JP2000003365A - 機械翻訳システム、返信メール作成支援システム及び文書作成支援システム並びに機械翻訳方法、返信メール作成方法及び文書作成方法 - Google Patents

機械翻訳システム、返信メール作成支援システム及び文書作成支援システム並びに機械翻訳方法、返信メール作成方法及び文書作成方法

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JP2000003365A
JP2000003365A JP16879798A JP16879798A JP2000003365A JP 2000003365 A JP2000003365 A JP 2000003365A JP 16879798 A JP16879798 A JP 16879798A JP 16879798 A JP16879798 A JP 16879798A JP 2000003365 A JP2000003365 A JP 2000003365A
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JP16879798A
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Takayuki Sako
孝之 酒匂
Satoshi Kinoshita
聡 木下
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1言語の文書を翻訳して得られた第2言語
の翻訳文を他の文書に引用し、該他の文書を該1言語に
翻訳した場合でも、当該引用部分について正確に引用元
の表現を再現することを可能とする機械翻訳システムを
提供すること。 【解決手段】 第1言語の文書を第2言語の文書に翻訳
し、この翻訳により得られた第2言語の文書の少なくと
も一部を含むように作成された翻訳対象文書を第1言語
に翻訳する際に、該翻訳対象文書について翻訳が必要な
部分と不要な部分とを判断し、翻訳が必要と判断された
部分のみを翻訳する。また、翻訳対象文書における翻訳
が不要と判断された部分については、該部分に対応する
もとの第1言語の文書中の部分またはこれに編集を加え
た結果を翻訳結果として利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械翻訳を行う機
械翻訳システム、機械翻訳を伴う返信メールの作成を支
援する返信メール作成支援システム及び機械翻訳を伴う
文書作成を支援する文書作成支援システム並びに機械翻
訳方法、返信メール作成方法及び文書作成方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットの普及により外国
語の文書に触れる機械が増えてきており、また電子メー
ル等を使った外国語による情報受信、情報発信の機会も
増えてきている。また、情報流通や人的交流の国際化等
によって一般的にも外国語による文書と関わる機会が増
えてきている。このような背景から、簡便に外国語の文
書を書く必要性が高まってきている。
【0003】そこで、予め用意された例文を選ぶことに
よって簡単に外国語の文書を作成することができる外国
語文書作成システムもしくはそのソフトウェアが実用化
されている。しかしながら、この外国語文作成支援シス
テム等は、予め用意された例文、文型しか利用すること
ができず、自由に外国語文書を作成することを可能とす
るものではなかった。
【0004】一方、第1言語の文書を第2言語の文書に
翻訳する機械翻訳システムもしくはそのソフトウェアが
実用化されている。このような機械翻訳システム等を利
用すれば、母国語で書いた文書を外国語に翻訳し、ある
いは外国語で記述された文書を母国語に翻訳することが
可能となる。
【0005】しかしながら、機械翻訳システム等では、
次のような問題点があった。すなわち、外国語文書を閲
覧するために一旦、母国語に翻訳し、この翻訳した文書
を他の文書に引用して再度、当該外国語に翻訳するよう
なケースが、例えば、受信メールに対する返信メールの
作成やその他の文書作成等において生ずることがある
が、このように外国語文書の引用部分を一旦翻訳してし
まうと、この翻訳文を当該外国語に翻訳し直しても、も
との外国語文書における引用部分の表現を再現すること
ができないと言う不具合があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来、
第1言語の文書を第2言語の文書に翻訳し、その翻訳文
を他の文書に引用し、該他の文書を該1言語に翻訳した
場合、当該引用部分について引用元の表現を再現するこ
とがでいないという不具合があった。
【0007】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、第1言語の文書を翻訳して得られた第2言語の翻
訳文を他の文書に引用し、該他の文書を該1言語に翻訳
した場合でも、当該引用部分について正確に引用元の表
現を再現することを可能とする機械翻訳システム、返信
メール作成支援システム及び文書作成支援システム並び
に機械翻訳方法、返信メール作成方法及び文書作成方法
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)に係
る機械翻訳システムは、第1言語の文書を第2言語の文
書に翻訳する手段と、前記翻訳により得られた第2言語
の文書の少なくとも一部を含むように作成された翻訳対
象文書を第1言語に翻訳する際に、該翻訳対象文書につ
いて翻訳が必要な部分と不要な部分とを判断する手段
と、前記翻訳が必要と判断された部分のみを翻訳する手
段とを備えたことを特徴とする。
【0009】好ましくは、前記翻訳対象文書は、前記第
2言語の文書の全体を引用して作成された文書であるよ
うにしてもよい。好ましくは、前記翻訳対象文書は、前
記第2言語の文書から選択された部分を引用して作成さ
れた文書であるようにしてもよい。
【0010】好ましくは、前記翻訳対象文書中の前記第
2言語の文書を引用した部分には、当該部分が引用であ
ることを示すための所定の制御情報が付加されるように
