JP3032842B2 - ロータリ式電気かみそり - Google Patents

ロータリ式電気かみそり

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JP3032842B2
JP3032842B2 JP2021153A JP2115390A JP3032842B2 JP 3032842 B2 JP3032842 B2 JP 3032842B2 JP 2021153 A JP2021153 A JP 2021153A JP 2115390 A JP2115390 A JP 2115390A JP 3032842 B2 JP3032842 B2 JP 3032842B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はロータリ式電気かみそりに係り、より詳しく
はその内刃駆動ユニットのガイド構造に改善を加えたも
のである。
〔従来の技術〕
ロータリ式電気かみそりとして、例えば、ロータリ内
刃、モータ、およびモータ出力をロータリ内刃に伝達す
る駆動伝達手段を、内刃駆動シャーシに一体的に組み付
けて内刃駆動ユニットを構成し、この内刃駆動ユニット
を本体ケース内で板ばねによって常に押上げ付勢して内
刃を外刃の内面に密接させるようにしたものがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかるに、内刃駆動ユニットを本体ケース内に常に押
上げ付勢状態で装備する場合、この内刃駆動ユニットは
内刃を外刃の内面に対し常に密接する姿勢を安定よく維
持できること、また肌圧で押される外刃に追随して円滑
に上下動できることが望まれるのであるが、前出の従来
例のように内刃駆動ユニットが本体ケース内で単に板ば
ねで支持されているだけではその前後左右方向の位置規
制に安定性を欠き、外刃に対する安定した密着状態が得
られ難い。例えば、肌圧で外刃が局部的に押されたと
き、外刃と内刃との間に局部的な隙間ができやすくて切
れ味の低下を来し、また毛を引っ張り込んで不快な傷み
を与えることがある。また、外刃に対し内刃が傾いた姿
勢で上下動すると、これ又切れ味の低下を来し、また外
刃の破損等の原因にもなるといった、問題がある。
本発明はこうした問題点を解消するためになされたも
ので、上記のような、内刃駆動ユニットが上下動自在に
備えられるロータリ式電気かみそりにおいて、内刃駆動
ユニットのガイド構造に改善を加えることにより、外刃
に対するロータリ内刃の密着性を高めて切れ味の向上、
外刃破損防止を図ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、第1図(a)(b)に示すように、本体ケ
ース1の上側に着脱自在に装着されたアーチ状の外刃7
と、本体ケース1に対し上下動自在に支持された内刃駆
動ユニット15とを有するロータリ式電気かみそりを前提
とする。
そのうえで、上記内刃駆動ユニット15は、外刃7の内
面に対し摺接回転するロータリ内刃19と、ロータリ内刃
19を回転自在に支持する内刃駆動シャーシ16と、内刃駆
動シャーシ16に搭載されたモータ21およびモータ出力を
ロータリ内刃19に伝達する駆動伝達手段22とを一体的に
組み合わせてなる。
前記モータ21の周面と本体ケース1の内面との間に、
内刃駆動ユニット15の上下方向以外の移動、即ちその前
後および左右方向の移動規制をする上下動ガイド手段33
を備えたものである。
〔作用〕
しかるときは、外刃7に対し肌圧が全面的に、または
局部的に加えられた場合も、内刃駆動ユニット15は、上
下動ガイド手段33による位置規制により、前後または左
右に傾くことなく、上下方向のみに真っ直ぐに移動す
る。したがって、内刃駆動ユニット15が上下動するにも
かかわらず、そのロータリ内刃19は外刃7に対し常に隙
間なくぴったりと安定した密接状態が得られる。
〔発明の効果〕
本発明のロータリ式電気かみそりによれば、上下動ガ
