JPH10269900A - ストークスイッチ - Google Patents

ストークスイッチ

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JPH10269900A
JPH10269900A JP7389097A JP7389097A JPH10269900A JP H10269900 A JPH10269900 A JP H10269900A JP 7389097 A JP7389097 A JP 7389097A JP 7389097 A JP7389097 A JP 7389097A JP H10269900 A JPH10269900 A JP H10269900A
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Hiroshi Hayakawa
浩 早川
Atsuo Takahashi
淳夫 高橋
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 操作レバーを指示方向へ回動操作した時に発
生する捩じり応力によって、作動部材とホルダの結合部
分が破損することを防止し、操作レバーの支持構造を小
型化すること。 【解決手段】 操作レバー3の基端側のスカート部に切
欠き3b,3cを形成し、このスカート部に作動部材2
2を突出した状態で固定する。作動部材22の両側面に
窪み22bを形成し、ホルダ17の両側面に形成された
スナップ片23の突起を窪み22bにスナップインする
ことにより、両窪み22bを結ぶ直線を回転軸としてホ
ルダ17と作動部材22とを回転可能に連結する。この
回転軸と直交するようにホルダ17に支軸17a,17
bを形成し、これら支軸17a,17bの根元部分を操
作レバー3の切欠き3b,3c内に挿入すると共に、両
支軸17a,17bをハウジングに形成した軸孔に挿入
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のステアリ
ングコラム等に付設され、方向指示ランプやワイパー等
を動作させるストークスイッチに係り、特に、該ストー
クスイッチに備えられる操作レバーの支持構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】通常、自動車のステアリングコラムには
左右一対のストークスイッチが付設されており、一方の
ストークスイッチはターンシグナルスイッチと称せられ
て方向指示ランプ等を動作させるために使用され、他方
のストークスイッチはワイパー等を動作させるために使
用される。このようなストークスイッチのうち、例えば
ターンシグナルスイッチは、ステアリングコラム等に一
体化されたハウジングに操作レバーの基端側を支持し、
この操作レバーの先端側を中立位置から左右いずれかの
方向指示位置へ回動操作することにより、左折または右
折用のランプを点滅動作し、操作レバーを方向指示位置
とは直交する方向へ回動操作することにより、ビーム切
換えやパッシング動作を行うようになっている。
【0003】従来より、このような操作レバーの支持構
造として、操作レバーの基端部に作動部材を嵌合して両
者を一体化すると共に、この操作レバーから突出する作
動部材にホルダを回転可能に連結し、このホルダに設け
た一対の支軸をハウジングに回転可能に支承したものが
知られている。ここで、ハウジングに対する回転軸と作
動部材のホルダに対する回転軸とは互いに直交してお
り、作動部材にはスプリングを介して駆動体がスライド
可能に保持され、この駆動体の先端はホルダの内面に形
成されたカム部と常時圧接している。また、ホルダには
スプリングを介して別の駆動体がスライド可能に保持さ
れており、この駆動体の先端はハウジングの内面に形成
された別のカム部と常時圧接している。
【0004】このように概略構成されたターンシグナル
スイッチにおいて、操作レバーを中立位置から左右いず
れかの指示位置へ回動操作した場合、操作レバーと作動
部材およびホルダの三者はホルダの支軸を中心として一
体的に回転し、ホルダに保持された駆動体がハウジング
のカム部を摺動することにより、操作レバーは方向指示
位置にロックされ、それに伴って左または右折用のラン
