0542590 Y2 JP H0542590Y2 JP 1986181307 U JP1986181307 U JP 1986181307U JP 18130786 U JP18130786 U JP 18130786U JP H0542590 Y2 JPH0542590 Y2 JP H0542590Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handle
- compression spring
- tension spring
- contact
- operating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims description 48
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 48
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Telephone Set Structure (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[技術分野]
本考案は、電話機用のフツクスイツチに関する
ものである。
ものである。
[背景技術]
第4図乃至第7図は従来例のフツクスイツチを
示すものである。従来のフツクスイツチはハンド
ルの下方向のみの操作しかできないものであり、
まず、従来のフツクスイツチの構成と動作につい
て説明する。第4図乃至第7図において、電話機
に用いられるフツクスイツチは次のように構成さ
れている。すなわち、ベース12内に接点機構部
が納装されており、この例では3回路の接点切換
例を示している。ベース12の一端部側には、L
型に折曲した共通端子板2が配設され、導電性の
共通端子板2の横片の先端部の上下面には固定端
子1a,1bが夫々固着してある。導電性で弾性
を有する板状の作動バネ5,6はL型に形成され
ており、作動バネ5,6の基部は夫々ベース12
に埋設されて支持固定され、共通端子板2の上方
及び下方に夫々平行に配置されている。この作動
バネ5,6の先端部の下面及び上面には、上記固
定端子1a,1bと相対する可動接点3,4を
夫々固着している。そして、固定接点1aより上
側に位置する作動バネ5は、外部からの力が付勢
されない状態で、その弾性力自体により可動接点
3と上側の固定接点1aとが接触するように下方
に付勢されている。また、固定接点1bより下方
に位置する作動バネ6は、外部からの力が付勢さ
れない状態で、その弾性力自体により可動接点4
と下側の固定接点1bとが接触するように上方に
付勢されている。
示すものである。従来のフツクスイツチはハンド
ルの下方向のみの操作しかできないものであり、
まず、従来のフツクスイツチの構成と動作につい
て説明する。第4図乃至第7図において、電話機
に用いられるフツクスイツチは次のように構成さ
れている。すなわち、ベース12内に接点機構部
が納装されており、この例では3回路の接点切換
例を示している。ベース12の一端部側には、L
型に折曲した共通端子板2が配設され、導電性の
共通端子板2の横片の先端部の上下面には固定端
子1a,1bが夫々固着してある。導電性で弾性
を有する板状の作動バネ5,6はL型に形成され
ており、作動バネ5,6の基部は夫々ベース12
に埋設されて支持固定され、共通端子板2の上方
及び下方に夫々平行に配置されている。この作動
バネ5,6の先端部の下面及び上面には、上記固
定端子1a,1bと相対する可動接点3,4を
夫々固着している。そして、固定接点1aより上
側に位置する作動バネ5は、外部からの力が付勢
されない状態で、その弾性力自体により可動接点
3と上側の固定接点1aとが接触するように下方
に付勢されている。また、固定接点1bより下方
に位置する作動バネ6は、外部からの力が付勢さ
れない状態で、その弾性力自体により可動接点4
と下側の固定接点1bとが接触するように上方に
付勢されている。
ベース12の一端部より操作部9aが突出した
略口型のハンドル9は、その他端部を回動軸7と
し、この回動軸7をベース12の側壁の内面側に
