JPH05234466A - ピアノハンドル式スイッチ - Google Patents

ピアノハンドル式スイッチ

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Publication number
JPH05234466A
JPH05234466A JP3687592A JP3687592A JPH05234466A JP H05234466 A JPH05234466 A JP H05234466A JP 3687592 A JP3687592 A JP 3687592A JP 3687592 A JP3687592 A JP 3687592A JP H05234466 A JPH05234466 A JP H05234466A
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JP
Japan
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handle
push button
reversing
shaft
shafts
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Withdrawn
Application number
JP3687592A
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English (en)
Inventor
Satoru Ueno
哲 上野
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピアノハンドルの取付けが現場において施工
者が簡単且つがたつきなく正確に取付けることができ
る。 【構成】 ピアノハンドル43を設けたスイッチであ
る。ピアノハンドル43の一端部の両側から弾性を有す
る一対の脚片60を垂下した。脚片60に軸孔61を設
け、カバー5bの一端部の両側に軸62を設け、該軸6
2を先端ほど径が小さくなるようなテーパ状とした。軸
62の突出方向の略中間部分の径と軸孔61の径とを等
しくした。一対の軸62の各突出基部間の距離と自由状
態における一対の脚片60の内面間の距離とを等しくし
た。両軸孔61を両軸62に回動自在にはめ込んだ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、操作ハンドル部分をピ
アノハンドル式としたスイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】まず、従来のピアノハンドル式のスイッ
チ全体の構成について説明する。図11〜図14に示す
押釦スイッチ5は合成樹脂製のボディ5aと、合成樹脂
製のカバー5bとで器体が形成され、カバー5bの対向
する一対の側面から垂下したボディ係止脚10に設けた
ボディ係止孔10aをボディ5aの係止突起9に係止さ
せて結合するようになっている。
【0003】カバー5bには更に両側面に、図15に示
す取付枠2の両側片2b, 2bの縦片に穿設してある一
対の係止孔8に夫々対応した係止爪11a, 11bを夫
々一体に突設し、一方の係止爪11bの背部にはカバー
5bの外壁を上下に貫通した孔よりなるたわみ代を得る
ための空間12を形成して、係止爪11bが内側へ弾性
的にたわむことができるようになっている。
【0004】また、ボディ5aの両側に接続端子収納部
13, 14を形成し、一方の接続端子収納部13には共
通端子板15、鎖錠ばね16、解除釦17からなる速結
端子を収納し、他方の接続端子収納部14には第1の接
続端子部を構成する端子板18、鎖錠ばね19と、第2
の接続端子部を構成する端子板20、鎖錠ばね21とを
収納し、また第1、第2の接続端子部に共通の解除釦2
2を収納している。
【0005】共通端子板15の端部から延出した支持板
15aの上には開閉体24が接触接続されて、配置され
ている。端子板18には延設片18aが設けてあって、
この延設片18aは隔壁14aを乗り越えて中央収納部
23内に延出してあり、更に壁壁14a側に近接してお
り、この延設片18aには固定接点25aを設けてい
る。
【0006】また端子板20はボディ5aの内壁に沿わ
せて中央収納部23内に延設し、その先端を接続端子収
納部13の隔壁に沿うように折り曲げ、その折り曲げ片
20aの先端に上記固定接点25aに対応する固定接点
25bを設けている。上記開閉体24は導電板により形
成してあり、中央収納部23内に入れられ、両端下部に
