JPH10275148A - 文書編集装置、文書編集方法、及び文書編集処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

文書編集装置、文書編集方法、及び文書編集処理プログラムを記録した記録媒体

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JPH10275148A
JPH10275148A JP9080565A JP8056597A JPH10275148A JP H10275148 A JPH10275148 A JP H10275148A JP 9080565 A JP9080565 A JP 9080565A JP 8056597 A JP8056597 A JP 8056597A JP H10275148 A JPH10275148 A JP H10275148A
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Misako Sugie
美佐子 杉江
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】言語変換のための特別な操作を行なうことな
く、挿入先文書と挿入元文書との言語の統一性を損なわ
ないように文書を挿入する編集を可能にする。 【解決手段】第1の文書中に第2の文書を挿入する編集
機能を有する文書編集装置において、第1の文書に対す
る第2の文書の挿入が指示された際に、第2の文書の言
語を判断し、第2の文書の第1の文書に対する挿入箇所
に応じて、第1の文書の言語を判断し、言語判断結果を
記憶する言語情報記憶部20と、さらに第2文書言語判
断部によって判断された第2の文書の言語と、第1文書
言語判断部によって判断された第1の文書の言語との統
一性が保持できるかを判別する言語判断部19と、言語
判断部19によって統一性が保持できないと判別された
場合に、第2の文書の言語を第1文書言語判断部によっ
て判別された第1の文書の言語に翻訳変換する言語変換
処理を実行する言語変換部21とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第1の文書に第2
の文書を挿入する編集を行なうための文書編集装置、文
書編集方法、及び文書編集処理プログラムを記録した記
録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、文書編集装置においては、単一の
言語で統一が取られている文書中に、他の文書を挿入す
るという編集を行なう際に、挿入しようとする挿入元の
文書(挿入文)の言語と、挿入先の文書の言語とが異な
る場合には、文書の挿入前あるいは文書の挿入後に、挿
入先の文書の言語に合わせるように文書の編集を行なう
必要がある。
【0003】従来、挿入先の文書に挿入元の文書を挿入
する編集を行なった後に単一言語に統一する方法として
は、第1に、文書を挿入する編集を行なった後、挿入し
た文書(挿入文)の開始位置から終了位置までを言語変
更の対象とする部分として指定し、この範囲に対して文
書の挿入前に統一されていた言語を指定して機械翻訳等
による言語変換の処理を実行させる方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の文書
編集装置では、挿入先の文書と挿入しようとする元の文
書(挿入文)との言語が異なる場合には、前述したよう
な方法によって文書編集する必要があった。
【0005】しかしながら、従来の文書編集装置では、
上述したように、文書挿入の操作を行なった後に、挿入
した文書の開始位置から終了位置までを指定し、その範
囲に対して、文書挿入前に統一されていた言語を指定
し、機械翻訳等による言語変換を行なうといった操作が
必要であって非常に煩わしかった。
【0006】本発明は前記のような事情を考慮してなさ
れたもので、言語変換のための特別な操作を行なうこと
なく、挿入先文書と挿入元文書との言語の統一性を損な
わないように文書を挿入する編集が可能になる文書編集
装置、文書編集方法、及び文書編集処理プログラムを記
録した記録媒体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の請求
