JP3786720B2 - ロータリ式電気かみそり - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はシリンダ型の内刃を持つロータリ式電気かみそりに関する。
【0002】
【従来の技術】
ロータリ式電気かみそりは、他の回転式あるいは往復動式電気かみそりと同様に、ひげ剃りに際し外刃が肌に押し付けられたり、肌から離されたりするときもロータリ式の内刃は外刃の内面に対し常に密接状態に維持するよう外刃の上下動に追随させて上下に浮動自在に設置しておくことが切れ味を向上させるうえで必要である。
【0003】
このようにロータリ式電気かみそりの内刃を上下に浮動自在に備える手段として、内刃、内刃を支持する左右一対の支持フレーム、駆動モータ、および駆動モータの回転を内刃に伝達する駆動伝達手段の四者を一体的に組み合わせて駆動ユニットを構成し、この駆動ユニットを本体ケースに対し上下に浮動自在に備えるものがある(例えば、特開平3−140184号公報)。そこでは、内刃を支持する左右一対の支持フレームに対し駆動モータが縦向き姿勢に搭載されるため、駆動モータの軸と内刃の軸の両軸が直交し、両軸間の運動伝達に直角方向に変向するギヤ機構を用いる必要がある。
【0004】
これに対し、内刃を支持する左右一対の支持フレームに対し駆動モータを横向き姿勢に搭載するものがある(特開平2−131793号公報)。これによれば内刃の軸と駆動モータの軸は平行に配設することができるため、駆動モータを縦向き姿勢に搭載するもののごとき両軸間の運動伝達に直角方向に変向するギヤ機構を用いる必要が無くなり、両軸間の運動伝達ギヤの枚数を少なくすることができて本体ケース内にコンパクトに組み込むことができるという利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、駆動モータを横向き姿勢に搭載する上記ロータリ式電気かみそりでは、左右の支持フレームのいずれか片方の内面側に、これとは別体のモータ抱持筒を装着し、このモータ抱持筒で駆動モータを片持ち状に保持する。そして左右の支持フレームどうしは、その一方の支持フレームの内面から突設した長尺のステーを他方の支持フレームにねじで結合することで、互いに一体的に結合してなる。そのため、長尺のステーの僅かな撓みによっても内刃軸受間の平行度に狂いが生じ易く、切れ味を低下させる原因となる。
また、駆動モータは片持ち状に保持されているため、駆動モータの軸と駆動伝達ギヤ間にガタつきやぐらつきが生じ易く、円滑な駆動伝達に支障を来すことがある。この場合、駆動ユニットの剛性アップを図るうえで駆動モータそれ自体がもつ剛性を利用することが考えられるが、上記駆動モータは一方の支持フレームのみで抱持され、他方の支持フレームでは抱持されておらず、これでは駆動モータそれ自体の剛性を駆動ユニットの剛性アップに十分役立っているとはいえなかった。
更に支持フレームとモータ抱持筒とは別部材で構成されるため、コスト高となり、また両者を一体的に結合する手数を要して組立て性にも劣る。
【0006】
本発明の目的は、上記のような、駆動モータを左右の支持フレームに横向き姿勢に搭載する形態のロータリ式電気かみそりにおいて、左右の支持フレームを金属材に比して軽量で安価なプラスチック材で成形し、こうした場合も駆動モータそれ自体がもつ剛性を利用することにより駆動ユニットの剛性アップを図り、もって内刃の両軸受間の平行度、および駆動伝達の円滑性の確保を図り、更に組立て性の向上を図る点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の前提とするロータリ式電気かみそりは、図示例のように、本体ケース1にアーチ状の外刃3と、外刃3の内面に対し横軸回りに摺接回転するシリンダ型の内刃2、および内刃2の駆動ユニット47とを備えており、駆動ユニット47は相対向する左右一対の支持フレーム40・41と、駆動モータ44、および駆動モータ44の回転力を内刃2に伝達する駆動伝達手段45とを一体的に組み合わせてなるものである。
そのうえで本発明は、左右の支持フレーム40・41はプラスチック材で成形されてそれぞれの内壁面側にモータ抱持筒49・50を相対向するよう一体に突出形成し、片方の支持フレーム40の外壁面側には駆動伝達手段45が配される収容部61を形成していること、
駆動ユニット47は、左右の支持フレーム40・41がそれぞれのモータ抱持筒49・50に駆動モータ44を横向き姿勢に抱き込んだ状態で互いに一体的に結合されるとともに、左右の支持フレーム40・41の上端どうし間に内刃2が軸受42・43を介して支持されることにより構成されていること、
駆動ユニット47は、内刃2が本体ケース1の上方外部に突出し、駆動モータ44が本体ケース1の内部に納まるように本体ケース1に対し上下に浮動自在に支持してあることを特徴とする。
本体ケース1の上方外部に突出した左右の支持フレーム40・41の内刃2より直下箇所どうしは、剛性材料からなる梁部材64で一体的に結合することが、より好ましい。
【0008】
【作用】
左右の支持フレーム40・41はそれらと一体のモータ抱持筒49・50間で剛体である駆動モータ44を一体的に抱き込んで相互に結合してあるので、左右の支持フレーム40・41の曲げやねじりを駆動モータ44のもつ剛性で防止できる。
従って、駆動モータ44の軸59と駆動伝達手段45間にガタつきやぐらつき等による寸法変化がなくて両者間の寸法安定性に優れ、駆動モータ44から内刃2への駆動伝達が安定確実に行える。また支持フレーム40・41の軸受42・43間においても寸法安定性に優れ、内刃2の両軸受42・43間の平行度を維持できる。
【0009】
【実施例】