イド手段33によって内刃駆動ユニット15が上下方向のみ
に真っ直ぐに移動できてその前後および左右方向の移動
は規制してあるので、外刃7に対しロータリ内刃19が常
に安定よく密接する状態が得られて切れ味を向上でき、
また外刃7の破損を防止することもできる。しかも、そ
の上下動ガイド手段33は内刃駆動ユニット15の構成部材
のひとつとするモータ21を利用し、この凹凸なく平らな
のっぺらぼうのモータ21をガイドするので、そのガイド
手段33が内刃駆動ユニット15上の内刃駆動系の妨げにな
らず、またモータ21と内刃駆動シャーシ16が一体化して
いるのでロータリ内刃19の上下動ガイドも安定よく確実
に行えて有利である。
〔実施例〕
本発明に係るロータリ式電気かみそりの一実施例を図
面に基づき説明する。
第2図ないし第4図において、これの本体ケース1
は、前後ケース1a・1bを突き合わせてねじ2等で一体的
に結合している。この本体ケース1内の下半部には、前
後一対の回路基板3・4が両基板3・4間に2本のニカ
ドなどの充電型の電池5を配して組み込まれ、かつケー
ス底に充電用プラグユニット6が装着されている。
第3図、第6図および第8図において、本体ケース1
の上部には、網目状の外刃7がこれのホルダ8を介して
アーチ状に弯曲されて装着されている。その外刃ホルダ
8は、第6図に示すように内ホルダ8aとこれの外側に分
離可能に重ね合わした外ホルダ8bとからなり、外刃7は
この内外ホルダ8a・8bの合わせ面間に挟まれる。第8図
に示すように、内ホルダ8aの後壁部に外刃7の固定側後
端7bがカシメ溶着されるとともに、外刃7の可動側前端
7aが内ホルダ8aの前壁部に取付けた支持板9にジグザグ
形状のばね10を介して連結されて、外刃7が常に可動側
前端7a側に向けて引っ張られている。このさい、外刃7
のロータリ内刃19との摺動抵抗をできる限り小さくおさ
えるとともに、外刃ホルダ8の前後幅の狭小化を図るた
めに、第8図に示すように、外刃7のロータリ内刃19に
対する巻付角を小さくすべく外刃7の可動側前端7aを内
ホルダ8aの前面に形成した下方拡がり状のテーパ部13に
沿わせて張設するとともに、支持板9を内ホルダ8aの前
面に前記テーパ部13の下方に連続して垂直状に形成した
ストレート部14にカシメ溶着して固定している。また、
前記ジグザグ形状のばね10の上下端10a・10bは外刃7の
可動側前端7aと支持板9に対しそれぞれ回転自在に枢結
している。
したがって、外刃7を肌に押し付けた場合、外刃7は
ばね10を縮み変形させて下動し、外刃7を肌から離すと
ばね10の拡がり復元力により外刃7は上動して復帰す
る。このさい、外刃7は、可動側前端7aに一体結合して
いる可動ピース34を、内ホルダ8aの前面に前記テーパ部
13の一部に該テーパ部13より少し沈む形でかつ該テーパ
部13と平行に形成したガイド溝13aに沿わせて上下方向
に摺動させることにより、上下方向に真っ直ぐにかつス
ムーズにガイドされる。また外刃7の上下動にさいし、
ばね10は、これの上下端10a・10bを外刃7の可動側前端
7aと支持板9に対しそれぞれ回転自在に枢結しているの
で、内ホルダ8aの前面のテーパ部13とストレート部14の
角度差を吸収し、外刃7の可動側前端7aがテーパ部13上
でスムーズに上下動すべく適切に縮み、拡がり変形作用
することになる。
内ホルダ8aの左右壁部は本体ケース1の左右側上端に
それぞればね11を介して出没自在に装着したノブ付き係
止爪12に係合保持されている。したがって、第3図にお
いて、左右のノブ付き係止爪12をばね11に抗して押し込
むと、外刃7はホルダ8とともに本体ケース1から取り
外すことができる。なお、第6図において、符号116は
不使用時に外刃ホルダ8に被せるための保護キャップを
示す。
本体ケース1には内刃駆動ユニット15が組み込まれ
る。その内刃駆動ユニット15は、第5図に示すように内
刃駆動シャーシ16と、内刃ユニット20と、モータ21、お
