JP2001023478A - 車両用レバースイッチ - Google Patents

車両用レバースイッチ

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JP2001023478A
JP2001023478A JP11193554A JP19355499A JP2001023478A JP 2001023478 A JP2001023478 A JP 2001023478A JP 11193554 A JP11193554 A JP 11193554A JP 19355499 A JP19355499 A JP 19355499A JP 2001023478 A JP2001023478 A JP 2001023478A
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lever
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JP11193554A
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Yasuo Miyase
泰夫 宮瀬
Toshiaki Yokoyama
敏明 横山
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Niles Parts Co Ltd
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Niles Parts Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作レバーのオーバーランを防止し、かつ操
作フィーリングが良好な操作レバーを有する車両用レバ
ースイッチを提供すること。 【解決手段】 車両用レバースイッチは、ケース1を車
体に対して傾斜、又は略垂直に設置し、かつ3つ以上の
操作ポジションを備えた操作レバー51を略上下方向に
揺動操作することで、可動子37が基板40上を摺動し
て固定接点41に接離する。前記可動子37は、ケース
1に形成した可動子収納空間1p内に移動自在に配設す
ると共に、前記操作レバー51を略下方向に揺動操作し
たときに該可動子37の移動に抵抗するばね52を配設
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レバースイッチの
操作レバーを中立位置から左又は右方向に操作し、元の
中立位置に操作したときに確実に中立位置に停止するよ
うにした車両用レバースイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種の技術としては、例え
ば特開平10−223078号公報に開示された技術が
ある。従来の技術におけるターンシグナルスイッチの操
作レバーは、略中央部に揺動軸を設け、一端に把持部を
形成し、他端部に節度ばねを介して節度体を出没自在に
配設している。節度体が圧接する節度溝は、操作レバー
をOFFの中立位置と、左の方向指示灯が点滅する左方
向指示位置と、右の方向指示灯が点滅する右方向指示位
置と、に支持する3つの溝を形成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のターンシグナルスイッチは、例えば操作レバー
を中立位置から左方向指示位置に操作し、OFFするた
めに元の中立位置に操作したときに確実に中立位置に停
止せず、該中立位置を越えて右方向指示位置にオーバー
ランして右方向指示灯が点滅するという問題点がある。
【0004】この操作レバーがオーバーランするという
問題点を解消する手段としては、節度部材を増設する手
段、節度ばねの弾力を増強する手段、及び節度溝を鋭角
にする手段があるが、それらは操作レバーを操作すると
きの操作力を大きくしなければならず操作フィーリング
が悪いという問題点がある。
【0005】ターンシグナルスイッチの操作レバーは、
ケース内に設けた回動軸に軸支し、該ケースから突出し
て配置し、更に該操作レバーに回動スイッチや押釦スイ
ッチ等を配設しているため、重い。また、従来のターン
シグナルスイッチは、ステアリングシャフトを斜めにし
て配設しているので、ボディケースが斜めか又は略垂直
な状態に配置されており、該ターンシグナルスイッチの
操作レバーは、ニュートラル位置から上方向と下方向に
操作して方向指示灯を点滅させる。
【0006】このため、操作レバーを下方向に操作した
とき、レバーの長さや重さに影響されて、オーバーラン
するという問題点がある。また、該操作レバーは、上方
向に操作したときと下方向に操作したときではレバーの
長さや重さに影響されて、操作感に相違があり、操作フ
ィーリングが悪いという問題点がある。
【0007】本発明は、操作レバーのオーバーランを防
止し、かつ操作フィーリングが良好な操作レバーを有す
る車両用レバースイッチを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述した従来
の技術の問題点を解消すべく発明したものであり、請求
項1の発明は、ケースを車体に対して傾斜、又は略垂直
に設置し、かつ3つ以上の操作ポジションを備えた操作
レバーを略上下方向に揺動操作することで、可動子を基
板上を摺動して固定接点に接離する車両用レバースイッ
チにおいて、前記可動子が、ケースに形成した可動子収
納空間内に移動自在に配設すると共に、前記操作レバー
を略下方向に揺動操作したときに該可動子の移動に抵抗
するばねを配設したことで成る。
