JP5388100B2 - 電気かみそり - Google Patents

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Description

本発明は、かみそりヘッドに粗剃り用の切断刃や仕上げ剃り用の切断刃などの、複数個の切断刃を備えている電気かみそりに関する。
この種の電気かみそりは、例えば特許文献1にみることができる。そこでは、仕上げ剃り用の前後一対のメイン刃と、両メイン刃の間に配置される粗剃り用のセンター刃をかみそりヘッドに設けている。メイン刃は、アーチ状に保形される網刃構造の外刃と、スリット刃からなる内刃とで構成してある。センター刃は、それぞれスリット刃構造の外刃と内刃で構成してある。
特許文献2の電気かみそりにおいては、2個のメイン刃と2個のサブ刃との合計4個の切断刃で、マルチ刃構造のかみそりヘッドを構成している。詳しくは、粗剃り用のメイン刃と仕上げ剃り用のメイン刃とをかみそりヘッドの前後中央に配置し、粗剃り用のメイン刃の後部と、仕上げ剃り用のメイン刃の前部とに、それぞれスリット刃構造のサブ刃を配置している。メイン刃は、逆U字状に保形される網刃構造の外刃と、半円状の一群の小刃を備えた櫛歯構造の内刃とで構成してある。サブ刃は、スリット刃構造の外刃と、櫛歯構造の内刃とで構成してある。
くせ髭を速やかにカットし、さらに肌の損傷を少なくして能率よく深剃りするために、合計4個の切断刃のうち、仕上げ剃り用のメイン刃は、前後のサブ刃の上端より突出させてあり、さらに、粗剃り用のメイン刃は仕上げ剃り用のメイン刃の上端より突出させてある。また、粗剃り用のメイン刃のフロート圧を、仕上げ剃り用のメイン刃のフロート圧より弱くしている。これにより、粗剃り用のメイン刃、仕上げ剃り用のメイン刃、前後のサブ刃を、記載順に肌面に押圧できるようにしている。
特開2006−247144号公報(段落番号0030、図1) 特許第3639409号公報(段落番号0021、図7)
上記のように、2個のメイン刃と、2個のサブ刃とを備えた電気かみそりによれば、切断刃の数が多い分だけ、髭と切断刃との接触機会を増やすことができる。しかし、スリット刃で構成されたサブ刃を2個のメイン刃の前後に配置し、しかも両メイン刃をサブ刃の上端より突出させるので、両メイン刃が沈み込み、しかも電気かみそりを前後いずれかへ大きく傾けた状態でないとサブ刃を肌面に接触させることができない。そのため、くせ髭の切断は専ら粗剃り用のメイン刃で行なわれることが多く、サブ刃が活用されにくい構造になっていた。
本発明の目的は、粗剃り用の切断刃と仕上げ剃り用の切断刃の配置と、各切断刃の突出関係を好適化して、くせ髭の切断と仕上げ剃りとを効果的に行なえる電気かみそりを提供することにある。本発明の目的は、くせ髭をより確実に切断して深剃りでき、とくにあご部におけるくせ髭を繰り返し的確に切断できる電気かみそりを提供することにある。
本発明に係る電気かみそりは、かみそりヘッド6に、粗剃り用の第1切断刃11と、仕上げ剃り用の第2切断刃12と、粗剃り用の第3切断刃13とを記載順に配置する。第2切断刃12の上端は、第1切断刃11の上端より上方へ突出させる。第3切断刃13の上端は、第2切断刃12の上端と同じか、これより上方へ突出させる。
第3切断刃13の上端を、第1切断刃11の外周面と第2切断刃12の外周面を結ぶ接線Lより下方に位置させ、かつ、第3切断刃13の上端を、第2切断刃12の上端より上方へ突出させる。
第2切断刃12の上端と第1切断刃11の上端との突出寸法差H1を、第3切断刃13の上端と第2切断刃12の上端との突出寸法差H2より大きく設定する。
第1切断刃11の左右幅寸法をB1とし、第2切断刃12の左右幅寸法をB2とし、第3切断刃13の左右幅寸法をB3とするとき、B1<B2<=B3の関係を満足できるようにする。第1ないし第3の各切断刃11〜13の外刃18・20・22を、それぞれ外刃支持体59・65・76で支持する。各外刃支持体59・65・76の左右両端に、各外刃18・20・22の突端と同じか、これより僅かに突出する肌押圧体59a・65a・76aを設ける。
少なくとも、第1および第2の各切断刃11・12の外刃支持体59・65に設けた肌押圧体59a・65aを、かみそりヘッド6の前面側へ向かって末広がり状に配置する。
第1切断刃11の外刃18の上面に平坦な上壁37を設ける。上壁37は、第1切断刃11の外刃18の周面と第2切断刃12の周面を結ぶ接線Lに沿って、第2切断刃12の外刃20へ向かって上り傾斜する状態で形成する。
第1切断刃11の外刃支持体59に設けた肌押圧体59aを、第1切断刃11の外刃18の上壁37と同じ向きに傾斜させる。
第1切断刃11の外刃18は、第2切断刃12に隣接する縦壁36と、縦壁36に連続して後向きに鋭角に折り曲げられる上壁37とで逆L字状に形成する。上壁37の後端に髭導入用の刃穴42とリブ43とを形成して第1切刃部38を形成する。さらに、縦壁36から上壁37にわたって髭導入用の刃穴44とリブ45を形成して第2切刃部39を形成する。