本発明に係るロータリ式電気かみそりの一実施例を図面に基づき説明する。
図2ないし図4において、この電気かみそりは、本体ケース1の上部にロータリ式の内刃2と網目状の外刃3からなる切断ヘッド4を備えた構造である。本体ケース1の底部には充電・交流両用タイプのプラグ6を備えている。
【0010】
図5および図9において、本体ケース1はプラスチック製の前後ケース1a・1bを突き合わせて上下の締付けねじ5で一体的に結合する。
図5および図10に示すように、前ケース1aの外面には化粧用の前パネル7を備え、また電源スイッチボタン9を図5に示す実線で示す下方待機位置(スイッチオフ位置)と、これより一段上のモータ起動位置(スイッチオン位置)とにわたって上下にスライド操作自在に装着する。そのスイッチボタン9は前ケース1aの内面沿いに配されるスイッチ操作板10と一体的に連結され、スイッチボタン9の上下スライドによりスイッチ操作板10に備えた板ばね10aが本体ケース1内に配備した回路基板11上の駆動回路の端子間を開閉する。回路基板11にはニカドなど充電式の電池12やプラグ6などを搭載している。
【0011】
一方、図5および図11に示すように、後ケース1bの外面には化粧用の後パネル13を備え、その上部にきわ剃りユニット14と、該ユニット14を支軸15まわりに突出使用姿勢と退入収納姿勢とに切換え操作する上下スライド式のきわ剃り操作ボタン16とを上下に配して備え付ける。
【0012】
図5および図11に示すように、後ケース1bの下部に形成した凸形状などの表示部17にロット番号、製造形式名、製造業者名等の表示を刻印や印刷等で付し、その表示部17を後パネル13の下部に設けた窓部18から外方へ露出させる構造としてある。このように本体ケース1の後壁構造を後ケース1bと後パネル13で構成することにより、後パネル13が高価な材料で形成されていて、後ケース1bを修理、補修等で取り替える場合でも、その高価な後パネル13はそのまま使用できるし、また後パネル13がこれの表面にメッキ等が施される場合前記表示の刻印や印刷が不可能ないし困難となるが、こうした場合にも十分に対応できて有利である。
【0013】
外刃3は本体ケース1の上部に対し外刃ホルダ19をもって着脱可能に装着される。
図14に示すように、外刃3は、外刃ホルダ19の内部において、内刃2に沿うアーチ状に曲げて外刃枠20に保持固定される。図12に示すように、その外刃枠20は相対向する左右枠部20a・20bと、左右枠部20a・20bの前側下部どうしおよび後側下部どうしをそれぞれつなぐ形の前後枠部20c・20dとからなる四角形枠状に形成される。そして、外刃3はアーチ状に曲げて、これの前後端3a・3bを外刃枠20の前後枠部20c・20dの各外面上に重ね、かつその前後枠部20c・20dから突設したカシメピン21にそれぞれ一体的にカシメ結合するとともに、その円弧状の左右端3c・3dを左右枠部20a・20bの各内面側に突設した円弧状の外刃受け段部22の円弧縁上でそれぞれ受止め支持する(図6参照)。
このように外刃3はこれの四方端3a・3b・3c・3dを外刃枠20の四方枠部20c・20d・20a・20bにそれぞれ一体的に密接固定することにより、皮膚の押し付け力で局部的にたわみ変形することの少ない強い張り付け状態が得られる。
【0014】
そして、外刃3を張設した外刃枠20は、図12に示す前後左右壁19a・19b・19c・19dを有する四角形筒形状の外刃ホルダ19の内部にこれの下方から所定ストロークだけ上下動自在にはめ込まれ、このはめ込み後、円板状のピース23を外刃ホルダ19の左右壁19c・19dの各上端の切欠24から外刃枠20の左右枠部20a・20bの上端に設けた角孔25にはめ込んで両者を一体的に結合する(図6参照)。
図14に示すように、外刃ホルダ19はこれの前壁19aの外面に添え板30を、後壁19bの外面に長毛やくせ毛を外刃3に導入案内するためのコーム31をそれぞれ取付けている。
【0015】
図12ないし図14において、外刃ホルダ19内における外刃3の上限移動規制は、外刃ホルダ19の内面に設けた突起26と、これに対応して外刃枠20に設けた突起27との係合により行われる。その下限移動規制は、添え板30およびコーム31の各内面から突設したピン28を前壁19aおよび後壁19bに貫通させたうえで外刃ホルダ19の内面側に突出させ、このピン28を外刃枠20の下端に設けた切欠29に係合させることによって行われる。
【0016】
上記ピース23は外刃枠20の左右枠部20a・20b側に取付けられ、外刃ホルダ19に対しては外刃枠20の上下動に追従して動くように組付けられる。この結果、例えば、ピース23を内刃2の端面形状と相似形の円形に形成しておけば、外刃3の押圧により外刃枠20が外刃ホルダ19に対して上下動するに伴い、側面視においてピース23が切欠24内で上下移動し、この動きが、あたかも内刃2自体が外刃3の内面においてそのような上下浮動を呈しているように使用者に印象を与えるのである。さらに、ピース23を内刃2の端面形状と相似形の円形に、かつ透明体で形成し、外刃枠20を透明にしておけば、内刃2の端面の回転状況、後述するギヤ65の回転状況、あるいはそのギヤ65とは別体に円板を並べる場合その円板の回転状況などを外部から見えてロータリ式電気かみそりの感じを外部に呈示することができる。
【0017】
外刃ホルダ19は前述したように本体ケース1の上部に対し着脱自在に取り付けられる。そのために、図6に示すように、外刃ホルダ19はこれの左右壁19c・19dの各内面に凹部34を設け、本体ケース1の左右側上端にそれぞればね35を介して出没自在に装着した係合子36に前記凹部34を係合させることにより、外刃ホルダ19の装着状態が保持される。