設けた突部28を中央収納部23の側壁に設けたV状凹
部27にはめ込んで下端縁が上記支持板15aに接した
状態でV状凹部27の下部を中心に回動自在となってい
る。
【0007】そして、開閉体24の上部両面に設けてあ
る可動接点29を回動に応じて固定接点25a, 25b
に接触、開離して、共通接続端子部と、第1, 又は第2
の接続端子部との間をオン、オフするようになってい
る。この開閉体24を反転駆動するのがコイルスプリン
グ30と、反転ハンドル31と、図14に示す押釦ハン
ドル32及びスライドカム33等とから構成される反転
機構である。
【0008】コイルスプリング30は上記開閉体24の
横片の上縁に設けたばね座24aに下部を係止させ、上
部を反転ハンドル31の下部に一体に突設させている筒
部31a内に挿入させて反転ハンドル31の両側方向へ
の動きに応じて開閉体24を反転駆動するようになって
いる。反転ハンドル31はカバー5bの凹部51の底部
に開口した孔52に下方から凹部51内に挿入され、反
転ハンドル31の下部の筒部31aの両側に設けた逆三
角形状の軸31cをカバー5bの内壁の軸受け50に回
動自在に枢支してあり、反転ハンドル31の上部の直方
体部31bの両側上部には上記スライドカム33に掛合
する掛合突起34, 34を突設している。
【0009】押釦ハンドル32は上記カバー5bの凹部
51の両側内壁面に形成された上下方向の係止溝35に
係止突起36, 36を係止して上下動自在に凹部51内
に収納されており、平片37bから下向きに開拡した2
つの復帰ばね片37a,37aを下方に向けて一体延設
して構成した復帰ばね37を平片37bに穿設した孔3
7dに押釦ハンドル32の下面に突設した突起(図示せ
ず) を挿入することにより、押釦ハンドル32下面に取
り付け、この復帰ばね37の復帰ばね片37a、37a
先端を凹部51の底面に弾接することにより上方に常時
付勢されている。
【0010】スライドカム33は図14に示すようにポ
リアセタールのような弾性に富む熱可塑性樹脂により略
ロ状に成形されたもので、対向する側辺部の下面に上記
反転ハンドル31の掛合突起34に対応する掛合カム体
38を突設し、更に別の側辺部の中央部にはハ状に一体
突設した一対のばね片33a, 33aを備え、このばね
片33a, 33aの先端間に押釦ハンドル32の下面に
形成している突起32A(図16(a))を挿入して押
釦ハンドル32の下面においてスライドカム33を摺動
自在に装着し且つばね片33a, 33aの弾性によって
反摺動方向への復帰力を与えるようになっている。
【0011】このように構成した押釦スイッチ5は図1
5に示す金属製の取付枠2の窓孔6に下方からカバー5
bを嵌めるようにして、取付枠2の一方の側片2bの縦
辺下端をカバー5bの周辺上面に当接した状態でこの当
接点を支点として回動させれば支点側の係止爪11aが
係止孔8に係入し、他方の側片2bの縦辺の下端は係止
爪11bを空間12のたわみ代と、カバー5bの材質の
弾性力によって内方向に押圧させて係止爪11bを乗り
越え、係止爪11bを係止孔8に係入させる。係止爪1
1a, 11bを係止孔8, 8に夫々係入させて係止固定
された押釦スイッチ5は押釦ハンドル32を取付枠2の
窓孔6より突出させる。
【0012】このようにして取付枠2に取り付けた押釦
スイッチ5にはピアノハンドル43が付設される。この
ピアノハンドル43は図14に示すように一側縁に設け
た支点リブ43aをカバー5aの一側部の凹部54に回
動自在に係止し、また、ピアノハンドル43の他側縁に
形成した係止足43bをカバー5aの他側部の係止空間
47に上下動自在に係止して装着されている。
【0013】このピアノハンドル43の他側部を押操作
することで、支点リブ43aの部分を支点として回動自
在となっており、該ピアノハンドル43を押し回動させ
ることにより押釦ハンドル32を押し駆動できるように
なっている。次に、図11、図12、図16〜図19に
基づいてピアノハンドル式スイッチの動作を説明する。
【0014】まず、図19の状態からピアノハンドル4
3を押し下げると、図16から図18に示すように、押
釦ハンドル32を復帰ばね片37aに抗して押し下げ、
押釦ハンドル32の押し下げによりスライドカム33が
下降してスライドカム33の一方(図17(b)におい
て左側) の端部の掛合カム体38の内側傾斜面の基部付
近が傾いた状態にある反転ハンドル31の上側(図17
(b)において左側)の掛合突起34に当たり、更に押
釦ハンドル32を押すと掛合カム体38の内側傾斜面に