してもよい。
【0011】好ましくは、前記判断は前記第1言語の文
書の第2言語への翻訳の際に得られた結果を利用して行
うようにしてもよい。好ましくは、前記翻訳対象文書中
の部分のうち前記第2言語の文書中の部分と一致する部
分を前記翻訳が不要な部分と判断するようにしてもよ
い。
【0012】好ましくは、前記翻訳対象文書に含まれる
前記第2言語の文書の部分は、該翻訳対象文書中におい
て該第2言語の文書の特定の部分を示す識別情報の形で
含まれており、前記翻訳対象文書中の部分のうち前記識
別情報の形で含まれている部分を前記翻訳が不要な部分
と判断するようにしてもよい。
【0013】好ましくは、前記翻訳対象文書における前
記翻訳が不要と判断された部分に対する翻訳結果とし
て、該部分に対応する前記第1言語の文書中の部分また
はこれに編集を加えた結果を利用するようにしてもよ
い。
【0014】好ましくは、前記翻訳が必要と判断された
部分に対する翻訳結果と、前記翻訳が不要と判断された
部分に対応する前記第1言語の文書中の部分またはこれ
に編集を加えた結果とを用いて、前記翻訳対象文書に対
する翻訳結果を作成する手段をさらに備えるようにして
もよい。
【0015】本発明(請求項10)に係る返信メール作
成支援システムは、受信された電子メールに含まれる第
1言語の文書を第2の言語の文書に翻訳する手段と、前
記第1言語の文書と前記第2の文書とを文単位に対応付
けて記憶する手段と、前記第2言語の文書を表示して該
第2言語の文書に対する編集入力を受け付けるととも
に、各文の発言主体を区別可能な形で表示する手段と、
前記編集された第2言語の文書の各文について、該文が
前記記憶する手段に記憶されている文と一致するか否か
判断する手段と、一致すると判断された文以外の文につ
いてのみ第1言語に翻訳する手段と、前記一致すると判
断された文以外の文を第1言語に翻訳させて得た文と、
前記一致すると判断された文に対応して前記記憶する手
段に記憶されている前記第1言語の文書の文とを用い
て、前記編集された第2言語の文書を第1言語へ翻訳し
た翻訳文書を作成する手段と、前記編集された第2言語
の文書に対する翻訳文書を用いて、前記受信された電子
メールに対する返信メールを作成する手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0016】本発明(請求項11)に係る文書作成支援
システムは、第1言語の文書を第2言語に翻訳する手段
と、前記第1言語の文書と前記第2言語の文書とを文単
位に対応付けて記憶する手段と、第2言語の新たな文書
を作成するための文書入力を受け付けるとともに、該作
成中の文の系列中の指定の位置に前記記憶する手段に記
憶されている第2言語の文のうちの指定の文を挿入すべ
き指示を受け付ける手段と、前記指定された文が前記指
定された位置に挿入された文の系列を含む前記新たに作
成された文書のうち、該挿入された文以外の文について
のみ第1言語に翻訳する手段と、前記挿入された文以外
の文を第1言語に翻訳させて得た文と、前記挿入された
文に対応して前記記憶する手段に記憶されている前記第
1言語の文書の文とを用いて、前記新たに作成された文
書を第1言語へ翻訳した翻訳文書を作成する手段とを備
えたことを特徴とする。
【0017】本発明(請求項12)に係る機械翻訳方法
は、第1言語の文書を第2言語の文書に翻訳し、前記翻
訳により得られた第2言語の文書の少なくとも一部を含
むように作成された翻訳対象文書を第1言語に翻訳する
際に、該翻訳対象文書について翻訳が必要な部分と不要
な部分とを判断し、前記翻訳が必要と判断された部分の
みを翻訳することを特徴とする。
【0018】本発明(請求項13)に係る返信メール作
成支援方法は、受信された電子メールに含まれる第1言
語の文書を第2の言語の文書に翻訳し、前記第1言語の
文書と前記第2の文書とを文単位に対応付けて記憶装置
に記憶し、前記第2言語の文書を表示して該第2言語の
文書に対する編集入力を受け付けるとともに、各文の発
言主体を区別可能な形で表示装置に表示し、前記編集さ
れた第2言語の文書の各文について、該文が前記記憶装
置に記憶されている文と一致するか否か判断し、一致す
ると判断された文以外の文についてのみ第1言語に翻訳
させ、前記一致すると判断された文以外の文を第1言語
に翻訳させて得た文と、前記一致すると判断された文に
対応して前記記憶装置に記憶されている前記第1言語の
文書の文とを用いて、前記編集された第2言語の文書を
第1言語へ翻訳した翻訳文書を作成し、前記編集された
第2言語の文書に対する翻訳文書を用いて、前記受信さ
れた電子メールに対する返信メールを作成することを特
徴とする。
【0019】本発明(請求項14)に係る文書作成支援
方法は、第1言語の文書を第2言語に翻訳し、前記第1
言語の文書と前記第2言語の文書とを文単位に対応付け
て記憶装置に記憶し、第2言語の新たな文書を作成する
ための文書入力を受け付けるとともに、該作成中の文の
系列中の指定の位置に前記記憶装置に記憶されている第
2言語の文のうちの指定の文を挿入すべき指示を受け付
け、前記指定された文が前記指定された位置に挿入され
た文の系列を含む前記新たに作成された文書のうち、該
挿入された文以外の文についてのみ第1言語に翻訳さ
せ、前記挿入された文以外の文を第1言語に翻訳させて
得た文と、前記挿入された文に対応して前記記憶装置に
記憶されている前記第1言語の文書の文とを用いて、前
記新たに作成された文書を第1言語へ翻訳した翻訳文書
を作成することを特徴とする。
【0020】本発明(請求項15)は、コンピュータ
に、第1言語の文書を第2言語の文書に翻訳させ、前記
翻訳により得られた第2言語の文書の少なくとも一部を
含むように作成された翻訳対象文書を第1言語に翻訳す
る際に、該翻訳対象文書について翻訳が必要な部分と不
要な部分とを判断させ、前記翻訳が必要と判断された部
分のみを翻訳させるためのプログラムを記録したコンピ
ュータ読取り可能な記録媒体を要旨とする。
【0021】本発明(請求項16)は、コンピュータ
に、受信された電子メールに含まれる第1言語の文書を
