JPWO2009038209A1 - 機械翻訳システム、機械翻訳方法及び機械翻訳プログラム - Google Patents

機械翻訳システム、機械翻訳方法及び機械翻訳プログラム Download PDF

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Abstract

ユーザが翻訳結果に対して手作業で直接文字を入力するといった編集操作を行なっている場合でも、訳語統一処理の結果を効率的に反映させることができる機械翻訳システムを提供する。機械翻訳システムは、機械翻訳部、原文訳文記憶部、複数の訳語統一処理部、対訳関係判定部、及び訳語統一処理制御部を有する。機械翻訳部は、第一の言語を第二の言語に翻訳する。原文訳文記憶部は、第一の言語で記述された原文と当該原文を第二の言語に翻訳した結果である訳文とを単語単位で対応付けて記憶する。複数の訳語統一処理部は、原文の単語に対する訳文の訳語を統一する複数の異なる訳語統一処理をそれぞれ実行する。対訳関係判定部は、原文訳文記憶部に記憶された原文中の特定の単語列と、訳文中の特定の単語列との間に対訳関係が存在するか否かを判定する。訳語統一処理制御部は、訳語統一要求として第一の言語の単語列と第二の言語の単語列の組を受け付け、対訳関係判定部の判定結果に基づいて、複数の訳語統一処理から所定の訳語統一処理を選択し、選択した訳語統一処理を実行するように複数の訳語統一処理部を制御する。

Description

本発明は、第一の言語を第二の言語に翻訳する機械翻訳システム、機械翻訳方法及び機械翻訳プログラムに関し、特に翻訳対象内の特定の単語に対する訳語を統一する機械翻訳システム、機械翻訳方法及び機械翻訳プログラムに関する。
従来より第一の言語を第二の言語に翻訳する機械翻訳システムが提案されている。機械翻訳システムは、例えば第一の言語として日本語を、第二の言語として英語を考えると、日本語を英語に翻訳する機能を提供する。ここで、機械翻訳によって得られた翻訳結果は、翻訳精度の問題から、ユーザの修正作業を必要とする場合が多々ある。このため、機械翻訳では、ユーザの修正作業を支援する種々の機構が提案されており、その1つとして、翻訳結果に含まれる個々の単語を別の訳語に置き換える操作を支援する訳語選択機構がある。
一般に訳語選択機構は、機械翻訳処理の対象である原文内の各単語とその翻訳結果である訳文内の各単語との間の対訳関係を利用することで実現される。具体的には、翻訳結果として得られた訳文内の単語が訳語選択操作によって指定されると、訳語選択機構は、その単語と対訳関係にある原文内単語をキーにして辞書引きを行ない、得られた訳語の集合を提示する。
ここで、ユーザが、提示された訳語の集合から翻訳結果として得られた訳語と別の訳語を選択すると、訳語選択機構は、訳語選択操作によって指定された訳文内の単語を、選択された別の訳語に置き換える。このような機能を提供することにより、ユーザは、簡単な選択操作のみで、別の訳語を得られると共に、翻訳結果の中の単語を所望の単語に書き換えることができる。
ここで、訳語選択機構は、通常、ユーザが指定した訳語のみを置換の対象としている。しかしながら、訳語統一の観点から考えると、訳語選択した結果を翻訳結果全体に反映させたい場合がある。訳語選択の結果を文書全体に反映させて訳語を統一させる方法として、次の2つの方法が提案されている。
第一の方法は、訳語選択の結果を学習する、若しくは、ユーザ辞書へ登録する方法である。この方法によると、以後の機械翻訳処理において、選択された訳語を優先的に出力することができる。
また、第二の方法は、翻訳結果中の指定された訳語を検索し、別の訳語に一括置換する方法である。この場合、単純に訳語の文字列だけを参照して一括置換を行なうと、例えば対訳関係にある原文内の単語が異なるが、訳語文字列がたまたま一致しているといった訳語選択候補以外の訳語文字列も、同時に置換してしまう場合がある。このため、例えば、特許文献1には、機械翻訳結果に含まれる原語と訳語との間の対訳関係が、訳語選択対象と一致する訳語だけを検索して置換することにより、精度良く翻訳結果全体に訳語選択の結果を反映する方法が提案されている。
特開平6−4568号公報
しかしながら、ユーザが翻訳結果に対して手作業で直接文字を入力するといった編集操作を行なっている場合には、その編集操作と訳語統一を行なう処理の結果を同時に反映させることが非常に困難であった。例えば、従来技術の第一の方法の場合は、文書全体に選択した訳語を反映させるためには、文書全体を再翻訳する必要がある。このため、例えば、ユーザが翻訳結果に対して手作業で直接文字を入力するといった編集操作を行なっている場合には、その編集結果が失われてしまう。
また、従来技術の第二の方法の場合も、翻訳結果に手作業で直接文字を入力するといった編集操作が行われると、原文中の単語と訳文の単語との間の対訳関係が失われるため、これらを置換対象として認定することができなくなり、修正漏れが起こる。
このように、従来の訳語統一方法では、元々、翻訳結果に対してユーザが様々な編集操作を行なうことを充分に考慮できていなかった。