沿うように掛合突起34が押し下げられて反転ハンドル
31が反転回動する。
【0015】この場合、押釦ハンドル32の押し下げに
よる反転ハンドル31の反転に伴い掛合突起34が図1
7と図18(b)のように反時計回りに回動し、この回
動に伴って掛合突起34により掛合カム体38がばね片
33aに抗して図18(b)に示すように左側にスライ
ドし、反転ハンドル32の反転の途中で反転ハンドル3
2が水平を越える位置以上に回動して他方の掛合突起3
4が上昇してもスライドカム33が左側にスライドして
いることで他方の端部(図18(b)において右側) の
掛合カム体38が右側の掛合突起34よりも左側に位置
することとなって反転ハンドル31の反転回動の支障と
ならないようになっている。
【0016】ここで、反転ハンドル31の掛合突起34
の内側に内側傾斜面を形成しておくと、掛合突起34が
上昇回動する際に内側に位置する掛合カム体38が干渉
しないように内側傾斜面で逃げることができる。また、
上記のように押釦ハンドル32の押し下げにより反転ハ
ンドル31を反転回動するに当たり、スライドカム33
のばね片33aに抗してスライドカム33をスライドし
ながら反転ハンドル31を反転することで反転ハンドル
31とスライドカム33とが摺動摩擦抵抗を受けずスム
ーズに反転ハンドル31を反転回動させることができ
る。
【0017】上記のようにして反転ハンドル31を反転
回動させるとコイルスプリング30が反転揺動して開閉
体24が反転し、可動接点29が接触している一方の固
定接点25aから開離して、他方の固定接点25bに接
触するのである。この反転後ピアノハンドル43の押し
下げ力を解除すると、復帰ばね37の復帰ばね片37a
で押釦ハンドル32が押し上げられて、ピアノハンドル
43も元の状態に戻ることになる。同時にスライドカム
33もばね片33aのばね力で中央部位に摺動復帰して
図19に示すようになる。この状態でピアノハンドル4
3を押し下げれば上述と同様な操作によって開閉体24
を反転することができるのである。この反転後において
ピアノハンドル43の押し下げ力を解除すれば図16の
状態に戻ることになる。
【0018】すなわち、図20はピアノハンドル43を
操作する前の状態を示し、開閉体24の可動接点29は
固定接点25b側に傾いて接触している。そして、ピア
ノハンドル43を押操作して開閉体24が中立の位置に
ある図22を通り過ぎて、図22に示すように、開閉体
24が反転して固定接点25aと接触する。次に、ピア
ノハンドル43への押操作を解除すると上述のようにピ
アノハンドル43は図23に示すように復帰することに
なる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な構成のピアノハンドル式スイッチにおいては、ピアノ
ハンドル43が図14に示すように一側縁に設けた支点
リブ43aをカバー5bの一側部の凹部54に回動自在
に係止し、また、ピアノハンドル43の他側縁に形成し
た係止足43bをカバー5bの他側部の係止空間47に
上下動自在に係止して装着され、このピアノハンドル4
3の他側部を押操作することで、支点リブ43aの部分
を支点として回動するものであるから、ピアノハンドル
43の枢支部分ががたつきやすいという問題がある。特
に、ピアノハンドル43にはネームプレート等の表示カ
ードを取付けたりするため、施工現場において施工者の
手で取付けられものであり、このため、従来のように支
点リブ43aを係止するというように現場におけるピア
ノハンドル43の取付けの容易さを優先して、現場で簡
単な方法で係止するものにおいては、上記の支点部分の
がたつきが避けられなかったのである。
【0020】本発明は上記した従来例の問題点に鑑みて
発明したものであって、その目的とするところは、ピア
ノハンドルの取付けが現場において施工者が簡単且つが
たつきなく正確に取付けることができるピアノハンドル
式スイッチを提供するにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記の従来例の問題点を
解決して本発明の目的を達成するため、本発明のピアノ
ハンドル式スイッチは、押操作の力を受ける押釦ハンド
ル32と、この押釦ハンドル32の直線方向の動きに応
じて反転する反転ハンドル31と、押釦ハンドル32と
反転ハンドル31との間に介在されて押釦ハンドル32
の直線方向の動きを反転ハンドル31の反転運動に変換
させるスライドカム33と、上記押釦ハンドル32を押
操作の方向とは反対方向に付勢する復帰ばね37等で反
転機構を構成し、この反転機構により駆動されて上記反