また外刃ホルダ19の左右壁19c・19dにはスリット33を設け、このスリット33に取外しボタン37をこれの上端部37aを支点にして内外方向に弾性変位自在に取付ける。外刃ホルダ19の装着状態下でそのボタン37の下端部37bを指で内方へ押圧操作することにより係合子36をばね35に抗して没入させると、外刃ホルダ19を本体ケース1の上部から上方へ抜き出すことができる。
【0018】
内刃2は、図15に示すように、シリンダ型でその周面に複数本のスパイラル状の切刃38を有し、かつ左右両端面の各中央から軸39を一体に突設している。
図6に示すように、内刃2は相対向する左右の支持フレーム40・41の上端部どうし間に軸受42・43を介して回転自在に支持される。左右の支持フレーム40・41には駆動モータ44と、駆動モータ44の回転を減速して内刃2に伝達する駆動伝達手段45を搭載する。これら内刃2、左右の支持フレーム40・41、駆動モータ44、および駆動伝達手段45を一体的に組み合わせることにより駆動ユニット47が構成される。この駆動ユニット47は本体ケース1に対して弾性支持部材46をもって上下に浮動自在に支持される。
【0019】
左右の支持フレーム40・41はそれぞれポリアセタール、あるいは補強材を充てんした複合プラスチックなど縦長板形状に成形され、図15に示すように各内壁面側の下半部に横向き姿勢の駆動モータ44の外面の左半分および右半分をそれぞれ抱き込む形のモータ抱持筒49・50を一体に突出形成している。各モータ抱持筒49・50の下側にはそれぞれ前後一対の結合ボス51を一体に形成している。
【0020】
図15に示すように、弾性支持部材46はポリアセタール等の硬質プラスチックでU形状に形成されて駆動モータ44の左右中間の周面下部を支持するモータ支持壁52を有し、このモータ支持壁52の底側からそれぞれ薄肉の弾性アーム53・54を前後2本ずつ左右方向外方に向けて水平に片持ち状に一体に突設する。この弾性アーム53・54は上下方向の板厚を薄く、また前後方向の板幅は広幅に形成することによって、上下方向にのみ弾性揺動可能に構成されている。また弾性アーム53・54はそれぞれの中間に屈曲部53a・54aを形成することにより独立して弾性揺動半径が多少変化できるように構成している。
前後の弾性アーム53・53および54・54の各先端どうしは本体ケース1の内壁に係合固定するための前後向きの結合ピン55で一体に連結している。モータ支持壁52の下側には結合ボス56を前後に一体に形成している。
前記左右のモータ抱持筒49・50の各突出端の下半部には、この弾性支持部材46のモータ支持壁52に対応する形の切欠部57が形成される。
【0021】
図6において、左右の支持フレーム40・41はこの左右のモータ抱持筒49・50内に横向き姿勢の駆動モータ44の左右両側を嵌入して一体的に抱き込み、両モータ抱持筒49・50の突出端どうしを突き合わせるとともに、モータ抱持筒49・50の突出端の切欠部57・57どうし間に弾性支持部材46のモータ支持壁52を挟持させることにより結合ボス51・56を一直線状に合致させる。かくして、図8に示すように、その結合ボス51・56にタッピンねじやリベット等の締結部材58を挿通して締めつけることにより左右の支持フレーム40・41どうしは駆動モータ44を介して一体的に結合される。なお、図7に示すように駆動モータ44の軸59を突出する側の端面は左側の支持フレーム40に対しビス60で締めつけてより強固に結合する。
【0022】
図6において、一方の支持フレーム40の外壁面側に駆動伝達手段45が配備される収容部61を凹設し、この収容部61の下部に駆動モータ44の軸59を突出させる。駆動伝達手段45は、駆動モータ44の軸59端に出力ギヤ62を固定し、該ギヤ62を収容部61に軸支した多段ギヤ63の最下段ギヤに噛合させている。収容部61はカバー61aで塞がれる。
【0023】
左右の支持フレーム40・41の上端どうしは、図6に示すように一端に軸受43を有する梁部材64で一体的に結合する。図15に示すように、この梁部材64はダイキャスト品や真ちゅう等のように剛性に富む材料で構成し、その両端に孔64aを設け、この孔64aを左右の支持フレーム40・41の各上端に突設したカシメピン40a・41aに挿通して一体的にカシメ付ける。これにより支持フレーム40・41の曲げやねじれ等の変形防止をより強化することができ、支持フレーム40・41間の平行度をより確実に維持することができる。
内刃2はこれの掃除や交換を可能にするために支持フレーム40・41の上端に対し着脱可能に装着される。そのために、図6および図15に示すように内刃2の左側の軸39の端に上記左側の軸受42およびギヤ65・66を備えるとともに、その軸受42の下側から結合枠67を内刃2の下側に位置するよう右方向へ一体に突設している。
【0024】
この内刃2を支持フレーム40・41に装着するには、内刃2の右側の軸39を右側の軸受43に抜き差し自在に挿入するとともに、左側の軸受42を左支持フレーム40の上端に着脱可能に結合する。この内刃2の装着に際しては、内刃2の結合枠67の先端を梁部材64の内面前後に設けた溝64bに沿って摺動させ、図16に示すように右側の軸39を同側の軸受43の下側に設けた結合孔68に挿入させる。結合枠67の先端が結合孔68に挿入するときは、該先端が内刃外し板69に設けたロック爪70のテーパに接当して該外し板69を一旦ばね71に抗して自動的に押し下げる。結合枠67の先端がロック爪70上を通過すると、内刃外し板69がばね71により自動的に上動し、ロック爪70が結合枠67の先端の内側に突入係合してロックする。
【0025】
