JPH11112U - 配線器具スイッチの組立構造 - Google Patents

配線器具スイッチの組立構造

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JPH11112U
JPH11112U JP007405U JP740598U JPH11112U JP H11112 U JPH11112 U JP H11112U JP 007405 U JP007405 U JP 007405U JP 740598 U JP740598 U JP 740598U JP H11112 U JPH11112 U JP H11112U
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JP
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locking
terminal plate
terminal
mounting frame
spring
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哲 上野
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】接続組立てのための別部材を要することなくか
つ組立てを容易迅速に行うことができる配線器具スイッ
チの組立構造を提供する。 【解決手段】カバー5bの対向する一対の側面から垂下
したボディ5aの係止脚10に設けたボディ係止孔10
aをボディ5aの係止突起9に係止させて結合すること
で器体が構成される。係止脚10の先端部分が係止突起
9の傾斜面9aと当接し、この傾斜面9aによって係止
脚10がガイドされ且つ外側に拡げられることから、係
止脚10が容易に係止突起9を乗り越えることができ、
計4つの係止脚10のボディ係止孔10aをそれぞれ係
止突起9に円滑に係入接続することができる。而して、
接続組立てのための別部材を要することなくかつ組立て
を容易迅速に行うことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、配線器具スイッチの組立構造に関し、詳しくは組立性を大巾に高め ようとする技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図18に示すように、スイッチ部を内蔵したボディ5aにカバー5bが 接続される配線器具スイッチの組立構造は、ボディ5a及びカバー5bはスイッ チ部の開閉にて生じるアークにても損傷されることがないように、ユリヤ樹脂等 の熱硬化性樹脂の成形品であり、ボディ5aとカバー5bとの接続組立てに際し ては、図19(a)に示すようにボディ5aの上にカバー5bを載設し、両者に 形成された凹溝a,a内に金属板材部品bを挿入し、その後、同図(b)に示す ように先端の二股部cを広げてかしめ、ボディ5aとカバー5bとを接続するも のである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このような組立構造においては、金属板材部品bが必要となるとと もに、その先端を広げてかしめる作業を要し、部品数が増すとともに組立工数も 増すという問題があった。
【0004】 本考案はこのような問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ は、接続組立てのための別部材を要することなくかつ組立てを容易迅速に行うこ とができる配線器具スイッチの組立構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の考案は、ボディとカバーで構成され配 線器具用に規格化されている取付枠に3個まで取り付けることができる単位寸法 の1個分の寸法に形成されるとともに前記取付枠の側片に設けられる係止孔と係 合する係止爪が突設される器体と、端子板、鎖錠ばね、解除釦を有し前記器体内 に形成される2つの端子収納部に各々収納される速結端子と、前記速結端子間に 挿入され操作時に負荷を開閉する負荷開閉手段と、前記ボディの短幅方向に対向 する両外側面に一対ずつ突設される4つの係止突起と、合成樹脂製の成形品から 成るカバーの短幅方向に対向する両側壁より垂設されるととも前記係止突起に係 止するボディ係止孔を有する4つの係止脚とを備え、前記係止脚が当接しながら 乗り越える前記係止突起の表面を係止方向に向かって傾斜する傾斜面としたこと を特徴とする。
