JPH11515138A

JPH11515138A - 電気器具用コネクタ

Info

Publication number: JPH11515138A
Application number: JP9517008A
Authority: JP
Inventors: シンバル，ヨヘン; シャムベルグ，トーマス; デュー，ヘルムート
Original assignee: ブラウンアクチェンゲゼルシャフト
Priority date: 1995-10-28
Filing date: 1996-06-24
Publication date: 1999-12-21
Also published as: US6190184B1; CN1200202A; DE59601522D1; WO1997016873A1; ATE178166T1; DE19540304A1; DE19540304C2; EP0857363A1; HK1010287A1; EP0857363B1

Abstract

(57)【要約】本発明は、電動機と、蓄電池充電回路と、電動機に接続するように設計された少なくとも１つの再充電可能な蓄電池と、コネクタピンを有するコネクタを軸支したコネクタ室とを収納するハウジングを備える、電気かみそり装置や髪切り機、脱毛器のような個人使用向け電気器具を指向し、コネクタピンはコネクタピンを包囲するコネクタハウジング内に移動可能に搭載され、内部にコネクタピンを備えるコネクタハウジングはコネクタ室の内外に回動するように配置され、コネクタがハウジングの広幅側面の一方から外方に枢動する位置にある状態では、広幅側面に平行に配列されたコネクタピンは、コネクタハウジングの内部に移動自在に設けられた操作要素によってコネクタハウジングの内外に移動することができる。

Description

【発明の詳細な説明】電気器具用コネクタ本発明は、電動機と、蓄電池充電回路と、電動機に接続するように設計された少なくとも１つの再充電可能な蓄電池と、コネクタピンを備えるコネクタを軸支したコネクタ室とを収納するハウジングを有する、電気かみそり装置、髪切り機、脱毛器のような個人使用向け電気器具に関する。特公昭６０−３９３９０号公報に示されるように、コネクタ室から外方に枢動するように設計されたコネクタを備える電気器具が知られている。コネクタは、コネクタハウジングと、コネクタハウジングから突出する２つの板状コネクタピンとを備えている。米国特許第４９９７３８１号明細書に示されるように、ハウジングの広幅側面の一方から外方に枢動するように設計されたコネクタと、コネクタハウジングに軸支されている２つの板状コネクタピンと、コネクタハウジングの延長部でコネクタハウジングに締結されている２つの丸形コネクタピンとを備える電気器具が知られている。電気器具のハウジングの内部にはコネクタ室が設けられ、コネクタ室の延長部には２つの細長い凹部が設けられ、これらの凹部はコネクタから突起する２つの丸形コネクタピンを備えるコネクタを収納する。ドイツ特許３５３５５６４号明細書に示されるように、電気器具のハウジングの狭幅側面の一方から外方に枢動するように設計されたコネクタハウジングを備える電気器具が知られている。２つの丸形コネクタピンは枢動するコネクタハウジングの内部に滑動自在に設けられ、コネクタピンプッシャを備える作動装置に関連し、コネクタピンプッシャは電気器具のハウジングに伸縮自在（格納式）に取り付けられている。コネクタハウジングが外方に枢動するとき、コネクタピンプッシャはコネクタハウジングの延長部に存在するとともにコネクタハウジングに押入し、コネクタピンをコネクタハウジングから動作位置に押圧する。ドイツ実用新案Ｇ８３２９６９１（Ｕ１）に示されるように、再充電可能な電気かみそり装置のコネクタが電気かみそりハウジングの一端に滑動自在に設けられ、コネクタハウジングに締結された２つの板状コネクタピンをハウジングの底部に設けられた作動器スイッチによって電気かみそりのハウジングの２つの狭幅側面の一方から押圧し、電圧源のコンセントに接続する構成が知られている。電気かみそりのハウジングから突起するコネクタピンを確実に固定するには、特に、ぐらつかないようにするには、適当な案内と、電気かみそりのハウジングの内部でコネクタピンに固定接続されたコネクタハウジングに用いる比較的長尺の支持部と、追加的に配置した緩衝器とを設ける必要がある。したがって、このようなコネクタ構成に必要な空間量はかなり大きい。