よび駆動伝達手段22とを一体的に組み合わせている。
第3図および第7図に示すように、内刃駆動シャーシ
16は全体が正面視U字形状に形成されて、左右シャーシ
16a・16bと底シャーシ16cを有し、左右シャーシ16a・16
bの各上端が本体ケース1の上壁17のスリット18から上
方へ突出するように、本体ケース1内に組み込まれる。
左右シャーシ16a・16bと各スリット18との間の隙間は毛
侵入防止ゴム117で塞がれる。
内刃ユニット20は、スパイラル刃先をもつロータリ内
刃19を有し、そのロータリ内刃19が前記外刃7の内面に
対し摺接回転するように、本体ケース1の上壁17から突
出する左右シャーシ16a・16bの上端部間に着脱可能に横
架支持される。
モータ21と、モータ21の回転をロータリ内刃19に伝達
するためのギヤ伝動式の駆動伝達手段22とは内刃駆動シ
ャーシ16に搭載される。内刃駆動シャーシ16の底シャー
シ16cにはモータホルダ23を重ね合わせてビス24で一体
的に結合している。このモータホルダ23にモータ21が縦
向き姿勢で前記ビス24で共締めして保持される。
第3図において、駆動伝達手段22は、モータ21の上端
からモータホルダ23および底シャーシ16cの上方へ突出
する上部出力軸25に出力ギヤ27を固定し、底シャーシ16
cの上方の左右シャーシ16a・16b間に原動軸28を回転自
在に支持し、該原動軸28の軸方向中央部に固定されたギ
ヤ29を前記出力ギヤ27と直交状に噛合させ、原動軸28の
右端に固定されたギヤ30を右シャーシ16b内に収容した
多段ギヤ31に噛合させている。
第3図および第7図において、左右シャーシ16a・16b
の上端部間に着脱自在に装着される内刃ユニット20は、
シリンダ型のロータリ内刃19と、ロータリ内刃19の左右
両端から突設した軸35と、右端側の軸35を軸受36を介し
て回転自在に支持する内刃ホルダ37とを一体的に組み合
わせてなる。その内刃ホルダ37は前記軸受36を収容する
底開放状のハウジング38と、ハウジング38の下部から左
側方へ水平に突設した連結枠39とを有し、ハウジング38
内には前記軸35上に固着したギヤ40aとこれに噛合する
ギヤ40bとが上下二個組み込まれ、下側のギヤ40bの周面
下部は前記駆動伝達手段22の多段ギヤ31の最上段ギヤと
係脱自在に噛合するようにハウジング38の開放底に臨ま
せている。
第7図および第9図において、この内刃ユニット20の
内刃駆動シャーシ16の上端に対する着脱構造について、
右シャーシ16bの上端側には内刃ユニット20のハウジン
グ38を受け止め支持するハウジング受け部41を設ける。
左シャーシ16aの上端側にはロータリ内刃19の左側の軸3
5を抜き差し可能に支持する軸受42を収容するハウジン
グ43が右側のハウジング受け部41よりも高くなるように
一体に延出形成される。また、第9図に示すように、左
シャーシ16aのハウジング43の下部には、内刃ホルダ37
の連結枠39の先端39aが抜き差し可能に挿入支持される
連結孔44が形成される。更に、左シャーシ16aには連結
枠39の先端39aが連結孔44から抜け出ないようにロック
するロック手段が設けられる。そのロック手段は、左シ
ャーシ16aの外側に内刃外しボタン45を上下スライド自
在に装着する。その内刃外しボタン45の内面には連結枠
39の先端39aの内側に対し係脱自在なロック爪46を一体
に突設している。内刃外しボタン45はばね47で常に上方
へ付勢されていて、ロック爪46が連結枠39の先端39aに
これの下方から係合する係合状態を維持する。
第7図に示すように、左右シャーシ16a・16bの上端部
間にはガイド枠48を水平状態に一体に渡し掛けており、
このガイド枠48の内面の前後にそれぞれ、ガイド溝49を
前記連結孔44の高さ位置に合わせて設ける。このガイド
溝49にこの右端側から連結枠39の先端39aを差し込み、
内刃ユニット20全体を左方向に水平にスライド装着する