プが点滅動作される。一方、操作レバーを上記の指示位
置とは直交する方向へ回動操作した場合、ホルダは回転
せず、操作レバーと作動部材がホルダに対して回転し、
それに伴ってビーム切換えやパッシング動作が行われ
る。その際、作動部材に保持された駆動体がホルダのカ
ム部を摺動することにより作動部材に十分な復帰力が蓄
勢され、この蓄勢力により操作レバーと作動部材は中立
位置へ復帰する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようにターンシグ
ナルスイッチにおいては、操作レバーを指示位置へ回動
操作した場合、操作レバーと作動部材およびホルダの三
者がハウジングに対して一体的に回転するが、操作レバ
ーを指示位置と直交する方向へ回動操作した場合、操作
レバーと作動部材のみがハウジングに支承されたホルダ
に対して回転するようになっている。そこで、前述した
従来技術では、操作レバーを指示位置と直交する方向へ
自由に回動操作できるように、操作レバーの基端部とホ
ルダとの間に所定の間隙を形成し、この間隙内で操作レ
バーの回動を許容していた。
【0006】しかしながら、通常、操作レバーは基端部
が「くの字」状に折れ曲がった形状をしており、操作レ
バーを指示方向へ回動操作時に捩じり応力が発生するた
め、この捩じり応力によって機械的強度の低い部分が破
損し易くなるという問題が発生する。具体的には、作動
部材をホルダの内部でスナップ結合によって連結してい
るため、この結合部分の破損という問題が顕著となる。
なお、結合部分の肉厚を大きくして機械的強度を高める
ことも考えられるが、この場合、作動部材やホルダの全
体が大型化するという別の問題が発生する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、操作レバーの
基端部に一対の切欠きを形成し、これら切欠き内に操作
レバーの基端部の捩じり応力を受けるホルダの受け部を
挿入することとする。このように、ホルダの受け部を操
作レバーの基端部に形成した切欠きに挿入すると、操作
レバーを指示方向へ回動操作した時に発生する捩じり応
力は、切欠きとホルダの受け部によって受けられ、当該
部分は回転中心に近くもともと機械的強度が高いため、
ストークスイッチ全体が大型化することも防止できる。
また、操作レバーを指示位置と直交する方向へ回動操作
した場合、ホルダの受け部が切欠き内を相対移動するこ
とにより、操作レバーは同方向へ自由に回動する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のストークスイッチでは、
ハウジングと、このハウジングに対して第1の回転軸を
中心に回動可能に連結されたホルダと、前記第1の回転
軸に直交する第2の回転軸を中心として前記ホルダに回
動可能に連結された作動部材と、この作動部材に一体化
された操作レバーとを備え、前記操作レバーの基端部に
一対の切欠きを形成し、これら切欠き内に前記ホルダに
設けられ前記操作レバーの基端部の捩じり応力を受ける
受け部を挿入した。
【0009】このように構成されたストークスイッチに
よれば、操作レバーを指示方向へ回動操作した時に発生
する捩じり応力が切欠きとホルダに設けられた受け部で
ある支軸の近傍との当接によって受けられるため、作動
部材とホルダとの回転連結部分に必要とされる機械的強
度は低減され、作動部材やホルダを小型化することがで
きる。この時、前記支軸はホルダ側にあってもハウジン
グ側にあっても良い。
【0010】前記ホルダと作動部材を回動可能に連結す
る手段として、両者のいずれか一方に形成した凸部を他
方に形成した凹部にスナップインさせるスナップ結合を
用いると、両者を簡単に連結させることができ、スナッ
プ結合部分の破損も防止できる。
【0011】また、操作レバーの先端側にはロータリボ
リュームやプッシュスイッチ等の電気部品を付設するこ
とが多く、その場合、これら電気部品をハウジング側に
付設したプリント基板に接続するためのワイヤーハーネ
スが必要となるが、前記作動部材に凹溝を形成し、この
凹溝内にワイヤーハーネスを収納させると、凹溝によっ
て作動部材が薄肉になったにも拘らず作動部材に必要な
強度は保持でき、かつ、スペースの有効利用を図ること
ができる。