第2の言語の文書に翻訳させ、前記第1言語の文書と前
記第2の文書とを文単位に対応付けて記憶装置に記憶さ
せ、前記第2言語の文書を表示して該第2言語の文書に
対する編集入力を受け付けるとともに、各文の発言主体
を区別可能な形で表示装置に表示させ、前記編集された
第2言語の文書の各文について、該文が前記記憶装置に
記憶されている文と一致するか否か判断させ、一致する
と判断された文以外の文についてのみ第1言語に翻訳さ
せ、前記一致すると判断された文以外の文を第1言語に
翻訳させて得た文と、前記一致すると判断された文に対
応して前記記憶装置に記憶されている前記第1言語の文
書の文とを用いて、前記編集された第2言語の文書を第
1言語へ翻訳した翻訳文書を作成させ、前記編集された
第2言語の文書に対する翻訳文書を用いて、前記受信さ
れた電子メールに対する返信メールを作成させるための
プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒
体を要旨とする。
【0022】本発明(請求項17)は、コンピュータ
に、第1言語の文書を第2言語に翻訳させ、前記第1言
語の文書と前記第2言語の文書とを文単位に対応付けて
記憶装置に記憶させ、第2言語の新たな文書を作成する
ための文書入力を受け付けるとともに、該作成中の文の
系列中の指定の位置に前記記憶装置に記憶されている第
2言語の文のうちの指定の文を挿入すべき指示を受け付
けさせ、前記指定された文が前記指定された位置に挿入
された文の系列を含む前記新たに作成された文書のう
ち、該挿入された文以外の文についてのみ第1言語に翻
訳させ、前記挿入された文以外の文を第1言語に翻訳さ
せて得た文と、前記挿入された文に対応して前記記憶装
置に記憶されている前記第1言語の文書の文とを用い
て、前記新たに作成された文書を第1言語へ翻訳した翻
訳文書を作成させるためのプログラムを記録したコンピ
ュータ読取り可能な記録媒体を要旨する。
【0023】なお、装置に係る本発明は方法に係る発明
としても成立し、方法に係る本発明は装置に係る発明と
しても成立する。また、装置または方法に係る本発明
は、コンピュータに当該発明に相当する手順を実行させ
るための(あるいはコンピュータを当該発明に相当する
手段として機能させるための、あるいはコンピュータに
当該発明に相当する機能を実現させるための)プログラ
ムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体として
も成立する。
【0024】本発明によれば、第1言語(例えばユーザ
にとっての外国語)の文書を第2言語(例えばユーザに
とっての母国語)に翻訳した後、その翻訳文の全部また
は一部を第2言語の他文書に引用し、この他文書を第1
言語に翻訳するような場合に、該他文書を翻訳不要の部
分と分訳必要の部分とに分け、前者については翻訳処理
を行わずに元の第1言語の文書における表現を利用し、
後者については翻訳処理を行うことによって、より適切
な外国語文書を作成することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら発明の
実施の形態を説明する。図1に、本発明の一実施形態に
係る機械翻訳システムの構成例を示す。図1に示される
ように、本機械翻訳システムは、入力部101、制御部
102、引用部翻訳制御部103、翻訳部104、出力
部105、文書編集部106を備えている。
【0026】入力部101は、翻訳対象となる文書の入
力や、ユーザからの指示の入力などといった入力処理を
行うためのものである。翻訳対象となる文書の入力に
は、例えば、キーボード(キー入力)、記録媒体駆動装
置(磁気ディスクや磁気テープあるいは光ディスクなど
の記録媒体からの読み込み)、OCR(光学読取り)、
ネットワーク接続装置(通信による取得)、出力機能を
持つ他のコンピュータソフトウェア(プロセス間通信に
よる取得)などを使用することができる。また、任意の
複数種類の入力形態を使用可能としてもよい。なお、O
CRを使用する場合には、読み取った文字画像を文字認
識してコード列を生成する機能を用いる。
【0027】ユーザからの指示(例えば翻訳指示等)な
どの入力には、例えば、キーボード、マウスなどを用い
る。制御部102は、全体の制御を司る。
【0028】入力部101から入力されたデータは、制
御部102のメモリに一旦記憶された後、適宜、引用部
翻訳制御部103、翻訳部104、出力部105、文書
編集部106に渡される。
【0029】引用部翻訳制御部103は、予め得られた
翻訳結果を利用して、翻訳部104に送る文と翻訳結果
を利用する文とを判断し、文書の再翻訳を制御する。翻
訳部104は、制御部102から送られる文書を翻訳し
て、対訳データの形で制御部102に返し、また、引用
部翻訳制御部103から送られた文を翻訳して翻訳結果
を引用部翻訳制御部103に返す。前者の翻訳と後者の
翻訳では原文の言語と訳文の言語が逆の関係になる。翻
訳部104には一般的な翻訳手法を用いることができ
る。
【0030】出力部105は、元のデータや翻訳済みの
データなどをユーザに提示したり、他のアプリケーショ
ンに結果を渡すなどといった出力処理を行うためのもの
である。翻訳文の出力形態としては、例えば、翻訳文の
みを出力するものや、入力文書とその翻訳文とを併せて
出力するものなど種々の形態が考えられる。
【0031】出力部105としては、光学ディスプレイ
(ユーザに提示)、プリンタ(ユーザに提示)、ネット
ワーク接続装置(ネットワークを介して接続されたプリ
ンタに出力、あるいはネットワークを介して他の計算機
に転送等)、記録媒体駆動装置(磁気ディスクや磁気テ
ープあるいは光ディスクなどの記録媒体への保存)、半
導体メモリなどを用いることができる。また、任意の複
数種類の出力形態を使用可能としてもよい。
【0032】文書編集部106は、制御部102から送
られる文書をユーザの指示に基づいて編集したり、新た
に文書を作成するといった処理を行う。本実施形態によ
れば、第1言語(例えばユーザにとっての外国語)の文
