JPH06304346A - ロータリ式電気かみそり - Google Patents

ロータリ式電気かみそり

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JPH06304346A
JPH06304346A JP11781593A JP11781593A JPH06304346A JP H06304346 A JPH06304346 A JP H06304346A JP 11781593 A JP11781593 A JP 11781593A JP 11781593 A JP11781593 A JP 11781593A JP H06304346 A JPH06304346 A JP H06304346A
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義典 泰藤
Nobuki Yahiro
伸紀 八尋
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Maxell Holdings Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータ44への給電を制御するスイッチ組体
71をこれ占用のスペースをとることなく、かつ簡易に
組付けるようにする。 【構成】 内刃2と、モータ44、およびモータ44の
出力を内刃2に伝達する駆動伝達機構45を組み合わせ
て一つの駆動ユニット42を構成し、この駆動ユニット
42全体を本体ケース1内に支持アーム67で上下に浮
動自在に支持する。スイッチ組体71は支持アーム67
・68の各先端の結合ピン69・69をスイッチ組体7
1の取付穴73に嵌合して挟持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はロータリ式電気かみそり
に係り、内刃駆動用モータへの給電を制御するためのス
イッチ組体の組付け機構に特徴を有する。
【0002】
【従来の技術】この種のロータリ式電気かみそりとし
て、たとえば、特開平5−31264号公報に開示され
るようなものがある。そこではシリンダ型の内刃、モー
タ、およびモータ出力を内刃に伝達する駆動伝達機構
を、駆動シャーシに一体的に組み付けて駆動ユニットを
構成する。この駆動ユニットは、本体ケース内に弾性変
形自在な支持アームをもって上下に浮動自在に支持し、
もって内刃を外刃の内面に対し常に密接する姿勢を安定
よく維持でき、また外刃が肌圧で押されて上下動するに
追随して内刃が円滑に上下に浮動できて切れ味を良好に
する。一方、本体ケース内にマイクロスイッチからなる
スイッチ組体を設けて、外刃ホルダが本体ケースに装着
された常態時にはそのホルダの押圧作用で該スイッチ組
体がモータへの給電回路を閉じるが、外刃ホルダを外す
とこれによる押圧作用が解除され、前記給電回路が開く
ようになっている。したがって、清掃等の場合に外刃ホ
ルダが外されると、内刃が不用意に回転するようなこと
がなくて安全である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記したロ
ータリ式電気かみそりでは、スイッチ組体を本体ケース
内に組付けるに際し、モータホルダとは別にばね保持板
を設け、このばね保持板に特別にスイッチホルダを設
け、このスイッチホルダに取付けている。これでは、部
材点数、組付け工数の増大を招き、また本体ケース内に
組付けスペースを占有し、本体ケースの薄型、小型、コ
ンパクト化に反する。また、本体ケースの内面上の所定
箇所にリブや突起を設けてスイッチ組体を位置決め固定
することも考えられるが、こうた場合も特別な組付け手
間がかかり、また特別なスペースを確保する必要があ
り、これ又本体ケースの薄型、小型、コンパクト化に支
障を来す。
【0004】本発明の目的は、上記のような、内刃の駆
動ユニットを本体ケース内に支持アームで上下に浮動自
在に支持するロータリ式電気かみそりにおいて、モータ
への給電を制御するスイッチを前記支持アームを利用し
て取付けることによりその組み付けの容易化、部材点数
および組立て工数の減少化、組付けスペースの省略によ
る本体ケースの小型化を図る点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の前提とするロー