本発明は、上記問題点を鑑みてなされたものであり、ユーザが翻訳結果に対して手作業で直接文字を入力するといった編集操作を行なっている場合でも、訳語統一処理の結果を効率的に反映させることができる機械翻訳システム、機械翻訳方法及び機械翻訳プログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る機械翻訳システムは、第一の言語を第二の言語に翻訳する機械翻訳部と、前記第一の言語で記述された原文と当該原文を前記第二の言語に翻訳した結果である訳文とを単語単位で対応付けて記憶する原文訳文記憶部と、前記原文の単語に対する前記訳文の訳語を統一する複数の異なる訳語統一処理をそれぞれ実行する複数の訳語統一処理部と、前記原文訳文記憶部に記憶された前記原文中の特定の単語列と、前記訳文中の特定の単語列との間に対訳関係が存在するか否かを判定する対訳関係判定部と、訳語統一要求として第一の言語の単語列と第二の言語の単語列の組を受け付け、前記対訳関係判定部の判定結果に基づいて、前記複数の訳語統一処理から所定の訳語統一処理を選択し、選択した訳語統一処理を実行するように前記複数の訳語統一処理部を制御する訳語統一処理制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る機械翻訳方法は、第一の言語を第二の言語に翻訳し、前記第一の言語で記述された原文と当該原文を前記第二の言語に翻訳した結果である訳文とを単語単位で対応付けて記憶し、記憶された前記原文中の特定の単語列と、前記訳文中の特定の単語列との間に対訳関係が存在するか否かを判定し、訳語統一要求として第一の言語の単語列と第二の言語の単語列の組を受け付け、前記対訳関係が存在するか否かの判定結果に基づいて、前記原文の単語に対する前記訳文の訳語を統一する複数の異なる訳語統一処理から所定の訳語統一処理を選択し、選択された訳語統一処理を実行することを特徴とする。
本発明に係る機械翻訳プログラムは、第一の言語を第二の言語に翻訳する手順と、前記第一の言語で記述された原文と当該原文を前記第二の言語に翻訳した結果である訳文とを単語単位で対応付けて記憶する手順と、記憶された前記原文中の特定の単語列と、訳文中の特定の単語列との間に対訳関係が存在するか否かを判定する手順と、訳語統一要求として第一の言語の単語列と第二の言語の単語列の組を受け付け、前記対訳関係が存在するか否かの判定結果に基づいて、前記原文の単語に対する前記訳文の訳語を統一する複数の異なる訳語統一処理から訳語統一処理を選択する手順と、選択された訳語統一処理を実行する手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、機械翻訳システムは、原文訳文記憶部に格納された原文と訳文に対し、その対訳対に訳語統一要求として入力された第一の言語の単語列と、第二の言語の単語列との組が対訳関係として対応付けられて存在するか否かに基づいて、複数の訳語統一処理から適切な訳語統一処理を選択し実行することができる。これにより、ユーザが翻訳結果に対して手作業で直接文字を入力するといった編集操作を行なっている場合でも、訳語統一処理の結果を効率的に反映させることができる機械翻訳システム、機械翻訳方法及び機械翻訳プログラムを実現することができる。
本発明の第一の実施の形態に係る機械翻訳システムの構成を説明するためのブロック図である。 図1に示す機械翻訳システムの動作を説明するためのフローチャートである。 図1に示す機械翻訳システムにおける原文訳文記憶部のデータ構造例を示す図である。 図1に示す機械翻訳システムにおける出力装置の表示画面例である。 本発明の第二の実施の形態に係る機械翻訳システムの構成を説明するためのブロック図である。 図5に示す機械翻訳システムの動作を説明するためのフローチャートである。 図5に示す機械翻訳システムにおける原文訳文記憶部のデータ構造例を示す図である。 図5に示す機械翻訳システムにおける出力装置の表示画面例である。 本発明の第三の実施の形態に係る機械翻訳システムの構成を説明するためのブロック図である。
符号の説明
1 入力装置
2 データ処理装置
3 記憶装置
4 出力装置
5 訳語統一用プログラム
6 データ処理装置
21 機械翻訳部
22 対訳関係判定部
23 訳語統一処理制御部
24 機械翻訳部
25 確定情報判定部
26 訳語統一処理制御部
31 原文訳文記憶部
32 原文訳文記憶部
33 原文訳文記憶部
231 第一の訳語統一処理部
232 第二の訳語統一処理部
261 第三の訳語統一処理部
262 第四の訳語統一処理部
以下、本発明の実施の形態に係る機械翻訳システム、機械翻訳方法及び機械翻訳プログラムについて、図面を参照して説明する。
(第一の実施の形態)
まず、本発明の第一の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1を参照すると、本実施の形態に係る機械翻訳システムは、キーボードやマウス等の入力装置1と、プログラム制御により動作するデータ処理装置2と、情報を記憶する記憶装置3と、ディスプレイ装置や印刷装置等の出力装置4とを備えている。その具体例として、本実施の形態に係る機械翻訳システムは、入力装置1として機能するキーボードと、データ処理装置2として機能するパーソナルコンピュータ等のコンピュータ機と、記憶装置3として機能する磁気ディスク記録装置と、出力装置4として機能するディスプレイとを備えることにより、実現することができる。
データ処理装置2は、機械翻訳部21と、対訳関係判定部22と、訳語統一処理制御部23とを備えている。記憶装置3は、原文訳文記憶部31を備えている。その具体例として、データ処理装置2として機能するコンピュータ機は、機械翻訳部21と対訳関係判定部22と訳語統一処理制御部23として機能する中央演算装置(CPU)を有している。また、記憶装置3として機能する磁気ディスク記憶装置には、原文訳文記憶部31として機能する記憶領域が確保されている。
原文訳文記憶部31は、入力された原文とそれに対する訳文を対訳関係として対応付けて格納する。ここで格納される訳文は、別途入力された訳文であってもよく、また後述する機械翻訳部21が作成した訳文であってもよい。また、原文訳文記憶部31は、原文と訳文の文単位の対訳関係だけでなく、単語や句といった翻訳単位毎の対訳関係も格納しているものとする。但し、必ずしも全ての翻訳単位に対して対訳関係を格納していなくてもよい。
機械翻訳部21は、第一の言語からなる原文の入力を受け付けて機械翻訳処理を施し、第二の言語からなる訳文を作成する。更に、機械翻訳部21は、得られた原文と訳文の対訳関係を、その内部の単語や句といった翻訳単位ごとの対訳関係と共に、原文訳文記憶部31に格納する。
