JP2583618Y2 - ピアノハンドル式スイッチ装置 - Google Patents

ピアノハンドル式スイッチ装置

Info

Publication number
JP2583618Y2
JP2583618Y2 JP1990047183U JP4718390U JP2583618Y2 JP 2583618 Y2 JP2583618 Y2 JP 2583618Y2 JP 1990047183 U JP1990047183 U JP 1990047183U JP 4718390 U JP4718390 U JP 4718390U JP 2583618 Y2 JP2583618 Y2 JP 2583618Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
handle
switch body
piano handle
piano
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990047183U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH048234U (ja
Inventor
哲 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP1990047183U priority Critical patent/JP2583618Y2/ja
Publication of JPH048234U publication Critical patent/JPH048234U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2583618Y2 publication Critical patent/JP2583618Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、ピアノタッチで操作をおこなうことができ
るピアノハンドル式スイッチ装置に関するものである。
【従来の技術】
壁面等に取り付けられるスイッチとして、ピアノタッ
チで操作をおこなうことができるピアノハンドル式スイ
ッチが提供されている。このピアノハンドル式スイッチ
は、スイッチ機構を内蔵して形成されるスイッチ本体の
前面にピアノハンドルを取り付け、ピアノハンドルの一
方の側端部を支点にしてピアノハンドルを押圧回動させ
ることによって、ピアノハンドルでスイッチ本体のスイ
ッチ機構を押圧作動させるようにし、スイッチ操作をピ
アノハンドルのピアノタッチ操作でおこなうことができ
るようにしたものである。 そして、このピアノハンドル式スイッチを壁面等に取
り付けるにあたっては、壁面に固定した取付枠にスイッ
チ本体を取り付けることによって行なわれるものであ
り、取付枠の外側にはさらに化粧枠を取り付けるように
してある。
【考案が解決しようとする課題】
しかしこのものでは、ピアノハンドル式スイッチを1
個取り付ける場合や、2個取り付ける場合や、3個取り
付ける場合のそれぞれに、ピアノハンドル式スイッチの
取付個数に応じた大きさに形成した取付枠や化粧枠を用
いる必要があり、取付枠や化粧枠として多種のものを準
備する必要があるという問題があった。 本考案は上記の点に鑑みて為されたものであり、取付
枠や化粧枠を共用して使用することができ、しかもピア
ノハンドルの操作性を高めることができるピアノハンド
ル式スイッチ装置を提供することを目的とするものであ
る。
【課題を解決するための手段】
本考案の請求項1に係るピアノハンドル式スイッチ装
置は、スイッチ機構を内蔵して形成されるスイッチ本体
5と、一側部がスイッチ本体5の上面の一側部に回動自
在に取り付けられると共に他側部に下方へ突出して設け
た可動脚片42がスイッチ本体5の上面の他側部に設けた
可動凹所40に深浅自在に挿入されて可動脚片42の側面に
突設した係止突片42aが可動凹所40の内側面の受け突片4
0aに係止され、押圧回動されることによってスイッチ本
体5に設けられた押釦ハンドル32を押圧してスイッチ機
構を作動させるピアノハンドル43と、押釦ハンドル32に
設けられ押釦ハンドル32を押圧状態から元の位置に復帰
させることによってピアノハンドル43を押圧回動状態か
ら元の位置に復帰させる復帰ばね37と、スイッチ本体5