ことにより、連結枠39の先端39aが連結孔44に挿入する
ようにしている。
かくして、内刃ユニット20を左右シャーシ16a・16bの
上端部間に装着するには、内刃ユニット20は、右シャー
シ16bから左シャーシ16aに向けて連結枠39をガイド溝49
に摺動させて、第9図中、二点鎖線で示すように左側の
軸35を軸受42に挿入するとともに、連結枠39の先端39a
を連結孔44に挿入させる。連結枠39の先端39aが連結孔4
4に挿入するときは該先端39aが内刃外しボタン45のロッ
ク爪46のテーパに接当して該ボタン45を一旦ばね47に抗
して押し下げ、先端39aがロック爪46上を通過するとボ
タン45がばね47により自動的に上動してロック爪46を連
結枠39の先端39aの内側に突入係合させてロックする。
また、第3図に示すように内刃ユニット20のハウジング
38が右シャーシ16bのハウジング受け部41上に合致し、
該ハウジング38内のギヤ40bが駆動伝達手段22のギヤ31
に噛合する状態が得られる。この内刃ユニット20の装着
状態では、連結枠39が連結孔44内に挿通支持されるとと
もに、ロック爪46で抜け止め状にロックされることによ
り、内刃ユニット20の上下・前後・左右の動きが規制さ
れる状態が得られる。
この装着時には、内刃ユニット20は内刃ホルダ37を一
体的に備えているので、この内刃ホルダ37に、特にハウ
ジング38部分を指で挟み持つことができ、ロータリ内刃
19のスパイラル刃先に直接触れることなく、安全に取り
つけることができる。また、連結枠39をガイド枠48にス
ライドさせることにより簡易に装着できる。
なお、ロータリ内刃19は内刃駆動シャーシ16上に装着
された状態のままでも清掃することがある。この場合、
第10図(a)に示すように、清掃用ブラシ50として、柄
51に普通の硬さのブラシ毛52と、それよりも硬いブラシ
毛53とを併設し、硬い側のブラシ毛53の毛先側にはロー
タリ内刃19の円周に沿う形の円弧凹部53aを形成する。
かくして、第10図(b)に示すように、硬いブラシ毛53
の円弧凹部53aをロータリ内刃19の軸方向一端の円周一
部に当てがって軸方向他端に向かってに摺動させれば、
この硬いブラシ毛53はロータリ内刃19の軸方向一端から
他端にかけて連続するスパイラル状の刃溝に沿いながら
摺動するため、ロータリ内刃19は強制的に回転させられ
ながら毛くずが掻き取られる。
ロータリ内刃19を取り外して掃除する場合、またはそ
れを新規なものと交換する場合には、外刃7をホルダ8
とともに本体ケース1の上部から取り外したうえで、内
刃外しボタン45をばね47に抗して引き下げるとロック爪
46が連結枠39の先端39aの内側から下方に抜き出され、
内刃ユニット20全体を右方向へスライドさせることによ
り、内刃駆動シャーシ16から内刃ユニット20を取り外す
ことができる。
第3図および第7図において、内刃駆動シャーシ16
は、プラスチック製のモータホルダ23の左右端から上下
方向のみに弾性変形自在な前後の支持アーム54・54を左
右方向に水平に一体に突設し、各支持アーム54の先端54
aを本体ケース1の内壁に設けた凹部55に係合固定する
ことによって、内刃駆動ユニット15全体が左右の支持ア
ーム54の弾性変形を介して上下動自在に支持される。そ
の上下動のストロークは2mm程度である。内刃駆動シャ
ーシ16の底側と、この下方に対応するように本体ケース
1側に固着したばね受56との間に圧縮ばね57を介装し、
該ばね57で内刃駆動ユニット15全体を常に外刃側の上方
へ押上げ付勢することによって、ロータリ内刃19の円周
上部が常に外刃7の内面に密接するようにしている。
第3図および第4図において、モータ21と本体ケース
1の内面との間には内刃駆動ユニット15の前後および左
右方向の移動を規制する上下動ガイド手段33が設けられ
る。その上下動ガイド手段33としては、前後ケース1a・
1bの各内面から前後位置規制リブ58を一体に突設し、こ
