JP3624564B2 - 電気かみそり - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電気かみそり、特にフロート自在に支持されているトリマー刃を備えている電気かみそりに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
トリマー刃を設けるにあたり、該トリマー刃をフロート自在に支持することでトリマー刃と他の刃との協調による髭剃りを適切に行うことができるようにするとともに、トリマー刃をスライドアップさせることによってトリマー刃単独によるきわ剃り等の髭剃りを行えるようにしたものが特開平4−231991号公報に示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のトリマー刃は、そのスライドアップ動作のためのスライド釦型の操作部によって支持されたものとなっており、このためにスライドアップしていない状態でのフロート動作も、操作部の支持による影響を受けてしまうものであり、良好なフロート動作を得にくい上に、フロート量を大きくとることが困難であった。
【0004】
本発明はこのような点に鑑み為されたものであり、その目的とするところはトリマー刃のスライドアップ動作のための操作部の影響を受けることがないフロート動作をトリマー刃に行わせることができる電気かみそりを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
しかして本発明は、スライド自在に支持されるとともに突出方向にばね付勢されて所定範囲内でフロート自在となっているトリマー刃と、該トリマー刃にそのフロートのための所定範囲を越えるスライド動作を行わせる操作部とを具備する電気かみそりであって、トリマー刃と操作部とを連結させて操作部の操作にトリマー刃を連動させる連結係合部が切り離し自在となっているとともに、上記トリマー刃の上記スライド動作のための操作部の動きを規制するロック手段を備えており、該ロック手段は、操作部の動きの規制解除操作に伴って上記連結係合部を切り離し状態から操作部の操作によるトリマー刃の上記スライド動作を可能とする連結状態に切り替えるものであることに特徴を有している。操作部の操作でトリマー刃をスライドアップさせていない状態では、操作部とトリマー刃とが切り離された状態にあり、操作部の動きを規制するロック手段を操作して操作部の動きの規制解除を行えば、操作部の操作によるトリマー刃のスライド動作が可能となるようににしたものである。
【0006】
ここにおけるロック手段は、その操作面を操作部の操作面に配しておくとロック手段と操作部との同時操作が可能となる。
またロック手段はトリマー刃に設けられた弾性部と接して操作部の動きを規制する位置に向けて付勢されているものとしておくと、ロック手段のがたつきを防ぐことができる。
【0007】
さらにロック手段は、操作部によるトリマー刃のスライド動作中操作部の動きの規制解除位置を保持するものであれば、トリマー刃をスライドアップさせる際にロック手段を常時操作しておく必要がなくなるために操作性が向上する。
またロック手段が、トリマー刃のスライドアップ状態トリマー刃及び操作部の動きを規制するものであれば、トリマー刃をスライドアップさせた状態でトリマー刃を押し下げる力が加わっても、操作部にこの力が加わらないために、操作部の操作力を適切に設定することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本体5の上端に刃ヘッド1と、刃ヘッド1の両隣に位置する一対のトリマー刃タイプの刃ヘッド2,2とを平行並列に配設した図示の電気かみそりは、これら3個の刃ヘッド2,1,2がモータ4によって同時に駆動されるものとなっている。図2中の8はスイッチ部、9は充電器である。
【0009】
上記刃ヘッド1,2のうち、主刃である刃ヘッド1は、金属薄板から形成されるとともに多数の刃孔が形成されている外刃10と、この外刃10をヒートシールによって保持している矩形枠状の内カセット11と、外刃10内面に摺接する内刃12とからなるもので、内カセット11は図5に示すようにその両端面に弾性片13を備えている。
【0010】
