JPH1153364A - 機械翻訳装置及び機械翻訳処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

機械翻訳装置及び機械翻訳処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JPH1153364A
JPH1153364A JP10149983A JP14998398A JPH1153364A JP H1153364 A JPH1153364 A JP H1153364A JP 10149983 A JP10149983 A JP 10149983A JP 14998398 A JP14998398 A JP 14998398A JP H1153364 A JPH1153364 A JP H1153364A
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JP10149983A
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Inventor
Hiroko Nozawa
裕子 野沢
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一括翻訳処理の後に翻訳処理が正常に行われ
なかった原言語文をユーザに示すことにより、編集作業
の負荷を軽減することが可能な機械翻訳装置及び機械翻
訳処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
な記録媒体を提供すること。 【解決手段】 翻訳処理が正常に行われなかった原言語
文の文番号を文番号記憶領域33に記憶する(S20
4:NO、S206)。翻訳対象範囲の翻訳処理が終了
した時(S202:NO)、前記文番号記憶領域33に
文番号が記憶されていれば(S208:YES)、それ
らの文番号を読み出してメッセージと共に出力装置50
に表示する(S209)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械翻訳装置及び
機械翻訳処理プログラムを記録したコンピュータ読み取
り可能な記録媒体に関し、詳しくは、所定の理由で翻訳
ができなかった原言語文についてユーザに表示し、編集
させる機械翻訳処理の技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、原言語を他の言語、すなわち目的
言語に翻訳して表示するようにした機械翻訳装置とし
て、原言語で記述された複数の原言語文を入力し、これ
らを一括して翻訳し、各々の原言語文に対応する目的言
語文を生成するようにしたものが開発されている。そし
て、このような機械翻訳装置は、基本的には入力された
翻訳対象の原言語文の全ての文を翻訳し、対応する目的
言語文を全て表示するように構成されている。
【0003】ところが、原言語文のデータが欠落してい
るなどの翻訳不可能な内容の場合もあり、このような場
合には、翻訳結果である目的言語文の表示処理は行わな
いように構成されていた。一方、翻訳処理が正常に行わ
れた場合であっても、生成された目的言語文の長さが表
示領域の制限を超えている場合等にも目的言語文の表示
処理は行わないように構成されていた。
【0004】また、翻訳処理が所定時間を超える場合
も、通常の翻訳処理を打ち切って表示処理は行わなかっ
たり、或いは、単語訳のみを表示して次の文の処理に移
るように構成されていた。
【0005】そして、ユーザは、翻訳処理終了後に目的
言語文の表示領域を見て、対応する目的言語文が表示さ
れていない原言語文を探して、見つからなければ翻訳が
成功したことを知り、見つかった場合は自ら目的言語文
を作成したり、その原言語文を編集し直した後、再度翻
訳処理を行うことにより所望の目的言語文の生成を行っ
ていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、すべて
の文について翻訳処理が正常に終了した場合であっても
その表示領域を確認しなければ正常に終了したかどうか
が分からない。そのため処理が終了した後、まず翻訳さ
れた結果である目的言語文の表示を一文毎に確認して、
翻訳文が生成されなかった文がなかったかを、すべての
目的言語文にわたって確認する煩雑な作業が必要である
という問題点があった。
【0007】さらに、翻訳結果である目的言語文が表示
されないような異常終了をした一文を発見したような場
合に、ユーザは原言語文の編集作業を行うために対応す
る原言語文を修正し再翻訳をするという作業を行わなけ
ればならないという問題点があった。特に、翻訳すべき
文が多数ある場合に、正常終了しなかった文が各所に散
らばってあるような場合は、その処理も大変で、修正漏
れなどが生じ易いという問題もあった。
【0008】そして、このような作業は、翻訳対象の原
言語文が多数ある場合でも、これらを一文一文、逐一画
面上に表示させてユーザが自分の目で確認しながら行う
しかなかったため、特に、翻訳対象の原言語文が多数あ
る場合にはユーザの負担は多大なものであるという問題
点があった。
【0009】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、一括翻訳処理の後に翻訳処理が
正常に行われたかどうかをユーザに示すことにより、煩
雑な確認作業をなくし、さらに原文の編集が必要な場合
でも、これらの文の発見を容易にし、これらを集中して
処理し編集作業の負荷を軽減することが可能な機械翻訳
装置及び機械翻訳処理プログラムを記録したコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明の機械翻訳装置では、原言語に
より記述され入力文記憶手段に入力された原言語文を、
目的言語に翻訳して目的言語文を生成する翻訳手段を備
え、複数の原言語文を前記翻訳手段により逐次目的言語
に翻訳して前記各原言語文に対応する目的言語文を一括
して生成し、出力文記憶手段に記憶し、表示手段に表示
するようにした機械翻訳装置において、前記翻訳手段に
よって各原言語文の翻訳処理が正常に行われたか否かを
判別する判別手段と、その判別手段により翻訳処理が正
常に行われなかったと判別された原言語文を識別するた
めの識別情報を記憶する情報記憶手段とを備えたことを
特徴とする。
【0011】この構成に係る機械翻訳装置では、翻訳処
理が正常に行われたかどうかを情報記憶手段に記憶し、
一括翻訳後にこれを示すことにより、ユーザは容易に正
常終了しなかった原文を知ることができ、煩雑な確認作
業をなくし後編集も容易にできる。
【0012】請求項2に係る発明の機械翻訳装置では、
請求項1に記載の機械翻訳装置の構成に加え、前記情報
記憶手段に記憶された識別情報がない場合は、翻訳処理
の正常な処理が行われたことを前記表示手段へ表示する
ための正常処理表示手段を備えたことを特徴とする。
【0013】この構成に係る機械翻訳装置では、翻訳処
理終了時に正常終了した場合には直ちにユーザに報知
し、ユーザは容易に正常終了したことが判るため、いち
いち処理が正常にできたかを翻訳後の全面に亘って確認
する必要がない。
【0014】請求項3に係る発明の機械翻訳装置では、
請求項1又は請求項2に記載の機械翻訳装置の構成に加
え、前記情報記憶手段に識別情報が記憶されている場合
には、翻訳処理が正常に行われなかったことを前記表示
手段へ表示するための異常処理表示手段を備えたことを
特徴とする。
【0015】この構成に係る機械翻訳装置では、処理終
了時に正常終了できなかった文がある場合には、すぐに
ユーザが判るため、いちいち確認する必要なしに、処理
が正常にできなかった原文の再編集等に直ちに取り掛か
ることができる。
【0016】請求項4に係る発明の機械翻訳装置では、
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の機械翻訳装置
の構成に加え、前記情報記憶手段に記憶された識別情報
を読み出して前記表示手段へ表示するための情報表示手
段を備えたことを特徴とする。
【0017】この構成に係る機械翻訳装置では、正常に
翻訳処理が終了できなかった原文については画面に表示
されるため、どの文が正常に終了しなかったのかを探し
て確認することなく、直ちに目的の文の再編集等ができ
る。
【0018】請求項5に係る発明の機械翻訳装置では、
請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の機械翻訳装置