対訳関係判定部22は、原文訳文記憶部31に格納され記憶された原文中の特定の単語列と、訳文中の特定の単語列との間に対訳関係が存在するかどうかを判定し、その判定結果を出力する。
訳語統一処理制御部23は、第一から始まる複数の訳語統一処理部231,232,・・・を備え、状況に応じて適切な訳語統一処理部を選択し実行することにより、原文の単語に対する訳文の訳語を統一する複数の異なる訳語統一処理を行なう部分である。より具体的には、訳語統一処理制御部23は、訳語統一要求として第一の言語の単語列と第二の言語の単語列との組を受け付けると、まず原文訳文記憶部31から訳語統一要求として入力された当該第一の言語の単語列を含む原文とその原文に対応する訳文を取得する。次に、訳語統一処理制御部23は、対訳関係判定部22に問い合わせを行ない、取得した訳文の各々に、前記第一の言語の単語列と対訳関係にある単語列が存在するかどうかを調べる。更に、訳語統一処理制御部23は、対訳関係判定部22への問い合わせの結果に基づいて、複数の訳語統一処理部から適切な訳語統一処理部を選択し実行する。
次に、図2のフローチャートを参照して、本実施の形態の動作について、詳細に説明する。
図2において、まず、訳語統一処理制御部23は、入力装置1から訳語統一要求として第一の言語の単語列と、第二の言語の単語列との組を受け付けることにより、訳語統一処理を開始する(ステップA1)。なお、訳語統一処理制御部23は、訳語選択操作を検知し、訳語選択の対象となった第一の言語の単語列と、訳語選択の結果として選択された第二の言語の単語列との組を訳語統一要求として受け付けることにより、訳語統一処理を開始してもよい。また訳語統一処理制御部23は、ユーザ辞書登録操作を検知し、ユーザ辞書登録の対象となった第一の言語の単語列と、第二の言語の単語列との組を訳語統一要求として受け付けることにより、訳語統一処理を開始してもよい。
次に、訳語統一処理制御部23は、訳語統一要求を受け付けると、原文訳文記憶部31を検索し、入力された訳語統一要求中の第一の言語の単語列を含む原文と、その原文に対応する訳文とを訳語統一処理の処理対象として取得する(ステップA2)。
次に、上記ステップA2の処理によって処理対象となる原文と訳文が得られたかどうかをチェックする(ステップA3)。ここで、処理対象が存在しない場合(ステップA3:NO)には、処理を終了する(ステップA10)。これに対し、処理対象が存在する場合(ステップA3:YES)には、その中から原文と訳文の対を一つ取り出す(ステップA4)。
次に、訳語統一処理制御部23は、ステップA4で取り出した原文に含まれる訳語統一要求中の第一の言語の単語列を処理対象候補として特定し、更に対訳関係判定部22に問い合わせを行ない、対応する訳文中にこの第一の言語の単語列と対訳関係にある第二の言語の単語列が存在するかどうかをチェックする(ステップA5、A6)。
その結果、処理対象候補である第一の言語の単語列と、対訳関係にある第二の言語の単語列が見つかった場合(ステップA6:YES)には、訳語統一処理制御部23は、第一の訳語統一処理部231による訳語統一処理を実行する(ステップA7)。
一方、対訳関係にある第二の言語の単語列が見つからなかった場合(ステップA6:NO)には、訳語統一処理制御部23は、第二の訳語統一処理部232による誤訳統一処理を実行する(ステップA8)。ここで、第一の訳語統一処理部231の訳語統一処理は、例えば、対訳関係判定部22によって処理対象候補と対訳関係にあると判定された第二の言語の単語列を、訳語統一要求として入力された第二の言語の単語列に置換する処理とすることができる。
また、第二の訳語統一処理部232の訳語統一処理は、例えば、上記ステップA4で取り出した訳文を表示して、その中の単語列に対する選択操作を受け付け、この選択操作によって選択された訳文中の単語列を訳語統一要求として入力された第二の言語の単語列に置換する処理とすることができる。
なお、ここでは、処理対象候補として特定された原文中の第一の言語の単語列と対訳関係にある第二の言語の単語列が訳文中に存在するか否かという二択の条件で2つの訳語統一処理から適切な訳語統一処理を選択する例を取り上げたが、より複雑な条件を設定して3つ以上の訳語統一処理を取り扱ってもよい。
例えば、訳語選択操作によって訳語統一処理を開始した場合には、訳語統一要求に訳語選択前の第二の言語の単語列の情報を更に持たせ、次に示すような訳語統一処理を加える等の形態を取ってもよい。
すなわち、処理対象候補として特定された原文中の第一の言語の単語列と対訳関係にある第二の言語の単語列が訳文中に見つからない場合には、その訳語選択前の第二の言語の単語列が訳文中に存在するか否かを更にチェックする。そして、訳語選択前の第二の言語の単語列が訳文中に存在する場合には、その単語列を訳語統一要求として入力された第二の言語の単語列に置換してよいかをユーザに問い合わせ、ユーザの入力に応じて当該単語列の置換を行なう。
また、各々の訳語統一処理部に「確認なしで全ての訳語を置き換える」「確認しながら逐次的に訳語を置き換える」「訳語を置き換えない」といった動作モード情報を記憶する動作モード情報記憶部(図示せず)を更に設け、訳語統一処理制御部23は、選択された訳語統一部の動作モード情報記憶部(図示せず)に記憶された動作モードに従って各々の訳語統一処理部を実行するようにしてもよい。
次に、訳語統一処理制御部23は、原文中にまだ訳語統一処理を行なっていない訳語統一要求中の第一の言語の単語列が他にも存在するかどうかをチェックし(ステップA9)、もし存在する場合(ステップA9:YES)には、その単語列の全てに対して、上記ステップA5以下の処理を繰り返す。これに対し、第一の言語の単語列が存在しない場合(ステップA9:NO)には、上記ステップA3に戻り、同様の処理を繰り返し実行する。
ここで、原文訳文記憶部31には、図3に示す対訳データが格納されている場合を考える。
