JP2893239B2 - 翻訳支援辞書検索表示システム - Google Patents

翻訳支援辞書検索表示システム

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JP2893239B2
JP2893239B2 JP6070224A JP7022494A JP2893239B2 JP 2893239 B2 JP2893239 B2 JP 2893239B2 JP 6070224 A JP6070224 A JP 6070224A JP 7022494 A JP7022494 A JP 7022494A JP 2893239 B2 JP2893239 B2 JP 2893239B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、翻訳支援辞書検索表示
システムに関し、特に、電子化された品詞情報などの文
法情報を含む翻訳辞書ファイルが存在しない言語の外国
語を人手により翻訳する場合、外国語の原文の文書ファ
イルを扱って、原文の単語からの辞書引き作業および電
子化を行うベき単語帳ファイルへの単語登録作業を支援
する翻訳支援辞書検索表示システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、機械翻訳システムまたは機械
翻訳支援システムの開発が様々な形で続けられてきてい
る。これまでに開発されている機械翻訳システムの中に
は、辞書引き機能を有するシステムが存在するが、この
ような機械翻訳システムにおいて辞書引き機能を利用す
るためには、システムがアクセスすることのできる翻訳
辞書ファイルが存在しなければならない。
【0003】この種の機械翻訳支援システムの従来にお
ける技術としては、例えば、特開平3−157768号
公報に記載の「機械翻訳装置」のように、機械翻訳を行
う場合において、辞書検索部が翻訳辞書を検索して、そ
の情報を表示し、人間がその情報の中から必要な情報を
選択し、あるいは必要のない情報を選択して、訳出され
る可能性のある品詞や訳語をユーザが指定する前編集を
行い、機械翻訳の精度を向上させる機械翻訳装置の提案
がある。
【0004】また、日英翻訳システムや英日翻訳システ
ムなどのように、既に翻訳用辞書ファイルや辞書検索部
が存在するような機械翻訳システムでは、辞書引き機能
が利用できるので特に問題はないが、例えば、インドネ
シア語と日本語との間の翻訳の場合のように、予じめ電
子化された翻訳用の辞書ファイルが整備されていなかっ
たり、また、辞書検索部が存在しない場合においては、
上述のような前処理を行う際に、人間が実際に紙の辞書
を使って辞書引きをしなければならない。
【0005】このため、例えば、特開平2−22761
号公報に記載の「辞書メモリ作成装置」では、文書の作
成に必要であって、辞書メモリにない単語を自動的に登
録して、辞書メモリを作成する装置を提案している。こ
こでは、基本辞書に存在しない単語を自動的にパ−ソナ
ル辞書に登録する技術が提案されているが、基本辞書が
ない外国語の場合には、このような手法は使えないし、
辞書メモリに単語を登録する際に、その単語の意味も同
時に登録しなければ検索結果を見ても翻訳には使えない
ことになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、翻訳用の
辞書ファイルおよび辞書検索部など、翻訳作業およびプ
リエディットの環境がそろっていない外国語に対する翻
訳作業を行う場合には、どうしても紙の辞書を引かなけ
ればならず、この時、何度も同じ単語を辞書引きするこ
とになる。したがって、このような辞書引き作業を能率
よく行うことが所望される。
【0007】また、機械翻訳を行う場合には、複文や重
文などの複雑な文は、システムによっては解析できない
ため、予め翻訳原文に対して文を短く切断したり、簡単
な文にするというプリエディット作業が必要となる。プ
リエディット作業を行うためには、原文の意味をある程
度把握しなければできないので、辞書引きの操作は必須
のものとなる。しかし、翻訳用の辞書ファイルが整備さ
れていなかったり、辞書検索部が存在しない場合には、
翻訳用の辞書検索機能を使用することはできない。