の構成に加え、前記情報記憶手段に記憶された識別情報
に基づいて対応する原言語文を読み出して、当該原言語
文と、当該原言語文についての翻訳結果を前記表示手段
へ表示するための原文表示手段を備えたことを特徴とす
る。
【0019】この構成に係る機械翻訳装置では、正常に
終了できなかった原文が判るだけでなく、翻訳結果を見
ることによりどういう原因で翻訳ができなかったかとい
うことも分かるため、より適切な処理をすることができ
る。
【0020】請求項6に係る発明の機械翻訳装置では、
請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の機械翻訳装置
の構成に加え、前記表示手段に前記複数の原言語文が表
示された状態で、前記情報記憶手段に記憶された識別情
報に対応する原言語文の表示位置にカーソル表示を行う
カーソル表示手段を、更に備えたことを特徴とする。
【0021】この構成に係る機械翻訳装置では、正常に
翻訳処理が終了しなかった原文を元のファイルで直接表
示するため、いちいち原文を参照するために元ファイル
を見に行かなくてもよく前後関係等を考慮しながら後編
集するのに便利である。
【0022】請求項7に係る発明の機械翻訳装置では、
請求項5に記載の機械翻訳装置の構成に加え、前記原文
表示手段に表示された原言語文を編集する編集手段と、
前記編集手段により編集された原言語文を前記翻訳手段
により再翻訳する再翻訳手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0023】この構成に係る機械翻訳装置では、正常終
了しなかった原文については表示され、この表示された
原文を修正し機械翻訳が可能になった場合、そのまま再
び機械翻訳することができるので、ユーザが自ら手作業
で再翻訳する手間がない。
【0024】請求項8に係る発明の機械翻訳装置では、
請求項7に記載の機械翻訳装置の構成に加え、前記入力
文記憶領域に記憶された原言語文を、前記原文表示手段
に読み出され前記編集手段により編集された原言語文と
置換え、前記出力文記憶領域に記憶された目的言語文
を、前記再翻訳手段により再翻訳された訳文と置換える
置換え手段を備えたことを特徴とする。
【0025】この構成に係る機械翻訳装置では、複数の
修正箇所がある場合、表示された修正用の画面で原文を
修正するだけで、元のファイルの修正も行ってしまうた
め、後編集が極めて効率的にできる。
【0026】請求項9に係る発明の機械翻訳装置では、
請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の機械翻訳装置
の構成に加え、前記判別手段は、各原言語文が翻訳可能
であるか否かを判別するように構成されたことを特徴と
する。
【0027】この構成に係る機械翻訳装置では、翻訳が
可能か否かが判別されユーザはその判別結果だけを見れ
ば判るため、これらについてのみ、原文の修正をすれば
よい。また、翻訳処理が所定時間よりも長くかかってし
まって翻訳しきれなかったようなものも、正常に終了し
なかったものと扱うことができる。
【0028】請求項10に係る発明の機械翻訳装置で
は、請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の機械翻訳
装置の構成に加え、前記判別手段は、生成された目的言
語文が前記表示手段へ表示可能か否かを判別するように
構成されたことを特徴とする。
【0029】この構成に係る機械翻訳装置では、表示で
きなかった文をすべて判別することができる。そのた
め、翻訳処理自体には問題がないが、表示エリアが確保
できず表示が可能でないと判別された場合でも判別手段
で正常終了しなかったものと扱うことができる。従っ
て、このような文も適切な後編集をすることができる。
【0030】請求項11に係る発明の機械翻訳処理プロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
では、コンピュータに、原言語により記述され入力文記
憶手段に入力された原言語文を、目的言語に翻訳して目
的言語文を生成する翻訳の手順と、複数の原言語文を前
記翻訳の手順により逐次目的言語に翻訳して前記各原言
語文に対応する目的言語文を一括して生成し、出力文記
憶手段に記憶し、表示手段に表示する手順を実行させる
機械翻訳処理プログラムにおいて、前記翻訳の手順によ
って各原言語文の翻訳処理が正常に行われたか否かを判
別する判別の手順と、その判別の手順により翻訳処理が
正常に行われなかったと判別された原言語文を識別する
ための識別情報を記憶する情報記憶の手順とを備えたこ
とを特徴とする。
【0031】この構成に係る機械翻訳処理プログラムを
記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体では、コ
ンピュータに、一括翻訳処理の後に翻訳処理が正常に行
われたかどうかを情報記憶手段に記憶する手順を実行さ
せこれを示すことにより、ユーザは容易に正常終了しな
かった原文を知ることができ、煩雑な確認作業をなくし
後編集も容易にできる。
【0032】請求項12に係る発明の機械翻訳処理プロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
では、請求項11に記載の機械翻訳処理プログラムを記
録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の構成に加
え、前記コンピュータに、前記情報記憶の手順により記
憶された識別情報がない場合は、翻訳処理の正常な処理
が行われたことを前記表示手段へ表示するための正常処
理表示の手順を実行させるプログラムを備えたことを特
徴とする。
【0033】この構成に係る機械翻訳処理プログラムを
記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体では、コ
ンピュータに、処理終了時に正常終了した場合にはユー
ザが判るように処理を実行するため、いちいち処理が正
常にできたかを翻訳後の全面に亘って確認する必要がな
い。
【0034】請求項13に係る発明の機械翻訳処理プロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
では、請求項11又は請求項12に記載の機械翻訳処理
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体の構成に加え、前記コンピュータに、前記情報記憶
の手順により識別情報が記憶されている場合には、翻訳
処理が正常に行われなかったことを前記表示手段へ表示
するための異常処理表示の手順を実行させるプログラム
を備えたことを特徴とする。
【0035】この構成に係る機械翻訳処理プログラムを
記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体では、コ
ンピュータに、処理終了時に正常終了できなかった文が
ある場合には直ちにユーザに判るように処理を実行させ
るため、元ファイルをいちいち確認する必要なしに、直
ちに処理が正常にできなかった原文の再編集等に取り掛
かることができる。
【0036】請求項14に係る発明の機械翻訳処理プロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
では、請求項11乃至請求項13のいずれかに記載の機
械翻訳処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り
可能な記録媒体の構成に加え、前記コンピュータに、前
記情報記憶の手順により記憶された前記識別情報を読み
出して前記表示手段へ表示するための情報表示の手順を
実行させるプログラムを備えたことを特徴とする。
【0037】この構成に係る機械翻訳処理プログラムを
記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体では、コ
ンピュータに、正常に翻訳処理が終了できなかった原文
については画面に表示させるように処理を実行させるた
め、どの文が正常に終了しなかったのかを探して確認す
ることなく、直ちに目的の文の再編集等ができる。
【0038】請求項15に係る発明の機械翻訳処理プロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
では、請求項11乃至請求項14のいずれかに記載の機