回動自在に枢支されている。このハンドル9内に
固定接点1a,1b等が位置している。また、ハ
ンドル9の回動軸7は第7図に示すように、両作
動バネ5,6の上下方向に且つ作動バネ5,6の
長手方向の略中間に位置している。回動軸7側の
ハンドル9の上面にはL型の引掛突部20が形成
され、ベース12の他端部にもL型の突起21が
突設され、この引掛突部20と突起21との間に
コイル状の引張スプリング8aを張設している。
この引張スプリング8aは内側に引つ張る方向に
付勢しているものであり、この引張スプリング8
aの引張力により第7図aに示すように、ハンド
ル9は回動軸7を中心に時計方向に付勢されるこ
とになる。従つて、ハンドル9の操作部9aは図
中の上方向に付勢されている。
略口型のハンドル9は、その他端部を回動軸7と
し、この回動軸7をベース12の側壁の内面側に
回動自在に枢支されている。このハンドル9内に
固定接点1a,1b等が位置している。また、ハ
ンドル9の回動軸7は第7図に示すように、両作
動バネ5,6の上下方向に且つ作動バネ5,6の
長手方向の略中間に位置している。回動軸7側の
ハンドル9の上面にはL型の引掛突部20が形成
され、ベース12の他端部にもL型の突起21が
突設され、この引掛突部20と突起21との間に
コイル状の引張スプリング8aを張設している。
この引張スプリング8aは内側に引つ張る方向に
付勢しているものであり、この引張スプリング8
aの引張力により第7図aに示すように、ハンド
ル9は回動軸7を中心に時計方向に付勢されるこ
とになる。従つて、ハンドル9の操作部9aは図
中の上方向に付勢されている。
ハンドル9の回動軸7側から操作部9a側へ略
扇型の操作片10が回動軸7より一体に突出形成
してある。この操作片10の先端部の上下を作動
バネ5,6の下面及び上面に接する突起部11
a,11bとしている。ここでは、接点の切換タ
イミングを行なう突起部11a,11bの作動バ
ネ5,6側への突出量を多く設定し、具体的には
以下のように設定している。すなわち、ハンドル
9の操作部9aが第7図aに示すように上側に位
置している時は、上側の作動バネ5を上方へ付勢
すると共に、下側の突起部11bが作動バネ6か
ら離れ、可動接点4と固定接点1bとが接触する
ようにし、また、ハンドル9が第7図bに示すよ
うに中間位置にあるときは、操作片10の両突起
部11a,11bが夫々作動バネ5,6の下面及
び上面に接して可動接点3,4と固定接点1a,
1bとを共に接触しないようにし、さらに、ハン
ドル9が第7図cに示すように下方に位置すると
きは、上側の突起部11aが作動バネ5より離
れ、下側の作動バネ6の上面を下方に付勢して可
動接点4と固定接点1bとは離れて、可動接点3
と固定接点1aとが接触する構成となるように操
作片10の両突起部11a,11bの突出量を設
定しているものである。
扇型の操作片10が回動軸7より一体に突出形成
してある。この操作片10の先端部の上下を作動
バネ5,6の下面及び上面に接する突起部11
a,11bとしている。ここでは、接点の切換タ
イミングを行なう突起部11a,11bの作動バ
ネ5,6側への突出量を多く設定し、具体的には
以下のように設定している。すなわち、ハンドル
9の操作部9aが第7図aに示すように上側に位
置している時は、上側の作動バネ5を上方へ付勢
すると共に、下側の突起部11bが作動バネ6か
ら離れ、可動接点4と固定接点1bとが接触する
ようにし、また、ハンドル9が第7図bに示すよ
うに中間位置にあるときは、操作片10の両突起
部11a,11bが夫々作動バネ5,6の下面及
び上面に接して可動接点3,4と固定接点1a,
1bとを共に接触しないようにし、さらに、ハン
ドル9が第7図cに示すように下方に位置すると
きは、上側の突起部11aが作動バネ5より離
れ、下側の作動バネ6の上面を下方に付勢して可
動接点4と固定接点1bとは離れて、可動接点3
と固定接点1aとが接触する構成となるように操
作片10の両突起部11a,11bの突出量を設
定しているものである。
ベース12の一端部側の壁体19には係止突起
17が形成されており、この係止突起17と係合
される係止穴15を設け、ハンドル9内に位置す
