JP3289957B2 - スイッチ - Google Patents

スイッチ

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JP3289957B2
JP3289957B2 JP20093192A JP20093192A JP3289957B2 JP 3289957 B2 JP3289957 B2 JP 3289957B2 JP 20093192 A JP20093192 A JP 20093192A JP 20093192 A JP20093192 A JP 20093192A JP 3289957 B2 JP3289957 B2 JP 3289957B2
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章孝 濱口
正明 中村
大 吉田
秀明 岩井
豊 加藤
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、押釦式のスイッチに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から押釦式のスイッチとしては、ピ
アノハンドル式スイッチに用いられ押釦式のスイッチが
知られている。この従来の押釦式のスイッチ5は、図1
0〜図12に示すように、合成樹脂製のボディ5aと、
合成樹脂製のカバー5bとで器体が形成され、カバー5
bの対向する一対の側面から垂下したボディ係止脚10
に設けたボディ係止孔10aをボディ5aの係止突起9
に係止させて結合するようになっている。
【0003】カバー5bには更に両側面に、図14に示
す取付枠2の両側片2b, 2bの縦辺に穿設してある一
対の係止孔8に夫々対応した係止爪11a, 11bを夫
々一体に突設し、一方の係止爪11bの背部にはカバー
5bの外壁を上下に貫通した孔よりなるたわみ代を得る
ための空間12を形成して、係止爪11bが内側へ弾性
的にたわむことができるようになっている。
【0004】また、ボディ5aの両側に接続端子収納部
13, 14を形成し、一方の接続端子収納部13には共
通端子板15、鎖錠ばね16、解除釦17からなる速結
端子を収納し、他方の接続端子収納部14には第1の接
続端子部を構成する端子板18、鎖錠ばね19と、第2
の接続端子部を構成する端子板20、鎖錠ばね21とを
収納し、また第1、第2の接続端子部に共通の解除釦2
2を収納している。
【0005】共通端子板15の端部から延出した支持板
15aの上には開閉体24が接触接続されて、配置され
ている。端子板18には延設片18aが設けてあって、
この延設片18aは隔壁14aを乗り越えて中央収納部
23内に延出してあり、更に壁壁14a側に近接してお
り、この延設片18aには固定接点25aを設けてい
る。
【0006】また端子板20はボディ5aの内壁に沿わ
せて中央収納部23内に延設し、その先端を接続端子収
納部13の隔壁に沿うように折り曲げ、その折り曲げ片
20aの先端に上記固定接点25aに対応する固定接点
25bを設けている。上記開閉体24は導電板により形
成してあり、中央収納部23内に入れられ、両端下部に
設けた突部28を中央収納部23の側壁に設けたV状凹
部27にはめ込んで下端縁が上記支持板15aに接した
状態でV状凹部27の下部を中心に回動自在となってい
る。
【0007】そして、開閉体24の上部両面に設けてあ
る可動接点29を回動に応じて固定接点25a, 25b
に接触、開離して、共通接続端子部と、第1, 又は第2
の接続端子部との間をオン、オフするようになってい
る。この開閉体24を反転駆動するのがコイルスプリン
グ30と、反転ハンドル31と、図13に示す押釦ハン
ドル32及びスライドカム33等とから構成される反転
機構である。
【0008】コイルスプリング30は上記開閉体24の
横片の上縁に設けたばね座24aに下部を係止させ、上
部を反転ハンドル31の下部に一体に突設させている筒
部31a内に挿入させて反転ハンドル31の両側方向へ
の動きに応じて開閉体24を反転駆動するようになって
いる。反転ハンドル31はカバー5bの凹部51の底部
に開口した孔52に下方から凹部51内に挿入され、反
転ハンドル31の下部の筒部31aの両側に設けた逆三
角形状の軸31cをカバー5bの内壁の軸受け50に回