項1に係わる文書編集装置は、第1の文書中に第2の文
書を挿入する編集機能を有する文書編集装置において、
第1の文書に対する第2の文書の挿入が行われる際に、
前記第2の文書の言語を判断する第2文書言語判断手段
と、前記第2の文書の前記第1の文書に対する挿入箇所
に応じて、前記第1の文書の言語を判断する第1文書言
語判断手段と、前記第2文書言語判断手段によって判断
された第2の文書の言語と、前記第1文書言語判断手段
によって判断された第1の文書の言語との統一性が保持
できるかを判別する統一性判別手段と、前記統一性判別
手段によって統一性が保持できないと判別された場合
に、前記第2の文書の言語を前記第1文書言語判断手段
によって判別された第1の文書の言語に変換する言語変
換手段とを具備したことを特徴とする。
【0008】つまり、本発明の請求項1に係わる文書編
集装置では、第1の文書に対する第2の文書の挿入が行
われる際には、前記第2の文書の言語が判断されると共
に、前記第2の文書の前記第1の文書に対する挿入箇所
に応じて、前記第1の文書の言語が判断され、この判断
された第2の文書の言語と、第1の文書の言語との統一
性が保持できないと判別された場合には、前記第2の文
書の言語が前記第1の文書の言語に変換されるので、挿
入先の文書に対し異なる言語の挿入文を挿入した場合、
言語の混在を防止できることになる。
【0009】また、本発明の請求項2に係わる文書編集
装置は、前記請求項1に係わる文書編集装置にあって、
さらに、前記第2の文書の前記第1の文書に対する挿入
箇所に応じて、前記第1の文書の言語的特徴を判断する
第1文書言語特徴判断手段を備え、前記言語変換手段
を、前記統一性判別手段によって統一性が保持できない
と判別された場合に、前記第2の文書の言語を、前記第
1文書言語判断手段及び前記第1文書言語特徴判断手段
によって判別された第1の文書の言語及びその言語的特
徴に合わせて変換する言語変換手段としたことを特徴と
する。
【0010】つまり、本発明の請求項2に係わる文書編
集装置では、第2の文書の言語と、第1の文書の言語と
の統一性が保持できないと判別された場合には、第2の
文書の言語が、前記第1の文書の言語及びその言語的特
徴に合わせて変換されるので、挿入先の文書に対し異な
る言語の挿入文を挿入した場合、言語の混在を防止で
き、しかも、文体等の言語的特徴も統一できることにな
る。
【0011】また、本発明の請求項3に係わる文書編集
装置は、前記請求項2に係わる文書編集装置にあって、
さらに、前記言語変換手段により、前記第2の文書が、
前記第1の文書の言語及びその言語的特徴に合わせて複
数通りの文書に変換された場合には、変換された複数通
りの文書を挿入文書の候補として提示する候補提示手段
と、この候補提示手段により提示された複数の候補文書
のうちの1つの文書を選択する候補選択手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0012】つまり、本発明の請求項3に係わる文書編
集装置では、言語変換手段により、第2の文書が、第1
の文書の言語及びその言語的特徴に合わせて複数通りの
文書に変換された場合には、変換された複数通りの文書
が挿入文書の候補として提示され、この提示された複数
の候補文書のうちの1つの文書が選択されて挿入され、
言語及びその言語的特徴の統一性を保持できることにな
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は本発明の実施形態に
係わる文書編集装置の構成を示すブロック図である。
【0014】この文書編集装置は、例えば磁気ディスク
等の記録媒体に記録されたプログラムを読み込み、この
プログラムによって動作が制御されるコンピュータによ
って実現される。
【0015】本実施形態における文書編集装置は、制御
部10、入力部11、編集部12、かな漢字変換部1
3、言語統一性処理制御部14、記憶部15、外部記憶
部16、表示制御部17、表示部18、言語判断部1
9、言語情報保持部20、及び言語変換部21によって
構成されている。
【0016】制御部10は、文書編集装置全体の制御を
司るもので、CPUがメモリに格納された各種プログラ
ムを実行することによって実現される。制御部10は、