【0009】請求項2の発明は、前記請求項1記載の発
明において、前記ばねが、板ばねで形成すると共に、前
記可動子を可動子収納空間の内壁に圧接させたことで成
る。
【0010】請求項3の発明は、前記請求項2記載の発
明において、前記ばねが、一端部側に、前記可動子収納
空間に隣設したばね収納空間内に保持する弾性折曲部を
形成し、他端部側に、前記可動子収納空間の内壁に穿設
した窓に遊嵌して可動子に圧接する弾圧部を形成したこ
とで成る。
【0011】請求項4の発明は、前記請求項3記載の発
明において、前記ばねの弾性折曲部が、端面をばね収納
空間内に形成したストッパに当接して配設し、角をばね
収納空間の奥壁に当接させて配設したことで成る。
【0012】請求項5の発明は、前記請求項1記載の発
明において、前記ばねが、コイルばねで形成すると共
に、一端を前記可動子収納空間に隣設したばね収納空間
の内壁に圧接し、他端を前記可動子の側面に形成した受
座に圧接させたことで成る。
【0013】請求項6の発明は、前記請求項5記載の発
明において、前記受座が、ばねを一端に係合して支持す
る突起を一体形成すると共に、前記突起が、前記操作レ
バーを略下方向に揺動操作したときに前記可動子が移動
する方向の側に突設したことでなる。
【0014】
【発明の実施の形態】まず図1乃至図6に基づき本発明
の第1の実施の形態を詳述する。1は、自動車用コンビ
ネーションスイッチ2のボディ(図示せず)の例えば左
側に挿着されるケースである。図1に示す該ケース1及
びコンビネーションスイッチ2は、車体のハンドルの左
側の近傍に取付けられるスイッチであり、以下本発明の
実施の形態として、左ハンドル車用のスイッチを詳述す
る。尚、右ハンドル車用に使用する場合は、ケース1、
コンビネーションスイッチ2、及び後述する全部品を対
称にすることで、適宜に使用できる。
【0015】前記コンビネーションスイッチ2は、図1
に示すように固定ノブ21と、回動ノブ4と、固定体1
8と、第1レバー22と、第2レバー6と、第3レバー
3と、で構成される操作レバー51を把手とするスイッ
チである。
【0016】該コンビネーションスイッチ2は、例え
ば、ターンシグナルスイッチ、パッシングスイッチ、メ
イン・ディマ切換えスイッチ、及びワイパウォッシャス
イッチの機能を備えている。前記コンビネーションスイ
ッチ2は、操作レバー51を矢印A,Bの左右方向に操
作すると、方向指示灯が点滅するターンシグナルスイッ
チの機能を有する。該コンビネーションスイッチ2は、
前記操作レバー51を矢印Cの手前方向に操作すると前
照灯が一時的に点灯するパッシングスイッチの機能を有
する。該コンビネーションスイッチ2は、操作レバー5
1を矢印C,Dの前後方向に操作すると、前照灯のメイ
ンとディマの切換えを行うメイン・ディマスイッチの機
能を有する。
【0017】該コンビネーションスイッチ2は、第3レ
バー3を矢印E方向に回動操作すると、ワイパを3、4
回作動させ、かつフロントガラスにウォッシャ液を噴射
するワイパウォッシャスイッチの機能を有する。該第3
レバー3と前記固定ノブ21との間に介在した回動ノブ
4は、矢印G,H方向に回動操作すると、ワイパーを各
速度、及び間欠的に作動させるワイパースイッチの機能
を備えている。
【0018】該コンビネーションスイッチ2の操作レバ
ー51は、ステアリングコラム(図示せず)に設置する
と、ステアリングシャフト(図示せず)が斜めに配設さ
れているので、矢印Aの右方向指示位置側が上方向にな
り、矢印Bの左方向指示位置側が下方向に操作すること
になる。
【0019】前記第3レバー3は、前記回動ノブ4側の
一端部の径が大きく、前記ケース1側の他端部の径が小
さい略円筒状をしている。該第3レバー3は、ケース1
側端部の周囲にラッパ状に開口したブーツ5を遊嵌して
いる。該第3レバー3は、円筒部3dを第2レバー6に
嵌入し、かつ一端を基端部6c、他端を固定体18の鍔
部18aで回動自在に支持している。該第3レバー3
は、第2レバー6の円筒部6aの軸心線を中心に矢印E
方向に回動し、矢印F方向に自動復帰するワイパウォッ
シャスイッチを操作するものである。
【0020】該第3レバー3は、ケース1側の端部に、
第3可動子8を上下方向に作動させるプッシュロッド7
に圧接した第3操作杆3aを突設している。該第3操作
杆3aは、前記第3レバー3のケース1側の横側端部に
形成した突片でなり、該第3操作杆3aと共に回動し
て、前記プッシュロッド7を介して第3可動子8の上端
の押圧面8bを押圧して上下動させる。
【0021】前記プッシュロッド7は、例えば金属製棒
状部材でなり、可動盤24の開口部24eの底面に形成
した孔24h及びケース1の筒状部1hに上下動自在に
挿入して支持されている。該プッシュロッド7は、復帰
ばね9に付勢された第3可動子8に押圧されて、常に下
端が押圧面8bに、上端が第3操作杆3aに圧接してい
る。
【0022】前記ブーツ5は、ケース1内の第2レバー
6の基端部6c及び可動盤24を乗員から見えなく目隠
しするものである。該ブーツ5は、裏面側下面に設けた
係止孔5aを、ケース1の凸部1iに嵌入し、かつ該ケ
ース1と蓋部材50とで挟持して固定される。
【0023】前記第3可動子8は、復帰ばね9を介して
極盤10の開口部10aの内底に配置し、かつ左右横方
向に立設した第1基板14と、第2基板32との間に配
置される。該第3可動子8は、第1基板14側の側面に
接点ばね11を介して可動接点板12を係止している。
該第3可動子8は、第1基板14側の側面に前記接点ば
ね11を出没自在に挿入する盲孔8aを穿設している。