タリ式電気かみそりは、図示例のように、本体ケース1
にアーチ状の外刃3と、外刃3の内面に対し摺接回転す
るシリンダ型の内刃2と、内刃2の駆動ユニット42と
を備え、その駆動ユニット42は、内刃2を回転自在に
支持する駆動シャーシ43と、駆動シャーシ43に搭載
されたモータ44、およびモータ44の出力を内刃2に
伝達する駆動伝達機構45とを一体的に組み合わせ、駆
動ユニット42から左右両側方へ上下方向に弾性変形自
在な前後一対の支持アーム67・68を片持ち状に張出
している。そして、この駆動ユニット42は支持アーム
67・68の両先端部を本体ケース1の前後内壁面側に
対し固定することにより該支持アーム67・68の弾性
変形を介して上下に浮動自在に支持したものである。そ
のうえで、本発明は、左右一側方の前後の支持アーム6
7・68の対向先端どうし間で、モータ44への給電を
制御するスイッチ組体71を挟着保持したものである。
【0006】
【作用】スイッチ組体71は、本体ケース1に組み込ま
れる前の駆動ユニット42に、支持アーム67・68の
弾性を利用してその先端どうし間で挟着保持することに
より駆動ユニット42に簡単に仮組みすることができ、
この仮組により駆動ユニット42と同時に本体ケース1
に組付けることができる。スイッチ組体71は駆動ユニ
ット42の支持アーム67・68を利用して支持固定さ
れるので、特別な組付け部材を必要としない。スイッチ
組体71は、元来デッドスペースとなっている前後の支
持アーム67・68間の空間を利用するので、特別な組
付けスペースを必要としてない。
【0007】
【実施例】本発明に係るロータリ式電気かみそりの一実
施例を図面に基づき説明する。図4において、この電気
かみそりは、本体ケース1の上部にロータリ式の内刃2
と網目状の外刃3からなる切断ヘッド4を備えた構造で
ある。本体ケース1の底部には充電・交流両用タイプの
プラグ6を備えている。
【0008】図4および図5において、本体ケース1は
プラスチック製の前後ケース1a・1bを突き合わせて
上下の締付けねじ5で一体的に結合してなる。図5およ
び図12に示すように、前ケース1aの外面には化粧用
の前パネル7を備え、また電源スイッチボタン9を図5
に示す実線で示す下方待機位置(スイッチオフ位置)
と、これより一段上のモータ起動位置(スイッチオン位
置)とにわたって上下にスライド操作自在に装着する。
そのスイッチボタン9は前ケース1aの内面沿いに配さ
れるスイッチ板ばね10と一体的に連結され、その上下
スライドによりスイッチ板ばね10が後述する回路基板
11上の駆動回路の端子間を開閉する。
【0009】一方、図5および図11に示すように、後
ケース1bの外面には化粧用の後パネル13を備え、そ
の上部にきわ剃りユニット14と、該ユニット14を支
軸15まわりに突出使用姿勢と退入収納姿勢とに切換え
操作する上下スライド式のきわ剃り操作ボタン16とを
上下に配して備え付ける。
【0010】図5および図13に示すように、後ケース
1bの下部に形成した凸形などの一部112にロット番
号、製造形式名、製造業者名等の表示を刻印や印刷等で
付し、その一部112を後パネル13の下部に設けた窓
部113から外方へ露出させる構造としてある。このよ
うに本体ケース1の後壁構造を後ケース1bと後パネル
13で構成することにより、後パネル13が高価な材料
で形成されていて、後ケース1bを修理、補修等で取り
替える場合でも、その高価な後パネル13はそのまま使
用できるし、また後パネル13がこれの表面にメッキ等
が施される場合前記表示の刻印や印刷が不可能ないし困
難となるが、こうした場合にも十分に対応できて有利で
ある。
【0011】図3および図5において、きわ剃り操作ボ
タン16には指かけ突部115を設けている。また、本
体ケース1を把持したとき握り指(通常人差し指または
中指)がかかる凹部116が、後パネル13の一部と下
方スライド位置にあるきわ剃り操作ボタン16とにわた
って正面視において楕円形状に形成されている。前記指
かけ突部115は凹部116の楕円形状に沿うよう円弧
状に形成されている。
【0012】外刃3は本体ケース1の上部に対し外刃ホ
ルダ17をもって着脱可能に装着される。図19に示す
ように、外刃3は、外刃ホルダ17の内部において、内
刃2に沿うアーチ状に曲げて外刃枠19に保持固定され
る。図17に示すように、その外刃枠19は相対向する