動自在に枢支してあり、反転ハンドル31の上部の直方
体部31bの両側上部には上記スライドカム33に掛合
する掛合突起34, 34を突設している。
【0009】押釦ハンドル32は平面形状が四角形状を
しており、上記カバー5bの四角形状をした凹部51の
両側内壁面に形成された上下方向の係止溝35に係止突
起36, 36を係止して上下動自在に凹部51内に収納
されており、平片37bから下向きに開拡した2つの復
帰ばね片37a,37aを下方に向けて一体延設して構
成した復帰ばね37を平片37bに穿設した孔37dに
押釦ハンドル32の下面に突設した突起(図示せず) を
挿入することにより、押釦ハンドル32下面に取り付
け、この復帰ばね37の復帰ばね片37a、37a先端
を凹部51の底面に弾接することにより上方に常時付勢
されている。
【0010】スライドカム33は図13に示すようにポ
リアセタールのような弾性に富む熱可塑性樹脂により略
ロ状に成形されたもので、対向する側辺部の下面に上記
反転ハンドル31の掛合突起34に対応する掛合カム体
38を突設し、更に別の側辺部の中央部にはハ状に一体
突設した一対のばね片33a, 33aを備え、このばね
片33a, 33aの先端間に押釦ハンドル32の下面に
形成している突起32A(図15(a))を挿入して押
釦ハンドル32の下面においてスライドカム33を摺動
自在に装着し且つばね片33a, 33aの弾性によって
反摺動方向への復帰力を与えるようになっている。
【0011】このように構成した押釦スイッチ5は図1
4に示す金属製の取付枠2の窓孔6に下方からカバー5
bを嵌めるようにして、取付枠2の一方の側片2bの縦
辺下端をカバー5bの周辺上面に当接した状態でこの当
接点を支点として回動させれば支点側の係止爪11aが
係止孔8に係入し、他方の側片2bの縦辺の下端は係止
爪11bを空間12のたわみ代と、カバー5bの材質の
弾性力によって内方向に押圧させて係止爪11bを乗り
越え、係止爪11bを係止孔8に係入させる。係止爪1
1a, 11bを係止孔8, 8に夫々係入させて係止固定
された押釦スイッチ5は押釦ハンドル32を取付枠2の
窓孔6より突出させる。
【0012】このようにして取付枠2に取り付けた押釦
スイッチ5にはピアノハンドル43が付設される。この
ピアノハンドル43は図13に示すように一側縁に設け
た支点リブ43aをカバー5aの一側部の凹部54に回
動自在に係止し、また、ピアノハンドル43の他側縁に
形成した係止足43bをカバー5aの他側部の係止空間
47に上下動自在に係止して装着されている。
【0013】このピアノハンドル43の他側部を押操作
することで、支点リブ43aの部分を支点として回動自
在となっており、該ピアノハンドル43を押し回動させ
ることにより押釦ハンドル32を押し駆動できるように
なっている。次に、図10、図11、図15〜図18に
基づいてピアノハンドル式スイッチの動作を説明する。
【0014】まず、図18の状態からピアノハンドル4
3を押し下げると、図15から図17に示すように、押
釦ハンドル32を復帰ばね片37aに抗して押し下げ、
押釦ハンドル32の押し下げによりスライドカム33が
下降してスライドカム33の一方(図16(b)におい
て左側) の端部の掛合カム体38の内側傾斜面の基部付
近が傾いた状態にある反転ハンドル31の上側(図16
(b)において左側)の掛合突起34に当たり、更に押
釦ハンドル32を押すと掛合カム体38の内側傾斜面に
沿うように掛合突起34が押し下げられて反転ハンドル
31が反転回動する。
【0015】この場合、押釦ハンドル32の押し下げに
よる反転ハンドル31の反転に伴い掛合突起34が図1
6と図17(b)のように反時計回りに回動し、この回
動に伴って掛合突起34により掛合カム体38がばね片
33aに抗して図17(b)に示すように左側にスライ
ドし、反転ハンドル32の反転の途中で反転ハンドル3
2が水平を越える位置以上に回動して他方の掛合突起3
4が上昇してもスライドカム33が左側にスライドして
いることで他方の端部(図17(b)において右側) の
掛合カム体38が右側の掛合突起34よりも左側に位置
することとなって反転ハンドル31の反転回動の支障と
ならないようになっている。