【0024】該第3可動子8は、第2基板32に形成し
た案内溝32eに係合するガイド突起8cを、第2基板
32側の側面の上下に複数形成している。該第3可動子
8は、前記第3レバー3を回動操作すると、第3操作杆
3aがプッシュロッド7を介して押圧面8bを圧し下
げ、案内溝32eに案内されて上下動する。該第3可動
子8が上下動すると、可動接点板12が第1基板14に
設けた固定接点14eに接触するとONして、ワイパウ
ォッシャが作動する。
【0025】前記第1基板14は、固定接点14d,1
4eを印刷し、電子素子13と端子盤15の半田付け部
15bを半田付けしたプリント基板である。電子素子1
3は、間欠ワイパ回路等を構成する抵抗体等で成る。前
記第1基板14、及び端子盤15は、開口部10a内に
挿入してケース1の内底面1dの下面で挟持し、かつ端
子15aをコネクタ部10b内に挿通して固定される。
前記第1基板14は、後述する軸棒32aを軸止する軸
穴14aと、端子盤15の半田付け部15bを嵌入する
スルーホール14bと、第2基板32の係止突棒32b
が係合する貫通穴14cと、を穿設している。
【0026】前記端子盤15は、下面に端子15aを突
出し、該端子15aと一体の半田付け部15bを側面か
ら突出して、インサート成形して成る。該端子盤15
は、第2基板32に突設した軸棒32aが係合する貫通
穴15cを、略中央に穿設している。該端子盤15は、
下端部を開口部10aの内底に嵌合すると共に、端子1
5aをコネクタ部10bに挿着し、半田付け部15bを
第1基板14のスルーホール14bに半田付けし、かつ
係止突棒32bが貫通穴15cを挿通して貫通穴14c
に嵌着することで堅固される。
【0027】前記第3レバー3は、回動ノブ4側の開口
部3cの内側に、節度ばね16、及びスチールボール1
7を出没自在に挿入する盲孔3bを穿設している。該ス
チールボール17は、節度ばね16に付勢され、固定体
18の略中央に設けた鍔部18aの第3レバー3側の側
面に形成した節度溝(図示せず)に圧接し、前記第3レ
バー3を自動復帰させる。
【0028】固定体18は、第3レバー3の開口部3c
に挿入し、第2レバー6の円筒部6aの先端を挿着する
筒部18bと、節度ばね19及びスチールボール20を
外周方向に出没自在に配設した前記鍔部18aと、固定
ノブ21を固着する係止部18cと、を形成している。
該固定体18は、第3レバー3及び筒部18bを挿通し
た円筒部6aの先端の係止爪6bが、前記鍔部18aに
隣設した切欠部18dの縁に係止することで、第2レバ
ー6に固定される。前記第3レバー3は、円筒部6aに
遊嵌し、一端に基端部6c、他端に鍔部18aを配置し
たことで、第2レバー6に回動自在に配置される。
【0029】前記鍔部18aの外周部には、前記節度ば
ね19及びスチールボール20を挿入する盲孔18gを
穿設し、かつその周囲に前記回動ノブ4を配置してい
る。該回動ノブ4の内面には、前記スチールボール20
が圧接する節度溝4aと、鍔部18aの側面に摺接する
突起4bを形成している。前記係止部18cには、固定
ノブ21の内部に形成した案内溝(図示せず)に係合す
る突片18eと、固定ノブ21の開口端に設けた係止片
21aに係合する爪18fを形成している。
【0030】前記第2レバー6は、基端部6cの両側
に,可動盤24の軸穴24aに軸合する軸6dを突設し
ている。該第2レバー6は、基端部6cの下側に第1操
作杆22aを回動自在に配置するための切欠部6gを形
成している。該切欠部6gは、図2に示すように円筒部
6aの中空穴に連続形成している。第2レバー6は、図
2に示すように基端部6cを中心に、一方側第1レバー
22を挿入する円筒部6aを斜め上側に突出形成し、他
端側に節度ばね25、及びスチールボール26を挿設す
る節度体配設突起6eを水平方向に突出形成している。
【0031】節度ばね25に付勢されたスチールボール
26は、図2に示すように可動盤24の内壁に形成され
た節度溝24pに圧接している。第1レバー22、第2
レバー6、及び第3レバー3は、第1レバー22の外側
に二重に嵌合した状態に配置してなり、軸6dを中心と
して共に矢印C,D方向に、軸部24dを中心として矢
印I及びJ方向に揺動する。
【0032】前記節度体配設突起6eは、下側に、アー
ム体27の当接部27bを押圧する第2操作杆6fを形
成している。該第2レバー6は、操作レバー51を矢印
C,D方向に操作すると、軸6dを中心として共に前後
方向に回動し、第2操作杆6fが当接部27bを押圧し
て前記アーム体27を揺動させる。
【0033】該アーム体27は、一端の軸部27a、他
端の押圧部27c、及び略中央の当接部27bと、それ
らを連結する第1アーム27d、及び第2アーム27e
とで成る。該アーム体27は、略円柱状の軸部27aを
ケース1に形成した軸支溝1aに軸合し、かつ該ケース
1と可動盤24の下面とで回動自在に挟持される。
【0034】前記軸支溝1aは、アーム体27の軸部2
7aと、第1アーム27dが没入する上面が略T字状態
の盲孔で、ケース1の内底面1d上の隅に形成される。
該ケース1は、アーム体27の第2アーム27eと、可
動盤24の第4操作杆24cとを揺動自在に挿入配置す
る貫通穴1eを、軸支溝1aに隣接した位置に突設して
いる。該貫通穴1eは、軸支溝1aとの対向位置に、第
2アーム27eが挿通し、かつ押圧部27cが当接する
切欠部1fを形成している。
【0035】前記押圧部27cは、スプリング28に付
勢された第2可動子29を矢印Q,R方向に抗して上下
動させる箇所である。該押圧部27cは、第2アーム2