最初に述べた型式の電気器具は、種々の標準規格に適合する種々のコネクタ、例えば、比較的近接して設けられている１１０Ｖ／１２５Ｖ用板状コネクタピン、または、板状コネクタピンと比較して電圧が高いので広い間隔をあけて設けられている２２０Ｖ、２３０Ｖ／２４０Ｖ用丸形コネクタピンを有するコネクタを備えることが知られている。適用可能な標準規格に合う丸形コネクタピンの場合に見られる間隔では、例えば、特公昭６０−３９３９０号公報の図１８に示される電気かみそりのハウジングの広幅側面から外方に枢動するように設けられたコネクタの公知の配置の場合、電気かみそりハウジングが比較的細いので、板状コネクタピンの代わりに丸形コネクタピンを用いることができない。本発明の目的は、電気器具のハウジングの内部におけるコネクタピンを備えるコネクタの配置を最小限の空間で確保する最初の述べた型式の電気器具を作ることである。さらに、コネクタを備える電気器具の操作の簡素化が求められている。本発明によれば、この目的は請求項１に記載の特徴を組み合わせることにより達成される。電気器具のハウジングの広幅側面の一方に設けられたコネクタ室からコネクタを枢動できるとともに、コネクタピンがこの広幅側面に対して平行に配列されコネクタハウジングの内部に移動自在に取り付けられ、操作要素も同様にコネクタハウジングの内部に移動自在に配置されていることによって、丸形コネクタピンを備えるコネクタ全体の寸法はコンパクトかつ比較的小型になる。有利な点は、この種のコネクタの上部で、通電状態の電気コンセントに接続するため電気器具のハウジングから必ず突起しているコネクタハウジングを電気器具のハウジング内に延長するコネクタ部とともに用い、丸形コネクタピンを収納することである。本発明の好適な実施態様によれば、コネクタハウジングの内部にコネクタピンの少なくとも１つの固定位置が設けられている。本実施態様の別の側面において、コネクタピンをコネクタハウジングの内部の固定位置に保持し、例えば、ガタガタ鳴る雑音を防ぎながら、電気器具または障害物をコネクタピンによって搬送しつつ、コネクタハウジングをコネクタ室の内外に枢動させる。本発明の上記実施態様のさらに別の側面において、コネクタピンはコネクタハウジングの外部の固定位置で保持される。本発明の本実施態様によって、通電状態の電気コンセントに対するコネクタの接続はより容易化される。ユーザがコネクタピンをコネクタハウジングから動作位置に移動させる操作をより簡単にするため、コネクタピンが少なくとも１つのばねによって作用されるように構成されている。特に製造の容易な本発明の一実施態様によれば、ばねはコネクタハウジングの後壁とコネクタピンに固定接続されたコネクタピンプッシャとの間に配置される。本実施態様の別の側面では、コネクタピンプッシャをある固定位置から別の固定位置に移動させたり元の固定位置に戻したりする操作要素を備える。本実施態様のさらに別の側面では、それぞれの固定位置にばねで保持される操作要素を備える。コネクタを一方側、すなわち、コネクタ室の内部の非動作位置および他方側、すなわち、コネクタ室から外方に枢動した動作位置に保持するため、本発明の別の実施態様では、コネクタハウジングは少なくとも１つの固定要素が設けられ、備え、各固定要素に対しては、ハウジングの上部に２つの保持要素が設けられ、コネクタがハウジングの内外に枢動するのを制限している。本発明の一実施態様によれば、コネクタを２つの軸受ピンによってコネクタ室に軸支するのが好ましい。本実施態様の別の側面において、軸受ピンに用いる軸受は、ハウジングの第１および第２のシェル内で対応する半円形凹部から形成される。コネクタの操作を容易にするため、本発明の一実施態様によれば、２つの軸受ピンは、それぞれ、コネクタの各端壁から所定の距離だけ離れて設けられている。本発明の好適な実施態様によれば、コネクタがコネクタ室から外方に枢動されるている間、各コネクタピンは蓄電池充電回路の電気接触子に電気接触子を介して接続され得るようになっている。本発明の好適な実施態様によれば、コネクタピンは丸形に構成されている。板状コネクタピン間の距離は丸形コネクタピン間の距離よりかなり小さいので、本発明の代替の実施態様によれば、コネクタピンは板状に構成される。本発明のコネクタの操作は、好適な実施態様によれば、操作要素がハウジングに設けられた固定解除要素に対して固定位置で移動可能なので、かなり簡単になる。本実施態様の別の側面において、コネクタハウジングがコネクタ室の内部に枢動するときに操作要素に作用する固定解除要素によって、コネクタピンの固定を解除することができる。