この内刃2の装着により、図6に示すように左側の軸受42が左の支持フレーム40の上端に定置固定され、ギヤ66が駆動伝達手段45の多段ギヤ63の最上段ギヤに噛合する状態が得られる。したがって、駆動モータ44の回転は多段ギヤ63、およびギヤ66・65を介して内刃2に伝達される。
【0026】
上記のように構成された駆動ユニット47は本体ケース1の前後ケース1a・1b間に組み込まれる。このさい、図3および図6に示すように、内刃2を支持する左右の支持フレーム40・41の各上端が前後ケース1a・1bの上壁に設けた左右のスリット72から上方へ突出し、駆動モータ44が本体ケース1内に納まるように組み込まれる。左右の支持フレーム40・41と各スリット72との間の隙間は、予め各支持フレーム40・41の中間部に備えた撓み自在なゴム製の毛侵入防止板73で塞がれる。
図6および図7に示すように、左右の弾性アーム53・54の各結合ピン55の前後端は前後ケース1a・1bの各内壁に設けたボス74の穴74aに係合固定する。
【0027】
このように駆動ユニット47が組み込まれることにより、その駆動ユニット47全体が左右の弾性アーム53・54の弾性変形を介して上下方向に浮動自在に支持される。また、図6に示すように左右のモータ抱持筒49・50の各底側と本体ケース1側に設けたばね受75との間に押上げばね76を介在させ、この押上げばね76で駆動ユニット47それ全体を常に上方へ押上げ付勢することにより内刃2を外刃3の内面に密接させる。
【0028】
図5および図7において、本体ケース1の後面側に装着される上記きわ剃りユニット14はきわ剃りホルダ77に固定した固定くし刃78と可動くし刃79からなり、かつモータ出力を受け継いで可動くし刃79に伝動する係合子80を可動くし刃79に設けている。
きわ剃りユニット14はその刃先を下向きにして後ケース1bの外面に沿う収納姿勢(図5の実線状態)と、その刃先を後方へ突出させる使用姿勢(同図の二点鎖線状態)とにわたって支軸15まわりに回動自在に備えられる。その姿勢切換え操作は、後ケース1bの外面に上下スライド自在に備えたきわ剃り操作ボタン16と、該操作ボタン16ときわ剃りユニット14とを連結するきわ剃りレバー81とで行われる。
【0029】
上記駆動ユニット47には、駆動モータ44の回転を可動くし刃79に伝達するためのきわ剃り用駆動アーム82(図6参照)を組み込む。この駆動アーム82は平面視においてL形状に形成され、図6および図7に示すようにその一端に可動くし刃79側の係合子80に係合する二股部83が、他端に駆動モータ44の出力ギヤ62の端面に一体形成した円盤84上の偏心ピン84aが係合する二股部85がそれぞれ上向きに突設されている。この駆動アーム82は支持フレーム40のモータ抱持筒49より下側に溝形ピース86を係合させることにより形成される開口86aに通すとともに、駆動アーム82の中間部に設けたボス87を上記モータ支持壁52の下面側に突設した支持ピン88に回動自在に枢着する。しかるときは、図8に示すように、この駆動アーム82は偏心ピン84aの回転を受け、支持ピン88を中心として揺振運動し、図5の二点鎖線で示すきわ剃りユニット14の突出使用姿勢では係合子80が二股部83と係合することによって可動くし刃79に駆動力が伝達される。
【0030】
毛くず掃除や内刃2の交換等に際し外刃3が外刃ホルダ19ごと取り外されている時は電源スイッチボタン9を機械的にオン操作できないようにするという安全目的のために、安全スイッチ機構89が備えられる。安全スイッチ機構89は、図17および図18に示すように、前ケース1aの内面側でスイッチ操作板10より上方部位に、操作子90をこれの上下中間部に設けた横軸91まわりに前後揺動自在に備え、該操作子90の上端90aを前ケース1aの孔92から突出させるとともに、その下端90bをスイッチ操作板10の上端部に臨ませる。そして操作子90をばね93で常に反時計方向に揺動付勢して上端90aを前記孔92から外方へ突出させる。操作子90の上端90aの揺動ストロークに要するスペースとしては、駆動モータ44の外面円弧部44aと前ケース1aの内面との間に形成されるデッドスペースを利用しており、これにより操作子90は本体ケース1の狭隘な内部にもコンパクトに納められる。
【0031】
図17の(A)のように外刃ホルダ19が本体ケース1から外され、操作子90の上端90aがばね93の力で突出している時はそれの下端90bがスイッチ操作板10の上方に係合するよう位置するため、このときは電源スイッチボタン9によるスイッチ操作板10の上動操作(スイッチオン)を不可能とする。同図の(B)のように外刃ホルダ19が本体ケース1に装着されるとその下端部で操作子90の上端90aが押し倒されてその下端90bがスイッチ操作板10の上端から外れるため、電源スイッチボタン9によりスイッチ操作板10を上動操作させることができる。したがって、清掃等の場合に外刃ホルダ19が外されると、内刃2が不用意に回転するようなことがなくて極めて安全である。
【0032】
上記充電用のプラグ6は本体ケース1の底に取付けるに代えて、図19ないし図21に示すようにプラグ6は本体ケース1の後面下部に設けた凹部94に軸95まわりに回動自在に支持して、それに付けたつまみ96を持って突出姿勢(図20のB)と退入姿勢(図20のA)とにわたって切換え操作自在に取付けてもよい。その突出姿勢は本体ケース1の内部に設けた第1節度板97の凹部97aに、軸95の両端に設けた係合子98を係合させることにより保持され、退入姿勢は本体ケース1の内部に設けた別の第2節度板99に係合子98を係合させることにより保持できるようにしている。
【0033】
