JP2569759Y2 - ピアノハンドル式スイッチ - Google Patents

ピアノハンドル式スイッチ

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JP2569759Y2
JP2569759Y2 JP1992008051U JP805192U JP2569759Y2 JP 2569759 Y2 JP2569759 Y2 JP 2569759Y2 JP 1992008051 U JP1992008051 U JP 1992008051U JP 805192 U JP805192 U JP 805192U JP 2569759 Y2 JP2569759 Y2 JP 2569759Y2
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哲 上野
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、操作ハンドル部分をピ
アノハンドル式としたスイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】まず、従来のピアノハンドル式のスイッ
チ全体の構成について説明する。図12〜図15に示す
押釦スイッチ5は合成樹脂製のボディ5aと、合成樹脂
製のカバー5bとで器体が形成され、カバー5bの対向
する一対の側面から垂下したボディ係止脚10に設けた
ボディ係止孔10aをボディ5aの係止突起9に係止さ
せて結合するようになっている。
【0003】カバー5bには更に両側面に、図16に示
す取付枠2の両側片2b, 2bの縦片に穿設してある一
対の係止孔8に夫々対応した係止爪11a, 11bを夫
々一体に突設し、一方の係止爪11bの背部にはカバー
5bの外壁を上下に貫通した孔よりなるたわみ代を得る
ための空間12を形成して、係止爪11bが内側へ弾性
的にたわむことができるようになっている。
【0004】また、ボディ5aの両側に接続端子収納部
13, 14を形成し、一方の接続端子収納部13には共
通端子板15、鎖錠ばね16、解除釦17からなる速結
端子を収納し、他方の接続端子収納部14には第1の接
続端子部を構成する端子板18、鎖錠ばね19と、第2
の接続端子部を構成する端子板20、鎖錠ばね21とを
収納し、また第1、第2の接続端子部に共通の解除釦2
2を収納している。
【0005】共通端子板15の端部から延出した支持板
15aの上には開閉体24が接触接続されて、配置され
ている。端子板18には延設片18aが設けてあって、
この延設片18aは隔壁14aを乗り越えて中央収納部
23内に延出してあり、更に壁壁14a側に近接してお
り、この延設片18aには固定接点25aを設けてい
る。
【0006】また端子板20はボディ5aの内壁に沿わ
せて中央収納部23内に延設し、その先端を接続端子収
納部13の隔壁に沿うように折り曲げ、その折り曲げ片
20aの先端に上記固定接点25aに対応する固定接点
25bを設けている。上記開閉体24は導電板により形
成してあり、中央収納部23内に入れられ、両端下部に
設けた突部28を中央収納部23の側壁に設けたV状凹
部27にはめ込んで下端縁が上記支持板15aに接した
状態でV状凹部27の下部を中心に回動自在となってい
る。
【0007】そして、開閉体24の上部両面に設けてあ
る可動接点29を回動に応じて固定接点25a, 25b
に接触、開離して、共通接続端子部と、第1, 又は第2
の接続端子部との間をオン、オフするようになってい
る。この開閉体24を反転駆動するのがコイルスプリン
グ30と、反転ハンドル31と、図15に示す押釦ハン
ドル32及びスライドカム33等とから構成される反転
機構である。
【0008】コイルスプリング30は上記開閉体24の
横片の上縁に設けたばね座24aに下部を係止させ、上
部を反転ハンドル31の下部に一体に突設させている筒
部31a内に挿入させて反転ハンドル31の両側方向へ
の動きに応じて開閉体24を反転駆動するようになって
いる。反転ハンドル31はカバー5bの凹部51の底部
に開口した孔52に下方から凹部51内に挿入され、反