転動作にて接点を開閉する開閉体24を設け、一端がカ
バー5bに支持されて上記反転機構の押釦ハンドル32
を押操作するピアノハンドル43を設けたスイッチにお
いて、ピアノハンドル43の一端部の両側から弾性を有
する一対の脚片60を垂下し、脚片60に軸孔61を設
け、カバー5bの一端部の両側に軸62を設け、該軸6
2を先端ほど径が小さくなるようなテーパ状とし、軸6
2の突出方向の略中間部分の径と軸孔61の径とを等し
くし、一対の軸62の各突出基部間の距離と自由状態に
おける一対の脚片60の内面間の距離とを等しくし、両
軸孔61を両軸62に回動自在にはめ込んで成ることを
特徴とするものである。
【0022】また、押操作の力を受ける押釦ハンドル3
2と、この押釦ハンドル32の直線方向の動きに応じて
反転する反転ハンドル31と、押釦ハンドル32と反転
ハンドル31との間に介在されて押釦ハンドル32の直
線方向の動きを反転ハンドル31の反転運動に変換させ
るスライドカム33と、上記押釦ハンドル32を押操作
の方向とは反対方向に付勢する復帰ばね37等で反転機
構を構成し、この反転機構により駆動されて上記反転動
作にて接点を開閉する開閉体24を設け、一端がカバー
5bに支持されて上記反転機構の押釦ハンドル32を押
操作するピアノハンドル43を設けたスイッチにおい
て、ピアノハンドル43の一端部の両側から弾性を有す
る一対の脚片60を垂下し、脚片60に軸孔61を設
け、この軸孔61を内側が外側に比べて径が大きくなる
ようなテーパ状とし、カバー5bの一端部の両側に軸6
2を設け、該軸62を先端ほど径が小さくなるようなテ
ーパ状とし、一対の軸62の各突出基部間の距離と自由
状態における一対の脚片60の内面間の距離とを等しく
し、両軸孔61を両軸に回動自在にはめ込み、脚片60
の内面と軸62を突出しているカバー5bの面との間に
隙間を形成して成る構成とすることも好ましい。
【0023】
【作用】しかして、ピアノハンドル43の一端部の両側
から弾性を有する一対の脚片60を垂下し、脚片60に
軸孔61を設け、カバー5bの一端部の両側に軸62を
設け、該軸62を先端ほど径が小さくなるようなテーパ
状とし、軸62の突出方向の略中間部分の径と軸孔61
の径とを等しくし、一対の軸62の各突出基部間の距離
と自由状態における一対の脚片60の内面間の距離とを
等しくし、両軸孔61を両軸62に回動自在にはめ込む
ことで、弾性を有する脚片60の弾性力により軸孔61
がテーパ状の軸62の突出方向の略中央部分に弾性的に
嵌まって、ピアノハンドル43が前後方向、左右方向、
上下方向にがたつかないようにできるようになったもの
である。
【0024】また、ピアノハンドル43の一端部の両側
から弾性を有する一対の脚片60を垂下し、脚片60に
軸孔61を設け、この軸孔61を内側が外側に比べて径
が大きくなるようなテーパ状とし、カバー5bの一端部
の両側に軸62を設け、該軸62を先端ほど径が小さく
なるようなテーパ状とし、一対の軸62の各突出基部間
の距離と自由状態における一対の脚片60の内面間の距
離とを等しくし、両軸孔61を両軸に回動自在にはめ込
み、脚片60の内面と軸62を突出しているカバー5b
の面との間に隙間を形成したものにおいても、弾性を有
する脚片60の弾性力により軸孔61がテーパ状の軸6
2の突出方向の略中央部分に弾性的に嵌まって、ピアノ
ハンドル43が前後方向、左右方向、上下方向にがたつ
かないようにできるようになったものである。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。尚、スイッチ全体の構成は従来例と同じなので、
本発明の要旨の部分について詳述する。図1乃至図4に
は本発明の一実施例が示してある。この実施例において
は、合成樹脂製のピアノハンドル43の一端部の下面部
両側にはそれぞれ脚片60が垂下してあり、脚片60の
下部に軸孔61が設けてある。この軸孔61は斜め外下
方に向けて開口する軸導入用切欠部63が設けてある。
【0026】カバー5bの一端部の両側に軸62が設け
てあり、該軸62は先端ほど径が小さくなるようなテー
パ状となっている。ここで、軸62の突出方向の略中間
部分の径と軸孔61の径とが等しくなっている。また、
図3に示す一対の軸62の各突出基部間の距離Hと自由
状態における一対の脚片60の内面間の距離hとが等し
くなっている。
【0027】しかして、一対の軸孔61を軸導入用切欠
部63から一対の軸62に回動自在にはめ込むことでカ
バー5bにピアノハンドル43を回動自在に軸支するも