7eの下端から横方向に突出した円柱状のものである。
該押圧部27cは、ケース1の内底面1dの下面と、第
2可動子29との間に配置される。尚、該アーム体27
は、例えば、軸部27aから当接部27bまでの長さよ
り、軸部27aから押圧部27cまでの長さを長くす
る。
【0036】これにより、該アーム体27は、第2操作
杆6fに押圧されて、一端の軸部27aを中心として矢
印U,V方向に回動したとき、アーム体27の他端にあ
る押圧部27cが当接部27bより長い距離を移動す
る。すなわち、第2可動子29は、第2レバー6との間
にアーム体27を介在したことで、矢印Q,R方向に上
下移動するストロークを移動距離が拡大する。
【0037】該第2可動子29は、側面に、接点ばね3
0を出没自在に挿入する盲孔29bを穿設し、かつ前記
接点ばね30を介して可動接点板31を係止している。
該第2可動子29は、スプリング28を介して極盤10
の開口部10aに配設している。該第2可動子29は、
前記操作レバー51を矢印C,D方向に操作すると、第
2操作杆6fで作動したアーム体27に押圧されて上下
動して開閉し、メイン・ディマの切り換え、及びパッシ
ングが行われる。前記可動接点板31は、第2可動子2
9が矢印Q,R方向に上下動すると、第2基板32に設
けた固定接点32cに接触してONする。
【0038】該第2基板32は、第2可動子29側の側
面に、前記固定接点32cを配設し、かつ第2可動子2
9のガイド凸部29aが係合するガイド溝(図示せず)
を形成している。該第2基板32は、第1基板14側の
側面に軸棒32a、係止突棒32b,32d、及び案内
溝32eを形成している。該第2基板32は、下面に前
記固定接点32cに導通し、端子15aに並設した端子
33をインサート成形して突出している。
【0039】該第2基板32は、下端部を極盤10の開
口部10aの内底に嵌着すると共に、ケース1の下面で
該開口部10aを閉塞することで、該極盤10とケース
1とで挟持される。また、該第2基板32は、前記端子
33を極盤10のコネクタ部10b内に挿着し、かつ軸
棒32aを第1基板14の軸穴14aに軸合し、係止突
棒32b,32dを貫通穴14cに各々係合して極盤1
0に固定される。前記係止突棒32b,32dは、例え
ば同一形状のものでなり、先端中央に割り溝を形成して
弾性を有し、かつ貫通穴14cの縁に係止する爪を形成
している。
【0040】前記固定ノブ21は、固定体18の係止部
18cに係合し、かつ係止片21aを突片18eに係止
することで、固定体18に固着される。これにより、該
固定ノブ21、固定体18及び第2レバー6は、共に一
体に動く。前記第1レバー22は、一端に前記回動ノブ
4を固着し、他端に歯車形状の第1操作杆22aを一体
形成している。
【0041】該第1レバー22は、真っすぐな棒状部2
2cを第2レバー6の切欠部6gから円筒部6a内に挿
入して回動自在に配置される。前記回動ノブ4は、第1
レバー22の棒状部22cを円筒部6a内に挿通し、第
1レバー22の孔22dを固定体18の切欠部18d内
に配置した状態で、前記ピン23を回動ノブ4の貫通孔
4cから挿入して貫通させて孔22dに嵌着すること
で、前記第1レバー22に固定される。
【0042】前記第1操作杆22aは、第1レバー22
の一端に、略扇形をした歯型状の噛合部22bを有する
伝達部材である。該第1操作杆22aの噛合部22b
は、第1レバー22の中心線に対して斜め下方向に突出
し、常時、第1可動子34の歯車状の噛合部34aに噛
合している。
【0043】該第1レバー22は、前記回動ノブ4を矢
印G,H方向に回動操作すると、矢印Y,Z方向に回動
して、第1操作杆22aが前記第1可動子34を矢印
M,P方向に回動させる。
【0044】前記第1可動子34は、軸穴34bに前記
第2基板32の軸棒32aを挿入し、かつ該軸棒32a
の先端を第1基板14の軸穴14aに軸止することで、
回動自在に軸支される。該第1可動子34は、軸穴34
bの周囲に導電性金属板ばね材料で成る略円弧状の可動
接片35を固着している。該可動接片35は、第1可動
子34が矢印M,P方向に回動することで、第1基板1
4に配設した固定接点14dに接触して、例えば間欠ワ
イパ、ワイパ低速、ワイパ高速に順次に作動させる。
【0045】前記可動盤24は、ケース1の内底面1d
上に載置し、上面の軸部24dを蓋部材50の軸穴50
bに軸合することで回動自在に支持される。該可動盤2
4は、第3レバー3を矢印A,B方向に操作すると、第
2レバー6と共に、軸部24dを中心に矢印I,J方向
に回動する。可動盤24は、第4可動子37の係合部3
7aに係合する第4操作杆24cを下面に突出形成して
いる。
【0046】該第4可動子37は、下面に接点ばね38
を介して方向指示灯作動用の可動接点板39を係止し、
側面にばね52が圧接している。該ばね52は、一端に
該ばね52をケース1のばね収納空間1jの奥壁1mに
圧接する弾性折曲部52a、他端部に第4可動子37の
端部37bに圧接する弾圧部52bを形成した導電性金
属板ばねで成る。
【0047】前記ばね収納空間1jに収納した弾性折曲
部52aは、図5に示すように端面52cをストッパ1
kに圧接し、角52dをばね収納空間1jの側壁に圧接
することで、該ばね収納空間1jに固定される。前記弾
圧部52bは、ばね収納空間1jの側壁に穿設した窓1
nに遊嵌し、該ばね収納空間1jに隣設した第4可動子
収納空間1p内の第4可動子37に圧接している。
【0048】該ばね52は、弾性折曲部52aを圧縮さ
