JP2626174B2 - 翻訳支援装置 - Google Patents
翻訳支援装置Info
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- JP2626174B2 JP2626174B2 JP2138035A JP13803590A JP2626174B2 JP 2626174 B2 JP2626174 B2 JP 2626174B2 JP 2138035 A JP2138035 A JP 2138035A JP 13803590 A JP13803590 A JP 13803590A JP 2626174 B2 JP2626174 B2 JP 2626174B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、原文を翻訳して訳文を作成する作業を支援
する反訳支援装置に関する。
する反訳支援装置に関する。
従来より、コンピュータ等を用いた翻訳支援装置が種
々提案されているが、自然言語には数多くの言語現像が
あるため、その全てを翻訳支援装置で取り扱うことは難
しい。このため、多くの場合、入力原文を翻訳支援装置
で取り扱い易いように書き直したり(これを全編集とい
う)、翻訳された訳文に修正を加えたり(これを後編集
という)、原文の解析結果に修正を加えるなど、何れか
の段階で人間が介入している。そして、原文の解析結果
に修正を加える方法は、原文言語にのみ精通していれ
ば、容易に修正ができ、またその修正によって得られた
正しい解析結果に対しては正しい訳文を生成することが
容易であるという点で、前編集,後編集に比べて有効な
方法である。
々提案されているが、自然言語には数多くの言語現像が
あるため、その全てを翻訳支援装置で取り扱うことは難
しい。このため、多くの場合、入力原文を翻訳支援装置
で取り扱い易いように書き直したり(これを全編集とい
う)、翻訳された訳文に修正を加えたり(これを後編集
という)、原文の解析結果に修正を加えるなど、何れか
の段階で人間が介入している。そして、原文の解析結果
に修正を加える方法は、原文言語にのみ精通していれ
ば、容易に修正ができ、またその修正によって得られた
正しい解析結果に対しては正しい訳文を生成することが
容易であるという点で、前編集,後編集に比べて有効な
方法である。
上述のように原文の解析結果に人が修正を加える方法
を採用した従来の翻訳支援装置は、入力装置から原文を
入力して語彙・文法知識ベースを用いて解析し、解析結
果を原文の1文ごとに表示装置に表示して修正可能と
し、利用者によって解析結果が修正されたならば修正後
の解析結果から、また、修正されなければ元の解析結果
から、それぞれ訳文を生成すうような構成になってい
る。
を採用した従来の翻訳支援装置は、入力装置から原文を
入力して語彙・文法知識ベースを用いて解析し、解析結
果を原文の1文ごとに表示装置に表示して修正可能と
し、利用者によって解析結果が修正されたならば修正後
の解析結果から、また、修正されなければ元の解析結果
から、それぞれ訳文を生成すうような構成になってい
る。
ところで、翻訳対象となる原文中に同じ表現が幾つも
出現しており且つその表現に対応する解析結果が正しく
ない場合は、その全てを修正する必要があるが、従来の
翻訳支援装置では、各々の解析結果ごとに人が修正作業
を行わなければならなかった。
出現しており且つその表現に対応する解析結果が正しく
ない場合は、その全てを修正する必要があるが、従来の
翻訳支援装置では、各々の解析結果ごとに人が修正作業
を行わなければならなかった。
本発明はこのような事情に鑑みて為されたもので、そ
の目的は、以前に修正された解析結果と同じ内容の解析
結果については自動的に修正を行う機能を持つ翻訳支援
装置を提供することにある。
の目的は、以前に修正された解析結果と同じ内容の解析
結果については自動的に修正を行う機能を持つ翻訳支援
装置を提供することにある。
本発明の翻訳支援装置は、上記の目的を達成するため
に、 入力装置から原文を入力して語彙・文法知識ベースを
用いて解析し、解析結果を表示装置に表示して修正可能
とし、修正された或いは修正されなかった解析結果から
訳文を生成する翻訳支援装置において、 解析結果の修正情報を蓄積する解析結果修正情報知識
ベースと、 前記語彙・文法知識ベースを用いて解析して得た新た
な解析結果を前記表示装置に表示するのに先立って、前
記解析結果修正情報知識ベースを参照して上記の新たな
解析結果中に以前に修正対象とされた解析結果と同じ内
容が含まれているか否かを検出し且つ含まれているとき
