JP2908837B2 - スイッチ装置 - Google Patents

スイッチ装置

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JP2908837B2
JP2908837B2 JP2125122A JP12512290A JP2908837B2 JP 2908837 B2 JP2908837 B2 JP 2908837B2 JP 2125122 A JP2125122 A JP 2125122A JP 12512290 A JP12512290 A JP 12512290A JP 2908837 B2 JP2908837 B2 JP 2908837B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はスイッチ装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、スイッチ装置としては押釦スイッチや波動スイ
ッチがある。波動スイッチは操作性やデザイン性に問題
があるためスイッチのオン、オフに当たり、ハンドルの
位置に関係のない押釦タイプのものの開発が望まれてい
る。そして、従来の押釦スイッチにおけるスイッチの反
転動作への変換方式は埋め込み深さが深くなり、施工性
が悪くなる等の問題があり、また、押釦スイッチは波動
スイッチに比べると操作性が良いが、依然として軽いタ
ッチで操作できず、操作性が良好であるとは言いがた
い。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は上記の従来例の問題点に鑑みて発明したもの
であって、その目的とするところは、ピアノタッチの軽
い操作で操作性良くスイッチ操作ができ、しかも、各部
品をコンパクトにまとめることができるスイッチ装置を
提供するにある。
[課題を解決するための手段] 本発明のスイッチ装置は、一面が開口部となり、中央
部に開口部に連通する中央収納部を有し且つ両側部に開
口部に連通する接続端子収納部を有する箱形のボディ
と、該ボディの開口部側に取付けられるカバーとで配線
器具の規格化された1個モジュールのスイッチの器体を
構成し、ボディの中央収納部に配設される接点機構と、
両側部の接続端子収納部に収納され且つ接点機構の接点
に接続される接続端子と、開口部側に設けられた押釦ハ
ンドルと、押釦ハンドルと接点機構との間に配置された
接点機構の切り換えを行うための反転ハンドル及び押釦
ハンドルの押動運動を反転ハンドルの反転運動に変換す
るための変換機構とを備えた押釦スイッチと、押釦スイ
ッチの器体の表面側に配設される押釦ハンドルを操作す
るための押釦スイッチに対して着脱自在なピアノハンド
ルとを具備して成るものであって、このような構成を採
用することで、上記した従来例の問題点を解決して本発
明の目的を達成したものである。
[作用] 本発明によれば、ピアノハンドルをピアノタッチで操
作することで押釦ハンドルを押動し、押釦ハンドルの押
動運動を変換機構により反転ハンドルの反転運動に変換
して接点機構の切り換えを行うものであり、簡単な構成
でピアノタッチの操作で接点機構の切り換えができるこ
とになる。そして、一面が開口部となり、中央部に開口
部に連通する中央収納部を有し且つ両端部に開口部に連
通する接続端子収納部を有する箱形のボディと、該ボデ
ィの開口部側に取付けられるカバーとで配線器具の規格
化された1個モジュールのスイッチの器体を構成し、ボ
ディの中央収納部に配設される接点機構と、両側部の接
続端子収納部に収納され且つ接点機構の接点に接続され
る接続端子と、開口部側に設けられた押釦ハンドルと、
押釦ハンドルと接点機構との間に配置された接点機構の
切り換えを行うための反転ハンドル及び押釦ハンドルの
押動運動を反転ハンドルの反転運動に変換するための変
換機構と変換機構とを備えた押釦スイッチと、押釦スイ
ッチの器体の表面側に配設される押釦ハンドルを操作す
るための押釦スイッチに対して着脱自在なピアノハンド
ルとからなるので、駆動機構を縦方向に配置できて機構
をコンパクト化でき、また、接点機構の両側に接続端子
を配置することで接点機構の接点と接続端子の電気的接
続距離が短くなって電気的接続の構成が簡略化でき、ま
た、1個モジュールのユニット化された押釦スイッチに
ピアノハンドルを取付けるとピアノハンドル式のスイッ
チ装置とできると共に、1個モジュールのユニット化さ