【0006】 また、請求項2の考案は、ボディとカバーで構成され配線器具用に規格化され ている取付枠に3個まで取り付けることができる単位寸法の1個分の寸法に形成 されるとともに前記取付枠の側片に設けられる係止孔と係合する係止爪が突設さ れる器体と、共通端子板、鎖錠ばね、解除釦を有し前記器体内に形成される2つ の端子収納部の一方に収納される第1の速結端子と、端子板、鎖錠ばね、解除釦 を有し前記2つの端子収納部の他方に収納される第2の速結端子と、前記端子板 に設けられる固定接点に接離する可動接点を有するとともに前記共通端子板との 接触部分を支点として反転自在に器体内に配設される開閉体と、前記器体の前面 に露出するハンドルを操作したときに前記開閉体をコイルスプリングを介して反 転駆動する反転機構手段と、前記ボディの短幅方向に対向する両外側面に一対ず つ突設される4つの係止突起と、合成樹脂製の成形品から成るカバーの短幅方向 に対向する両側壁より垂設されるととも前記係止突起に係止するボディ係止孔を 有する4つの係止脚とを備え、前記係止脚が当接しながら乗り越える前記係止突 起の表面を係止方向に向かって傾斜する傾斜面としたことを特徴とする。
【0007】 さらに、請求項3の考案は、ボディの外周面にカバーが外嵌接続されて構成さ れ配線器具用に規格化されている取付枠に3個まで取り付けることができる単位 寸法の1個分の寸法に形成されるとともに前記取付枠の側片に設けられる係止孔 と係合する係止爪が突設される器体と、共通端子板、鎖錠ばね、解除釦を有し前 記器体内の長手方向両端近傍に設けた2つの端子収納部の一方に収納される共通 端子板、鎖錠ばね、解除釦からなる第1の速結端子と、他方の端子収納部に収納 される端子板、鎖錠ばね、解除釦からなる第2の速結端子と、前記端子板に設け られる固定接点に接離する可動接点を有するとともに前記共通端子板との接触部 分を支点に反転自在に器体内に配設される開閉体と、器体の前面に露出する押釦 ハンドルを具備して押釦ハンドルが押操作されるときに開閉体を反転駆動する反 転機構手段と、前記ボディの短幅方向に対向する両外側面に一対ずつ突設される 4つの係止突起と、合成樹脂製の成形品から成るカバーの短幅方向に対向する両 側壁より垂設されるととも前記係止突起に係止するボディ係止孔を有する4つの 係止脚とを備え、前記係止脚が当接しながら乗り越える前記係止突起の表面を係 止方向に向かって傾斜する傾斜面としたことを特徴とする。
【0008】 而して、請求項1〜3の考案によれば、カバーの係止脚が係止突起を乗り越え て係止脚のボディ係止孔が係止突起に係合して接続組立てが行え、別途に接続金 具を要することなくカバーのボディへの接続組立てを容易且つ迅速に行えるとと もに、接続組立て時には係止脚の先端部分が係止突起の傾斜面と当接し、この傾 斜面によって係止脚がガイドされ且つ外側に拡げられることから、係止脚が容易 に係止突起を乗り越えることができ、組立て作業が非常に容易になるという利点 がある。また、規格化されている取付枠に取り付け可能な寸法に器体を形成して いるため、取付枠を用いる埋込型の配線器具と取付枠などを共用することができ 、また施工時においても配線器具と同様の施工技術を適用できるから新たな技術 の習得が不要になるという利点があり、さらに、速結端子によって配線作業が簡 素化されて施工が容易になるという利点がある。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下本考案を添付図面に示す実施形態に基づいて詳述する。
【0010】 図1に示す押釦スイッチ5は合成樹脂製のボディ5aと、合成樹脂製のカバー 5bとで器体を形成してあり、カバー5bの対向する一対の側面から垂下した4 つの係止脚10に設けたボディ係止孔10a,10bをボディ5aの係止突起9 に各々係止させて結合する。ここで、ボディ係止孔10a,10bとの嵌合時に 係止脚10…と当接する係止突起9の端面を嵌合方向に向かって傾斜する傾斜面 9aとしており、係止脚10の先端部分が係止突起9の傾斜面9aと当接し、こ の傾斜面9aによって係止脚10がガイドされ且つ外側に拡げられることから、 係止脚10が容易に係止突起9を乗り越えることができ、計4つの係止脚10の ボディ係止孔10a,10bをそれぞれ係止突起9に円滑に係入接続することが できる。カバー5bはGF−PBT(グラスファイバーにて強化されたポリブチ レンテレフタレート)のような熱可塑性樹脂製で、靭性がありクリープ特性に優 れたものである。押釦スイッチ5は規格化された配線器具の1モジュールの大き さに形成してある。