はそれを以前と同じように修正する解析結果自動修正手
段とを備え、解析結果の意味関係にかかる修正情報とし
て、構文解析により認識された文節間の意味関係,修正
後の意味関係,各文節に含まれる単語および格助詞を前
記解析結果修正情報知識ベースに蓄積する構成を有して
いる。
に、 入力装置から原文を入力して語彙・文法知識ベースを
用いて解析し、解析結果を表示装置に表示して修正可能
とし、修正された或いは修正されなかった解析結果から
訳文を生成する翻訳支援装置において、 解析結果の修正情報を蓄積する解析結果修正情報知識
ベースと、 前記語彙・文法知識ベースを用いて解析して得た新た
な解析結果を前記表示装置に表示するのに先立って、前
記解析結果修正情報知識ベースを参照して上記の新たな
解析結果中に以前に修正対象とされた解析結果と同じ内
容が含まれているか否かを検出し且つ含まれているとき
はそれを以前と同じように修正する解析結果自動修正手
段とを備え、解析結果の意味関係にかかる修正情報とし
て、構文解析により認識された文節間の意味関係,修正
後の意味関係,各文節に含まれる単語および格助詞を前
記解析結果修正情報知識ベースに蓄積する構成を有して
いる。
また、本発明の好ましい実施例においては、解析結果
の修正時に学習指示が為された解析結果の修正情報だけ
を解析結果修正情報知識ベースに蓄積するようにしてい
る。
の修正時に学習指示が為された解析結果の修正情報だけ
を解析結果修正情報知識ベースに蓄積するようにしてい
る。
本発明の翻訳支援装置においては、入力装置で入力さ
れた原文を語彙・文法知識ベースを用いて解析して得た
解析結果を表示装置に表示するのに先立って、解析結果
自動修正手段が、解析結果の修正情報を蓄積する解析結
果修正情報知識ベースを参照して今回の解析結果中に以
前に修正対象とされた解析結果と同じ内容が含まれてい
るか否かを検出する。今、そのような内容が含まれてい
なかったとすると、解析結果の自動修正は行われず、語
彙・文法知識ベースを用いて解析された解析結果が表示
装置に表示される。利用者はその表示内容を見て修正す
る必要があれば修正を加える。修正が必要でなければ、
修正されなかった解析結果から訳文が生成され、修正さ
れた場合は修正後の解析結果から訳文が生成される。ま
た、解析結果に修正が加えられた場合、どのような解析
結果の内容に対しどのような修正が加えられたかを示す
修正情報が解析結果修正情報知識ベースに蓄積され、以
後の解析結果の自動修正に使用される。即ち、残りの原
文の解析時に上記で修正対象とされた解析結果と同じ内
容を含む解析結果が現れた場合、解析結果自動修正手段
が解析結果修正情報知識ベースの内容よりそのことを検
出し且つ今回の解析結果を以前と同じように修正する。
なお、この自動修正された解析結果は表示装置に表示さ
れ、以後、同様な動作が行われる。
れた原文を語彙・文法知識ベースを用いて解析して得た
解析結果を表示装置に表示するのに先立って、解析結果
自動修正手段が、解析結果の修正情報を蓄積する解析結
果修正情報知識ベースを参照して今回の解析結果中に以
前に修正対象とされた解析結果と同じ内容が含まれてい
るか否かを検出する。今、そのような内容が含まれてい
なかったとすると、解析結果の自動修正は行われず、語
彙・文法知識ベースを用いて解析された解析結果が表示
装置に表示される。利用者はその表示内容を見て修正す
る必要があれば修正を加える。修正が必要でなければ、
修正されなかった解析結果から訳文が生成され、修正さ
れた場合は修正後の解析結果から訳文が生成される。ま
た、解析結果に修正が加えられた場合、どのような解析
結果の内容に対しどのような修正が加えられたかを示す
修正情報が解析結果修正情報知識ベースに蓄積され、以
後の解析結果の自動修正に使用される。即ち、残りの原
文の解析時に上記で修正対象とされた解析結果と同じ内
容を含む解析結果が現れた場合、解析結果自動修正手段
が解析結果修正情報知識ベースの内容よりそのことを検
出し且つ今回の解析結果を以前と同じように修正する。
なお、この自動修正された解析結果は表示装置に表示さ
れ、以後、同様な動作が行われる。
次に、本発明の実施例について図面を参照して詳細に
説明する。
説明する。
第1図は本発明の一実施例の機能ブロック図である。
この実施例の訳文支援装置は、同図に示すように、原文
入力手段1,語彙・文法知識ベース2,原文解析手段3,解析
結果記憶手段4,解析結果修正情報知識ベース5,比較部7
および比較結果反映部8を含む解析結果自動修正手段6,
解析結果出力手段9,修正情報入力手段10,翻訳生成手段1
1および訳文出力手段12を有し、また表示装置200および