のである。この場合、弾性を有する脚片60の弾性力に
より図4に示すように軸孔61がテーパ状の軸62の突
出方向の略中央部分に弾性的に嵌まって、ピアノハンド
ル43が前後方向、左右方向、上下方向にがたつかない
ものである。
【0028】ここで、軸導入用切欠部63は図5乃至図
7等種々のものが考えられるが、この場合、図5に示す
ものは軸導入用切欠部63の溝幅を軸孔61の直径と等
しくした実施例であり、このものは軸62を軸孔61に
はめ込みやすいが、がたつき防止効果は図6や図7に比
べて若干劣るものである。また、図6に示すものは、軸
導入用切欠部63の溝幅Mを軸孔61の直径よりも小さ
くし、更に、軸導入用切欠部63の溝幅Mを軸62の先
端の最小径部分の径Nよりも小さくした実施例であり、
このものは取付け、取り外しに当たっては図5のものよ
りも力が必要であるが、図5のものよりもがたつき防止
効果が優れている。また、図7に示すものは脚片60に
軸孔61に連通するスリット64を設けたものであり、
このことにより脚片60が図7の矢印方向に弾性力を付
与するものである。この場合も軸導入用切欠部63の溝
幅を軸62の先端部の最小径部分の径よりも小さくして
ある。このことにより、がたつき防止効果が優れなが
ら、取付け、取外しが容易に行える。
【0029】図8乃至図10には本発明の他の実施例が
示してある。この実施例においては、ピアノハンドル4
3の一端部の両側から弾性を有する一対の脚片60が垂
下してあり、脚片60に軸孔61が設けてある。軸孔6
1は内側が外側に比べて径が大きくなるようなテーパ状
となっている。また、カバー5bの一端部の両側に軸6
2が設けてあり、この軸62は先端ほど径が小さくなる
ようなテーパ状となっている。ここで、一対の軸62の
各突出基部間の距離と自由状態における一対の脚片60
の内面間の距離とが等しくしなるように設定してある。
そして、両軸孔61を両軸に回動自在にはめ込んであ
り、この場合、図10に示すように、脚片60の内面と
軸62を突出しているカバー5bの面との間に隙間Sが
形成されるようになっている。このものにおいても、弾
性を有する脚片60の弾性力により軸孔61がテーパ状
の軸62の突出方向の略中央部分に弾性的に嵌まって、
ピアノハンドル43が前後方向、左右方向、上下方向に
がたつかないようになっている。
【0030】
【発明の効果】本発明は上述のように、ピアノハンドル
の一端部の両側から弾性を有する一対の脚片を垂下し、
脚片に軸孔を設け、カバーの一端部の両側に軸を設け、
該軸を先端ほど径が小さくなるようなテーパ状とし、軸
の突出方向の略中間部分の径と軸孔の径とを等しくし、
一対の軸の各突出基部間の距離と自由状態における一対
の脚片の内面間の距離とを等しくし、両軸孔を両軸に回
動自在にはめ込んであるので、弾性を有する脚片の弾性
力により軸孔がテーパ状の軸の突出方向の略中央部分に
弾性的に嵌まって、ピアノハンドルが前後方向、左右方
向、上下方向にがたつかないように軸支できるものであ
る。
【0031】また、ピアノハンドルの一端部の両側から
弾性を有する一対の脚片を垂下し、脚片に軸孔を設け、
この軸孔を内側が外側に比べて径が大きくなるようなテ
ーパ状とし、カバーの一端部の両側に軸を設け、該軸を
先端ほど径が小さくなるようなテーパ状とし、一対の軸
の各突出基部間の距離と自由状態における一対の脚片の
内面間の距離とを等しくし、両軸孔を両軸に回動自在に
はめ込み、脚片の内面と軸を突出しているカバーの面と
の間に隙間を形成したものにおいても、弾性を有する脚
片の弾性力により軸孔がテーパ状の軸の突出方向の略中
央部分に弾性的に嵌まって、ピアノハンドルが前後方
向、左右方向、上下方向にがたつかないように軸支でき
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のピアノハンドル式スイッチの
全体の断面図である。
【図2】同上のピアノハンドルを押圧した場合の全体の
断面図である。
【図3】同上の軸支部分の分解斜視図である。
【図4】同上の軸支部分の断面図である。
【図5】(a)は同上の軸支部分の一例の分解斜視図で
あり、(b)は断面図である。
【図6】(a)は同上の軸支部分の他例の分解斜視図で
あり、(b)は断面図である。
【図7】(a)は同上の軸支部分の更に他例の分解斜視
図であり、(b)は断面図である。
【図8】本発明の実施例のピアノハンドル式スイッチの
他例の全体の断面図である。
【図9】同上のピアノハンドルを押圧した場合の全体の
断面図である。
【図10】(a)は同上の軸支部分の分解断面図であ
