JP3031767B2 - 自然言語処理装置 - Google Patents

自然言語処理装置

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JP3031767B2
JP3031767B2 JP3272438A JP27243891A JP3031767B2 JP 3031767 B2 JP3031767 B2 JP 3031767B2 JP 3272438 A JP3272438 A JP 3272438A JP 27243891 A JP27243891 A JP 27243891A JP 3031767 B2 JP3031767 B2 JP 3031767B2
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俊之 杉尾
由紀雄 山本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自然言語処理装置に
関し、例えば機械翻訳装置などにも適用することができ
る自然言語処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自然言語処理システムには、例えば機械
翻訳システムなどがある。従来の機械翻訳システムにお
ける翻訳作業の手順の指定方法には、対話的に行うもの
と、一括して行うものとがある。ここで言う翻訳作業に
は、任意の翻訳対象言語を単に任意の目標言語に翻訳す
るだけの作業に止まらず、翻訳に付随する様々な作業
(例えば、辞書の登録、更新など)が含まれる。
【0003】一括して翻訳作業の手順を指定する方法に
は、特開平1−169576号公報に示されているもの
があり、翻訳作業の一部を一括して指定することによっ
て簡略化を図るものが示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
従来の方法による場合であっては、機械翻訳システムに
おいて、同じ手順を繰り返し指定する手段や機械翻訳作
業を予めスケジュール化して実行させる手段が存在しな
いために、対話的に翻訳作業の手順を指定したい場合
や、翻訳作業の手順が定型化されていて一括して行いた
い場合であっても、機械翻訳システムの使用者は、何等
かの翻訳作業の手順を逐一指定しなければならず、著し
く効率の悪い処理しか行えず、不慣れなユーザに十分に
使いこなせるような実用的な装置が実現されていなかっ
た。
【0005】また、例えば、従来の特開平1−1695
76号公報に示されているものの場合は、翻訳対象の複
数の原文ファイルを指定して一括して自動翻訳処理を行
おうとするものであるが、翻訳を行うときに使用する翻
訳モジュールや、辞書・文法規則格納メモリに予め十分
な種類と量の翻訳プログラムや、辞書データや、文法規
則データなどを格納して用意しておかなければ、十分な
自動翻訳ができず、自動翻訳した結果がユーザを満足さ
せるものでなければ、データ修正や追加を行わなけれ
ば、十分な翻訳結果を得られないという問題があった。
従って、十分な翻訳結果を得るためには、例えば、人手
によって辞書データや、翻訳プログラムなどを逐一格納
しなければならず、膨大な時間を必要とするという問題
があった。また、例えば、翻訳対象原文を入力した後
の、辞書の参照、辞書に対する新語登録、翻訳、翻訳文
の出力などの一連の各作業工程を、一連の作業として、
自動的に処理するのではなく、一つの工程に対する処理
を指示して自動的に処理し結果を確認して、次の工程に
進むための指示を与えて処理するという、逐一的な処理
であったため非常に効率的ではなかった。
【0006】この発明は、以上の課題に鑑み為されたも
のであり、その目的とするところは、例えば機械翻訳シ
ステムに適用しても、機械翻訳作業を高速に効率的に実
行することができる自然言語処理装置を提供することで
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、以上の目的
を達成するために、自然言語文に対して解析を行って、
この解析情報を利用する自然言語処理装置において、次
のような特徴的な手段で改良した。
【0008】つまり、自然言語文から解析情報を得るた
めの一連の作業手順をモジュール化して予め複数モジュ
ール格納する作業手順モジュール格納手段を備え、目的