この刃ヘッド1は、外カセット3を介して本体5に装着される。外カセット3は、図5に示すように合成樹脂の成形によって矩形枠状に形成されたもので、その長手方向の両端内面の幅方向中央部に受け片30を、両側にガイド溝31を備えており、また幅方向の内面にはガイド溝32とばね受け33とを備えている。そして上記刃ヘッド1の外刃10を備えた内カセット11は、外カセット3の下方開口から外カセット3内に納められて、弾性片13が受け片30の上方側に位置することで抜け止めされるとともに外カセット3に対して上下の小範囲内で可動となる。内カセット11に設けた突起15は外カセット3から内カセット11を取り外す時に指をかけるためのものである。
【0011】
トリマー刃タイプの2つの刃ヘッド2は、図6に示すように夫々トリマー基台20とトリマー基台20の上面に嵌合突起201との嵌合で固定される固定刃21と、この固定刃21の上面側に配されるとともに嵌合突起201によってスライド自在にガイドされる可動刃22と、トリマー基台20に連結されてそのばね片231によって可動刃22を固定刃21側に押さえる押さえばね23と、押さえばね23の上面側を覆ってトリマー基台20に連結される刃カバー24と、上端が可動刃22に係合するトリマー駆動子25と、トリマー基台20に装着される肌当たりガイド26と、フロートばね27とからなるもので、トリマー駆動子25はトリマー基台20に設けられた軸205によって上下方向中央部が軸支される。図中206はトリマー駆動子25との係合でトリマー駆動子25の外れを防止するフック、207は刃カバー24の結合孔240に差し込まれて刃カバー24を固定するピンである。
【0012】
上記肌当たりガイド26は、トリマー基台20に組つけられた時、その下端から突設された突片262がトリマー基台20に設けられた弾性を有する押し上げ片202の上面に載り、両側から突設されたフック261がトリマー基台20の側面に設けられた係合凹所203の上部壁の下面に接することでトリマー基台20に一体化される。
【0013】
そして2つの刃ヘッド2,2も上記外カセット3内に配設されるのであるが、この時、トリマー基台20とガイド溝32との係合並びに肌当たりガイド26の上記フック261とガイド溝31との係合によって、外カセット3に対して上下の小範囲においてスライド自在とされる。また肌当たりガイド26の下面と外カセット3の上記ばね受け33との間に配されたフロートばね27によって刃ヘッド2は上方へ付勢される。
【0014】
刃ヘッド1における内刃12は、図1に示すように継手51を介して往復駆動用の駆動子50に連結されることで往復駆動されるとともに押し上げばね53によって上方へ付勢されて外刃10の内面に接する。そして刃ヘッド1も該押し上げばね53のばね力によってフロート自在となる。上記継手51は各刃ヘッド2のトリマー駆動子25の下端部との係合部も有していることから、刃ヘッド1の内刃12が往復駆動される時、トリマー駆動子25を介して刃ヘッド2の可動刃22も往復駆動される。
【0015】
また刃ヘッド2は、上記フロートばね27のばね力でフロートしており、刃ヘッド2を肌に押し付けたならば、図8に示すように刃ヘッド2がフロートばね27に抗して沈むのであるが、刃ヘッド1の内カセット11から突設した図5に示す突起14が刃ヘッド2のトリマー基台20に設けられた下方に開放された係合溝208内に位置していることから、刃ヘッド2の沈み動作の途中からは、刃ヘッド1も連動して沈むようになっている。
【0016】
更に肌当たりガイド26は、上述のように突片262がトリマー基台20の押し上げ片202の上面に載り、フック261がトリマー基台20の係合凹所203の上部壁の下面に接しているためにトリマー基台20に一体化された状態となっており、肌当たりガイド26が上下動を行う時、トリマー基台20も同時に上下動を行い、更にトリマー基台20が上下動を行う時、肌当たりガイド26も上下動を行う。つまり肌当たりガイド26とトリマー基台20とはフロートばね27によるばね力を受けて同時にフロートするようになっている。
【0017】
このように形成されたトリマー刃タイプの刃ヘッド2は、その刃カバー24の上面で且つ刃ヘッド1側の部分に、エラストマー樹脂製の複数条のリブ80からなる弾性を備えた毛起こし部材8が取り付けられている。各リブ80が刃ヘッド2の刃先や刃ヘッド1の長手方向と平行に並んでいる髭起こし部材8は、図8に示すように、その上端が刃ヘッド1の上端の高さHとほぼ同じところに位置しており、このために刃ヘッド1,2を肌Sに押し当てた時、毛起こし部材8も肌Sに接するものとなっている。