【0012】なお、本発明が適用されるストークスイッ
チは、方向指示動作とビーム動作とを行うターンシグナ
ルスイッチが好適であるが、操作レバーを互いに直交す
る方向へ回動操作するものであれば、例えばワイパース
イッチにも適用することができる。
【0013】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1は実施例に係るターンシグナルスイッチの分解斜視
図、図2は該ターンシグナルスイッチに備えられる第1
ケースに操作レバーを組み込む状態を示す斜視図、図3
は該ターンシグナルスイッチの横断面図、図4は該ター
ンシグナルスイッチの縦断面図、図5は該ターンシグナ
ルスイッチに備えられる回動部材の正面図、図6は該タ
ーンシグナルスイッチに備えられる操作レバーと作動部
材およびホルダの分解斜視図、図7は図6の組立状態に
おける横断面図、図8は図6の組立状態における縦断面
図である。
【0014】図1に示すように、本実施例に係るターン
シグナルスイッチは、互いに接合・一体化されてハウジ
ングをなす合成樹脂製の第1および第2ケース1,2
と、これら両ケース1,2に回転可能に支持された合成
樹脂製の操作レバー3と、この操作レバー3に回転可能
に支持された回動部材4と、この回動部材4をセンタ位
置に自動復帰する戻しばね5と、第2ケース2の上面に
載置された第1および第2のレバー部材6,7と、この
第2のレバー部材7を第2ケース2から突出する方向へ
弾性付勢する捩じりコイルばね8とから主に構成されて
おり、第1および第2ケース1,2は図示せぬコラムカ
バーやコンビスイッチ等のステータ部材に固定されるよ
うになっている。
【0015】図2〜図4に示すように、第1ケース1の
内部にはV字状の第1のカム面9が形成されており、こ
の第1のカム面9は中央の谷部9aと両側に位置する突
状のロック部9bとを有している。第1ケース1と第2
ケース2はスナップ結合等の手段を用いて一体化され、
これら両ケース1,2には操作レバー3の回動支点とな
る軸孔1a,2aがそれぞれ形成されている。第2ケー
ス2の内底面には第1の突起10と第2の突起11が所
定間隔を存して立設されており、第1の突起10に第1
のレバー部材6が回転自在に軸支されている。第1のレ
バー部材6には第1の透孔12と第2の透孔13がそれ
ぞれ形成されており、これら両透孔12,13の間に第
1の突起10に嵌合される丸孔6aが形成されている。
また、第1のレバー部材6の先端には突起6bが立設さ
れており、この突起6bに第2のレバー部材7が回転自
在に軸支されている。
【0016】第2のレバー部材7には、突起6bに嵌合
される第1の長軸孔7aと前記第2の突起11に嵌合さ
れる第2の長軸孔7bとが形成されており、これら両長
軸孔7a,7bの長手方向は同一線上に設定されてい
る。また、第2のレバー部材7の前後両端には当接部7
cとカム部7dがそれぞれ立設されており、カム部7d
の横断面形状は半円形に形成されている。第2のレバー
部材7には捩じりコイルばね8の一方の腕が掛合されて
おり、この捩じりコイルばね8によって第2のレバー部
材7は両長軸孔7a,7bの長手方向に弾性付勢されて
いる。捩じりコイルばね8の巻回部は第2ケース2の内
底面に立設されたボス2bに挿入されており、他方の腕
は第2ケース2の側壁に掛止されている。なお、第2ケ
ース2の内底面には第2のレバー部材7の底面に当接す
る段部2cとリブ2dが形成されており、これら段部2
cとリブ2dによって第2ケース2と第2のレバー部材
7間の接触抵抗が低減されている。
【0017】第2ケース2の底面にはプリント基板14
が取付けられており、このプリント基板14上を摺動す
る一対の摺動子受体15,16が第2ケース2の内底面
側に露出している。一方の摺動子受体15は第2ケース
2の短手方向に移動可能で、操作レバー3の左折または
右折方向への回動操作により駆動され、図示せぬ左折ま
たは右折用ランプの点滅動作を行う。他方の摺動子受体
16は第2ケース2の長手方向に移動可能であり、操作
レバー3の上下方向への揺動操作により駆動され、図示
せぬビーム用ランプの点燈動作を行う。これら両摺動子
受体15,16にはプリント基板14に形成された固定
接点と接離する可動接点(いずれも図示省略)が取付け
られている。