の作業内容に合わせて最適な作業手順モジュールを選択
して、この最適な作業手順モジュールの内容に従い作業
を実行して解析情報を得ることを特徴とする。
【0009】また、目的の作業機能に合わせて作業機能
内容を記述した作業機能モジュールを予め複数モジュー
ル格納する作業機能モジュール格納手段を備え、前記最
適な作業手順モジュールの内容に従い、最適な作業機能
モジュールを選択して実行することにより解析情報を得
てもよい。
【0010】また、上記作業手順モジュールの内容は、
過去の作業実行における解析情報を用いて作成又は更新
してもよい。
【0011】更に、上記作業機能モジュールの内容も、
過去の作業実行における解析情報を用いて作成又は更新
してもよい。
【0012】
【作用】この発明によれば、予め作業手順モジュールを
複数作成しておいて、目的の作業に合わせて最適な作業
手順モジュールを選択して、その作業手順モジュールの
内容に従い、自動的に実行させることができるので、こ
の記述内容によって一連の作業機能を連続的に複数行う
ことができる。また、作業機能モジュールを予め複数格
納することによって、最適な作業手順モジュールの内容
に従って、最適な作業機能モジュールを選択して効率的
に一連の作業を成し遂げることができる。また、過去の
作業実行における解析情報(例えば、検索結果や実行記
録なども含む)などを用いると、更に充実した作業手順
モジュールや作業機能モジュールを得ることもできる。
【0013】
【実施例】次にこの発明の自然言語処理装置を機械翻訳
装置に適用した場合の好適な一実施例を図面を用いて説
明する。
【0014】この実施例は、例えば、入力言語文から他
の目的言語文に翻訳する機械翻訳装置において、必要最
低限の情報を予め格納するだけで、ユーザの負担を軽減
して効率的に原文入力後の翻訳処理を行うことができる
機械翻訳装置を提供することを目的とする。
【0015】この目的を実現するために、作業手順ライ
ブラリーと、翻訳機能ライブラリーなどを備えて、有効
的に使用するようにする。例えば、この作業手順ライブ
ラリーには、予め翻訳を行うための作業手順を目的に合
わせてモジュール化して、この作業手順モジュールに必
要最低限の作業手順内容を格納する。また、翻訳機能ラ
イブラリーにも、実際に翻訳を行うための翻訳機能を目
的に合わせてモジュール化して、この翻訳機能モジュー
ルに必要最低限の翻訳作業情報を予め格納する。しか
も、この作業手順ライブラリーは、過去の作業実行の結
果を用いて、新規な作業手順モジュールが作成された
り、既存の作業手順モジュールの内容が修正又は追加さ
れるようにする。また、翻訳機能ライブラリーも、過去
の作業実行における作業解析情報を用いて、新規な翻訳
機能モジュールが作成されたり、既存の翻訳機能モジュ
ールの内容が修正又は追加されるようにする。
【0016】図2は、この実施例に係る機械翻訳装置を
コンピュータシステムで実現した場合のハードウエアブ
ロック図である。
【0017】図2において、機械翻訳装置用のこのコン
ピュータシステムは、CPU102と、キーボード10
3と、ディスプレイ104と、主メモリ105と、磁気
ディスク装置106と、インターフェース部107とで
構成されている。
【0018】磁気ディスク装置106には、ユーザイン
ターフェースプログラムや、作業手順ライブラリーや、
翻訳機能ライブラリーや、翻訳実行制御プログラムなど
が格納されている。このような各種のプログラムは主メ
モリ105にロードされてCPU102によって実行さ
れる。キーボード103は、各種のデータ入力を行う。
ディスプレイ104は、入力データの表示や作業手順モ
ジュールの内容の作成のための表示や、作業手順モジュ
ールの選択を行うための表示や、翻訳機能モジュールの
内容の作成のための表示や、翻訳結果の表示などを行
う。インターフェース部107は、このコンピュータシ
ステムと、他のシステムとを接続するためのものであ
り、他のシステムから例えば、翻訳を行いたい原文を取
り込むようにしてもよい。
【0019】図1は、この実施例に係る機械翻訳装置の
機能ブロック図である。
【0020】図1において、この機械翻訳装置は、ユー
ザインタフェース部1と、作業手順編集部2と、作業手
順格納制御部3と、複数の作業手順モジュール41から
なる作業手順ライブラリー4と、作業手順選択部5と、
作業手順解析部6と、作業手順実行部7と、作業手順獲