図3に示す原文訳文記憶部31内の対訳データは、第一の言語で記述された原文と第二の言語で記述された訳文との間の対訳関係を模式的に表形式にて表したものであり、表内の同一行に格納された原文と訳文は対訳関係にあることを示している。また、図3の訳文側のカラムにおいては、「w1|w2」の「|」は、訳文内の文字列の訳語w1と訳語w2との間の単語境界を示し、「w3(a、b)」の「(a、b)」は、訳文内の文字列の単語毎に対応する原文内の文字列のオフセットと長さ、すなわち、原文内の文字列のa文字目からb文字分の単語に対応する訳文内の文字列の訳語w3であることを示している。ここで、「w3(−1,0)」(a=−1,b=0)は、訳文内の文字列の訳語w3に対応する原文内の文字列の単語が存在しないことを表している。図3に示す表内の対訳データには、原文のデータと訳文のデータとに加え、「w1|w2」、「w3(a、b)」、或いはこれらに対応する制御パラメータ等の制御データが含まれる。
例えば、図3に示す表内の1行目の対訳データは、原文「昨日、机を買った。」と訳文「I bought a desk yesterday.」が対応関係にあることを示している。更に図3に示す表内の1行目の訳文は、文字列の単語境界「|」を基準にして、「I」、「bought」、「a」、「desk」、「yesterday」「.」という6つの単語(訳語)からなることが分かる。このうち、例えば「desk」という単語は、「(4,1)」であるため、対応する原文内の4文字目から1文字分の単語、すなわち「机」に対する訳語であることを示している。また、図3に示す表内の一行目の訳文の「I」や「a」を見ると、「(−1,0)」であるため、これに対応する単語が原文内に存在しないことが分かる。
また、ユーザが直接文字を入力して訳文を作成、編集した場合には、特にユーザが別途指定しない限り、原文と訳文の間の細かな対応関係を取ることができない。このような場合には、表内の2行目に示されるように、その単語に対応する原文内の単語が存在しないものとして原文訳文記憶部31内に記憶される。
以下では、訳語選択操作により、原文内の単語「机」に対する訳文内の訳語「desk」を「table」に置き換えた場合に、当該訳語選択結果をこの文章全体に反映させる場合を考える。
データ処理装置2として機能するコンピュータ機において、中央演算装置は、例えば、訳語選択操作を検知して訳語選択の対象となった第一の言語の単語「机」と、訳語選択の結果として選択された第二の言語の単語「table」の組を訳語統一要求として受け付ける。なお、本実施の形態のように訳語選択操作をトリガとして訳語統一処理を開始する場合には、更に選択操作を行なう前の第二の言語の単語「desk」を訳語統一要求に含めてもよい。
次に、中央演算装置は、原文訳文記憶部31を検索し、入力された訳語統一要求中の第一の言語の単語「机」を含む原文と、その原文に対応する訳文を取得する。例えば、原文訳文記憶部31が図3に示す対訳データを保持している場合には、この表内の1行目の対訳データと2行目の対訳データが処理対象として取得される。
次に、中央演算装置は、得られた対訳データを1つずつ取り出し、原文に含まれる訳語統一要求中の第一の言語の単語「机」と対訳関係にある第二の言語の単語列が存在するかどうかをチェックし、その結果に応じて適切な訳語統一処理を選択し実行する。
まず、図3の1行目の対訳データについては、訳文の単語「desk」が原文中の「机」と対訳関係にあることが分かる。このため、中央演算装置は、対訳関係が存在する場合の訳語統一処理を実行する。例えば、この単語「desk」を、ユーザの確認なしで「table」に置き換える処理を行なう。
また、図3の2行目の対訳データのように、原文中の「机」と対訳関係にある訳文中の単語が特定できない場合には、中央演算装置は、対訳関係が存在しない場合の訳語統一処理を実行する。ここでは、例えば、その訳文をディスプレイに表示し、置換すべき対象を指定する操作を受け付け、訳文内の選択された単語を「table」に置き換える処理を行なう。このときの画面例を図4に示す。
図4に示す画面例では、ユーザは、例えば訳文欄の「desk」の部分を範囲選択し、実行ボタンを押すことにより「desk」の部分を「table」に置き換えることができる。また、上述のように、訳語統一要求に置換前の第二の言語の単語列が(本実施の形態では「desk」)含まれている場合には、図4の画面例を提示する際に、訳文欄内のこの単語に一致する部分をデフォルトの置換対象として自動的に範囲選択した形で提示するようにしてもよい。
従って、本実施の形態によれば、機械翻訳システムは、原文訳文記憶部31に格納された原文と訳文に対して、訳語統一要求として入力された第一の言語の単語列と第二の言語の単語列との組が対訳関係として対応付けられて存在するか否かに基づいて複数の訳語統一処理から適切な訳語統一処理を選択し実行する。これにより、ユーザが翻訳結果に対して手作業で直接文字を入力するといった編集操作を行なうことによって、原文と訳文の間に単語単位の対訳関係が存在しない対訳対が存在する場合でも、効率的に訳語統一処理を行なうことができる。
(第二の実施の形態)
次に、本発明の第二の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図5を参照すると、本実施の形態に係る機械翻訳システムは、第一の実施の形態と同様に、入力装置1と、データ処理装置2と、記憶装置3と、出力装置4とを備えている。その具体例として、本実施の形態に係る機械翻訳システムは、第1の実施の形態と同様に、入力装置1として機能するキーボードと、データ処理装置2として機能するパーソナルコンピュータ等のコンピュータ機と、記憶装置3として機能する磁気ディスク記録装置と、出力装置4として機能するディスプレイとを備えることにより、実現することができる。