転ハンドル31の下部の筒部31aの両側に設けた逆三
角形状の軸31cをカバー5bの内壁の軸受け50に回
動自在に枢支してあり、反転ハンドル31の上部の直方
体部31bの両側上部には上記スライドカム33に掛合
する掛合突起34, 34を突設している。
【0009】押釦ハンドル32は上記カバー5bの凹部
51の両側内壁面に形成された上下方向の係止溝35に
係止突起36, 36を係止して上下動自在に凹部51内
に収納されており、平片37bから下向きに開拡した2
つの復帰ばね片37a,37aを下方に向けて一体延設
して構成した復帰ばね37を平片37bに穿設した孔3
7dに押釦ハンドル32の下面に突設した突起(図示せ
ず) を挿入することにより、押釦ハンドル32下面に取
り付け、この復帰ばね37の復帰ばね片37a、37a
先端を凹部51の底面に弾接することにより上方に常時
付勢されている。
【0010】スライドカム33は図15に示すようにポ
リアセタールのような弾性に富む熱可塑性樹脂により略
ロ状に成形されたもので、対向する側辺部の下面に上記
反転ハンドル31の掛合突起34に対応する掛合カム体
38を突設し、更に別の側辺部の中央部にはハ状に一体
突設した一対のばね片33a, 33aを備え、このばね
片33a, 33aの先端間に押釦ハンドル32の下面に
形成している突起32A(図17(a))を挿入して押
釦ハンドル32の下面においてスライドカム33を摺動
自在に装着し且つばね片33a, 33aの弾性によって
反摺動方向への復帰力を与えるようになっている。
【0011】このように構成した押釦スイッチ5は図1
6に示す金属製の取付枠2の窓孔6に下方からカバー5
bを嵌めるようにして、取付枠2の一方の側片2bの縦
辺下端をカバー5bの周辺上面に当接した状態でこの当
接点を支点として回動させれば支点側の係止爪11aが
係止孔8に係入し、他方の側片2bの縦辺の下端は係止
爪11bを空間12のたわみ代と、カバー5bの材質の
弾性力によって内方向に押圧させて係止爪11bを乗り
越え、係止爪11bを係止孔8に係入させる。係止爪1
1a, 11bを係止孔8, 8に夫々係入させて係止固定
された押釦スイッチ5は押釦ハンドル32を取付枠2の
窓孔6より突出させる。
【0012】このようにして取付枠2に取り付けた押釦
スイッチ5にはピアノハンドル43が付設される。この
ピアノハンドル43は図15に示すように一側縁に設け
た支点リブ43aをカバー5aの一側部の凹部54に回
動自在に係止し、また、ピアノハンドル43の他側縁に
形成した係止足43bをカバー5aの他側部の係止空間
47に上下動自在に係止して装着されている。
【0013】このピアノハンドル43の他側部を押操作
することで、支点リブ43aの部分を支点として回動自
在となっており、該ピアノハンドル43を押し回動させ
ることにより押釦ハンドル32を押し駆動できるように
なっている。次に、図12、図13、図17〜図20に
基づいてピアノハンドル式スイッチの動作を説明する。
【0014】まず、図12の状態からピアノハンドル4
3を押し下げると、図17から図19に示すように、押
釦ハンドル32を復帰ばね片37aに抗して押し下げ、
押釦ハンドル32の押し下げによりスライドカム33が
下降してスライドカム33の一方(図18(b)におい
て左側) の端部の掛合カム体38の内側傾斜面の基部付
近が傾いた状態にある反転ハンドル31の上側(図18
(b)において左側)の掛合突起34に当たり、更に押
釦ハンドル32を押すと掛合カム体38の内側傾斜面に
沿うように掛合突起34が押し下げられて反転ハンドル
31が反転回動する。
【0015】この場合、押釦ハンドル32の押し下げに
よる反転ハンドル31の反転に伴い掛合突起34が図1
8と図19の(b)のように反時計回りに回動し、この
回動に伴って掛合突起34により掛合カム体38がばね
片33aに抗して図19(b)に示すように左側にスラ
イドし、反転ハンドル32の反転の途中で反転ハンドル
32が水平を越える位置以上に回動して他方の掛合突起
34が上昇してもスライドカム33が左側にスライドし