左右枠部19a・19bと、左右枠部19a・19bの
前側下部どうしおよび後側下部どうしをそれぞれつなぐ
形の前後枠部19c・19dとからなる四角形枠状に形
成される。そして、アーチ状の外刃3はこれの前後端3
a・3bを外刃枠19の前後枠部19c・19dの各外
面上に重ね、かつその前後枠部19c・19dから突設
したカシメピン20にそれぞれ一体的にカシメ結合する
とともに、その円弧状の左右端3c・3dを左右枠部1
9a・19bの各内面側に突設した円弧状の外刃受け段
部21の円弧縁上でそれぞれ受止め支持する。
【0013】このように外刃3はこれの四方端3a・3
b・3c・3dを外刃枠19の四方枠部19c・19d
・19a・19bにそれぞれ一体的に密接固定すること
により、皮膚の押し付け力で局部的にたわみ変形するこ
との少ない強い張り付け状態が得られる。
【0014】そして、外刃3を張設した外刃枠19は、
図17に示す前後左右壁17a・17b・17c・17
dを有する四角形筒形状の外刃ホルダ17の下方からそ
の内部に対し所定ストロークだけ上下動自在にはめ込ま
れ、このはめ込み後、円板状のピース22を外刃ホルダ
17の左右壁17c・17dの各上端の切欠23から外
刃枠19の左右枠部19a・19bの上端に設けた角穴
24にはめ込んで両者を一体的に結合する(図18参
照)。
【0015】図18および図19において、外刃ホルダ
17内における外刃3の上限移動規制は、外刃ホルダ1
7の内面に設けた3個の突起25と、これに対応して外
刃枠19に設けた突起26との係合により行われる。そ
の下限移動規制は外刃ホルダ17の内面に突設したピン
27を外刃枠19の下端に設けた切欠29に係合するこ
とによって行われる。また、その下限移動規制は外刃ホ
ルダ17の切欠23に対するピース22の接当係合作用
でもっても行われる。
【0016】ピース22は外刃枠19の左右枠部19a
・19b側に取付けられ、外刃ホルダ17に対しては外
刃枠19の上下動に追従して動くように組付けられる。
この結果、例えば、ピース22を内刃2の端面形状と相
似形の円形に形成しておけば、外刃3の押圧により外刃
枠19が外刃ホルダ17に対して上下動するに伴い、側
面視においてピース22が切欠23内で上下移動し、こ
の動きが、あたかも内刃2自体が外刃3の内面において
そのような上下動を呈しているように使用者に印象を与
えるのである。さらに、ピース22を内刃2の端面形状
と相似形の円形に、かつ透明体で形成し、外刃枠19を
透明にしておけば、内刃2の端面の回転状況、後述する
ギヤ59の回転状況、あるいはそのギヤ59とは別体に
円板を並べる場合その円板の回転状況などを外部から見
えてロータリ式電気かみそりの感じを外部に呈示するこ
とができる。
【0017】上記外刃ホルダ17の後面には長毛やくせ
毛を外刃3に導入案内するためのコーム30を取付けて
いる。外刃ホルダ17の前壁17aの下端には、図2に
示すように前ケース1aの外面のスイッチボタン9より
上方に設けた膨出部31の外形に合致する円弧形の切欠
32を設け、外刃ホルダ17の後壁17bの下部には、
図3に示すようにきわ剃りユニット14から逃げる角形
の切欠33を設けることにより、外刃ホルダ17は前後
非対称形状に形成することができる。したがって、この
外刃ホルダ17はその前後を容易に見分けることができ
てこの装着に便利である。外刃ホルダ17は前記切欠3
2を膨出部31に係合させることにより、外刃ホルダ1
7の左右方向のがたつき防止の手助けにもなる。
【0018】外刃ホルダ17は前述したように本体ケー
ス1の上部に対し着脱自在に取り付けられる。そのため
に、図6および図7に示すように、外刃ホルダ17はこ
れの左右壁17c・17dの各内面に後述するスリット
37を跨いで凹部34を設け、本体ケース1の左右側上
端にそれぞればね35を介して出没自在に装着した係合
子36に前記凹部34を係合させることにより、外刃ホ
ルダ17の装着状態が維持される。外刃ホルダ17の左
右壁17c・17dに設けた各スリット37には取外し
ボタン39をこれの上端部39aを支点にして内外方向
に弾性変位自在に取付け、外刃ホルダ17の装着状態下
でそのボタン39の下端部39bを指で押圧操作して係
合子36を没入させると、外刃ホルダ17を本体ケース
1の上部から上方へ抜き出すことができる。
【0019】内刃2は、図14に示すように、シリンダ