データ処理装置2は、機械翻訳部24と、確定情報判定部25と、訳語統一処理制御部26とを備えている。記憶装置3は、原文訳文記憶部32を備えている。その具体例として、データ処理装置2として機能するコンピュータ機は、第一の実施の形態と同様に、機械翻訳部24と確定情報判定部25と訳語統一処理制御部26として機能する中央演算装置(CPU)を有している。また、記憶装置3として機能する磁気ディスク記憶装置には、原文訳文記憶部32として機能する記憶領域が確保されている。
原文訳文記憶部32は、第一の実施の形態と同様に、入力された原文とそれに対する訳文を対訳関係として対応付けて格納する。ここで格納される訳文は、別途入力された訳文であってもよく、また後述する機械翻訳部21が作成した訳文であってもよい。また、原文訳文記憶部32に格納された原文と訳文の対訳関係は、文単位の対訳関係だけでなく、単語や句といった翻訳単位ごとの対訳関係を含めてもよい。原文訳文記憶部32は、更に、その訳文が既に修正の必要がなく確定されているのか、或いはその訳文はまだ確定されておらず確認する必要があるのかを示す訳文確定情報を各々の訳文に対応付けて格納する。
機械翻訳部24は、第一の実施の形態と同様に、第一の言語からなる原文の入力を受け付けて機械翻訳処理を施して第二の言語からなる訳文を作成し、得られた原文と訳文の対訳関係を、その内部の単語や句といった翻訳単位ごとの対訳関係とともに原文訳文記憶部32に格納する。
確定情報判定部25は、原文訳文記憶部32に記憶された特定の訳文について、まだ修正の必要があるのか、それとも既に修正の必要がないのかを判定し、その結果を出力する。
訳語統一処理制御部26は、第三から始まる複数の訳語統一処理部261,262,・・・を備え、状況に応じて適切な訳語統一処理部を選択し実行することにより、原文の単語に対する訳文の訳語を統一する複数の異なる訳語統一処理を行なう部分である。より具体的には、訳語統一処理制御部26は、訳語統一要求として第一の言語の単語列と第二の言語の単語列との組を受け付けると、まず原文訳文記憶部32から訳語統一要求として入力された当該第一の言語の単語列を含む原文とその原文に対応する訳文を取得する。次に、訳語統一処理制御部26は、確定情報判定部25に問い合わせを行ない、取得した訳文の各々について既に確定されているのかどうかを調べる。更に、訳語統一処理制御部26は、確定情報判定部25への問い合わせの結果に基づいて、複数の訳語統一処理部から適切な訳語統一処理部を選択し実行する。
次に、図6のフローチャートを参照して、本実施の形態の動作について、詳細に説明する。
図6において、ステップB1からステップB4までの動作は、第一の実施の形態で説明した図2に示すステップA1からステップA4までの動作と同じであるため、その説明を省略する。
次に、訳語統一処理制御部26は、上記ステップB4で取り出した訳文について確定情報判定部25に問い合わせを行ない、当該訳文が既に修正の必要がなく確定されているのか、或いはまだ確定されておらず確認する必要があるのかをチェックする(ステップB5、B6)。
その結果、処理対象候補である訳文が既に修正の必要がなく確定されていると判断された場合(ステップB6:YES)には、訳語統一処理制御部26は、第三の訳語統一処理部261による訳語統一処理を実行する(ステップB7)。
一方、当該訳文がまだ確定されていないと判断された場合(ステップB6:NO)には、訳語統一処理制御部26は、第四の訳語統一処理部262による訳語統一処理を実行する(ステップB8)。ここで、第三の訳語統一処理部261の訳語統一処理は、例えば、ユーザの確認操作を経て、処理対象候補と対訳関係にあると判定された第二の言語の単語列を、訳語統一要求として入力された第二の言語の単語列に置換する処理とすることができる。
また、第四の訳語統一処理部262の訳語統一処理は、例えば、ユーザの確認操作なしで、処理対象候補と対訳関係にあると判定された第二の言語の単語列を、訳語統一要求として入力された第二の言語の単語列に置換する処理とすることができる。
なお、ここでは、処理対象候補である訳文が、既に修正の必要がなく確定されているか否かという二択の条件で2つの訳語統一処理から適切な訳語統一処理を選択する例を取り上げたが、より複雑な条件を設定して3つ以上の訳語統一処理を取り扱ってもよい。例えば、第一の実施の形態で記した条件を組み合わせた条件を設定し、その判定結果に基づいて、第一の実施の形態で記した訳語統一処理を含めた訳語選択処理から適切な処理を選択し実行するようにしてもよい。
また、各々の訳語統一処理部に、「確認なしで全ての訳語を置き換える」、「確認しながら逐次的に訳語を置き換える」、「訳語を置き換えない」といった動作モード情報を記憶する動作モード情報記憶部(図示せず)を更に設け、訳語統一処理制御部26は、選択された訳語統一部の動作モード情報記憶部(図示せず)に記憶された動作モードに従って、各々の訳語統一処理部を実行するようにしてもよい。
次に、訳語統一処理制御部26は、原文中にまだ訳語統一処理を行なっていない訳語統一要求中の第一の言語の単語列が他にも存在するかどうかをチェックし(ステップB9)、もし存在する場合(ステップB9:YES)には、その単語列の全てに対して、上記ステップB5以下の処理を繰り返す。これに対し、第一の言語の単語列が存在しない場合(ステップB9:NO)には、上記ステップB3に戻り、同様の処理を繰り返し実行する。
ここで、原文訳文記憶部32には、図7に示した対訳データが格納されている場合を考える。図7に示す原文訳文記憶部31内の対訳データは、第一の言語で記述された原文と第二の言語で記述された訳文との間の対訳関係を模式的に表形式にて表したものであり、表内の原文や訳文のカラムの意味は、図3と同様である。