【0016】ここで、反転ハンドル31の掛合突起34
の内側に内側傾斜面を形成しておくと、掛合突起34が
上昇回動する際に内側に位置する掛合カム体38が干渉
しないように内側傾斜面で逃げることができる。また、
上記のように押釦ハンドル32の押し下げにより反転ハ
ンドル31を反転回動するに当たり、スライドカム33
のばね片33aに抗してスライドカム33をスライドし
ながら反転ハンドル31を反転することで反転ハンドル
31とスライドカム33とが摺動摩擦抵抗を受けずスム
ーズに反転ハンドル31を反転回動させることができ
る。
【0017】上記のようにして反転ハンドル31を反転
回動させるとコイルスプリング30が反転揺動して開閉
体24が反転し、可動接点29が接触している一方の固
定接点25aから開離して、他方の固定接点25bに接
触するのである。この反転後ピアノハンドル43の押し
下げ力を解除すると、復帰ばね37の復帰ばね片37a
で押釦ハンドル32が押し上げられて、ピアノハンドル
43も元の状態に戻ることになる。同時にスライドカム
33もばね片33aのばね力で中央部位に摺動復帰して
図18に示すようになる。この状態でピアノハンドル4
3を押し下げれば上述と同様な操作によって開閉体24
を反転することができるのである。この反転後において
ピアノハンドル43の押し下げ力を解除すれば図15の
状態に戻ることになる。
【0018】すなわち、図19はピアノハンドル43を
操作する前の状態を示し、開閉体24の可動接点29は
固定接点25b側に傾いて接触している。そして、ピア
ノハンドル43を押操作して開閉体24が中立の位置に
ある図20を通り過ぎて、図21に示すように、開閉体
24が反転して固定接点25aと接触する。次に、ピア
ノハンドル43への押操作を解除すると上述のようにピ
アノハンドル43は図22に示すように復帰することに
なる。
【0019】ところで上記の従来例においては、押釦式
のスイッチ5にピアノハンドル43を取付けた例を示し
ているが、ピアノハンドル43を取付けない場合には押
釦式のスイッチ5として使用できることになる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な構成の押釦式のスイッチ5はピアノハンドル43を取
付ける場合も、ピアノハンドル43を取付けずに押釦式
のスイッチ5として使用する場合も、外面には四角形状
をした押圧操作面が露出していた。ところで、押圧操作
面が四角形状をしていると、四角形状の角部部分は押圧
操作面の中心から離れすぎてしまい、この部分を指で押
すと、押圧操作のバランスが悪くなり、正確なスイッチ
動作の支障になったり、あるいは、長期間の使用により
全体のスイッチの動作バランスが悪くなったりするとい
う問題がある。また、従来から押圧操作面の形状が四角
であるため、外観も単調である。また、従来カバー5b
の四角形状をした凹部51の両側内壁面に形成された上
下方向の係止溝35に押釦ハンドル32の係止突起3
6, 36を係止して上下動自在に凹部51内に収納して
いるので、どうしてもカバー5bの大きさが大きくなっ
てしまい、小型化の支障となっていた。また、従来にあ
っては、平片37bから下向きに開拡した2つの復帰ば
ね片37a,37aを下方に向けて一体延設して構成し
た板ばねにより形成せる復帰ばね37により押釦ハンド
ル32の復帰力を与えているので、押釦ハンドル32の
押圧操作面の中心からずれた位置を押圧操作すると、操
作感触が悪く、特に、外観を良くするために操作ハンド
ル32の押圧操作面を円状にしようとした場合、押圧操
作面のどの部分をおしてもほぼ同じような操作感触が得
られるようにはならなかった。
【0021】本発明は上記した従来例の問題点に鑑みて
発明したものであって、その目的とするところは、押圧
操作面のどの部分を押してもほぼ同じような操作感触が
得られ、しかも、スイッチ動作が正確にでき、また、外
観も良く、更に、小型化ができるスイッチを提供するに
ある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記の従来例の問題点を
解決して本発明の目的を達成するため、本発明のスイッ
チは、表面形状が円状をした外部に露出した押圧操作面
32aとなり且つ1個モジュール寸法内にある押釦ハン