コネクタピンはコネクタ室の壁に接触係合するばねによって保持されるのが好ましい。本実施態様の重要な利点は、コネクタがその動作位置に枢動するとき、固定されていないコネクタピンがばねによって自動的にコネクタハウジングから固定位置に移動することである。本発明の別の実施態様によれば、固定解除要素はハウジングの壁に設けられている。代替として、本発明のさらに別の実施態様では、固定解除要素はハウジング内のプリント回路板に設けられている。本発明の好適な実施態様では、固定解除要素を突起した丸形押縁状に構成することによって、操作要素の固定解除を容易にする。本発明の別の利点および詳細については、以下の説明および好適な実施形態を示す添付図面から明らかになろう。図面において、図１は、電気かみそりヘッドと、内部にコネクタを有するハウジングの広幅側面の底端部に設けられたコネクタ室とを備える電気かみそり装置の図である。図２は、第１のハウジングシェルを取り外した状態の図１の電気かみそり装置のハウジングの斜視図であり、動作位置に枢動したコネクタおよび蓄電池および電動機を有する蓄電池充電回路を示す図である。図３は、コネクタが、コネクタハウジングから突起するコネクタピンを備えるハウジングの広幅側面の一方から外方に枢動した状態の図１および図２の電気かみそり装置の図である。図４は、コネクタハウジングから突起する丸形コネクタピンおよび後壁から突起する電気接触子を備えるコネクタの側面図である。図５は、図４の線Ａ−Ａに沿ったコネクタの断面図である。図６は、第２のハウジングシェルをＵ型フレームから取り外した状態で、コネクタおよび蓄電池充電回路の電気接触要素を備える図１の電気かみそり装置のハウジングの斜視図である。図７は、ハウジングのコネクタの固定要素の領域内のコネクタおよびハウジングの断面図である。図８は、コネクタの枢動域の固定要素および保持要素の領域内のハウジングおよびコネクタの底部の縦断面図である。図９は、図７の線Ｔ−Ｔに沿ったハウジングの底部の断面図である。図１０は、操作要素の固定解除要素を備える図１の電気かみそり装置のハウジングの斜視図である。図１１は、軸支されたコネクタおよび固定解除要素を備える図１および図２の電気かみそり装置のハウジングの斜視図である。図１は、電気器具、すなわち、ショートヘアカッター組立体Ｋを有する電気かみそり装置を示し、本装置は、外部フォイルフレーム１に張力をかけた状態で固定された外部フォイル２と、電気かみそりの電気的／機械的駆動要素を包囲するハウジング３とを備えている。ハウジング３は、図３に示されるように、フレーム４、第１のハウジングシェル５および第２のハウジングシェル６からなる。第１のハウジングシェルは、電気かみそり装置の電源ＯＮ／ＯＦＦを行う少なくとも１つの操作要素と、操作要素をＯＦＦ位置に固定する固定要素とを含む(図示されていない)。基壁９に直接隣接するとともにハウジング３の内部に延長する第１のハウジングシェル５のショートヘアカッター組立体Ｋに対向してコネクタ室７が設けられている。コネクタ室７には、コネクタ８が基壁９に対して平行に延びる枢動軸を中心にして枢動するように取り付けられている。電気接触子１１，１２はハウジング３の基壁９に面するコネクタ８の端壁１０に設けられているように図示されている。端壁１０の反対側の端壁７３には、コネクタピン２５，２６が貫通する２つの開口部が設けられている(図２参照)。図２は図１のハウジング３の斜視図であり、ショートヘアカッター組立体Ｋが取り外され、第１のハウジングシェル５も取り外された状態を示す。フレーム４の２つの狭幅側板１３，１４の間には、蓄電池１７を含むプリント回路板１６に実装された蓄電池充電回路１５が配置されている。ハウジング３において電気かみそりのショートヘアカッター組立体の刃を駆動する電動機１８は蓄電池１７に隣接している。２つの軸受アーム１９，２０は第２のハウジングシェル６に形成され、２つの軸受ピン２１および２２によってコネクタ８を支持している。軸受ピン２１，２２の軸受は対応する半円形凹部６０、６１により形成され、これらの凹部６０，６１は第２のハウジングシェル６の軸受アーム２１，２２および第１のハウジングシェル５に設けられた軸受アーム２３，２４に設けられている。軸受ピン２１，２２の軸受構成の詳細は、図９の断面図に示されている。図２の実施形態はハウジング３の広幅側面Ｂから外方に枢動したコネクタ８を示し、コネクタ８は操作要素２８を備えている。、操作要素２８はプリント回路板１６に近接した状態で示されており、コネクタピン２５，２６をコネクタハウジング２７から動作位置に移動させるためのものである(図３参照)。