原文訳文記憶部32は、更に、各々の訳文が既に修正の必要がないのか、或いはその訳文はまだ修正の必要があるのかを示す訳文確定情報を、各々の訳文に対応付けて格納している。図7における訳文確定情報のカラムがこれに該当し、「○」が既にその訳文には修正の必要がなく確定されていることを表し、「×」がまだ確定されておらずその訳文を確認する必要があることを表している。
以下では、第一の実施の形態と同様に、訳語選択操作により原文内の単語「机」に対する訳文内の訳語「desk」を「table」に置き換えた場合に、当該訳語選択結果をこの文章全体に反映させる場合を考える。
データ処理装置2として機能するコンピュータ機において、中央演算装置は、第一の実施の形態と同様に、まず訳語統一要求を受け付け、原文訳文記憶部32から処理対象となる対訳データを取得する。例えば、原文訳文記憶部32が図7に示す対訳データを保持している場合には、この表の1行目の対訳データと2行目の対訳データが処理対象として取得される。
次に、中央演算装置は、得られた対訳データを1つずつ取り出して、訳文確定情報をチェックし、その結果に応じて適切な訳語統一処理を選択し実行する。
まず、図7に示す1行目の対訳データのように、この訳文が既に修正する必要がないものとして確定されている場合には、中央演算装置は訳文が既に確定されている場合の訳語統一処理を実行する。ここでは、例えば、その訳文をディスプレイに表示し、置換対象である訳文内の単語を置換してもよいかどうかをユーザに確認し、その確認結果に従って「机」に対する訳文内の単語「desk」を「table」に置き換える処理を行なう。このときの確認画面例を図8に示す。
図8に示す確認画面例では、原文中に含まれる訳語統一要求中の第一の言語の単語「机」と対応関係にある第二の言語の単語「desk」が反転表示されており、ユーザは実行ボタンを押すことにより、この「desk」の部分を「table」に置き換えることができる。また、上述のように訳語統一要求に置換前の第二の言語の単語列が(本実施の形態では「desk」)含まれている場合には、原文中に含まれる訳語統一要求中の第一の言語の単語「机」と対応関係にある第二の言語の単語が存在しないときでも、訳文を訳語統一要求の置換前の単語で検索し、訳文欄内のこの単語に一致する部分をデフォルトの置換対象として自動的に範囲選択した形で提示してもよい。
また、図7の2行目の対訳データについては、この訳文がまだ確定されていないことが分かる。このため、中央演算装置は、訳文がまだ確定されていない場合の訳語統一処理を実行し、例えば、原文中に含まれる訳語統一要求中の第一の言語の単語「机」と対応関係にある第二の言語の単語「desk」を、ユーザの確認なしで「table」に置き換える処理を行なう。
従って、本実施の形態によれば、機械翻訳システムは、原文訳文記憶部32に格納された原文と訳文に対して、それが修正の必要がないとして確定された対訳対であるか否かに基づいて、複数の訳語統一処理から適切な訳語統一処理を選択し実行する。これにより、ユーザが特定の翻訳結果に問題がないということを確認していた場合にも、訳語統一を行なう処理を適用すべきか否かの再確認を漏れなく効率的に行なうことができる。
(第三の実施の形態)
次に、本発明の第三の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図9を参照すると、本実施の形態に係る機械翻訳システムは、第一、第二の実施の形態と同様に、入力装置1と、データ処理装置6と、記憶装置3と、出力装置4とを備えている。また、本実施の形態では、訳語統一処理用プログラム5を更に備えている。この訳語統一処理用プログラム5は、データ処理装置6に読み込まれ、データ処理装置6の動作を制御し、記憶装置3に原文訳文記憶部33を生成する。
データ処理装置6は、訳語選択用プログラム5の制御により、第一の実施の形態におけるデータ処理装置2による処理と同一の処理、若しくは第二の実施の形態におけるデータ処理装置2による処理と同一の処理を実行する。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施の形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の範囲内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
例えば、上記の機械翻訳システムは、そのハードウェア及びソフトウェア構成は特に限定されるものではなく、上述した各部の機能(手段)を実現可能なものであれば、いずれのものでも適用可能である。例えば、各部の機能毎に回路を独立させて構成したものでも、複数の機能を1つの回路にまとめて一体に構成したものでも、いずれのものであってもよい。或いは、全ての機能を主にソフトウェアの処理で実現するものでもあってもよい。
また、上記の機械翻訳認識システムを構成する各部の少なくとも一部の機能を、プログラムコードを用いて実現する場合、かかるプログラムコード及びこれを記録する記録媒体は、本発明の範疇に含まれる。この場合、オペレーティングシステム等の他のソフトウェアと協働して上記機能が実現される場合は、それらのプログラムコードも含まれる。
この出願は、2007年9月20日に出願された日本出願特願2007−243946号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明は、第一の言語で記述された文書を、第二の言語に翻訳する機械翻訳装置や、機械翻訳装置をコンピュータに実現するためのプログラムといった用途に適用できる。

Claims (21)

  1. 第一の言語を第二の言語に翻訳する機械翻訳部と、
    前記第一の言語で記述された原文と当該原文を前記第二の言語に翻訳した結果である訳文とを単語単位で対応付けて記憶する原文訳文記憶部と、
    前記原文の単語に対する前記訳文の訳語を統一する複数の異なる訳語統一処理をそれぞれ実行する複数の訳語統一処理部と、
