JP4367671B2 - 電気かみそり - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、アーチ形に湾曲する外刃を備えている電気かみそり、なかでも外刃の全体が外刃ホルダーに対して上下動可能に支持され、ばねで内刃と密着する向きに移動付勢してある、いわば浮動支持型の外刃を備えている電気かみそりに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の電気かみそりは、実開昭58−112283号公報に見ることができる。そこでは、外刃ホルダーの内面前後壁のそれぞれに、上下スライド自在に案内支持される一対のスライド板を設け、アーチ形の湾曲変形させた外刃の前後縁を各スライド板に係止装着している。両スライド板は外ホルダーに装着した線ばねで、それぞれ下向きにスライド付勢してある。
【0003】
この発明では、シート状の外刃がプラスチック製の保形枠でアーチ形に保形された、ユニット部品化された外刃カートリッジを用いるが、この種の電気かみそりは特開平5−329280号公報に公知である。そこでは、保形枠を前後一対の捻りコイル形のキックばねで押し下げ付勢することにより、外刃を内刃に密着させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一対のスライド板を線ばねでスライド付勢する前者形態の電気かみそりにおいては、切れ味の落ちた外刃をスライド板から取り外した後、新規な外刃をスライド板に係止装着することにより、外刃を更新できる。しかし、外刃を交換する際に、誤って弾性限界を越えて屈曲させることがあり、こうした場合に刃面に折りぐせが付いたり、刃面を破損することがある。
【0005】
この点ユニット部品化された外刃カートリッジは、外刃が保形枠で常に保形保持してあるので、刃面に損傷を与える可能性は極めて低い。問題は、外刃ホルダーに装着したキックばねで保形枠を押し下げ付勢する構造をとるので、ユーザー自身の手による外刃カートリッジとばねとの組み込みが難しく、止む得ず、外刃ホルダーを上部ホルダーと下部ホルダーとで構成し、外刃カートリッジ、およびばねを、これらが組み付けられる上部ホルダーごと交換する形態をとっている。つまり、外刃の交換時に廃棄される部品数が多く、その分だけコストが高く付く。
【0006】
この発明の目的は、ユニット部品化された外刃カートリッジが外刃ホルダーに対して浮動支持してある電気かみそりにおいて、外刃カートリッジのみを換装できるようにし、以て外刃交換に要するコストを削減することにある。この発明の他の目的は、外刃を内刃に常に密接させることができ、従ってどのようなひげそり状態においても良好な切れ味を発揮できる浮動支持型の外刃カートリッジを備えている電気かみそりを提供することにある。この発明の目的は、ヘッドユニットが、本体ケースに対して常に密接させることができ、従って電気かみそりの姿勢の如何にかかわらず、良好な切れ味を発揮できる電気かみそりを提供することにある。この発明の他の目的は、外刃カートリッジの刃面を横軸回りに回転駆動される内刃に対して常に密接させ、従ってどのようなひげそり状態においても良好な切れ味を発揮できる、ロータリ式の電気かみそりを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明の電気かみそりは、かみそり上部に、モータ動力で駆動される内刃11と、アーチ形断面の外刃27を備えている外刃カートリッジ17と、外刃カートリッジ17を支持する外刃ホルダー16とが設けてある。外刃ホルダー16の内面にカートリッジ枠18を配置し、この枠18を外刃ホルダー16で上下動自在に、しかし抜け外れは不能に案内支持する。さらに、両者16・18間に設けたばね19で下降付勢する。カートリッジ枠18を、外刃カートリッジ17を分離可能に装着する。
【0008】