得部8と、複数の翻訳機能モジュール91からなる翻訳
機能ライブラリー9と、翻訳機能獲得部10とで構成さ
れている。
【0021】次に各構成部の主な機能を説明する。ユー
ザインタフェース部1は、ユーザによるキーボード10
3などによる入力データを各構成部に供給したり、各構
成部の処理データなどをユーザに確認させるために、出
力データなどをディスプレイ104などに供給する。作
業手順編集部2は、作業手順を生成(修正、追加などを
含む)するための作業手順モジュールの編集を行う。作
業手順格納制御部3は、編集された作業手順モジュール
を作業手順ライブラリー4に作業手順モジュール41と
して格納する。作業手順選択部5は、作業手順ライブラ
リー4から、翻訳対象文の翻訳に最適な作業手順モジュ
ール41を選択する。
【0022】作業手順解析部6は、選択した最適な作業
手順モジュール41を解析し、解析情報11などを翻訳
機能獲得部10に供給する。作業手順実行部7は、実際
に作業手順に従い、最適な翻訳機能モジュール91の翻
訳機能によって入力翻訳対象文に対する翻訳を実行し、
翻訳出力をユーザインタフェース部1に供給したり、実
行記録12なども生成し、これを作業手順獲得部8にも
供給する。作業手順獲得部8は、作業手順実行部7の翻
訳作業状況を監視して、実行記録12などを得て作業実
施手順を獲得する。翻訳機能ライブラリー9は、翻訳作
業を実施するための翻訳機能モジュールを複数備える。
翻訳機能獲得部10は、他のシステム環境から不足する
翻訳機能情報などを獲得し、また上述の解析情報11な
どを得て、翻訳機能ライブラリー9の翻訳機能モジュー
ル91に格納する。
【0023】この機械翻訳装置において、よりどころと
なるのは、作業手順モジュール41と翻訳モジュール9
1である。この作業手順41は、翻訳作業の実施のシナ
リオにあたるもので、機械翻訳装置のユーザの翻訳作業
の実施手順の経験や知識を表現したもである。作業手順
モジュール41は、翻訳作業のシーケンスや繰り返し
や、翻訳作業実施条件による作業分岐などの情報が定義
される。また、他の作業手順を利用する旨も定義でき
る。作業手順モジュール41の記述形式/実現形式は特
に限定するものではない。例えば、コンピュータシステ
ムのプログラム言語や、これよりも抽象度の高い疑似言
語や、自然言語で表現されてもよい。これらの記述形式
/実現形式に対応して作業手順モジュール41の解釈を
行う方法も決定される。また、これらは、言語処理系で
あるコンパイラや、インタープリタなどを利用すること
もできる。また、新たな言語処理系を設けてもよい。こ
のようにして表現された作業手順モジュール41は、作
業手順ライブラリー4に格納して、再利用することも可
能になる。
【0024】また、翻訳機能モジュール91は、実際に
翻訳作業に提供されるものであるり、作業手順41によ
って、所望の翻訳機能モジュール91が呼び出され、作
業手順実行部7において実行される。この翻訳機能モジ
ュールは、プログラムなどで実現することができる。
【0025】図3は、この実施例に係る翻訳機能モジュ
ールの構成例である。
【0026】図3において、この翻訳機能モジュール9
2は、入出力インターフェース部201と、アクション
部202とで構成されている。
【0027】この入出力インターフェース部201は、
当該翻訳機能の入力の種別や、その入力が満たすべき条
件や、出力の種別やその出力が満たすべき条件や、更
に、当該翻訳機能が稼働するための環境の条件などの情
報が設定される。また、このアクション部202は、当
該翻訳機能を実現する部分で、入出力インターフェース
201からの情報を得て、実際に翻訳機能を実施し、そ
の結果の情報を入出力インターフェース部201に出力
する。
【0028】そして、この翻訳機能モジュール92は、
入出力インターフェース部201は、他の構成部などか
ら直接にアクセス可能であるが、アクション部202
は、他の構成部などから直接的にアクセスできるような
構成にされている。こに様な構成を採用することの利点
は、標準化された入出力インターフェース部201を設
けることによって、アクション部202の詳細な振る舞
い(例えば、中間結果の扱いや副次的な作用の存在な
ど)を意識せずに翻訳手順を構成することが可能とな
り、機能の抽象化を図ることができる。
【0029】即ち、翻訳手順として定義すべき情報は、