型でその周面に複数本のスパイラル状の切刃40を有
し、かつ左右両端面の各中央から軸41を一体に突設し
ている。内刃2の駆動ユニット42は本体ケース1内に
組み込まれる。その駆動ユニット42は、図11にその
先組状態が示されるように、内刃2を回動自在に軸架す
る駆動シャーシ43と、駆動シャーシ43に搭載したモ
ータ44、およびモータ44の回転を減速して内刃2に
伝達する駆動伝達機構45とを一体的に組み合わせてな
る。
【0020】図14に示すように、駆動シャーシ43
は、内刃2の軸41の左右端を受ける軸受46を各上端
に備える左右シャーシ47・48と、左右シャーシ47
・48の上端どうしを一体的に連結する上部シャーシ4
9と、左右シャーシ47・48の下端どうしを一体的に
連結する底シャーシ50とからなり、これらは図4およ
び図11に示すようにその全体が正面視四角形状の剛体
構造となるよう一体的に組み立てられる。底シャーシ5
0の下側にはモータ44がプラスチック製のモータホル
ダ51をもって一体的に取付けられる。この場合底シャ
ーシ50に対しモータ44とモータホルダ51とは2本
のビス52で共締めされる。
【0021】駆動シャーシ43に搭載される駆動伝達機
構45は、図6に示すように、モータ44の上端からモ
ータホルダ51および底シャーシ50の上方へ突出する
出力軸53に出力ギヤ54を固定し、底シャーシ50の
上方の左右シャーシ47・48間に中間軸55を回転自
在に支持し、該中間軸55の軸方向中央部に固定された
フェースギヤ56を前記出力ギヤ54と直交状に噛合さ
せ、中間軸55の左端に固定されたギヤ57を左シャー
シ47とギヤカバー47aとの間に収容した多段ギヤ5
8に噛合させている。
【0022】図6において、左側の軸受46の外側に
は、内刃2の軸41の左端に固着したギヤ59とこれに
噛合するギヤ60とを上下2個組み込むとともに、これ
ら両ギヤ59・60を底開放形のギヤカバー61で覆
い、ギヤカバー61の開放底に臨む下側のギヤ60を前
記多段ギヤ58の最上段のギヤと噛合させる。したがっ
て、モータ44の回転は中間軸55、多段ギヤ58、お
よびギヤ59・60を介して内刃2に伝達される。
【0023】内刃2はこれの交換を可能にするために駆
動ユニット42に対し着脱可能に装着される。そのため
に、図15にその先組み状態を示すように内刃2の左側
の軸41の端に上記左側の軸受46およびギヤ59・6
0を一体的に備えるとともに、その軸受46から結合枠
62を内刃2の下側に右方向へ一体に突設している。
【0024】この内刃2を駆動ユニット42に装着する
には、内刃2の右側の軸41を右側の軸受46に抜き差
し自在に挿入するとともに、左側の軸受46を左シャー
シ47の上端に着脱可能に結合する。このさい、内刃2
の結合枠62の先端は、図10に示すように、上部シャ
ーシ49の内面に沿って摺動させることで同図の二点鎖
線で示すように右側の軸41を右側の軸受46内に挿入
するとともに、上部シャーシ49の右側の軸受46の下
側の結合穴63に挿入させる。結合枠62の先端が結合
孔63に挿入するときは、該先端が内刃外し板64のロ
ック爪65のテーパに接当して該外し板64を一旦ばね
66に抗して押し下げる。結合枠62の先端がロック爪
65上を通過すると、内刃外し板64がばね66により
自動的に上動し、ロック爪65が結合枠62の先端の内
側に突入係合してロックする。また、図6に示すように
左側の軸受46およびギヤカバー61が左シャーシ47
のギヤカバー47aの上端に定置固定されることで、ギ
ヤカバー61内のギヤ60が駆動伝達機構45の多段ギ
ヤ58の最上段ギヤに噛合する状態が得られる。
【0025】駆動ユニット42は、図11および図14
に示すように、プラスチック製のモータホルダ51の左
右端からそれぞれ上下方向のみに弾性変形自在な前後の
薄肉の支持アーム67・68を左右方向に水平に片持ち
状に一体に突設しており、左側の前後の支持アーム67
・68の先端どうしは1本の前後向きの結合ピン69で
一体に連結し、右側の前後の支持アーム67・68の各
先端にはそれぞれ前後向きの結合ピン69をそれぞれ分
離する形で独自に一体形成し、この分離型の各結合ピン
69には鍔70を付けている。
【0026】図11に示すように、外刃3を外刃ホルダ
17ごと取り外して毛くず掃除をするときに内刃2が回
転するのを防止するという安全目的のために、駆動ユニ