上記実施例では左右のモータ抱持筒49・50で駆動モータ44を一体的に抱き込むに際し、それらモータ抱持筒49・50とは別体のモータ支持壁52を介在させているが、モータ支持壁52を省略し、左右のモータ抱持筒49・50のみで駆動モータ44を一体的に抱き込むようにしてもよい。また弾性支持部材46は左右の支持フレーム40・41またはモータ抱持筒49・50から一体に張出し形成することもできる。なお、駆動モータ44の軸59と内刃2の軸39間の駆動伝達手段45としてはギヤ伝動に代えて、ベルト伝動を採用することもできる。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、左右の支持フレーム40・41は剛体である駆動モータ44をモータ抱持筒49・50で抱き込んで一体的に結合してある。したがって、支持フレーム40・41が軽量化、低コスト化のためプラスチックで成形されていて曲げ剛性やねじり剛性に劣りやすいが、この剛性は既存部品である駆動モータ44のもつ剛性で特別部品を増やすことなく十分に補うことができる。このため駆動モータ44の軸59と駆動伝達手段45間の寸法安定に優れ、常に内刃2への駆動伝達を安定確実に行うことができる。また、駆動モータ44の剛性を介して支持フレーム40・41の上端の軸受42・43間の寸法安定化を図ることもでき、内刃2の常に安定した回転を保証できて良好な切れ味を発揮することができる。
更に、モータ抱持筒49・50は支持フレーム40・41に一体に形成してあるので、左右の支持フレーム40・41を駆動モータ44を介して一体的に結合する組立て作業が簡易に行える。
また本発明は、左右の支持フレーム40・41の内刃2より直下箇所どうしを剛性材料からなる梁部材64で一体的に結合するので、内刃2の着脱時に支持フレーム40・41の上端部の曲げやねじりもなく、支持フレーム40・41の上端の軸受42・43間の寸法安定化をより一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部を概略的に示す縦断正面図である。
【図2】後ろ側から見た全体の外観斜視図である。
【図3】外刃を外し、前側から見た全体の外信斜視図である。
【図4】全体の縦断正面図である。
【図5】全体の縦断側面図である。
【図6】ヘッド部の縦断正面図である。
【図7】ヘッド部の縦断側面図である。
【図8】図7におけるA−A線断面図である。
【図9】全体の分解斜視図である。
【図10】前ケースの分解斜視図である。
【図11】後ケースの分解斜視図である。
【図12】外刃ホルダの分解斜視図である。
【図13】外刃ホルダの縦断正面図で、(A)は外刃が内刃で押上げられている状態を、(B)は外刃が肌で押下げられている状態をそれぞれ示している。
【図14】外刃ホルダの縦断側面図で、(A)は外刃が内刃で押上げられている状態を、(B)は外刃が肌で押下げられている状態をそれぞれ示している。
【図15】駆動ユニットの分解斜視図である。
【図16】内刃の装着途上の状態を示す縦断正面図である。
【図17】安全スイッチ機構を示す正面図で、(A)は外刃を外した状態時を、(B)は外刃の装着状態時をそれぞれ示している。
【図18】安全スイッチ機構の背面図である。
【図19】他の実施例を示す充電プラグ部分の縦断正面図である。
【図20】図19におけるB−B線断面図で、(A)は充電プラグの収納状態を、(B)は充電プラグの突出状態をそれぞれ示している。
【図21】図20におけるC−C線断面図である。
【符号の説明】
1 本体ケース
2 内刃
3 外刃
40・41 支持フレーム
42・43 軸受
44 駆動モータ
45 駆動伝達手段
47 駆動ユニット
49・50 モータ抱持筒
61 収容部
64 梁部材
【産業上の利用分野】
本発明はシリンダ型の内刃を持つロータリ式電気かみそりに関する。
【0002】
【従来の技術】
ロータリ式電気かみそりは、他の回転式あるいは往復動式電気かみそりと同様に、ひげ剃りに際し外刃が肌に押し付けられたり、肌から離されたりするときもロータリ式の内刃は外刃の内面に対し常に密接状態に維持するよう外刃の上下動に追随させて上下に浮動自在に設置しておくことが切れ味を向上させるうえで必要である。
【0003】
このようにロータリ式電気かみそりの内刃を上下に浮動自在に備える手段として、内刃、内刃を支持する左右一対の支持フレーム、駆動モータ、および駆動モータの回転を内刃に伝達する駆動伝達手段の四者を一体的に組み合わせて駆動ユニットを構成し、この駆動ユニットを本体ケースに対し上下に浮動自在に備えるものがある(例えば、特開平3−140184号公報)。そこでは、内刃を支持する左右一対の支持フレームに対し駆動モータが縦向き姿勢に搭載されるため、駆動モータの軸と内刃の軸の両軸が直交し、両軸間の運動伝達に直角方向に変向するギヤ機構を用いる必要がある。
【0004】
これに対し、内刃を支持する左右一対の支持フレームに対し駆動モータを横向き姿勢に搭載するものがある(特開平2−131793号公報)。これによれば内刃の軸と駆動モータの軸は平行に配設することができるため、駆動モータを縦向き姿勢に搭載するもののごとき両軸間の運動伝達に直角方向に変向するギヤ機構を用いる必要が無くなり、両軸間の運動伝達ギヤの枚数を少なくすることができて本体ケース内にコンパクトに組み込むことができるという利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、駆動モータを横向き姿勢に搭載する上記ロータリ式電気かみそりでは、左右の支持フレームのいずれか片方の内面側に、これとは別体のモータ抱持筒を装着し、このモータ抱持筒で駆動モータを片持ち状に保持する。そして左右の支持フレームどうしは、その一方の支持フレームの内面から突設した長尺のステーを他方の支持フレームにねじで結合することで、互いに一体的に結合してなる。そのため、長尺のステーの僅かな撓みによっても内刃軸受間の平行度に狂いが生じ易く、切れ味を低下させる原因となる。