    前記原文訳文記憶部に記憶された前記原文中の特定の単語列と、前記訳文中の特定の単語列との間に対訳関係が存在するか否かを判定する対訳関係判定部と、
    訳語統一要求として第一の言語の単語列と第二の言語の単語列の組を受け付け、前記対訳関係判定部の判定結果に基づいて、前記複数の訳語統一処理から所定の訳語統一処理を選択し、選択した訳語統一処理を実行するように前記複数の訳語統一処理部を制御する訳語統一処理制御部と、を備えることを特徴とする機械翻訳システム。
  2. 前記訳文を編集する操作を受け付ける編集部を更に備え、
    前記原文訳文記憶部は、前記原文と、前記原文に対応する訳文を編集した結果である訳文とを対応付けて記憶することを特徴とする請求項1に記載の機械翻訳システム。
  3. 前記複数の訳語統一処理部は、前記原文中の特定の単語列と対訳関係にある前記訳文中の単語列を前記訳語統一要求として入力された組の第二の言語の単語列に置き換える第一の訳語統一処理を実行する第一の訳語統一処理部を有し、
    前記訳語統一処理制御部は、前記原文訳文記憶部から訳語統一要求として入力された第一の言語の単語列を含む原文と当該原文に対応する訳文を取得し、得られた当該訳文中に前記第一の言語の単語列と対訳関係にある単語列が存在するか否かを前記対訳関係判定部で判定し、当該単語列が存在すると判定された場合に前記複数の訳語統一処理から前記第一の訳語統一処理を選択し、選択された第一の訳語統一処理を実行するように前記第一の訳語統一処理部を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の機械翻訳システム。
  4. 前記複数の訳語統一処理部は、前記訳文を表示して単語列選択操作を受け付け、当該単語列選択操作によって選択された前記訳文中の単語列を、前記訳語統一要求として入力された第二の言語の単語列に置き換える第二の訳語統一処理を実行する第二の訳語統一処理部を有し、
    前記訳語統一処理制御部は、前記原文訳文記憶部から訳語統一要求として入力された第一の言語の単語列を含む原文と当該原文に対応する訳文を取得し、得られた当該訳文中に前記第一の言語の単語列と対訳関係にある単語列が存在するか否かを前記対訳関係判定部で判定し、当該単語列が存在しないと判定された場合に前記複数の訳語統一処理から前記第二の訳語統一処理を選択し、選択された第二の訳語統一処理を実行するように前記第二の訳語統一処理部を制御することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の機械翻訳システム。
  5. 前記複数の訳語統一処理部の各々に対して、確認なしで全ての訳語を置き換える第一の動作モードと、確認しながら逐次的に訳語を置き換える第二の動作モードと、訳語を置き換えない第三の動作モードのうち何れかの動作モードを動作モード情報として記憶する動作モード情報記憶部を更に備え、
    前記訳語統一処理制御部は、前記動作モード情報記憶部に記憶された前記動作モード情報に従って、前記複数の訳語統一処理から選択された訳語統一処理を実行するように前記複数の訳語統一処理部を制御することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の機械翻訳システム。
  6. 前記訳語統一処理制御部は、訳語選択の操作を検知し、当該訳語選択の対象となった第一の言語の単語列と、当該訳語選択の結果として選択された第二の言語の単語列の組を訳語統一要求として受け付け、訳語統一処理を開始するように前記複数の訳語統一処理部を制御することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の機械翻訳システム。
  7. 前記訳語統一処理制御部は、ユーザ辞書登録の操作を検知し、ユーザ辞書登録の対象となった第一の言語の単語列と第二の言語の単語列の組を、訳語統一要求として受け付け、訳語統一処理を開始するように前記複数の訳語統一処理部を制御することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の機械翻訳システム。
  8. 第一の言語を第二の言語に翻訳し、
    前記第一の言語で記述された原文と当該原文を前記第二の言語に翻訳した結果である訳文とを単語単位で対応付けて記憶し、
    記憶された前記原文中の特定の単語列と、前記訳文中の特定の単語列との間に対訳関係が存在するか否かを判定し、
    訳語統一要求として第一の言語の単語列と第二の言語の単語列の組を受け付け、前記対訳関係が存在するか否かの判定結果に基づいて、前記原文の単語に対する前記訳文の訳語を統一する複数の異なる訳語統一処理から所定の訳語統一処理を選択し、
    選択された訳語統一処理を実行することを特徴とする機械翻訳方法。
  9. 更に、前記訳文を編集する操作を受け付け、
    前記原文と、前記原文に対応する訳文を編集した結果である訳文とを対応付けて記憶することを特徴とする請求項8に記載の機械翻訳方法。
  10. 前記複数の訳語統一処理は、前記原文中の特定の単語列と対訳関係にある前記訳文中の単語列を前記訳語統一要求として入力された組の第二の言語の単語列に置き換える第一の訳語統一処理を有し、
    更に、訳語統一要求として入力された第一の言語の単語列を含む原文と当該原文に対応する訳文を取得し、
    得られた当該訳文中に前記第一の言語の単語列と対訳関係にある単語列が存在するか否かを判定し、
    当該単語列が存在すると判定された場合に前記複数の訳語統一処理から前記第一の訳語統一処理を選択し、
    選択された第一の訳語統一処理を実行することを特徴とする請求項8又は9に記載の機械翻訳方法。
  11. 前記複数の訳語統一処理は、前記訳文を表示して単語列選択操作を受け付け、当該単語列選択操作によって選択された前記訳文中の単語列を、前記訳語統一要求として入力された第二の言語の単語列に置き換える第二の訳語統一処理を有し、