第1切断刃11を構成する外刃18の第1切刃部38の後端縁を、平面視において外突湾曲線状に形成する。
第1切刃部38に形成される刃穴42とリブ43のそれぞれを、かみそりヘッド6の後ろ側へ向かって拡がる向きに放射配置する。
第1切刃部38と第2切刃部39とを、両切刃部38・39の間に配置した左右方向に連続する補強リブ40で前後に区分する。第2切刃部39の前端縁を平面視において直線状に形成し、後端縁を平面視において外突湾曲線状に形成する。
第2切断刃12の外刃20を逆U字状に保形する。第3切断刃13の外刃22の湾曲半径を、第2切断刃12の外刃20の湾曲半径より大きく設定する。
第3切断刃13の外刃22の前後中央に補強リブ75を形成し、同リブ75の前後に沿って髭導入用の刃穴73とリブ74を形成する。
第1切断刃11の外刃18のリブ43の内周面に沿って、刃穴42に導入した髭を保持する微小波形の髭保持部79を形成する。
第3切断刃13の前側に仕上げ剃り用の第4切断刃14を配置する。第4切断刃14の上端は第3切断刃13の上端より下方に位置させてある。
第1切断刃11から第4切断刃14のそれぞれを、単独で上下フロート自在に支持する。第3切断刃13が、第2切断刃12および第4切断刃14の沈み込み動作に連動して沈み込み可能に構成する。
本発明においては、かみそりヘッド6に粗剃り用の第1切断刃11と、仕上げ剃り用の第2切断刃12と、粗剃り用の第3切断刃13とを記載順に配置した。また、第2切断刃12の上端を、第1切断刃11の上端より上方へ突出させ、第3切断刃13の上端を、第2切断刃12の上端と同じかこれより上方へ突出させて、粗剃り用の第3切断刃13を他に先行して、あるいは第2切断刃12とともに肌面に対して接触させるようにした。加えて、第1〜第3切断刃11〜13をアーチ状に隣接させて、電気かみそりを前後いずれかへ大きく傾ける必要もなく、通常の電気かみそりの使用形態において第3切断刃13を肌面に対して接触させるようにした。したがって、本発明の電気かみそりによれば、第3切断刃13で長毛やくせ髭を切断したのち、第2切断刃12で仕上げ剃りして、くせ髭などの切断と仕上げ剃りとを効果的に行なえる電気かみそりが得られる。とくに、あご部に生えた髭を切断する場合には、電気かみそりを喉もとからあごの側へ滑らせる場合と、逆向きに滑らせる場合とのいずれの場合にも、第2切断刃12を間に挟む粗剃り用の第1切断刃11と第3切断刃13とで長毛やくせ髭を繰り返し効果的に切断できる。
第1切断刃11の外周面と第2切断刃12の外周面を結ぶ接線Lより下方に第3切断刃13の上端を位置させると、図12に示すように電気かみそりを横臥姿勢にして下あごに生えた髭を切断するとき、第3切断刃13が肌面に強く当るのを防いで、肌当りを柔軟にできる。さらに、先の配置条件に加えて、第3切断刃13の上端を第2切断刃12の上端より上方へ突出させることにより、電気かみそりを下あごに沿って横臥姿勢から起立姿勢に操作するときに、最後に第3切断刃13を肌面に押し付けて、第1切断刃11および第2切断刃12が剃り残したくせ髭や長毛を切断できる。
第2切断刃12の上端と第1切断刃11の上端との突出寸法差H1が、第3切断刃13の上端と第2切断刃12の上端との突出寸法差H2より大きく設定してあると、髭を剃るべき個所に応じて粗剃り用の第1切断刃11および第3切断刃13を有効に活用して、効果的に髭切断を行なえる。例えば口の周囲の髭を剃る時には、他の切断刃に先行して第3切断刃13を肌面に接触させて粗剃りを行ない、第3切断刃13が突出寸法差H1の分だけ沈み込んだ状態になって始めて、第2切断刃12を肌面に接触させて仕上げ剃りを行なえる。また、電気かみそりを横臥姿勢にしてあごの下の髭を剃る場合には、他の切断刃に先行して第3切断刃13と第2切断刃12を同時に肌面に接触させて、粗剃りと仕上げ剃りとを連続して行なえる。したがって、従来の電気かみそりに比べて、第1切断刃11と第2切断刃12、あるいは第2切断刃12と第3切断刃13、さらには第1切断刃11と第2切断刃12と第3切断刃13との三者が協同する状態で、髭切断を効果的に行なうことができる。
第1〜第3の各切断刃11・12・13の左右幅寸法の関係がB1<B2<=B3となるようにし、さらに、各外刃支持体59・65・76の左右両端に肌押圧体59a・65a・76aを設けると、肌押圧体59a・65a・76aの前後方向の配列形状を逆ハ字状にできる。これにより電気かみそりを下あごに沿って横臥姿勢から起立姿勢に操作するときに、各肌押圧体59a・65a・76aを次々と肌面に接触させて、肌面を徐々に拡げることができ、肌面に倒れこんだくせ髭や長毛の根元を起立させながら効果的に切断できる。
また、少なくとも第1および第2の各切断刃11・12の外刃支持体59・65に設けた肌押圧体59a・65aが、かみそりヘッド6の前面側へ向かって末広がり状に配置してあると、肌面をさらに効果的に拡げて肌面に倒れこんだくせ髭や長毛の根元を確実に起立させて切断できる。