入力部11による入力の制御、文書の作成や編集等の処
理、及び文書の挿入を伴なう編集を行なう際の挿入先の
文書の言語と挿入元の文書(挿入文)の言語の統一性を
保持する処理の統合制御を行なう。
【0017】入力部11は、制御部10の制御のもと
で、文書作成や編集のための文字や、装置の動作を規定
するコマンド等を入力するもので、キーボードやマウス
等によって実現される。
【0018】編集部12は、制御部10の制御のもと
で、入力部11から入力された文書編集のための指示に
応じて文書の編集を行なうもので、文書を挿入する編集
指示があった場合には、言語統一処理制御部14による
言語の統一性を保持するための言語統一処理の実行を要
求する。
【0019】かな漢字変換部13は、制御部10の制御
のもとで、入力部11から入力された文書作成のための
読みについて、図示せぬかな漢字変換辞書を参照して漢
字かな混じり文に変換する処理を行なう。
【0020】言語統一処理制御部14は、編集部12に
おいて文書を挿入する編集処理を行なう際に要求される
言語統一処理を、言語判断部19、言語情報保持部2
0、及び言語変換部21を制御することによって実行す
る。
【0021】記憶部15は、かな漢字変換部13におけ
るかな漢字変換によって生成された、編集部12による
編集の対象となる文書等が記憶されるもので、メモリ等
によって実現される。
【0022】外部記憶部16は、作成された文書等のデ
ータやプログラム等を記録媒体に格納するもので、フロ
ッピーディスク装置、ハードディスク装置等によって実
現される。
【0023】表示制御部17は、処理対象とする文書や
制御部10からのメッセージの他、各種情報を表示部1
8において表示するための制御を行なう。表示部18
は、表示制御部17の制御のもとで、処理対象とする文
書や制御部10からのメッセージ等を表示する。
【0024】言語判断部19は、言語統一処理制御部1
4の制御のもとで、言語統一処理のための判断処理を実
行する。この言語判断部19における判断処理には、
(1)編集部12において文書の挿入の処理が行われる
際に、挿入しようとする文書(第2の文書)の言語を判
断する第2文書言語判断処理と、(2)第2の文書の挿
入先となる文書(第1の文書)の挿入箇所に応じて、第
1の文書の言語を判断する第1文書言語判断処理と、
(3)同第2の文書の挿入先となる文書(第1の文書)
の挿入箇所に応じて、第1の文書の言語的特徴(文体)
を判断する第1文書言語特徴判断処理と、(4)第2文
書言語判断処理によって判断された第2の文書の言語
と、第1文書言語判断処理によって判断された第1の文
書の言語との統一性が保持できるかを判別する統一性判
別処理がある。
【0025】言語情報保持部20は、言語統一処理制御
部14の制御のもとで、統一性保持処理のための、言語
判断部19における判断処理の結果(文書の言語、及び
その特徴「文体」を示す情報)を記憶すると共に、言語
変換部21において言語変換処理された第2の文書(挿
入文)を記憶する。
【0026】言語変換部21は、言語統一処理制御部1
4の制御のもとで、言語情報保持部20に記憶された言
語判断部19における判断処理の結果に基づいた第2の
文書(挿入文)に対する言語変換処理を行なう。
【0027】次に、本実施形態における文書編集装置の
動作について、図2に示すフローチャートを参照しなが
ら説明する。図2は文書編集装置による言語統一処理を
示すフローチャートである。
【0028】まず、編集部12による文書編集中に、入
力部11より挿入しようとする文書(挿入文)の範囲が
指定され、文書挿入の実行が指示されると(挿入コマン
ド、カットアンドペースト等)、言語統一処理制御部1
4は、挿入しようとする文書(挿入文)と文書の挿入先
となる文書の情報を記憶部15から読み出して言語判断
部19に送る。
【0029】言語判断部19は、挿入文について言語解
析処理を施し、解析結果をもとにして言語を判断する
(第2文書言語判断処理)(ステップS1)。そして、
言語統一処理制御部14は、この第2文書言語判断処理
の判断結果をもとに、挿入文が単一の言語で構成されて
いるか否か判別する(ステップS2)。
【0030】すなわち、挿入文が、例えば日本語のみあ
るいは英語のみで構成されていると判断された場合には