をピアノハンドル43が取り付けられるその上面が面一に
揃うように一列に3個並べて取り付けることができる大
きさの窓孔6を設けた取付枠2と、窓孔6より大きな開
口窓48aを設けて形成され取付枠2の外側に取り付けら
れる化粧枠48とを具備し、取付枠2に1個のスイッチ本
体5を取り付けると共に、化粧枠48の開口窓48aとほぼ
同じ大きさに形成したピアノハンドル43をスイッチ本体
5に取り付けて成ることを特徴とするものである。 また本考案の請求項2に係るピアノハンドル式スイッ
チ装置は、取付枠2に2個のスイッチ本体5を取り付け
ると共に、化粧枠48の開口窓48aのほぼ半分の大きさに
形成したピアノハンドル43を各スイッチ本体5に取り付
けて成ることを特徴とするものである。 また本考案の請求項3に係るピアノハンドル式スイッ
チ装置は、取付枠2に3個のスイッチ本体5を取り付け
ると共に、化粧枠48の開口窓48aのほぼ1/3の大きさに形
成したピアノハンドル43を各スイッチ本体5に取り付け
て成ることを特徴とするものである。
【作用】
本考案にあっては、スイッチ本体5を3個並べて取り
付けることができる大きさの窓孔6を設けた取付枠2
に、1個のスイッチ本体5を取り付けるときには、化粧
枠48の開口窓48aとほぼ同じ大きさに形成したピアノハ
ンドル43をスイッチ本体5に取り付けるようにしてお
り、また2個のスイッチ本体5を取り付けるときには、
化粧枠48の開口窓48aとほぼ半分の大きさに形成したピ
アノハンドル43をスイッチ本体5に取り付けるようにし
ており、さらに3個のスイッチ本体5を取り付けるとき
には、化粧枠48の開口窓48aのほぼ1/3の大きさに形成し
たピアノハンドル43をスイッチ本体5に取り付けるよう
にしているので、スイッチ本体5を1個取り付ける場
合、2個取り付ける場合、3個取り付ける場合のいずれ
にも、取付枠2と化粧枠48を共用することができる。ま
た化粧枠48の開口窓48aを取付枠2の窓孔6より大きく
形成しているために、取付枠2の窓孔6に取り付けられ
るスイッチ本体5よりも大きなピアノハンドル43を用い
ることができ、ピアノハンドル43の操作性を高めること
ができる。
【実施例】
以下本考案を実施例によって詳述する。 第9図に示すようにスイッチ本体5は合成樹脂製のボ
ディ5aと合成樹脂製のカバー5bとで器体を形成してあ
り、カバー5bの対向する一対の側面から垂下したボディ
係止脚10に設けたボディ係止孔10aをボディ5aの両側面
に設けた係止突起9に係止させることによって、ボディ
5aとカバー5bとを結合するようにしてある。カバー5bの
他の両側面には取付枠2の両側片2b,2bの縦辺に穿設し
た係止孔8に対応して一対の係止爪11がそれぞれ一体突
設してある。またカバー5bの上面の略中央部には凹部51
が凹設してあり、凹部51の一方の側縁よりも外側におい
てカバー5bの上面に枢支凹所39が、凹部51の他方の側縁
よりも外側においてカバー5bの上面に可動凹所40がそれ
ぞれ上方へ開口するように設けてある。枢支凹所39は2
箇所において設けてあり、各枢支凹所39にはその外側の
側面において開口部に受け突片39aが一体突設してあ
る。可動凹所40にもその外側の側面において開口部に一
対の受け突片40aが一体突設してある。 また、ボディ5aの中央収納部23の両側に接続端子収納
部13,14を形成し、一方の接続端子収納部13には共通接
続端子部を構成する共通端子板15、鎖錠ばね16、解除釦
17からなる速結端子を収納し、他方の接続端子収納部14
には第1の接続端子部を構成する端子板18、鎖錠ばね1
9、第2の接続端子部を構成する端子板20、鎖錠ばね21
を収納すると共に、第1、第2の接続端子部に共通の解
除釦22を収納してある。共通端子板15には支持板15aが
設けてあり、この支持板15aは中央収納部23の底部に配
置してある。また端子板18には延設片18aが設けてあっ
て、この延設片18aは接続端子収納部14の隔壁14aを乗り
越えて中央収納部23内に延出してあり、この延設片18a
には固定接点25aが設けてある。さらに端子板20はボデ
ィ5aの側壁に沿わせて中央収納部23内に延出し、その先
端を接続端子収納部13の隔壁13aに沿うように折り曲
げ、その折り曲げ片20aの先端に上記固定接点25aと対向
する固定接点25bが設けてある。 図中24は開閉体であり、この開閉体24は導電板により