ット42には、モータ44への給電を制御するマイクロ
スイッチ等からなるスイッチ組体71を仮止め状態に先
組みする。すなわち、図9に示すようにスイッチ組体7
1はこれのプラスチックケース72の前後面に取付穴7
3を有し、この取付穴73に右側の支持アーム67・6
8の結合ピン69・69をその前後からはめ込んで支持
アーム67・68の弾性を利用して挟持することにより
仮止め保持される。このスイッチ組体71の仮止めは支
持アーム67・68の弾性を利用して簡易に行える。ま
たその支持アーム67・68の結合ピン69・69間で
の弾性挟持によりスイッチ組体71は確実に保持される
ので、駆動ユニット42が本体ケース1に組み付けられ
るまでは駆動ユニット42から脱落するようなことがな
い。
【0027】更に、駆動ユニット42には、モータ44
の前後に配される、図11に示す回路基板11がモータ
44およびスイッチ組体71とリード線を介して予め結
線されることにより先組みされる。前側の回路基板11
には2本のニカドなどの充電式の電池75がモータ44
の左右に位置するよう搭載される。図16に示すよう
に、電池75はその両極に半田付けされた端子板76a
・76bは曲げて、回路基板11上に装着される弾性変
形自在な端子板77a・77bの切起し片79a・79
bに挿入させて弾性係合接触させる。この接触状態は、
前後ケース1a・1bを締付けねじ5で締め付けること
により後ケース1bの内面で電池75を回路基板11に
対し押しつけ、これで電池75側の端子板76a・76
bと回路基板11側の端子板77a・77bとを十分な
接触圧で接触させることができる。このように回路基板
11に装着された電池75は、締付けねじ5を緩めて本
体ケース1を分解し、端子板76a・76bを切起し片
79a・79bから抜き出すことにより回路基板11か
ら容易に外すことができ、その廃棄処分が簡単に行え
る。
【0028】かくして、このように予め先組みされた駆
動ユニット42は本体ケース1の前後ケース1a・1b
間に組み込まれる。このさい、駆動ユニット42は、図
4および図5に示すように、左右シャーシ47・48の
各上端が前後ケース1a・1bの上壁の左右のスリット
90から上方へ突出するように、組み込まれる。図5お
よび図9に示すように、各支持アーム67・68の結合
ピン69の前後端は前後ケース1a・1bの各内壁に設
けたボス92の穴92aに挿入固定する。
【0029】これによりスイッチ組体71を挟持する結
合ピン69・69は前後ケース1a・1bの両内壁間で
前後移動規制され、さらにスイッチ組体71の挟持状態
が前後ケース1a・1b間をねじ締め固定する、このね
じ締め状態に応じてより一層強固に保持されるので、本
体ケース1内でのスイッチ組体71の固定状態を確実な
ものにする。この場合、本体ケース1の内面側には、図
7および図9に示すようにスイッチ組体71の前方移動
規制用および上方移動規制用のリブ93・94を設ける
ことがスイッチ組体71をより一層確実に位置決め固定
するうえで好ましい。なお、図6および図7に示すよう
に、左右シャーシ47・48と各スリット90との間の
隙間は、予め各シャーシ47・48に備えた撓み自在な
毛侵入防止ゴム91で塞がれる。
【0030】このように駆動ユニット42が組み込まれ
ると、内刃2を含むこの駆動ユニット42全体が左右の
支持アーム67の弾性変形を介して上下方向に浮動自在
に支持される。また、図6および図7に示すように駆動
シャーシ43の底側と本体ケース1側のばね受95との
間に押上げばね96を介在させ、この押上げばね96で
駆動ユニット42それ全体を常に上方へ押上げるよう弾
性付勢して内刃2を外刃3の内面に密接させている。図
7に示すように、片方の押上げばね96は右シャーシ4
8より外側に配設して他方の押上げばね96(図6参
照)との間隔距離をできる限り広く設定することにより
駆動ユニット42が浮動時にこじれたり、傾くことなく
安定よく浮動する。
【0031】常態時には、図18の(A)に示すように
外刃3は内刃2により押上げ作用を受けており、外刃3
の両端に外刃枠19を介して一体的に結合されているピ
ース22は外刃ホルダ17の切欠23から少し浮上がる
状態を呈示し、同図の(B)に示すように肌圧で外刃3
が押し下げられると前記ピース22は外刃ホルダ17の
切欠23に近接ないし当接する。スイッチ組体71の前