【0008】外国語の翻訳作業を行う場合、特に、電子
辞書などの翻訳作業の環境が整っていれば、それを使用
することができるが、インドネシア語のように、そのよ
うな環境が存在しない場合には使用できない。その場
合、実際、翻訳作業者が辞書を片手に辞書引きを行うこ
とになるので、同じ単語を何度も辞書引きするというこ
とのないように、単語帳様式の辞書ファイルを作成して
おき、一度辞書引きした単語は辞書引きしないで済むよ
うにしておくことが望ましい。また、このような辞書フ
ァイルの単語帳は、翻訳単語,翻訳のための参考文例な
ど、メモ的に記録し、後に参照できるようにしておくこ
とが望ましい。
【0009】このような単語帳の作成作業を行うこと
で、自分以外の翻訳作業者が辞書引きした結果も参照す
ることができ、辞書引きを行った単語のデ−タを有効に
活用することができる。また、このようにして、単語
ァイルを作成しても、新しい原文をプリエディットま
たは翻訳しようとする場合においては、既に作成した単
帳ファイルに対して、新しい原文の単語を検索するた
めの操作を行なわなければならない。このため、各々の
原文単語を入力して、いちいち検索する操作を行うに
は、時間と手間がかかるので、更に、このような検索の
操作を能率よく行うことも所望される。
【0010】本発明は、このような題題を解決するため
になされたものであり、本発明の目的は、電子化された
文法情報を含む翻訳辞書ファイルが存在しない言語の外
国語を人手により翻訳する場合、外国語の原文の文書フ
ァイルを扱って、原文の単語からの辞書引き作業および
電子化を行うベき単語帳ファイルへの単語登録作業を支
援できる翻訳支援辞書検索表示システムを提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するため、本発明による翻訳支援辞書検索表示システム
は、予じめ電子化された文法情報を含む翻訳辞書ファイ
ルが存在しない言語の原文を格納する原文ファイルと、
原文ファイルから原文の単語の切り出しを行う単語切断
手段と、原文の単語とその翻訳単語を対で記憶する単語
帳ファイルと、切り出した原文の単語を検索語として前
記単語帳ファイルを検索する検索手段と、前記検索手段
による検索結果の翻訳単語を切り出した原文の単語に対
応して表示する検索結果表示手段と、表示された検索結
果が適切でない場合に前記単語帳ファイルを更新し、原
文の単語に対する対の翻訳単語を修正された内容にする
単語帳更新手段とを備えることを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明の翻訳支援辞書検索表示システムにおい
て、原文ファイルは、予じめ電子化された文法情報を含
む翻訳辞書ファイルが存在しない言語の原文を格納して
おり、単語切断手段が、原文ファイルから原文の単語の
切り出しを行う。単語帳ファイルは、原文の単語とその
翻訳単語を対で記憶しており、索手段が、切り出した
原文の単語を検索語として前記単語帳ファイルを検索す
る。そして、検索結果表示手段が、前記辞書検索手段に
よる検索結果の翻訳単語を切り出した原文の単語に対応
して表示する。
【0013】システムが動作した初期においては、単語
帳ファイルが、十分な単語の数の原文の単語とその翻訳
単語を対で記憶しておらず、索手段が、切り出した原
文の単語を検索語として前記単語帳ファイルを検索し、
検索結果表示手段が、検索結果を切り出した原文の単語
に対応して表示しても、単語帳ファイルに記憶されてい
ない原文の単語とその対の翻訳単語に対しては、その検
索結果が表示されない。このため、この場合のように、
表示された検索結果が適切でない場合に、原文の単語と
その翻訳単語を対で指示して、単語帳更新手段により、
前記単語帳ファイルを更新して、原文の単語に対する対
の翻訳単語を修正された内容にする。
【0014】このような作業を進めることにより、単語
帳ファイルには、十分な単語の種類の数の原文の単語と
その翻訳単語が対で記憶されるようになり、結索結果と
して表示された内容は、十分に適切な内容となる。これ
により、予じめ電子化された文法情報を含む翻訳辞書フ
ァイルが存在しない言語の原文に対しても、単語帳フ