械翻訳処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り
可能な記録媒体の構成に加え、前記コンピュータに、前
記情報記憶の手順により記憶された識別情報に基づいて
対応する原言語文を読み出して、当該原言語文と、当該
原言語文についての翻訳結果を前記表示手段へ表示する
ための原文表示の手順を実行させるためのプログラムを
備えたことを特徴とする。
【0039】この構成に係る機械翻訳処理プログラムを
記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体では、コ
ンピュータに、正常に終了できなかった原文が判るだけ
でなく、どういう原因で翻訳ができなかったかというこ
ともユーザに分かるように処理を実行させるため、より
適切な処理をするコンピュータができる。
【0040】請求項16に係る発明の機械翻訳処理プロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
では、請求項11乃至請求項15のいずれかに記載の機
械翻訳処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り
可能な記録媒体の構成に加え、前記コンピュータに、前
記表示手段に前記複数の原言語文が表示された状態で、
前記情報記憶の手順により記憶された識別情報に対応す
る原言語文の表示位置にカーソル表示を行うカーソル表
示の手順を実行させるプログラムを備えたことを特徴と
する。
【0041】この構成に係る機械翻訳処理プログラムを
記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体では、正
常に翻訳処理が終了しなかった原文を元のファイルで直
接表示するため、前後関係等を考慮しながら後編集する
のに便利である。
【0042】請求項17に係る発明の機械翻訳処理プロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
では、請求項15に記載の機械翻訳処理プログラムを記
録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の構成に加
え、前記コンピュータに、前記原文表示の手順により表
示された原言語文を編集する編集の手順と、前記編集の
手順により編集された原言語文を前記翻訳の手順により
再翻訳する再翻訳の手順とを実行させるプログラムを備
えたことを特徴とする。
【0043】この構成に係る機械翻訳処理プログラムを
記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体では、コ
ンピュータに、正常終了しなかった原文について、その
表示された原文を修正し機械翻訳が可能になった場合、
そのまま機械に再翻訳するように処理を実行させるの
で、ユーザが自ら手作業で再翻訳する手間がない。
【0044】請求項18に係る発明の機械翻訳処理プロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
では、請求項17に記載の機械翻訳処理プログラムを記
録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の構成に加
え、前記コンピュータに、前記入力文記憶領域の原言語
文を、前記原文表示の手順により読み出され、前記編集
の手順により編集された原言語文と置換える手順と、前
記出力文記憶領域に記憶された目的言語文を、前記再翻
訳の手順により再翻訳された訳文と置換える手順とから
なる置換えの手順を実行させるプログラムを備えたこと
を特徴とする。
【0045】この構成に係る機械翻訳処理プログラムを
記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体では、コ
ンピュータに複数の修正箇所がある場合、表示された修
正用の画面で原文を修正するだけで、元のファイルの修
正も行ってしまう処理をさせることができるため、後編
集が極めて効率的にできる。
【0046】請求項19に係る発明の機械翻訳処理プロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
では、請求項11乃至請求項18のいずれかに記載の機
械翻訳処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り
可能な記録媒体の構成に加え、前記判別の手順は、各原
言語文が翻訳可能であるか否かを判別する手順を実行さ
せるように構成されたことを特徴とする。
【0047】この構成に係る機械翻訳処理プログラムを
記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体では、翻
訳が可能でないと判別された場合には、原文の修正が不
可欠であるが、この構成に係る機械翻訳装置では、コン
ピュータに、翻訳が可能か否かを判別させ、ユーザはそ
の判別結果だけを見れば判るため、これらについてのみ
原文の修正をすればよい。また、翻訳処理が所定時間よ
りも長くかかってしまって翻訳しきれなかったようなも
のも、正常に終了しなかったものと扱うことができる。
【0048】請求項20に係る発明の機械翻訳処理プロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
では、請求項11乃至請求項19のいずれかに記載の機
械翻訳処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り
可能な記録媒体の構成に加え、前記判別の手順は、生成
された目的言語文が前記表示の手順により表示可能か否
かを判別するように構成されたことを特徴とする。
【0049】この構成に係る機械翻訳処理プログラムを
記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体では、コ
ンピュータに、表示できなかった文をすべて判別させる
ことができる。そのため、翻訳処理自体には問題がない
が、表示エリアが確保できず表示が可能でないと判別さ
れた場合でも判別手段で正常終了しなかったものと扱う
ことができ、このような文も適切な後編集をすることが
できる。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、最初に本発明の第一の実施
の形態について図面を参照して説明する。
【0051】ここでは、原言語としての日本語文を目的
言語としての英語文に翻訳する日英機械翻訳装置を例に
して説明する。なお、翻訳対象となる原言語文を原文
と、翻訳結果である目的言語文を訳文という。
【0052】まず、図1を参照して、本実施の形態の日
英機械翻訳装置全体の構成を説明する。
【0053】図1に示すように、本実施形態の日英機械
翻訳装置は入力装置10、出力装置50、CPU20、
RAM30、ROM40、外部記憶装置60からなる。
【0054】CPU20は、装置全体を制御するための
中央処理装置であり、入力装置10、出力装置50、R
AM30、ROM40、外部記憶装置60は、それぞれ
CPU20に接続されている。
【0055】入力装置10は、キーボード、マウス等か
らなり、翻訳の対象となる日本語文や指示コマンド等を
入力する。
【0056】出力装置50は、CRT等からなり、入力
された日本語文や翻訳結果である英語文を表示する。
尚、出力装置50は本発明の表示手段の構成部分であ
る。
【0057】RAM30は、入力された日本語文を記憶
するための入力バッファ領域31と、翻訳結果の英語文
を記憶するための出力バッファ領域32と、翻訳処理が
正常に行われなかった文の文番号を記憶するための文番
号記憶領域33と、翻訳処理において使用されるパラメ
ータ等を一時的に記憶するためのワークエリア34とか
らなる。尚、本実施形態においては、入力バッファ領域
31は、本発明の入力文記憶手段に、出力バッファ領域
32は、本発明の出力文記憶手段に、文番号記憶領域3
3は本発明の情報記憶手段に夫々対応するものである。
【0058】ROM40は、プログラムやデータを格納
するものであり、各種処理を行うための制御プログラム
41と、与えられた日本語文を翻訳するためにシステム
が予め用意した辞書を格納した翻訳辞書としての辞書部
43と、辞書情報を参照しながら翻訳を進めるための文
法ルールを格納した翻訳処理部としての文法部44とか
らなる。
【0059】制御プログラム41には、翻訳部45と、
前記文番号記憶領域33へ文番号を記憶させるための記