単一言語と判別され、また、例えば日本語+英語で構成
されていると判断された場合には単一言語ではないと判
別される(ステップS2)。
【0031】図3は文書編集装置における文書挿入の編
集対象となる挿入先の文書と挿入文書の具体例を示す図
である。図4は図3に示す挿入文書に対する言語を判断
するための言語解析処理の処理結果と言語(文字種)を
表わす言語情報を示す図である。
【0032】ここで、図3に示す具体例を用いて説明す
る。図3には、挿入先となる文A(文A−1,A−2)
と、挿入文B(文B−1),C(文C−1)の例を示し
ている。
【0033】言語判断部19は、挿入文B(B−1)に
ついて言語解析した結果、図4(B−1)に示すよう
に、文字種は『英語』のみと判断されるので、挿入文は
単一言語であると判別される。一方、言語判断部19
は、挿入文C(C−1)について言語解析した結果、図
4(C−1)に示すように、文字種は『日本語+英語』
と判断されるので、挿入文は単一言語ではないと判別さ
れる。
【0034】なお、挿入しようとする文書に複数の文が
含まれる場合には、先頭の文を対象として言語の判断を
行なう。先頭の文が特定の言語を持たない数字,記号等
であった場合には、次の文を対象として同様にして言語
の判断を行なう。全ての文が言語情報なしと判断された
場合には、単一言語ではないと判別する。
【0035】また、言語判断部19は、挿入文に対する
言語についての判断結果(文字種を示す情報)を言語情
報保持部20において記憶させておく。言語判断部19
による判断結果によって、挿入文が単一言語ではないと
判別された場合(例えば挿入文Cの場合)には、編集部
12は、挿入文を挿入先の文書において指定された箇所
に挿入する編集を行なう(ステップS2→S14)。
【0036】一方、言語判断部19による判断結果によ
って、挿入文が単一言語であると判別された場合(例え
ば挿入文Bの場合)には、言語判断部19は、挿入先の
文書における挿入箇所が文中であるか、あるいは2文の
境界位置(文末)であるかを判別する(ステップS2→
S3)。すなわち、挿入先の文における、言語及びその
特徴(文体)を判断するための統一性判断箇所を確定す
るための基準位置を判別する。
【0037】例えば、図3に示す挿入先の文Aにおいて
文A−1の文末が挿入箇所として指定された場合、言語
判断部19は、直前の文を統一性判断箇所として設定、
すなわち挿入箇所の直前の文の先頭位置と終了位置とを
保持する(ステップS3→S5)。
【0038】また、図3に示す挿入先の文Aにおいて文
A−1の「気候を」と「コンピュータで」の間が挿入箇
所として指定された場合、言語判断部19は、挿入先の
文を統一性判断箇所として設定、すなわち文A−1の先
頭位置と終了位置とを保持する(ステップS3→S
4)。
【0039】統一性判断箇所が設定されると、言語判断
部19は、統一性判断箇所に該当する文について言語解
析を施し、解析結果をもとにして挿入先の文書の言語
(文字種)及びその言語的特徴(文体)を判断する(第
1文書言語判断処理)(第1文書言語特徴判断処理)
(ステップS6)。
【0040】図5は図3に示す挿入先の文書に対する言
語及びその特徴を判断するための言語解析処理の処理結
果と言語(文字種)及び言語的特徴(文体)を表わす言
語情報を示す図である。
【0041】図5に示す(A−1)(A−2)には、図
3に示す挿入先の文Aの各文(A−1)(A−2)につ
いて言語解析結果を示している。図5(A−1)(A−
2)に示すように、何れの文(A−1)(A−2)が統
一性判断箇所となった場合も、言語(文字種)は「日本
語」であり、また、言語的特徴(文体)としては、文末
の語(形態素)が助動詞「まし/た」や助動詞「です」
であるので、この語について言語情報(文字種)(文
体)として「日本語」「ですます体」を示す情報が属性
情報として付加される(ステップS6)。
【0042】言語判断部19は、挿入先の文に対する言
語についての判断結果(文字種を示す情報)を言語情報
保持部20において記憶させておくと共に、同挿入先の
文に対する言語的特徴についての判断結果(文体を示す
情報)に基づき、解析言語が言語的特徴を有すると判別
された場合には、文体についての判別結果(文体を示す