れた押釦スイッチからピアノハンドルを取り外すとユニ
ット化された押釦式のスイッチ装置にできるものであ
り、ピアノハンドルを着脱するのみでピアノハンドル式
のスイッチ装置と押釦式のスイッチ装置とを選択できる
ことになる。
[実施例] 以下本発明を添付図面に示す実施例に基づいて詳述す
る。
第3図(a)に示す押釦スイッチ5は合成樹脂製のボ
ディ5aと、合成樹脂製のカバー5bとで器体を形成してあ
り、カバー5bの対向する一対の側面から垂下したボディ
係止脚10に設けたボディ係止孔10aをボディ5aの係止突
起9に係止させて結合する。押釦スイッチ5は規格化さ
れた配線器具の1モジュールの大きさに形成してある。
カバー5bには更に両側面に取付枠2の両側片2b,2bの
縦辺に穿設してある係止孔8に対応した係止爪11a,11b
を夫々一体突設し、一方の係止爪11bの背部にはカバー5
bの外壁を上下に貫通した孔よりなるたわみ代を得るた
めの空間12を形成して、係止爪11bが背方へ弾性的にた
わむことができるようになっている。カバー5bの上部の
一端部側には係止用突部70が設けてあり、この係止用突
部70よりもやや内側において支点用突起71が突設してあ
り、更に、カバー5bの上部の他端部には孔部72が設けて
あり、孔部72の開口縁が係止縁72aとなっている。
ボディ5aの両側に接続端子収納部13,14を形成し、一
方の接続端子収納部13には共通端子板15、鎖錠ばね16、
解除釦17からなる速結端子を収納し、他方の接続端子収
納部14には第1の接続端子部を構成する端子板18、鎖錠
ばね19と、第2の接続端子部を構成する端子板20、鎖錠
ばね21とを収納し、また第1、第2の接続端子部に共通
の解除釦22を収納している。
端子板18には延設片18aが設けてあって、この延設片1
8aは隔壁14aを乗り越えて中央収納部23内に延出してあ
り、更に隔壁14a側に近接しており、この延設片18aには
固定接点25aを設けている。
また端子板20はボディ5aの内壁に沿わせて中央収納部
23内に延設し、その先端を接続端子収納部13の隔壁に沿
うように折り曲げ、その折り曲げ片20aの先端に上記固
定接点25aに対応する固定接点25bを設けている。
開閉体24は導電板により形成してあり、中央収納部23
内に入れられ、両端下部に設けた突部28を中央収納部23
の側壁に設けたV状凹部27にはめ込んで下端縁が上記支
持板15aに接した状態でV状凹部27の下部を中心に回動
自在となっている。そして、開閉体24の上部両面に設け
てある可動接点29を回動に応じて固定接点25a,25bに接
触、開離して、共通接続端子部と、第1,又は第2の接続
端子部との間をオン、オフするようになっている。
この開閉体24を反転駆動するのがコイルスプリング30
と、反転ハンドル31と、押釦ハンドル32及びスライドカ
ム33等とから構成される反転機構である。
コイルスプリング30は上記開閉体24の横片の上縁に設
けたばね座24aに下部を係止させ、上部を反転ハンドル3
1の下部に一体に突設させている筒部31a内に挿入させて
反転ハンドル31の両側方向への動きに応じて開閉体24を
反転駆動するようになっている。
反転ハンドル31はカバー5bの凹部51の底部に開口した
孔52に下方から凹部51内に挿入され、反転ハンドル31の
下部の筒部31aの両側に設けた逆三角形状の軸31cをカバ
ー5bの内壁の軸受け50に回動自在に枢支してあり、反転
ハンドル31の上部の直方体部31bの両側上部には上記ス
ライドカム33に掛合する掛合突起34,34を突設してい
る。
上記のようにして接点を開閉する開閉体24を反転駆動
するための反転ハンドル31を器体に組み込むことで第1
図(a)に示すようにスイッチ本体Aのブロックを構成
するものである。
押釦ブロックBは押釦ハンドル32と、復帰ばね37と、
スライドカム33とを組み立てて構成してある。
押釦ハンドル32は左右両端部の中央部に弾性を有する
係止突起36を有しており、左右両端部の前後に復帰ばね
変形防止部32aが設けてある。この復帰ばね変形防止部3
2aは後述のカバー5bへの組み込み時の案内となる案内用
テーパ部32bが設けてある。
復帰ばね37は平片37bから下向きに開拡した2つの復
帰ばね片37a,37aを下方に向けて一体延設して構成して
あり、平片37bに穿設した孔37dに押釦ハンドル32の下面
に突設した突起(図示せず)を挿入してかしめたり圧入