第1切断刃11の外刃18の上面に設けられる平坦な上壁37を接線Lに沿って、第2切断刃12の外刃20へ向かって上り傾斜させると、図12に示すように横臥姿勢にした電気かみそりを下あごにあてがった状態において、第1切断刃11の外刃18と肌面との接触面積を大きくできる。したがって、肌面に倒れこんだ髭と外刃18との接触機会を増やして、髭の粗剃り切断をさらに効果的に行なうことができる。電気かみそりを下あごに沿って起立操作し、あるいは逆に電気かみそりを起立位置から横臥姿勢にするとき、上壁37の上端および第3切断刃13を肌面に食い込ませて肌面に倒れこんだ髭を掬い起こすようにして効率よく切断できる。
第1切断刃11の外刃支持体59に設けた肌押圧体59aが、第1切断刃11の外刃18の上壁37と同じ向きに傾斜させてあると、下あごの肌面を肌押圧体59aで拡げながら肌面に倒れこんだ髭を外刃18で切断できる。また、肌押圧体59aが肌面に対して必要以上に強く押し付けられるのを避けながら下あごの肌面を拡げることができる。
第1切断刃11の外刃18を、縦壁36と、縦壁36に連続して後向きに鋭角に折り曲げられる上壁37とで逆L字状に形成し、その後部および前部のそれぞれにスリット刃からなる第1・第2の切刃部38・39を形成すると、肌面に倒れこんだ髭を前後の両切刃部38・39に誘い込んで切断することができる。つまり、外刃18を肌面に沿って往復操作するとき、往動時と復動時のいずれの場合にも髭を誘い込んで切断できる。
第1切断刃11の外刃18の第1切刃部38の後端縁を平面視において外突湾曲線状に形成すると、下あごなどの凹んだ肌面の髭を切断する際に、第1切断刃11の第1切刃部38を肌面にフィットさせて髭切断を的確に行なえる。
第1切刃部38に形成される刃穴42とリブ43のそれぞれを、かみそりヘッド6の後ろ側へ向かって拡がる向きに放射配置すると、横臥姿勢の電気かみそりを下あごに沿って起立させながら髭切断を行なうとき、肌面に倒れこんだ髭を放射配置された刃穴42で効果的に捕捉して切断できる。また、刃穴42に誘い込んだ髭をリブ43の基端側へ案内して、捕捉した髭を確実に切断できる。
電気かみそりの各切断刃11〜14における左右幅方向の切断状況を観察すると、各切断刃11〜14の左右両端で髭が切断される状況に比べて、左右中央部で髭が切断される状況のほうが圧倒的に多い。したがって、第1切刃部38と第2切刃部39とを補強リブ40で前後に区分し、第2切刃部39の前端縁を平面視において直線状に形成し、後端縁を平面視において外突湾曲線状に形成すると、左右中央部付近における切刃の前後長さを充分に確保して、髭の切断機会を向上しながら、左右両端付近の切刃の前後長さを短くして切刃の構造強度を向上できる。
第3切断刃13の外刃22の湾曲半径を、第2切断刃12の外刃20の湾曲半径より大きく設定すると、第2切断刃12の外刃20と肌面との接触面積に比べて、第3切断刃13の外刃22と肌面との接触面積を大きくすることができる。そのため、かみそりヘッド8の全体が肌面に強く押し付けられるような場合であっても、第3切断刃13の外刃22が肌面に食込むのを避けて、肌当りをソフトなものとすることができ、ひりひり感を伴なうことなく髭剃りを行なえる。
第3切断刃13の外刃22の前後中央に補強リブ75を形成し、同リブ75の前後に沿って髭導入用の刃穴73とリブ74を形成すると、肌面に密着する髭を補強リブ75で掬い起こして起毛し切断できる。また、かみそりヘッド8の全体が肌面に強く押し付けられる場合に、肌面が外刃22の内面に入り込むのを補強リブ75で確実に防いで、肌面が髭と共に削がれるのを防止できる。
第1切断刃11の外刃18のリブ43の内周面に沿って微小波形の髭保持部79を形成すると、刃穴42に導入した髭を髭保持部79で受け止めて、髭がリブ43に沿って滑り動くのをよく防止できる。したがって、刃穴42に入り込んだ髭をより効果的に切断して、髭剃りに要する時間を短縮できる。
第1切断刃11〜第3切断刃13に加えて、第3切断刃13の前側に仕上げ剃り用の第4切断刃14を配置し、第4切断刃14の上端を第3切断刃13の上端より下方に位置させると、第3切断刃13が肌面に押し付けられて沈み込んだ状態でのみ、第2切断刃12と第4切断刃14を肌面に接触させることができる。したがって、粗剃り用の第1、第3の各切断刃11・13で切断された長毛やくせ髭を、第2・第4の切断刃12・14で繰り返し仕上げ剃りすることができ、とくにあご部におけるくせ髭を繰り返し的確に切断するのに好適な電気かみそりが得られる。
第1切断刃11から第4切断刃14のそれぞれを、単独で上下フロート自在に支持したうえで、第2切断刃12および第4切断刃14の沈み込み動作に連動して第3切断刃13を沈み込み可能に構成すると、第2切断刃12および第4切断刃14で仕上げ剃りを行なう場合に、第3切断刃13が肌面に強く押し付けられるのを防止できる。換言すると、第3切断刃13が肌面に対して過剰に押し付けられて、その外刃22の刃面が変形しあるいは刃面の一部が折損するのをよく防止できる。