イルの作成およびその検索結果の表示による十分な翻訳
支援がなされる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて具体的
に説明する。図1は、本発明の一実施例にかかる翻訳支
援辞書検索表示システムのシステム構成を示すブロック
図である。ここでは、翻訳支援辞書検索表示システム
を、インドネシア語プリエディット用の辞書検索表示シ
ステムとして利用する場合を例として説明する。図1に
おいて、11はキーボード、12はマウス、13はデー
タ処理装置、14は表示装置、15はプログラムメモ
リ、15aは単語切断プログラム、15bは辞書検索プ
ログラム、15cは検索結果表示プログラム、15dは
辞書更新プログラム、16はデータ格納装置、16aは
原文ファイル、16bは単語帳ファイル、16cは検索
結果ファイルをそれぞれ示している。
【0016】キーボード11またはマウス12によりシ
ステムの起動を行うと、図示しないいシステムプログラ
ムの制御により、プログラムメモリ15における各々の
プログラム(単語切断プログラム15a,単語帳検索プ
ログラム15b,検索結果表示プログラム15c,単語
更新プログラム15d)が起動されて、グラフィカル
・ユーザ・インタフェースの制御により、表示装置14
の表示画面において検索表示の処理の操作が可能な翻訳
支援辞書検索表示システムが動作可能となる。このた
め、原文データから単語帳ファイルの検索を行い、その
実行結果を表示装置14上の表示画面において確認する
ことができる。
【0017】単語帳ファイルの検索表示の処理では、単
語切断プログラム15aの処理機能により、原文ファイ
ルから原文の単語の切り出しを行い、単語帳検索プログ
ラム15bの処理機能により、切り出した原文の単語を
検索語として前記単語帳ファイルを検索する。そして、
検索結果表示プログラム15cの処理機能により、検索
結果を切り出した原文の単語に対応して表示する。ま
た、表示された検索結果が適切でない場合に、単語帳
新プログラム15dの処理機能により、単語帳ファイル
を更新し、原文の単語に対する対の翻訳単語を修正され
た内容にする。これらの処理機能を組合せて、全体とし
て翻訳支援辞書検索表示システムの処理機能を実行す
る。
【0018】原文ファイル16aには、予じめ電子化さ
れた文法情報を含む翻訳辞書ファイルが存在しない言語
であるインドネシア語の原文データが格納されており、
この原文データに対して処理を行う。ここでの処理を進
める中で、単語帳ファイル16bには、原文の単語とそ
の翻訳単語が対で記憶される。また、検索結果ファイル
16cには、原文ファイルから切り出された原文の単語
が格納され、また、その単語に対応する検索結果が格納
される。
【0019】次に、このようなシステム構成のインドネ
シア語プリエディット用の辞書検索表示システムの動作
を説明する。図2は、本実施例によるインドネシア語プ
リエディット用の辞書検索表示システムの全体の処理の
流れを説明するブロック図である。図2を参照して説明
する。まず、原文ファイルから原文データ21を取り出
し、単語切断プログラムの単語切断処理22により原文
データ21からそれぞれの単語に切断して、個別の単語
データ23とする。この単語切断処理22は、例えば、
文字列の空白文字を検出することにより単語を切断す
る。
【0020】次に、単語帳検索プログラムの辞書検索処
理25により、切り出した単語データ23を一つずつ取
り出し、単語帳ファイルにおける原文単語とその翻訳単
語の対の辞書データ24の中を検索し、原文単語と同一
の見だしを有するデ−タを取り出し、次に、検索結果表
示プログラムの検索結果表示処理26により、検索して
取り出したデータを、切り出した原文の単語に対応して
結索結果データ27として表示する。
【0021】例えば、インドネシア語の『Perlengkapan
eksperimen ilum atom.』という原文データ21は、pe
rlengkapan,eksperimen,ilum,atomという4つの単語
からなる単語データ23に分割される。そして、その一
つ一つの単語について、辞書データ24からの検索が行
れる。例えば、1番目の“perlengkapan”という単語