の前後の前後位置規制リブ58・58間でモータ21をガイド
して内刃駆動ユニット15全体が前後方向に移動するのを
規制する。また後ケース1bの内面に縦長円状凹部60を形
成するとともに、モータホルダ23からピン61を突設し
て、このピン61を前記凹部60に上下方向のみに摺動自在
に嵌合することにより、内刃駆動ユニット15の左右方向
の移動規制をも確実にしている。したがって、これら前
後位置規制リブ58、および縦長円状凹部60・ピン61でも
って、内刃駆動ユニット15の前後および左右方向の位置
規制が安定よく行われ、外刃7に対するロータリ内刃19
の安定した密着状態が得られる。
第4図において、前ケース1aの外面上にはスイッチケ
ース69を上下方向にスライド操作自在に装着している。
スイッチケース69の内面側の上部にはきわ剃り用の固定
くし刃70と可動くし刃71を各刃先が上向きに突出するよ
うに備え、またモータ出力を受け継いで可動くし刃71に
伝動する駆動ピース72を備えている。またスイッチケー
ス69は前ケース1aの内面側に配される節度板73(第5図
参照)と一体的に結合される。その節度板73はスイッチ
ケース69の上下スライドに伴い回路基板3上のスイッチ
端子と接離するスイッチ板ばね74と、前ケース1aの内面
に突設した節度突起59に対し係脱自在な節度アーム75と
を有している。その節度突起59は、第1図(b)に示す
ごとく前ケース1aの内面に突設した前記の前後移動規制
リブ58を正面視において円弧形状に形成し、これを上下
方向に三個並べて設けてなり、前後移動規制リブ58と節
度突起59とを兼用する構造になしている。しかし、その
節度突起59は前後移動規制リブ58とは別々に設けてもよ
い。
かくして、スイッチケース69は節度アーム75を節度突
起59に順次段階的に係合させて行くことにより、第4図
に実線で示す下方待機位置(スイッチオフ位置)と、こ
れより一段上のモータ起動位置(スイッチオン位置)
と、更に一段上できわ剃り用の駆動ピース72がモータ21
の上部出力軸25上のきわ剃り駆動アーム76と係合して可
動くし刃71に駆動力が伝動され、該可動くし刃71および
固定くし刃70と、ひげ剃り用のロータリ内刃19および外
刃7とを共同させて使用する第1上方突出使用位置と、
さらに一段上できわ剃り刃(可動くし刃71・固定くし刃
70)のみ使用の第2上方突出使用位置とにそれぞれ、位
置決め保持される。第4図において、上記スイッチケー
ス69の下方待機位置からモータ起動位置への移動ストロ
ークは符号S1で、またモータ起動位置から第1上方突出
使用位置への移動ストロークは符号S2で、さらに第1上
方突出使用位置から第2上方突出使用位置への移動スト
ロークは符号S3でそれぞれ示している。
第4図および第5図において、スイッチケース69には
それを下方待機位置に保持して不慮の上動を阻止するた
めのロックボタン77をスイッチケース69の孔78から突出
している。スイッチケース69の下方待機位置は、第5図
に示すごとき節度板73から突設したロック爪79が前ケー
ス1aの内面の係合部(図示せず)と係合することにより
保持され、ロックボタン77を押圧操作すると、前記ロッ
ク爪79が前ケース1aの内面の係合部から外れてスイッチ
ケース69の上方へのスライドを可能とする。
第4図、第11図ないし第14図において、本体ケース1
のロータリ内刃19の下方にはその内刃19から落ちる毛く
ずを溜める毛くず溜室80が形成される。第12図に示すよ
うに、毛くず溜室80はその内底面80aを下り傾斜した直
線部80bとこれの下方に連続して形成された円弧部80cと
からなる滑降路状に形成され、円弧部80cの下端側には
排出口81が後ケース1bの上部外側に臨むように形成され
る。毛くず溜室80の排出口81にはシャッタ82が排出口81
を閉じる姿勢(第12図参照)と、排出口81から外方へ突
出する開き姿勢(第13図参照)とにわたって軸83まわり