書を第2言語(例えばユーザにとっての母国語)に翻訳
した後、その翻訳文の全部または一部を第2言語の他文
書に引用し、この他文書を第1言語に翻訳するような場
合に、引用された部分については翻訳処理を行わずに元
の表現を利用し、それ以外の新たに作成された部分につ
いては翻訳処理を行うことによって、より適切な外国語
文書を作成することができる。なお、引用された部分と
は、実際に引用された部分のみとする場合と、実際に引
用された部分と同一の表現を持つ新たに作成された部分
をも含む場合とが考えられる。
【0033】以下では、上記の機械翻訳システムの2つ
の適用例について詳しく説明する。最初に、第1の適用
例として、英語で記述された電子メールの内容を日本語
に翻訳して表示し、これに日本語で返信内容を記述した
文書を英語に翻訳し、これを返信メールの内容とする場
合を例にとって説明する。したがって、ここでは、入力
部101から受信された電子メールを入力し、出力部1
05から作成した返信メールを出力するものとする。ま
た、受信した電子メールからその内容等を取り出した
り、作成された内容等をもとに返信メールを作成するよ
うな一般的な電子メール機能は制御部102が持つもの
とする。
【0034】なお、以下では、受信した電子メール文書
(電子メールの内容部分)を原文メールと呼ぶものとす
る。まず、翻訳部104の翻訳機能について説明する。
本実施形態では、翻訳部104は、第1言語から第2言
語への翻訳機能と、第2言語から第1言語への翻訳機能
との両方を兼ね備える。第1言語や第2言語の種類とし
ては1つのみ備える形態と、複数備える形態が考えられ
る。
【0035】前者の場合にも、例えば、言語を英語と日
本語とし、原文メールの言語を英語または日本語のいず
れか一方に限定する方法と、原文メールの言語が英語で
も日本語でもよいものとする方法とが考えられる。
【0036】また、後者の場合には、例えば、原文メー
ルの言語とその翻訳先の言語(ユーザが表示・入力など
に用いる言語;以下、ユーザ使用の言語と呼ぶ)のいず
れも複数言語サポートする方法や、原文メールの言語は
複数言語サポートするがユーザ使用の言語は1つに限定
する方法などが考えられる。
【0037】そして、言語を選択可能な形態を取る場合
において、その言語の特定は、ユーザが設定する方法と
自動的に言語の種類を検出する方法とが考えられる。ユ
ーザが設定する方法としては、例えば、当該システムに
おいて選択できる言語の種類を表示し、その中からユー
ザが適宜選択して指示する方法が考えられる。
【0038】また、自動的に言語の種類を検出する方法
としては、例えば、(1)メールアドレスと言語の種類
の対応を登録しておき、原文メールの言語は、受信した
電子メールの送信元アドレスに対応して登録されている
言語とし、ユーザ使用の言語は、自ホストのメールアド
レス(もしくは自ノードが受信した電子メールの宛先ア
ドレス)に対応して登録されている言語とする方法、
(2)国の名称と言語の種類の対応を登録しておき、原
文メールの言語は、受信した電子メールの送信元アドレ
スから特定される国の名称に対応して登録されている言
語とし、ユーザ使用の言語は、自ホストのメールアドレ
ス(もしくは自ノードが受信した電子メールの宛先アド
レスから特定される国の名称に対応して登録されている
言語とする方法、(3)ユーザ使用の言語は、上記の
(1)または(2)のようにし、原文メールの言語は、
原文メールの内容(コード列)を分析して特定する方
法、(4)原文メールの言語は、上記の(1)ないし
(3)のいずれかのようにし、ユーザ使用の言語につい
ては予め登録しておく方法、(5)原文メールの言語
は、原文メールを一旦、表示させてユーザに指示させ、
ユーザ使用の言語については上記の(1)ないし(4)
のいずれかのようにする方法、(6)上記の複数のもの
を適宜組み合わせたもの(例えば、受信した電子メール
の送信元アドレスが登録されていなければ、ユーザに指
示させる)など、種々の方法が考えられる。
【0039】次に、図2に、受信した電子メール文書の
一例を示す。制御部102に入力された原文メールは、
翻訳部104に送られる。翻訳部104は、原文メール
が英文でユーザが日本語でメールを作成したい場合、英
日翻訳を行い翻訳結果を制御部102に返す。
【0040】図3に、制御部102に渡される翻訳結果
の一例を示す。図3では、翻訳結果は、行番号、原文、
訳文のセットによって構成される対訳データの形式にな
っている。
【0041】制御部102は、図3で例示される翻訳結
果のうち、訳文の部分を出力部105の光学ディスプレ
イに送り表示させる。図4に、翻訳結果の表示例を示
す。なお、図4では、電子メールの送信元アドレスも併
せて表示する例を示している。
【0042】さて、図4に例示されるように原文メール
が表示されると、ユーザは表示されているメールに対す
る返信メール作成の指示を入力部101を使って送る。
この指示は、例えば、キーボードのファンクションキー
に割り当ててもよいし、また、キーボードによるコマン
ド等の入力による指示としてもよし、画面上のコマンド
ボタンをマウスで指示させるようにしてもよい。
【0043】制御部102は、返信メール作成の指示を
受け取ると、図3に例示した翻訳結果のうち訳文のみで
構成される文書データを作成し、文書編集部106、出
力部105の光学ディスプレイに送る。
【0044】図5に訳文のみで構成される文書データの
例を、図6に返信メール作成用の表示例をそれぞれ示
す。図5において、“<!>”および“<¥!>”で表
している記号はそれぞれ引用部分の最初と最後を表す。
【0045】そして、図6に例示するように、制御部1
02から図5で例示されるようなデータを受け取った出
力部105は、図5の内容を引用部分であることがわか
るような形でユーザに提示する。図6では、返信文の先
頭に“>”記号が付けられているものを引用部分とする
例を示している。もちろん、文字の色や書体を変えるこ
となど、他の方法によって、引用部分がわかるようにし
てもよい。また、引用部分を区別して表示しない形態を
採用してもよい。