せてばね収納空間1jに挿入され、第4可動子37がS
方向に移動したS位置(右方向指示位置)にあるとき、
図5に想像線で示すように弾圧部52bが窓1nの縁に
圧接して、第4可動子37に接触していない。
【0049】該ばね52は、第4可動子37がS位置か
らOFF位置に移動したとき、図5に実線で示すように
弾圧部52bの傾斜面に第4可動子37の端部37bが
圧接した状態にある。
【0050】該ばね52は、第4可動子37がOFF位
置からT方向に移動したT位置(左方向指示位置)にあ
るとき、該第4可動子37の移動でばね52の弾圧部5
2bが押圧されて圧縮した状態にある。尚、該ばね52
の弾圧部52bは、第4可動子37の位置に関係なく常
に第4可動子37に圧接させて、該第4可動子37がS
位置のときに窓1nの縁に圧接させなくてもよい。
【0051】該第4可動子37は、操作レバー51を矢
印A,B方向に揺動操作すると、可動盤24が矢印I,
J方向に回動し、該可動盤24に連動して、可動接点板
39と共に矢印S,T方向に移動する。該第4可動子3
7は、ケース1の内底面1dの下面と、第3基板40の
盤面との間に介在される。該第4可動子37は、第3基
板40の盤面の縁40aに案内されて、矢印S,T方向
に直線移動する。
【0052】該第4可動子37は、上面に可動盤24の
下端の第4操作杆24cを介入する2枚の突片で成る係
合部37aを形成し、下面に接点ばね38を出没自在に
挿入する盲孔(図示せず)を穿設している。該可動接点
板39は、第3基板40の固定接点41に接触すること
で、方向指示器を作動させ、方向指示灯が点滅する。
【0053】第3基板40は、固定接点41と、該固定
接点41に導通している端子42とをインサート成形等
で固着している。該第3基板40は、極盤10の収納部
10cに嵌合し、かつ端子42を極盤10の下面から突
出している。
【0054】前記可動盤24は、前記第3レバー3側に
第2レバー6の基端部6cを所望角度だけ回動可能に収
納する開口部24eを形成し、該開口部24eの略反対
側に節度ばね43、及び節度体44を出没自在に収納す
る節度体挿入筒部24fを突設している。該節度体44
は、先端に、節度溝1b,1cに圧接する球子45を回
転自在に軸支している。
【0055】前記ケース1は、上面に可動盤24、キャ
ンセルカム46、板ばね47、カムガイド48、及びコ
イルスプリング49を介在して蓋部材50をネジ止めし
て閉塞している。該ケース1は、下面にプッシュロッド
7、第3可動子8、第1基板14、端子盤15、第2基
板32、第1可動子34、及び第2可動子29等を介在
して極盤10で閉塞している。前記ケース1は、前記各
部品を収納して、ボディに嵌合し、かつネジ止めされ
る。
【0056】前記キャンセルカム46は、上下に軸46
aを有し、下側の軸46aを可動盤24の溝24gに遊
嵌し、上側の軸46aを蓋部材50の長孔50aに遊嵌
し、かつ係合溝46bに板ばね47を挿入している。
【0057】該キャンセルカム46は、操作レバー51
を矢印A,B方向に揺動操作した場合、溝24g内の山
状側壁24nの先端に圧接していた下側の軸46aが、
該山状側壁24nの麓側に移動する。このとき、上側の
軸46aは、長孔50a内をキャンセル筒体(図示せ
ず)側方向に直線移動して、キャンセルカム46の先端
がキャンセル筒体のキャンセルピンの回転移動軌跡内に
入る。
【0058】該カムガイド48は、可動盤24の上面上
に載置し、矢印W,X方向に移動可能に配置する。該カ
ムガイド48は、押圧部48c,48dの両側面48b
を左右の支柱24i,24iの間に介在することで、そ
の移動が左右の支柱24i,24iの内面により前記矢
印W,X方向に規制される。盲孔48aは、カムガイド
48をキャンセルカム46側に付勢するコイルスプリン
グ49を挿入する穴で、カムガイド48の可動盤24側
に穿設される。押圧部48c,48dは、キャンセルカ
ム46の端部に圧接する箇所で、カムガイド48の左右
先端部に突出形成している。
【0059】本発明の第1の実施の形態は、以上のよう
な構成であり、その作用を詳述する。前記操作レバー5
1は、図1に示すように回動軸である軸部24dから固
定ノブ21の先端までの長さL1が、軸部24dから球
子45までの長さL2より数倍長い。そして、操作レバ
ー51には、固定ノブ21と回動ノブ4と固定体18と
第1レバー22と第2レバー6と第3レバー3等とを配
設しているので、重くなっている。このため、該操作レ
バー51を矢印Aの上方向に操作するときより、矢印B
の下方向に操作するとき、操作レバー51の重さと長さ
L1によるモーメントの影響を受ける。
【0060】操作レバー51がニュートラル位置Nにあ
るとき、ターンシグナルスイッチはOFFになってい
る。操作レバー51は、可動盤24に設けた節度体44
の球子45がOFF位置用の節度溝1bに係合してOF
F状態になっている。
【0061】このとき、ターンシグナルスイッチの第4
可動子37はOFFで、ばね52は、図5の実線で示す
位置にある。すなわち、該ばね52は、弾圧部52bが
第4可動子37の端部37bに押圧された状態にある。
前記第4可動子37は、ばね52に押圧されて第4可動
子収納空間1pの内壁に圧接して、OFF状態に支持さ
れている。
【0062】このため、操作レバー51を矢印Aの右方
向指示位置から元のニュートラル位置Nに操作したと
き、ばね52の弾圧部52bが第4可動子37を押圧し
ていることで、抵抗が発生して、該ばね52により操作
レバー51の重さと長さL1の影響によるオーバーラン
を防止して、該操作レバー51をニュートラル位置Nに