【0018】操作レバー3には後述する作動部材を介し
て合成樹脂製のホルダ17が回動可能に取付けられてお
り、ホルダ17の上下両面には前記両軸孔1a,2aに
嵌合される支軸17a,17bが突設されている。この
ホルダ17の上面には一対のばね受部17c,17dが
形成されており、ホルダ17の前面には筒状部17eが
形成されている。この筒状部17eの内部には第1の駆
動棒18がスライド可能に保持されており、この第1の
駆動棒18の先端はスプリング19によって第1ケース
1の第1のカム面9に常時圧接している。
【0019】図5に示すように、筒状部17cには回動
部材4に形成した筒体4aが挿入されており、回動部材
4は筒状部17cをガイド面としてホルダ17に回転可
能に保持されている。この回動部材4の上部には一対の
ばね受部4b,4cが形成されており、筒体4aに巻回
した戻しばね5の両腕をこれら両ばね受部4b,4cと
ホルダ17の両ばね受部17c,17dにそれぞれ掛止
することにより、回動部材4はセンタ位置方向へ常時付
勢されている。また、筒体4aの下部先端には横断面形
状が半円形のカム部4dが垂設されており、このカム部
4dは第2のレバー部材7のカム部7dと対向してい
る。さらに、回動部材4の下端には第1のレバー部材6
の第2の透孔13内に達する駆動部4eが垂設されてお
り、この駆動部4eには前述した一方の摺動子受体15
と係合する突起4fが垂設されている。
【0020】上記実施例においては、軸孔1a,2aが
ケース1,2に形成され、支軸17a,17bがホルダ
17に設けられているが、これとは逆に、軸孔がホルダ
に形成され、支軸がケースに形成されていても良い。
【0021】図6〜図8に示すように、操作レバー3の
基端には鍔状に迫り出したスカート部3aが一体成形さ
れており、このスカート部3aの相対向する上下両面に
は切欠き3b,3cが形成されている。操作レバー3は
スカート部3aの根元で「くの字」状に折れ曲がって上
方へ延びており、その先端側にはロータリボリュームや
プッシュスイッチ等の図示せぬ電気部品が取付けられて
いる。これら電気部品にワイヤーハーネス20の一端が
接続されており、このワイヤーハーネス20の他端はコ
ネクタ21を介して前記プリント基板14に接続されて
いる。スカート部3aの中央には合成樹脂製の作動部材
22が嵌挿されており、この作動部材22の一端は連結
ピン23によって操作レバー3の内部に固定され、他端
側はスカート部3aから突出している。作動部材22の
上面には長手方向に沿って凹溝22aが形成されてお
り、前記ワイヤーハーネス20の一部はこの凹溝22a
内に収納されるようになっている。また、作動部材22
の両側面には円形の窪み22bが形成されており、これ
ら窪み22bを結ぶ直線と操作レバー3の前記切欠き3
b,3cを結ぶ直線とは直交している。さらに、作動部
材22の下端には突起22cが形成されており、この突
起22cは前述した他方の摺動子受体16と係合してい
る。
【0022】一方、前記ホルダ17の両側面には突起2
7aを有するスナップ片27が形成されており、スカー
ト部3aから突出する作動部材22をホルダ17内に挿
入し、両窪み22bにそれぞれ突起27aをスナップイ
ンすることにより、ホルダ17と作動部材22は回転可
能に連結されている。この場合、ホルダ17の上下面に
突設された両支軸17a,17bの根元部分は操作レバ
ー3の切欠き3b,3c内にそれぞれ挿入されている。
また、作動部材22にはスプリング24を介して第2の
駆動棒25がスライド可能に保持されており、この第2
の駆動棒25の先端はホルダ17の内部に形成された第
2のカム面26に常時圧接している。したがって、操作
レバー3を左折または右折の指示位置へ回動操作した場
合、操作レバー3と作動部材22およびホルダ17の三
者は、ハウジングに対し両軸孔1a,2a(両支軸17
a,17b)を結ぶ直線を回転軸として水平方向へ一体
的に回転するが、操作レバーを指示位置と直交する方向
へ回動操作した場合、操作レバー3と作動部材22は、
ハウジングとホルダ17に対し両窪み22b(両突起2
7a)を結ぶ直線を回転軸として垂直方向へ所定角度だ
け回転する。
【0023】次に、上記の如く構成されたターンシグナ