後を挟持する結合ピン69・69は支持アーム67・6
8の固定端側にあるので、駆動ユニット42の浮動動作
時に支持アーム67・68の弾性変形作用に支障を来す
ようなことはない。
【0032】図7および図8において、上記スイッチ組
体71について、外刃ホルダ17が本体ケース1に装着
された常態時には、図7に示すようにそのホルダ17の
下端で本体ケース1の一部から突出しているスイッチ操
作ピース97がスイッチ組体71のプランジャ98を押
し続け、このスイッチ組体71がモータ44への給電回
路を閉じる。図8に示すように外刃ホルダ17を外す
と、これによるスイッチ操作ピース97への押圧作用が
解除され、前記給電回路が開くようになっている。した
がって、清掃等の場合に外刃ホルダ17が外されると、
内刃2が不用意に回転するようなことがなくて安全であ
る。
【0033】上記スイッチ操作ピース97の詳しい形状
および動作について、外刃ホルダ17で押される被押圧
片97aと、プランジャ98を押す押圧作動片97bと
を「く」の字状に連結する形に形成し、押圧作動片97
bの先端にテーパ100を設けている。一方、本体ケー
ス1側に被押圧片97aの傾きに対応するテーパ99と
前記テーパ100に対応するテーパ89を付けている。
このスイッチ操作ピース97は、外刃ホルダ17で押さ
れると、テーパ89・99を滑って下降し、プランジャ
98を押し、外刃ホルダ17が本体ケース1から外され
てこれによる押圧作用が解かれると、プランジャ98が
これの戻ばね(図示省略)により突出するに伴って元の
位置に押し上げられる。
【0034】図21において、本体ケース1の後面側に
装着される上記きわ剃りユニット14はきわ剃りホルダ
101に固定した固定くし刃102と可動くし刃103
からなり、かつモータ出力を受け継いで可動くし刃10
3に伝動する係合子104を可動くし刃103に設けて
いる。きわ剃りユニット14はその刃先を下向きにして
後ケース1bの外面に沿う収納姿勢(実線状態図)と、
その刃先を前方へ突出させる使用姿勢(二点鎖線状態
図)とにわたって支軸15まわりに回動自在に備えられ
る。その姿勢切換え操作は、後ケース1bの外面に上下
スライド自在に備えたきわ剃り操作ボタン16と、該操
作ボタン16ときわ剃りユニット14とを連結するきわ
剃りレバー105とで行われる。
【0035】一方、底シャーシ50の上側には振動子1
06を組み込む。この振動子106は、モータ44の回
転をきわ剃りユニット14の可動くし刃103に伝達す
るもので、その後端に可動くし刃103側の係合子10
4に係合する爪部107を有し、かつその前後中間に出
力軸53上の偏心カム109に嵌合する前後方向に長い
形の孔110を有するとともに、前端をモータホルダ5
1の上面の前側に突設したピン111に回動自在に枢着
する。
【0036】しかるときは、この振動子106は偏心カ
ム109の回転を受けてピン111を中心として揺振運
動し、きわ剃りユニット14の突出使用姿勢では係合子
104が振動子106の爪部107と係合することによ
って可動くし刃103に駆動力が伝達される。このさ
い、振動子106は底シャーシ50の上面とこの上面後
側に設けた門形状の案内杆114(図14参照)との間
に通されていて、その案内杆114のガイド作用により
振動子106が上下方向にこじれることなく円滑に揺動
する。また、振動子106の爪部107の揺動円弧軌跡
をできる限り直線に近づけるためには振動子106の前
後方向長さを本体ケース1の限られたスペース内ででき
る限り長くとることが望まれる。そこで、その振動子1
06の前端部は上記前ケース1aの前記膨出部31の内
面側の凹部31a内に納めるようにすることが好まし
い。
【0037】本発明では、支持アーム67・68の先端
どうし間で挟着保持するスイッチ組体71としては、上
記した安全スイッチのほかに、たとえば、上記電源スイ
ッチのスイッチ板ばね10と回路基板11上の端子とか
らなる電源スイッチをスイッチ組体で構成して、このス
イッチ組体を支持アーム67・68の結合ピン69・6
9間で保持するようにすることもできる。
【0038】また、スイッチ組体71を支持アーム67
・68の先端どうし間で挟着保持する手段としては、図
22の(A)(B)に示すようなものであってよい。そ
こでは、支持アーム67・68の各先端に設けたボス1