コネクタ８はコネクタハウジング２７を備え、コネクタハウジング２７には、コネクタピン２５，２６がその全長にわたって収納される。図３は、第１のハウジングシェル５および第２のハウジングシェル６をフレーム４に連結してハウジング３を完全に閉じた状態にした図１および図２の電気かみそり装置の斜視図である。ハウジング３の広幅側面Ｂにおいて、コネクタ８は、第１のハウジングシェル５に形成されたコネクタ室７から当該コネクタ８をコンセント（図示されていない）に接続するのに適した位置に枢動されている。その位置状態では、操作要素２８を図２に示される位置からコネクタピン２５，２６に向けて図３に示される位置に移動させることにより、コネクタピン２５，２６はコネクタハウジング２７から出され、適所に固定される(図５参照)。コネクタ８をコネクタ室７からハウジング３の広幅側面Ｂに対してほぼ直角な固定位置に枢動させる途中で(図６、図７および図８参照)、電気接触子１１，１２が電気接触子３０，３１に接触することによって、確実に電流をコネクタピン２５，２６からハウジング３内部の蓄電池充電回路１５に自由に流す。図４は、コネクタハウジング２７から突出するコネクタピン２５，２６、電気接触子１１，１２およびコネクタハウジング２７の後壁１０と操作要素２８との間に位置するばね２９とともに、ハウジング３から取り外されたコネクタ８の側面図を示す。軸受ピン２１，２２は、それぞれ、コネクタハウジング２７の２つの対向する側壁に形成されている。軸受ピン２１，２２によって、コネクタ８はハウジング３内で軸支される。図４の実施形態は、さらに、コネクタハウジング２７を３つの部分、すなわち、コネクタピン２５，２６の各々が操作要素２８によって移動できる２つの外側部分と、コネクタピン２５，２６の間に位置し、操作要素２８およびばね２９が配置される第３部分とに分割した状態を示す。ばね２９の位置決めおよび案内を向上させるために、例えば、ばね案内ピン３８がコネクタハウジング２７の後壁１０に形成される。図５は、図４の線Ａ−Ａに沿ったコネクタ８の断面図を示す。本実施形態のコネクタハウジング２７は引出型底部部分３２を備え、引出型底部部分３２は挿入自在かつ着脱自在な後壁１０および取り付け自在なカバー壁３３を有している。カバー壁３３には、操作要素２８を固定係止するために、例えば、２つの固定位置３４，３５が形成されている。コネクタピン２５，２６はコネクタピンプッシャ３７に固定接続される。コネクタピンプッシャ３７は操作要素２８に接続され、コネクタピンプッシャ３７と操作要素２８との間に設けられたばね３６は操作要素２８を付勢してコネクタピンプッシャ３７から離し、操作要素をカバー壁３３の凹部からなる固定位置３４または３５の一方に固定する。後壁１０とコネクタピンプッシャ３７の間にはばね２９が設けられている。ばね２９は、操作要素２８が凹部の固定位置３４から外された場合に、コネクタピンプッシャ３７を移動させ、ひいてはコネクタピンプッシャ３７に固定されたコネクタピン２５，２６をコネクタハウジング２７から突出させ、最終的には操作要素２８がばね３６の作用によって第２の固定位置３５を形成する凹部に嵌合する。コネクタピン２５，２６をコネクタピンプッシャ３７を介して固定するとともに、操作要素２８を固定位置３５を形成する凹部に保持することによって、確実にコネクタピン２５，２６をコネクタハウジング２７の外部で固定保持し、コネクタピン２５，２６を通電状態のコンセント（図示されていない）の噛合開口部に安全に挿入することができるようにしている。図６はハウジング３の斜視図であり、Ｕ型フレーム４から取り外された第２のハウジングシェル６（図３参照）および第１のハウジングシェル５から突出するコネクタ８を示す。蓄電池充電回路を備えるプリント回路板１６の後部は、電気接触子３０，３１を含み、ハウジング３を開放すると視認できる。電気接触子３０，３１は、コネクタハウジング２７の後壁１０から突出するコネクタ８の電気接触子１１，１２に接触している。固定要素４０，４１は、２つの軸受ピン２１，２２に隣接するコネクタハウジング２７の両狭幅側面に一体形成され(図４参照)、コネクタ８が各端部位置（一方の位置は図１に示され、他方の位置は図３に示されている）にある場合、対応する凹部４２，４３，４４，４５に掛合され、コネクタ室７の内部、または、コネクタがコネクタ室７から枢動する位置のいずれかにコネクタ８を固定する。このようなコネクタ８の固定構成のさらに詳細については図７および図８から明らかとなろう。図７は、第１のハウジングシェル５および第２のハウジングシェル６が接続されたＵ型フレーム４とともに、コネクタ８およびそこに一体形成された固定要素４０，４１を示す断面図である。溝型凹部４２，４３，４４，４５を有する２つの軸受アーム１９，２０は、第２のハウジングシェル６に形成されている(図８参照)。軸受アーム２０の凹部４２，４３の間隔および軸受アーム１９の凹部４４，４５の間隔は、コネクタ８を軸受ピン２１，２２を中心にして枢動させる場合に、固定要素４０，４１が凹部４２，４４から出て凹部４３，４５に係合されるよう、選定され、また、コネクタを逆方向に枢動させてコネクタ８を図示の各保持位置に固定する場合に、固定要素４０，４１が凹部４３，４５から出て凹部４２，４４に係合するよう、選定されている。図１０は、図２のハウジング３の別の斜視図を示し、固定解除要素７０が壁７１に設けられていることを除いて、図２に図示されるものと同一である。固定解除要素７０は、壁７１またはプリント回路板から突起する部分的に丸形の押縁( ｒｏｕｎｄｌｅｄｇｅ)として構成されている(図１１参照)。押縁が丸い形状を有することによって、押縁と固定解除される操作要素２８とを容易に相互作用させながら、コネクタ８をコネクタ室７の内部に枢動させることができる。コネクタハウジング２７の軸受ピン２１，２２は、端壁７３から距離Ａおよび端壁１０から距離Ｂだけ離れるように設定され(図４参照)、その結果、操作圧を距離Ｂのハウジング面にかけることによって、コネクタハウジング２７はコネクタ室７から外方に枢動される。操作要素２８は、コネクタハウジング２７がコネクタ室７の内部に枢動するときに固定解除要素７０によって固定が解除され、確実に、圧縮されたばね２９の圧力をコネクタピン２５，２６に伝達し、コネクタピン２５，２６をコネクタ室７の壁７２に接触保持する。コネクタ８がコネクタ室７から外方に枢動しながら、コネクタピン２５，２６は解除されるまで壁７２に沿って滑動し、解除後、コネクタピン２５，２６は、ばね２９の作用によって第２の固定位置３５に急激に移動し、固定位置３５は同時に動作位置としても機能することとなる。コネクタ８のハウジングの狭幅側面５０，５１は、少なくともハウジング３の外部輪郭を超えて突起する断面Ｅがくさび型に構成されている(図１、図３および図７)。この形状によって、丸形コネクタピンを備えるコネクタおよびコネクタに接続された電気器具を、少なくとも一部がコネクタの外部輪郭に一致する保持要素（図示せず）を備える通電状態のコンセント内部で良好に保持することが可能となる。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項【提出日】１９９７年６月３０日【補正内容】【特許法第１８４条の４第４項の規定により提出された翻訳文の第６頁第１６行〜第７頁第１０行を次の通り補正して、これを特許協力条約第３４条に基づき提出された補正書（国際出願日における明細書の第８頁の差替え）に対する翻訳文として提出する。】「図２の実施形態はハウジング３の広幅側面から外方に枢動したコネクタ８を示し、コネクタ８は操作要素２８を備えている。、操作要素２８はプリント回路板１６に近接した状態で示されており、コネクタピン２５，２６をコネクタハウジング２７から動作位置に移動させるためのものである(図３参照)。コネクタ８はコネクタハウジング２７を備え、コネクタハウジング２７には、コネクタピン２５，２６がその全長にわたって収納される。図３は、第１のハウジングシェル５および第２のハウジングシェル６をフレーム４に連結してハウジング３を完全に閉じた状態にした図１および図２の電気かみそり装置の斜視図である。ハウジング３の広幅側面Ｂにおいて、コネクタ８は、第１のハウジングシェル５に形成されたコネクタ室７から当該コネクタ８をコンセント（図示されていない）に接続するのに適した位置に枢動されている。その位置状態では、操作要素２８を図２に示される位置からコネクタピン２５，２６に向けて図３に示される位置に移動させることにより、コネクタピン２５，２６はコネクタハウジング２７から出され、適所に固定される(図５参照)。コネクタ８をコネクタ室７からハウジング３の広幅側面Ｂに対してほぼ直角な固定位置に枢動させる途中で(図６、図７および図８参照)、電気接触子１１，１２が電気接触子３０，３１に接触することによって、確実に電流をコネクタピン２５，２６からハウジング３内部の蓄電池充電回路１５に自由に流す。