固着したりすることにより、押釦ハンドル32下面に取付
けられる。ここで、復帰ばね変形防止部32a間に復帰ば
ね37は位置していて復帰ばね37の変形が復帰ばね変形防
止部32により防止される。
スライドカム33はポリアセタールのような弾性に富む
熱可塑性樹脂により略ロ状に成形されたもので、対向す
る側辺部の下面に上記反転ハンドル31の掛合突起34に対
応する掛合カム体38を突設し、更に別の側辺部の中央部
にはハ状に一体突設した一対のばね片33a,33aを備え、
このばね片33a,33aの先端間に押釦ハンドル32の下面に
形成している突起32Aを挿入して押釦ハンドル32の下面
においてスライドカム33を摺動自在に装着し且つばね片
33a,33aの弾性によって反摺動方向への復帰力を与える
ようになっている。
上記のような押釦ブロックBは第1図(a)→第1図
(b)のようにスイッチ本体Aのカバー5bの上面部の凹
部51に上方からはめ込んで凹部51の両側内壁面に形成さ
れた上下方向の係止溝35に係止突起36,36を弾性的に係
止して上下動自在に凹部51内に収納さるものである。こ
のようにしてスイッチ本体Aに押釦ブロックBを取り付
けるものであるが、この取り付け前に、スイッチ本体A
及び押釦ブロックBをそれぞれ独立して特性チェックを
することで、良品のスイッチ本体Aと良品の押釦ブロッ
クBとを組み合わせて押釦スイッチ5を組み立てること
ができる。上記組み立てにより、この復帰ばね37の復帰
ばね片37a、37a先端が凹部51の底面に弾接することによ
り押釦ハンドル32が上方に常時付勢されることになる。
上記組み立て時に第1図(a)に示すように係止突起36
にテーパ部36aを形成しておくことで、押釦ブロックB
を係止溝35にスムーズに係止することができる。また、
この場合、案内用テーパ部32bもはめ込み時の案内の役
目をする。
このようにして組み立てた押釦スイッチ5は第3図
(b)に示す金属製の取付枠2の窓孔6に下方からカバ
ー5bを嵌めるようにして、取付枠2の一方の側片2bの縦
辺下端をカバー5bの周辺上面に当接した状態でこの当接
点を支点として回動させれば支点側の係止爪11aが係止
孔8に係入し、他方の側片2bの縦辺の下端は係止爪11b
を空間12のたわみ代と、カバー5bの材質の弾性力によっ
て内方向に押圧させて係止爪11bを乗り越え、係止爪11b
を係止孔8に係入させる。係止爪11a,11bを係止孔8,8に
夫々係入させて係止固定された押釦スイッチ5は押釦ハ
ンドル32を取付枠2の窓孔6より突出させる。
このようにして取付枠2に取付けた押釦スイッチ5に
はピアノハンドル43が付設されてスイッチ装置が構成さ
れる。このピアノハンドル43は第3図(b)、第4図に
示すようなもので、ピアノハンドル43の一側縁に設けた
係止足43aをカバー5bの係止用突部70に係止し、支点用
突起71にピアノハンドル43の下面を当てた状態でピアノ
ハンドル43の他側端縁の係止足43bをカバー5bの他方の
端部の孔部72に上下移動自在に差し込むと共に係止足43
bの係止部分を孔部72の係止縁72aに係止してある。そし
て係止足43a及び係止足43bの係止を外すとピアノハンド
ル43を取り外すことができる。ピアノハンドル43を上記
のようにして取付けた状態で、該ピアノハンドル43を押
し回動させることにより押釦ハンドル32を押し駆動でき
るようになっている。そして、この状態で押釦ハンドル
32の上面の半円状突部73がピアノハンドル43の下面に当
たっている。ここで、カバー5bの下面に設けた支点用突
起71に代えてピアノハンドル43の下面に支点用突超71を
設けてもよい。ところで、第2図(a)のようにピアノ
ハンドル43を取付けた状態で押釦ハンドル32の係止突起
36の係止溝35の上端縁に弾性押し上げ力ゼロの状態で接
するか又は係止溝35の上端縁からごく微量下がった位置
に係止突起36が位置するように設定してあり、また、第
2図(b)のように押釦ハンドル32を押し下げた場合、
過度の押し下げられると、係止溝35の底部に係止突起36
当たって過度の押し下げを防止するようになっている。
次に第5図乃至第10図に基づいて本発明の動作を説明
する。
まず、第5図の状態においてピアノハンドル43を押し
下げると、押釦ハンドル32がばね片37aに抗して押し下
げられ、押釦ハンドル32の押し下げによりスライドカム