る側片14がベース12の上面を覆設するカバー
13の端部より垂設されている。また、カバー1
3の両側部よりベース12の側壁の凹所18に挿
入して位置決めする突片16が形成してある。
17が形成されており、この係止突起17と係合
される係止穴15を設け、ハンドル9内に位置す
る側片14がベース12の上面を覆設するカバー
13の端部より垂設されている。また、カバー1
3の両側部よりベース12の側壁の凹所18に挿
入して位置決めする突片16が形成してある。
次に、動作を説明する。まず、ハンドル9の操
作部9aに荷重Pが加わつていないオフフツク
(Off−Hook)状態には第7図aに示すように、
ハンドル9自体が引張スプリング8aによつて操
作部9aは上方へ付勢されているため、ハンドル
9の操作片10の突起部11aにより作動バネ5
は上方へ押し上げられる。従つて、可動接点3と
固定接点1aとは開離している。この時、操作片
10の突起部11bは作動バネ6より離れている
ため、作動バネ6は、作動バネ6自体の付勢力に
より上方へ付勢して、可動接点4と固定接点1b
とが接触してオン状態となつている。荷重Pの増
加と共にハンドル9は回動軸7を中心として反時
計方向に回転を始め、第7図bに示すようにハン
ドル9の中間位置においては、操作片10の突起
部11a,11bが共に作動バネ5,6に接し、
夫々上方及び下方に押しているため、可動接点
3,4と固定接点1a,1bとは夫々開離してい
る。更に荷重Pを増加すると、第7図cに示すよ
うに、操作片10の突起部11bが作動バネ6を
下方に押し下げて可動接点4と固定接点1bとの
開離している距離を更に広げる。一方、突起部1
1aは作動バネ5より離れるため、作動バネ5
は、作動バネ5自体の付勢力により下方に付勢し
て、可動接点3と固定接点1aとが接触すること
になる。この状態がオンフツク(On−Hook)状
態である。
作部9aに荷重Pが加わつていないオフフツク
(Off−Hook)状態には第7図aに示すように、
ハンドル9自体が引張スプリング8aによつて操
作部9aは上方へ付勢されているため、ハンドル
9の操作片10の突起部11aにより作動バネ5
は上方へ押し上げられる。従つて、可動接点3と
固定接点1aとは開離している。この時、操作片
10の突起部11bは作動バネ6より離れている
ため、作動バネ6は、作動バネ6自体の付勢力に
より上方へ付勢して、可動接点4と固定接点1b
とが接触してオン状態となつている。荷重Pの増
加と共にハンドル9は回動軸7を中心として反時
計方向に回転を始め、第7図bに示すようにハン
ドル9の中間位置においては、操作片10の突起
部11a,11bが共に作動バネ5,6に接し、
夫々上方及び下方に押しているため、可動接点
3,4と固定接点1a,1bとは夫々開離してい
る。更に荷重Pを増加すると、第7図cに示すよ
うに、操作片10の突起部11bが作動バネ6を
下方に押し下げて可動接点4と固定接点1bとの
開離している距離を更に広げる。一方、突起部1
1aは作動バネ5より離れるため、作動バネ5
は、作動バネ5自体の付勢力により下方に付勢し
て、可動接点3と固定接点1aとが接触すること
になる。この状態がオンフツク(On−Hook)状
態である。
かかる従来例においては、第7図に示すよう
に、ハンドル9の操作は下方向しか行なうことが
できないという問題があつた。尚、第5図はカバ
ー13を外した状態の平面図を示すものであり、
第6図aはオフフツク状態を、第6図bはオンフ
ツク状態を夫々示すものである。上述したよう
に、引張スプリング8aはハンドル9に形成した
引掛突部20とベース12に形成した突起21と
の間であつて、ハンドル9の回動軸7より上方に
形成した引張スプリング収納部22に収納し、引
張スプリング8aの両端を引掛突部20と突起2
1とに引掛係止している。従つて、この引張スプ
リング8aの内側への引張力によりハンドル9を
時計方向に回動付勢して、操作部9aを上方向に
付勢しているものである。また、他の従来例とし
て、例えば実開昭61−113341号公報には、2か所
の復旧ばね収納部のいずれかに復旧ばねを選択的
に配置することにより、ハンドルの復旧位置と動
作位置を相互に逆転できるものが開示されている