形成してあって、中央収納部23内において上記固定接点
25a,25bの間に入れられ、両端下部に設けた突部28を中
央収納部23の側壁に設けたV状凹部27にはめ込んで、下
端縁が上記共通端子部15の支持板15aに接した状態でV
状凹部27の下部を中心に回動自在となっている。そし
て、開閉体24の上部両面に設けてある可動接点29が回動
に応じて固定接点25a,25bに接触・開離するこによっ
て、共通接続端子部と第1又は第2の接続端子部との間
をオン、オフするようになっている。 この開閉体24を反転駆動するのがコイルスプリング30
と、反転ハンドル31と、押釦ハンドル32及びスライドカ
ム33等から構成される反転機構である。コイルスプリン
グ30は上記開閉体24の横片の上縁に設けたばね座24aに
下部を係止させ、上部を反転ハンドル31の下部に一体に
突設させている筒部31a内に挿入させて反転ハンドル31
の両側方向への動きに応じて開閉体24を反転駆動するよ
うになっている。反転ハンドル31はカバー5bの凹部51内
にその底部の孔52から挿入され、反転ハンドル31の下部
の筒部31aの両側に設けた逆三角形状の支点軸31cを孔52
の両側縁において凹設した軸受け50に回動自在に枢支し
てあり、反転ハンドル31の上部の直方体部31bの両側上
部にはスライドカム33に掛合する掛合突起34,34がそれ
ぞれ上方へ突設してある。 押釦ハンドル32はその両側に設けた係止突起36を上記
カバー5bの凹部51の両側内壁面に形成された係止溝35に
係止して上下動自在に凹部51内に収納してあり、復帰ば
ね37で支持するようにしてある。復帰ばね37は平片37b
から下向きに開拡した2つの復帰ばね片37a,37aを一体
延設して形成してあり、平片37bに突設した孔37dに押釦
ハンドル32の下面に突設した突起(図示せず)を挿入す
ることによって押釦ハンドル32の下面に取り付け、この
復帰ばね37の復帰ばね片37aの先端を凹部51の底面に弾
接させることにより、押釦ハンドル32を上方に常時付勢
するようにしてある。またスライドカム33はポリアセタ
ールのような弾性に富む熱可塑性樹脂により略ロ状に成
形してあり、対向する側辺部の下面に上記反転ハンドル
31の掛合突起34に対応させて掛合カム体38,38を突設
し、更に別の側辺部の中央部に一対のばね片33a,33aを
逆ハ状に一体突設し、このばね片33aの先端間に押釦ハ
ンドル32の下面に形成した突起32Aを被挿することによ
って、押釦ハンドル32の下面においてスライドカム33を
摺動自在に装着し且つばね片33aの弾性によって反摺動
方向への復帰力を与えるようになっている。 上記のようなスイッチ機構をボディ5aとカバー5bから
なる器体に内蔵して形成されるスイッチ本体5は、第6
図に示す金属製の取付枠2の矩形の窓孔6に取り付ける
ことによって、取付枠2を介して壁面などに固定される
ものである。取付枠2へのスイッチ本体5の取り付け
は、取付枠2の窓孔6に下方(裏側)からスイッチ本体
5のカバー5bを嵌め入れて、取付枠2の各側片2bに形成
した係止孔8にカバー5bの両側面に一対設けた係止突起
11を係入させることによって、押釦ハンドル32を取付枠
2の窓孔6より突出させた状態でおこなうことができ
る。取付枠2の各側片2bには第6図に示すようにそれぞ
れ6個の係止孔8が設けてあり、窓孔6の長手方向に沿
って3個のスイッチ本体5を取り付けることができるよ
うにしてある。 このようにして取付枠2に取り付けたスイッチ本体5
にピアノハンドル43を取り付けことによって、ピアノハ
ンドル式スイッチを組み立てることができる。ピアノハ
ンドル43はABS等の熱可塑性等樹脂の成形品として平板
状に形成されるものであり、第7図及び第8図に示すよ
うに、一方の側縁の中央部の下面(裏面)には一対の枢
支脚片41が、他方の側縁の中央部の下面(裏面)には一
対の可動脚片42がそれぞれ垂直に一体に突出させて設け
てある。そして枢支脚片41の先端部の外側面には係止突
片41aが、可動脚片42の先端部の外側面には係止突片42a
がそれぞれ一体に設けてある。また枢支脚片41より外側
寄りの位置においてピアノハンドル43の一方の側縁の下
面(裏面)には補助脚片46が一体に突設してある。 そしてこのピアノハンドル43をスイッチ本体5に取り