憶部46と、前記出力装置50へメッセージを表示する
ための表示部47と、カーソル表示を移動させるための
カーソル移動部48とが含まれている。尚、翻訳部45
はCPUに翻訳の手順を実行させて本発明の翻訳手段と
して機能させ、表示部47はCPUに情報表示の手順を
実行させて本発明の情報表示手段として機能させ、カー
ソル移動部48はCPUにカーソル表示の手順を実行さ
せ本発明のカーソル表示手段として機能させる。
【0060】さらに、外部記憶装置60には、使用者が
希望に応じて用意する専門用語辞書や、使用者が翻訳結
果に反映させるために自ら作成するユーザー辞書等を格
納する。
【0061】図2は、本実施形態の日英翻訳装置におい
て、複数文を一括して翻訳する処理を説明するフローチ
ャートである。
【0062】本実施の形態の日英翻訳装置では、原言語
の文書テキストを記憶装置から読み込んだり、入力装置
から入力したりする際に、翻訳部45において一回に翻
訳する単位毎に区切って、文番号を付与するように構成
されている。
【0063】従って、図2のフローチャートにおいて、
複数文を一括翻訳する際には、日本語のそれぞれの文章
に順に文番号が付与されている。図3(a)は翻訳処理
前の画面イメージを示している。
【0064】まず、文書全体、あるいは所望する範囲の
複数文の翻訳のスタートを指示すると、初期設定処理が
行われる。具体的には、ワークエリア34上に設けられ
た変数iに複数文からなる翻訳範囲の最初の文章に予め
付与されている文番号の値が、変数Nに翻訳範囲の最終
の文章に予め付与されている文番号の値がそれぞれ設定
されるとともに、文番号記憶領域33の記憶内容がクリ
アされる(ステップ201、以下ステップをSと略記す
る。以下同様)。
【0065】次に、文番号iが翻訳範囲の最終の文章の
文番号の値N以下である場合は(S202:YES)、
翻訳部45のプログラムによりi番目の原言語文(日本
文)の翻訳処理を行う(S203)。例えば、文番号i
=1、最終文の文番号N=200の場合は、i≦Nの関
係が成り立つので、1番目の日本文の翻訳処理を行う。
尚、翻訳処理の内容については周知の技術であるので、
詳細な説明は省略する。
【0066】そして、翻訳処理が正常終了したか否かを
判断し(S204)、正常終了した場合には(S20
4:YES)、翻訳結果である目的言語文(英文)の表
示処理を行う(S205)。一方、翻訳処理が正常終了
しなかった(異常終了)した場合には(S204:N
O)、前記記憶部46のプログラムにより文番号iの内
容を文番号記憶領域33に記憶する(S206)。
【0067】この時の文番号記憶領域33の状態を、図
4(a)に模式的に示す。この文番号記憶領域33は複
数の文番号が記憶できるように構成されており、以降の
翻訳処理において、翻訳処理が正常に行われなかった場
合は、図4(b)に示すように、前記記憶部46のプロ
グラムにより文番号iの内容が文番号記憶領域33に順
次記憶されていくのである。
【0068】次に、文番号iを+1した後(S20
7)、S202の処理に戻り、S202で文番号iが翻
訳範囲の最終文の文番号N以下の場合は(S202:Y
ES)、前記と同様に同様にS203乃至S207の処
理を実行する。
【0069】そして、S202で文番号iが最終文の文
番号Nを超えていると判断された場合は(S202:N
O)、翻訳処理が正常終了しなかった文章の文番号が文
番号記憶領域33に記憶されているか否かが判断され
(S208)、記憶されていない場合には(S208:
NO)、一括翻訳処理を終了し、記憶されている場合に
は(S208:YES)、前記文番号記憶領域33より
記憶されている文番号を読み出して、表示部47のプロ
グラムにより出力手段50へメッセージ表示を行った後
(S209)、一括翻訳処理を終了する。
【0070】図3(b)は一括翻訳が終了したときの画
面イメージを示す図である。図3(b)では、翻訳対象
の日本文の数が200である場合に、一括翻訳した結
果、1文目、20文目、103文目の翻訳結果が出力さ
れなかったことを示している。この時の文番号記憶領域
33の状態を図4(b)に模式的に示す。
【0071】ここで、翻訳処理が正常終了したか否かの
判断処理(S204)は、具体的には、図5に示すフロ
ーチャートのように行われる。
【0072】まず、日本文が翻訳可能であるか否かが判
断される(S2041)。翻訳可能でない場合は(S2
041:NO)、翻訳処理が正常に終了しなかったと判
断され、異常終了する。例えば、日本語が、辞書部43
に登録されていない「ん」だけの様な場合は、翻訳可能
でないので、対応する英文は生成されず、翻訳処理は異
常終了する。
【0073】一方、翻訳可能であった場合には(S20
41:YES)、翻訳処理により生成された英文が出力
手段50へ表示可能であるか否かが判断される(S20
42)。例えば、出力手段50の表示領域に制限がある
場合に、前記英文の文字数をカウントして、文字数が所
定値以下であるときは表示可能と判断し、所定値を超え
ているときは表示可能でないと判断するのである。表示
可能であると判断された場合には(S2042:YE
S)、翻訳処理は正常終了し、一方、表示可能でないと
判断された場合には(S2042:NO)、翻訳処理は
異常終了する。
【0074】尚、S2041乃至S2042の処理が、
本発明の判別の手順に相当し、この手順を実行するCP
U20が本発明の判別手段として機能するものである。
【0075】このように、一括翻訳処理の終了後、ユー
ザは、図3(b)に示したメッセージにより、翻訳結果
が出力されなかった文を知ることができるので、必要に
応じてこれらの日本文を表示して編集作業を行うことが
できる。
【0076】以下に、図6を参照してこの編集作業にお
ける処理について説明する。
【0077】図6は、翻訳結果が出力されなかった日本
文へカーソル表示を移動させて編集作業を行う場合の処
理を示すフローチャートである。尚、ここでは入力手段
としてマウスを用いるものとする。
【0078】図3(b)のメッセージ表示において、マ
ウスのクリックによるキー入力が無い場合には(S50
1:NO)、キー入力待ちとなる(S501)。
【0079】キー入力が有ると(S501:YES)、
その入力が文番号のクリックであるか否かが判断される
(S502)。
【0080】文番号がクリックされた場合には(S50
2:YES)、カーソル移動部48のプログラムにより
前記文番号記憶領域33から文番号の読み出しを行うと
ともに(S504)、その文番号の示す日本文へカーソ
ル表示を移動させる(S505)。そして、ユーザはカ
ーソルが表示された日本文の編集を行うことができる
(S507)。また、更に翻訳結果が出力されなかった
別の日本文の編集を行う場合には、メッセージ表示にお
いて別の文番号をクリックすることによりカーソル表示
を移動させて、前述したと同様に編集処理を行うことが
できる。
【0081】一方、文番号がクリックされなかった場合
には(S502:NO)、OKボタンがクリックされた
か否かが判断される(S503)。OKボタンがクリッ
クされなかった場合には(S503:NO)、キー入力
待ちとなる(S501)。OKボタンがクリックされた
場合には(S503:YES)、メッセージ表示が画面
から消去されて通常の画面に戻る。
【0082】次に、本発明の第二の実施の形態について
図面を参照して説明する。なお、第一の実施の形態と同
様の構成については、同一の符号をふることによりその
説明を省略する。
【0083】まず、図7を参照して、本実施の形態の機
械翻訳装置の構成の説明をする。本実施の形態も、原言
語を日本語とし、目的言語を英語とする日英機械翻訳装
置とし、翻訳対象となる原言語文を原文と、翻訳結果で
ある目的言語文を訳文と略記する。
【0084】図7に示すように、本実施形態の日英機械
翻訳装置も入力装置10、出力装置50、CPU20、
RAM30、ROM40、外部記憶装置60からなる。
【0085】CPU20は、装置全体を制御するための
中央処理装置であり、入力装置10、出力装置50、R
AM30、ROM40、外部記憶装置60は、それぞれ
CPU20に接続されている。出力装置50は、CRT
等からなり、入力された日本語文や翻訳結果である英語
文を表示する。
【0086】RAM30は、文番号、原文、訳文が保存
されるテキストエリア39と、入力された日本語文を一
文ずつ翻訳処理するため記憶するための入力バッファ領
域31と、翻訳結果の英語文を一文ずつ記憶するための
出力バッファ領域32と、翻訳処理が正常に行われなか