に略90度回動自在に枢着される。そのシャッタ82は、本
体ケース1の一側面に上下方向に所定ストロークだけス
ライド自在に備えられる開閉レバー84に連動連結され、
そのレバー84のスライド操作によりシャッター82が軸83
まわりに開閉回動する。また毛くず溜室80の内部には掻
出羽根85が待機位置(第12図参照)と掻出終端位置(第
13図参照)とにわたって軸86まわりに略124度回動自在
に枢着される。なお前記軸83と軸86とは同一軸線上に存
在する。第12図に示すごとく掻出羽根85の待機位置で
は、ロータリ内刃19が回転するままこれから落ちる毛く
ずがその溜室80に円滑確実に流入するようにその羽根85
の先端85aと毛くず溜室80の内底面80aの直線部80bとの
間に毛くず流入用の間口87が内刃円周の下向き接線方向
にほぼ合致するように形成される。そして、掻出羽根85
が待機位置から排出口方向に回動すると、その先端85a
が内底面80aの円弧部80bに漸次近接して行き、更にこの
近接状態のまま先端85aが掻出終端位置にまで円弧部80b
に沿って回動すると、その内底面80a上の毛くずが排出
口81から外へ掻き出されるようになしている。掻出羽根
85は待機位置から先端85aを内底面80aに近接するまでの
回動範囲ではその回動がシャッタ82の開き動作に連動し
て行われ、それ以後の排出口方向への回動はばね88の復
元力を利用して自動的に行われる。そのために、第11図
および第14図に示すように、掻出羽根85と本体ケース1
との間にねじりコイルばね88が掛けられる。そのばね88
は初期巻込み状態でその一端88aが毛くず溜室80の側壁8
9に設けた孔90に、また他端88bが、前記側壁89に軸83を
中心とする円弧状に形成された溝91を貫通したうえで、
掻出羽根85の側壁92における軸86と先端85aとの間の中
間位置に設けた孔93にそれぞれ係止される。
しかるときは、第12図に示すように、シャッタ82が排
出口81を閉じ、掻出羽根85が待機位置にある状態では、
ばね88は拡がり復元力によって掻出羽根85を上向きに回
動付勢し、掻出羽根85の基端85bがシャッタ82の上端82a
に押圧接当してシャッタ82を閉じ状態に保持する。この
ようにシャッタ82が閉じ、掻出羽根85が待機している状
態で、ロータリ内刃19から落ちる毛くずは開口87を通っ
て毛くず溜室80内に流入して溜められる。このさい、第
12図に示すように矢印P方向に回転するロータリ内刃19
の円周と前側のガイド枠48との間の間隙において、内刃
回転方向の上手側から下手側に向けて漸次狭く形成して
おくことにより、その間隙内での毛くずの流速アップを
図り得て毛くずを開口87に円滑に流入することができ
る。また、掻出羽根85は待機状態で、ロータリ内刃19の
回転に伴い毛くず溜室80内で生じる矢印Mで示す空気流
の巻き上げにより毛くずが開口87から外部へ飛散するの
を阻止するといった、働きをする。
毛くず溜室80内の毛くずを排出するには、開閉レバー
84を上方にスライド操作してシャッタ82を軸83まわりに
上開き回動させる。すると、掻出羽根85は、当初、その
シャッタ82の上端82aで押されて掻出終端位置方向に回
動するが、このとき、第11図に示すようにばね88の一端
88bの掻出羽根85との結合部である可動点Aが同ばね88
の他端88aの側壁92との結合部である固定点Bと軸86の
中心とを結ぶ線分l上の死点に達した時点(可動点Aと
固定点B間の距離を最も短くする位置)で、ばね88は最
も強く巻込み変形を加えられ、その死点を越えると、ば
ね88は姿勢を変え、その拡がり復元力により掻出羽根85
が急にその基端85bをシャッタ82の上端82aから離して掻
出終端位置にまで急速回動する。したがって、毛くず溜
室80内の毛くずは、かかる掻出羽根85の急速な回動によ
りその先端85aで排出口81から外へ勢いよく掻き出さ
れ、排出口81の周辺や本体ケース1を握る手などに付着
するようなことなく好適に排出される。こうした毛くず