付けるにあたっては、まず第10図に示すようにピアノハ
ンドル43を傾けた状態で枢支脚片41をスイッチ本体5の
枢支凹所39に挿入して係止突片41aを受け突片39aの下側
に差し込み、次に第11図に示すように枢支脚片41の部分
を支点にしてピアノハンドル43を回動して矢印のように
押さえ込むことにより、可動脚片42を内方へ弾性的にた
わませることによって受け突片40aを乗り越えさせて可
動凹所40内に可動脚片42を挿入させる。可動凹所40内に
可動脚片42が挿入されると第12図に示すように可動脚片
42は弾性復帰して受け突片40aに係止突片42aが係止さ
れ、可動凹所40から可動脚片42が抜けることを防ぐこと
ができる。このようにピアノハンドル43を押さえて枢支
脚片41と可動脚片42をそれぞれスイッチ本体に設けた枢
支凹所39と可動凹所40に挿入係止することによって、ス
イッチ本体5にピアノハンドル43を容易に取り付けるこ
とができるものであり、ピアノハンドル43をスイッチ本
体5に取り付けるための別途の部材が不要になるもので
ある。次に、第12図の矢印のようにピアノハンドル43を
押し上げると、可動脚片42が内方へたわんで受け突片40
aに対する係止突片42aの係止が外れ、可動凹所40から可
動脚片42を抜き出すことができ、さらに枢支凹所39から
も枢支脚片41を抜くことによって、ピアノハンドル43を
取り外すことができる。このようにピアノハンドル43を
押し上げて枢支脚片41と可動脚片42をそれぞれ枢支凹所
39と可動凹所40から引き抜くだけでピアノハンドル43の
取り外しを容易におこなうことができるものである。こ
こで、可動脚片42はその係止突片42aと受け突片40aとの
かかり代Lの寸法分たわませられるために、その弾性限
界がこのかかり代Lよりも大きくなるように設計されて
いる。 ここで、取付枠2としては規格化された配線器具の3
個用の寸法(3モジュール)に形成されたものが用いら
れるものであり、第1図の実施例では取付枠2に1モジ
ュールの1個のスイッチ本体5を取付け、3モジュール
の大きさのピアノハンドル43を用いてこの大きなピアノ
ハンドル43で1個のスイッチ本体5を操作するようにし
てある。この場合、3モジュールの大きさのピアノハン
ドル43はその中央部のみでスイッチ本体5に取り付けら
れているために、ピアノハンドル43の長手方向の両側に
傾くようにガタツクおそれがある。このために、この3
モジュールのピアノハンドル43に第8図のように補助脚
片46を設け、この補助脚片46を取付枠2に形成した補助
係止孔47に係止させることによって、このガタツキを防
止するようにしてある。この補助脚片46は第8図(e)
のように枢支脚片41よりもやや低い突出寸法に形成して
ある。 また第2図の実施例では、2個のスイッチ本体5を取
付枠2に取り付けると共に1.5モジュールの大きさの2
個のピアノハンドル43を取り付けるようにしてある。 さらに第3図の実施例では、3個のスイッチ本体5を
取付枠2に取り付けると共に1モジュールの大きさの3
個のピアノハンドル43を取り付けるようにしてある。こ
の実施例において、中央のピアノハンドル43を押すと両
側のピアノハンドル43を同時に押すことができ、両側の
ピアノハンドル43は単独で押すことができるようにして
もよい。 第4図及び第5図は取付枠2の外側に化粧枠48を取り
付けた状態を示すものであり、化粧枠48にはスイッチ本
体5に取り付けたピアノハンドル43を露出させる矩形の
開口窓48aが設けてある。このとき第5図に示すように
一つの化粧枠48において1.5モジュール分の大きさの2
個のピアノハンドル43を取付け、その隣りに1個の3モ
ジュールのピアノハンドル43を取付けるようにしてもよ
い。 ここで第4図にみられるように、第3図の実施例で用
いる1モジュールの大きさのピアノハンドル43は、化粧
枠48の開口窓48aを長手方向にほぼ3分割する大きさに
形成されるものであり、また図5にみられるように、第
2図の実施例で用いる1.5モジュールの大きさのピアノ
ハンドル43は、化粧枠48の開口窓48aを長手方向にほぼ
2分割する大きさに形成されるものであり、さらに第1
図の実施例で用いる3モジュールの大きさのピアノハン
ドル43は、化粧枠48の開口窓48aとほぼ等しい大きさに
形成されるものである。 また、化粧枠48の開口窓48aは取付枠2の窓孔6より