り、(b)は断面図である。
【図11】従来例の押釦スイッチの断面図である。
【図12】従来例の押釦スイッチの断面図である。
【図13】従来例の一部の分解斜視図である。
【図14】従来例の他の部分の分解斜視図である。
【図15】同上の取付枠の斜視図である。
【図16】(a)(b)は従来例の動作説明図である。
【図17】(a)(b)は従来例の動作説明図である。
【図18】(a)(b)は従来例の動作説明図である。
【図19】(a)(b)は従来例の動作説明図である。
【図20】従来例の説明図である。
【図21】従来例の説明図である。
【図22】従来例の説明図である。
【図23】従来例の説明図である。
【符号の説明】
5 押釦スイッチ 5b カバー 24 開閉体 31 反転ハンドル 32 押釦ハンドル 33 スライドカム 37 復帰ばね 43 ピアノハンドル 60 脚片 61 軸孔 62 軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押操作の力を受ける押釦ハンドルと、こ
    の押釦ハンドルの直線方向の動きに応じて反転する反転
    ハンドルと、押釦ハンドルと反転ハンドルとの間に介在
    されて押釦ハンドルの直線方向の動きを反転ハンドルの
    反転運動に変換させるスライドカムと、上記押釦ハンド
    ルを押操作の方向とは反対方向に付勢する復帰ばね等で
    反転機構を構成し、この反転機構により駆動されて上記
    反転動作にて接点を開閉する開閉体を設け、一端がカバ
    ーに支持されて上記反転機構の押釦ハンドルを押操作す
    るピアノハンドルを設けたスイッチにおいて、ピアノハ
    ンドルの一端部の両側から弾性を有する一対の脚片を垂
    下し、脚片に軸孔を設け、カバーの一端部の両側に軸を
    設け、該軸を先端ほど径が小さくなるようなテーパ状と
    し、軸の突出方向の略中間部分の径と軸孔の径とを等し
    くし、一対の軸の各突出基部間の距離と自由状態におけ
    る一対の脚片の内面間の距離とを等しくし、両軸孔を両
    軸に回動自在にはめ込んで成ることを特徴とするピアノ
    ハンドル式スイッチ。
  2. 【請求項2】 押操作の力を受ける押釦ハンドルと、こ
    の押釦ハンドルの直線方向の動きに応じて反転する反転
    ハンドルと、押釦ハンドルと反転ハンドルとの間に介在
    されて押釦ハンドルの直線方向の動きを反転ハンドルの
    反転運動に変換させるスライドカムと、上記押釦ハンド
    ルを押操作の方向とは反対方向に付勢する復帰ばね等で
    反転機構を構成し、この反転機構により駆動されて上記
    反転動作にて接点を開閉する開閉体を設け、一端がカバ
    ーに支持されて上記反転機構の押釦ハンドルを押操作す
    るピアノハンドルを設けたスイッチにおいて、ピアノハ
    ンドルの一端部の両側から弾性を有する一対の脚片を垂
    下し、脚片に軸孔を設け、この軸孔を内側が外側に比べ
    て径が大きくなるようなテーパ状とし、カバーの一端部
    の両側に軸を設け、該軸を先端ほど径が小さくなるよう
    なテーパ状とし、一対の軸の各突出基部間の距離と自由
    状態における一対の脚片の内面間の距離とを等しくし、
    両軸孔を両軸に回動自在にはめ込み、脚片の内面と軸を
    突出しているカバーの面との間に隙間を形成して成るこ
    とを特徴とするピアノハンドル式スイッチ。
JP3687592A 1992-02-25 1992-02-25 ピアノハンドル式スイッチ Withdrawn JPH05234466A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3932422A1 (de) * 1989-09-28 1991-04-11 Krupp Maschinentechnik Plattenfilterpresse
JP2008034117A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Alpine Electronics Inc シーソーノブユニット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3932422A1 (de) * 1989-09-28 1991-04-11 Krupp Maschinentechnik Plattenfilterpresse
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