ルスイッチの動作を説明する。まず、図3に示すよう
に、操作レバー3が中立位置にある場合、第1の駆動棒
18の先端は第1のカム面9の中央の谷部9aと当接
し、スプリング19の弾性によって当該位置に安定的に
保持されている。この時、回動部材4のカム部4dと第
2のレバー部材7のカム部7dとはそれぞれの頂点で当
接しており、第2のレバー部材7は捩じりコイルばね8
の付勢力に抗して後退している。したがって、第2のレ
バー部材7の当接部7cはハンドルに連動して回転する
ロータに設けられたキャンセル突起(図示せず)の回動
軌跡外に位置しており、この状態でハンドルを回転して
も、キャンセル突起は第2のレバー部材7の当接部7c
に当接せず、操作レバー3は中立位置に維持される。
【0024】操作レバー3をこの中立位置から左折また
は右折の指示位置(図3の矢印A,Bいずれかの方向)
に回動すると、前述したように、操作レバー3と作動部
材22およびホルダ17の三者は両軸孔1a,2a(両
支軸17a,17b)を結ぶ直線を回転軸として水平方
向へ一体的に回転し、この時に発生する捩じり応力は、
操作レバー3の切欠き3b,3cとホルダ17の支軸1
7a,17bの根元部分に設けられた受け部によって受
けられる。この場合、当該部分は回転中心に近く小さな
応力しか作用せず、しかも、切欠き3b,3cが形成さ
れたスカート部3aや支軸17a,17bの根元部分は
もともと機械的強度が高いため、操作レバー3やホルダ
17が破損することはない。このように操作レバー3が
指示位置へ回動すると、それに伴って第1の駆動棒18
の先端が第1のカム面9の斜面を乗り越えてロック部9
bに係止されるため、これらロック部9bによって当該
位置に安定的に保持される。その結果、回動部材4のカ
ム部4dが第2のレバー部材7のカム部7dの頂点から
外れ、第2のレバー部材7は捩じりコイルばね8の弾性
力を受けて両長軸孔7a,7bの長手方向に沿って前進
し、当接部7cがキャンセル突起の回動軌跡内に進出す
る。また、操作レバー3の矢印A,B方向への回動に伴
い、回動部材4の下端に設けた突起4fが摺動子受体1
5を水平方向へ移動するため、摺動子受体15によって
接点の切換えが行われ、図示せぬ左折または右折用のラ
ンプが点滅動作する。
【0025】このように操作レバー3が指示位置に回動
操作された状態で、ハンドルが逆方向に回転操作される
と、そのリターン動作中にキャンセル突起が第2のレバ
ー部材7の当接部7cに突き当る。その結果、第2のレ
バー部材7が第2の突起11を中心に回転し、それに伴
って第1のレバー部材6が第1の突起10を中心に回転
するため、第1のレバー部材6の第2の透孔13が回動
変位する。これにより、第2の透孔13の周縁が回動部
材4の駆動部4eを押圧するため、第1の駆動棒18は
第1のカム面9のロック部9bから外れて中央の谷部9
aへ移行し、操作レバー3と作動部材22およびホルダ
17や両レバー部材6,7は中立位置に自動復帰する。
【0026】また、操作レバー3が指示位置に回動操作
された状態で操作レバー3を押さえながらハンドルが逆
方向に回転操作されると、上記したように第2の透孔1
3の周縁は回動部材4の駆動部4eを押圧するが、操作
レバー3は押さえられているため自動復帰せず、この場
合は回動部材4が戻しばね5に抗して筒状部17cの周
面を回転する。そして、キャンセル突起が第2のレバー
部材7の当接部7cを通過すると、回動部材4は戻しば
ね5によってホルダ17のセンタ位置へ自動復帰するた
め、操作レバー3は再び指示位置に維持される。このよ
うに、キャンセル動作に伴う第1のレバー部材6の回転
が回動部材4の回転によって吸収されるため、両レバー
5,6や駆動部4eを含む動力伝達系の構成部品の破損
が防止される。
【0027】一方、操作レバー3を指示位置と直交する
方向(図3の矢印C,Dいずれかの方向)へ回動する
と、前述したように、操作レバー3と作動部材22がハ
ウジングとホルダ17に対し両窪み22b(両突起27
a)を結ぶ直線を回転軸として垂直方向へ所定角度だけ
回転する。この場合、切欠き3b,3cと支軸17a,
17bの根元部分であるホルダに設けられた受け部とは
切欠き3b,3cの長手方向に相対移動するため、操作
レバー3はホルダ17に妨げられることなく自由に回動