った文の原文を記憶するための編集文記憶領域38と、
翻訳処理において使用されるパラメータ等を一時的に記
憶するためのワークエリア34と、入力された原言語文
の判別処理の最初の文番号を記憶する開始番号記憶領域
35と、処理される最後の文番号を記憶する終了文番号
記憶領域36と、処理される文をカウントするためのカ
ウンタ37とからなる。尚、本実施の形態においては、
編集文記憶領域38は本発明の原文表示手段に対応し、
テキストエリア39が入力文記憶手段及び出力文記憶手
段に対応するものである。
【0087】ROM40は、プログラムやデータを格納
するものであり、各種処理を行うための制御プログラム
41と、与えられた日本語文を翻訳するためにシステム
が予め用意した辞書を格納した翻訳辞書としての辞書部
43と、辞書情報を参照しながら翻訳を進めるための文
法ルールを格納した翻訳処理部としての文法部44とか
らなる。
【0088】制御プログラム41には、翻訳プログラム
としての翻訳部45と、前記編集文記憶領域38へ原文
を記憶させるためのプログラムとしての記憶部46と、
前記出力装置50へメッセージを表示するためのプログ
ラムとしての表示部47と、正常終了しなかった原文を
読み込み、これを表示して編集し、再翻訳した結果を記
憶し、元の原文や翻訳文を書き換えるためのプログラム
としての編集部49とが含まれている。
【0089】さらに、外部記憶装置60には、使用者が
希望に応じて用意する専門用語辞書や、使用者が翻訳結
果に反映させるために自ら作成するユーザー辞書等を格
納する。
【0090】以下、第二の実施の形態の機械翻訳処理を
図7を参照してその処理の概略について説明する。ま
ず、本第二の実施形態に係る機械翻訳処理は、入力装置
10から入力された原文は、テキストエリア39に保存
され、翻訳指示に応じて一文ずつ入カバッフア領域31
に送られ、この入力バッアファ領域31に送られた原文
が翻訳処理の対象となる。
【0091】翻訳部45は、文法ルールを格納した文法
部44と翻訳辞書のデータを格納した辞書部43を参照
しながら翻訳処理を行う。生成された訳文は、テキスト
エリア39中の訳文エリアに保存される。
【0092】正常に翻訳された結果としての訳文が生成
できないと、翻訳部45は、本来の訳文をテキストエリ
ア39に保存する代わりに、翻訳ができなかった旨のメ
ッセージである所定の文字列を保存するとともに、その
文番号、原文と訳文に代える文字列を編集文記憶領域3
8に保存する。
【0093】図8は、第二の実施の形態の翻訳処理を示
すフローチャートである。以下、図8に沿って第二の実
施の形態の翻訳処理の流れを詳細に説明する。
【0094】翻訳対象文に付与された文番号を使って、
ユーザが、開始文番号と終了文番号を設定し(S10
1)、翻訳を指示する(S103)。すると、翻訳部4
5が、RAM中に用意されたカウンタ37に開始文番号
を代入し(S105)、このカウンタ37の値と同じ文
番号の原文をテキストエリア39から入力バッファ領域
31に送付する(S106)。この入カバッファ領域3
1中の原文について、翻訳処理が行なわれる。
【0095】フラグ(後述)をOFFにして(S10
7)、開始文番号の原文の翻訳を開始する(S10
9)。この翻訳処理に関しては、既知の技術であるので
詳細な説明は省略する。
【0096】翻訳処理が終わると、翻訳が成功したかど
うかを、翻訳結果文としての文字列が得られるかどうか
で調べる(S111)。文字列が得られれば翻訳成功で
(S111:YES)、その文字列を訳文として生成す
る(S113)。文字列が得られなければ翻訳失敗で
(S111:NO)、「翻訳不可能」の文字列を訳文と
して持たせる(S115)。
【0097】翻訳成功の場合は、生成した訳文が、制限
文字数以内であるかを調べ(S117)、制限文字数以
内であれば(S117:YES)、フラグをONにする
(S119)。すなわち、このフラグがONであるの
は、翻訳結果文が正常に生成され、表示されることを示
す。
【0098】生成された訳文が制限文字数以上であれば
(S117:NO)、生成された訳文のかわりに「制限
文字数オーバー」の文字列を訳文として持たせる(S1
21)。
【0099】こうして生成された訳文をテキストエリア
39中の該当する文番号の訳文エリアに保存し(S12
3)、必要に応じて出力手段に表示することができる。
【0100】その後、上記S119で付与されるフラグ
の状態を調べ(S125)、フラグがOFFであれば
(S125:YES)、文番号、原文、訳文を編集文記
憶領域38に保存する(S127)。
【0101】カウンタ37の値が、S101で設定され
た終了文番号と異なる時は(S129:NO)、カウン
タ37の値に1を加え(S131)、次の文の翻訳処理
を行う(S106〜S129)。カウンタ37の値と終
了文番号が同じであれば(S129:YES)、処理を
終了する。
【0102】なお、上述のフローチャートでは、翻訳で
きない場合として、原文が不備であるため翻訳できない
場合と、訳文が字数制限を超えるため訳文を表示できな
い場合を説明したが、さらに、一文の翻訳時間に予め制
限時間を設けて、制限時間内に翻訳できなかったような
場合には、処理を中止して次の文の翻訳に移るようにし
てもよい。そうすることで、無限ループに陥ってしまっ
たような場合にすべての文が翻訳できないといった弊害
を防止できる。この場合、図13に示す制限時間オーバ
ーで翻訳終了する場合の手順を示すフローチャートのよ
うな手順を実行することになる。
【0103】以下、図13に示すフローチャートに従っ
てこの手順を説明すると、まず、この手順は図8に示し
たフローチャートのS109の翻訳処理において実行さ
れる。ここで、変数設定をTφ:初期値、TN:現在時
間、TS:制限時間とする。制限時間は、ユーザが設定
するようにしてもよく、ここでは、60秒に設定したも
のとする。
【0104】まず、それぞれのパソコンが内蔵する時計
の時刻を初期値として変数に入れる(S1091)。翻
訳処理での1セッションを行う(S1093)。この1
セッションは例えば1つのルールとして捕らえてもよい
し、解析−変換−生成と流れるうちの1段階として捕ら
えてもよい。いくつもの文法ルールが集まって解析文
法、変換文法、生成文法のそれぞれを構成しており、翻
訳処理ではこれらの文法ルールを順にかけていくことに
よって原言語解析から目的言語生成が行われるからであ
る。1つのセッションが終わると、その時の時刻を変数
に入れる(S1095)。その時の時刻から初期値の時
刻を引くと、かかった時間が算出できる(S109
7)。設定時間より短ければ(S1097:NO)、次
のセッションへ行く。設定時間より長くかかっていれば
(S1097:YES)、「制限時間オーバー」の文字
列を訳文として持たせる(S1098)。
【0105】ここで、編集文記憶領域38に格納した原
文及び訳文については、それぞれ編集が可能なように構
成される。この編集の方法自体は既知の方法を用いて実
施できるのでここでは詳しく説明しないが、例えば、原
文をそのままに、ユーザが自分で翻訳した目的言語文を
作り、これを後述の方法でテキストエリア39に訳文と
して上書きしてもよく、また、原文のみを修正し、これ
を翻訳部45により修正した原文に基づいて再度機械翻
訳をするようにし、原文と訳文の両方を上書きするよう
に構成してもよい。なお、これらが本発明の編集の手順
及び再翻訳の手順に相当し、これらの手順を実行するC
PU20が本発明の編集手段及び再翻訳手段として機能
する。
【0106】次に、上記編集されて編集文記憶領域38
に格納された原文及び訳文について元ファイルとして文
番号、入力された原言語文、この原言語文が翻訳された
結果である目的言語文が格納されたテキストエリア39
へ上書き挿入する場合について説明する。
【0107】元ファイルとしてのテキストエリア39
と、原文表示手段として翻訳が正常に終了しなかった原
文を読み出し編集ウインドウ51として画面表示するた
めの文書を記憶する領域である編集文記憶領域38と
に、それぞれ格納した文同士を文番号を利用して関連を
持たせておく。この関係付けにより編集文記憶領域38
に原文と訳文を保存する時に、文番号も保存することに
よって、元の文書中での位置を知ることができる。
【0108】ユーザが編集文記憶領域38の原文や訳文
を編集して、元ファイルであるテキストエリア39への
上書き挿入を指示すると、編集文記憶領域38に保存さ
れていた文番号に該当する元ファイルであるテキストエ