【0018】
トリマー刃タイプの粗剃り用の刃ヘッド2で毛を切断した後、仕上げ剃り用の主刃である刃ヘッド1で毛を切断するように電気かみそりを動かす時、刃ヘッド2の刃先で毛が切断された部分の肌Sは、毛起こし部材8に接してから刃ヘッド1に接するものであり、この時、複数状のリブで構成された弾性を有する毛起こし部材8は、毛に引っ掛かることで毛を起こすとともに、刃ヘッド1との間で肌を引き伸ばすことによって毛を立たせる。寝ている毛であっても刃ヘッド1部分が接する直前に毛起こし部材8が起こしてしまうものであり、毛起こし部材8の部分を通過して再度寝ようとしても、寝てしまう前に刃ヘッド1で捕らえられて切断されるとともに、捕らえられる際の毛の角度は刃ヘッド1の外刃10に最も導入されやすい角度となっているものであり、刃ヘッド1への毛の導入効率が毛起こし部材8の存在によって大きく向上するものである。
【0019】
また毛起こし部材8の上端が主刃である刃ヘッド1の頂上位置Hとほぼ同じ高さとなるようにしているが、これは刃ヘッド1の頂上位置Hよりも毛起こし部材8の上端位置が高すぎると、毛起こし部材8によって刃ヘッド1と肌Sとの接触圧を十分に確保することができず、これに伴って毛を短く剃ることができなくなるからであり、また刃ヘッド1の頂上位置Hよりも毛起こし部材8の上端位置が低すぎると、毛起こし部材8による毛起こし効果を十分に得られなくなってしまうからである。
【0020】
ところで、前記肌当たりガイド26は腋のような柔らかい肌に押し当てた時にも、肌がトリマー刃タイプの刃ヘッド2の可動刃22や固定刃21の刃先内に入り込んで傷ついてしまうことがないようにするために設けたものであり、刃ヘッド2と肌当たりガイド26とは一体化されていると説明したが、一方の刃ヘッド2は外カセット3の外面に配したスライド釦7の操作によって肌当たりガイド26とトリマー基台20とが切り離されてトリマー基台20側の部材のみを上方へ移動させることができるようになっている。また、刃ヘッド2の上記フロート動作の際には、刃ヘッド2のスライドアップのためのスライド釦7は刃ヘッド2から完全に切り離された状態にあって、刃ヘッド2のフロート動作にスライド釦7が影響を与えることがないようになっている。
【0021】
この点について説明すると、スライド釦7は図7に示すように背方に突出する2対のフック71,72を備えているとともに中央にロック釦70が装着されたもので、これらフック71,72とロック釦70とが外カセット3に設けられた総計5本の上下方向に長い長孔35,36,37に挿通されて外カセット3外面に上下にスライド自在に装着される。そしてロック釦70はスライド釦7と外カセット3との間に挟まれる形で保持されるとともにスライド釦7背面の非円形凹所73との嵌合によって回り止めがなされ、さらには先端をトリマー基台20に設けられた弾性片204に当接させている。従って、ロック釦70は弾性片204による付勢を受けていることになり、このためにロック釦70ががたつくことはない。
【0022】
今、スライド釦7が下方位置にある時には、ロック釦70における外カセット3内部に位置する部分が、外カセット3内面で長孔35の両脇に設けられた突起38の下方に位置しており、このためにスライド釦7を上方へ動かそうとしても、ロック手段を構成しているロック釦70と突起38との当接によって妨げられる。また、この状態ではスライド釦7における両フック71,72は刃ヘッド2の上下動を妨げることはなく、このために肌当たりガイド3を含む刃ヘッド2のフロートが自在となっている。
【0023】
しかし、ロック釦70を押し込めば、外カセット3の突起38とロック釦70との係合が外れるためにスライド釦7を上方へ動かすことが可能となる。また押し込まれたロック釦70は図9に示すように弾性片204を背方へと押してスライド釦7のフック72の直上に弾性片204における係合突起209を位置させるために、スライド釦7を上方へ動かせば、トリマー基台20も押されて上方へ移動する。
【0024】