ていることで他方の端部(図19(b)において右側)
の掛合カム体38が右側の掛合突起34よりも左側に位
置することとなって反転ハンドル31の反転回動の支障
とならないようになっている。
【0016】ここで、反転ハンドル31の掛合突起34
の内側に内側傾斜面を形成しておくと、掛合突起34が
上昇回動する際に内側に位置する掛合カム体38が干渉
しないように内側傾斜面で逃げることができる。また、
上記のように押釦ハンドル32の押し下げにより反転ハ
ンドル31を反転回動するに当たり、スライドカム33
のばね片33aに抗してスライドカム33をスライドし
ながら反転ハンドル31を反転することで反転ハンドル
31とスライドカム33とが摺動摩擦抵抗を受けずスム
ーズに反転ハンドル31を反転回動させることができ
る。
【0017】上記のようにして反転ハンドル31を反転
回動させるとコイルスプリング30が反転揺動して開閉
体24が反転し、可動接点29が接触している一方の固
定接点25aから開離して、他方の固定接点25bに接
触するのである。この反転後ピアノハンドル43の押し
下げ力を解除すると、復帰ばね37の復帰ばね片37a
で押釦ハンドル32が押し上げられて、ピアノハンドル
43も元の状態に戻ることになる。同時にスライドカム
33もばね片33aのばね力で中央部位に摺動復帰して
図20に示すようになる。この状態でピアノハンドル4
3を押し下げれば上述と同様な操作によって開閉体24
を反転することができるのである。この反転後において
ピアノハンドル43の押し下げ力を解除すれば図17の
状態に戻ることになる。
【0018】すなわち、図21はピアノハンドル43を
操作する前の状態を示し、開閉体24の可動接点29は
固定接点25b側に傾いて接触している。そして、ピア
ノハンドル43を押操作して開閉体24が中立の位置に
ある図22を通り過ぎて、図23に示すように、開閉体
24が反転して固定接点25aと接触する。次に、ピア
ノハンドル43への押操作を解除すると上述のようにピ
アノハンドル43は図24に示すように復帰することに
なる。
【0019】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な構成のピアノハンドル式スイッチにおいては、ピアノ
ハンドル43が図15に示すように一側縁に設けた支点
リブ43aをカバー5bの一側部の凹部54に回動自在
に係止し、また、ピアノハンドル43の他側縁に形成し
た係止足43bをカバー5bの他側部の係止空間47に
上下動自在に係止して装着され、このピアノハンドル4
3の他側部を押操作することで、支点リブ43aの部分
を支点として回動するものであるから、ピアノハンドル
43の枢支部分ががたつきやすいという問題がある。特
に、ピアノハンドル43にはネームプレート等の表示カ
ードを取付けたりするため、施工現場において施工者の
手で取付けられものであり、このため、従来のように支
点リブ43aを係止するというように現場におけるピア
ノハンドル43の取付けの容易さを優先して、現場で簡
単な方法で係止するものにおいては、上記の支点部分の
がたつきが避けられなかったのである。
【0020】本考案は上記した従来例の問題点に鑑みて
考案したものであって、その目的とするところは、ピア
ノハンドルの取付けが現場において施工者が簡単且つが
たつきなく正確に取付けることができるピアノハンドル
式スイッチを提供するにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本考案のピアノハンドル
式スイッチは、押操作の力を受ける押釦ハンドル32
と、この押釦ハンドル32の直線方向の動きに応じて反
転する反転ハンドル31と、押釦ハンドル32と反転ハ
ンドル31との間に介在されて押釦ハンドル32の直線
方向の動きを反転ハンドル31の反転運動に変換させる
スライドカム33と、上記押釦ハンドル32を押操作の
方向とは反対方向に付勢する復帰ばね37等で反転機構
を構成し、この反転機構により駆動されて上記反転動作
にて接点を開閉する開閉体24を設け、一端がカバー5
bに支持されて上記反転機構の押釦ハンドル32を押操