も大きな寸法で形成してある。従ってこの開口窓48aに
はめ込まれる大きさに形成されるピアノハンドル43は、
開口窓48aの短手方向での幅寸法を第10図〜第14図にみ
られるように、取付枠2の窓孔6にはめ込んで取り付け
られるスイッチ本体5の前面部の同方向での幅寸法より
も大きく形成することができるものであり、また図3に
みられるように、開口窓48aの長手方向での幅寸法をス
イッチ本体5の前面部の同方向での幅寸法よりも大きく
形成することができるものである。つまりスイッチ本体
5の前面よりも大きなピアノハンドル43を用いることが
できるものである。 次に第13図乃至第20図に基づいて、ピアノハンドル式
スイッチのスイッチ機構の動作を説明する。 まず第13図の状態でピアノハンドル43を押さえると、
第14図に示すように枢支脚片41を支点として可動脚片42
が可動凹所40内に深く差し込まれる方向にピアノハンド
ル43は回動される。ここで、スイッチ本体5のボディ5a
に支持突起44を設けてあり、この支持突起44の先端で枢
支脚片41の根元の部分においてピアノハンドル43の回動
を支持できるようにしてある。そしてこのピアノハンド
ル43の回動に従って押釦ハンドル32の上面に設けた半円
突起71を介して、押釦ハンドル32が復帰ばね37のばね片
37aに抗して押し下げられ、第15図から第16図、さらに
第17図へのように押釦ハンドル32の押し下げによりスラ
イドカム33が下降して、スライドカム33の一方(図にお
いて左側)の端部下面の掛合カム片38の内側傾斜面の基
部付近が傾いた状態にある反転ハンドル31の上側(図に
おいて左側)の掛合突起34に当たり、更に押釦ハンドル
32を押し下げると掛合カム片38の内側傾斜面に沿うよう
に掛合突起34が押し下げられて反転ハンドル31が反転回
動する。この場合、押釦ハンドル32の押し下げによる反
転ハンドル31の反転に伴って掛合突起34が第18図から第
19図へのように反時計回りに回動し、この回動に伴って
掛合突起34でスライドカム33がばね片33aに抗して左側
にスライドさせられる。反転ハンドル32の反転の途中で
反転ハンドル32が水平を超える位置以上に回動して他方
の掛合突起34が上昇してもスライドカム33が左側にスラ
イドしていることで他方の端部(図において右側)の掛
合カム体38が右側の掛合突起34よりも左側に位置するこ
ととなって反転ハンドル31の反転回動の支障とならない
ようになっている。上記のようにして反転ハンドル31を
反転回動させるとコイルスプリング30が反転揺動して開
閉体24が反転し、可動接点29が接触している一方の固定
接点25aから開離して、他方の固定接点25bに接触するの
である。 この反転後ピアノハンドル43の押し下げ力を解除する
と、復帰ばね37のばね片37aで押釦ハンドル32が押し上
げられ、ピアノハンドル43も元の状態に戻ることにな
る。同時にスライドカム33もばね片33aのばね力で中央
部位に摺動復帰して第20図に示すようになる。この状態
でピアノハンドル43を押し下げれば上述と同様な操作に
よって開閉体24を反転することができるのである。この
反転後においてピアノハンドル43の押し下げ力を解除す
れば第15図の状態に戻ることになる。
【考案の効果】 上述のように請求項1に係るピアノハンドル式スイッ
チ装置は、スイッチ機構を内蔵して形成されるスイッチ
本体と、一側部がスイッチ本体の上面の一側部に回動自
在に取り付けられると共に他側部に下方へ突出して設け
た可動脚片がスイッチ本体の上面の他側部に設けた可動
凹所に深浅自在に挿入されて可動脚片の側面に突設した
係止突片が可動凹所の内側面の受け突片に係止され、押
圧回動されることによってスイッチ本体に設けられた押
釦ハンドルを押圧してスイッチ機構を作動させるピアノ
ハンドルと、押釦ハンドルに設けられ押釦ハンドルを押
圧状態から元の位置に復帰させることによってピアノハ
ンドルを押圧回動状態から元の位置に復帰させる復帰ば
ねと、スイッチ本体をピアノハンドルが取り付けられる
その上面が面一に揃うよう一列に3個並べて取り付ける
ことができる大きさの窓孔を設けた取付枠と、窓孔より
大きな開口窓を設けて形成され取付枠の外側に取り付け
られる化粧枠とを具備し、取付枠に1個のスイッチ本体
を取り付けると共に、化粧枠の開口窓とほぼ同じ大きさ