については、辞書データ24上の「perlengkapan 供
給,設備」というデータが検索される。2番目の“eksp
erimen”という単語については、辞書データ24上の
「eksperimen 実験」というデータが検索される。ま
た、同様に、3番目の“ilum”という単語については、
辞書データ24上の「ilum 学問」というデータが検
索される。
【0022】そして、検索された辞書データ24上の各
々の原文単語とその翻訳単語の対のデータは、検索結果
表示処理26により、検索結果データ27として表示出
力される。検索結果は見やすいように、単語の単位で番
号が付けられ、その番号に対応して検索されたデータが
表示される。
【0023】なお、この場合において、辞書検索処理2
5では、4番目の“atom”という単語についても、同様
に検索を行うが、辞書データ24上には「atom △
△」というデータは登録されておらず、検索結果は出力
されない。このため、検索結果データ27における「at
om △△」を表示すベき対応位置には、原文単語が表
示されるが、その対応のその翻訳単語の表示位置は空白
とされる。
【0024】翻訳作業者は、このような検索結果データ
27を見て、インドネシア語の原文に対する翻訳作業を
進めると共と、次に、検索結果データ27において、原
文単語に対してその対応の翻訳単語が表示されない場
合、また、原文単語に対してその対応の翻訳単語が適切
でなく、新たな翻訳単語を追加する場合も含めて、表示
された検索結果が適切でない場合に、単語帳ファイルの
辞書データ24の内容を更新し、原文の単語に対する対
の翻訳単語を修正された内容にするため、辞書更新処理
26を行う。
【0025】つまり、システムが稼動した初期において
は、単語帳ファイル16bの辞書データ24として、十
分な単語の種類の数の原文単語とその翻訳単語の対が、
記憶されていない。このため、辞書検索処理25によ
り、切り出した原文の単語データ23を検索語として単
帳ファイルの辞書データ24を検索し、検索結果表示
処理26により、検索結果データ27として切り出した
原文の単語に対応して表示するが、辞書データ24とし
て記憶されていない原文単語とその対の翻訳単語は、そ
の検索結果が表示されない。したがって、この場合、表
示された検索結果が適切でないので、翻訳作業者は手作
業で辞書引きを行い、原文単語とその翻訳単語を対で指
示し、辞書更新処理26により、単語帳ファイルの辞書
データ24を更新して、原文単語に対する対の翻訳単語
を修正された内容にする。
【0026】このような作業を順次に進めることによ
り、単語帳ファイルの辞書データ24には、十分な単語
の種類の数の原文単語とその翻訳単語が対で記憶される
ようになり、結索結果として表示された内容は、段々と
適切な内容となる。このため、予じめ電子化された翻訳
辞書ファイルが存在しない言語の原文に対しても、電子
した単語帳ファイルの作成およびその検索表示による
十分な翻訳支援がなされる。
【0027】図3は、単語帳ファイルにおける辞書デー
タのフォーマットを説明する図である。ここでは、図3
に示すように、単語帳ファイル30は、例えば、UNI
Xの標準ファイルとして構成し、UNIXコマンドの
“vi”コマンドで作成する。辞書データは全てキャラ
クタデータとする。このため、各々の単語に対応する辞
書データのフォーマットは、複数の翻訳単語を「:(コ
ロン)」で区切り、単に『(見出し語),(1以上の空
白文字),(翻訳単語1:翻訳単語2:翻訳単語3:
…:翻訳単語n),(改行コード)』のキャラクタデー
タが直列に並んだ1行のデータとしている。このような
フォーマットの辞書データの各々の1行のデータが、原
文単語の見出し語に数に対応して、単語帳ファイルに格
納される。
【0028】単語帳ファイルにおける辞書データを、こ
のようにUNIXシステムの標準ファイルとして構成す
ることにより、辞書データに対する更新および検索の処
理を非常に簡単に、かつ高速で行うことが可能となる。
つまり、単語帳ファイルの辞書データの入力操作および
更新操作は、UNIXシステムの“vi”エディタによ
り行う。各々の翻訳作業者が使用する単語帳ファイルの