入力装置300を接続している。
この実施例の訳文支援装置は、同図に示すように、原文
入力手段1,語彙・文法知識ベース2,原文解析手段3,解析
結果記憶手段4,解析結果修正情報知識ベース5,比較部7
および比較結果反映部8を含む解析結果自動修正手段6,
解析結果出力手段9,修正情報入力手段10,翻訳生成手段1
1および訳文出力手段12を有し、また表示装置200および
入力装置300を接続している。
原文入力手段1は、たとえば光学読み取り装置(OC
R)であり、翻訳対象である原文100を自動的に読み込
む。
R)であり、翻訳対象である原文100を自動的に読み込
む。
語彙・文法知識ベース2は、原文言語の語彙情報・文
法情報を記憶する知識ベースである。
法情報を記憶する知識ベースである。
原文解析手段3は、原文入力手段1で読み込まれた原
文100を、語彙・文法知識ベース2の情報を用いて解析
する手段であり、全文を単語に区切り構文解析を行う。
文100を、語彙・文法知識ベース2の情報を用いて解析
する手段であり、全文を単語に区切り構文解析を行う。
解析結果記憶手段4は、原文解析手段3で得られた解
析結果,解析結果自動修正手段6で自動修正された解析
結果を一時に記憶する手段である。
析結果,解析結果自動修正手段6で自動修正された解析
結果を一時に記憶する手段である。
解析結果修正情報知識ベース5は、解析結果の修正に
関する情報(修正情報)を蓄積する知識ベースである。
関する情報(修正情報)を蓄積する知識ベースである。
解析結果自動修正手段6は、解析結果記憶手段4に記
憶された原文解析手段3の解析結果を表示装置200に表
示するのに先立って、解析結果修正情報知識ベース5を
参照してその解析結果中に以前に修正対象とされた解析
結果と同じ内容が含まれているか否かを検出し、且つ、
含まれているときはそれを以前と同じように修正する手
段であり、比較部7と比較結果反映部8とで構成されて
いる。比較部7は、解析結果記憶手段4に記憶された原
文解析手段3による解析結果と解析結果修正情報知識ベ
ース5に記憶された修正情報とを比較する部分、比較結
果反映部8はその比較結果に応じて以前と同じような修
正を今回の解析結果に加える部分である。なお、解析結
果の修正は本実施例では解析結果記憶手段4上の解析結
果を書き換えることで行っている。
憶された原文解析手段3の解析結果を表示装置200に表
示するのに先立って、解析結果修正情報知識ベース5を
参照してその解析結果中に以前に修正対象とされた解析
結果と同じ内容が含まれているか否かを検出し、且つ、
含まれているときはそれを以前と同じように修正する手
段であり、比較部7と比較結果反映部8とで構成されて
いる。比較部7は、解析結果記憶手段4に記憶された原
文解析手段3による解析結果と解析結果修正情報知識ベ
ース5に記憶された修正情報とを比較する部分、比較結
果反映部8はその比較結果に応じて以前と同じような修
正を今回の解析結果に加える部分である。なお、解析結
果の修正は本実施例では解析結果記憶手段4上の解析結
果を書き換えることで行っている。
解析結果出力手段9は、解析結果自動修正手段6によ
る処理を終えた解析結果、すなわち原文解析手段3で得
られた解析結果またはそれを自動修正した解析結果を、
表示装置200に表示する手段である。
る処理を終えた解析結果、すなわち原文解析手段3で得
られた解析結果またはそれを自動修正した解析結果を、
表示装置200に表示する手段である。
表示装置200は、例えばCRTディスプレイ装置であり、
解析結果出力手段9から出力された解析結果や訳文出力
手段12から出力された訳文を画面上に表示する。本実施
例では、表示装置200上には解析結果等を表示する領域
以外に、表示された解析結果を修正したとき、その修正
情報を学習させるか否かを指示するための学習ボタンの
シンボルを表示する領域が設けられている。
解析結果出力手段9から出力された解析結果や訳文出力
手段12から出力された訳文を画面上に表示する。本実施
例では、表示装置200上には解析結果等を表示する領域
以外に、表示された解析結果を修正したとき、その修正
情報を学習させるか否かを指示するための学習ボタンの
シンボルを表示する領域が設けられている。
入力装置300は、例えばマウス,キーボードであり、
作業者は表示装置200に表示された解析結果をこの入力
装置300を操作することにより修正することできる。
作業者は表示装置200に表示された解析結果をこの入力
装置300を操作することにより修正することできる。
修正情報入力手段10は、入力装置300から修正情報等
を入力する手段であり、表示装置200に今回表示された