に形成したピアノハンドルをスイッチ本体に取り付ける
ようにしたので、スイッチ本体を3個取り付けることが
できる取付枠と化粧枠を用いて、1個のスイッチ本体の
取り付けを行なうことができるものであり、しかもスイ
ッチ本体より大きなピアノハンドルを用いることがで
き、ピアノハンドルの操作性を高めることができるもの
である。 また請求項2に係るピアノハンドル式スイッチ装置
は、スイッチ機構を内蔵して形成されるスイッチ本体
と、一側部がスイッチ本体の上面の一側部に回動自在に
取り付けられると共に他側部に下方へ突出して設けた可
動脚片がスイッチ本体の上面の他側部に設けた可動凹所
に深浅自在に挿入されて可動脚片の側面に突設した係止
突片が可動凹所の内側面の受け突片に係止され、押圧回
動されることによってスイッチ本体に設けられた押釦ハ
ンドルを押圧してスイッチ機構を作動させるピアノハン
ドルと、押釦ハンドルに設けられ押釦ハンドルを押圧状
態から元の位置に復帰させることによってピアノハンド
ルを押圧回動状態から元の位置に復帰させる復帰ばね
と、スイッチ本体をピアノハンドルが取り付けられるそ
の上面が面一に揃うよう一列に3個並べて取り付けるこ
とができる大きさの窓孔を設けた取付枠と、窓孔より大
きな開口窓を設けて形成され取付枠の外側に取り付けら
れる化粧枠とを具備し、取付枠に2個のスイッチ本体を
取り付けると共に、化粧枠の開口窓のほぼ半分の大きさ
に形成したピアノハンドルを各スイッチ本体に取り付け
るようにしたので、スイッチ本体を3個取り付けること
ができる取付枠と化粧枠を用いて、2個のスイッチ本体
の取り付けを行なうことができるものであり、しかもス
イッチ本体より大きなピアノハンドルを用いることがで
き、ピアノハンドルの操作性を高めることができるもの
である。 また請求項3に係るピアノハンドル式スイッチ装置
は、スイッチ機構を内蔵して形成されるスイッチ本体
と、一側部がスイッチ本体の上面の一側部に回動自在に
取り付けられると共に他側部に下方へ突出して設けた可
動脚片がスイッチ本体の上面の他側部に設けた可動凹所
に深浅自在に挿入されて可動脚片の側面に突設した係止
突片が可動凹所の内側面の受け突片に係止され、押圧回
動されることによってスイッチ本体に設けられた押釦ハ
ンドルを押圧してスイッチ機構を作動させるピアノハン
ドルと、押釦ハンドルに設けられ押釦ハンドルを押圧状
態から元の位置に復帰させることによってピアノハンド
ルを押圧回動状態から元の位置に復帰させる復帰ばね
と、スイッチ本体をピアノハンドルが取り付けられるそ
の上面が面一に揃うよう一列に3個並べて取り付けるこ
とができる大きさの窓孔を設けた取付枠と、窓孔より大
きな開口窓を設けて形成され取付枠の外側に取り付けら
れる化粧枠とを具備し、取付枠に3個のスイッチ本体を
取り付けると共に、化粧枠の開口窓のほぼ1/3の大きさ
に形成したピアノハンドルを各スイッチ本体に取り付け
るようにしたので、スイッチ本体を3個取り付けること
ができる取付枠と化粧枠を用いて、3個のスイッチ本体
の取り付けを行なうことができるものであり、しかもス
イッチ本体より大きなピアノハンドルを用いることがで
き、ピアノハンドルの操作性を高めることができるもの
である。 このように本考案によれば、スイッチ本体を1個取り
付ける場合、2個取り付ける場合、3個取り付ける場合
のいずれにも、取付枠と化粧枠を共用して使用すること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)(b)は1個のスイッチ本体を取り付けた
実施例の分解側面図と正面図、第2図(a)(b)は2
個のスイッチ本体を取り付けた実施例の分解側面図と正
面図、第3図(a)(b)は3個のスイッチ本体を取り
付けた実施例の分解側面図と正面図、第4図(a)
(b)は3個のピアノハンドル式スイッチを取り付けた
実施例の正面図と側面図、第5図は1個のピアノハンド
ル式スイッチと2個のピアノハンドル式スイッチを取り
付けた実施例の正面図、第6図はスイッチ本体と取付枠
とピアノハンドルを示す分解斜視図、第7図はピアノハ
ンドルを裏側から見た斜視図、第8図(a)(b)
(c)(d)(e)はピアノハンドルを裏側から見た正
面図と左側面図と一部破断右側面図と断面図とイ部の拡
大断面図、第9図はスイッチ本体とピアノハンドルの分
解斜視図、第10図乃至第112図はそれぞれスイッチ本体