支持する。
【0063】操作レバー51を矢印Bの下方向の左方向
指示位置に操作すると、固定ノブ21、第1レバー2
2、第2レバー6、第3レバー3及び可動盤24が軸部
24dを中心に矢印J方向に回動する。可動盤24は、
下面の第4操作杆24cが第4可動子37を矢印T方向
に移動させる。球子45は、OFF位置用の節度溝1b
から隣設した左方向指示位置用の節度溝1cに移動して
係合し、前記操作レバー51の左方向指示位置Bの状態
を保持する。
【0064】可動盤24が矢印J方向に回動したこと
で、該可動盤24上に載置したキャンセルカム46は、
下側の軸46aが山状側壁24nから麓側に移動する。
該キャンセルカム46の上側の軸46aは、長孔50a
内をキャンセル筒体側に移動し、衝当部46cがキャン
セル突起の回転移動軌跡内に移動する。第4可動子37
は、第3基板40の両側に突設した縁40aに案内され
て、矢印T方向に直線移動し、可動接点板39が固定接
点41に接触して左方向指示灯が点滅する。
【0065】前記ばね52は、第4可動子37がOFF
位置からT方向に移動すると、該第4可動子37の移動
でばね52の弾圧部52bが押圧されて鋭角に圧縮した
状態にある。これにより、該ばね52は、操作レバー5
1の重さと長さL1の影響による左と右との方向指示位
置への操作フィーリングの違いを解消し、同じような操
作感にすることができる。
【0066】そして、前記操作レバー51を反対の矢印
Aの上方向の右方向指示位置に操作すると、固定ノブ2
1、第1レバー22、第2レバー6、第3レバー3及び
可動盤24が軸部24dを中心に矢印I方向に回動す
る。可動盤24は、下面の第4操作杆24cが第4可動
子37を矢印S方向に移動させる。球子45は、OFF
位置用の節度溝1bから隣設した右方向指示位置用の節
度溝1cに移動して係合し、前記操作レバー51の右方
向指示位置Aの状態を保持する。
【0067】可動盤24が矢印I方向に回動したこと
で、該可動盤24上に載置したキャンセルカム46は、
下側の軸46aが山状側壁24nから麓側に移動する。
該キャンセルカム46の上側の軸46aは、長孔50a
内をキャンセル筒体側に移動し、衝当部46cがキャン
セル突起の回転移動軌跡内に移動する。第4可動子37
は、第3基板40の両側に突設した縁40aに案内され
て、矢印S方向に直線移動し、可動接点板39が固定接
点41に接触して右方向指示灯が点滅する。
【0068】前記ばね52は、第4可動子37がOFF
位置からS方向に移動すると、図4に想像線で示すよう
に弾性折曲部52aの弾力で矢印α方向に開き、窓1n
の縁に圧接している。このため、操作レバー51を矢印
Aの上方向の右方向指示位置側に操作したときは、ばね
52の影響を受けない。
【0069】前記操作レバー51を矢印C方向に引き上
げ操作すると、該固定ノブ21、第1レバー22、第2
レバー6、及び第3レバー3が軸6dを中心回動する。
アーム体27は、当接部27bが第2レバー6の第2操
作杆6fに押圧されて、軸部27aを中心として矢印U
方向に回動する。前記当接部27b及び押圧部27c
は、軸部27aを中心に、該軸部27aから押圧部27
cまでの長さを半径として、矢印U,V方向に回転す
る。第2可動子29は、該アーム体27により第2レバ
ー6の第2操作杆6fのストロークの移動距離を拡大さ
れて伝達され、大きく矢印Q方向に下降して、パッシン
グ、及びメイン・ディマスイッチが開閉する。
【0070】第3レバー3を矢印E方向に回動操作する
と、該第3レバー3は第1レバー22の軸心線を中心と
して、回動する。第3操作杆3aは、第3レバー3と共
に矢印E方向に回動して、プッシュロッド7を下降させ
る。該プッシュロッド7は、第3可動子8、及び可動接
点板12を下降させ、該可動接点板12が固定接点14
eに接触して、ワイパウォッシャが作動する。
【0071】該第3レバー3から手を離すと、該第3レ
バー3は、プッシュロッド7、及び第2可動子29を押
圧するスプリング28と、節度ばね16の弾性で、スチ
ールボール17が固定体18の節度溝に案内されて移動
して、元のOFF位置に復帰する。プッシュロッド7及
び第3可動子8は、復帰ばね9に付勢されて元のOFF
位置に復帰し、ワイパウォッシャが停止する。
【0072】回動ノブ4を矢印G方向に回動操作する
と、該回動ノブ4に軸止した第1レバー22が矢印Y方
向に同回転する。該第1レバー22は、第1操作杆22
aが共に回動して、第1可動子34を矢印M方向に回動
させる。可動接片35は、第1可動子34と共に回動し
て固定接点14dに接触し、ワイパが間欠的に作動す
る。更に回動ノブ4を矢印G方向に回動すると、前述し
た各部材が回動して、ワイパが連続的に低速作動する。
更に回動ノブ4を矢印G方向に回動操作すると、ワイパ
の速度が高速に切り替わる。
【0073】前記回動ノブ4を矢印H方向に回動操作す
ると、第1レバー22及び第1操作杆22aは、矢印Z
方向に回動する。可動接片35は、前記第1操作杆22
aに噛合した第1可動子34と共に、矢印P方向に回動
してワイパの低速位置、間欠位置、及びOFF位置に順
次切り替わり、元のOFF位置に復帰すると、ワイパが
停止する。
【0074】次に図7及び図8に基づき本発明の第2の
実施の形態を詳述する。本発明の第2の実施の形態は、
前述した板ばねで成るばね52をコイルばねとしたもの
である。以下、前述した第1の実施の形態と同一なもの
は、同一符号及び番号を用いてその説明を省略する。
【0075】ケース1は、第4可動子収納空間1pに、