【0046】次に、ユーザは入力部101のキーボード
やマウスなどを使って引用部分の入った返信メールに追
加修正して返信メールを作成する。データの編集の命令
が与えられる度に制御部102は、文書編集部106に
図5で例示される文書に対する編集指示を出すととも
に、文書編集部106によって修正され結果を受け取っ
て出力部102の光学ディスプレイに送り表示させる。
【0047】図7に作成された返信メールの文書データ
の例を、図8にその表示例をそれぞれ示す。さて、返信
メールの作成が終了したらユーザは入力部101のキー
ボードもしくはマウスを使って返信メールに対する翻訳
指示を与える。
【0048】制御部102は、返信メールに対する翻訳
の指示を受け取ると、追加修正された返信メールの文書
データと原文メールの翻訳結果である対訳データとを引
用部翻訳制御部104に送る。
【0049】引用部翻訳制御部104は、返信メールの
文書データを対訳データと比較し、引用文については翻
訳を行わず対訳データの原文を用い、引用文以外につい
ては翻訳部103に送って原文メールの言語に翻訳させ
ることによって、返信メールの文書データに対する翻訳
文書を作成する。
【0050】図9に、返信メールの文書データに対する
翻訳文書を作成する処理手順の一例を示す。まず、ステ
ップS802で、変数Nを1とする。
【0051】次に、ステップS803に進み、変数Nが
返信メールの文書データの全行数を越えていないか否か
判断する。越えていない場合はステップS804で返信
メールの文書データのN行目の文を取り出し、ステップ
S805で同じ文が対訳データの中に存在するか否かを
調べる。存在しない場合はステップS806に進み、存
在する場合はステップS807に進み、それぞれの処理
を行う。ステップS806では、取り出された文を翻訳
部104に送り、翻訳結果を得て、ステップS808へ
進む。ステップS807では、対訳データから該当する
原文を取り出し、それを翻訳結果として、ステップS8
08へ進む。ステップS808では、変数Nを1増や
し、ステップS803へ戻る。なお、ステップS803
で変数Nが返信メールの全行数を越えている場合には処
理を終了する。
【0052】例えば、入力として図7の返信メールと図
3の対訳データが与えられたものとする。まず、変数N
は1であるので、ステップS802,S803,S80
4と進み、返信メールのの文書データ1行目の文“太郎
です”が得られる。
【0053】ステップS805において、取り出された
文“太郎です”が図3の対訳データの中にあるか否かを
調べるが、該文は存在しないので、ステップS806に
進み、翻訳部104によって翻訳結果“This is
Taro.”が得られ、ステップS808へ進む。
【0054】ステップS808で、変数Nを1増やし、
ステップS802,S803,S804と進み、返信メ
ールの文書データの2行目の文“<!>こんにちは太郎
<¥!>”が得られる。
【0055】“<!>、<¥!>”は、引用を表すマー
カーであるので、それを除いた部分で図3の対訳データ
を検索すると1行目のデータが得られ、ステップS80
7に進み、1行目の原文“Hi Taro”を翻訳結果
とし、ステップS808へ進む。
【0056】以上のように処理を繰り返すことによって
翻訳済みの返信メールの文書データが得られる。図10
に、翻訳済みの返信メールの文書データの表示例を示
す。
【0057】最後に、ユーザの指示などに応じて、制御
部102は、この翻訳済みの返信メールの文書データを
用いて送信可能な返信メールを作成し、出力部105か
ら出力する。
【0058】なお、上記の原文メールの翻訳において、
多言語の対訳コーパス等を利用してもよい。次に、第2
の適用例として、英語で記述された文を日本語に翻訳し
て得た文を引用した日本語による文書を作成し、これを
英語の文書に翻訳する場合を例にとって説明する。
【0059】ここでは、ユーザ使用の言語および翻訳す
べき言語を選択可能とする場合には、各言語の種類につ
いてユーザが設定もしくは指示するものとする。まず、
ユーザが図11に例示するような文書を入力部101を
使って入力し翻訳したとする。そして、第1の適用例と
同様に、制御部102は、翻訳部103に該文書を渡し
て翻訳させ、その翻訳結果を対訳データの形で受け取
り、また該訳文を表示させる。
【0060】図12に対訳データ例を、図13にその表
示例をそれぞれ示す。次に、ユーザは上記の文書とは別
に図14に例示する文書を入力部101を使って入力し
たとする。この文書は図15で示すような内部データ形
式でシステム内部に保管されているものとする。図15
の内部データは、文番号、文、参照ポインタのセットか
らなる。ここで、文は入力文、参照ポインタは挿入され
た内容を指すポインタを表す。
【0061】さて、ユーザは入力部101を使って図1
4および図15で示す文書内の文系列の所望の位置に図
12および図13で示す翻訳結果の所望の文を挿入する
指示をしたとする。
【0062】なお、この挿入すべき文の指示は、例え
ば、キーボード等で文の番号(当該文書における第何番
目の文かを示す値)を指定するようにしてもよいし、図
13のように表示された表示画面上において挿入したい
文の範囲を指定するようにしてもよい。また、この文を
挿入すべき位置の指示は、例えば、キーボード等で挿入
する直前(もしくは直後)の文の番号を指定するように
してもよいし、図14のように表示された表示画面上に
おいて挿入したい位置をキーボードやマウスを使って指
定するようにしてもよい。また、マウスを用いて、図1
3のように表示された表示画面上において挿入したい文
が表示されている所望の箇所にカーソルを位置させてド
ラッグし、カーソルを図14のように表示された表示画
面上において挿入したい位置まで移動させて、ドロップ
するようにしてもよい。
【0063】ここでは、ユーザは翻訳結果の1文目を作
成中の文書の2行目に挿入する指示を与えたとする。こ
の指示は、制御部102から文書編集部106に送ら
れ、文書編集部106は図15の内部データの1番目と
2番目の間に、翻訳結果の1文目を指す“$1”と言う