【0011】 カバー5bには更に両側面に取付枠2の両側片2b,2bの縦辺に穿設してあ る係止孔8に対応した係止爪11a,11bを夫々一体突設し、一方の係止爪1 1bの背部にはカバー5bの外壁を上下に貫通した孔よりなるたわみ代を得るた めの空間12を形成して、係止爪11bが背方へ弾性的にたわむことができるよ うになっている。カバー5bの上部の一端部側には係止用突部70が設けてあり 、この係止用突部70よりもやや内側において支点用突起71が突設してあり、 更に、カバー5bの上部の他端部には孔部72が設けてあり、孔部72の開口縁 が係止縁72aとなっている。
【0012】 ボディ5aの両側に接続端子収納部13,14を形成し、一方の接続端子収納 部13には共通端子板15、鎖錠ばね16、解除釦17からなる速結端子を収納 し、他方の接続端子収納部14には第1の接続端子部を構成する端子板18、鎖 錠ばね19と、第2の接続端子部を構成する端子板20、鎖錠ばね21とを収納 し、また第1、第2の接続端子部に共通の解除釦22を収納している。ここで、 第1及び第2の接続端子部に鎖錠ばね19,21を用いた速結端子構造を採用し ているため、配線作業が簡素化されて施工が容易になるものである。
【0013】 端子板18には延設片18aが設けてあって、この延設片18aは隔壁14a を乗り越えて中央収納部23内に延出してあり、更に隔壁14a側に近接してお り、この延設片18aには固定接点25aを設けている。
【0014】 また端子板20はボディ5aの内壁に沿わせて中央収納部23内に延設し、そ の先端を接続端子収納部13の隔壁に沿うように折り曲げ、その折り曲げ片20 aの先端に上記固定接点25aに対応する固定接点25bを設けている。
【0015】 開閉体24は導電板により形成してあり、中央収納部23内に入れられ、両端 下部に設けた突部28を中央収納部23の側壁に設けたV状凹部27にはめ込ん で下端縁が上記支持板15aに接した状態でV状凹部27の下部を中心に回動自 在となっている。そして、開閉体24の上部両面に設けてある可動接点29を回 動に応じて固定接点25a,25bに接触、開離して、共通接続端子部と、第1 又は第2の接続端子部との間をオン、オフするようになっている。
【0016】 この開閉体24を反転駆動するのがコイルスプリング30と、反転ハンドル3 1と、押釦ハンドル32及びスライドカム33等とから構成される反転機構であ る。
【0017】 コイルスプリング30は上記開閉体24の横片の上縁に設けたばね座24aに 下部を係止させ、上部を反転ハンドル31の下部に一体に突設させている筒部3 1a内に挿入させて反転ハンドル31の両側方向への動きに応じて開閉体24を 反転駆動するようになっている。
【0018】 反転ハンドル31はカバー5bの凹部51の底部に開口した孔52に下方から 凹部51内に挿入され、反転ハンドル31の下部の筒部31aの両側に設けた逆 三角形状の軸31cをカバー5bの内壁の軸受け50に回動自在に枢支してあり 、反転ハンドル31の上部の直方体部31bの両側上部には上記スライドカム3 3に掛合する掛合突起34,34を突設している。
【0019】 押釦ハンドル32は上記カバー5bの凹部51の両側内壁面に形成された上下 方向の係止溝35に係止突起36,36を係止して上下動自在に凹部51内に収 納されており、平片37bから下向きに開拡した2つの復帰ばね片37a,37 aを下方に向けて一体延設して構成した復帰ばね37を平片37bに穿設した孔 37dに押釦ハンドル32の下面に突設した突起(図示せず)を挿入することによ り、押釦ハンドル32下面に取付け、この復帰ばね37の復帰ばね片37a、3 7a先端を凹部51の底面に弾接することにより上方に常時付勢されている。
【0020】 スライドカム33はポリアセタールのような弾性に富む熱可塑性樹脂により略 ロ状に成形されたもので、対向する側辺部の下面に上記反転ハンドル31の掛合 突起34に対応する掛合カム体38を突設し、更に別の側辺部の中央部にはハ状 に一体突設した一対のばね片33a,33aを備え、このばね片33a,33a の先端間に押釦ハンドル32の下面に形成している突起32Aを挿入して押釦ハ ンドル32の下面においてスライドカム33を摺動自在に装着し且つばね片33 a,33aの弾性によって反摺動方向への復帰力を与えるようになっている。