入出力インターフェース部201に対して何をするかな
どの機能を設定すればよく、その処理手順は、アクショ
ン部202が担当するので、ユーザにとってはアクショ
ン部202の内容まで考慮して言及する必要がないとの
で、翻訳手順を簡略化させることができる。
【0030】以下に動作フローチャートを用いて図1に
係る動作を説明する。
【0031】図4は、この実施例に係る翻訳作業手順の
実行の動作を説明するフローチャートである。
【0032】図4において、入力翻訳対象原文に対して
翻訳作業(辞書の使用、未知語の辞書登録、翻訳などの
工程を含む)を行うために、まず、ユーザは作業手順ラ
イブラリー4の既存の作業手順モジュール41を使用す
るか否かを選択する(S301)。既存の作業手順モジ
ュール41を使用するならば、次に目的にあった所望の
作業手順モジュール41を作業手順選択部5がユーザイ
ンターフェース部1から供給される命令に基づき選択
し、作業手順解析部6に供給する(S302)。次に作
業手順解析部6は供給された作業手順モジュール41を
用いて、作業の内容を解析し(S303)、目的の作業
を行うための翻訳機能(未知語検索機能や辞書登録機能
や翻訳機能なども含む)を備えたモジュールが翻訳機能
ライブラリー9にあるか否かを確認して、所望の翻訳機
能モジュール91を作業実行に提供できるか否かを判断
する(S304)。作業手順解析部6は、作業実行に提
供可能な翻訳機能モジュール91(一つとは限らない)
があると判断される、その翻訳機能モジュール91を作
業の流れに従って順番に翻訳機能ライブラリー9から読
み出させて、作業手順実行部7に供給するように制御す
る(S305)。
【0033】そして、供給された翻訳機能モジュール9
1(1)は、作業手順実行部7で実行される(S30
6)。この翻訳機能モジュール91(1)の実行が終わ
ると次に他に実行すべき翻訳機能モジュール91(m)
があるか否かを判断(S307)し、もしあれば再び前
記S305及びS306を行う。所望の全ての翻訳機能
モジュール91の実行が完了したと判断されると(S3
07)、作業実行結果をユーザインターフェース部1に
出力して終了する。
【0034】ここで、前記S304の実行可能か否かの
判断において、実行不可能と判断されると、その原因を
解析しこの解析情報11を翻訳機能獲得部10に供給し
て保存させて(S308)、翻訳作業を終了する(S3
12)。この解析情報11は、例えば、既存の翻訳機能
の不足に関する情報などであり、この解析情報11は、
翻訳機能獲得部10で参照されて、新たな翻訳機能モジ
ュール91の作成に利用される。
【0035】また、前記S301において、作業手順ラ
イブラリー4の既存の作業手順41を使用しないと判断
すると、作業手順実行部7は、ユーザインターフェース
部1を介してユーザに実行したい翻訳機能ライブラリー
9の翻訳機能モジュール91の指定を仰いで、ユーザイ
ンターフェース部1から翻訳機能モジュール91の指定
情報を受け、その翻訳機能モジュール91(一つとは限
らない)を翻訳機能ライブラリー9に対して指定する
(S309)。次に指定されたいくつかの翻訳機能モジ
ュール91を作業の目的に合わせて順番に実行する(S
310)。この時に順番に実行した作業状況の履歴を実
行記録12として作業手順実行部7は出力して、作業手
順獲得部8に供給して保存させるようにする(S31
1)。そして、この実行記録12は、作業手順モジュー
ル41の作成に利用する。以上は作業手順モジュール4
1の選択から、翻訳作業を完了するまでの主な動作の流
れを説明した。
【0036】図5は、この実施例に係る翻訳作業手順作
成の動作を説明するフローチャートである。
【0037】図5において、作業手順モジュール41の
作成のために、まず、作業手順編集部2は、ユーザイン
ターフェースからの命令に基づき、新規に作業手順モジ
ュール41を作成するか、既存の作業手順モジュール4
1を選択して修正などを行うか否かを判断する(S40
1)。作業手順モジュール41を新規に作成する場合に
は、上述の実行記録12を利用するか否かの指示をユー
ザに仰ぐ(S403)。実行記録12を使用するなら
ば、作業手順編集部2は作業手順獲得部8から過去に保
存された実行記録12を取り込む(S404)。次に作
業手順編集部2は、実行記録12から過去の翻訳作業の