図４は、コネクタハウジング２７から突出するコネクタピン２５，２６、電気接触子１１，１２およびコネクタハウジング２７の後壁１０と操作要素２８との間に位置するばね２９とともに、ハウジング３から取り外されたコネクタ８の側面図を示す。軸受ピン２１，２２は、それぞれ、コネクタハウジング２７の２つの対向する側壁に形成されている。軸受ピン２１，２２によつて、コネクタ８はハウジング３内で軸支される。」【特許法第１８４条の４第４項の規定により提出された翻訳文の第９頁第１行〜同頁第２２行を次の通り補正して、これを特許協力条約第３４条に基づき提出された補正書（国際出願日における明細書の第１１頁の差替え）に対する翻訳文として提出する。】「１に設けられていることを除いて、図２に図示されるものと同一である。固定解除要素７０は、壁７１またはプリント回路板から突起する部分的に丸形の押縁 (ｒｏｕｎｄｌｅｄｇｅ)として構成されている(図１１参照)。押縁が丸い形状を有することによって、押縁と固定解除される操作要素２８とを容易に相互作用させながら、コネクタ８をコネクタ室７の内部に枢動させることができる。コネクタハウジング２７の軸受ピン２１，２２は、端壁７３から距離Ａおよび端壁１０から距離Ｃだけ離れるように設定され(図４参照)、その結果、操作圧を距離Ｃのハウジング面にかけることによって、コネクタハウジング２７はコネクタ室７から外方に枢動される。操作要素２８は、コネクタハウジング２７がコネクタ室７の内部に枢動するときに固定解除要素７０によって固定が解除され、確実に、圧縮されたばね２９の圧力をコネクタピン２５，２６に伝達し、コネクタピン２５，２６をコネクタ室７の壁７２に接触保持する。コネクタ８がコネクタ室７から外方に枢動しながら、コネクタピン２５，２６は解除されるまで壁７２に沿って滑動し、解除後、コネクタピン２５，２６は、ばね２９の作用によって第２の固定位置３５に急激に移動し、固定位置３５は同時に動作位置としても機能することとなる。コネクタ８のハウジングの狭幅側面５０，５１は、少なくともハウジング３の外部輪郭を超えて突起する断面Ｅがくさび型に構成されている(図１、図３および図７)。この形状によって、丸形コネクタピンを備えるコネクタおよびコネクタに接続された電気器具を、少なくとも一部がコネクタの外部輪郭に一致する保持要素（図示せず）を備える通電状態のコンセント内部で良好に保持することが可能となる。」【特許協力条約第３４条に基づき提出された補正書は請求の範囲の請求項１〜５に関するもののみであるが、明瞭化のために、その翻訳文として請求の範囲全文ついて提出する。】請求の範囲１．電動機（１８）と、蓄電池充電回路（１５）と、前記電動機に接続するように設計された少なくとも１つの再充電可能な蓄電池（１７）と、コネクタピン（２５，２６）を有するコネクタ（８）を軸支したコネクタ室（７）とを収納するハウジング（３）を備える、電気かみそり装置、髪切り機および脱毛器のような個人使用向け電気器具において、前記コネクタピン（２５，２６）は前記コネクタピンを包囲するコネクタハウジング（２７）内に移動可能に搭載されており、前記ハウジング（３）の広幅側面（Ｂ）に対して平行に前記ハウジング（３）内で延びる前記コネクタピン（２５，２６）を備える前記コネクタハウジング（２７）は前記コネクタ室（７）の内外に枢動するように配置されており、前記コネクタ（８）が前記ハウジング（３）の前記広幅側面（Ｂ）の一方から外方に枢動する位置にある状態では、平行に配列された前記コネクタピン（２５，２６）は、前記コネクタハウジング（２７）の内部に移動自在に設けられた操作要素（２８）によって前記コネクタハウジング（２７）の内外に移動可能となるよう設けられていることを特徴とする電気器具。２．前記コネクタハウジング（２７）の内部には、前記コネクタピン（２５，２６）のための少なくとも１つの固定位置（３４，３５）が設けられていることを特徴とする請求項１記載の電気器具。３．前記コネクタピン（２５，２６）は前記コネクタハウジング（２７）の内部の固定位置（３４）で保持されることを特徴とする請求項２記載の電気器具。４．前記コネクタピン（２５，２６）は前記コネクタハウジング（２７）の外部の固定位置（３５）で保持されることを特徴とする請求項２記載の電気器具。５．前記コネクタピン（２５，２６）は少なくとも１つのばね（２９）の作用を受けるように構成されていることを特徴とする請求項１〜４のいずれか１項に記載の電気器具。６．前記ばね（２９）は、前記コネクタハウジング（２７）の後壁（１０）と前記コネクタピン（２５，２６）に固定接続されたコネクタピンプッシャ（３７）との間に配置されていることを特徴とする請求項５記載の電気器具。