【0021】 このように構成した押釦スイッチ5は図3に示す金属製の取付枠2の窓孔6に 下方からカバー5bを嵌めるようにして、取付枠2の一方の側片2bの縦辺下端 をカバー5bの周辺上面に当接した状態でこの当接点を支点として回動させれば 支点側の係止爪11aが係止孔8に係入し、他方の側片2bの縦辺の下端は係止 爪11bを空間12のたわみ代と、カバー5bの材質の弾性力によって内方向に 押圧させて係止爪11bを乗り越え、係止爪11bを係止孔8に係入させる。係 止爪11a,11bを係止孔8,8に夫々係入させて係止固定された押釦スイッ チ5は押釦ハンドル32を取付枠2の窓孔6より突出させる。このように、規格 化されている取付枠2に取り付け可能な寸法に器体を形成しているため、取付枠 2を用いる埋込型の配線器具と取付枠2などを共用することができて取付用の部 材を新たに製造する必要がないから、製造コストの低減につながり、また施工時 においても配線器具と同様の施工技術を適用できるから新たな技術の習得が不要 になるという利点がある。
【0022】 このようにして取付枠2に取付けた押釦スイッチ5にはピアノハンドル43が 付設される。このピアノハンドル43は図3、図4に示すようなもので、ピアノ ハンドル43の一側縁に設けた係止足43aをカバー5bの係止用突部70に係 止し、支点用突起71にピアノハンドル43の下面を当てた状態でピアノハンド ル43の他側端縁の係止足43bをカバー5bの他方の端部の孔部72に上下移 動自在に差し込むと共に係止足43bの係止部分を孔部72の係止縁72aに係 止してある。そして係止足43a及び係止足43bの係止を外すとピアノハンド ル43を取外すことができる。ピアノハンドル43を上記のようにして取付けた 状態で、該ピアノハンドル43を押し回動させることにより押釦ハンドル32を 押し駆動できるようになっている。そして、この状態で押釦ハンドル32の上面 の半円状突部73がピアノハンドル43の下面に当たっている。
【0023】 次に図5乃至図10に基づいて本考案ピアノハンドル式スイッチの動作を説明 する。
【0024】 まず、図5の状態においてピアノハンドル43(図5においてピアノハンドル 43は省略している)を押し下げると、押釦ハンドル32がばね片37aに抗し て押し下げられ、押釦ハンドル32の押し下げによりスライドカム33が下降し てスライドカム33の一方(図5(b)において左側)の端部の掛合カム体38の内 側傾斜面の基部付近が傾いた状態にある反転ハンドル31の上側(図5(b)にお いて左側)の掛合突起34に当たり(図6(b)の状態)、更に押釦ハンドル32を 押すと掛合カム体38の内側傾斜面に沿うように掛合突起34が押し下げられて 反転ハンドル31が図7(b)乃至図9(b)のように反転回動する。ところで、ス ライドカム33の一方の掛合カム体38が反転ハンドル31の一方の掛合突起3 4に掛合しながら摺動する際反転回動する反転ハンドル31が水平となる前に他 方の掛合カム体38が移動して他方の掛合突起34の内側に位置するように一対 の掛合カム体38間の長さと一対の掛合突起34間の長さが設定されている。上 記のように構成することで、押釦ハンドル32の押し下げによる反転ハンドル3 1の反転に伴い掛合突起34が図5(b)→図6(b)→図7(b)→図8(b)→図9 (b)のように半時計回りに回動し、この回動に伴って掛合突起34により掛合カ ム体38がばね片33aに抗して図5(a)→図6(a)→図7(a)→図8(a)→図 9(a)に示すように左側にスライドし、図8(a)のように反転ハンドル32の反 転の途中で反転ハンドル32が水平を越える位置以上に回動して他方の掛合突起 34が上昇してもスライドカム33が左側にスライドしていることで他方の端部 (図7(b)において右側)の掛合カム体38が右側の掛合突起34よりも左側に位 置することとなって反転ハンドル31の反転回動の支障とならないようになって いる。ここで、図15のように掛合突起34の内側に内側傾斜面を形成しておく と、掛合突起34が上昇回動する際に内側に位置する掛合カム体38が干渉しな いように内側傾斜面で逃げることができる。また、上記のように押釦ハンドル3 2の押し下げにより反転ハンドル31を反転回動するに当たり、ばね片33aに 抗してスライドカム33をスライドしながら反転ハンドル31を反転することで 反転ハンドル31とスライドカム33とが線接触の摺動摩擦抵抗によりスムーズ に反転ハンドル31を反転回動させることができるものである。