が、この従来例では、復旧ばねがハンドルの操作
方向(上下方向)と平行に配置され、このため、
復旧ばねが上下方向に大きく突出して、フツクス
イツチ全体が大型化するという問題があつた。
に、ハンドル9の操作は下方向しか行なうことが
できないという問題があつた。尚、第5図はカバ
ー13を外した状態の平面図を示すものであり、
第6図aはオフフツク状態を、第6図bはオンフ
ツク状態を夫々示すものである。上述したよう
に、引張スプリング8aはハンドル9に形成した
引掛突部20とベース12に形成した突起21と
の間であつて、ハンドル9の回動軸7より上方に
形成した引張スプリング収納部22に収納し、引
張スプリング8aの両端を引掛突部20と突起2
1とに引掛係止している。従つて、この引張スプ
リング8aの内側への引張力によりハンドル9を
時計方向に回動付勢して、操作部9aを上方向に
付勢しているものである。また、他の従来例とし
て、例えば実開昭61−113341号公報には、2か所
の復旧ばね収納部のいずれかに復旧ばねを選択的
に配置することにより、ハンドルの復旧位置と動
作位置を相互に逆転できるものが開示されている
が、この従来例では、復旧ばねがハンドルの操作
方向(上下方向)と平行に配置され、このため、
復旧ばねが上下方向に大きく突出して、フツクス
イツチ全体が大型化するという問題があつた。
[考案の目的]
本考案は、上述の点に鑑みて提供したものであ
つて、従来のハンドルの操作方向に加えて、逆方
向の操作を可能とすると共に、引張スプリング及
び圧縮スプリングの各機能を損なうことなく、フ
ツクスイツチ全体の薄型化を図ることができるよ
うにしたフツクスイツチを提供することを目的と
するものである。
つて、従来のハンドルの操作方向に加えて、逆方
向の操作を可能とすると共に、引張スプリング及
び圧縮スプリングの各機能を損なうことなく、フ
ツクスイツチ全体の薄型化を図ることができるよ
うにしたフツクスイツチを提供することを目的と
するものである。
[考案の開示]
(構成)
本考案はフツクスイツチにおいて、内側への引
張付勢力により上記ハンドルを時計方向に回動せ
しめる引張スプリングをハンドルの操作部とハン
ドルの軸部とを結ぶ延長線上に沿うように収納す
る引張スプリング収納部と、外側への弾発付勢力
によりハンドルを反時計方向に回動せしめる圧縮
スプリングをハンドルの操作部とハンドルの軸部
とを結ぶ延長線上に沿うように収納する圧縮スプ
リング収納部とを上記ベースに夫々設け、引張ス
プリングもしくは圧縮スプリングを、選択的に引
張スプリング収納部もしくは圧縮スプリング収納
部に配置することにより、引張スプリング収納部
に引張スプリングを配置する場合はハンドルを従
来と同様の操作方向とし、圧縮スプリング収納部
に圧縮スプリングを配置する場合は、ハンドルを
引張スプリングを設けた場合とは逆方向に付勢し
て逆方向の操作を可能とすると共に、引張スプリ
ング及び圧縮スプリングの各機能を損なうことな
く、フツクスイツチ全体の薄型化を図ることがで
きるようにしたことを特徴とするものである。
張付勢力により上記ハンドルを時計方向に回動せ
しめる引張スプリングをハンドルの操作部とハン
ドルの軸部とを結ぶ延長線上に沿うように収納す
る引張スプリング収納部と、外側への弾発付勢力
によりハンドルを反時計方向に回動せしめる圧縮
スプリングをハンドルの操作部とハンドルの軸部
とを結ぶ延長線上に沿うように収納する圧縮スプ
リング収納部とを上記ベースに夫々設け、引張ス
プリングもしくは圧縮スプリングを、選択的に引
張スプリング収納部もしくは圧縮スプリング収納
部に配置することにより、引張スプリング収納部
に引張スプリングを配置する場合はハンドルを従
来と同様の操作方向とし、圧縮スプリング収納部
に圧縮スプリングを配置する場合は、ハンドルを
引張スプリングを設けた場合とは逆方向に付勢し
て逆方向の操作を可能とすると共に、引張スプリ
ング及び圧縮スプリングの各機能を損なうことな
く、フツクスイツチ全体の薄型化を図ることがで
きるようにしたことを特徴とするものである。
(実施例)
以下、本考案の実施例を図面により説明する。
尚、フツクスイツチ全体の構成は従来と同様であ