へのピアノハンドルの取り付けの状態を示す一部の断面
図、第13図及び第14図はそれぞれピアノハンドル式スイ
ッチの断面図、第15図(a)(b)、第16図(a)
(b)、第17図(a)(b)、第18図(a)(b)、第
19図(a)(b)、第20図(a)(b)はそれぞれスイ
ッチ機構の動作を示す押し釦ハンドルの底面図とスイッ
チ本体の一部の断面図である。 2は取付枠、5はスイッチ本体、6は窓釦、32は押釦ハ
ンドル、37は復帰ばね、40は可動凹所、40aは受け突
片、42は可動脚片、42aは係止突片、43はピアノハンド
ル、48は化粧枠、48aは開口窓である。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スイッチ機構を内蔵して形成されるスイッ
    チ本体と、一側部がスイッチ本体の上面の一側部に回動
    自在に取り付けられると共に他側部に下方へ突出して設
    けた可動脚片がスイッチ本体の上面の他側部に設けた可
    動凹所に深浅自在に挿入されて可動脚片の側面に突設し
    た係止突片が可動凹所の内側面の受け突片に係止され、
    押圧回動されることによってスイッチ本体に設けられた
    押釦ハンドルを押圧してスイッチ機構を作動させるピア
    ノハンドルと、押釦ハンドルに設けられ押釦ハンドルを
    押圧状態から元の位置に復帰させることによってピアノ
    ハンドルを押圧回動状態から元の位置に復帰させる復帰
    ばねと、スイッチ本体をピアノハンドルが取り付けられ
    るその上面が面一に揃うように一列に3個並べて取り付
    けることができる大きさの窓孔を設けた取付枠と、窓孔
    より大きな開口窓を設けて形成され取付枠の外側に取り
    付けられる化粧枠とを具備し、取付枠に1個のスイッチ
    本体を取り付けると共に、化粧枠の開口窓とほぼ同じ大
    きさに形成したピアノハンドルをスイッチ本体に取り付
    けて成るピアノハンドル式スイッチ装置。
  2. 【請求項2】スイッチ機構を内蔵して形成されるスイッ
    チ本体と、一側部がスイッチ本体の上面の一側部に回動
    自在に取り付けられると共に他側部に下方へ突出して設
    けた可動脚片がスイッチ本体の上面の他側部に設けた可
    動凹所に深浅自在に挿入されて可動脚片の側面に突設し
    た係止突片が可動凹所の内側面の受け突片に係止され、
    押圧回動されることによってスイッチ本体に設けられた
    押釦ハンドルを押圧してスイッチ機構を作動させるピア
    ノハンドルと、押釦ハンドルに設けられ押釦ハンドルを
    押圧状態から元の位置に復帰させることによってピアノ
    ハンドルを押圧回動状態から元の位置に復帰させる復帰
    ばねと、スイッチ本体をピアノハンドルが取り付けられ
    るその上面が面一に揃うよう一列に3個並べて取り付け
    ることができる大きさの窓孔を設けた取付枠と、窓孔よ
    り大きな開口窓を設けて形成され取付枠の外側に取り付
    けられる化粧枠とを具備し、取付枠に2個のスイッチ本
    体を取り付けると共に、化粧枠の開口窓のほぼ半分の大
    きさに形成したピアノハンドルを各スイッチ本体に取り
    付けて成るピアノハンドル式スイッチ装置。
  3. 【請求項3】スイッチ機構を内蔵して形成されるスイッ
    チ本体と、一側部がスイッチ本体の上面の一側部に回動
    自在に取り付けられると共に他側部に下方へ突出して設
    けた可動脚片がスイッチ本体の上面の他側部に設けた可
    動凹所に深浅自在に挿入されて可動脚片の側面に突設し
    た係止突片が可動凹所の内側面の受け突片に係止され、
    押圧回動されることによってスイッチ本体に設けられた
    押釦ハンドルを押圧してスイッチ機構を作動させるピア
    ノハンドルと、押釦ハンドルに設けられ押釦ハンドルを
    押圧状態から元の位置に復帰させることによってピアノ
    ハンドルを押圧回動状態から元の位置に復帰させる復帰
    ばねと、スイッチ本体をピアノハンドルが取り付けられ
    るその上面が面一に揃うよう一列に3個並べて取り付け
    ることができる大きさの窓孔を設けた取付枠と、窓孔よ
    り大きな開口窓を設けて形成され取付枠の外側に取り付