７．前記コネクタピンプッシャ（３７）は、操作要素（２８）によって、ある固定位置（３４）から別の固定位置（３５）に移動したり、固定位置（３５）から固定位置（３４）に再び戻ることができることを特徴とする請求項５記載の電気器具。８．前記操作要素（２８）はばね（３６）によって前記固定位置（３４，３５）のそれぞれに保持されることを特徴とする請求項７記載の電気器具。９．前記コネクタハウジング（２７）は少なくとも１つの固定要素（４０，４１）を備え、各固定要素（４０，４１）に対して、２つの保持要素（４２，４３；４４，４５）が前記ハウジングに設けられ、前記コネクタ（８）が前記ハウジング（３）の内外に枢動するのを制限するようになつていることを特徴とする請求項１〜８のいずれか１項に記載の電気器具。１０．前記コネクタ（８）は２つの軸受ピン（２１，２２）によって前記コネクタ室（７）内に軸支されていることを特徴とする請求項１〜９のいずれか１項に記載の電気器具。１１．前記軸受ピン（２１，２２）の軸受は、前記ハウジング（３）の第１および第２のシェル（５、６）内の対応する半円形凹部（６０、６１）から形成されていることを特徴とする請求項１０記載の電気器具。１２．前記２つの軸受ピン（２１，２２）は、それぞれ、前記コネクタ（８）の各端壁（１０，７３）から距離（Ａ，Ｃ）だけ離れていることを特徴とする請求項１０または１１記載の電気器具。１３．前記コネクタ（８）が前記コネクタ室（７）から外方に枢動されている間、各コネクタピン（２５，２６）は前記蓄電池充電回路（１５）の電気接触子（３０，３１）に電気接触子（１１、１２）を介して接続可能となっていることを特徴とする請求項１〜１２のいずれか１項に記載の電気器具。１４．前記コネクタピン（２５，２６）は丸形に構成されていることを特徴とする請求項１〜１３のいずれか１項に記載の電気器具。１５．前記コネクタピン（２５，２６）は板状に構成されていることを特徴とする請求項１〜１４のいずれか１項に記載の電気器具。１６．前記操作要素（２８）は、前記ハウジング（３）に設けられた固定解除要素（７０）に対して固定位置（３４）で移動可能であることを特徴とする請求項１〜１５のいずれか１項に記載の電気器具。１７．前記コネクタピン（２５，２６）は、前記コネクタハウジング（２７）が前記コネクタ室（７）の内部に枢動するとき、前記操作要素（２８）に作用する前記固定解除要素（７０）によって固定を解除することができることを特徴とする請求項１〜１６のいずれか１項に記載の電気器具。１８．前記コネクタピン（２５，２６）は、前記コネクタ室（７）の壁（７１）に接触係合するばね（２９）によって保持されることを特徴とする請求項１７記載の電気器具。１９．非固定のコネクタピン（２５，２６）は、前記コネクタ（８）がその動作位置に枢動するとき、前記ばね（２９）によって自動的に前記コネクタハウジング（２７）から固定位置（３５）に移動することを特徴とする請求項１〜１８のいずれか１項に記載の電気器具。２０．前記固定解除要素（７０）は前記ハウジングの壁（７１）に配置されていることを特徴とする請求項１〜１９のいずれか１項に記載の電気器具。２１．前記固定解除要素（７０）は前記ハウジング（３）のプリント回路板（１６）に配置されていることを特徴とする請求項１〜２０のいずれか１項に記載の電気器具。２２．前記固定解除要素（７０）は突出した丸形押縁として構成されることを特徴とする請求項１〜２１のいずれか１項に記載の電気器具。【図３】【図４】【図５】

Claims

【特許請求の範囲】１．電動機（１８）と、蓄電池充電回路（１５）と、前記電動機に接続するように設計された少なくとも１つの再充電可能な蓄電池（１７）と、コネクタピン（２５，２６）を有するコネクタ（８）を軸支したコネクタ室（７）とを収納するハウジング（３）を備える、電気かみそり装置、髪切り機および脱毛器のような個人使用向け電気器具において、前記コネクタピン（２５，２６）は前記コネクタピンを包囲するコネクタハウジング（２７）内に移動可能に搭載されており、前記コネクタピン（２５，２６）を備える前記コネクタハウジング（２７）は前記コネクタ室（７）の内外に枢動するように配置されており、前記コネクタ（８）が前記ハウジング（３）の前記広幅側面（Ｂ）の一方から外方に枢動する位置にある状態では、前記広幅側面（Ｂ）に対して平行に配列された前記コネクタピン（２５，２６）は、前記コネクタハウジング（２７）の内部に移動自在に設けられた操作要素（２８）によって前記コネクタハウジング（２７）の内外に移動可能となるよう設けられていることを特徴とする電気器具。