カートリッジ枠18は前後壁30・31および左右壁32・33とで無端角枠状に形成する。前後左右の各壁30〜33は、外刃ホルダー16の内面に設けた案内面23で上下動自在に案内支持する。カートリッジ枠18と外刃ホルダー16との間に、カートリッジ枠18を抜け止め保持する一対の係合体24・25を設ける。
【0009】
カートリッジ枠18の前半側と後半側とは、それぞれ独立して設けた複数個のばね19・19で下降付勢する。
【0010】
カートリッジ枠18と外刃ホルダー16との間に、カートリッジ枠18を押し下げ付勢する圧縮コイル形のばね19を配置する。
【0011】
カートリッジ枠18の内面に、外刃カートリッジ17に前後方向ないし左右方向の装填姿勢を規制する位置決め体36を突設し、外刃カートリッジ17の保形枠28に、位置決め体36と係合する溝29を設ける。
【0012】
内刃11を支持するヘッドユニット7が本体ケース1に対して上下動可能に浮動支持してある電気かみそりにおいて、外刃ホルダー16をヘッドユニット7に対して着脱自在に装着する。
【0013】
カートリッジ枠18を抜け止め保持する一対の係合体24・25は、外刃ホルダー16と一体化に形成した突起24と、突起24に対応してカートリッジ枠18に設けた溝25とで構成する。
【0014】
外刃ホルダー16に設けた突起24が、外刃カートリッジ17の前後方向ないし左右方向の装填姿勢を規制する位置決め体36を兼ねるようにする。
【0015】
横軸回りに回転する内刃11を備えているロータリ式の電気かみそりにおいて、内刃11の回転方向上手側においてはカートリッジ枠18を下降付勢するばね19の張力を、内刃11の回転方向下手側においてカートリッジ枠18を下降付勢するばね19の張力より大きく設定する。
【0016】
【作用および発明の効果】
外刃ホルダー16の内面に設けたカートリッジ枠18を、外刃ホルダー16に対して上下動可能に浮動支持したうえで、ばね19で下降付勢しておき、外刃カートリッジ17をカートリッジ枠18に対して分離可能に装着するので、外刃カートリッジ17を交換する際には、外刃カートリッジ17をカートリッジ枠18に対して着脱するだけで済む。つまり、外刃27を内刃11に密接させるためのばね19に煩わされることもなく、外刃カートリッジ17を容易に換装できるうえ、外刃交換時の廃棄部品を外刃カートリッジ17のみに限って、そのコストを著しく削減できる。
【0017】
カートリッジ枠18を前後左右の各壁30〜33で無端角枠状に形成し、これらの各壁30〜33を外刃ホルダー16の案内面23で案内支持すると、例えば、前後壁30・31や左右壁32・33などの対向する壁面のみを案内面23で案内支持する場合に比べて、カートリッジ枠18を安定した状態で上下にスライド案内でき、カートリッジ枠18に偏荷重が作用するような場合にも、支障なく追随できる。一対の係合体24・25は、カートリッジ枠18がばね19の付勢力を受けて外刃ホルダー16から分離するのを防ぐために設けられており、これらの係合体24・25をカートリッジ枠18と外刃ホルダー16との間に設けると、各係合体24・25をカートリッジ枠18および外刃ホルダー16と一体に形成することが可能となり、部品数を削減できる点で有利である。
【0018】
カートリッジ枠18を複数個のばね19で、枠前半側と枠後半側とに分けて下降付勢するのは、内刃11との接触部を境いにして、外刃27の前縁の側と後縁の側とのそれぞれにばね19の張力を作用させ、外刃27を内刃11に対して常に密接させて、両者11・27の間に隙間が生じるのを防ぐためである。つまり、外刃の前後縁をばねで直接移動付勢した場合と同様の密接作用を発揮するためであり、これにより切れ味を向上できる。
【0019】
圧縮コイル形のばね19でカートリッジ枠18を押し下げ付勢するばね付勢構造によれば、カートリッジ枠18の下方にばね19が露出するのを避けられるので、外刃カートリッジ17をカートリッジ枠18に対して着脱する際に、保形枠28がばね19に引っ掛かるのを防止できる。カートリッジ枠18が上下動する場合の、カートリッジ枠18とばね19との相対移動がないので、カートリッジ枠18および外刃カートリッジ17を円滑に上下動させることができ、これにより外刃27を内刃11に対して常に密接できる。従って、ひげそり時に内刃11が繰り返し上下動するような状況においても、外刃27を内刃11の動きに滑らかに追随させることができる。