名前を決めておき、その名前のファイルを“vi”エデ
ィタにより更新する。辞書データの初期入力と途中入力
とは、その単語帳ファイル内にデータが無いか有るかが
違いであり、辞書データの入力は、ファイルデータの後
に1行のデータを追加する形式で入力する。
【0029】図4(a)および(b)は、UNIXシス
テムの“vi”エディタによる単語帳ファイルの編集画
面の一例を示す図である。図4(a)の表示画面40お
よび図4(b)の表示画面41に示すように、単語帳フ
ァイルの辞書データは、原文単語を見出し語として、次
に幾つかの空白文字を入れた後、その対のデータとし
て、その原文単語に対する翻訳単語のテキストデータが
格納される。ここでの翻訳単語のテキストデータは、図
示するように、翻訳作業者が任意に使用するデータであ
り、英単語,漢字また仮名文字の日本語単語,文節な
ど、翻訳作業を進める上での任意の単語データを記述し
て格納することすることができる。また、原文単語と対
して格納する翻訳単語の数も任意であり、翻訳作業で参
照するための文章や、メモ記号などを記述しておいても
良い。
【0030】また、このように、単語帳ファイルにおけ
る辞書データは、任意にテキストデータを扱えるUNI
Xシステムの標準ファイルのデータとして、単語帳
成するので、辞書データの検索処理は、文字検索を行う
UNIXコマンドの“grep”コマンドを、検索処理
プログラム内でのシステム関数で実行することにより行
う。
【0031】図5は辞書検索処理の処理フローを示すフ
ローチャートである。図5を参照して、ここでの検索処
理を説明する。処理を開始すると、まず最初に検索すベ
き単語帳ファイルにおける辞書データが有るか否かを判
定する。このため、ステップ51において、検索する単
語帳辞書(単語帳ファイル)がまだ残っているか否かを
判定し、次に、ステップ52において、検索データがま
だ残っているか否かを判定する。これらの判定処理によ
り、単語帳辞書に検索するデータが存在すること判定さ
れると、次に、ステップ53に進み、単語帳辞書より1
行分のデータを取り出し検索する。次に、ステップ54
において、取り出したデータの中に検索単語があるか否
かを判定する。検索単語がある場合には、ステップ55
に進み、1行分のデータを出力する。検索単語がない場
合には、同じ単語帳辞書の次の辞書データに対する検索
処理を行うため、ステップ52に戻り、ステップ52か
らの処理を繰り返し行う。また、検索単語の1行分のデ
ータを出力した場合、次に、更に他の辞書データの中に
も検索単語がある場合にか否かを判定するため、同様
に、ステップ52に戻り、ステップ52からの処理を繰
り返し行う。
【0032】また、ステップ52の判定において、1つ
の単語帳辞書において検索するデータがなくなった場
合、ステップ51に戻り、他に検索すべき単語帳辞書が
あるか否かを判定し、単語帳辞書がまだ残っている場合
には、同様の処理を繰り返し行うが、そうではなく、全
てのデータに対する検索が終り、検索すべき単語帳辞書
が残っていない場合、処理を終了する。
【0033】以上に説明したように、本実施例の辞書検
索表示システムにおいては、少なくとも、原文を自動的
に単語に分割する機能をもつ単語分割プログラムと、複
数の単語帳ファイルから指定された単語を検索し、その
検索結果を出力する単語検索プログラムと、その検索
結果を検索内容に対応して表示する検索結果表示プログ
ラムとが用意され、これらのプログラムの処理機能が組
合せられて、原文を自動的に単語に分割しその一つずつ
の単語について電子辞書(単語帳ファイル)を検索し、
その検索結果を検索内容に対応して表示する。
【0034】外国語翻訳作業を行う場合、原文の中に不
明な単語があるとまず紙の辞書で辞書引きを行うが、そ
の時、単語帳様式の単語帳ファイルに単語とその意味を
対で記録する。このようにして、外国語翻訳の作業を進
めると、既に辞書引きを行った既出の単語については、
直ちに検索表示できるようになる。その後、別の人が翻
訳作業を行う場合、または、新しい原文の翻訳作業を行
う場合に、単語検索プログラムと単語帳ファイルとを
利用することで、原文の中で既に単語帳ファイルに登録
されている単語の意味を表示できるようになる。