第4可動子53を矢印S,T方向に移動自在に配設して
いる。該第4可動子53は、前述した第1の実施の形態
の第4可動子37にコイルばねで成るばね54の受座5
3aを形成したもので成る。該第4可動子53は、左右
方向指示灯を点滅させるターンシグナルスイッチの可動
接点板39を備えている。
【0076】前記受座53aは、円筒コイルばねで成る
ばね54が係合する略円錐状の突起53bを突出形成し
ている。該ばね54は、前記第4可動子収納空間1pに
隣接したばね収納空間1jに内設すると共に、一端を該
ばね収納空間1jの内壁に圧接し、他端部側を前記突起
53bに係合して保持されている。
【0077】本発明の第2の実施の形態は、以上のよう
な構成であり、その作用を詳述する。 操作レバー51
がニュートラル位置Nにあるとき、ターンシグナルスイ
ッチはOFFになっている。操作レバー51は、可動盤
24に設けた節度体44の球子45がOFF位置用の節
度溝1bに係合してOFF状態になっている。
【0078】このとき、ターンシグナルスイッチの第4
可動子53はOFFで、ばね54は、図7に示す位置に
ある。すなわち、該ばね54は、第4可動子53を押圧
して、操作レバー51の重さと長さL1によるモーメン
トを打ち消している。前記第4可動子53は、前記ばね
54より弾力がある節度ばね43が節度体44を押圧し
て節度溝1bに係合していることで、OFF状態に支持
されている。
【0079】このため、操作レバー51を矢印Aの上方
向の右方向指示位置から元のニュートラル位置Nに操作
したとき、ばね52の弾圧部52bが第4可動子37を
押圧していることで、抵抗が発生してニュートラル位置
Nに支持され、操作レバー51の長さL1と重さによる
オーバーランを防止することができる。
【0080】操作レバー51を矢印Bの下方向の左方向
指示位置に操作すると、固定ノブ21、第1レバー2
2、第2レバー6、第3レバー3及び可動盤24が軸部
24dを中心に矢印J方向に回動する。可動盤24は、
下面の第4操作杆24cが第4可動子53を矢印T方向
に移動させる。球子45は、OFF位置用の節度溝1b
から隣設した左方向指示位置用の節度溝1cに移動して
係合し、前記操作レバー51の左方向指示位置Bの状態
を保持する。
【0081】可動盤24が矢印J方向に回動したこと
で、該可動盤24上に載置したキャンセルカム46は、
下側の軸46aが山状側壁24nから麓側に移動する。
該キャンセルカム46の上側の軸46aは、長孔50a
内をキャンセル筒体側に移動し、衝当部46cがキャン
セル突起の回転移動軌跡内に移動する。第4可動子53
は、第3基板40の両側に突設した縁40aと第4可動
子収納空間1pの内壁に案内されて、矢印T方向に直線
移動し、可動接点板39が固定接点41に接触して左方
向指示灯が点滅する。
【0082】前記ばね54は、第4可動子53がOFF
位置からT方向に移動すると、該第4可動子53の移動
でばね54が受座53aに押圧されて圧縮した状態にあ
る。
【0083】そして、前記操作レバー51を反対の矢印
Aの上方向の右方向指示位置に操作すると、固定ノブ2
1、第1レバー22、第2レバー6、第3レバー3及び
可動盤24が軸部24dを中心に矢印I方向に回動す
る。可動盤24は、下面の第4操作杆24cが第4可動
子53を矢印S方向に移動させる。球子45は、OFF
位置用の節度溝1bから隣設した右方向指示位置用の節
度溝1cに移動して係合し、前記操作レバー51の右方
向指示位置Aの状態を保持する。
【0084】可動盤24が矢印I方向に回動したこと
で、該可動盤24上に載置したキャンセルカム46は、
下側の軸46aが山状側壁24nから麓側に移動する。
該キャンセルカム46の上側の軸46aは、長孔50a
内をキャンセル筒体側に移動し、衝当部46cがキャン
セル突起の回転移動軌跡内に移動する。第4可動子53
は、第3基板40の両側に突設した縁40aと第4可動
子収納空間1pの内壁とに案内されて、矢印S方向に直
線移動し、可動接点板39が固定接点41に接触して右
方向指示灯が点滅する。前記ばね54は、第4可動子5
3がOFF位置からS方向に移動すると、ばね54の弱
い弾力で押圧されている。
【0085】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成した
ので、次のような効果がある。請求項1の発明は、ケー
スを車体に対して傾斜、又は略垂直に設置し、かつ3つ
以上の操作ポジションを備えた操作レバーを略上下方向
に揺動操作することで、可動子が基板上を摺動して固定
接点に接離する車両用レバースイッチにおいて、前記可
動子が、ケースに形成した可動子収納空間内に移動自在
に配設すると共に、前記操作レバーを略下方向に揺動操
作したときに該可動子の移動に抵抗するばねを配設した
ことで、操作レバーを下方向に操作したとき、レバーの
長さや重さに影響して、オーバーランするという問題点
を解消することができる。
【0086】請求項2の発明は、前記請求項1記載の発
明において、前記ばねが、板ばねで形成すると共に、前
記可動子を可動子収納空間の内壁に圧接させたことで、
操作レバーを上方向に操作したときと下方向に操作した
ときの操作感の相違を解消して、操作フィーリングを良
好にすることができ。
【0087】請求項3の発明は、前記請求項2記載の発
明において、前記ばねが、一端部側に、前記可動子収納
空間に隣設したばね収納空間内に保持する弾性折曲部を
形成し、他端部側に、前記可動子収納空間の内壁に穿設
した窓を遊嵌して可動子に圧接する弾圧部を形成したこ
とで、ばねを容易に設置することができる。