【0025】 上記のようにして反転ハンドル31を反転回動させるとコイルスプリング30 が反転揺動して開閉体24が反転し、可動接点29が接触している一方の固定接 点25aから開離して、他方の固定接点25bに接触するのである。
【0026】 この反転後ピアノハンドル43の押し下げ力を解除すると、図10(b)のよう に復帰ばね37のばね片37aで押釦ハンドル32が押し上げられて、ピアノハ ンドル43も元の状態に戻ることになる。同時にスライドカム33もばね片33 aのばね力で中央部位に摺動復帰して図10(a)に示すようになる。この状態で ピアノハンドル43を押し下げれば上述と同様な操作によって開閉体24を反転 することができるのである。この反転後においてピアノハンドル43の押し下げ 力を解除すれば図5の状態に戻ることになる。
【0027】 ところで、図3に示す実施例において、取付枠2は規格化された配線器具の3 個用の寸法 (3モジュール)に形成されたものであり、図11の実施例では図3 に示す取付枠2に1モジュールの1個の押釦スイッチ5を取付け、3モジュール の取付枠2には1個の3モジュールの大きさのピアノハンドル43を取付けて、 大きなピアノハンドル43により1個の押釦スイッチ5を操作するようになって いが、図12に示すように2個の押釦スイッチ5を取付枠2に取付けるとともに 1.5モジュール分の大きさの2個のピアノハンドル43を取付けてもよく、あ るいは、図13に示すように3個の押釦スイッチ5を取付枠2に取付けるととも に3個のピアノハンドル43を取付けてもよいものである。この実施例において 更に、図13に示すように中央のピアノハンドル43を押すと両側のピアノハン ドル43を同時に押すことができ、両側のピアノハンドル43は単独で押すこと ができるようにしてもよい。なお、図14(c)に示すように一つの取付枠2に1 .5モジュール分の大きさの2個のピアノハンドル43を取付け、その隣りに1 個の2モジュールのピアノハンドル43を取付けてもよい。なお、図14(a)( b)(c)において、Kは化粧枠であり、取付枠2を覆っている。
【0028】
【考案の効果】
請求項1の考案は、ボディとカバーで構成され配線器具用に規格化されている 取付枠に3個まで取り付けることができる単位寸法の1個分の寸法に形成される とともに前記取付枠の側片に設けられる係止孔と係合する係止爪が突設される器 体と、端子板、鎖錠ばね、解除釦を有し前記器体内に形成される2つの端子収納 部に各々収納される速結端子と、前記速結端子間に挿入され操作時に負荷を開閉 する負荷開閉手段と、前記ボディの短幅方向に対向する両外側面に一対ずつ突設 される4つの係止突起と、合成樹脂製の成形品から成るカバーの短幅方向に対向 する両側壁より垂設されるととも前記係止突起に係止するボディ係止孔を有する 4つの係止脚とを備え、前記係止脚が当接しながら乗り越える前記係止突起の表 面を係止方向に向かって傾斜する傾斜面とし、また、請求項2の考案は、ボディ とカバーで構成され配線器具用に規格化されている取付枠に3個まで取り付ける ことができる単位寸法の1個分の寸法に形成されるとともに前記取付枠の側片に 設けられる係止孔と係合する係止爪が突設される器体と、共通端子板、鎖錠ばね 、解除釦を有し前記器体内に形成される2つの端子収納部の一方に収納される第 1の速結端子と、端子板、鎖錠ばね、解除釦を有し前記2つの端子収納部の他方 に収納される第2の速結端子と、前記端子板に設けられる固定接点に接離する可 動接点を有するとともに前記共通端子板との接触部分を支点として反転自在に器 体内に配設される開閉体と、前記器体の前面に露出するハンドルを操作したとき に前記開閉体をコイルスプリングを介して反転駆動する反転機構手段と、前記ボ ディの短幅方向に対向する両外側面に一対ずつ突設される4つの係止突起と、合 成樹脂製の成形品から成るカバーの短幅方向に対向する両側壁より垂設されると とも前記係止突起に係止するボディ係止孔を有する4つの係止脚とを備え、前記 係止脚が当接しながら乗り越える前記係止突起の表面を係止方向に向かって傾斜 する傾斜面とし、請求項3の考案は、ボディの外周面にカバーが外嵌接続されて 構成され配線器具用に規格化されている取付枠に3個まで取り付けることができ る単位寸法の1個分の寸法に形成されるとともに前記取付枠の側片に設けられる 係止孔と係合する係止爪が突設される器体と、共通端子板、鎖錠ばね、解除釦を 有し前記器体内の長手方向両端近傍に設けた2つの端子収納部の一方に収納され る共通端子板、鎖錠ばね、解除釦からなる第1の速結端子と、他方の端子収納部 に収納される端子板、鎖錠ばね、解除釦からなる第2の速結端子と、前記端子板 に設けられる固定接点に接離する可動接点を有するとともに前記共通端子板との 接触部分を支点に反転自在に器体内に配設される開閉体と、器体の前面に露出す る押釦ハンドルを具備して押釦ハンドルが押操作されるときに開閉体を反転駆動 する反転機構手段と、前記ボディの短幅方向に対向する両外側面に一対ずつ突設 される4つの係止突起と、合成樹脂製の成形品から成るカバーの短幅方向に対向 する両側壁より垂設されるととも前記係止突起に係止するボディ係止孔を有する 4つの係止脚とを備え、前記係止脚が当接しながら乗り越える前記係止突起の表 面を係止方向に向かって傾斜する傾斜面としたので、カバーの係止脚が係止突起 を乗り越えて係止脚のボディ係止孔が係止突起に係合して接続組立てが行え、別 途に接続金具を要することなくカバーのボディへの接続組立てを容易且つ迅速に 行えるとともに、接続組立て時には係止脚の先端部分が係止突起の傾斜面と当接 し、この傾斜面によって係止脚がガイドされ且つ外側に拡げられることから、係 止脚が容易に係止突起を乗り越えることができ、組立て作業が非常に容易になる という利点がある。また、規格化されている取付枠に取り付け可能な寸法に器体 を形成しているため、取付枠を用いる埋込型の配線器具と取付枠などを共用する ことができ、また施工時においても配線器具と同様の施工技術を適用できるから 新たな技術の習得が不要になるという利点があり、さらに、速結端子によって配 線作業が簡素化されて施工が容易になるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態の押釦スイッチの分解斜視
図である。
【図2】(a)及び(b)は同上のピアノハンドルを押
し込んで復帰した状態の断面図及び押し込んだ状態の断
面図である。
【図3】同上の押釦スイッチ、取付枠、ピアノハンドル
を示す分解斜視図である。
【図4】同上におけるピアノハンドルの裏から見た斜視
図である。
【図5】同上のスライドカムと突起との関係を示す動作
順序を示す説明図及び全体の動作順序を示す説明図であ
る。
【図6】同上のスライドカムと突起との関係を示す動作
順序を示す説明図及び全体の動作順序を示す説明図であ
る。
【図7】同上のスライドカムと突起との関係を示す動作
順序を示す説明図及び全体の動作順序を示す説明図であ
る。
【図8】同上のスライドカムと突起との関係を示す動作
順序を示す説明図及び全体の動作順序を示す説明図であ
る。
【図9】同上のスライドカムと突起との関係を示す動作
順序を示す説明図及び全体の動作順序を示す説明図であ
る。
【図10】同上のスライドカムと突起との関係を示す動
作順序を示す説明図及び全体の動作順序を示す説明図で
ある。
【図11】(a)及び(b)は同上の取付枠への押釦ス
イッチの取付け個数及びピアノハンドルの取付け個数を
示す実施例の分解図及び平面図である。
【図12】(a)及び(b)は同上の取付枠への押釦ス
イッチの取付け個数及びピアノハンドルの取付け個数を
示す実施例の分解図及び平面図である。
【図13】(a)及び(b)は同上の取付枠への押釦ス
イッチの取付け個数及びピアノハンドルの取付け個数を
示す実施例の分解図及び平面図である。
【図14】(a)及び(b)は化粧枠を取付けた例を示
す実施例の平面図及び側面図であり、(c)は他の実施
形態の平面図である。
【図15】同上の押釦ハンドル及び反転ハンドルの部分
拡大側面図である。
【図16】同上の概略分解斜視図である。
【図17】(a)〜(c)は同上の接続作用を示す作用
説明図である。
【図18】従来例の分解斜視図である。
【図19】(a)及び(b)は同上の作用説明図であ
る。
【符号の説明】 5a ボディ 5b カバー 9 係止突起 9a 傾斜面 10 係止脚 10a ボディ係止孔 S スイッチ部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボディとカバーで構成され配線器具用に
    規格化されている取付枠に3個まで取り付けることがで
    きる単位寸法の1個分の寸法に形成されるとともに前記