    けられる化粧枠とを具備し、取付枠に3個のスイッチ本
    体を取り付けると共に、化粧枠の開口窓のほぼ1/3の大
    きさに形成したピアノハンドルを各スイッチ本体に取り
    付けて成るピアノハンドル式スイッチ装置。
JP1990047183U 1990-05-02 1990-05-02 ピアノハンドル式スイッチ装置 Expired - Lifetime JP2583618Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990047183U JP2583618Y2 (ja) 1990-05-02 1990-05-02 ピアノハンドル式スイッチ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990047183U JP2583618Y2 (ja) 1990-05-02 1990-05-02 ピアノハンドル式スイッチ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH048234U JPH048234U (ja) 1992-01-24
JP2583618Y2 true JP2583618Y2 (ja) 1998-10-27

Family

ID=31562896

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990047183U Expired - Lifetime JP2583618Y2 (ja) 1990-05-02 1990-05-02 ピアノハンドル式スイッチ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2583618Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022187405A (ja) * 2021-06-07 2022-12-19 パナソニックホールディングス株式会社 配線機器用スイッチ

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0684088B2 (ja) * 1985-07-15 1994-10-26 キヤノン株式会社 ピンフィード装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH048234U (ja) 1992-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2583618Y2 (ja) ピアノハンドル式スイッチ装置
JP3015083B2 (ja) スイッチ
JP2538773Y2 (ja) スイッチのハンドルの構造
JPH09213172A (ja) ピアノハンドル式スイッチ装置
JPH11112U (ja) 配線器具スイッチの組立構造
JP2000067697A (ja) ピアノハンドル式スイッチ装置
JP2538101Y2 (ja) スイッチ
JP3098838B2 (ja) ネームカード付きスイッチハンドル
JPH02284319A (ja) ピアノハンドル式スイッチ
JPH05205573A (ja) スイッチのハンドル取付構造
JP2513852Y2 (ja) ピアノハンドル式スイッチ
JP2858871B2 (ja) ピアノハンドル式スイッチ
JP2567068Y2 (ja) 配線器具スイッチの取付枠への取付構造
JP2530295Y2 (ja) ピアノハンドル式スイッチ
JPH0414721A (ja) ピアノハンドル式スイッチ
JP3020254B2 (ja) 配線器具の取付枠への取付構造
JP3027725B2 (ja) スイッチ装置
JPH0143784Y2 (ja)
JP2942348B2 (ja) ピアノハンドル式スイッチ
JP3131430B2 (ja) 配線器具
JPH1074424A (ja) 配線器具及び配線器具の取付構造
JP3064095B2 (ja) スイッチの開閉素子の構造
JPH0473830A (ja) スイッチ
JP3180103B2 (ja) ピアノハンドル式スイッチ装置
JP2858870B2 (ja) スイッチ

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term