そしてこのようにトリマー基台20が上動する時、外カセット3の内面に設けられた図7に示す解除用突起39に押し上げ片202が乗り上げて背方に撓むために、押し上げ片202の上に載っていた肌当たりガイド26の突片262から押し上げ片202が外れ、トリマー基台20の上方への動きに肌当たりガイド26は追従せず、刃ヘッド2における肌当たりガイド26を除く部材がスライド釦7に連動して上方へ移動する。なお、この移動中はロック釦70が突起38に乗り上げて押し込まれた状態が保たれるために、ロック釦70を押し込まなくてはいけないのは初期だけである。
【0025】
スライド釦7がそのスライド範囲の上端位置に達すれば、ロック釦70が突起38を乗り越えてしまうために、弾性片204による付勢で復帰し、前記突起38の上方にロック釦70が位置するために、スライド釦7を下方に動かすことができない状態となる。また、この状態においても図10から明らかなようにトリマー駆動子25と継手51との係合状態が保たれるために、駆動子50からの往復動が可動刃22に伝えられるものであり、従って刃ヘッド2によるきわ剃りなどを行うことができる。
【0026】
刃ヘッド2を元の状態に戻すには、再度ロック釦70を押しつつスライド釦7を下げればよい。ロック釦70の突起38との係合を外した状態でスライド釦7を下方へ動かせば、この時はスライド釦7のフック71が押し上げ片202の根元部分を押し下げることでトリマー基台20を下方へ移動させる。またトリマー基台20の下降時、押し上げ片202は外カセット3内面の解除用突起39に乗り上げて背方に撓むことで、肌当たりガイド26の先端部は突片262を乗り越えて突片262の下方側に移り、再度肌当たりガイド26とトリマー基台20とが一体化される。
【0027】
刃ヘッド2の図10に示すスライドアップ状態は、図11に示すように弾性片204が外カセット3に設けられた突起40上に載ることによって保たれる。このために、刃ヘッド2を肌に押し付けることで刃ヘッド2を押し下げる力が加わっても、スライド釦7にはこの力が加わらず、上記力が大きくてもスライド釦7のフック71,72などが破損することはない。
【0028】
また、上記力が大きいと刃ヘッド2が破損してしまうおそれがあるが、ここでは図11(b)に示すように、弾性片204における突起40上に載る部分を傾斜面(もしくは突起40上面を傾斜面)とすることで、刃ヘッド2を押し下げる力が大きい場合にはロック釦70を押し込んだ時と同じく弾性片204が図中右方へと撓んで突起40から外れるために、そしてこの時点でロック釦70は弾性片204による付勢を受けなくなって突起38との係合が外れる位置へ移動しやすくなるために、刃ヘッド2は弾性片204でフック72(スライド釦7)を押し下げつつ下方へスライドする。上記力をまともに受けて刃ヘッド2やスライド釦7が破損してしまうことがないものである。
【0029】
図12に他例を示す。ここでは弾性片204をロック釦70側に設けて、該弾性片204をトリマー基台20に当接させることで、ロック釦70を外側へ押し出す付勢力を得ている。そしてロック釦70を押し込んでいない状態では、刃ヘッド2はスライド釦7やロック釦から切り離された状態でフロート自在となっているが、ロック釦70を押し込めば、突起38との係合が外れるとともにロック釦70の先端がトリマー基台20における片204’の直下に達し、この状態でスライド釦7を上方へ移動させればロック釦70に片204’が押し上げられることで刃ヘッド2も上動する。
【0030】
【発明の効果】
以上のように本発明においては、スライド自在に支持されるとともに突出方向にばね付勢されて所定範囲内でフロート自在となっているトリマー刃と、該トリマー刃にそのフロートのための所定範囲を越えるスライド動作を行わせる操作部とを具備する電気かみそりにおいて、トリマー刃と操作部とを連結させて操作部の操作にトリマー刃を連動させる連結係合部が切り離し自在となっているとともに、上記トリマー刃の上記スライド動作のための操作部の動きを規制するロック手段を備えており、該ロック手段は、操作部の動きの規制解除操作に伴って上記連結係合部を切り離し状態から操作部の操作によるトリマー刃の上記スライド動作を可能とする連結状態に切り替えるものであるために、操作部の操作でトリマー刃をスライドアップさせていない状態では操作部とトリマー刃とが切り離されており、このためにトリマー刃はそのスライドアップ動作のための操作部の影響を受けることなくフロート動作するものであり、良好なフロート動作を得ることができる上に、トリマー刃のフロート量を大きくとることも容易なものである。