解析結果に対し作業者が修正を行わなかった場合は、修
正前の解析結果を解析記憶手段4から入力して訳文生成
手段11に送る。また、修正が加えられた場合は、修正後
の解析結果即ち修正前の解析結果に修正内容を反映した
ものを訳文生成手段11に送ると共に、修正時に学習ボタ
ンが操作されたときは今回の修正情報を解析結果修正情
報知識ベース5に蓄積する。
を入力する手段であり、表示装置200に今回表示された
解析結果に対し作業者が修正を行わなかった場合は、修
正前の解析結果を解析記憶手段4から入力して訳文生成
手段11に送る。また、修正が加えられた場合は、修正後
の解析結果即ち修正前の解析結果に修正内容を反映した
ものを訳文生成手段11に送ると共に、修正時に学習ボタ
ンが操作されたときは今回の修正情報を解析結果修正情
報知識ベース5に蓄積する。
訳文生成手段11は、修正情報入力手段10から入力され
た解析結果から訳文を生成する手段である。
た解析結果から訳文を生成する手段である。
訳文出力手段12は、訳文生成手段11で生成された訳文
を表示装置200に表示する手段である。なお、図示して
いないが、生成された訳文をファイル等に蓄積しプリン
トアウトするようにしても良いことは勿論のことであ
る。
を表示装置200に表示する手段である。なお、図示して
いないが、生成された訳文をファイル等に蓄積しプリン
トアウトするようにしても良いことは勿論のことであ
る。
次に、上述のように構成された本実施例の翻訳支援装
置の動作を具体例に基づいて説明する。
置の動作を具体例に基づいて説明する。
例えば、“ユーザがコンピュータの出力したデータを
読む。”という文が原文入力手段1によって読み込まれ
たとすると、原文解析手段3は語彙・文法知識ベース2
に記憶されている日本語の語彙・文法情報を用いて上記
の文を単語に区切って構文解析を行い、その解析結果を
解析結果記憶手段4に記憶する。解析結果は、例えば、
文を構成する文節と、文節と文節との間の意味関係およ
び掛かり受けの情報を含んでいる。今の場合、例えば第
2図に示すような解析結果が得られたとする。なお、同
図において、アンダーラインを付した部分が各々文節で
あり、“動作主",“所有”などが掛かり受け関係のある
文節間の意味関係を表している。
読む。”という文が原文入力手段1によって読み込まれ
たとすると、原文解析手段3は語彙・文法知識ベース2
に記憶されている日本語の語彙・文法情報を用いて上記
の文を単語に区切って構文解析を行い、その解析結果を
解析結果記憶手段4に記憶する。解析結果は、例えば、
文を構成する文節と、文節と文節との間の意味関係およ
び掛かり受けの情報を含んでいる。今の場合、例えば第
2図に示すような解析結果が得られたとする。なお、同
図において、アンダーラインを付した部分が各々文節で
あり、“動作主",“所有”などが掛かり受け関係のある
文節間の意味関係を表している。
解析結果記憶手段4に記憶された解析結果は、解析結
果自動修正手段6に入力される。解析結果自動修正手段
6は、先ず比較部7において、今回の解析結果とマッチ
ングのとれる修正情報が解析結果修正情報知識ベース5
中に存在するか否かを調べることにより、今回の解析結
果中に以前に修正対象とされた解析結果と同じ内容が含
まれているか否かを検出する。今の場合、該当する修正
情報が存在しなかったとすると、解析結果記憶手段4に
原文解析手段3が出力した解析結果を保持した状態で制
御が解析結果出力手段9に渡される。
果自動修正手段6に入力される。解析結果自動修正手段
6は、先ず比較部7において、今回の解析結果とマッチ
ングのとれる修正情報が解析結果修正情報知識ベース5
中に存在するか否かを調べることにより、今回の解析結
果中に以前に修正対象とされた解析結果と同じ内容が含
まれているか否かを検出する。今の場合、該当する修正
情報が存在しなかったとすると、解析結果記憶手段4に
原文解析手段3が出力した解析結果を保持した状態で制
御が解析結果出力手段9に渡される。
解析結果出力手段9は、解析結果記憶手段4に記憶さ
れた解析結果を表示装置200に出力し、表示装置200はこ
れを画面に表示する。これによって、文が文節に区切ら
れた様子と、原文解析手段3によって判断された文節と
文節との間の意味関係および掛かり受け関係とを表示し
た第2図に示したようなイメージの解析結果が表示され
ることになる。
れた解析結果を表示装置200に出力し、表示装置200はこ
れを画面に表示する。これによって、文が文節に区切ら
れた様子と、原文解析手段3によって判断された文節と
文節との間の意味関係および掛かり受け関係とを表示し