ドル32と、この押釦ハンドル32の押圧操作面32a
と直交する直線方向の動きに応じて反転する反転ハンド
ル31と、押釦ハンドル32と反転ハンドル31との間
に介在されて押釦ハンドル32の直線方向の動きを反転
ハンドル31の反転運動に変換させるスライドカム33
と、スライドカム33が押釦ハンドル32から外れない
ように支持するための押え板107と、上記押釦ハンド
ル32を押操作の方向とは反対方向に付勢するコイルス
プリング37Aとを備えて反転機構を構成し、この反転
機構により駆動されて上記反転動作にて接点を開閉する
開閉体24を設けて成ることを特徴とするものである。
【0023】また、表面形状が円状をした外部に露出し
た押圧操作面32aとなった押釦ハンドル32の両側に
移動用ガイド32bを設け、スイッチ5の器体の両外面
部にガイド溝部5cを設け、ガイド溝部5cに移動用ガ
イド32bをスライド自在にはめ込んでもよい。
【0024】
【作用】しかして、押釦ハンドル32の外部に露出する
押圧操作面32aを円状とすることで、押釦ハンドル3
2の全外周部までの中心からの距離を等しくできて、従
来の四角形状の押圧操作面のように角部が存在せず、こ
の結果、従来のように角部を押すと操作性が悪くなると
いったようなことが解消できるようになったものであ
る。しかも、1個モジュール寸法内に円状の押釦ハンド
ル32があるので、この押釦ハンドル32の直径と同じ
幅寸法を有する四角形状の押圧操作面の押釦ハンドルに
比べて、1個モジュール寸法内における押圧操作面32
aの面積を小さくすることができ、1個モジュール寸法
内での小型化が可能になる。また、押釦ハンドル32の
復帰を押釦ハンドル32の押操作の方向とは反対方向に
付勢するコイルスプリング37Aによりおこなうので、
円状の押圧操作面32aのどこを押してもほぼ同じよう
な操作感触が得られるようになったものである。さら
に、スライドカム33が押釦ハンドル32から外れない
ように支持するための押え板107を設けることによっ
て、押圧操作感触を良くするために押釦ハンドル32の
復帰手段としてコイルスプリング37Aを用いても押え
板107でスライドカム33を支持して押釦ハンドル3
2から外れないようにすることができ、押釦ハンドル3
2からのスライドカム33の脱落による動作不良や誤動
作を防止することができる。
【0025】また、表面形状が円状をした外部に露出し
た押圧操作面32aとなった押釦ハンドル32の両側に
移動用ガイド32bを設け、スイッチ5の器体の両外面
部にガイド溝部5cを設け、ガイド溝部5cに移動用ガ
イド32bをスライド自在にはめ込むことで、スイッチ
5の器体の外面部にガイド溝部5cが存在し、この結
果、スイッチ5の器体の横巾は円状をした押釦ハンドル
32の直径とほぼ同じ長さとすることができて、小型化
がはかれるものであり、同時に押圧操作面32aはスイ
ッチ5の器体の横巾にほぼ等しい径になって最大の大き
さが得られることになる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1乃至図9には本発明の一実施例が示してあ
る。押釦式のスイッチ5は、図1〜図5に示すように、
合成樹脂製のボディ5aと、合成樹脂製のカバー5bと
で器体が形成され、カバー5bの対向する一対の側面か
ら垂下したボディ係止脚10に設けたボディ係止孔10
aをボディ5aの係止突起9に係止させて結合するよう
になっている。
【0027】カバー5bには更に両側面に、図9に示す
金属製の取付枠2に設けた係止手段110に係止するた
めの係止爪11a, 11bを夫々一体に突設してある。
また、カバー5bは平面四角形状をしており、カバー5
bの上面部中央には孔52が開口しており、更に、カバ
ー5bの上面部に円弧状をした一対の弧状壁105が突
設してあり、弧状壁105の端部間がちょうどカバー5
bの両外面部に位置し、このカバー5bの両外面部に上
方及び外側方に開口する正面視で四角形状をしたガイド
溝部5cが形成してある。つまり、対向する弧状壁10
5が位置する円の一部がカバー5bの両外面部に位置
し、この部分において弧状壁105間に隙間を形成する
と共にカバー5bの両外面部にガイド溝部5cを形成し
たもので、このことにより後述の円状の押釦ハンドル3
2の直径とカバー5bの巾とをほぼ等しくすることがで