【0031】
しかも、操作部の動きを規制するロック手段を操作して操作部の動きの規制解除を行えば、操作部の操作によるトリマー刃のスライド動作が可能となるものであり、ロック手段の操作のみで操作部の動きの規制及び解除と、連結係合部の連結切り離しとを行うことができて、操作が煩わしくなってしまうことがない。
またこのロック手段の操作面を操作部の操作面に配しておくとロック手段と操作部との同時操作が可能となるために操作性が更に良好となる。
【0032】
ロック手段はトリマー刃に設けられた弾性部と接して操作部の動きを規制する位置に向けて付勢されているものとしておくと、ロック手段のがたつきを防ぐことができて、好ましい操作感を得ることができる。
さらに、ロック手段が、操作部によるトリマー刃のスライド動作中操作部の動きの規制解除位置を保持するものであれば、トリマー刃をスライドアップさせる際にロック手段を常時操作しておく必要がなくなるために操作性をさらに良好なものとすることができる。
【0033】
またロック手段が、トリマー刃のスライドアップ状態トリマー刃及び操作部の動きを規制するものであれば、トリマー刃をスライドアップさせた状態でトリマー刃を押し下げる力が加わっても、操作部にこの力が加わらないために、操作部の操作力を適切に設定することができると同時に、スライドアップ状態の保持力も適切に設定することができるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の部分縦断面図である。
【図2】同上の斜視図である。
【図3】同上の平面図である。
【図4】同上の階段横断面図である。
【図5】同上の刃ヘッドと外カセットとスライド釦の分解斜視図である。
【図6】同上のトリマー刃の分解斜視図である。
【図7】同上の外カセットとスライド釦の分解斜視図である。
【図8】同上のフロート時の状態を示す部分縦断面図である。
【図9】同上のロック釦を押し込んでスライドアップさせている途中の状態を示す部分縦断面図である。
【図10】同上のスライドアップ完了時の状態を示す部分縦断面図である。
【図11】同上のスライドアップ完了時の刃ヘッドの位置保持状態を示すもので、(a)は部分背面図、(b)は部分断面図である。
【図12】他例における部分背面図である。
【符号の説明】
2 刃ヘッド(トリマー刃)
7 スライド釦
70 ロック釦

Claims (5)

  1. スライド自在に支持されるとともに突出方向にばね付勢されて所定範囲内でフロート自在となっているトリマー刃と、該トリマー刃にそのフロートのための所定範囲を越えるスライド動作を行わせる操作部とを具備する電気かみそりであって、トリマー刃と操作部とを連結させて操作部の操作にトリマー刃を連動させる連結係合部が切り離し自在となっているとともに、上記トリマー刃の上記スライド動作のための操作部の動きを規制するロック手段を備えており、該ロック手段は、操作部の動きの規制解除操作に伴って上記連結係合部を切り離し状態から操作部の操作によるトリマー刃の上記スライド動作を可能とする連結状態に切り替えるものであることを特徴とする電気かみそり。
  2. ロック手段の操作面が操作部の操作面中に配されていることを特徴とする請求項1記載の電気かみそり。
  3. ロック手段は、トリマー刃に設けられた弾性部と接して該弾性部により操作部の動きを規制する位置に向けて付勢されていることを特徴とする請求項1または2記載の電気かみそり。
  4. ロック手段は、操作部によるトリマー刃のスライド動作中、操作部の動きの規制解除位置を保持するものであることを特徴とする請求項1または2または3記載の電気かみそり。
  5. ロック手段は、トリマー刃のスライドアップ状態でトリマー刃及び操作部の動きを規制するものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気かみそり。
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