るので同様の部分は説明を省略し、本考案の要旨
とする部分について詳述する。すなわち、ハンド
ル9を従来とは逆方向である反時計方向に回動付
勢してハンドル9の操作部9aを下方向に付勢す
る圧縮スプリング8bを収納する圧縮スプリング
収納部23を、第2図及び第3図に示すように、
引張スプリング収納部22とは反対側のベース1
2の内側に形成しているものである。圧縮スプリ
ング収納部23は、ベース12内に突設した一対
の立壁24,24とハンドル9の後部の突部25
との間に形成している。尚、この実施例ではハン
ドル9を上下逆に配置しているが、従来と同じ上
下方向にハンドル9を配置しても良い。圧縮スプ
リング収納部23内に配置される圧縮スプリング
8bは、コイル状に形成されており、軸方向の外
側に広がるように弾発付勢するように圧縮して配
置されるものであり、一端は立壁24,24の間
に位置し、他端はハンドル9の突部25に挿入し
ている。また、立壁24の上方にはカバー13の
天井面に一体に形成された押さえ部13aにより
圧縮スプリング8bを下方に押さえて位置決めし
ている。また、圧縮スプリング収納部23は第1
図aに示すように、ハンドル9の回動軸7より上
方に形成されているため、この圧縮スプリング8
bによりハンドル9が弾発付勢されると、回動軸
7を軸としてハンドル9は反時計方向に回動付勢
される。従つて、ハンドル9の操作部9aは、第
1図aに示すように下方向に付勢されている。つ
まり、第1図に示すように、圧縮スプリング8b
を圧縮スプリング収納部23内に配置した場合
は、ハンドル9の操作部9aとハンドル9の軸部
9bとを結ぶ延長線上に沿うように圧縮スプリン
グ8bが収納されるようになり、ハンドル9とほ
ぼ同一平面内に圧縮スプリング8bを位置させる
ことができ、従つて圧縮スプリング8bをハンド
ル9の操作方向(上下方向)に大きく突出させる
ことなく、圧縮スプリング収納部23内に収納で
きるものである。
尚、フツクスイツチ全体の構成は従来と同様であ
るので同様の部分は説明を省略し、本考案の要旨
とする部分について詳述する。すなわち、ハンド
ル9を従来とは逆方向である反時計方向に回動付
勢してハンドル9の操作部9aを下方向に付勢す
る圧縮スプリング8bを収納する圧縮スプリング
収納部23を、第2図及び第3図に示すように、
引張スプリング収納部22とは反対側のベース1
2の内側に形成しているものである。圧縮スプリ
ング収納部23は、ベース12内に突設した一対
の立壁24,24とハンドル9の後部の突部25
との間に形成している。尚、この実施例ではハン
ドル9を上下逆に配置しているが、従来と同じ上
下方向にハンドル9を配置しても良い。圧縮スプ
リング収納部23内に配置される圧縮スプリング
8bは、コイル状に形成されており、軸方向の外
側に広がるように弾発付勢するように圧縮して配
置されるものであり、一端は立壁24,24の間
に位置し、他端はハンドル9の突部25に挿入し
ている。また、立壁24の上方にはカバー13の
天井面に一体に形成された押さえ部13aにより
圧縮スプリング8bを下方に押さえて位置決めし
ている。また、圧縮スプリング収納部23は第1
図aに示すように、ハンドル9の回動軸7より上
方に形成されているため、この圧縮スプリング8
bによりハンドル9が弾発付勢されると、回動軸
7を軸としてハンドル9は反時計方向に回動付勢
される。従つて、ハンドル9の操作部9aは、第
1図aに示すように下方向に付勢されている。つ
まり、第1図に示すように、圧縮スプリング8b
を圧縮スプリング収納部23内に配置した場合
は、ハンドル9の操作部9aとハンドル9の軸部
9bとを結ぶ延長線上に沿うように圧縮スプリン
グ8bが収納されるようになり、ハンドル9とほ
ぼ同一平面内に圧縮スプリング8bを位置させる
ことができ、従つて圧縮スプリング8bをハンド
ル9の操作方向(上下方向)に大きく突出させる
ことなく、圧縮スプリング収納部23内に収納で
きるものである。
一方、第6図に示すように、引張スプリング8
aを引張スプリング収納部22内に配置した場
合、ハンドル9の操作部9aとハンドル9の軸部
9bとを結ぶ延長線上に沿うように引張スプリン