作するピアノハンドル43を設けたスイッチにおいて、
ピアノハンドル43の一端部に一対の脚片65を設け、
該脚片65の下端部に外側方に向けて回転軸60を突設
し、カバー5bの一端部側に軸受け孔部61を有する
対の軸受け部62を設けるとともに軸受け部62に軸受
け孔部61に連通する軸導入用切欠部63を設け、軸受
け孔部61の径を軸導入用切欠部63の幅よりも大きく
すると共に軸受け孔部61の径を回転軸60の径よりも
小さくし、軸受け孔部61の両側の軸受け部62の両壁
部64のうち一方を弾性変形可能とし、一対の軸受け孔
部16にそれぞれ回転軸60を回転自在にはめ込み、一
対の脚片65間の外面間の距離を一対の軸受け部62の
対向する面間の距離とほぼ等しくして成るものであっ
て、このような構成を採用することで、上記した従来例
の問題点を解決したものである。
【0022】
【作用】しかして、ピアノハンドル43の一端部に一対
の脚片65を設け、該脚片65の下端部に外側方に向け
て回転軸60を突設し、カバー5bの一端部側に軸受け
孔部61を有する一対の軸受け部62を設けるとともに
軸受け部62に軸受け孔部61に連通する軸導入用切欠
部63を設け、軸受け孔部61の径を軸導入用切欠部6
3の幅よりも大きくすると共に軸受け孔部61の径を回
転軸60の径よりも小さくし、軸受け孔部61の両側の
軸受け部62の両壁部64のうち一方を弾性変形可能と
、一対の軸受け孔部16にそれぞれ回転軸60を回転
自在にはめ込み、一対の脚片65間の外面間の距離を一
対の軸受け部62の対向する面間の距離とほぼ等しく
ることで、ピアノハンドル43をカバー5b側に軸支す
るに当たり、軸導入用切欠部63から軸受け孔部61に
ピアノハンドル43の回転軸60を弾入して軸支するも
のであり、この場合、軸受け部62の壁部64が弾性変
形して軸受け孔部61に回転軸60が弾入されて、弾入
後は軸受け孔部61の側壁により回転軸60が押圧支持
されるようになり、回転軸60が正確な位置に確実に軸
支されるようになったものである。しかも、一方の壁部
64が弾性変形することで、回転軸60の軸受け部への
嵌め込みを容易にし且つ他方の壁部64が弾性変形しな
いことで、この壁部64を基準として回転軸60が一定
位置に軸支されるものであり、更に、このように変形し
ない方の壁部64を基準として回転軸60が一定位置に
軸支される構造において、軸支後にピアノハンドル43
を軸支部分を中心に回転操作した場合、脚片65が弾性
変形する方の壁部64を変形させて回転軸60をがたつ
かせたり、あるいは脚片65が弾性変形しない方の壁部
64に強く当たって回転を不能としたり、あるいは壁部
64や脚片65を破損したりするというような現象が生
じないようにできて、正確な軸支位置において確実且つ
スムーズにピアノハンドル43の軸支ができるものであ
り、また、回転軸60が軸受け部62に対して軸方向に
ずれるのが防止される。
【0023】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して説明
する。尚、スイッチ全体の構成は従来例と同じなので、
本考案の要旨の部分について詳述する。図1乃至図4に
は本考案の一実施例が示してある。この実施例において
は、図3に示すようにピアノハンドル43の一端部の下
面部両側にはそれぞれ脚片65が垂下してあり、脚片6
5の下端部に回転軸60が設けてある。また、カバー5
bの一端部の両側には軸受け孔部61を有する軸受け部
62が設けてあり、この軸受け部62には上端部より軸
受け孔部61に連通するように軸導入用切欠部63が形
成してある。また、軸受け孔部61の下部から下方に向
けて割り溝66が設けてあり、さらに連続する軸導入用
切欠部63、軸受け孔部61、割り溝66により2分割
される軸受け部62の両壁部64のうち、図1乃至図4
に示す実施例においては外側の壁部64がカバー5bに
対しては下端部でのみ一体化するように、取付け枠2側
の壁部64の側面部がカバー5bと離れるように図3に
示すようなスリット67がカバー5bとの間に設けてあ
る。したがって、合成樹脂によりカバー5bと一体に形