    更に、前記原文訳文記憶部から訳語統一要求として入力された第一の言語の単語列を含む原文と当該原文に対応する訳文を取得し、
    得られた当該訳文中に前記第一の言語の単語列と対訳関係にある単語列が存在するか否かを判定し、
    当該単語列が存在しないと判定された場合に前記複数の訳語統一処理から前記第二の訳語統一処理を選択し、
    選択された第二の訳語統一処理を実行することを特徴とする請求項8乃至10の何れか1項に記載の機械翻訳方法。
  12. 更に、前記複数の訳語統一処理の各々に対して、確認なしで全ての訳語を置き換える第一の動作モードと、確認しながら逐次的に訳語を置き換える第二の動作モードと、訳語を置き換えない第三の動作モードのうち何れかの動作モードを動作モード情報として記憶し、
    記憶された前記動作モード情報に従って、前記複数の訳語統一処理から選択された訳語統一処理を実行することを特徴とする請求項8乃至11の何れか1項に記載の機械翻訳方法。
  13. 更に、訳語選択の操作を検知し、当該訳語選択の対象となった第一の言語の単語列と、当該訳語選択の結果として選択された第二の言語の単語列の組を訳語統一要求として受け付け、訳語統一処理を開始することを特徴とする請求項8乃至12の何れか1項に記載の機械翻訳方法。
  14. 更に、ユーザ辞書登録の操作を検知し、ユーザ辞書登録の対象となった第一の言語の単語列と第二の言語の単語列の組を、訳語統一要求として受け付け、訳語統一処理を開始することを特徴とする請求項8乃至12の何れか1項に記載の機械翻訳方法。
  15. 第一の言語を第二の言語に翻訳する手順と、
    前記第一の言語で記述された原文と当該原文を前記第二の言語に翻訳した結果である訳文とを単語単位で対応付けて記憶する手順と、
    記憶された前記原文中の特定の単語列と、訳文中の特定の単語列との間に対訳関係が存在するか否かを判定する手順と、
    訳語統一要求として第一の言語の単語列と第二の言語の単語列の組を受け付け、前記対訳関係が存在するか否かの判定結果に基づいて、前記原文の単語に対する前記訳文の訳語を統一する複数の異なる訳語統一処理から訳語統一処理を選択する手順と、選択された訳語統一処理を実行する手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする機械翻訳プログラム。
  16. 更に、前記訳文を編集する操作を受け付ける手順と、
    前記原文と、前記原文に対応する訳文を編集した結果である訳文とを対応付けて記憶する手順とを、コンピュータに実行させることを特徴とする請求項15に記載の機械翻訳プログラム。
  17. 前記複数の訳語統一処理は、前記原文中の特定の単語列と対訳関係にある前記訳文中の単語列を前記訳語統一要求として入力された組の第二の言語の単語列に置き換える第一の訳語統一処理を有し、
    更に、訳語統一要求として入力された第一の言語の単語列を含む原文と当該原文に対応する訳文を取得する手順と、
    得られた当該訳文中に前記第一の言語の単語列と対訳関係にある単語列が存在するか否かを判定する手順と、
    当該単語列が存在すると判定された場合に前記複数の訳語統一処理から前記第一の訳語統一処理を選択する手順と、
    選択された第一の訳語統一処理を実行する手順とを、コンピュータに実行させることを特徴とする請求項15又は16に記載の機械翻訳プログラム。
  18. 前記複数の訳語統一処理は、前記訳文を表示して単語列選択操作を受け付け、当該単語列選択操作によって選択された前記訳文中の単語列を、前記訳語統一要求として入力された第二の言語の単語列に置き換える第二の訳語統一処理を有し、
    更に、前記原文訳文記憶部から訳語統一要求として入力された第一の言語の単語列を含む原文と当該原文に対応する訳文を取得する手順と、
    得られた当該訳文中に前記第一の言語の単語列と対訳関係にある単語列が存在するか否かを判定する手順と、
    当該単語列が存在しないと判定された場合に前記複数の訳語統一処理から前記第二の訳語統一処理を選択する手順と、
    選択された第二の訳語統一処理を実行する手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項15乃至17の何れか1項に記載の機械翻訳プログラム。
  19. 更に、前記複数の訳語統一処理の各々に対して、確認なしで全ての訳語を置き換える第一の動作モードと、確認しながら逐次的に訳語を置き換える第二の動作モードと、訳語を置き換えない第三の動作モードのうち何れかの動作モードを動作モード情報として記憶する手順と、
    記憶された前記動作モード情報に従って、前記複数の訳語統一処理から選択された訳語統一処理を実行する手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項15乃至18の何れか1項に記載の機械翻訳プログラム。
  20. 更に、訳語選択の操作を検知し、当該訳語選択の対象となった第一の言語の単語列と、当該訳語選択の結果として選択された第二の言語の単語列の組を訳語統一要求として受け付け、訳語統一処理を開始する手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項15乃至19の何れか1項に記載の機械翻訳プログラム。
  21. 更に、ユーザ辞書登録の操作を検知し、ユーザ辞書登録の対象となった第一の言語の単語列と第二の言語の単語列の組を、訳語統一要求として受け付け、訳語統一処理を開始する手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項15乃至19の何れか1項に記載の機械翻訳プログラム。
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