グ8aが収納されるようになり、ハンドル9とほ
ぼ同一平面内に引張スプリング8aを位置させる
ことができ、従つて、圧縮スプリング8bの場合
と同様、引張スプリング8aをハンドル9の操作
方向(上下方向)に大きく突出させることなく、
引張スプリング収納部22内に収納できるもので
ある。
aを引張スプリング収納部22内に配置した場
合、ハンドル9の操作部9aとハンドル9の軸部
9bとを結ぶ延長線上に沿うように引張スプリン
グ8aが収納されるようになり、ハンドル9とほ
ぼ同一平面内に引張スプリング8aを位置させる
ことができ、従つて、圧縮スプリング8bの場合
と同様、引張スプリング8aをハンドル9の操作
方向(上下方向)に大きく突出させることなく、
引張スプリング収納部22内に収納できるもので
ある。
その結果、引張スプリング8aにおけるハンド
ル9を内側へ引張付勢させる機能を損なうことな
く、且つ圧縮スプリング8bにおけるハンドル9
を外側へ弾発付勢させる機能を損なうことなく、
フツクスイツチ全体の薄型化を図ることができる
ようになつている。
ル9を内側へ引張付勢させる機能を損なうことな
く、且つ圧縮スプリング8bにおけるハンドル9
を外側へ弾発付勢させる機能を損なうことなく、
フツクスイツチ全体の薄型化を図ることができる
ようになつている。
しかして、第1図aはオフフツク状態を示し、
圧縮スプリング8bの弾発付勢力によりハンドル
9の操作部9aは下方向に付勢され、図中の矢印
方向の上向きに荷重を加えると、ハンドル9は圧
縮スプリング8bの弾発力に抗して回動軸7を軸
として時計方向に回動して、第1図bに示すオン
フツク状態となり、従来と同様の動作で接点を開
閉する。この状態から荷重を取り去ると、圧縮ス
プリング8bの反発により第1図aのオフフツク
状態になる。従つて、圧縮スプリング収納部23
内で圧縮スプリング8bを使用している場合は、
ハンドル9の操作部9aを上方向の操作方向とな
る。また、圧縮スプリング8bを用いず、引張ス
プリング8aを引張スプリング収納部22内に設
置した場合は従来で示したように、ハンドル9の
操作部9aは下方向の操作方向となり、これら引
張、圧縮スプリング8a,8bを用途に応じて選
択的に用いれば良く、引張、圧縮スプリング8
a,8bに応じてその操作方向を選択できるもの
である。
圧縮スプリング8bの弾発付勢力によりハンドル
9の操作部9aは下方向に付勢され、図中の矢印
方向の上向きに荷重を加えると、ハンドル9は圧
縮スプリング8bの弾発力に抗して回動軸7を軸
として時計方向に回動して、第1図bに示すオン
フツク状態となり、従来と同様の動作で接点を開
閉する。この状態から荷重を取り去ると、圧縮ス
プリング8bの反発により第1図aのオフフツク
状態になる。従つて、圧縮スプリング収納部23
内で圧縮スプリング8bを使用している場合は、
ハンドル9の操作部9aを上方向の操作方向とな
る。また、圧縮スプリング8bを用いず、引張ス
プリング8aを引張スプリング収納部22内に設
置した場合は従来で示したように、ハンドル9の
操作部9aは下方向の操作方向となり、これら引
張、圧縮スプリング8a,8bを用途に応じて選
択的に用いれば良く、引張、圧縮スプリング8
a,8bに応じてその操作方向を選択できるもの
である。
[従来の効果]
本考案は上述のように、フツクスイツチにおい
て、内側への引張付勢力により上記ハンドルを時
計方向に回動せしめる引張スプリングをハンドル
の操作部とハンドルの軸部とを結ぶ延長線上に沿
うように収納する引張スプリング収納部と、外側
への弾発付勢力によりハンドルを反時計方向に回
動せしめる圧縮スプリングをハンドルの操作部と
ハンドルの軸部とを結ぶ延長線上に沿うように収
納する圧縮スプリング収納部とを上記ベースに
夫々設け、引張スプリングもしくは圧縮スプリン
グを、選択的に引張スプリング収納部もしくは圧
縮スプリング収納部に配置するようにしたもので
あるから、引張スプリングを引張スプリング収納
部に設置した場合はハンドルを時計方向に回動付
勢し、圧縮スプリングを圧縮スプリング収納部内
に設置した場合は、圧縮スプリングによりハンド
ルを反時計方向に回動させることができるため、
圧縮スプリングを用いることで、従来のハンドル