た第2図に示したようなイメージの解析結果が表示され
ることになる。
作業者は表示装置200に表示された解析結果を見て、
誤りがなければ例えば入力装置300を使ってその旨を指
示する。この指示は修正情報入力手段10で認識され、修
正情報入力手段10は修正されなかった解析結果すなわち
解析結果記憶手段4に記憶されている解析結果を訳文生
成手段11に与え、訳文生成手段11は入力された解析結果
から訳文を生成する。
誤りがなければ例えば入力装置300を使ってその旨を指
示する。この指示は修正情報入力手段10で認識され、修
正情報入力手段10は修正されなかった解析結果すなわち
解析結果記憶手段4に記憶されている解析結果を訳文生
成手段11に与え、訳文生成手段11は入力された解析結果
から訳文を生成する。
一方、表示装置200に表示された解析結果に誤りがあ
れば、作業者は入力装置300を使って修正を加える。第
2図の例は実は誤りを含む場合であり、「コンピュータ
の」と「出力した」との文節間の意味関係が“所有”に
なっている。これは“動作主”の誤りである。従って、
作業者は表示装置200の画面を見ながら、入力装置300を
操作して意味関係を“所有”から“動作主”に修正す
る。このとき、今回の修正にかかる修正情報を以後自動
修正に活用したい場合は、表示装置200の画面上の学習
ボタンをマウスでクリックする。なお、上記の修正は、
表示装置200の画面に次候補となる意味関係をも併せて
表示する形式の翻訳支援装置では、その次候補中の“動
作主”を入力装置300を構成するマウスでクリックする
ことで可能である。
れば、作業者は入力装置300を使って修正を加える。第
2図の例は実は誤りを含む場合であり、「コンピュータ
の」と「出力した」との文節間の意味関係が“所有”に
なっている。これは“動作主”の誤りである。従って、
作業者は表示装置200の画面を見ながら、入力装置300を
操作して意味関係を“所有”から“動作主”に修正す
る。このとき、今回の修正にかかる修正情報を以後自動
修正に活用したい場合は、表示装置200の画面上の学習
ボタンをマウスでクリックする。なお、上記の修正は、
表示装置200の画面に次候補となる意味関係をも併せて
表示する形式の翻訳支援装置では、その次候補中の“動
作主”を入力装置300を構成するマウスでクリックする
ことで可能である。
「コンピュータの」と「出力した」との文節間の意味
関係を“所有”から“動作主”に修正する操作が行わ
れ、且つ、学習ボタンがクリックされると、修正情報入
力手段10は今回の解析結果の意味関係にかかる修正情報
を解析結果修正情報知識ベース5に蓄積する。
関係を“所有”から“動作主”に修正する操作が行わ
れ、且つ、学習ボタンがクリックされると、修正情報入
力手段10は今回の解析結果の意味関係にかかる修正情報
を解析結果修正情報知識ベース5に蓄積する。
第3図にそのとき蓄積される解析結果修正情報知識ベ
ース5の内容の一例を示す。同図に示すように、意味関
係にかかる修正情報は、1つのテーブル(意味関係修正
情報テーブル)として蓄積され、文番号,入力された原
文(今の場合日本語)のかかり先およびかかり元の単語
(表層語),格助詞,修正前の意味関係,修正語の意味
関係で構成される。
ース5の内容の一例を示す。同図に示すように、意味関
係にかかる修正情報は、1つのテーブル(意味関係修正
情報テーブル)として蓄積され、文番号,入力された原
文(今の場合日本語)のかかり先およびかかり元の単語
(表層語),格助詞,修正前の意味関係,修正語の意味
関係で構成される。
さて、解析結果が修正された場合、修正情報入力手段
10は、修正後の解析結果を訳文生成手段11に送り、訳文
生成手段11はそれを解析して訳文を生成する。生成され
た訳文は、訳文出力手段12によって表示装置200に表示
される。
10は、修正後の解析結果を訳文生成手段11に送り、訳文
生成手段11はそれを解析して訳文を生成する。生成され
た訳文は、訳文出力手段12によって表示装置200に表示
される。
次に、上記と同じ表現を含む下記のような原文が原文
入力手段1から入力されたとする。
入力手段1から入力されたとする。
“ユーザがコンピュータの出力したデータを読んで判断
する。” 原文解析手段3は、語彙・文法知識ベース2の情報を
用いて構文解析を行うが、同様な語彙・文法情報に基づ
いて解析するため、上記の文は第4図に示すように解析
され、その解析結果が解析結果記憶手段4に記憶され
る。
する。” 原文解析手段3は、語彙・文法知識ベース2の情報を
用いて構文解析を行うが、同様な語彙・文法情報に基づ
いて解析するため、上記の文は第4図に示すように解析