実行の履歴情報を抽出して、今作成しようとしている作
業手順の作成に利用し、更に、ユーザインターフェース
部1から供給される入力データも使用して、所望の作業
手順を編集する(S405)。編集された作業手順モジ
ュール41は、作業手順格納制御部3でラベル付けなど
がされて作業手順ライブラリー4に格納されて(S40
6)、作業手順モジュール41の作成及び格納作業が完
了する。
【0038】ここで、前記S401において、既存の作
業手順モジュール41を利用すると選択した場合は、作
業手順選択部5は、所望の作業手順モジュール41を作
業手順ライブラリー4から取り込み、そして、作業手順
編集部2に供給する。次に前記S403に進む。また、
前記S403において、作業手順編集部2において実行
記録12を使用しないと判断した場合は、次に前記S4
05に進む。以上のようにして、作業手順モジュ−ル4
1の内容を作成することができる。
【0039】図6は、この実施例に係る翻訳機能作成の
動作を説明するフローチャートである。
【0040】図6において、翻訳機能モジュール91の
内容を作成するために、まず、翻訳機能獲得部10は上
述の過去の解析情報を利用するか否かを判断する(S5
01)。翻訳機能獲得部10は過去の解析情報を利用す
るならば、次に翻訳機能モジュール91を完成させるた
めに不足する翻訳機能モジュールの内容を抽出する(S
502)。翻訳機能獲得部10は、翻訳機能モジュール
91の入出力インターフェース部201の内容データ
を、ユーザインターフェース部1又は過去の解析情報か
ら不足する内容を補って設定して内容を作成する(S5
03)。
【0041】ここで作成された入出力インターフェース
部201の内容が既存の翻訳機能モジュール91の入出
力インターフェース部201の内容と同じ内容の組み合
わせであるか否かを判断する(S504)。もし、同じ
内容の組み合わせであると判断されると、次にこの作成
した入出力インターフェース部201の内容と既存のア
クション部202の内容でこの翻訳機能モジュール91
を翻訳機能ライブラリー9に格納し(S506)、翻訳
機能モジュール91の作成を終了する。
【0042】また、前記S501において、翻訳機能獲
得部10が過去の解析情報11を用いないで入出力イン
ターフェース部201の内容を作成する判断されると、
次に前記S503に進む。
【0043】また、前記S504において、ここで作成
された入出力インターフェース部201の内容が既存の
翻訳機能モジュール91の入出力インターフェース部2
01の内容と同じ内容の組み合わせでないと判断される
と、次にこの翻訳機能モジュール91のアクション部2
02の内容の作成を行い(S505)、次に前記S50
6に進む。このアクション部202の内容はユーザイン
ターフェース部1から供給されるキーボード入力のデー
タや他のシステム環境で作成された翻訳機能情報などを
利用して作成される。
【0044】以上のようにして、翻訳機能モジュール9
1の作成ができた。
【0045】次に具体的な例を挙げて、上述の図4〜図
6の具体的な動作の一例を示す。例えば、具体的な作業
例として、『入力翻訳対象文中の英語の未知語を検索
し、その語を辞書に登録した後に、英語から日本語への
翻訳を実施する』という作業を実現する動作例を説明す
る。
【0046】まず、ここでは、作業手順ライブラリー4
に格納されている作業手順モジュール41を利用(図4
のS301)することにし、その中から『英日未知語検
索・辞書登録・翻訳』というラベル付けがされている作
業手順モジュール41を選択する(図4のS302)。
次に選択された作業手順モジュール41『英日未知語検
索・辞書登録・翻訳』の内容を解析する(図4のS30
3)。
【0047】この作業手順モジュール41『英日未知語
検索・辞書登録・翻訳』には、3個の翻訳機能が記述さ
れている。(1)英語の原文ファイルの中から未知語を
検索するために、翻訳機能ライブラリー9の中から翻訳
機能モジュール91(1)『英語未知語検索機能』を実
行し、次に、(2)検索された未知語を辞書に登録ため
に、翻訳機能ライブラリー9の中の翻訳機能モジュール
91(2)『辞書登録機能』を実行し、次に、(3)登
録された辞書を用いて英語の原文ファイルを翻訳して日
本語の訳文ファイルを生成するために、翻訳機能ライブ
ラリー9の中の翻訳機能モジュール91(3)『英日翻