成された軸受け部62の取付け枠2側の壁部64は弾性
変形自在となっているものであり、他方の取付け枠2と
反対側の壁部64は弾性変形しないようになっている。
また、カバー5bにはカバー5bを取付け枠2に取付け
た際に取付け枠2側の壁部64が弾性的に撓むことがで
きるように逃げ用凹部68が形成してある。
【0024】ここで、図3において軸受け孔部61の径
Dを軸導入用切欠部63の幅Hよりも大きくすると共に
軸受け孔部61の径Dを回転軸60の径dよりも小さく
してある。また、一対の脚片65の外面間の距離Wが一
対の軸受け部62の対向する面間の距離wとほぼ等しく
設定してある。しかして、施工現場において、図4の
(a)、(b)、(c)の順序で回転軸60を軸受け部
62の軸受け孔部61に軸支するものである。すなわ
ち、図4(a)、(b)、(c)に示すように、軸導入
用切欠部63から回転軸60を押し込むことで、軸受け
部62の両壁部64のうち弾性を有する一方の壁部64
が撓み、回転軸60が軸受け孔部61に入るものであ
り、回転軸60が軸受け孔部61に入ると弾性を有する
軸受け部62の壁部64が回転軸60を弾性的に押圧し
て回転軸60が一定位置に軸支されることになる。つま
り、一方の壁部64は弾性変形するが、他方の壁部64
は弾性変形しないので、一方の壁部64が弾性変形して
回転軸60に弾接するといえども、弾性変形しない方の
壁部64を基準として回転軸60が一定位置に軸支され
ることになる。
【0025】ここで、図5に示すように、軸受け孔部6
1の形状を回転軸60に外接する多角形状にしても良い
ものである。このようにすることで、ピアノハンドル4
3の回転軸60との摩擦面が減少して摩擦によって操作
荷重が大きくなるのを防止して操作荷重を小さくするこ
とができるものである。図6乃至図8には本考案の他の
実施例が示してある。この実施例においては軸受け部6
2の取付け枠2側の壁部64は弾性変しないようになっ
ており、他方の取付け枠2と反対側の壁部64は弾性変
形するようにスリット67を形成してある。この実施例
においては、図1乃至図4に示す実施例のようにカバー
5bの取付け枠2に取り付ける面に逃げ用凹部68を設
ける必要がなくてフラットな面とすることができ、カバ
ー5bを取付け枠2に安定して取付けることができるも
のである。なお、この実施例においても軸受け孔部61
の形状を回転軸60に外接する多角形状にしても良いも
のである。
【0026】次に図9乃至図11に示す本考案の他の実
施例につき説明する。この実施例においては、図6乃至
図8に示す実施例の変形例であり、割り溝66をL字状
にしたものである。この実施例においてもカバー5bの
取付け枠2に取り付ける面に逃げ用凹部68を設ける必
要がなくてフラットな面とすることができ、カバー5b
を取付け枠2に安定して取付けることができるものであ
る。なお、この実施例においても軸受け孔部61の形状
を回転軸60に外接する多角形状にしても良いものであ
る。
【0027】
【考案の効果】本考案は上述のように、ピアノハンドル
の一端部に一対の脚片を設け、該脚片の下端部に外側方
に向けて回転軸を突設し、カバーの一端部側に軸受け孔
部を有する一対の軸受け部を設けるとともに軸受け部に
軸受け孔部に連通する軸導入用切欠部を設け、軸受け孔
部の径を軸導入用切欠部の幅よりも大きくすると共に軸
受け孔部の径を回転軸の径よりも小さくし、軸受け孔部
の両側の軸受け部の両壁部のうち一方を弾性変形可能と
、一対の軸受け孔部にそれぞれ回転軸を回転自在には
め込み、一対の脚片間の外面間の距離を一対の軸受け部
の対向する面間の距離とほぼ等しくしてあるので、ピア
ノハンドルの取付けが現場において施工者が簡単且つが
たつきなく正確に取付けることができるものであり、特
に、一方の壁部が弾性変形することで、回転軸の軸受け
部への嵌め込みを容易にし且つ他方の壁部が弾性変形し
ないことで、この壁部を基準として回転軸が一定位置に
軸支されるものであり、更に、このように変形しない方
の壁部を基準として回転軸が一定位置に軸支される構造
において、軸支後にピアノハンドルを軸支部分を中心に