２．前記コネクタハウジング（２７）の内部には、前記コネクタピン（２５，２６）のための少なくとも１つの固定位置（３４，３５）が設けられていることを特徴とする請求項１記載の電気器具。３．前記コネクタピン（２５，２６）は前記コネクタハウジング（２７）の内部の固定位置（３４）で保持されることを特徴とする請求項２記載の電気器具。４．前記コネクタピン（２５，２６）は前記コネクタハウジング（２７）の外部の固定位置（３５）で保持されることを特徴とする請求項２記載の電気器具。５．前記コネクタピン（２５，２６）は少なくとも１つのばね（２９）の作用を受けるように構成されていることを特徴とする請求項１〜４のいずれか１項に記載の電気器具。６．前記ばね（２９）は、前記コネクタハウジング（２７）の後壁（１０）と前記コネクタピン（２５，２６）に固定接続されたコネクタピンプッシャ（３７）との間に配置されていることを特徴とする請求項５記載の電気器具。７．前記コネクタピンプッシャ（３７）は、操作要素（２８）によって、ある固定位置（３４）から別の固定位置（３５）に移動したり、固定位置（３５）から固定位置（３４）に再び戻ることができることを特徴とする請求項５記載の電気器具。８．前記操作要素（２８）はばね（３６）によって前記固定位置（３４，３５）のそれぞれに保持されることを特徴とする請求項７記載の電気器具。９．前記コネクタハウジング（２７）は少なくとも１つの固定要素（４０，４１）を備え、各固定要素（４０，４１）に対して、２つの保持要素（４２，４３；４４，４５）が前記ハウジングに設けられ、前記コネクタ（８）が前記ハウジング（３）の内外に枢動するのを制限するようになっていることを特徴とする請求項１〜８のいずれか１項に記載の電気器具。１０．前記コネクタ（８）は２つの軸受ピン（２１，２２）によって前記コネクタ室（７）内に軸支されていることを特徴とする請求項１〜９のいずれか１項に記載の電気器具。１１．前記軸受ピン（２１，２２）の軸受は、前記ハウジング（３）の第１および第２のシェル（５、６）内の対応する半円形凹部（６０、６１）から形成されていることを特徴とする請求項１０記載の電気器具。１２．前記２つの軸受ピン（２１，２２）は、それぞれ、前記コネクタ（８）の各端壁（１０，７３）から距離（Ａ，Ｃ）だけ離れていることを特徴とする請求項１０または１１記載の電気器具。１３．前記コネクタ（８）が前記コネクタ室（７）から外方に枢動されている間、各コネクタピン（２５，２６）は前記蓄電池充電回路（１５）の電気接触子（３０，３１）に電気接触子（１１、１２）を介して接続可能となっていることを特徴とする請求項１〜１２のいずれか１項に記載の電気器具。１４．前記コネクタピン（２５，２６）は丸形に構成されていることを特徴とする請求項１〜１３のいずれか１項に記載の電気器具。１５．前記コネクタピン（２５，２６）は板状に構成されていることを特徴とする請求項１〜１４のいずれか１項に記載の電気器具。１６．前記操作要素（２８）は、前記ハウジング（３）に設けられた固定解除要素（７０）に対して固定位置（３４）で移動可能であることを特徴とする請求項１〜１５のいずれか１項に記載の電気器具。１７．前記コネクタピン（２５，２６）は、前記コネクタハウジング（２７）が前記コネクタ室（７）の内部に枢動するとき、前記操作要素（２８）に作用する前記固定解除要素（７０）によって固定を解除することができることを特徴とする請求項１〜１６のいずれか１項に記載の電気器具。１８．前記コネクタピン（２５，２６）は、前記コネクタ室（７）の壁（７１）に接触係合するばね（２９）によって保持されることを特徴とする請求項１７記載の電気器具。１９．非固定のコネクタピン（２５，２６）は、前記コネクタ（８）がその動作位置に枢動するとき、前記ばね（２９）によって自動的に前記コネクタハウジング（２７）から固定位置（３５）に移動することを特徴とする請求項１〜１８のいずれか１項に記載の電気器具。２０．前記固定解除要素（７０）は前記ハウジングの壁（７１）に配置されていることを特徴とする請求項１〜１９のいずれか１項に記載の電気器具。２１．前記固定解除要素（７０）は前記ハウジング（３）のプリント回路板（１６）に配置されていることを特徴とする請求項１〜２０のいずれか１項に記載の電気器具。２２．前記固定解除要素（７０）は突出した丸形押縁として構成されることを特徴とする請求項１〜２１のいずれか１項に記載の電気器具。