【0035】つまり、この場合,単語分割プログラムに
より原文から単語を切り出し、その単語の一つ一つに対
して、既に作成した単語帳ファイルを単語検索プログラ
ムが検索し、その検索結果を検索結果表示プログラムに
より、単語と対でその意味を表示する。この作業の間に
も、未だ単語帳ファイルに登録されていない原文単語に
ついては、紙の辞書で辞書引きをしなければならない
が、その都度、単語帳ファイルに登録していくことによ
り、次回からの検索結果に反映させることができる。こ
れにより、未知の単語を引く回数が作業を進めていくに
従って少なくなり、更に作業の効率を向上させることが
できる。
【0036】このように、原文を自動的に単語に分割
し、全ての単語を単語帳ファイルから検索しその結果を
出力する作業を一連のプログラム処理の中で行うように
しているので、辞書ファイル検索の手間を省くことがで
き、プリエディットまたは翻訳作業にかかる時間の短縮
をはかることができる。
【0037】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の翻訳支
援辞書検索表示システムによれば、予じめ電子化された
文法情報を含む翻訳辞書ファイルが存在しない言語の外
国語の原文をプリエディットする場合、辞書引きしなが
ら外国語を翻訳し理解するわけであるが、一度辞書引き
した原文の単語は電子化された単語帳ファイルに登録し
ておくことで、別の原文をプリエディットするとき、既
に単語帳ファイルに存在する単語については自動的にそ
の意味が表示され、同じ単語を辞書引きする手間と時間
を省くことができ、作業を能率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例にかかる翻訳支援辞書
検索表示システムのシステム構成を示すブロック図、
【図2】図2は本実施例によるインドネシア語プリエデ
ィット用の辞書検索表示システムの全体の処理の流れを
説明するブロック図、
【図3】図3は単語帳ファイルにおける辞書データのフ
ォーマットを説明する図、
【図4】図4(a)および(b)は、UNIXシステム
の“vi”エディタによる単語帳ファイルの編集画面の
一例を示す図、
【図5】図5は辞書検索処理の処理フローを示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
11…キーボード、12…マウス、13…データ処理装
置、14…表示装置、15…プログラムメモリ、15a
…単語切断プログラム、15b…単語帳検索プログラ
ム、15c…検索結果表示プログラム、15d…単語帳
更新プログラム、16…データ格納装置、16a…原文
ファイル、16b…単語帳ファイル、16c…検索結果
ファイル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−135101(JP,A) 特開 平2−301869(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 17/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予じめ電子化された文法情報を含む翻訳
    辞書ファイルが存在しない言語の原文を格納する原文フ
    ァイルと、 原文ファイルから原文の単語の切り出しを行う単語切断
    手段と、 原文の単語とその翻訳単語を対で記憶する単語帳ファイ
    ルと、 切り出した原文の単語を検索語として前記単語帳ファイ
    ルを検索する検索手段と、 前記検索手段による検索結果の翻訳単語を切り出した原
    文の単語に対応して表示する検索結果表示手段と、 表示された検索結果が適切でない場合に前記単語帳フ
    イルを更新し、原文の単語に対する対の翻訳単語を修正
    された内容にする単語帳更新手段とを備えることを特徴
    とする翻訳支援辞書検索表示システム。
JP6070224A 1994-03-16 1994-03-16 翻訳支援辞書検索表示システム Expired - Fee Related JP2893239B2 (ja)

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