また、駆動モータは片持ち状に保持されているため、駆動モータの軸と駆動伝達ギヤ間にガタつきやぐらつきが生じ易く、円滑な駆動伝達に支障を来すことがある。この場合、駆動ユニットの剛性アップを図るうえで駆動モータそれ自体がもつ剛性を利用することが考えられるが、上記駆動モータは一方の支持フレームのみで抱持され、他方の支持フレームでは抱持されておらず、これでは駆動モータそれ自体の剛性を駆動ユニットの剛性アップに十分役立っているとはいえなかった。
更に支持フレームとモータ抱持筒とは別部材で構成されるため、コスト高となり、また両者を一体的に結合する手数を要して組立て性にも劣る。
【0006】
本発明の目的は、上記のような、駆動モータを左右の支持フレームに横向き姿勢に搭載する形態のロータリ式電気かみそりにおいて、左右の支持フレームを金属材に比して軽量で安価なプラスチック材で成形し、こうした場合も駆動モータそれ自体がもつ剛性を利用することにより駆動ユニットの剛性アップを図り、もって内刃の両軸受間の平行度、および駆動伝達の円滑性の確保を図り、更に組立て性の向上を図る点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の前提とするロータリ式電気かみそりは、図示例のように、本体ケース1にアーチ状の外刃3と、外刃3の内面に対し横軸回りに摺接回転するシリンダ型の内刃2、および内刃2の駆動ユニット47とを備えており、駆動ユニット47は相対向する左右一対の支持フレーム40・41と、駆動モータ44、および駆動モータ44の回転力を内刃2に伝達する駆動伝達手段45とを一体的に組み合わせてなるものである。
そのうえで本発明は、左右の支持フレーム40・41はプラスチック材で成形されてそれぞれの内壁面側にモータ抱持筒49・50を相対向するよう一体に突出形成し、片方の支持フレーム40の外壁面側には駆動伝達手段45が配される収容部61を形成していること、
駆動ユニット47は、左右の支持フレーム40・41がそれぞれのモータ抱持筒49・50に駆動モータ44を横向き姿勢に抱き込んだ状態で互いに一体的に結合されるとともに、左右の支持フレーム40・41の上端どうし間に内刃2が軸受42・43を介して支持されることにより構成されていること、
駆動ユニット47は、内刃2が本体ケース1の上方外部に突出し、駆動モータ44が本体ケース1の内部に納まるように本体ケース1に対し上下に浮動自在に支持してあることを特徴とする。
本体ケース1の上方外部に突出した左右の支持フレーム40・41の内刃2より直下箇所どうしは、剛性材料からなる梁部材64で一体的に結合することが、より好ましい。
【0008】
【作用】
左右の支持フレーム40・41はそれらと一体のモータ抱持筒49・50間で剛体である駆動モータ44を一体的に抱き込んで相互に結合してあるので、左右の支持フレーム40・41の曲げやねじりを駆動モータ44のもつ剛性で防止できる。
従って、駆動モータ44の軸59と駆動伝達手段45間にガタつきやぐらつき等による寸法変化がなくて両者間の寸法安定性に優れ、駆動モータ44から内刃2への駆動伝達が安定確実に行える。また支持フレーム40・41の軸受42・43間においても寸法安定性に優れ、内刃2の両軸受42・43間の平行度を維持できる。
【0009】
【実施例】
本発明に係るロータリ式電気かみそりの一実施例を図面に基づき説明する。
図2ないし図4において、この電気かみそりは、本体ケース1の上部にロータリ式の内刃2と網目状の外刃3からなる切断ヘッド4を備えた構造である。本体ケース1の底部には充電・交流両用タイプのプラグ6を備えている。
【0010】
図5および図9において、本体ケース1はプラスチック製の前後ケース1a・1bを突き合わせて上下の締付けねじ5で一体的に結合する。
図5および図10に示すように、前ケース1aの外面には化粧用の前パネル7を備え、また電源スイッチボタン9を図5に示す実線で示す下方待機位置(スイッチオフ位置)と、これより一段上のモータ起動位置(スイッチオン位置)とにわたって上下にスライド操作自在に装着する。そのスイッチボタン9は前ケース1aの内面沿いに配されるスイッチ操作板10と一体的に連結され、スイッチボタン9の上下スライドによりスイッチ操作板10に備えた板ばね10aが本体ケース1内に配備した回路基板11上の駆動回路の端子間を開閉する。回路基板11にはニカドなど充電式の電池12やプラグ6などを搭載している。
【0011】
一方、図5および図11に示すように、後ケース1bの外面には化粧用の後パネル13を備え、その上部にきわ剃りユニット14と、該ユニット14を支軸15まわりに突出使用姿勢と退入収納姿勢とに切換え操作する上下スライド式のきわ剃り操作ボタン16とを上下に配して備え付ける。
【0012】
図5および図11に示すように、後ケース1bの下部に形成した凸形状などの表示部17にロット番号、製造形式名、製造業者名等の表示を刻印や印刷等で付し、その表示部17を後パネル13の下部に設けた窓部18から外方へ露出させる構造としてある。このように本体ケース1の後壁構造を後ケース1bと後パネル13で構成することにより、後パネル13が高価な材料で形成されていて、後ケース1bを修理、補修等で取り替える場合でも、その高価な後パネル13はそのまま使用できるし、また後パネル13がこれの表面にメッキ等が施される場合前記表示の刻印や印刷が不可能ないし困難となるが、こうした場合にも十分に対応できて有利である。