(実施例) 図1ないし図12は本発明に係る電気かみそりの実施例を示す。図2において、電気かみそりは、本体ケース1と、本体ケース1に組み付けられる作動ユニットとを有する。本体ケース1の前面にはスイッチパネル2が設けてあり、その上下にモーター起動用のスイッチノブ3と、電気かみそりの運転状態を表示する表示部4が設けてある。本体ケース1の後面には、きわ剃り刃ユニット5が設けてある。
作動ユニットは、その下半側を占める電装品ユニットと、電装品ユニットの上部に設けられるかみそりヘッド6とで構成してある。電装品ユニットは、内ケースに回路基板と2次電池7などを組み込んで構成してあり、回路基板には、先のスイッチノブ3で切り換え操作されるスイッチや、制御回路を構成する電子部品、および表示部4の光源となるLEDなどが実装してある。
かみそりヘッド6は、ヘッドフレーム8と、その下面に固定されるモーター9およびモーターホルダ10と、かみそりヘッド6の上部に配置される4個の切断刃11〜14と、モーター9の動力を往復動力に変換して各切断刃11〜14に伝動する駆動構造と、ヘッドフレーム8に対して着脱される外刃ホルダー15などで構成してある。かみそりヘッド6の全体は、先の内ケースで上下フロート可能に、しかも左右傾動、および前後傾動可能に支持されている。また、モーター9および回路基板を含む電装品ユニットは、かみそりヘッド6と内ケースとの間に設けたシール体で密封してある。
各切断刃11〜14は、粗剃り用の第1切断刃11と、仕上げ剃り用の第2切断刃12と、粗剃り用の第3切断刃13と、仕上げ剃り用の第4切断刃14とからなり、かみそりヘッド6の後側から前側へ向かって記載順に配置してある。粗剃り用の第1切断刃11と第3切断刃13は、主に長毛やくせ髭を切断するために設けられており、いずれも外刃18・22および内刃19・23のそれぞれがスリット刃で形成してある。仕上げ剃り用の第2切断刃12と第4切断刃14は、短毛を仕上げ切断するために設けられており、いずれも外刃20・24が網刃で形成され、内刃21・25がスリット刃で形成してある。
モーター9の回転動力は、ヘッドフレーム8の内部に配置した前後一対の振動子28・29で往復動力に変換されたのち、第2切断刃12と第4切断刃14の内刃21・25に伝動される。さらに、前後の各振動子28・29の駆動軸30・31に固定した駆動ピース32・33を介して、第1切断刃11と第3切断刃13の内刃19・23に伝動される。駆動ピース32には、きわ剃り刃ユニット5に往復動力を伝動する駆動アーム34が一体に設けてある。
図5に示すように、第1切断刃11の外刃18は、垂直の縦壁36と、縦壁36に連続して後向きに鋭角に折り曲げられる上壁37とで逆L字状に形成してあり、上壁37の全体が第2切断刃12へ向かって上り傾斜させてある。外刃18には、第1切刃部38と第2切刃部39とが形成され、両切刃部38・39は、上壁37の前後中途部において左右方向に連続する補強リブ40で前後に区分されている。
第1切刃部38は、上壁37の後端側にスリット状の刃穴42とリブ43を交互に形成して構成してある。刃穴42を区分するリブ43で肌面が傷つけられるのを防ぐために、各リブ43の先端は下向きに折り曲げてある。この折り曲げ部分、すなわち第1切刃部38の後端縁と、先に述べた補強リブ40と、第2切刃部39の後縁とは、それぞれ平面視において外突湾曲線状に形成してある。なお、第2切刃部39の前端縁は、平面視において直線状に形成してある(図6参照)。
上記のように、第2切刃部39の前端縁を直線状に形成し、その後端縁を外突湾曲状に形成すると、左右中央部付近における切刃の前後長さを充分に確保して、髭の切断機会を向上しながら、左右両端付近の切刃の前後長さを短くして切刃の構造強度を向上できる。これは、各切断刃11〜14においては、左右両端で髭が切断される状況に比べて、左右中央部で髭が切断される状況のほうが圧倒的に多く、しかも左右中央部付近における切刃の前後長さが長い分だけ、髭の切断機会を増加できるからである。
第2切刃部39は、縦壁36から上壁37の補強リブ40にわたって髭導入用のスリット状の刃穴44とリブ45を交互に形成して構成する。リブ45は、逆L字状に折り曲げられており、縦壁36側の刃面と上壁37側の刃面の両者で髭切断を行なえる。第2切刃部39の刃穴43の隣接ピッチと、先の第1切刃部38の刃穴42の隣接ピッチとは同じであるが、両刃穴42・43とリブ43・45が互い違いになるように配置してある。また、各刃穴42・43と各リブ43・45は、第1切刃部38の後端縁の湾曲中心を通る半径線に沿って放射状に形成してある。つまり、各刃穴42・43と各リブ43・45は、かみそりヘッド6の後ろ側へ向かって拡がる向きに放射配置してある。
第1切断刃11の内刃19は、垂直の内縦壁48と、内縦壁48に連続して後向きに鋭角に折り曲げられる内上壁49とで逆L字状に形成する。内上壁49の後部には、外刃18の第1切刃部38に対応する第1切刃部50が形成してあり、内縦壁48と内上壁49との隣接部分には、外刃18の第2切刃部39に対応する第2切刃部51が形成してある。両切刃部50・51は、内上壁49の前後中途部において左右方向に連続する補強リブ52で前後に区分されている。第1・第2の両切刃部50・51は、外刃18の第1切刃部38および第2切刃部39と同様に、刃穴53・55とリブ54・56が互い違いになるように、しかも後ろ側へ向かって拡がる向きに放射配置した状態で形成してある。また、第1切刃部50の後端縁と先に述べた補強リブ52とが、平面視において外突湾曲線状に形成してある点も同じである。