され、その解析結果が解析結果記憶手段4に記憶され
る。
次いで解析結果自動修正手段6が動作し、その比較部
7において、解析結果記憶手段4に記憶された解析結果
と解析結果修正情報知識ベース5に記憶された修正情報
との比較が行われる。具体的には、今の場合、日本語の
単語,格助詞,意味関係のマッチングがとられる。そし
て、マッチングが成功すれば、比較結果反映部8によっ
て修正が加えられる。
7において、解析結果記憶手段4に記憶された解析結果
と解析結果修正情報知識ベース5に記憶された修正情報
との比較が行われる。具体的には、今の場合、日本語の
単語,格助詞,意味関係のマッチングがとられる。そし
て、マッチングが成功すれば、比較結果反映部8によっ
て修正が加えられる。
第2図のような解析結果を前述したように修正したと
きの修正情報として第3図に示したような修正情報が解
析結果修正情報知識ベース5に蓄積されている場合、第
4図のような解析結果が新たに生成されると、“コンピ
ュータの出力した”の部分について単語,格助詞,意味
関係のいずれもマッチングに成功するので、比較結果反
映部8によって解析結果記憶手段4に記憶された解析結
果における意味関係が第5図のように修正される。即ち
「コンピュータの」と「出力した」との意味関係が“所
有”から“動作主”に修正される。
きの修正情報として第3図に示したような修正情報が解
析結果修正情報知識ベース5に蓄積されている場合、第
4図のような解析結果が新たに生成されると、“コンピ
ュータの出力した”の部分について単語,格助詞,意味
関係のいずれもマッチングに成功するので、比較結果反
映部8によって解析結果記憶手段4に記憶された解析結
果における意味関係が第5図のように修正される。即ち
「コンピュータの」と「出力した」との意味関係が“所
有”から“動作主”に修正される。
解析結果自動修正手段6による修正が終了すると、制
御が解析結果出力手段9に渡され、解析結果記憶手段4
に記憶された自動修正後の解析結果が表示装置200に出
力され、第5図に示したようなイメージで自動修正され
た解析結果が表示される。以降、前述と同様な動作が行
われて訳文が生成され、出力される。
御が解析結果出力手段9に渡され、解析結果記憶手段4
に記憶された自動修正後の解析結果が表示装置200に出
力され、第5図に示したようなイメージで自動修正され
た解析結果が表示される。以降、前述と同様な動作が行
われて訳文が生成され、出力される。
以上の説明は、解析結果の意味関係にかかる修正情報
を例にしたが、解析結果の掛かり受け関係にかかる修正
情報といった他の種類の修正情報も解析結果修正情報知
識ベース5に蓄積しておくことにより自動修正が可能と
なるものである。
を例にしたが、解析結果の掛かり受け関係にかかる修正
情報といった他の種類の修正情報も解析結果修正情報知
識ベース5に蓄積しておくことにより自動修正が可能と
なるものである。
以上説明したように、本発明の翻訳支援装置によれ
ば、解析結果に対する修正情報を知識ベース化して自動
修正に利用するものであり、解析結果を一度修正してそ
の修正情報を蓄積しておけば、同じ表現の内容が再度出
現した場合には同じような修正が自動的に施されること
になる。よって、解析結果の修正に要する作業者の時間
および労力を軽減することができると共に、同一表現箇
所を漏れなく修正することができ、原文全体の翻訳成功
率を高めることができる。
ば、解析結果に対する修正情報を知識ベース化して自動
修正に利用するものであり、解析結果を一度修正してそ
の修正情報を蓄積しておけば、同じ表現の内容が再度出
現した場合には同じような修正が自動的に施されること
になる。よって、解析結果の修正に要する作業者の時間
および労力を軽減することができると共に、同一表現箇
所を漏れなく修正することができ、原文全体の翻訳成功
率を高めることができる。
第1図は本発明の一実施例の機能ブロック図、 第2図は誤りを含む解析結果の一例を示す図、 第3図は解析結果修正情報知識ベース5の内容の一例を
示す図、 第4図は誤りを含む解析結果の別の例を示す図および、 第5図は自動修正された解析結果の一例を示す図であ
る。 図において、 1……原文入力手段 2……語彙・文法知識ベース 3……原文解析手段 4……解析結果記憶手段 5……解析結果修正情報知識ベース 6……解析結果自動修正手段 7……比較部 8……比較結果反映部 9……解析結果出力手段 10……修正情報入力手段 11……訳文生成手段 12……訳文出力手段 100……原文 200……表示装置 300……入力装置