情報)も言語情報保持部20において記憶させておく
(ステップS7→S8)。
【0043】次に、言語判断部19は、言語情報保持部
20において記憶された挿入文についての言語(文字
種)を示す情報と、挿入先の文(統一性判断箇所の文)
についての言語(文字種)を示す情報とを比較し、挿入
文と挿入先の文との言語についての統一性、つまり、挿
入先の文に対する挿入文の挿入によって、異なる言語が
混在するか否かを判別する(統一性判別処理)(ステッ
プS9)。
【0044】ここで、挿入文の言語(文字種)と挿入先
の文の言語(文字種)とが同じであり、挿入文の挿入に
よって異なる言語は混在しないと判別された場合には、
言語統一処理制御部14は、この判断結果を編集部12
に通知する。すると、編集部12は、挿入文を挿入先の
文書において指定された箇所に挿入する編集を行なう
(ステップS9→S14)。
【0045】一方、挿入文の言語(文字種)が挿入先の
文の言語(文字種)と異なり、挿入文の挿入によって異
なる言語が混在すると判別された場合には、言語変換部
21は、挿入文の言語を、言語情報保持部20に記憶さ
れている挿入先の文の言語及びその特徴に合わせて翻訳
して変換する言語変換処理を行なう(ステップS9→S
10)。
【0046】図6は文書編集装置の言語統一処理に伴な
う挿入文が挿入先の文の言語と異なった場合の言語変換
が施された文の一例を示す図である。例えば、図3に示
す挿入文Bを挿入先の文A(文A−1の文末を挿入箇所
とする)に挿入する指示があった場合、言語情報保持部
20に記憶されている、挿入先の文(文A−1)の言語
(文字種)は「日本語」で、その言語的特徴(文体)は
「ですます体」であり、挿入文Bの言語(文字種)は
「英語」であるので、言語変換部21は、挿入文Bの言
語を「日本語」に、文体を「ですます体」に変換する処
理を行なう。この結果、図3に示す挿入文Bは、図6に
示すような「ですます体」の文(b−1)に変換される
(ステップS10)。
【0047】この際、言語変換部21は、挿入文Bを挿
入先の文A(A−1)の言語(文字種)「日本語」及び
その言語的特徴(文体)「ですます体」に合わせて翻訳
変換するが、同一の言語的特徴(文体)「ですます体」
について複数通りに変換可能な場合には、その全てにつ
いて変換し、挿入文Bの原文と共に挿入文の候補として
順次あるいは列挙して表示させる(ステップS10,S
11)。
【0048】図7は文書編集装置の言語統一処理に伴な
う挿入文が挿入先の文の言語と異なった場合の言語変換
が施された後の挿入文候補の一例を示す図である。例え
ば、図3に示す挿入文Bは、図7に示すように「ですま
す体」の文(b−1)(b−1′)に変換され、原文
(B−1)と共に挿入文の候補として提示される(ステ
ップS11)。
【0049】ここで、言語変換処理後における複数の挿
入文候補を順次表示した場合に、入力部11により次候
補の提示が指示されると、次の挿入文候補が表示されて
提示される(ステップS12→S13)。
【0050】そして、提示された挿入文候補のうちの1
つの挿入文について、入力部11により選択の実行が指
示されると、言語統一処理制御部14は、言語変換部2
1における言語変換処理によって、挿入先の文の言語及
びその言語的特徴に合わせて言語変換され候補選択され
た挿入文を、編集部12に渡して言語統一処理を終了す
る(ステップS12→S14)。
【0051】図8は文書編集装置の言語統一処理に伴な
い言語変換された後の挿入文について挿入処理が実行さ
れた文書の具体例を示す図である。すなわち、編集部1
2は、言語統一処理制御部14から得られた挿入文を挿
入先の文書において指定された箇所に挿入する編集を行
なう(ステップS14)。図8(A)には、図7に示す
ようにして言語変換されて候補表示された挿入文(b−
1)を、図3に示す挿入先の文Aの文(A−1)の後に
挿入する編集処理によって得られた文書を示している。
また、図8(B)には、図7に示すようにして言語変換
されて候補表示された挿入文(b−1′)を、図3に示
す挿入先の文Aの文(A−1)の後に挿入する編集処理
によって得られた文書を示している。
【0052】このようにして、編集部12における文書
の編集処理において、編集対象とする文書に対して他の