第1切断刃11の外刃18は、プラスチック成形された外刃枠(外刃支持体)59に溶着固定してあり、同様に内刃19はプラスチック成形されたT字状の内刃枠60に溶着固定してある。内刃枠60には、内刃19に加えて、内刃19を外刃18に押し付け付勢する板ばね製の内刃ばね61が固定してある。組み立ての過程では、内刃19と内刃ばね61が組み付けられた内刃枠60を、外刃枠59の所定位置に組み付けたのち、外刃18を外刃枠59に溶着固定して、第1切断刃11の全体がカセット化してある。組み付け状態における内刃19は、内刃ばね61で押し上げ付勢されて外刃18の内面に密着している。
カセット構造の第1切断刃11は、外刃ホルダー15に対して上下フロート自在に組み付けられて、両者11・15の間に配置した左右一対の第1フロートばね62で押し上げ付勢してある(図5参照)。第1フロートばね62は圧縮コイルバネで構成してある。内刃枠60の下端には、駆動ピース32と係合するコ字状の受動溝63が形成してある。外刃ホルダー15をヘッドフレーム8に装着した状態では、受動溝63が駆動ピース32の上端に連結されるので、モーター9の起動と同時に内刃19を往復駆動できる。
図7に示すように、第2切断刃12の外刃20は電鋳法で形成した網刃からなり、外刃フレーム(外刃支持体)65で逆U字状に保形されてカセット化してある。外刃フレーム65は、外刃ホルダー15に対して上下フロート自在に組み付けてある。スリット刃構造の内刃21は、逆U字状に折り曲げて形成してあり、内刃フレーム66に固定されてカセット化してある。内刃フレーム66は、駆動軸30に圧嵌係合されて振動子28と連結されている(図4参照)。この連結状態において、内刃フレーム66は、駆動軸30に対して左右傾動でき、さらに上下フロート可能に支持されて、両者30・66間に配置した第2フロートばね67で押し上げ付勢してある。したがって、外刃ホルダー15をヘッドフレーム8に装着した状態では、内刃21が外刃20の内面に密着する。
図8において、第3切断刃13の外刃22は、上突状に湾曲する上壁70と、上壁70の前後縁に連続する前壁71および後壁72を一体に折り曲げて逆樋体状に形成してあり、上壁70の前後縁のそれぞれにスリット状の刃穴73とリブ74とが交互に形成してある。上壁70の前後中央には左右方向に連続する補強リブ75が形成してある。補強リブ75で前後に区分されて、同リブ75の前後縁と直交する一群の刃穴73とリブ74とは、互い違いになるように形成してある。上壁70の湾曲半径は、第2切断刃12の外刃20の湾曲半径より充分に大きく設定してある。
図9に示すように、リブ74の内周面には微小波形の髭保持部79が形成してあり、刃穴73に導入した髭を髭保持部79で受け止めることにより、髭がリブ74にそってずれ動くのを防止できるようにしている。外刃22はその左右両端が一対の刃受ピース(外刃支持体)76で支持されて、外刃22の下面に装着される補強枠77と共に刃受ピース76に固定してある。補強枠77は、左右の刃受ピース76を繋ぐ左右横長の枠体からなり、その下面左右には内刃23を外刃22に密着させるばね腕78が一体に形成してある。
第3切断刃13の内刃23は逆U字状に折り曲げて形成してあり、プラスチック成形されたT字状の内刃枠82に溶着固定してある。組み立ての過程では、左右の刃受ピース76に外刃22を仮組みして、外刃22の内部に内刃23と内刃枠82を組み付ける。次に、補強枠77を外刃22の下面前後に外嵌装着し、外刃22と補強枠77を刃受ピース76に対して溶着固定することにより、第3切断刃13の全体がカセット化してある。この組み付け状態において、内刃23はばね腕78で押し上げ付勢されて、外刃22の内面に密着している。
カセット構造の第3切断刃13は、外刃ホルダー15に対して上下フロート自在に組み付けられて、両者13・15の間に配置した左右一対の第3フロートばね83で押し上げ付勢してある(図8参照)。第3フロートばね83は圧縮コイルバネからなる。内刃枠82の下端には、駆動ピース33と係合するコ字状の受動溝84が形成してある。外刃ホルダー15をヘッドフレーム8に装着した状態では、受動溝84が駆動ピース33の上端に係合連結されるので、モーター9の起動と同時に内刃23を往復駆動できる。
第4切断刃14は、第2切断刃12と同じ構造であるので、同じ部材に同じ符号を付してその説明を省略する。