きるようにしてある。
【0028】また、ボディ5a内には端子板100、接
点端子ブロック101、解除釦17、速結端子17a等
が収納してある。端子板100の支持板100aの上に
は開閉体24が接触接続されて、配置されている。接点
端子ブロック101には接点101aが設けてある。上
記開閉体24は導電板により形成してあり、図3のよう
にボディ5aの略中央部内に入れられ、両端下部に設け
た突部28をボディ5aの側壁に設けたV状凹部27に
はめ込んで下端縁が上記支持板100aに接した状態で
V状凹部27の下部を中心に回動自在となっている。
【0029】そして、開閉体24の上部に設けてある接
点104を回動に応じて接点101aに接触、開離して
スイッチ5をオン、オフするようになっている。この開
閉体24を反転駆動するのがコイルスプリング30と、
反転ハンドル31と、押釦ハンドル32及びスライドカ
ム33等とから構成される反転機構である。
【0030】コイルスプリング30は上記開閉体24の
上縁に設けたばね座24aに下部を係止させ、上部を反
転ハンドル31の下部に一体に突設させている筒部31
a内に挿入させて反転ハンドル31の両側方向への動き
に応じて開閉体24を反転駆動するようになっている。
反転ハンドル31はカバー5bに開口した孔52に下方
から挿入され、反転ハンドル31の下部の筒部31aの
両側に設けた逆三角形状の軸31cをカバー5bの内壁
の軸受け50に回動自在に枢支してあり、反転ハンドル
31の上部の直方体部31bの両側上部には上記スライ
ドカム33に掛合する掛合突起34, 34を突設してい
る。
【0031】押釦ハンドル32は上下長さが短い上面閉
塞の円筒形状をしていて、外面に露出する押圧操作面3
2aが円状となっている。また、押釦ハンドル32はJ
IS等で規格化された1個モジュール寸法内に収まる大
きさに形成されている。押釦ハンドル32の下面部の対
向する2か所から下方にむけて係止突起36, 36を設
け、押釦ハンドル32を対向する弧状壁105に囲まれ
た部分に上下スライド自在にはめ込むのであるが、上記
係止突起36はカバー5bの孔52の縁に図3に示すよ
うに係止されて押釦ハンドル32がカバー5bから抜け
ないようになっている。カバー5bの上面部の対向する
弧状壁105に囲まれた部分が円状に凹んでおり、この
円状に凹んだ部分106にコイルスプリング37Aの下
端部がはめ込んであり、このコイルスプリング37Aは
上面が閉塞された円筒形状の操作ハンドル32内にはめ
込まれ、コイルスプリング37Aにより押釦ハンドル3
2の操作方向とは反対方向のばね力を付与して押釦ハン
ドル32に復帰力を付与している。押釦ハンドル32の
下面部の係止突起36, 36からそれぞれ周方向に90
°ずれた位置から下方に向けて四角形状をした移動用ガ
イド32bが垂下してあり、この四角形状をした移動用
ガイド32bはカバー5bの両外面部にガイド溝部5c
にスライド自在にはめ込んである。
【0032】スライドカム33は図1に示すようにポリ
アセタールのような弾性に富む熱可塑性樹脂により略ロ
状に成形されたもので、対向する側辺部の下面に上記反
転ハンドル31の掛合突起34に対応する掛合カム体3
8を突設し、更に別の側辺部の中央部にはハ状に一体突
設した一対のばね片33a,33aを備え、このばね片
33a,33aの先端間に押釦ハンドル32の下面に形
成している突起32A(図3参照)を挿入して押釦ハン
ドル32の下面においてスライドカム33を摺動自在に
装着し且つばね片33a,33aの弾性によって反摺動
方向への復帰力を与えるようになっている。図中107
は押え板であって、押釦ハンドル32の下面部に取付け
られてスライドカム33が押釦ハンドル32から外れな
いように支持しており、この押え板107には掛合カム
体38が位置する孔が形成してあって、掛合突起34
掛合カム体38との係合動作に支障がないようにしてあ
る。
【0033】このように構成した押釦スイッチ5は図9
(a)に示す金属製の取付枠2の窓孔6に下方からカバ
ー5bを嵌めるようにして、取付枠2に設けた係止手段
110に係止爪11aを係止して取付けるものである。
この場合、係止手段110のうち少なくとも一方は弾性
を有するばね金具110aにより形成してあり、係止爪