ポインタが入った新しいセットを埋込み、制御部102
に結果を返す。図16に、参照ポインタが入れられた文
書の内部データ例を示す。
【0064】制御部102は、その文書の内部データと
参照ポインタを使って、出力部105から修正結果を表
示する。図17に、その表示例を示す。図17では、挿
入部分を斜体で表示させているが、その他、括弧で囲
む、色を変える、といった形で区別して表示してもよい
し、挿入部分を区別せずに表示するものとしてもよい。
【0065】次に、ユーザは表示されている文書に対し
て翻訳指示を与えたとする。制御部102は、翻訳指示
を与えられると、図12のような対訳データおよび図1
6のような文書内部データを引用部翻訳制御部103に
送る。
【0066】引用部翻訳制御部103は、文書内部デー
タのうちで参照ポインタのある文については、参照ポイ
ンタ先の対訳データの原文を翻訳結果とし、参照ポイン
タがない文については、翻訳部103に送り、翻訳文書
を作成させる。
【0067】図18に、上記のように引用部分を含む作
成文書に対する翻訳文書を作成する処理手順の一例を示
す。まず、ステップS2802で変数Nを1とする。
【0068】次に、ステップS2803に進み、変数N
が作成文書の全行数を越えていないか否かを判断する。
越えていない場合はステップS2804でN番目の文書
内部データのセットを取り出し、ステップS2805で
データセットの中に参照ポインタが存在するかどうかを
調べる。存在しない場合はステップS2806に進み、
存在する場合はステップS2807に進み、それぞれの
処理を行う。ステップS2806では、取り出されたデ
ータセットにある文を翻訳部104に送り、翻訳結果を
得て、ステップS2808へ進む。ステップS2807
では、参照ポインタの指す対訳データのデータセットか
ら原文を取り出し、それを翻訳結果として、ステップS
2808へ進む。ステップS2808では、変数Nを1
増やし、ステップS2803へ戻る。なお、ステップS
2803で変数Nが作成文書の全行数を越えている場合
には処理を終了する。
【0069】例えば、入力として、図12の対訳データ
と図16の文書内部データが与えられたものとする。ま
ず、変数Nは1であるので、ステップS2802,S2
803,S2804と進み、文書内部データの1番目の
データセットが取り出される。このデータセットには参
照ポインタがないため、ステップS2806に進み、翻
訳結果として、“Yesterday,BCD New
s was printed the article
under here.”と言う訳文が得られ、ステ
ップS2808に進む。
【0070】ステップS2808では、Nを1増やし、
再度、ステップS2803に戻る。同様に、ステップS
2803,S2804と進み、文書内部データの2番目
のデータセットが取り出される。このデータセットには
参照ポインタがあるため、ステップS2807に進み、
対訳データの1番目の原文“YOSHIBA Cor
p.today announced a new a
mart television that auto
matically select the TV p
rogram users want.”が取り出され
る。
【0071】以上のように処理を繰り返すことによって
翻訳済みの作成文書が得られる。図19に、翻訳済みの
作成文書の表示例を示す。なお、本発明は上記した形態
に限定されるものではない。例えば、引用する文に対す
る修正を加えた場合なども参照ポインタを再構築するこ
とによって実現することができる。
【0072】また、上記では英文を日本語文に翻訳して
再度英文に再翻訳する場合について説明したが、もちろ
ん日本語文を英文に翻訳して再度日本語文に翻訳する場
合も同様に可能であり、他言語間に適用することも可能
である。
【0073】また、第1の適用例では、引用部分として
実データを用いて内部データを扱ったが、第2の適用例
のようにポインタを用いてもよい。一方、第2の適用例
では、引用部分としてポインタを用いて内部データを扱
ったが、第1の適用例のように実データを用いてもよ
い。
【0074】また、上記では、制御部102を介して各
部にデータを受け渡しするものとして説明したが、実デ
ータを渡すようにしてもよいし、実データが格納されて
いるアドレスなどのポインタ情報を渡すようにしてもよ
い。
【0075】以上、本発明の実施の形態について説明し
てきたが、以上の各機能は、ハードウェアを用いてもソ
フトウェアを用いても実現可能である。また、本実施形
態に係る機械翻訳システム(あるいは第1の適用例を返
送メール作成支援システムとしたもの、あるいは第2の
適用例を文書作成支援システムとしたもの)は、汎用計
算機を用いて実現することも、専用機として実現するこ
とも可能である。
【0076】また、本実施形態は、コンピュータに所定
の手順を実行させるための(あるいはコンピュータを所
定の手段として機能させるための、あるいはコンピュー
タに所定の機能を実現させるための)プログラムを記録
したコンピュータ読取り可能な記録媒体として実施する
こともできる。本発明は、上述した実施の形態に限定さ
れるものではなく、その技術的範囲において種々変形し
て実施することができる。
【0077】
【発明の効果】本発明によれば、第1言語の文書を第2
言語に翻訳した後、その翻訳文の全部または一部を第2
言語の他文書に引用し、この他文書を第1言語に翻訳す
るような場合に、該他文書を翻訳不要の部分と分訳必要
の部分とに分け、前者については翻訳処理を行わずに元
の第1言語の文書における表現を利用し、後者について
は翻訳処理を行うことによって、より適切な外国語文書
を作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】システムの構成図
【図2】原文メール例
【図3】対訳データ例
【図4】原文メール表示例
【図5】訳文のみで構成される文書データ例
【図6】訳文のみで構成される文書データの表示例
【図7】返信メール例
【図8】返信メール表示例
【図9】引用部翻訳制御部のフロー図
【図10】翻訳された返信メール表示例