外刃ホルダー15は、先の第1〜第4の切断刃11〜14が組み付けられる上ケース16と、上ケース16を支持する下ケース17とで構成してある。上ケース16は下ケース17に対して着脱できる。下ケース17はヘッドフレーム8に対して着脱でき、ヘッドフレーム8に組み付けた左右一対のロック具87で装着状態にロック保持される。図10に示すようにロック具87には、下ケース16の内面の凹部88と係合する前後一対のロック爪89と、ロック解除ボタン90とが一体に形成してあり、全体がロックばね91でロック付勢してある。左右のロック解除ボタン90をロックばね91の付勢力に抗して押し込み操作すると、ロック爪89と凹部88との係合が解除されるので、外刃ホルダー15をヘッドフレーム8から取り外すことができる。この状態では図4に示すように、第2切断刃12と第4切断刃14の内刃21・25のみがヘッドフレーム8側に残る。
くせ髭の切断と仕上げ剃りとを効果的に行なうために、第1〜第4の各切断刃11〜14の配置関係と突出関係を次のように設定している。既に説明したように、外刃ホルダー15をヘッドフレーム8に装着した状態において、第1切断刃11と、第2切断刃12と、第3切断刃13と、第4切断刃14とを、かみそりヘッド6の後ろ側から前側へ向かって記載順に配置する。また、図1に示すように第2切断刃12の上端を、第1切断刃11の上端より上方へ突出させ、第3切断刃13の上端を第2切断刃12の上端より上方へ突出させ、さらに、第2切断刃12の上端を第4切断刃14の上端と同じ高さにする。
各切断刃11〜14の突出関係を上記のように設定することにより、第1切断刃11の上壁37の前部周面(外周面)と、逆U字状に湾曲する第2切断刃12の湾曲面(外周面)を結ぶ接線Lを想定するとき、第3切断刃13の上端は先の接線Lより下方に位置しており、しかも第3切断刃13の上端は第2切断刃12の上端より上方へ突出している。上壁37は、先の接線Lに沿って上り傾斜している。第3切断刃13を先の接線Lより下方に位置させることにより、図12に示すように喉側からあごの下面へ向かって髭を剃るとき、第3切断刃13が肌面に強く当るのを避けて、肌当りをソフトなものとすることができる。なお、上壁37は接線Lと同じ傾斜角度で傾斜することができ、その場合の接線Lは上壁37と同じ平面を通る接線とすることが好ましい。
第2切断刃12の上端と第1切断刃11の上端との突出寸法差H1は、第3切断刃13の上端と第2切断刃12の上端との突出寸法差H2より大きく設定してある。このように、H1>H2とすると、口の周囲などの髭を剃る時には、他の切断刃に先行して第3切断刃13を肌面に接触させて粗剃りを行ない、第3切断刃13が突出寸法差H1の分だけ沈み込んだ状態になって始めて、第2切断刃12を肌面に接触させて仕上げ剃りを行なえることになる。また、電気かみそりを横臥姿勢にしてあごの下の髭を剃る場合には、他の切断刃に先行して第3切断刃13と第2切断刃12を同時に肌面に接触させて、粗剃りと仕上げ剃りとを連続して行なえる。つまり、従来の電気かみそりに比べて、髭を剃るべき個所に応じて粗剃り用の第1切断刃11および第3切断刃13を有効に活用しながら、さらに効果的に髭切断を行なえることになる。
図3に示すように、各切断刃11〜14を平面からみるとき、第1切断刃11の左右幅寸法をB1とし、第2切断刃12の左右幅寸法をB2とし、第3切断刃13の左右幅寸法をB3とし、第4切断刃14の左右幅寸法をB4するとき、B1<B2<=B3<B4の関係を満足するように設定してある。
第1ないし第4の各切断刃11〜14の外刃18・20・22・24を支持する外刃支持体、具体的には外刃枠59、外刃フレーム65、刃受ピース76、外刃フレーム65の左右両端の上端には、図3および図11に示すように、それぞれ肌押圧体59a・65a・76a・65aが設けてある。これらの肌押圧体59a・65a・76a・65aは、各外刃18・20・22・24の上突端より僅かに突出させてあり、各肌押圧体59a・65a・76a・65aは、かみそりヘッド6の前面側へ向かって末広がり状に配置してある。
詳しくは、各肌押圧体59a・65a・76a・65aは全体としてハ字状に配列してある。また、第1切断刃11と第2切断刃12における左右の肌押圧体59a・65aは、それぞれかみそりヘッド6の前面側へ向かって末広がり状(ハ字状)に配置され、第3切断刃13と第4切断刃14における左右の肌押圧体76a・65aは、それぞれ左右平行に配置してある。このように、各肌押圧体59a・65a・76a・65aを全体としてハ字状に配列し、さらに第1切断刃11と第2切断刃12の左右の肌押圧体59a・65aを、それぞれ末広がり状に配置することにより、図12に示す状態で髭剃りを行なう場合に、肌面を左右方向へ徐々に押し拡げながら髭を切断して、深剃りすることができる。
第1切断刃11から第4切断刃14は、それぞれ単独で上下フロート自在に支持されている。詳しくは、第1切断刃11と第3切断刃13は、外刃ホルダー15でそれぞれ上下フロート自在に支持されており、第2切断刃12と第4切断刃14は、振動子28・29の駆動軸30・31でそれぞれ上下フロート自在に支持されている。加えて、第3切断刃13は、第2切断刃12および第4切断刃14のフロート動作に連動して上下フロートできるように構成してある。