11aとの係止が弾性係止により簡単に行えるようにし
ている。また、取付け枠2には上記の構成の押釦式のス
イッチ5の他にコンセント113がコンセント113に
設けた係止爪片113aを係止手段110に係止すると
で取付けてあり、スイッチ5及びコンセント113は1
列に配置して取付けられる。図9(a)に示す取付け枠
2は家具や造営面等に孔111から挿入したねじにより
取付けるものであり、この取付け枠2には表面側にさら
に化粧プレート112が取付けられる。図9(a)
(b)に示すように、化粧プレート112には円形をし
た開口部112aが形成してあり、押釦式のスイッチ5
の円状をした押圧操作面5aが一方の円状をした開口部
112aにはめ込まれ、コンセント113の表面部の円
状をしたコンセント頭部113bが他方の円状をした開
口部112aにはめ込まれるものである。
【0034】そして、本発明においては、円状をした押
釦ハンドル32の押圧操作面32aをコイルスプリング
37A等のばね力に抗して押圧操作することで、押釦ハ
ンドル32と反転ハンドル31との間に介在されて押釦
ハンドル32の直線方向の動きを反転ハンドル31の反
転運動に変換させるスライドカム33の働きにより反転
ハンドル31を反転し(スライドカム33の働きにより
反転ハンドル31の反転運動に変換するする動作は従来
と同じであるので説明を省略する)、反転ハンドル31
の反転により開閉体24の接点104を回動に応じて接
点101aに接触、開離してスイッチ5をオン、オフす
るものである。この場合、押釦ハンドル31の外部に露
出する押圧操作面32aが円状となっていることで、押
圧操作面32aの全外周部までの中心からの距離が等し
くなるものであり、従来の四角形状の押圧操作面のよう
に角部が存在しないものであって、この結果、従来のよ
うに角部を押すと操作性が悪くなるといったようなこと
が解消できることになる。また、円筒状をした押釦ハン
ドル32の復帰を押釦ハンドル32の押操作の方向とは
反対方向に付勢するコイルスプリング37Aによりおこ
なうので、円状の押圧操作面32aのどこを押してもほ
ぼ同じような操作感触が得られることになり、操作性が
良くなり、また、内部機構に片寄った力が作用するとい
うようなことがなくなることになる。そして、上記円状
の押圧操作面32aを押して押釦ハンドル32を押圧操
作する際、ガイド溝部5cに移動用ガイド32bをスラ
イド自在にはめ込んであることで、円筒状の押釦ハンド
ル32ががたつくことなくスムーズにガイドされて移動
するものであり、この場合、すでに述べたようにガイド
溝部5cがスイッチ5の器体の外面部に設けてあること
で、スイッチ5の器体の横巾は円状をした押釦ハンドル
32の直径とほぼ同じ長さとすることができて、スイッ
チ5の器体の小型化がはかれることになる。このこと
は、対向する弧状壁105にはめ込まれる押釦ハンドル
32の表面の押圧操作面32aをスイッチ5の器体の横
巾にほぼ等しい径にすることができて、スイッチ5を小
型化したといえども押圧操作面32aを最大にできると
いうことである。
【0035】
【発明の効果】本発明は上述のように、押釦ハンドルの
外部に露出する押圧操作面を円状としてあるので、押釦
ハンドルの全外周部までの中心からの距離を等しくでき
て、従来の四角形状の押圧操作面のように角部が存在せ
ず、この結果、従来のように角部を押すと操作性が悪く
なるといったようなことが解消でき、従来の四角形状の
押圧操作面のものに比べて操作性が良いものである。し
かも、1個モジュール寸法内に円状の押釦ハンドルがあ
るので、この押釦ハンドルの直径と同じ幅寸法を有する
四角形状の押圧操作面の押釦ハンドルに比べて、1個モ
ジュール寸法内における押圧操作面の面積を小さくする
ことができ、1個モジュール寸法内での小型化が可能に
なるものである。また、押釦ハンドルの復帰を押釦ハン
ドルの押操作の方向とは反対方向に付勢するコイルスプ
リングによりおこなうので、円状の押圧操作面のどこを
押してもほぼ同じような操作感触が得られ、押圧操作感
触が良いものである。また、押圧操作面が円状であるの
で外観が良く、商品価値を高めることができるものであ
る。さらに、スライドカムが押釦ハンドルから外れない
ように支持するための押え板を設けることによって、押