【図11】入力文書例
【図12】対訳データ例
【図13】訳文のみが表示されている対訳データの表示
【図14】ユーザ作成文書例
【図15】ユーザ作成文書の文書内部データ例
【図16】文書が挿入された後の文書内部データ例
【図17】文書が挿入された後の文書表示例
【図18】引用部翻訳制御部のフロー図
【図19】翻訳された文書データ表示例
【符号の説明】 101…入力部 102…制御部 103…引用部翻訳制御部 104…翻訳部 105…出力部 106…文書編集部

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1言語の文書を第2言語の文書に翻訳す
    る手段と、 前記翻訳により得られた第2言語の文書の少なくとも一
    部を含むように作成された翻訳対象文書を第1言語に翻
    訳する際に、該翻訳対象文書について翻訳が必要な部分
    と不要な部分とを判断する手段と、 前記翻訳が必要と判断された部分のみを翻訳する手段と
    を備えたことを特徴とする機械翻訳システム。
  2. 【請求項2】前記翻訳対象文書は、前記第2言語の文書
    の全体を引用して作成された文書であることを特徴とす
    る請求項1に記載の機械翻訳システム。
  3. 【請求項3】前記翻訳対象文書は、前記第2言語の文書
    から選択された部分を引用して作成された文書であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の機械翻訳システム。
  4. 【請求項4】前記翻訳対象文書中の前記第2言語の文書
    を引用した部分には、当該部分が引用であることを示す
    ための所定の制御情報が付加されることを特徴とする請
    求項1に記載の機械翻訳システム。
  5. 【請求項5】前記判断は前記第1言語の文書の第2言語
    への翻訳の際に得られた結果を利用して行うことを特徴
    とする請求項1に記載の機械翻訳システム。
  6. 【請求項6】前記翻訳対象文書中の部分のうち前記第2
    言語の文書中の部分と一致する部分を前記翻訳が不要な
    部分と判断することを特徴とする請求項5に記載の機械
    翻訳システム。
  7. 【請求項7】前記翻訳対象文書に含まれる前記第2言語
    の文書の部分は、該翻訳対象文書中において該第2言語
    の文書の特定の部分を示す識別情報の形で含まれてお
    り、 前記翻訳対象文書中の部分のうち前記識別情報の形で含
    まれている部分を前記翻訳が不要な部分と判断すること
    を特徴とする請求項1に記載の機械翻訳システム。
  8. 【請求項8】前記翻訳対象文書における前記翻訳が不要
    と判断された部分に対する翻訳結果として、該部分に対
    応する前記第1言語の文書中の部分またはこれに編集を
    加えた結果を利用することを特徴とする請求項1に記載
    の機械翻訳システム。
  9. 【請求項9】前記翻訳が必要と判断された部分に対する
    翻訳結果と、前記翻訳が不要と判断された部分に対応す
    る前記第1言語の文書中の部分またはこれに編集を加え
    た結果とを用いて、前記翻訳対象文書に対する翻訳結果
    を作成する手段をさらに備えたことを特徴とする請求項
    1に記載の機械翻訳システム。
  10. 【請求項10】受信された電子メールに含まれる第1言
    語の文書を第2の言語の文書に翻訳する手段と、 前記第1言語の文書と前記第2の文書とを文単位に対応
    付けて記憶する手段と、 前記第2言語の文書を表示して該第2言語の文書に対す
    る編集入力を受け付けるとともに、各文の発言主体を区
    別可能な形で表示する手段と、 前記編集された第2言語の文書の各文について、該文が
    前記記憶する手段に記憶されている文と一致するか否か
    判断する手段と、 一致すると判断された文以外の文についてのみ第1言語
    に翻訳する手段と、 前記一致すると判断された文以外の文を第1言語に翻訳
    させて得た文と、前記一致すると判断された文に対応し
    て前記記憶する手段に記憶されている前記第1言語の文
    書の文とを用いて、前記編集された第2言語の文書を第
    1言語へ翻訳した翻訳文書を作成する手段と、 前記編集された第2言語の文書に対する翻訳文書を用い
    て、前記受信された電子メールに対する返信メールを作
    成する手段とを備えたことを特徴とする返信メール作成
    支援システム。
  11. 【請求項11】第1言語の文書を第2言語に翻訳する手
    段と、 前記第1言語の文書と前記第2言語の文書とを文単位に
    対応付けて記憶する手段と、 第2言語の新たな文書を作成するための文書入力を受け
    付けるとともに、該作成中の文の系列中の指定の位置に
    前記記憶する手段に記憶されている第2言語の文のうち
    の指定の文を挿入すべき指示を受け付ける手段と、 前記指定された文が前記指定された位置に挿入された文
    の系列を含む前記新たに作成された文書のうち、該挿入
    された文以外の文についてのみ第1言語に翻訳する手段
    と、 前記挿入された文以外の文を第1言語に翻訳させて得た
    文と、前記挿入された文に対応して前記記憶する手段に
    記憶されている前記第1言語の文書の文とを用いて、前
    記新たに作成された文書を第1言語へ翻訳した翻訳文書
    を作成する手段とを備えたことを特徴とする文書作成支
    援システム。
  12. 【請求項12】第1言語の文書を第2言語の文書に翻訳
    し、 前記翻訳により得られた第2言語の文書の少なくとも一
    部を含むように作成された翻訳対象文書を第1言語に翻
    訳する際に、該翻訳対象文書について翻訳が必要な部分
    と不要な部分とを判断し、 前記翻訳が必要と判断された部分のみを翻訳することを
    特徴とする機械翻訳方法。
  13. 【請求項13】受信された電子メールに含まれる第1言
    語の文書を第2の言語の文書に翻訳し、 前記第1言語の文書と前記第2の文書とを文単位に対応