詳しくは、図11に示すように第3切断刃13を構成する刃受ピース76の前後面の左右両側に連動片94を突設し、刃受ピース76の前面あるいは後面と対向する第2・第4切断刃12・14の外刃フレーム65に、連動片94の上面に接当する鉤状の連動爪95を設けている。第2・第4切断刃12・14が外刃フレーム15の上方に突出した定常状態において、連動爪95は連動片94に接当しており、したがって、第2・第4切断刃12・14のいずれか一方が左右傾動し、あるいは全体が下方へ僅かでも沈み込むと、第3切断刃13は連動して左右傾動し、あるいは下方へ沈み込むことになる。但し、第3切断刃13が単独で沈み込んだとしても、第2切断刃12および第4切断刃14が沈み込み変位することはない。
上記構成の電気かみそりによれば、図1に示すように第1〜第4の各切断刃11〜14を、かみそりヘッド6の上部の外刃ホルダー15の内部に収容された状態で、それぞれの上端が概ねアーチ状に連なる状態で隣接配置するので、手首を中心にして電気かみそりを上下に振りながら髭を剃る際に、各切断刃11〜14の肌面への押圧力をほぼ均一にして肌への負担を軽減できる。
図13ないし図16は、それぞれ各肌押圧体59a・65a・76a・65aの配置パターンの別実施例を示す。各別実施例においては、先の実施例と異なる内容のみを説明する。図13においては、第1、第2、第3の各切断刃11〜13における左右の肌押圧体59a・65a・76aを、それぞれかみそりヘッド6の前面側へ向かって末広がり状(ハ字状)に配置し、第4切断刃14における左右の肌押圧体65aは左右平行に配置した。また、第4切断刃14における左右幅寸法B4を、第3切断刃13における左右幅寸法B3より小さく設定した。
図14においては、第1、第2、第4の各切断刃11・12・14における左右の肌押圧体59a・65a・65aを、それぞれかみそりヘッド6の前面側へ向かって末広がり状(ハ字状)に配置し、第3切断刃1における左右の肌押圧体76aは左右平行に配置した。また、各切断刃11〜14における左右幅寸法B1〜B4の関係は、先の実施例と同じにした。
図15においては、第1〜第4の各切断刃11・12・13・14における左右の肌押圧体59a・65a・76a・65aを、それぞれかみそりヘッド6の前面側へ向かって末広がり状(ハ字状)に配置して、左側の肌押圧体59a・65a・76a・65aの列と、右側の肌押圧体59a・65a・76a・65aの列のそれぞれが、斜めの直線列に並ぶようにした。それに伴い、各切断刃11〜14の左右幅寸法B1〜B4は段階的に大きくなる。
図16においては、第1〜第4の各切断刃11・12・13・14における左右の肌押圧体59a・65a・76a・65aを、それぞれかみそりヘッド6の前面側へ向かって末広がり状(ハ字状)に配置した。また、第2〜第4の各切断刃12・13・14の左右幅寸法B2・B3・B4を同じに設定し、第1切断刃11の左右幅寸法より大きくした。それに伴い、第2〜第4の各切断刃12・13・14における肌押圧体65a・76a・65aは鋸刃状に並ぶこととなる。
上記の実施例では、第1切断刃11と第3切断刃13をスリット刃で構成したが、その必要はなくバリカン刃で構成してもよい。第3切断刃13の外刃13は、左右に連続する前後壁71・72を備えている必要はなく、例えば、外刃13の左右方向一定間隔おきに上壁70に連続して下方に伸びる脚片を備えた外刃構造であってもよい。上記の実施例では、第3切断刃13の上端を第2切断刃12の上端より突出させたが、その必要はなく、両者の上端位置は同じにすることができる。第1切断刃11の外刃18の上壁37は平坦壁である必要はなく、上突湾曲面状に形成することができる。
上記の実施例では、第1切刃部38の前後端縁のそれぞれを、平面視において外突湾曲線状に形成したが、第1切刃部38の前端縁(補強リブ40の後端縁)は、平面視において直線状に形成することができる。その場合には、左右中央部付近における切刃の前後長さを充分に確保して、髭の切断機会を向上しながら、左右両端付近の切刃の前後長さを短くして切刃の構造強度を向上できる。本発明は、かみそりヘッド6が浮動支持されていない形態の電気かみそりにも等しく適用できる。
かみそりヘッドの側面図である。 電気かみそりの正面図である。 かみそりヘッドの平面図である。 外刃ホルダーを分離した状態のかみそりヘッドの縦断側面図である。 一部を破断した第1切断刃の分解背面図である。 第1切断刃の平面図である。 第2切断刃の分解正面図である。 一部を破断した第3切断刃の分解正面図である。 一部を破断した第3切断刃の平面図である。 外刃ホルダーのロック構造を示す縦断正面図である。 第3切断刃のフロート連動構造を示す縦断側面図である。 電気かみそりの使用状態を示す側面図である。 肌押圧体の配置パターンの別実施例を示す平面図である。 肌押圧体の配置パターンのさらに別の実施例を示す平面図である。 肌押圧体の配置パターンのさらに別の実施例を示す平面図である。 肌押圧体の配置パターンのさらに別の実施例を示す平面図である。
符号の説明
6 かみそりヘッド
11 第1切断刃
12 第2切断刃