文書を挿入する場合には、言語統一処理制御部14の制
御のもとで、言語判断部19において挿入先の文の言語
及びその言語的特徴と、挿入しようとする文の言語を判
別する処理が実行され、挿入文を挿入先の文に挿入する
ことで言語の統一性が保持できるか判別される。
【0053】その結果、挿入先の文の言語と挿入文の言
語とが異なり、言語の統一性が保持できない場合には、
言語変換部21において挿入文の言語が挿入先の文の言
語及びその言語的特徴に合わせて翻訳変換され、原挿入
文と共に挿入文候補として提示される。
【0054】そして、言語変換された挿入文を含む提示
候補の中で1つの挿入文を選択すると、選択された挿入
文が編集部12に与えられ編集処理が実行される。従っ
て、編集部12によって文書挿入の処理を実行させる場
合に、一般の操作(挿入文書の範囲指定と挿入先の文書
における挿入箇所の指定)を行なうだけで、文書挿入後
に言語が統一された文書を生成することができる。
【0055】なお、前述した実施形態においては、言語
(文字種)として「日本語」「英語」、言語的特徴(文
体)として「ですます体」の文を例にして説明している
が、どのような言語、文体を対象としても良い。
【0056】また、上述した実施形態において記載した
手法は、コンピュータに実行させることのできるプログ
ラムとして、例えば磁気ディスク(フロッピーディス
ク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、
DVD等)、半導体メモリなどの記録媒体に書き込んで
各種装置に適用したり、通信媒体により伝送して各種装
置に適用することも可能である。本装置を実現するコン
ピュータは、記録媒体に記録されたプログラムを読み込
み、このプログラムによって動作が制御されることによ
り、上述した処理を実行する。
【0057】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係わ
る文書編集装置によれば、第1の文書に対する第2の文
書の挿入が行われる際には、前記第2の文書の言語が判
断されると共に、前記第2の文書の前記第1の文書に対
する挿入箇所に応じて、前記第1の文書の言語が判断さ
れ、この判断された第2の文書の言語と、第1の文書の
言語との統一性が保持できないと判別された場合には、
前記第2の文書の言語が前記第1の文書の言語に変換さ
れるので、挿入先の文書に対し異なる言語の挿入文を挿
入した場合、言語の混在を防止できるようになる。
【0058】また、本発明の請求項2に係わる文書編集
装置によれば、第2の文書の言語と、第1の文書の言語
との統一性が保持できないと判別された場合には、第2
の文書の言語が、前記第1の文書の言語及びその言語的
特徴に合わせて変換されるので、挿入先の文書に対し異
なる言語の挿入文を挿入した場合、言語の混在を防止で
き、しかも、文体等の言語的特徴も統一できるようにな
る。
【0059】また、本発明の請求項3に係わる文書編集
装置によれば、言語変換手段により、第2の文書が、第
1の文書の言語及びその言語的特徴に合わせて複数通り
の文書に変換された場合には、変換された複数通りの文
書が挿入文書の候補として提示され、この提示された複
数の候補文書のうちの1つの文書が選択されて挿入さ
れ、言語及びその言語的特徴の統一性を保持できるよう
になる。
【0060】よって、本発明によれば、言語変換のため
の特別な操作を行なうことなく、挿入先文書と挿入元文
書との言語の統一性を損なわないように文書を挿入する
編集が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係わる文書編集装置の構成
を示すブロック図。
【図2】文書編集装置による言語統一処理を示すフロー
チャート。
【図3】文書編集装置における文書挿入の編集対象とな
る挿入先の文書と挿入文書の具体例を示す図。
【図4】図3に示す挿入文書に対する言語を判断するた
めの言語解析処理の処理結果と言語(文字種)を表わす
言語情報を示す図。
【図5】図3に示す挿入先の文書に対する言語及びその
特徴を判断するための言語解析処理の処理結果と言語
(文字種)及び言語的特徴(文体)を表わす言語情報を
示す図。
【図6】文書編集装置の言語統一処理に伴なう挿入文が