【0013】
外刃3は本体ケース1の上部に対し外刃ホルダ19をもって着脱可能に装着される。
図14に示すように、外刃3は、外刃ホルダ19の内部において、内刃2に沿うアーチ状に曲げて外刃枠20に保持固定される。図12に示すように、その外刃枠20は相対向する左右枠部20a・20bと、左右枠部20a・20bの前側下部どうしおよび後側下部どうしをそれぞれつなぐ形の前後枠部20c・20dとからなる四角形枠状に形成される。そして、外刃3はアーチ状に曲げて、これの前後端3a・3bを外刃枠20の前後枠部20c・20dの各外面上に重ね、かつその前後枠部20c・20dから突設したカシメピン21にそれぞれ一体的にカシメ結合するとともに、その円弧状の左右端3c・3dを左右枠部20a・20bの各内面側に突設した円弧状の外刃受け段部22の円弧縁上でそれぞれ受止め支持する(図6参照)。
このように外刃3はこれの四方端3a・3b・3c・3dを外刃枠20の四方枠部20c・20d・20a・20bにそれぞれ一体的に密接固定することにより、皮膚の押し付け力で局部的にたわみ変形することの少ない強い張り付け状態が得られる。
【0014】
そして、外刃3を張設した外刃枠20は、図12に示す前後左右壁19a・19b・19c・19dを有する四角形筒形状の外刃ホルダ19の内部にこれの下方から所定ストロークだけ上下動自在にはめ込まれ、このはめ込み後、円板状のピース23を外刃ホルダ19の左右壁19c・19dの各上端の切欠24から外刃枠20の左右枠部20a・20bの上端に設けた角孔25にはめ込んで両者を一体的に結合する(図6参照)。
図14に示すように、外刃ホルダ19はこれの前壁19aの外面に添え板30を、後壁19bの外面に長毛やくせ毛を外刃3に導入案内するためのコーム31をそれぞれ取付けている。
【0015】
図12ないし図14において、外刃ホルダ19内における外刃3の上限移動規制は、外刃ホルダ19の内面に設けた突起26と、これに対応して外刃枠20に設けた突起27との係合により行われる。その下限移動規制は、添え板30およびコーム31の各内面から突設したピン28を前壁19aおよび後壁19bに貫通させたうえで外刃ホルダ19の内面側に突出させ、このピン28を外刃枠20の下端に設けた切欠29に係合させることによって行われる。
【0016】
上記ピース23は外刃枠20の左右枠部20a・20b側に取付けられ、外刃ホルダ19に対しては外刃枠20の上下動に追従して動くように組付けられる。この結果、例えば、ピース23を内刃2の端面形状と相似形の円形に形成しておけば、外刃3の押圧により外刃枠20が外刃ホルダ19に対して上下動するに伴い、側面視においてピース23が切欠24内で上下移動し、この動きが、あたかも内刃2自体が外刃3の内面においてそのような上下浮動を呈しているように使用者に印象を与えるのである。さらに、ピース23を内刃2の端面形状と相似形の円形に、かつ透明体で形成し、外刃枠20を透明にしておけば、内刃2の端面の回転状況、後述するギヤ65の回転状況、あるいはそのギヤ65とは別体に円板を並べる場合その円板の回転状況などを外部から見えてロータリ式電気かみそりの感じを外部に呈示することができる。
【0017】
外刃ホルダ19は前述したように本体ケース1の上部に対し着脱自在に取り付けられる。そのために、図6に示すように、外刃ホルダ19はこれの左右壁19c・19dの各内面に凹部34を設け、本体ケース1の左右側上端にそれぞればね35を介して出没自在に装着した係合子36に前記凹部34を係合させることにより、外刃ホルダ19の装着状態が保持される。
また外刃ホルダ19の左右壁19c・19dにはスリット33を設け、このスリット33に取外しボタン37をこれの上端部37aを支点にして内外方向に弾性変位自在に取付ける。外刃ホルダ19の装着状態下でそのボタン37の下端部37bを指で内方へ押圧操作することにより係合子36をばね35に抗して没入させると、外刃ホルダ19を本体ケース1の上部から上方へ抜き出すことができる。
【0018】
内刃2は、図15に示すように、シリンダ型でその周面に複数本のスパイラル状の切刃38を有し、かつ左右両端面の各中央から軸39を一体に突設している。
図6に示すように、内刃2は相対向する左右の支持フレーム40・41の上端部どうし間に軸受42・43を介して回転自在に支持される。左右の支持フレーム40・41には駆動モータ44と、駆動モータ44の回転を減速して内刃2に伝達する駆動伝達手段45を搭載する。これら内刃2、左右の支持フレーム40・41、駆動モータ44、および駆動伝達手段45を一体的に組み合わせることにより駆動ユニット47が構成される。この駆動ユニット47は本体ケース1に対して弾性支持部材46をもって上下に浮動自在に支持される。
【0019】
左右の支持フレーム40・41はそれぞれポリアセタール、あるいは補強材を充てんした複合プラスチックなど縦長板形状に成形され、図15に示すように各内壁面側の下半部に横向き姿勢の駆動モータ44の外面の左半分および右半分をそれぞれ抱き込む形のモータ抱持筒49・50を一体に突出形成している。各モータ抱持筒49・50の下側にはそれぞれ前後一対の結合ボス51を一体に形成している。
【0020】
図15に示すように、弾性支持部材46はポリアセタール等の硬質プラスチックでU形状に形成されて駆動モータ44の左右中間の周面下部を支持するモータ支持壁52を有し、このモータ支持壁52の底側からそれぞれ薄肉の弾性アーム53・54を前後2本ずつ左右方向外方に向けて水平に片持ち状に一体に突設する。この弾性アーム53・54は上下方向の板厚を薄く、また前後方向の板幅は広幅に形成することによって、上下方向にのみ弾性揺動可能に構成されている。また弾性アーム53・54はそれぞれの中間に屈曲部53a・54aを形成することにより独立して弾性揺動半径が多少変化できるように構成している。