リア39の位置へ、編集文記憶領域38での編集結果を
上書き挿入するように、テキストエリア39の編集前の
文番号に該当する文を消去し、あらためて編集文記憶領
域38に記憶されている編集済みの原文、訳文がコピー
される。なお、この手順が本発明の置換えの手順であ
り、この手順を実行するCPUが本発明の置換え手段と
して機能する。
【0109】ところで、ユーザが、編集文記憶領域38
で一文の原文を複数に分割するような編集を行った場
合、二文目以降は文番号を持たない。このような場合に
は、元ファイルであるテキストエリア39中での文番号
とは別の文番号を内部的に持たせる。この内部的な文番
号を子番号と呼ぶ。
【0110】図9は、編集文記憶領域38の内容を表示
する編集ウインドウ51を示す図である。この図9に示
すように560文目の訳文フィールド55に、「制限文
字数オーバー」のメッセージが表示されている。これは
翻訳の結果の訳文が長すぎて訳文フィールド55に表示
できなかったことを意味し、原因として原文が長すぎた
ことが考えられる。そのため、この原文を二つに分けた
場合、図10に示す様に編集ウインドウ51に分割され
た原文が原文フィールド54に表示されると共に、子番
号フィールド53が表示され子番号が1と2が分割され
た原文にそれぞれ関係づけられ付与されて二つの文がで
きる。元ファイルであるテキストエリア39に上書き挿
入する時は、子番号1の文を元ファイルであるテキスト
エリア39の560文目に上書きし、子番号2の文をそ
の後ろに挿入する。
【0111】テキストエリア39にも、子番号を管理す
る手段を設けておき、文番号、子番号を使うことによっ
て正しい位置に挿入できるように構成してもよい。
【0112】あるいは、上書き挿入処理中は、編集文記
憶領域38から上書き挿入された文の文番号は敢えて付
けないように構成してもよい。例えば上記の場合には、
一文目は、元ファイルであるテキストエリア39の56
0文目に上書き挿入されるが、二文目(以降)はその後
ろ(561文目の前)の位置に挿入されるが、文番号は
付与しない。
【0113】いずれの方法においても、全ての文の上書
き挿入処理が終了してから通し文番号を付与し直すよう
に構成することができる。
【0114】また、ユーザによる編集だけでなく、翻訳
部45による翻訳処理を編集文記憶領域38に保存され
ている原文について行えるように構成してもよい。
【0115】それによって、翻訳結果が得られなかった
原文に対して、ユーザは必要な編集作業と翻訳指示を行
うことができる。これらの作業により得られた訳文を確
認した上で、元ファイルであるテキストエリア39の適
切な位置に、原文と訳文を上書き挿入できる。
【0116】なお、上述の二つの実施の形態では、翻訳
が正常終了しなかった場合に、翻訳できなかった文番号
或いは原文等を画面表示したが、図11に示す画面表示
の例を示す図のように、文番号や原文を表示しないで、
先ず翻訳ができなかったことのみを伝える画面表示をす
るようにしてもよい。つまり、逆にこの画面が表示され
なければ翻訳がすべて正常に終了したことが分かり、全
文をチェックすることなく翻訳処理を終了することがで
きる。この場合は、画面のOKをクリックして、内容を
チェックしたい場合だけ編集ウインドウ51を呼び出す
ようにすればよい。そうすることにより、予め翻訳でき
ない文が分かっているような場合にいちいち、編集ウイ
ンドウ51を表示させずに次の処理に移ることができ
る。
【0117】さらに、翻訳処理がすべて正常に終了した
場合に、図12に示す画面表示の例を示す図のように、
正常終了を伝える画面を表示してもよい。この画面を表
示することにより、すべての翻訳が正常に終了したか
を、すべての文をチェックすることなくユーザは知るこ
とができる。
【0118】以上、本発明を二つの実施の形態で具体的
に詳述したが、本発明は以上詳述した実施の形態になん
ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
において、種々の変更を加えることができる。
【0119】例えば、前記第一の実施の形態の機械翻訳
装置は、判別プログラムと、情報表示プログラムと、カ
ーソル表示プログラムとがROM40に予め格納された
ものであるが、本発明は必ずしもこれに限定されるもの
ではない。例えば、これらのプログラムをフロッピーデ
ィスクやCD−ROM等の記録媒体に格納したものを読
み取り装置により読み取ることによって動作させること
もできる。また、有線若しくは無線回線を使用して外部
情報処理装置からプログラムを読み込んで動作させるこ
ともできる。この場合、前記フロッピーディスクやCD
−ROM、あるいは、外部情報処理装置の当該プログラ
ムを格納したメモリが本発明の記録媒体を構成すること
になる。
【0120】また、前記実施の形態においては、各文に
番号を付与し、その文番号を使ってメッセージの表示、
移動を行ったが、文番号を付与せず、翻訳できなかった
文の文頭の数文字を表示し、その際、文書全体における
その数文字の位置を記憶しておき、その記憶された位置
へカーソル表示を移動させるようにしてもよい。
【0121】また、前記実施の形態では、画面上のメッ
セージ内の文番号をクリックすることによりカーソル表
示を移動するように構成したが、キーボード上にカーソ
ル表示の移動を指示するためのキーを設定しておき、そ
のキーを押下することにより表示された文番号の日本文
へ順次カーソル表示を移動させるように構成してもよ
い。
【0122】さらに、図5に示すフローチャートにおい
て、生成された英文が出力手段50に表示可能であるか
否かを判断するように構成したが(S2042)、出力
手段50の表示領域に表示可能な文字数の制限等がない
場合には、この処理を設ける必要はない。
【0123】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
請求項1に係る発明の機械翻訳装置では、一括翻訳処理
の後に翻訳処理が正常に行われたかどうかを情報記憶手
段に記憶し、これを示すことができるという効果がある
ため、ユーザは容易に正常終了しなかった原文を知るこ
とができ、これを示すことにより、煩雑な確認作業をな
くし後編集も容易にできるという効果を奏する。
【0124】請求項2に係る発明の機械翻訳装置では、
正常終了した場合には処理終了時にユーザが直ちに判る
という効果があるため、いちいち処理が正常にできたか
を翻訳後の元ファイル全面に亘って確認する必要がなく
なるという効果を奏する。
【0125】請求項3に係る発明の機械翻訳装置では、
処理終了時に正常終了できなかった文がある場合にはユ
ーザが直ちに判るという効果があり、いちいち確認する
必要なしに、処理が正常にできなかった原文の再編集等
に取り掛かることができるという効果を奏する。
【0126】請求項4に係る発明の機械翻訳装置では、
正常に翻訳処理が終了できなかった原文については画面
に表示されるという効果があるため、どの文が正常に終
了しなかったのかを探して確認することなく、直ちに目
的の文の再編集等ができるという効果を奏する。
【0127】請求項5に係る発明の機械翻訳装置では、
正常に終了できなかった原文が判るだけでなく、どうい
う原因で翻訳ができなかったかということも分かるとい
う効果があり、より適切な処理をすることができるとい
う効果を奏する。
【0128】請求項6に係る発明の機械翻訳装置では、
正常に翻訳処理が終了しなかった原文を元のファイルで
直接表示するという効果があり、前後関係等を考慮しな
がら後編集するのに便利になるという効果を奏する。
【0129】請求項7に係る発明の機械翻訳装置では、
正常終了しなかった原文について、原文を修正すれば機
械翻訳が可能な場合、この表示された原文を修正すれ
ば、そのまま再び機械翻訳することができるという効果
があり、ユーザが自ら手作業で翻訳する手間がない。
【0130】請求項8に係る発明の機械翻訳装置では、
複数の修正箇所がある場合、表示された修正用の画面で
原文を修正するだけで、元のファイルの修正も行ってし
まうという効果があり、後編集が極めて効率的にできる
という効果を奏する。
【0131】請求項9に係る発明の機械翻訳装置では、
翻訳が可能か否か判別されるという効果があるため、ど
の文が翻訳できなかったかを判別結果だけを見ればユー
ザは知ることができ、ユーザ自身が判別しなくてもその
判別された結果のみを見ればどの翻訳文を修正すればよ
いかが分かり、ユーザの後編集の効率を高めることがで
きるという効果を奏する。また、翻訳処理が所定時間よ