【0020】
カートリッジ枠18の内面に位置決め体36を設けておくと、外刃カートリッジ17のカートリッジ枠18に対する装填姿勢を常に適正なものとすることができ、とくに外刃27の後面に限ってひげ誘導溝が形成してあるような場合に、外刃カートリッジ17を間違いなく装填して、的確に使用できる。
【0021】
ヘッドユニット7が本体ケース1に対して浮動支持してある電気かみそりにおいて、外刃ホルダー16をヘッドユニット7に対して着脱自在に装着すると、ヘッドユニット7、即ち内刃11の上下動に追随して外刃ホルダー16を同行移動できるので、外刃27と内刃11を常に密接する状態に維持できる。因みに、この種の電気かみそりにおいて、外刃ホルダー16を本体ケース1の側に装着すると、外刃ホルダー16と内刃11とが相対移動し得るので、外刃ホルダー17がカートリッジ枠18を介して外刃ホルダー16に浮動支持してあっても、外刃27と内刃11に対して完全に追随移動できない状況が起こり得る。
【0022】
外刃ホルダー16と一体に形成した突起24と、カートリッジ枠18に設けた溝25とで一対の係合体を構成すると、溝25と外刃ホルダー16の側に設ける場合に比べて、外刃ホルダー16の成形用金型の構造を簡素化できる。また、突起24を利用して、カートリッジ枠18に装着した外刃カートリッジ17を位置決めできる。
【0023】
ロータリ式の電気かみそりにおいては、内刃11と外刃27とでひげを切断する際に、外刃27に対して内刃11の回転方向に沿う切断力が作用する。この切断力に抗して外刃27を位置保持し、ひげの切断を確実に行うために、内刃11の回転方向上手側のばね19の張力を、他方のばね19の張力より大きく設定して、ひげ切断時に内刃11の回転下手側において、外刃27が内刃11から浮き離れるのを阻止している。因みに、内刃11の回転方向上手側の外刃27の端部を固定してしまうと、ひげの切断負荷が大きくなった場合に、外刃26を内刃11の切断力の方向へ逃がして負荷を軽減することができないので、外刃27が破損するおそれがある。
【0024】
【実施例】
図1ないし図8は、この発明を適用したロータリ式電気かみそりの実施例を示す。図2ないし図4において、電気かみそりは、上下面が開口する筒状の本体ケース1と、本体ケース1の上面側から組み込まれるかみそりユニット2と、本体ケース1に下面側から組み込まれる底ケース3などで本体部を構成する。これら三者1〜3は、底ケース3とかみそりユニット2をビスで締結することにより一体化されている。
【0025】
かみそりユニット2は、回路基板4や二次電池5を支持するボディ6と、ボディ6で上下動自在に支持されるヘッドユニット7とで構成してある。ヘッドユニット7の上面左右には、左右一対の内刃支持枠10が設けてあり、両枠の上端間に横軸回りに回転する内刃11を配置している。内刃11を回転駆動するために、ヘッドユニット7の内部にモータ8を配置し、その回転力をギヤ伝動機構9を介して内刃11に伝えている。ギヤ伝動機構9はヘッドケース12と、図に向かって右方の内刃支持枠10の内部に組み込んである。本体ケース1の前面にはモータ起動用のスイッチノブ13が、また背面にはきわぞり刃ユニット14(図5参照)が配置してある。かみそりユニット2を本体ケース1に組み付けた状態において、ヘッドユニット7は、本体ケース1に対して上下動できるよう、ボディ6で浮動支持してある。
【0026】
上記の本体部と、ヘッドユニット7に着脱される外刃ホルダー16と、内刃清掃用の清掃具Cとで電気かみそりを構成している。図1において外刃ホルダー16の内部には、一個の部品としてユニット化してある外刃カートリッジ17と、外刃カートリッジ17を着脱するためのカートリッジ枠18およびカートリッジ枠18を下降付勢する4個の圧縮コイル形のばね19などが組み付けてある。