17を設け、この両ボス117の穴およびスイッチ組体
71の取付穴73にこれらとは別体の結合ピン69を通
すことにより該スイッチ組体71を仮止め保持する。し
かる後該結合ピン69の両端を両ボス117共に、また
は結合ピン69の両端のみを前後ケース1a・1bの内
壁のボス92の穴92aに嵌合させ、前後ケース1a・
1bのねじ5による締付け力を利用してスイッチ組体7
1を強固に挟着保持している。また、スイッチ操作ピー
ス97の本体ケース1からの突出位置は本体ケース1の
上記箇所以外の所であってもよく、要は外刃ホルダ17
の下端や内壁などで押されるようにすることが必要であ
る。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ス
イッチ組体71は駆動ユニット42に簡単に仮組みする
ことが可能となり、駆動ユニット42と同時に本体ケー
ス1に組付けることができ、組付け手数の簡略化を図る
ことができる。スイッチ組体71は駆動ユニット42の
支持アーム67を利用して支持固定されるので、特別な
組付け部材を必要とせず、部材点数の減少を図ることが
できる。スイッチ組体71は、前後の支持アーム67・
67間の空間を利用して組付けられるので、特別な組付
けスペースを必要とせず、本体ケース1の薄型、コンパ
クト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部を概略的に示す側面図である。
【図2】前方から見た外観斜視図である。
【図3】後方から見た外観斜視図である。
【図4】全体の縦断正面図である。
【図5】全体の縦断側面図である。
【図6】左シャーシ部分の縦断正面図である。
【図7】右シャーシ部分の縦断正面図である。
【図8】安全スイッチ部分の正面図である。
【図9】安全スイッチ部分の側面図である。
【図10】内刃の装着途上の状態を示す断面図である。
【図11】全体の分解斜視図である。
【図12】前ケースの分解斜視図である。
【図13】後ケースの分解斜視図である。
【図14】駆動ユニットの分解斜視図である。
【図15】内刃の斜視図である。
【図16】(A)は回路基板と電池を分離した状態の斜
視図、(B)は回路基板に電池を装着した状態の側面図
である。
【図17】外刃の分解斜視図である。
【図18】(A)は外刃が内刃で押上げられている状態
を示す縦断正面図、(B)は外刃が肌で押下げられてい
る状態を示す縦断正面図である。
【図19】外刃が内刃で押上げられている状態を示す縦
断側面図である。
【図20】外刃が肌で押下げられている状態を示す縦断
側面図である。
【図21】きわ剃りユニットの駆動系および操作系を示
す縦断側面図である。
【図22】(A)はスイッチ組体の他の保持手段を示す
分解斜視図、(B)はその組付け状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 本体ケース 2 内刃 3 外刃 42 駆動ユニット 43 駆動シャーシ 44 モータ 45 駆動伝達機構 67・68 支持アーム 69 結合ピン 71 スイッチ組体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケース1にアーチ状の外刃3と、外
    刃3の内面に対し摺接回転するシリンダ型の内刃2と、
    内刃2の駆動ユニット42とを備えており、 駆動ユニット42は、内刃2を回転自在に支持する駆動
    シャーシ43と、駆動シャーシ43に搭載されたモータ
    44、およびモータ44の出力を内刃2に伝達する駆動
    伝達機構45とを一体的に組み合わせてなり、 駆動ユニット42から左右両側方へ上下方向に弾性変形
    自在な前後一対の支持アーム67・68を片持ち状に張
    出しており、 支持アーム67・68の両先端部を本体ケース1の前後
    壁内面側に対し固定することにより該支持アーム67・
    68の弾性変形を介して駆動ユニット42が上下に浮動
    自在に支持されているロータリ式電気かみそりにおい
    て、 左右一側方の前後の支持アーム67・68の対向先端ど
    うし間で、モータ44への給電を制御するスイッチ組体
    71を挟着保持してあることを特徴とするロータリ式電
    気かみそり。
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