りも長くかかってしまって翻訳しきれなかったようなも
のも、正常に終了しなかったものと扱うことができると
いう効果もある。
【0132】請求項10に係る発明の機械翻訳装置で
は、表示できなかった文をすべて判別することができる
という効果がある。そのため、翻訳できなかったような
場合はもちろん、翻訳処理自体には問題がないが表示エ
リアが確保できず表示が可能でないと判別された場合で
も判別手段で正常終了しなかったものと扱うことがで
き、このような文ももれなく、適切な後編集をすること
ができるという効果を奏する。
【0133】請求項11に係る発明の機械翻訳処理プロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
では、コンピュータに、一括翻訳処理の後に翻訳処理が
正常に行われたかどうかを情報記憶手段に記憶できると
いう効果があり、ユーザは容易に正常終了しなかった原
文を知るように処理することを実行させることができ、
これを示すことにより、煩雑な確認作業をなくし後編集
も容易にできるという効果を奏する。
【0134】請求項12に係る発明の機械翻訳処理プロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
では、コンピュータに、処理終了時に正常終了した場合
にはユーザが直ちに判るような処理を実行させることが
できるという効果があり、いちいち処理が正常にできた
かを翻訳後の全面に亘って確認する必要がなくなるとい
う効果を奏する。
【0135】請求項13に係る発明の機械翻訳処理プロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
では、コンピュータに、処理終了時に正常終了できなか
った文があった場合にはユーザが直ちに判るような処理
を実行させることができるという効果があるため、いち
いち確認する必要なしに、直ちに処理が正常にできなか
った原文の再編集等に取り掛かることができるようにな
るという効果を奏する。
【0136】請求項14に係る発明の機械翻訳処理プロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
では、コンピュータに、正常に翻訳処理が終了できなか
った原文については画面に表示されるように処理するこ
とを実行させることができるという効果があり、どの文
が正常に終了しなかったのかを探して確認することな
く、直ちに目的の文の再編集等ができるようになるとい
う効果を奏する。
【0137】請求項15に係る発明の機械翻訳処理プロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
では、コンピュータに、正常に終了できなかった原文が
判るだけでなく、どういう原因で翻訳ができなかったか
ということもユーザに分かるように処理を実行させるこ
とができるという効果があるため、より適切な後編集を
することができるという効果がある。
【0138】請求項16に係る発明の機械翻訳処理プロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
では、コンピュータに、正常に翻訳処理が終了しなかっ
た原文を元のファイルで直接表示する処理を実行させる
ことができるという効果があり、前後関係等を顧慮しな
がら後編集するのに便利になるという効果を奏する。
【0139】請求項17に係る発明の機械翻訳処理プロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
では、コンピュータに、正常終了しなかった原文につい
ては元ファイルで表示できるという効果があり、この表
示された元ファイルにより原文を修正すれば、再び機械
翻訳処理をさせることができ、ユーザが自ら手作業で再
翻訳する手間がなくなるという効果を奏する。
【0140】請求項18に係る発明の機械翻訳処理プロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
では、コンピュータに、複数の修正箇所がある場合、表
示された修正用の画面で原文を修正するだけで、元のフ
ァイルの修正も行ってしまう処理を実行させることがで
きるという効果があり、後編集が極めて効率的にできる
という効果を奏する。
【0141】請求項19に係る発明の機械翻訳処理プロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
では、コンピュータに、翻訳が可能か否か判別させる処
理を実行させることができるという効果があり、どの文
が翻訳できなかったかをユーザ自身が判別しなくても、
そのコンピュータに判別された結果のみを見ればどの翻
訳文を修正すればよいかが分かり、ユーザの後編集の効
率を高めることができるという効果を奏する。また、翻
訳処理が所定時間よりも長くかかってしまって翻訳しき
れなかったようなものも、正常に終了しなかったものと
扱うことができるという効果もある。
【0142】請求項20に係る発明の機械翻訳処理プロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
では、コンピュータに、表示できなかった文をすべて判
別させることができるという効果がある。そのため、翻
訳処理自体には問題がないが、表示エリアが確保できず
表示が可能でないと判別された場合でも判別手段で正常
終了しなかったものと扱うことができ、このような文も
適切な後編集をすることができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の機械翻訳装置の全
体構成を示すブロック図である。
【図2】複数文の一括翻訳処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【図3】複数文の一括翻訳前後の画面イメージを説明す
る説明図である。
【図4】文番号記憶領域の記憶内容を模式的に表した説
明図である。
【図5】翻訳処理が正常終了したか、若しくは異常終了
したかの判断処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】翻訳処理が異常終了した原言語文へのカーソル
移動処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】第二の実施の形態を示すブロック図である。
【図8】複数文の一括翻訳処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【図9】画面イメージを説明する説明図である。
【図10】編集文記憶領域(編集ウインドウ)の編集後
のイメージを説明する説明図である。
【図11】翻訳が正常終了しなかった文があった場合
に、それを知らせる画面の表示の一例を表わす図であ
る。
【図12】翻訳がすべて正常の終了した場合に表示する
画面の一例を表わす図である。
【図13】S109において制限時間オーバーで翻訳終
了するときの手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 入力装置 30 RAM 31 入力バッファ領域 32 出力バッファ領域 33 文番号記憶領域 34 ワークエリア 35 開始文番号記憶領域 36 終了文番号記憶領域 37 カウンタ 38 編集文記憶領域 39 テキストエリア 40 ROM 41 制御プログラム 43 辞書部 44 文法部 45 翻訳部 46 記憶部 47 表示部 48 カーソル移動部 50 出力装置 51 編集ウインドウ 52 文番号フィールド 53 子番号フィールド 54 原文フィールド 55 訳文フィールド

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原言語により記述され入力文記憶手段に
    入力された原言語文を、目的言語に翻訳して目的言語文
    を生成する翻訳手段を備え、複数の原言語文を前記翻訳
    手段により逐次目的言語に翻訳して前記各原言語文に対
    応する目的言語文を一括して生成し、出力文記憶手段に
    記憶し、表示手段に表示するようにした機械翻訳装置に
    おいて、 前記翻訳手段によって各原言語文の翻訳処理が正常に行
    われたか否かを判別する判別手段と、 その判別手段により翻訳処理が正常に行われなかったと
    判別された原言語文を識別するための識別情報を記憶す
    る情報記憶手段とを備えたことを特徴とする機械翻訳装
    置。