【0027】
外刃ホルダー16は上下面が開口する中空枠体からなり、その左右側壁と、前壁のそれぞれに、ヘッドユニット7の左右側壁および前壁に外嵌する嵌合面21を有する。さらに背面開口の両側に、ヘッドユニット7側のガイド壁7aと係合する嵌合リブ22が、それぞれ背面下方へ向かって下り傾斜するように形成してある(図5参照)。嵌合リブ22をガイド壁7aに沿ってスライド係合すると、外刃ホルダー16の全体がガイド壁7aでヘッド背方へ引き寄せられるので、外刃ホルダー16をヘッドユニット7に対してぐらつきなく装着できる。外刃ホルダー16の内面上方には、カートリッジ枠18を上下動自在に案内する案内面23を設け、その前後面壁のそれぞれにピン状の突起(係合体)24を設けている。詳しくは、前面中央と後面の左右の合計3個所に突起24を設けている。案内面23の上端に連続する前方および後方段部には、それぞれ左右一対のばね受部26(図8参照)が凹み形成してある。
【0028】
図6において、外刃カートリッジ17は、電鋳品からなる外刃27と、外刃27を内刃11の周面に沿う断面アーチ形に保形保持する保形枠28とで構成する。保形枠28の前壁の中央一個所と、後壁の左右二個所には、先の突起24に対応して溝29が切り欠き形成してある。この溝29によって、外刃カートリッジ17の前後の装填方向を特定することができる。
【0029】
カートリッジ枠18は、前後壁30・31および左右壁32・33を一体に成形した無端角枠状のプラスチック成形品からなり、前後壁30・31のそれぞれに先の突起24に対応する溝(係合体)25を通設する。さらに前後壁30・31の上面左右に、ばね19用の受座34を形成する。前後左右の各壁30〜33を外刃ホルダー16の案内面23に仮り組みし、ばね受部26と受座34との間にばね19を介装した状態で、前後壁30・31をたわみ変形させながら各溝25を各突起24に嵌め込むことにより、カートリッジ枠18を外刃ホルダー16と一体化する。図6および図7に示すように、カートリッジ枠18の四隅外面は大きく面取りされていて、外刃ホルダー16の案内面23にも同様の面取り面が設けてある。このように、スライド面の隅部のそれぞれに面取りを施すと、カートリッジ枠18が上下スライドするときの隅部どうしの引っ掛かりを防止して、外刃カートリッジ17の上下動を円滑化できる。
【0030】
この組み付け状態において、カートリッジ枠18は、前後左右の各壁30〜33が案内面23で上下スライド自在に案内され、前壁30および後壁31のそれぞれが、独立した2個ずつのばね19で押し下げ付勢されている。さらに、各溝25と係合するピン状の突起24で、カートリッジ枠18の全体が抜け外れ不能に係合保持されている。先に述べた通り、突起24は外刃カートリッジ17の装填姿勢を規定する位置決め体36を兼ねていて、これに保形枠28の溝29を嵌め込むことにより、外刃カートリッジ17をカートリッジ枠18に対して適正に組むことができるうえ、外刃カートリッジ17の装填状態を維持できる。
【0031】
上記のように、カートリッジ枠18の前壁30と後壁31とは、それぞれ2個ずつ配置したばね19で押し下げ付勢するが、内刃11の回転方向との関係で、前側のばね19の合計ばね力に比べて、後側のばね19の合計ばね力を大きく設定している。内刃11は、その上周面において図8中矢印で示す向きに回転するが、この回転方向上手側8(後側)に設けられるばね19の張力を大きく設定することにより、ひげ切断時の内刃11の切断力によって外刃27が回転下手側へ引き寄せられ、外刃27と内刃11との隙間が生じるのを防ぐためである。但し、内刃11の切断負荷が異常に大きくなると、外刃27は回転下手側へ変位して負荷を軽減できる。
【0032】