圧操作感触を良くするために押釦ハンドルの復帰手段と
してコイルスプリングを用いても押え板でスライドカム
を支持して押釦ハンドルから外れないようにすることが
でき、押釦ハンドルからのスライドカムの脱落による動
作不良や誤動作を防止することができるものである。
【0036】また、表面形状が円状をした外部に露出し
た押圧操作面となった押釦ハンドルの両側に移動用ガイ
ドを設け、スイッチの器体の両外面部にガイド溝部を設
け、ガイド溝部に移動用ガイドをスライド自在にはめ込
むものにおいては、スイッチの器体の外面部にガイド溝
部が存在し、この結果、スイッチの器体の横巾は円状を
した押釦ハンドルの直径とほぼ同じ長さとすることがで
きて、小型化がはかれるものであり、同時に押圧操作面
はスイッチの器体の横巾にほぼ等しい径になって最大の
大きさが得られることになるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分解斜視図である。
【図2】同上の全体斜視図である。
【図3】同上の断面図である。
【図4】同上の正面図である。
【図5】同上の平面図である。
【図6】同上のボディ部分の平面図である。
【図7】同上の押釦ハンドルの下面図である。
【図8】同上の反転ハンドルの下面図である。
【図9】(a)は同上の取付け枠、スイッチ、コンセン
ト、化粧カバーの分解斜視図であり、(b)は取付け状
態の斜視図である。
【図10】従来例の押釦スイッチの断面図である。
【図11】従来例の押釦スイッチの断面図である。
【図12】従来例の一部の分解斜視図である。
【図13】従来例の他の部分の分解斜視図である。
【図14】同上の取付枠の斜視図である。
【図15】(a)(b)は従来例の動作説明図である。
【図16】(a)(b)は従来例の動作説明図である。
【図17】(a)(b)は従来例の動作説明図である。
【図18】(a)(b)は従来例の動作説明図である。
【図19】従来例の説明図である。
【図20】従来例の説明図である。
【図21】従来例の説明図である。
【図22】従来例の説明図である。
【符号の説明】
5 押釦スイッチ 5c ガイド溝部 24 開閉体 31 反転ハンドル 32 押釦ハンドル 32a 押圧操作面 32b 移動用ガイド 33 スライドカム 37A コイルスプリング107 押え板
フロントページの続き (72)発明者 岩井 秀明 三重県津市白塚町2856番地 旭電器工業 株式会社内 (72)発明者 加藤 豊 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−196021(JP,A) 特開 平2−288031(JP,A) 実開 昭62−79326(JP,U) 実開 昭61−145431(JP,U) 実公 昭40−24(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 13/60 H01H 21/00 320

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面形状が円状をした外部に露出した押
    圧操作面となり且つ1個モジュール寸法内にある押釦ハ
    ンドルと、この押釦ハンドルの押圧操作面と直交する直
    線方向の動きに応じて反転する反転ハンドルと、押釦ハ
    ンドルと反転ハンドルとの間に介在されて押釦ハンドル
    の直線方向の動きを反転ハンドルの反転運動に変換させ
    るスライドカムと、スライドカムが押釦ハンドルから外
    れないように支持するための押え板と、上記押釦ハンド
    ルを押操作の方向とは反対方向に付勢するコイルスプリ
    ングとを備えて反転機構を構成し、この反転機構により
    駆動されて上記反転動作にて接点を開閉する開閉体を設
    けて成ることを特徴とするスイッチ。
  2. 【請求項2】 表面形状が円状をした外部に露出した押
    圧操作面となった押釦ハンドルの両側に移動用ガイドを
    設け、スイッチの器体の両外面部にガイド溝部を設け、
    ガイド溝部に移動用ガイドをスライド自在にはめ込んで
    成ることを特徴とする請求項1記載のスイッチ。
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