できる。このように操作レバー3が垂直方向へ回動する
と、それに伴って第2の駆動棒25の先端が第2のカム
面26の斜面を摺動してスプリング24を圧縮するた
め、操作レバー3と作動部材22を復帰するのに十分な
力が蓄えられる。また、操作レバー3の矢印C,D方向
への回動に伴い、作動部材22の下端に形成した突起2
2cが摺動子受体16を移動するため、この摺動子受体
16によって接点の切換えが行われ、ビーム切換えやパ
ッシング動作が行われる。
【0028】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0029】ハウジングと、このハウジングに対して第
1の回転軸を中心に回動可能に連結されたホルダと、前
記第1の回転軸に直交する第2の回転軸を中心として前
記ホルダに回動可能に連結された作動部材と、この作動
部材に一体化された操作レバーとを備え、前記操作レバ
ーの基端部に一対の切欠きを形成し、これら切欠き内に
前記ホルダに設けられ前記操作レバーの基端部の捩じり
応力を受ける受け部を挿入すると、操作レバーを指示方
向へ回動操作した時に発生する捩じり応力が切欠きとホ
ルダに設けられた受け部との当接によって受けられるた
め、作動部材とホルダとの回転連結部分に必要とされる
機械的強度が低減され、作動部材やホルダを小型化する
ことができる。
【0030】前記ホルダと作動部材を回動可能に連結す
る手段としてスナップ結合を用いると、機械的強度の低
いスナップ結合部分が破損することを防止した上で、両
者を簡単に連結させることができる。
【0031】また、操作レバーの内部にワイヤーハーネ
スを挿通させた場合、前記作動部材にこのワイヤーハー
ネスを収納させる凹溝を形成すると、凹溝によって作動
部材が薄肉になったにも拘らず作動部材に必要な強度は
保持でき、かつ、スペースの有効利用を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るターンシグナルスイッチの分解斜
視図である。
【図2】該ターンシグナルスイッチに備えられる第1ケ
ースに操作レバーを組み込む状態を示す斜視図である。
【図3】該ターンシグナルスイッチの横断面図である。
【図4】該ターンシグナルスイッチの縦断面図である。
【図5】該ターンシグナルスイッチに備えられる回動部
材の正面図である。
【図6】該ターンシグナルスイッチに備えられる操作レ
バーと作動部材およびホルダの分解斜視図である。
【図7】図6の組立状態における横断面図である。
【図8】図6の組立状態における縦断面図である。
【符号の説明】
1 第1ケース 1a 軸孔 2 第2ケース 2a 軸孔 3 操作レバー 3a スカート部 3b,3c 切欠き 9 第1のカム面 17 ホルダ 17a,17b 支軸 18 第1の駆動体 19,24 スプリング 20 ワイヤーハーネス 22 作動部材 22a 凹溝 22b 窪み 25 第2の駆動体 26 第2のカム面 27 スナップ片 27a 突起

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、このハウジングに対して
    第1の回転軸を中心に回動可能に連結されたホルダと、
    前記第1の回転軸に直交する第2の回転軸を中心として
    前記ホルダに回動可能に連結された作動部材と、この作
    動部材に一体化された操作レバーとを備え、 前記操作レバーの基端部に一対の切欠きを形成し、これ
    ら切欠き内に前記ホルダに設けられ前記操作レバーの基
    端部の捩じり応力を受ける受け部を挿入したことを特徴
    とするストークスイッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、前記ホルダと
    前記作動部材を凹部と凸部のスナップ結合を用いて回動
    可能に連結したことを特徴とするストークスイッチ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の記載において、前記
    作動部材にワイヤーハーネスを収納する凹溝を形成した
    ことを特徴とするストークスイッチ。
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