の掻出しは排出口81をくず入れ箱など所定の廃棄場所に
向けて行われるため、毛くずが周囲に飛散して汚すよう
なこともない。
掻出羽根85は、第13図に示すように掻出終端位置でそ
の側壁92の端92aをシャッタ82の内面に接当する。した
がって、このときシャッタ82が開閉レバー84の引き下げ
操作により閉じ回動すると、掻出羽根85はそのシャッタ
82の内面で押し動かされて待機位置方向へ戻り回動し、
ばね88は線分lで死点を越えるとその拡がり復元力によ
り掻出羽根85は待機位置にまで自動的に戻される。
第3図、第4図、第15図および第16図において、本体
ケース1の底側に組み込まれる充電用プラグユニット6
は、第4図に示すごとく前後ケース1a・1b間に挟み固定
されるプラグ基板111と、該プラグ基板111の下面側に固
着されて電源コードを介して給電可能とする固定式ソケ
ット94と、同基板111の下面側に左右方向にスライド自
在に装着されて壁コンセント等に差し込み可能とする充
電用の可動式プラグ95とを一体的に組み合わせてなる。
固定式ソケット94と可動式プラグ95とは択一的に使用可
能になしている。
前後ケース1a・1bの底部の一側面にプラグ出退口96
を、その底面に操作溝97をそれぞれ開口している。プラ
グ出退口96は前後ケース1a・1bの一側面のプラグ出退口
96の上方に上下スライド自在に装着したプラグカバー98
で開閉可能としている。その前後ケース1a・1bのプラグ
出退口96を有する側のコーナーはその上下および前後方
向に丸みをつけた曲断面形状に形成し、またプラグカバ
ー98の下端部もその前後ケース1a・1bのコーナーの形状
に対応させて丸みをつけた形に形成している(第15図お
よび第16図参照)。したがって、本体ケース1を強く握
ってもそのコーナーで掌に傷みを感じさせるようなこと
がない。
第15図および第16図において、上記プラグ基板111の
下面には、平面視においてコ字形状のプラグ刃ホルダ10
1が固定式ソケット94の前後両側を跨いで左右方向に所
定ストロークだけスライド自在に組み付けられる。その
プラグ刃ホルダ101はこの先端101aにプラグ刃挿入孔102
を、またその前後側面にフック係合溝103をそれぞれ有
し、その前後のフック係合溝103を前記プラグ基板111の
前後端から下向きに突設した前後のフック104にスライ
ド自在に係合させている。
可動式プラグ95は前後一対のプラグ刃99とこれの基端
に一体結合した刃台100とを有する。この可動式プラグ9
5はプラグ刃99を固定式ソケット94の前後両側に跨がせ
てプラグ刃ホルダ101のプラグ刃挿入孔102に挿入させて
いる。また刃台100の底側には操作ノブ105が取りつけら
れ、この操作ノブ105は、操作溝97内を可動式プラグ95
と一体となって左右方向にスライド自在とされるととも
に、操作溝97の左右端位置に設けた凹部106・107に対し
それぞれ係脱自在とされている。
第15図および第16図に示すように、操作ノブ105が操
作溝97の右端の凹部107に係合しているときは、可動式
プラグ95はプラグ刃99およびプラグ刃ホルダ101をプラ
グ出退口96の内部に退入収納する状態にある。
いま、プラグカバー98を上方へスライドさせてプラグ
出退口96を開け、操作ノブ105を右端の凹部107との結合
を解いたうえで操作溝97に沿って左方向にスライドさせ
ると、まず、フック104にフック係合溝103内の右端が達
するまでプラグ刃99がプラグ刃挿入孔102およびプラグ
出退口96から突出して行く。更に操作ノブ105を操作溝9
7の左端の凹部106に係合するまで左方向にスライドさせ
ると、今度はプラグ刃ホルダ101がフック104とフック係
合溝103内の右端との係合を介してその方向にプラグ刃9
9と一緒に押し動かされ、第17図および第18図に示すよ
うにプラグ刃99がプラグ出退口96から所定突出量だけ突
出するとともに、プラグ刃ホルダ101の先端101aもプラ