外刃ホルダー16をヘッドユニット7から取り外した状態においては、カートリッジ枠18はばね19で待機位置に押し下げられており、従って外刃27も外刃ホルダー16に対してやや沈み込んでいる。外刃ホルター16をヘッドユニット7に嵌め込むと、内刃11が外刃カートリッジ17の内面に入り込み外刃27と密接する。このとき、カートリッジ枠18は、図8に示すように先の待機位置からばね19の押し下げ力に抗して上方へ移動している。つまり、カートリッジ枠18は上下いずれの方向にも上下スライドでき、これにより外刃27を内刃11に対して常に密接できるようにしている。なお、外刃ホルダー16の左右壁の内面には、ヘッドケース12の両側に設けたロック片37(図5参照)と係合する係合部と、ロック片37をそのばねに抗してロック解除操作する解除ボタン38とが設けてあり、解除ボタン38を押し込み操作することによって、外刃ホルダー16をヘッドユニット7から取り外すことができる。
【0033】
外刃カートリッジ17を交換する場合には、保形枠28の前後壁のいずれか一方を、カートリッジ枠18の前後壁30・31から浮き離れるように弾性変形させ、突起24と係合している溝29を外す。他方の壁の溝29も同様にして突起24から外することにより、外刃カートリッジ17を外刃カートリッジ枠18から分離できる。新規な外刃カートリッジ17は、溝29の前後位置を突起24のそれに合致させた状態で、全体をカートリッジ枠18内へ差し込むことにより、簡単に装填できる。
【0034】
上記の実施例におけるカートリッジ枠18は、圧縮コイル形のばね19で下降付勢する代わりに、従来から多用されている捻りコイル形のばねや板ばねなどの金属ばねで下降付勢できる。さらに、独立形成したプラスチック製のばねや、カートリッジ枠18と一体に形成したプラスチック製のばねを用いることができる。
【0035】
この発明は、図9および図10に示すように、前後一対の内刃11を備えているロータリ式電気かみそりにも適用できる。図9においては、各内刃11がそれぞれ専用のモータ8と、ギヤ伝動機構9を介して個別に駆動され、しかも各内刃11に対応して設けたヘッドユニット7・7が、独立して浮動支持されている。この場合には、外刃ホルダー16を本体ケース1に着脱自在に装着している。外刃ホルダー16の内部には、各内刃11に対応して2個のカートリッジ枠18を配置し、これらを先の実施例と同様に押し下げ付勢する。他は上記の実施例と同じであるので、同じ部材に同じ符号を与えて説明を省略する。以下の実施例においても同じとする。
【0036】
図10は、上記のように、各内刃11に対応して設けたモータ8およびギヤ伝動機構を、一個のヘッドユニット7に組み込み、ヘッドユニット7を本体ケース1に対して浮動支持している。この場合には、外刃ホルダー16をヘッドユニット7に対して着脱自在に装着する。外刃ホルダー16の内部には、各内刃11に対応して2個のカートリッジ枠18を配置し、これらに外刃カートリッジ17をそれぞれ装着する。
【0037】
上記の各実施例においては、ヘッドユニット7が浮動支持してある場合について説明したが、その必要はない。つまり、ヘッドユニット7が本体ケース1に対して上下動不能に固定してある場合には、外刃ホルダー16は本体ケース1とヘッドユニット7のいずれにでも着脱可能に装着することができる。
【0038】
図11はこの発明を往復動型の電気かみそりに適用した実施例を示す。そこでは、外刃ホルダー16の内面に設けたカートリッジ枠18に、外刃カートリッジ17を着脱可能に装着する。この場合は、内刃11が回転しないので、全てのばね19の張力を同じにすることができる。なお、ばね19は図示を省略している。
【0039】
上記以外に、カートリッジ枠18に装着した外刃カートリッジ17は、外刃ホルダー16をヘッドユニット7から取り外した状態において、カートリッジ枠18から容易に外れなければよいので、例えばカートリッジ枠18と保形枠28との間に設けた凹凸係合構造によって、装着状態を維持することができる。カートリッジ枠18は無端枠状であることが好ましいが、その一部が分離されていてもよい。また、分割された前後一対の枠体どうしが、一体成形ヒンジを介して連結してあって、前枠体と後枠体とが独立して上下動できるように構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】外刃ホルダーの縦断側面図である。