  2. 【請求項2】 前記情報記憶手段に記憶された識別情報
    がない場合は、翻訳処理の正常な処理が行われたことを
    前記表示手段へ表示するための正常処理表示手段を備え
    たことを特徴とする請求項1に記載の機械翻訳装置。
  3. 【請求項3】 前記情報記憶手段に識別情報が記憶され
    ている場合には、翻訳処理が正常に行われなかったこと
    を前記表示手段へ表示するための異常処理表示手段を備
    えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の機
    械翻訳装置。
  4. 【請求項4】 前記情報記憶手段に記憶された識別情報
    を読み出して前記表示手段へ表示するための情報表示手
    段を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のい
    ずれかに記載の機械翻訳装置。
  5. 【請求項5】 前記情報記憶手段に記憶された識別情報
    に基づいて対応する原言語文を読み出して、当該原言語
    文と、当該原言語文についての翻訳結果を前記表示手段
    へ表示するための原文表示手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の機械翻訳装
    置。
  6. 【請求項6】 前記表示手段に前記複数の原言語文が表
    示された状態で、前記情報記憶手段に記憶された識別情
    報に対応する原言語文の表示位置にカーソル表示を行う
    カーソル表示手段を、更に備えたことを特徴とする請求
    項1乃至請求項5のいずれかに記載の機械翻訳装置。
  7. 【請求項7】 前記原文表示手段に表示された原言語文
    を編集する編集手段と、 前記編集手段により編集された原言語文を前記翻訳手段
    により再翻訳する再翻訳手段とを備えたことを特徴とす
    る請求項5に記載の機械翻訳装置。
  8. 【請求項8】 前記入力文記憶領域に記憶された原言語
    文を、前記原文表示手段に読み出され前記編集手段によ
    り編集された原言語文と置換え、 前記出力文記憶領域に記憶された目的言語文を、前記再
    翻訳手段により再翻訳された訳文と置換える置換え手段
    を備えたことを特徴とする請求項7に記載の機械翻訳装
    置。
  9. 【請求項9】 前記判別手段は、各原言語文が翻訳可能
    であるか否かを判別するように構成されたことを特徴と
    する請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の機械翻訳
    装置。
  10. 【請求項10】 前記判別手段は、生成された目的言語
    文が前記表示手段へ表示可能か否かを判別するように構
    成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項9のいず
    れかに記載の機械翻訳装置。
  11. 【請求項11】 コンピュータに、 原言語により記述され入力文記憶手段に入力された原言
    語文を、目的言語に翻訳して目的言語文を生成する翻訳
    の手順と、複数の原言語文を前記翻訳の手順により逐次
    目的言語に翻訳して前記各原言語文に対応する目的言語
    文を一括して生成し、出力文記憶手段に記憶し、表示手
    段に表示する手順を実行させる機械翻訳処理プログラム
    において、 前記翻訳の手順によって各原言語文の翻訳処理が正常に
    行われたか否かを判別する判別の手順と、 その判別の手順により翻訳処理が正常に行われなかった
    と判別された原言語文を識別するための識別情報を記憶
    する情報記憶の手順とを備えたことを特徴とする機械翻
    訳処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体。
  12. 【請求項12】 前記コンピュータに、 前記情報記憶の手順により記憶された識別情報がない場
    合は、翻訳処理の正常な処理が行われたことを前記表示
    手段へ表示するための正常処理表示の手順を実行させる
    プログラムを備えたことを特徴とする請求項11に記載
    の機械翻訳処理プログラムを記録したコンピュータ読み
    取り可能な記録媒体。
  13. 【請求項13】 前記コンピュータに、 前記情報記憶の手順により識別情報が記憶されている場
    合には、翻訳処理が正常に行われなかったことを前記表
    示手段へ表示するための異常処理表示の手順を実行させ
    るプログラムを備えたことを特徴とする請求項11又は
    請求項12に記載の機械翻訳処理プログラムを記録した
    コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  14. 【請求項14】 前記コンピュータに、 前記情報記憶の手順により記憶された前記識別情報を読
    み出して前記表示手段へ表示するための情報表示の手順
    を実行させるプログラムを備えたことを特徴とする請求
    項11乃至請求項13のいずれかに記載の機械翻訳処理
    プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
    媒体。
  15. 【請求項15】 前記コンピュータに、 前記情報記憶の手順により記憶された識別情報に基づい
    て対応する原言語文を読み出して、当該原言語文と、当
    該原言語文についての翻訳結果を前記表示手段へ表示す
    るための原文表示の手順を実行させるためのプログラム
    を備えたことを特徴とする請求項11乃至請求項14の
    いずれかに記載の機械翻訳処理プログラムを記録したコ
    ンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  16. 【請求項16】 前記コンピュータに、 前記表示手段に前記複数の原言語文が表示された状態
    で、前記情報記憶の手順により記憶された識別情報に対
    応する原言語文の表示位置にカーソル表示を行うカーソ
    ル表示の手順を実行させるプログラムを備えたことを特
    徴とする請求項11乃至請求項15のいずれかに記載の
    機械翻訳処理プログラムを記録したコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体。
  17. 【請求項17】 前記コンピュータに、 前記原文表示の手順により表示された原言語文を編集す
    る編集の手順と、 前記編集の手順により編集された原言語文を前記翻訳の
    手順により再翻訳する再翻訳の手順とを実行させるプロ
    グラムを備えたことを特徴とする請求項15に記載の機
    械翻訳処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
  18. 【請求項18】 前記コンピュータに、 前記入力文記憶領域の原言語文を、前記原文表示の手順
    により読み出され、前記編集の手順により編集された原
    言語文と置換える手順と、 前記出力文記憶領域に記憶された目的言語文を、前記再
    翻訳の手順により再翻訳された訳文と置換える手順とか
    らなる置換えの手順を実行させるプログラムを備えたこ
    とを特徴とする請求項17に記載の機械翻訳処理プログ
    ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  19. 【請求項19】 前記判別の手順は、各原言語文が翻訳
    可能であるか否かを判別する手順を実行させるように構
    成されたことを特徴とする請求項11乃至請求項18の
    いずれかに記載の機械翻訳処理プログラムを記録したコ
    ンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  20. 【請求項20】 前記判別の手順は、生成された目的言
    語文が前記表示の手順により表示可能か否かを判別する
    ように構成されたことを特徴とする請求項11乃至請求
    項19のいずれかに記載の機械翻訳処理プログラムを記
    録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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