示す図、 第4図は誤りを含む解析結果の別の例を示す図および、 第5図は自動修正された解析結果の一例を示す図であ
る。 図において、 1……原文入力手段 2……語彙・文法知識ベース 3……原文解析手段 4……解析結果記憶手段 5……解析結果修正情報知識ベース 6……解析結果自動修正手段 7……比較部 8……比較結果反映部 9……解析結果出力手段 10……修正情報入力手段 11……訳文生成手段 12……訳文出力手段 100……原文 200……表示装置 300……入力装置
Claims (2)
- 【請求項1】入力装置から原文を入力して語彙・文法知
識ベースを用いて解析し、解析結果を表示装置に表紙し
て修正可能とし、修正された或いは修正されなかった解
析結果から訳文を生成する翻訳支援装置において、 解析結果の修正情報を蓄積する解析結果修正情報知識ベ
ースと、 前記語彙・文法知識ベースを用いて解析して得た新たな
解析結果を前記表示装置に表示するのに先立って、前記
解析結果修正情報知識ベースを参照して前記新たな解析
結果中に以前に修正対象とされた解析結果と同じ内容が
含まれているか否かを検出し且つ含まれているときはそ
れを以前と同じように修正する解析結果自動修正手段と
を具備し、 解析結果の意味関係にかかる修正情報として、構文解析
により認識された文節間の意味関係,修正後の意味関
係,各文節に含まれる単語および格助詞を前記解析結果
修正情報知識ベースに蓄積する構成を有することを特徴
とする翻訳支援装置。 - 【請求項2】解析結果の修正時に学習指示が為された解
析結果の修正情報だけを前記解析結果修正情報知識ベー
スに蓄積する構成を有する請求項1記載の翻訳支援装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2138035A JP2626174B2 (ja) | 1990-05-28 | 1990-05-28 | 翻訳支援装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2138035A JP2626174B2 (ja) | 1990-05-28 | 1990-05-28 | 翻訳支援装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0431966A JPH0431966A (ja) | 1992-02-04 |
JP2626174B2 true JP2626174B2 (ja) | 1997-07-02 |
Family
ID=15212518
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2138035A Expired - Fee Related JP2626174B2 (ja) | 1990-05-28 | 1990-05-28 | 翻訳支援装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2626174B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5835922A (en) * | 1992-09-30 | 1998-11-10 | Hitachi, Ltd. | Document processing apparatus and method for inputting the requirements of a reader or writer and for processing documents according to the requirements |
JP6045948B2 (ja) * | 2013-03-15 | 2016-12-14 | 株式会社東芝 | 機械翻訳装置及び機械翻訳プログラム |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2723886B2 (ja) * | 1986-05-23 | 1998-03-09 | 株式会社日立製作所 | 機械翻訳装置及びその翻訳規則作成方法 |
JPH01309179A (ja) * | 1988-02-04 | 1989-12-13 | Hitachi Ltd | 自然言語解析方式 |
-
1990
- 1990-05-28 JP JP2138035A patent/JP2626174B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0431966A (ja) | 1992-02-04 |
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