回転操作した場合、脚片が弾性変形する方の壁部を変形
させて回転軸をがたつかせたり、あるいは脚片が弾性変
形しない方の壁部に強く当たって回転を不能としたり、
あるいは壁部や脚片を破損したりするというような現象
が生じないようにできて、正確な軸支位置において確実
且つスムーズにピアノハンドルの軸支ができるものであ
り、また、回転軸が軸受け部に対して軸方向にずれるの
が防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例のピアノハンドル式スイッチの
全体の断面図である。
【図2】同上のピアノハンドルを押圧した場合の全体の
断面図である。
【図3】同上の要部分解斜視図である。
【図4】(a)、(b)、(c)は同上の回転軸を軸受
け孔部にはめ込む順序を示す説明図である。
【図5】同上の他の実施例の軸受け部の側面図である。
【図6】同上の更に他の実施例の全体の断面図である。
【図7】同上のピアノハンドルを押圧した場合の全体の
断面図である。
【図8】(a)は同上の軸受け部部分の斜視図であり、
(b)は同上の側面図である。
【図9】同上の更に他の実施例の全体の断面図である。
【図10】同上のピアノハンドルを押圧した場合の全体
の断面図である。
【図11】(a)は同上の軸受け部部分の斜視図であ
り、(b)は同上の側面図である。
【図12】従来例の押釦スイッチの断面図である。
【図13】従来例の押釦スイッチの断面図である。
【図14】従来例の一部の分解斜視図である。
【図15】従来例の他の部分の分解斜視図である。
【図16】同上の取付枠の斜視図である。
【図17】(a)(b)は従来例の動作説明図である。
【図18】(a)(b)は従来例の動作説明図である。
【図19】(a)(b)は従来例の動作説明図である。
【図20】(a)(b)は従来例の動作説明図である。
【図21】従来例の説明図である。
【図22】従来例の説明図である。
【図23】従来例の説明図である。
【図24】従来例の説明図である。
【符号の説明】
5 押釦スイッチ 5b カバー 24 開閉体 31 反転ハンドル 32 押釦ハンドル 33 スライドカム 37 復帰ばね 43 ピアノハンドル 60 回転軸 61 軸受け孔部 62 軸受け部 63 軸導入用切欠部 64 壁部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押操作の力を受ける押釦ハンドルと、こ
    の押釦ハンドルの直線方向の動きに応じて反転する反転
    ハンドルと、押釦ハンドルと反転ハンドルとの間に介在
    されて押釦ハンドルの直線方向の動きを反転ハンドルの
    反転運動に変換させるスライドカムと、上記押釦ハンド
    ルを押操作の方向とは反対方向に付勢する復帰ばね等で
    反転機構を構成し、この反転機構により駆動されて上記
    反転動作にて接点を開閉する開閉体を設け、一端がカバ
    ーに支持されて上記反転機構の押釦ハンドルを押操作す
    るピアノハンドルを設けたスイッチにおいて、ピアノハ
    ンドルの一端部に一対の脚片を設け、該脚片の下端部に
    外側方に向けて回転軸を突設し、カバーの一端部側に軸
    受け孔部を有する一対の軸受け部を設けるとともに軸受
    け部に軸受け孔部に連通する軸導入用切欠部を設け、軸
    受け孔部の径を軸導入用切欠部の幅よりも大きくすると
    共に軸受け孔部の径を回転軸の径よりも小さくし、軸受
    け孔部の両側の軸受け部の両壁部のうち一方を弾性変形
    可能とし、一対の軸受け孔部にそれぞれ回転軸を回転自
    在にはめ込み、一対の脚片間の外面間の距離を一対の軸
    受け部の対向する面間の距離とほぼ等しくして成るピア
    ノハンドル式スイッチ。
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JP2858871B2 (ja) * 1990-05-15 1999-02-17 松下電工株式会社 ピアノハンドル式スイッチ

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