    付けて記憶装置に記憶し、 前記第2言語の文書を表示して該第2言語の文書に対す
    る編集入力を受け付けるとともに、各文の発言主体を区
    別可能な形で表示装置に表示し、 前記編集された第2言語の文書の各文について、該文が
    前記記憶装置に記憶されている文と一致するか否か判断
    し、 一致すると判断された文以外の文についてのみ第1言語
    に翻訳し、 前記一致すると判断された文以外の文を第1言語に翻訳
    させて得た文と、前記一致すると判断された文に対応し
    て前記記憶装置に記憶されている前記第1言語の文書の
    文とを用いて、前記編集された第2言語の文書を第1言
    語へ翻訳した翻訳文書を作成し、 前記編集された第2言語の文書に対する翻訳文書を用い
    て、前記受信された電子メールに対する返信メールを作
    成することを特徴とする返信メール作成支援方法。
  14. 【請求項14】第1言語の文書を第2言語に翻訳し、 前記第1言語の文書と前記第2言語の文書とを文単位に
    対応付けて記憶装置に記憶し、 第2言語の新たな文書を作成するための文書入力を受け
    付けるとともに、該作成中の文の系列中の指定の位置に
    前記記憶装置に記憶されている第2言語の文のうちの指
    定の文を挿入すべき指示を受け付け、 前記指定された文が前記指定された位置に挿入された文
    の系列を含む前記新たに作成された文書のうち、該挿入
    された文以外の文についてのみ第1言語に翻訳し、 前記挿入された文以外の文を第1言語に翻訳させて得た
    文と、前記挿入された文に対応して前記記憶装置に記憶
    されている前記第1言語の文書の文とを用いて、前記新
    たに作成された文書を第1言語へ翻訳した翻訳文書を作
    成することを特徴とする文書作成支援方法。
  15. 【請求項15】コンピュータに、第1言語の文書を第2
    言語の文書に翻訳させ、前記翻訳により得られた第2言
    語の文書の少なくとも一部を含むように作成された翻訳
    対象文書を第1言語に翻訳する際に、該翻訳対象文書に
    ついて翻訳が必要な部分と不要な部分とを判断させ、前
    記翻訳が必要と判断された部分のみを翻訳させるための
    プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒
    体。
  16. 【請求項16】コンピュータに、受信された電子メール
    に含まれる第1言語の文書を第2の言語の文書に翻訳さ
    せ、前記第1言語の文書と前記第2の文書とを文単位に
    対応付けて記憶装置に記憶させ、前記第2言語の文書を
    表示して該第2言語の文書に対する編集入力を受け付け
    るとともに、各文の発言主体を区別可能な形で表示装置
    に表示させ、前記編集された第2言語の文書の各文につ
    いて、該文が前記記憶装置に記憶されている文と一致す
    るか否か判断させ、一致すると判断された文以外の文に
    ついてのみ第1言語に翻訳させ、前記一致すると判断さ
    れた文以外の文を第1言語に翻訳させて得た文と、前記
    一致すると判断された文に対応して前記記憶装置に記憶
    されている前記第1言語の文書の文とを用いて、前記編
    集された第2言語の文書を第1言語へ翻訳した翻訳文書
    を作成させ、前記編集された第2言語の文書に対する翻
    訳文書を用いて、前記受信された電子メールに対する返
    信メールを作成させるためのプログラムを記録したコン
    ピュータ読取り可能な記録媒体。
  17. 【請求項17】コンピュータに、第1言語の文書を第2
    言語に翻訳させ、前記第1言語の文書と前記第2言語の
    文書とを文単位に対応付けて記憶装置に記憶させ、第2
    言語の新たな文書を作成するための文書入力を受け付け
    るとともに、該作成中の文の系列中の指定の位置に前記
    記憶装置に記憶されている第2言語の文のうちの指定の
    文を挿入すべき指示を受け付けさせ、前記指定された文
    が前記指定された位置に挿入された文の系列を含む前記
    新たに作成された文書のうち、該挿入された文以外の文
    についてのみ第1言語に翻訳させ、前記挿入された文以
    外の文を第1言語に翻訳させて得た文と、前記挿入され
    た文に対応して前記記憶装置に記憶されている前記第1
    言語の文書の文とを用いて、前記新たに作成された文書
    を第1言語へ翻訳した翻訳文書を作成させるためのプロ
    グラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
JP16879798A 1998-06-16 1998-06-16 機械翻訳システム、返信メール作成支援システム及び文書作成支援システム並びに機械翻訳方法、返信メール作成方法及び文書作成方法 Pending JP2000003365A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003108553A (ja) * 2001-09-27 2003-04-11 Toshiba Corp 機械翻訳装置、機械翻訳方法及び機械翻訳プログラム
JP2018055396A (ja) * 2016-09-29 2018-04-05 日本電気株式会社 翻訳制御装置、翻訳システム、翻訳制御方法、およびプログラム
JP7341367B1 (ja) 2023-02-28 2023-09-08 株式会社Jx通信社 情報処理装置、プログラムおよび情報処理方法

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JP2018055396A (ja) * 2016-09-29 2018-04-05 日本電気株式会社 翻訳制御装置、翻訳システム、翻訳制御方法、およびプログラム
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