【0088】請求項4の発明は、前記請求項3記載の発
明において、前記ばねの弾性折曲部が、端面をばね収納
空間内に形成したストッパに当接して配設し、角をばね
収納空間の奥壁に当接させて配設したことで、ばねをば
ね収納空間内に挿入することだけで、容易に固定し組付
けることができる。
【0089】請求項5の発明は、前記請求項1記載の発
明において、前記ばねが、コイルばねで形成すると共
に、一端を前記可動子収納空間に隣設したばね収納空間
の内壁に圧接し、他端を前記可動子の側面に形成した受
座に圧接させたこと、操作レバー下方向に操作したとき
の該操作レバーの重さ等による操作レバーのオーバーラ
ンを防止することができる。
【0090】請求項6の発明は、前記請求項5記載の発
明において、前記受座が、ばねを一端に係合して支持す
る突起を一体形成すると共に、前記突起が、前記操作レ
バーを略下方向に揺動操作したときに前記可動子が移動
する方向の側に突設したことで、部品点数等を増加させ
ることなく簡単な構造でばねを保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す図面で、分解
斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示す図面で、組付
け状態を示す要部拡大概略断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態を示す図面で、中央
部を縦断面した要部拡大斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態を示す図面で、ばね
の組付け状態を示す要部拡大分解斜視図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態を示す図面で、基板
を離脱し、ばねの組付け状態を示す要部拡大横断面図で
ある。
【図6】本発明の第1の実施の形態を示す図面で、基板
を離脱し、ばねの組付け状態を示す要部拡大縦断面図で
ある。
【図7】本発明の第2の実施の形態を示す図面で、基板
を離脱し、ばねの組付け状態を示す要部拡大底面図であ
る。
【図8】本発明の第2の実施の形態を示す図面で、基板
を離脱し、ばねの組付け状態を示す要部拡大縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1 ケース 1j ばね収納空間 1k ストッパ 1m 奥壁 1n 窓 1p 第4可動子収納空間 37,53 第4可動子 40 第3基板 41 固定接点 51 操作レバー 52,54 ばね 52a 弾性折曲部 52b 弾圧部 52c 端面 52d 角 53a 受座 53b 突起

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース(1)を車体に対して傾斜、又は
    略垂直に設置し、かつ3つ以上の操作ポジションを備え
    た操作レバー(51)を略上下方向に揺動操作すること
    で、可動子(37,53)が基板(40)上を摺動して
    固定接点(41)に接離する車両用レバースイッチにお
    いて、 前記可動子(37,53)を、ケース(1)に形成した
    可動子収納空間(1p)内に移動自在に配設すると共
    に、前記操作レバー(51)を略下方向に揺動操作した
    ときに該可動子(37,53)の移動に抵抗するばね
    (52,54)を配設したことを特徴とする車両用レバ
    ースイッチ。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の発明において、 前記ばね(52)は、板ばねで形成すると共に、前記可
    動子(37)を可動子収納空間(1p)の内壁に圧接さ
    せることを特徴とする車両用レバースイッチ。
  3. 【請求項3】 前記請求項2記載の発明において、 前記ばね(52)は、一端部側に、前記可動子収納空間
    (1p)に隣設したばね収納空間(1j)内に保持する
    弾性折曲部(52a)を形成し、 他端部側に、前記可動子収納空間(1p)の内壁に穿設
    した窓(1n)に遊嵌して可動子(37)に圧接する弾
    圧部(52b)を形成したことを特徴とする車両用レバ
    ースイッチ。
  4. 【請求項4】 前記請求項3記載の発明において、 前記ばね(52)の弾性折曲部(52a)は、端面(5
    2c)をばね収納空間(1j)内に形成したストッパ
    (1k)に当接して配設し、角(52d)をばね収納空
    間(1j)の奥壁(1m)に当接させて配設したことを
    特徴とする車両用レバースイッチ。
  5. 【請求項5】 前記請求項1記載の発明において、 前記ばね(54)は、コイルばねで形成すると共に、 一端を前記可動子収納空間(1p)に隣設したばね収納
    空間(1j)の内壁に圧接し、 他端を前記可動子(53)の側面に形成した受座(53
    a)に圧接させたことを特徴とする車両用レバースイッ
    チ。
  6. 【請求項6】 前記請求項5記載の発明において、 前記受座(53a)は、ばね(54)を一端に係合して
    支持する突起(53b)を一体形成すると共に、 前記突起(53b)は、前記操作レバー(51)を略下
    方向に揺動操作したときに前記可動子(53)が移動す
    る方向(T)の側に突設したことを特徴とする車両用レ
    バースイッチ。
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