訳機能』を実行する、旨の記述がされている。
【0048】このような内容に記述されているので実行
可能と判断(図4のS304)し、翻訳機能モジュール
91(1)『英語未知語検索機能』と、翻訳機能モジュ
ール91(2)『辞書登録機能』と、翻訳機能モジュー
ル91(3)『英日翻訳機能』とを順番に実行する(図
4のS305〜S307)。このような実行によって訳
文を生成出力することができる。
【0049】また、前記S304の判断で、例えば、
『英日翻訳機能』が翻訳機能ライブラリー9に登録され
ていない場合は、解析情報11として、例えば、『英日
翻訳機能が不足する』などの解析情報11が翻訳機能獲
得部10に保存され(図4のS308)、翻訳作業は実
施されずに終了する。
【0050】この場合に、図6において、『英日翻訳機
能が不足する』の解析情報11を利用(図6のS50
1、S502)して、翻訳機能モジュール91(3)
『英日翻訳機能』の入出力インターフェース部201
を、例えば、『入力:英語ファイル、出力:日本語ファ
イル』のように作成し(図6のS503)、アクション
部202を『入力ファイルを読んで、英文を抽出し、そ
れを日本語に翻訳し、出力ファイルに格納する』という
ように作成(図6のS505)して完成した翻訳機能モ
ジュール91(3)『英日翻訳機能』を、翻訳機能ライ
ブラリー9に格納する(図6のS506)。以上のよう
にして翻訳機能モジュール91が完成され、作業手順モ
ジュール41『英日未知語検索・辞書登録・翻訳』が実
行可能となる。また、図4において、翻訳作業手順の実
行を、ユーザインターフェース部1を通じて、翻訳機能
ライブラリー9の任意の翻訳機能モジュール、例えば、
『英語未知語検索機能』、『辞書登録機能』、『英日翻
訳機能』を逐一指定(図4のS309)して、実行(図
4のS310)して、その実行記録12として、次の3
この記録、例えば、(1)英語の原文ファイルの中から
未知語を検索するために、翻訳機能ライブラリー9の中
から翻訳機能モジュール91(1)『英語未知語検索機
能』を実行し、次に、(2)検索された未知語を辞書に
登録ために、翻訳機能ライブラリー9の中の翻訳機能モ
ジュール91(2)『辞書登録機能』を実行し、次に、
(3)登録された辞書を用いて英語の原文ファイルを翻
訳して日本語の訳文ファイルを生成するために、翻訳機
能ライブラリー9の中の翻訳機能モジュール91(3)
『英日翻訳機能』を実行した、というように保存(図4
のS311)しておけば、図5の作業手順モジュール4
1の作成において、この実行記録をもとに、簡単に所望
の作業手順を編集することができる(図5のS404、
S405)。
【0051】例えば、上記の実行記録を次のように下線
部を編集し、作業手順モジュール41『日英未知語検索
・辞書登録・翻訳』を作成し、作業手順ライブラリー4
へ格納することもできる(図5のS406)。
【0052】実行記録の編集例:(1)日本語の原文フ
ァイルの中から未知語を検索するために、翻訳機能ライ
ブラリー9の中の『日本語未知語検索機能』を実行し、
(2)検索された未知語を辞書に登録するために、翻訳
機能ライブラリー9の中の『辞書登録機能』を実行し、
(3)登録された辞書を用いて日本語の原文ファイルを
翻訳し、英語の訳文ファイルを生成するために、翻訳機
能ライブラリー9の中の『日英翻訳機能』を実行する。
【0053】以上の実施例によれば、翻訳作業手順と翻
訳機能を別々に管理し、それぞれの機能を目的に合わせ
て、予め作業手順ライブラリーとして管理し、また、翻
訳機能ライブラリーとして管理しているので、ユーザの
複雑な翻訳作業要求に柔軟に対応できる。また、過去の
実行記録や、過去の作業手順の解析情報を利用すること
によって、過去の経験や知識情報などを有効に活用する
ことができる。また、翻訳作業手順の標準化を図ること
も可能となり、作業手順モジュールや翻訳機能モジュー
ルなどの修正、追加なども容易に行うこともできる。ま
た、作業手順モジュールに定型化された手順を繰り返し
指定したり、手順スケジュール化して設定することも可
能であるので、自動的に効率的な作業実行を行うことが
できる。従って、翻訳対象原文入力あとの処理である、
未知語検索や、辞書登録や、翻訳などの一連の作業を自
動的に効率的な手順で行うことができる。
【0054】以上の実施例において、翻訳機能モジュー