33が下降してスライドカム33の一方(第5図(b)にお
いて左側)の端部の掛合カム体38の内側傾斜面の基部付
近が傾いた状態にある反転ハンドル31の上側(第5図
(b)において左側)の掛合突起34に当たり(第6図
(b)の状態)、更に押釦ハンドル32を押すと掛合カム
体38の内側傾斜面に沿うように掛合突起34が押し下げら
れて反転ハンドル31が第7図(b)乃至第9図(b)の
ように反転回動する。ところで、スライドカム33の一方
の掛合カム体38が反転ハンドル31の一方の掛合突起34に
掛合しながら摺動する際反転回動する反転ハンドル31が
水平となる前に他方の掛合カム体38が移動して他方の掛
合突起34の内側に位置するように一対の掛合カム体38間
の長さと一対の掛合突起34間の長さが設定されている。
上記のように構成することで、押釦ハンドル32の押し下
げによる反転ハンドル31の反転に伴い掛合突起34が第5
図(b)、第6図(b)→第7図(b)→第8図(b)
→第9図(b)のように反時計回りに回動し、この回動
に伴って掛合突起34により掛合ガム体38がばね片33aに
抗して第5図(a)、第6図(a)→第7図(a)→第
8図(a)→第9図(a)に示すように左側にスライド
し、第8図(b)のように反転ハンドル32の反転の途中
で反転ハンドル32が水平を越える位置以上に回動して他
方の掛合突起34が上昇してもスライドカム33が左側にス
ライドしていることで他方の端部(第7図(b)におい
て右側)の掛合カム体38が右側の掛合突起34よりも左側
に位置することとなって反転ハンドル31の反転回動の支
障とならないようになっている。ここで、第15図のよう
に掛合突起34の内側に内側傾斜面を形成しておくと、掛
合突起34が上昇回動する際に内側に位置する掛合カム体
38が千渉しないように内側傾斜面で逃げることができ
る。また、上記のように押釦ハンドル32の押し下げによ
り反転ハンドル31を反転回動するに当たり、ばね片33a
に抗してスライドカム33をスライドしながら反転ハンド
ル31を反転することで反転ハンドル31とスライドカム33
とが摺動摩擦抵抗を受けずスムーズに反転ハンドル31を
反転回動させることができるものである。
上記のようにして反転ハンドル31を反転回動させると
コイルスプリング30が反転揺動して開閉体24が反転し、
可動接点29が接触している一方の固定接点25aから開離
して、他方の固定接点25bに接触するのである。
この反転後ピアノハンドル43の押し下げ力を解除する
と、第10図(b)のように復帰ばね37のばね片37aで押
釦ハンドル32が押し上げられて、ピアノハンドル43も元
の状態に戻ることになる。同時にスライドカム33もばね
片33aのばね力で中央部位に摺動復帰して第10図(a)
に示すようになる。この状態でピアノハンドル43を押し
下げれば上述と同様な操作によって開閉体24を反転する
ことができるのである。この反転後においてピアノハン
ドル43の押し下げ力を解除すれば第5図の状態に戻るこ
とになる。
ところで、第3図に示す実施例において、取付枠2は
規格化された配繰器具の3個用の寸法(3モジュール)
に形成されたものであり、第11図の実施例では第3図に
示す取付枠2に1モジュールの1個の押釦スイッチ5を
取付け、3モジュールの取付枠2には1個の3モジュー
ルの大きさのピアノハンドル43を取付けて、大きなピア
ノハンドル43により1個の押釦スイッチ5を操作するよ
うになっていが、第12図に示すように2個の押釦スイッ
チ5を取付枠2に取付けるとともに1.5モジュール分の
大きさの2個のピアノハンドル43を取付けてもよく、あ
るいは、第13図に示すように3個の押釦スイッチ5を取
付枠2に取付けるとともに3個のピアノハンドル43を取
付けてもよいものである。この実施例において更に、第
13図に示すように中央のピアノハンドル43を押すと両側
のピアノハンドル43を同時に押すことができ、両側のピ
アノハンドル43は単独で押すことができるようにしても
よい。なお、第14図(c)に示すように一つの取付枠2
に1.5モジュール分の大きさの2個のピアノハンドル43
を取付け、その隣りに1個の2モジュールのピアノハン
ドル43を取付けてもよい。なお、第14図(a)(b)
(c)において、Kは化粧枠であり、取付枠2を覆って
いる。
なお、本発明のスイッチ装置は、スイッチ5にピアノ
ハンドル43を取付けたものであるが、ピアノハンドル43