    取付枠の側片に設けられる係止孔と係合する係止爪が突
    設される器体と、端子板、鎖錠ばね、解除釦を有し前記
    器体内に形成される2つの端子収納部に各々収納される
    速結端子と、前記速結端子間に挿入され操作時に負荷を
    開閉する負荷開閉手段と、前記ボディの短幅方向に対向
    する両外側面に一対ずつ突設される4つの係止突起と、
    合成樹脂製の成形品から成るカバーの短幅方向に対向す
    る両側壁より垂設されるととも前記係止突起に係止する
    ボディ係止孔を有する4つの係止脚とを備え、前記係止
    脚が当接しながら乗り越える前記係止突起の表面を係止
    方向に向かって傾斜する傾斜面としたことを特徴とする
    配線器具スイッチの組立構造。
  2. 【請求項2】 ボディとカバーで構成され配線器具用に
    規格化されている取付枠に3個まで取り付けることがで
    きる単位寸法の1個分の寸法に形成されるとともに前記
    取付枠の側片に設けられる係止孔と係合する係止爪が突
    設される器体と、共通端子板、鎖錠ばね、解除釦を有し
    前記器体内に形成される2つの端子収納部の一方に収納
    される第1の速結端子と、端子板、鎖錠ばね、解除釦を
    有し前記2つの端子収納部の他方に収納される第2の速
    結端子と、前記端子板に設けられる固定接点に接離する
    可動接点を有するとともに前記共通端子板との接触部分
    を支点として反転自在に器体内に配設される開閉体と、
    前記器体の前面に露出するハンドルを操作したときに前
    記開閉体をコイルスプリングを介して反転駆動する反転
    機構手段と、前記ボディの短幅方向に対向する両外側面
    に一対ずつ突設される4つの係止突起と、合成樹脂製の
    成形品から成るカバーの短幅方向に対向する両側壁より
    垂設されるととも前記係止突起に係止するボディ係止孔
    を有する4つの係止脚とを備え、前記係止脚が当接しな
    がら乗り越える前記係止突起の表面を係止方向に向かっ
    て傾斜する傾斜面としたことを特徴とする配線器具スイ
    ッチの組立構造。
  3. 【請求項3】 ボディの外周面にカバーが外嵌接続され
    て構成され配線器具用に規格化されている取付枠に3個
    まで取り付けることができる単位寸法の1個分の寸法に
    形成されるとともに前記取付枠の側片に設けられる係止
    孔と係合する係止爪が突設される器体と、共通端子板、
    鎖錠ばね、解除釦を有し前記器体内の長手方向両端近傍
    に設けた2つの端子収納部の一方に収納される共通端子
    板、鎖錠ばね、解除釦からなる第1の速結端子と、他方
    の端子収納部に収納される端子板、鎖錠ばね、解除釦か
    らなる第2の速結端子と、前記端子板に設けられる固定
    接点に接離する可動接点を有するとともに前記共通端子
    板との接触部分を支点に反転自在に器体内に配設される
    開閉体と、器体の前面に露出する押釦ハンドルを具備し
    て押釦ハンドルが押操作されるときに開閉体を反転駆動
    する反転機構手段と、前記ボディの短幅方向に対向する
    両外側面に一対ずつ突設される4つの係止突起と、合成
    樹脂製の成形品から成るカバーの短幅方向に対向する両
    側壁より垂設されるととも前記係止突起に係止するボデ
    ィ係止孔を有する4つの係止脚とを備え、前記係止脚が
    当接しながら乗り越える前記係止突起の表面を係止方向
    に向かって傾斜する傾斜面としたことを特徴とする配線
    器具スイッチの組立構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009237732A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Nohmi Bosai Ltd 警報器

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JP2009237732A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Nohmi Bosai Ltd 警報器

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