ルは、ソフトウエアで実現することもできるし、ハード
ウエアで実現してもよい。また、上述の翻訳機能とは、
未知語検索や辞書登録や翻訳に限るものではない。
【0055】また、以上の実施例の図4において、作業
手順選択部5で所望の作業手順モジュール41を選択
(S302)した後に、その作業内容の一部を修正ある
いは一部追加してその変更後の作業手順モジュール41
を作業手順解析部6に供給して解析させるようにして
もよい。
【0056】以上の実施例においては、機械翻訳装置を
対象に説明したが、これに限るものではなく、入力自然
言語文から所望の解析処理などを行い単語列や言語文や
符号列などの解析情報を得るものにも適用でき,例え
ば、メッセージ処理装置や、データベース装置や図形処
理装置などにおいても適用できる。また、以上の実施例
においては、解析情報を作業手順解析部6から出力され
る情報を解析情報11として説明したが、これに限るも
のではなく、翻訳出力や、未知語検索における未知語の
抽出結果や、実行記録なども広い意味での解析情報とす
る。
【0057】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、作
業手順モジュール格納手段や、作業機能モジュール格納
手段を備えて、目的の作業に合わせて最適な作業手順モ
ジュールの内容で、しかも最適な作業機能モジュールを
選択して作業を行うことができるので、異なる一連の作
業を自動的に効率的な手順で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この実施例に係る機械翻訳装置の機能ブロック
図である。
【図2】この実施例に係る機械翻訳装置をコンピュータ
システムで実現した場合のハードウエアブロック図であ
る。
【図3】この実施例に係る翻訳機能モジュールの構成例
である。
【図4】この実施例に係る翻訳作業手順の実行の動作を
説明するフローチャートである。
【図5】この実施例に係る翻訳作業手順作成の動作を説
明するフローチャートである。
【図6】この実施例に係る翻訳機能作成の動作を説明す
るフローチャートである。
【符号の説明】
1…ユーザインターフェース部、2…作業手順編集部、
3…作業手順格納制御部、4…作業手順ライブラリー、
5…作業手順選択部、6…作業手順解析部、7…作業手
順実行部、8…作業手順獲得部、9…翻訳機能ライブラ
リー、10…翻訳機能獲得部、41…作業手順モジュー
ル、91…翻訳機能モジュール。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−258022(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/27

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自然言語文に対して解析を行って、この
    解析情報を利用する自然言語処理装置において、 自然言語文から解析情報を得るための一連の作業手順を
    モジュール化して予め複数モジュール格納する作業手順
    モジュール格納手段を備え、 目的の作業内容に合わせて最適な作業手順モジュールを
    選択して、この最適な作業手順モジュールの内容に従い
    作業を実行して解析情報を得ることを特徴とする自然言
    語処理装置。
  2. 【請求項2】 目的の作業機能に合わせて作業機能内容
    を記述した作業機能モジュールを予め複数モジュール格
    納する作業機能モジュール格納手段を備え、 上記最適な作業手順モジュールの内容に従い、最適な作
    業機能モジュールを選択して実行することにより解析情
    報を得ることを特徴とする請求項1に記載の自然言語処
    理装置。
  3. 【請求項3】 上記作業手順モジュールの内容は、過去
    の作業実行におけるの解析情報を用いて作成又は更新さ
    れることを特徴とする請求項1又は2に記載の自然言語
    処理装置。
  4. 【請求項4】 上記作業機能モジュールの内容は、過去
    の作業実行における解析情報を用いて作成又は更新され
    ることを特徴とする請求項2に記載の自然言語処理装
    置。
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