グ出退口96から突出する。そのプラグ刃ホルダ101の突
出状態ではその平らな先端101aが本体ケース1の曲断面
コーナーのアール部Rより上方に連続する直線部Sと一
直線状になるように設定している。したがって、充電時
に、プラグ刃99を曲断面コーナーのプラグ出退口96から
突出させる場合も、そのプラグ刃ホルダ101の先端101a
を壁等のコンセントC(第17図中、二点鎖線参照)に面
接当させることができて安定確実な充電姿勢にすること
ができる。また、この可動式プラグ95を用いて充電して
いるときは、固定式ソケット94は刃台100の底側に一体
に形成されているソケットカバー108で閉じられるよう
にしている。そして可動式プラグ95を元通りプラグ出退
口96内に退入させるには、操作ノブ105をこれが操作溝9
7の右端の凹部107に係合するまで該溝97内をスライド移
動させればよい。
〔別実施例〕
上記実施例では内刃駆動ユニット15においてロータリ
内刃19が内刃駆動シャーシ16に対し着脱自在になされて
いるが、それを着脱不能に一体的に組み合わせるもので
あってもよい。また、駆動伝達手段22としてはギヤ伝動
に代えて、例えばベルト伝動であってもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明に係るロータリ式電気かみそりの
要部を概略的に示す側面図、第1図(b)はその正面
図、 第2図ないし第18図は本発明の一実施例を示しており、 第2図は透視図、 第3図は全体の縦断正面図、 第4図は全体の縦断側面図、 第5図は全体の分解斜視図、 第6図は保護キャップ、および外刃ホルダを分解して示
す斜視図、 第7図は内刃駆動ユニットの分解斜視図、 第8図は外刃ホルダの断面図、 第9図は内刃ユニットの装着途上を示す断面図、 第10図(a)は清掃用ブラシの正面図、第10図(b)は
その使用状態を示す斜視図、 第11図は毛くず溜室の側面図、 第12図はシャッタの閉じ状態で示す毛くず溜室の断面
図、 第13図はシャッタの開き状態で示す毛くず溜室の断面
図、 第14図は毛くず排出機構の分解斜視図、 第15図は可動式プラグを退入した状態で示す本体ケース
底部の縦断正面図、 第16図は第15図におけるX−X線断面図、 第17図は可動式プラグを突出した状態で示す本体ケース
底部の縦断正面図、 第18図は第17図におけるY−Y線断面図である。 1……本体ケース、 7……外刃、 15……内刃駆動ユニット、 16……内刃駆動シャーシ、 19……ロータリ内刃、 21……モータ、 22……駆動伝達手段、 33……上下動ガイド手段。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体ケース(1)の上側に着脱自在に装着
    されたアーチ状の外刃(7)と、本体ケース(1)に対
    し上下動自在に支持された内刃駆動ユニット(15)とを
    有するロータリ式電気かみそりであって、 内刃駆動ユニット(15)は、外刃(7)の内面に対し摺
    接回転するロータリ内刃(19)と、ロータリ内刃(19)
    を回転自在に支持する内刃駆動シャーシ(16)と、内刃
    駆動シャーシ(16)に搭載されたモータ(21)、および
    該モータ(21)の出力をロータリ内刃(19)に伝達する
    駆動伝達手段(22)とを一体的に組み合わせてなり、 ロータリ内刃(19)が外刃(7)の内面に対して常に密
    接するように、ばね(57)で内刃駆動ユニット(15)の
    全体が外刃(7)側の上方へ押上げ付勢されており、 前記モータ(21)の周面と本体ケース(1)の内面との
    間に、内刃駆動ユニット(15)の前後および左右方向の
    移動を規制する上下動ガイド手段(33)を備えているこ
    とを特徴とするロータリ式電気かみそり。
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