の操作方向とは逆方向の操作を行なうことがで
き、従つて、従来の操作方向に加えて、逆方向の
操作が可能となる。しかも、引張スプリングをハ
ンドルの操作方向(上下方向)に大きく突出させ
ることなく、引張スプリング収納部内に収納で
き、一方、圧縮スプリングもまたハンドルの操作
方向(上下方向)に大きく突出させることなく、
圧縮スプリング収納部内に収納できる結果、引張
スプリングにおけるハンドルを内側へ引張付勢さ
せる機能を損なうことなく、且つ圧縮スプリング
におけるハンドルを外側へ弾発付勢させる機能を
損なうことなく、フツクスイツチ全体の薄型化を
図ることができるという効果を奏するものであ
る。
て、内側への引張付勢力により上記ハンドルを時
計方向に回動せしめる引張スプリングをハンドル
の操作部とハンドルの軸部とを結ぶ延長線上に沿
うように収納する引張スプリング収納部と、外側
への弾発付勢力によりハンドルを反時計方向に回
動せしめる圧縮スプリングをハンドルの操作部と
ハンドルの軸部とを結ぶ延長線上に沿うように収
納する圧縮スプリング収納部とを上記ベースに
夫々設け、引張スプリングもしくは圧縮スプリン
グを、選択的に引張スプリング収納部もしくは圧
縮スプリング収納部に配置するようにしたもので
あるから、引張スプリングを引張スプリング収納
部に設置した場合はハンドルを時計方向に回動付
勢し、圧縮スプリングを圧縮スプリング収納部内
に設置した場合は、圧縮スプリングによりハンド
ルを反時計方向に回動させることができるため、
圧縮スプリングを用いることで、従来のハンドル
の操作方向とは逆方向の操作を行なうことがで
き、従つて、従来の操作方向に加えて、逆方向の
操作が可能となる。しかも、引張スプリングをハ
ンドルの操作方向(上下方向)に大きく突出させ
ることなく、引張スプリング収納部内に収納で
き、一方、圧縮スプリングもまたハンドルの操作
方向(上下方向)に大きく突出させることなく、
圧縮スプリング収納部内に収納できる結果、引張
スプリングにおけるハンドルを内側へ引張付勢さ
せる機能を損なうことなく、且つ圧縮スプリング
におけるハンドルを外側へ弾発付勢させる機能を
損なうことなく、フツクスイツチ全体の薄型化を
図ることができるという効果を奏するものであ
る。
第1図a,bは本考案の実施例の動作状態を示
す図、第2図は同上の分解斜視図、第3図は同上
のカバーを外した状態の平面図、第4図は従来例
の分解斜視図、第5図は同上のカバーを外した状
態の平面図、第6図a,bは同上の動作説明図、
第7図a〜cは同上の動作説明図である。 1a,1bは固定接点、2は共通端子板、3,
4は可動接点、5は第1の作動バネ、6は第2の
作動バネ、7は回動軸、8aは引張スプリング、
8bは圧縮スプリング、9はハンドル、10は操
作片、22は引張スプリング収納部、23は圧縮
スプリング収納部を示す。
す図、第2図は同上の分解斜視図、第3図は同上
のカバーを外した状態の平面図、第4図は従来例
の分解斜視図、第5図は同上のカバーを外した状
態の平面図、第6図a,bは同上の動作説明図、
第7図a〜cは同上の動作説明図である。 1a,1bは固定接点、2は共通端子板、3,
4は可動接点、5は第1の作動バネ、6は第2の
作動バネ、7は回動軸、8aは引張スプリング、
8bは圧縮スプリング、9はハンドル、10は操
作片、22は引張スプリング収納部、23は圧縮
スプリング収納部を示す。
Claims (1)
- 上下面に固定接点を固着した共通端子板と、基
部が支持されて先端側の下面及び上面に上記固定
接点と相対する可動接点を夫々固着し、外部から
の非付勢力時において可動接点と固定接点とが接
触する方向に付勢され、共通端子板の上方及び下
方に配置されて弾性を有する導電性の第1及び第
2の作動バネと、第1及び第2の作動バネの上下
方向の略中間位置に回動軸を設け、バネ付勢力に
よつて回動付勢されるハンドルと、このハンドル
の回転軸側より接点側へハンドルと一体に形成さ
れ、ハンドルの押圧動作により回動するハンドル
にて第1、第2の作動バネを駆動して上記両接点
を接離自在とする操作片と、上記各部材を収納配
置するベースとを有するフツクスイツチにおい
て、内側への引張付勢力により上記ハンドルを時