を取付けない場合には、押釦ハンドル32を直接押圧操作
する押釦スイッチとすることができる。
[発明の効果] 本発明は上記のように、ボディの中央収納部に配設さ
れる接点機構と、両側部の接続端子収納部に収納され且
つ接点機構の接点に接続される接続端子と、開口部側に
設けられた押釦ハンドルと、押釦ハンドルと接点機構と
の間に配置された接点機構の切り換えを行うための反転
ハンドル及び押釦ハンドルの押動運動を、反転ハンドル
の反転運動に変換するための変換機構とを備えた配線器
具の規格化された1個モジュールの押釦スイッチと、押
釦スイッチの器体の表面側に配設される押釦ハンドルを
操作するための押釦スイッチに対して着脱自在なピアノ
ハンドルとを具備しているので、1個モジュールのユニ
ット化された押釦スイッチにピアノハンドルを取付ける
とピアノハンドル式のスイッチ装置とできると共に、1
個モジュールのユニット化された押釦スイッチからピア
ノハンドルを取り外すとユニット化された押釦式のスイ
ッチ装置にできるものであり、ピアノハンドルを着脱す
るのみでピアノハンドル式のスイッチ装置と押釦式のス
イッチ装置とを選択できるものであり、しかも、ピアノ
ハンドルを押釦スイッチに取付けてピアノハンドル式の
スイッチ装置とする場合には、ピアノハンドルをピアノ
タッチで操作することで押釦ハンドルを押動し、押釦ハ
ンドルの押動ハンドルの押動運動を変換機構により反転
ハンドルの反転運動に変換して接点機構の切り換えを行
うものであり、簡単な構成でピアノタッチの軽い操作で
接点機構の切り換えができるものである。また、ピアノ
ハンドルを操作して接点機構を切り換えるための駆動機
構を縦方向に配置できて機構をコンパクト化できるもの
であり、また、各部品を合理的に配置することで組立て
性も向上するものである。また、接点機構の両側に接続
端子を配置することで接点機構の接点と接続端子の電気
的接続距離が短くなって電気的接続構成が簡略化できる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)(b)は本発明の組立順序を示す説明図、
第2図(a)(b)は同上のピアノハンドルを押し込む
前の状態の断面図及び押し込んだ後の状態の断面図、第
3図(a)(b)は押釦スイッチの分解斜視図及び押釦
スイッチ、取付枠、ピアノハンドルを示す分解斜視図、
第4図はピアノハンドルの裏から見た斜視図、第5図
(a)(b)、第6図(a)(b)、第7図(a)
(b)、第8図(a)(b)、第9図(a)(b)、第
10図(a)(b)はそれぞれスライドカムと突起との関
係を示す動作順序を示す説明図及び全体の動作順序を示
す説明図、第11図(a)(b)、第12図(a)(b)、
第13図(a)(b)はそれぞれ取付枠への押釦スイッチ
の取付け個数及びピアノハンドルの取付け個数を示す各
実施例の分解図及び平面図、第14図(a)(b)は化粧
枠を取付けた例を示す実施例の平面図及び側面図、第14
図(c)は他の実施例の平面図、第15図は掛合突起の内
側を傾斜させた状態の実施例の説明図であって、Aはス
イッチ本体、Bは押釦ブロック、24は開閉体、31は反転
ハンドル、32は押釦ハンドル、37は復帰ばねである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一面が開口部となり、中央部に開口部に連
    通する中央収納部を有し且つ両側部に開口部に連通する
    接続端子収納部を有する箱形のボディと、該ボディの開
    口部側に取付けられるカバーとで配線器具の規格化され
    た1個モジュールのスイッチの器体を構成し、ボディの
    中央収納部に配設される接点機構と、両側部の接続端子
    収納部に収納され且つ接点機構の接点に接続される接続
    端子と、開口部側に設けられた押釦ハンドルと、押釦ハ
    ンドルと接点機構との間に配置された接点機構の切り換
    えを行うための反転ハンドル及び押釦ハンドルの押動運
    動を反転ハンドルの反転運動に変換するための変換機構
    とを備えた押釦スイッチと、押釦スイッチの器体の表面
    側に配設される押釦ハンドルを操作するための押釦スイ
    ッチに対して着脱自在なピアノハンドルとを具備して成
    ることを特徴とするスイッチ装置。
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