挿入先の文の言語と異なった場合の言語変換が施された
文の一例を示す図。
【図7】文書編集装置の言語統一処理に伴なう挿入文が
挿入先の文の言語と異なった場合の言語変換が施された
後の挿入文候補の一例を示す図。
【図8】文書編集装置の言語統一処理に伴ない言語変換
された後の挿入文について挿入処理が実行された文書の
具体例を示す図。
【符号の説明】 10 …制御部 11 …入力部 12 …編集部 13 …かな漢字変換部 14 …言語統一処理制御部 15 …記憶部 16 …外部記憶部 17 …表示制御部 18 …表示部 19 …言語判断部 20 …言語情報保持部 21 …言語変換部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の文書中に第2の文書を挿入する編
    集機能を有する文書編集装置において、 第1の文書に対する第2の文書の挿入が行われる際に、
    前記第2の文書の言語を判断する第2文書言語判断手段
    と、 前記第2の文書の前記第1の文書に対する挿入箇所に応
    じて、前記第1の文書の言語を判断する第1文書言語判
    断手段と、 前記第2文書言語判断手段によって判断された第2の文
    書の言語と、前記第1文書言語判断手段によって判断さ
    れた第1の文書の言語との統一性が保持できるかを判別
    する統一性判別手段と、 前記統一性判別手段によって統一性が保持できないと判
    別された場合に、前記第2の文書の言語を前記第1文書
    言語判断手段によって判別された第1の文書の言語に変
    換する言語変換手段とを具備したことを特徴とする文書
    編集装置。
  2. 【請求項2】 さらに、 前記第2の文書の前記第1の文書に対する挿入箇所に応
    じて、前記第1の文書の言語的特徴を判断する第1文書
    言語特徴判断手段を備え、 前記言語変換手段は、前記統一性判別手段によって統一
    性が保持できないと判別された場合に、前記第2の文書
    の言語を、前記第1文書言語判断手段及び前記第1文書
    言語特徴判断手段によって判別された第1の文書の言語
    及びその言語的特徴に合わせて変換する言語変換手段で
    あることを特徴とする請求項1に記載の文書編集装置。
  3. 【請求項3】 さらに、 前記言語変換手段により、前記第2の文書が、前記第1
    の文書の言語及びその言語的特徴に合わせて複数通りの
    文書に変換された場合には、変換された複数通りの文書
    を挿入文書の候補として提示する候補提示手段と、 この候補提示手段により提示された複数の候補文書のう
    ちの1つの文書を選択する候補選択手段とを備えたこと
    を特徴とする請求項2に記載の文書編集装置。
  4. 【請求項4】 第1の文書中に第2の文書を挿入する編
    集を行なう文書編集方法であって、 第1の文書に対する第2の文書の挿入が行われる際に、
    前記第2の文書の言語を判断し、 前記第2の文書の前記第1の文書に対する挿入箇所に応
    じて、前記第1の文書の言語を判断し、 この判断された第2の文書の言語と第1の文書の言語と
    の統一性が保持できるかを判別し、 この結果、統一性が保持できないと判別された場合に、
    前記第2の文書の言語を前記第1の文書の言語に変換し
    た後に前記第1の文書に挿入することを特徴とする文書
    編集方法。
  5. 【請求項5】 第1の文書中に第2の文書を挿入する編
    集を行なうためのプログラムであって、 第1の文書に対する第2の文書の挿入が行われる際に、
    前記第2の文書の言語を判断し、 前記第2の文書の前記第1の文書に対する挿入箇所に応
    じて、前記第1の文書の言語を判断し、 この判断された第2の文書の言語と第1の文書の言語と
    の統一性が保持できるかを判別し、 この結果、統一性が保持できないと判別された場合に、
    前記第2の文書の言語を前記第1の文書の言語に変換し
    た後に前記第1の文書に挿入する制御を行なうための文
    書編集処理プログラムを記録したコンピュータ読取り可
    能な記録媒体。
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