計方向に回動せしめる引張スプリングをハンドル
の操作部とハンドルの軸部とを結ぶ延長線上に沿
うように収納する引張スプリング収納部と、外側
への弾発付勢力によりハンドルを反時計方向に回
動せしめる圧縮スプリングをハンドルの操作部と
ハンドルの軸部とを結ぶ延長線上に沿うように収
納する圧縮スプリング収納部とを上記ベースに
夫々設け、引張スプリングもしくは圧縮スプリン
グを、選択的に引張スプリング収納部もしくは圧
縮スプリング収納部に配置して成ることを特徴と
するフツクスイツチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986181307U JPH0542590Y2 (ja) | 1986-11-26 | 1986-11-26 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986181307U JPH0542590Y2 (ja) | 1986-11-26 | 1986-11-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6385824U JPS6385824U (ja) | 1988-06-04 |
JPH0542590Y2 true JPH0542590Y2 (ja) | 1993-10-27 |
Family
ID=31126057
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986181307U Expired - Lifetime JPH0542590Y2 (ja) | 1986-11-26 | 1986-11-26 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0542590Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0222913Y2 (ja) * | 1984-12-25 | 1990-06-21 |
-
1986
- 1986-11-26 JP JP1986181307U patent/JPH0542590Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6385824U (ja) | 1988-06-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0542590Y2 (ja) | ||
JPH0142897Y2 (ja) | ||
JP2901590B1 (ja) | 端子装置 | |
JPH09115381A (ja) | スイッチ装置 | |
JP4030730B2 (ja) | スイッチ装置 | |
JPH10208581A (ja) | スイッチ構造 | |
JP3131430B2 (ja) | 配線器具 | |
JPH032742Y2 (ja) | ||
JP3143862B2 (ja) | 押圧スイッチ | |
JP3176040B2 (ja) | ピアノハンドルスイッチ装置 | |
JPH11112U (ja) | 配線器具スイッチの組立構造 | |
JP2003272482A (ja) | スイッチ | |
JP2942348B2 (ja) | ピアノハンドル式スイッチ | |
JP3020252B2 (ja) | ピアノハンドル式スイッチ | |
JP2588358Y2 (ja) | ピアノ操作型スイッチ | |
JP2538773Y2 (ja) | スイッチのハンドルの構造 | |
JP3876618B2 (ja) | スイッチ装置 | |
JPH0448595Y2 (ja) | ||
JPS5838673Y2 (ja) | 電話機 | |
JPS5935940Y2 (ja) | スイツチ | |
JPS584292Y2 (ja) | 電話機用フックスイッチ | |
JPH05120962A (ja) | スイツチ | |
JP3064095B2 (ja) | スイッチの開閉素子の構造 | |
JPH0540600Y2 (ja) | ||
JP2530295Y2 (ja) | ピアノハンドル式スイッチ |