13 第3切断刃
L 接線
H1 第2切断刃と第1切断刃の突出寸法差
H2 第3切断刃と第2切断刃の突出寸法差

Claims (14)

  1. かみそりヘッド(6)に、粗剃り用の第1切断刃(11)と、仕上げ剃り用の第2切断刃(12)と、粗剃り用の第3切断刃(13)とが記載順に配置されており、
    第2切断刃(12)の上端が、第1切断刃(11)の上端より上方へ突出させてあり、
    第3切断刃(13)の上端が、第2切断刃(12)の上端と同じか、これより上方へ突出させてあり、
    第3切断刃(13)の上端が、第1切断刃(11)の外周面と第2切断刃(12)の外周面を結ぶ接線(L)より下方に位置させてあり、
    第2切断刃(12)の上端と第1切断刃(11)の上端との突出寸法差(H1)が、第3切断刃(13)の上端と第2切断刃(12)の上端との突出寸法差(H2)より大きく設定してあることを特徴とする電気かみそり。
  2. 第1切断刃(11)の左右幅寸法を(B1)とし、第2切断刃(12)の左右幅寸法を(B2)とし、第3切断刃(13)の左右幅寸法を(B3)とするとき、B1<B2<=B3の関係を満足し、
    第1ないし第3の各切断刃(11〜13)の外刃(18・20・22)が、それぞれ外刃支持体(59・65・76)で支持されており、
    前記各外刃支持体(59・65・76)の左右両端に、各外刃(18・20・22)の突端と同じか、これより僅かに突出する肌押圧体(59a・65a・76a)が設けてある請求項1に記載の電気かみそり。
  3. 少なくとも、第1および第2の各切断刃(11・12)の外刃支持体(59・65)に設けた肌押圧体(59a・65a)が、かみそりヘッド(6)の前面側へ向かって末広がり状に配置してある請求項2に記載の電気かみそり。
  4. 第1切断刃(11)の外刃(18)の上面に平坦な上壁(37)が設けられており、
    前記上壁(37)が、第1切断刃(11)の外刃(18)の周面と第2切断刃(12)の周面を結ぶ接線(L)に沿って、第2切断刃(12)の外刃(20)へ向かって上り傾斜する状態で形成してある請求項2または3に記載の電気かみそり。
  5. 第1切断刃(11)の外刃支持体(59)に設けた肌押圧体(59a)が、第1切断刃(11)の外刃(18)の上壁(37)と同じ向きに傾斜させてある請求項2、3または4に記載の電気かみそり。
  6. 第1切断刃(11)の外刃(18)が、第2切断刃(12)に隣接する縦壁(36)と、縦壁(36)に連続して後向きに鋭角に折り曲げられる上壁(37)とで逆L字状に形成されており、
    上壁(37)の後端に髭導入用の刃穴(42)とリブ(43)とを形成して第1切刃部(38)が形成され、縦壁(36)から上壁(37)にわたって髭導入用の刃穴(44)とリブ(45)を形成して第2切刃部(39)が形成してある請求項4または5に記載の電気かみそり。
  7. 第1切断刃(11)を構成する外刃(18)の第1切刃部(38)の後端縁が、平面視において外突湾曲線状に形成してある請求項4、5または6に記載の電気かみそり。
  8. 第1切刃部(38)に形成される刃穴(42)とリブ(43)のそれぞれが、かみそりヘッド(6)の後側へ向かって拡がる向きに放射配置してある請求項7に記載の電気かみそり。
  9. 第1切刃部(38)と第2切刃部(39)とが、両切刃部(38・39)の間に配置した左右方向に連続する補強リブ(40)で前後に区分されており、
    第2切刃部(39)の前端縁が平面視において直線状に形成され、後端縁が平面視において外突湾曲線状に形成してある請求項4、5、6、7または8に記載の電気かみそり。
  10. 第2切断刃(12)の外刃(20)が逆U字状に保形されており、
    第3切断刃(13)の外刃(22)の湾曲半径が、第2切断刃12の外刃(20)の湾曲半径より大きく設定してある請求項4から9のいずれかに記載の電気かみそり。
  11. 第3切断刃(13)の外刃(22)の前後中央に補強リブ(75)が形成され、同リブ(75)の前後に沿って髭導入用の刃穴(73)が形成してある請求項4から10のいずれかに記載の電気かみそり。
  12. 第1切断刃(11)の外刃(18)のリブ(43)の内周面に沿って、刃穴(42)に導入した髭を保持する微小波形の髭保持部(79)が形成してある請求項6から11のいずれかに記載の電気かみそり。
  13. 第3切断刃(13)の前側に仕上げ剃り用の第4切断刃(14)が配置されており、
    第4切断刃(14)の上端が第3切断刃(13)の上端より下方に位置させてある請求項1に記載の電気かみそり。
  14. 第1切断刃(11)から第4切断刃(14)のそれぞれが、単独で上下フロート自在に支持されており、
    第3切断刃(13)が、第2切断刃(12)および第4切断刃(14)の沈み込み動作に連動して沈み込み可能に構成してある請求項13に記載の電気かみそり。
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