【図2】電気かみそりの正面図である。
【図3】本体部の概略構造を示す説明図である。
【図4】外刃ホルダーを分離した状態の電気かみそりの正面図である。
【図5】外刃ホルダーを分離した状態の電気かみそりの側面図である。
【図6】外刃カートリッジとカートリッジ枠の斜視図である。
【図7】図1におけるA−A線断面図である。
【図8】外刃ホルダーの装着状態を示す断面図である。
【図9】この発明の別の実施例を示す説明図である。
【図10】この発明のさらに別の実施例を示す説明図である。
【図11】この発明のさらに別の実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 本体ケース
7 ヘッドユニット
11 内刃
16 外刃ホルダー
17 外刃カートリッジ
18 カートリッジ枠
19 ばね
24・25 係合体
27 外刃
28 溝
Claims (8)
- かみそり上部に、モータ動力で駆動される内刃(11)と、アーチ形断面の外刃(27)を備えている外刃カートリッジ(17)と、外刃カートリッジ(17)を支持する外刃ホルダー(16)とが設けてある電気かみそりであって、
外刃ホルダー(16)の内面に配置したカートリッジ枠(18)が、外刃ホルダー(16)で上下動自在に、しかし抜け外れは不能に案内支持されて、両者(16・18)間に設けたばね(19)で下降付勢されており、
カートリッジ枠(18)に、外刃カートリッジ(17)が分離可能に装着してあり、
カートリッジ枠(18)が前後壁(30・31)および左右壁(32・33)とで無端角枠状に形成されており、
前後左右の各壁(30〜33)が、外刃ホルダー(16)の内面に設けた案内面(23)で上下動自在に案内支持されており、
カートリッジ枠(18)と外刃ホルダー(16)との間に、カートリッジ枠(18)を抜け止め保持する一対の係合体(24・25)が設けてあることを特徴とする電気かみそり。 - カートリッジ枠(18)の前半側と後半側とが、それぞれ独立して設けた複数個のばね(19・19)で下降付勢してある請求項1記載の電気かみそり。
- カートリッジ枠(18)と外刃ホルダー(16)との間に、カートリッジ枠(18)を押し下げ付勢する圧縮コイル形のばね(19)が配置してある請求項1または2記載の電気かみそり。
- カートリッジ枠(18)の内面に、外刃カートリッジ(17)の前後方向ないし左右方向の装填姿勢を規制する位置決め体(36)が突設されており、外刃カートリッジ(17)の保形枠(28)に、位置決め体(36)と係合する溝(29)が設けられている請求項1、2または3記載の電気かみそり。
- 内刃(11)を支持するヘッドユニット(7)が本体ケース(1)に対して上下動可能に浮動支持されており、
外刃ホルダー(16)がヘッドユニット(7)に対して着脱自在に装着してある請求項1、2、3または4記載の電気かみそり。 - カートリッジ枠(18)を抜け止め保持する一対の係合体(24・25)が、外刃ホルダー(16)と一体に形成した突起(24)と、突起(24)に対応してカートリッジ枠(18)に設けた溝(25)とで構成してある請求項1、2、3、4または5記載の電気かみそり。
- 外刃ホルダー(16)に設けた突起(24)が、外刃カートリッジ(17)の前後方向ないし左右方向の装填姿勢を規制する位置決め体(36)を兼ねている請求項4、5または6記載の電気かみそり。
- 電気かみそりが横軸回りに回転する内刃(11)を備えているロータリ式の電気かみそりからなり、
内刃(11)の回転方向上手側においてはカートリッジ枠(18)を下降付勢するばね(19)の張力が、内刃(11)の回転方向下手側においてカートリッジ枠(18)を下降付勢するばね(19)の張力より大きく設定してある請求項1、2、3、4、5、6または7記載の電気かみそり。
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