前後の弾性アーム53・53および54・54の各先端どうしは本体ケース1の内壁に係合固定するための前後向きの結合ピン55で一体に連結している。モータ支持壁52の下側には結合ボス56を前後に一体に形成している。
前記左右のモータ抱持筒49・50の各突出端の下半部には、この弾性支持部材46のモータ支持壁52に対応する形の切欠部57が形成される。
【0021】
図6において、左右の支持フレーム40・41はこの左右のモータ抱持筒49・50内に横向き姿勢の駆動モータ44の左右両側を嵌入して一体的に抱き込み、両モータ抱持筒49・50の突出端どうしを突き合わせるとともに、モータ抱持筒49・50の突出端の切欠部57・57どうし間に弾性支持部材46のモータ支持壁52を挟持させることにより結合ボス51・56を一直線状に合致させる。かくして、図8に示すように、その結合ボス51・56にタッピンねじやリベット等の締結部材58を挿通して締めつけることにより左右の支持フレーム40・41どうしは駆動モータ44を介して一体的に結合される。なお、図7に示すように駆動モータ44の軸59を突出する側の端面は左側の支持フレーム40に対しビス60で締めつけてより強固に結合する。
【0022】
図6において、一方の支持フレーム40の外壁面側に駆動伝達手段45が配備される収容部61を凹設し、この収容部61の下部に駆動モータ44の軸59を突出させる。駆動伝達手段45は、駆動モータ44の軸59端に出力ギヤ62を固定し、該ギヤ62を収容部61に軸支した多段ギヤ63の最下段ギヤに噛合させている。収容部61はカバー61aで塞がれる。
【0023】
左右の支持フレーム40・41の上端どうしは、図6に示すように一端に軸受43を有する梁部材64で一体的に結合する。図15に示すように、この梁部材64はダイキャスト品や真ちゅう等のように剛性に富む材料で構成し、その両端に孔64aを設け、この孔64aを左右の支持フレーム40・41の各上端に突設したカシメピン40a・41aに挿通して一体的にカシメ付ける。これにより支持フレーム40・41の曲げやねじれ等の変形防止をより強化することができ、支持フレーム40・41間の平行度をより確実に維持することができる。
内刃2はこれの掃除や交換を可能にするために支持フレーム40・41の上端に対し着脱可能に装着される。そのために、図6および図15に示すように内刃2の左側の軸39の端に上記左側の軸受42およびギヤ65・66を備えるとともに、その軸受42の下側から結合枠67を内刃2の下側に位置するよう右方向へ一体に突設している。
【0024】
この内刃2を支持フレーム40・41に装着するには、内刃2の右側の軸39を右側の軸受43に抜き差し自在に挿入するとともに、左側の軸受42を左支持フレーム40の上端に着脱可能に結合する。この内刃2の装着に際しては、内刃2の結合枠67の先端を梁部材64の内面前後に設けた溝64bに沿って摺動させ、図16に示すように右側の軸39を同側の軸受43の下側に設けた結合孔68に挿入させる。結合枠67の先端が結合孔68に挿入するときは、該先端が内刃外し板69に設けたロック爪70のテーパに接当して該外し板69を一旦ばね71に抗して自動的に押し下げる。結合枠67の先端がロック爪70上を通過すると、内刃外し板69がばね71により自動的に上動し、ロック爪70が結合枠67の先端の内側に突入係合してロックする。
【0025】
この内刃2の装着により、図6に示すように左側の軸受42が左の支持フレーム40の上端に定置固定され、ギヤ66が駆動伝達手段45の多段ギヤ63の最上段ギヤに噛合する状態が得られる。したがって、駆動モータ44の回転は多段ギヤ63、およびギヤ66・65を介して内刃2に伝達される。
【0026】
上記のように構成された駆動ユニット47は本体ケース1の前後ケース1a・1b間に組み込まれる。このさい、図3および図6に示すように、内刃2を支持する左右の支持フレーム40・41の各上端が前後ケース1a・1bの上壁に設けた左右のスリット72から上方へ突出し、駆動モータ44が本体ケース1内に納まるように組み込まれる。左右の支持フレーム40・41と各スリット72との間の隙間は、予め各支持フレーム40・41の中間部に備えた撓み自在なゴム製の毛侵入防止板73で塞がれる。
図6および図7に示すように、左右の弾性アーム53・54の各結合ピン55の前後端は前後ケース1a・1bの各内壁に設けたボス74の穴74aに係合固定する。
【0027】
このように駆動ユニット47が組み込まれることにより、その駆動ユニット47全体が左右の弾性アーム53・54の弾性変形を介して上下方向に浮動自在に支持される。また、図6に示すように左右のモータ抱持筒49・50の各底側と本体ケース1側に設けたばね受75との間に押上げばね76を介在させ、この押上げばね76で駆動ユニット47それ全体を常に上方へ押上げ付勢することにより内刃2を外刃3の内面に密接させる。
【0028】
図5および図7において、本体ケース1の後面側に装着される上記きわ剃りユニット14はきわ剃りホルダ77に固定した固定くし刃78と可動くし刃79からなり、かつモータ出力を受け継いで可動くし刃79に伝動する係合子80を可動くし刃79に設けている。
きわ剃りユニット14はその刃先を下向きにして後ケース1bの外面に沿う収納姿勢(図5の実線状態)と、その刃先を後方へ突出させる使用姿勢(同図の二点鎖線状態)とにわたって支軸15まわりに回動自在に備えられる。その姿勢切換え操作は、後ケース1bの外面に上下スライド自在に備えたきわ剃り操作ボタン16と、該操作ボタン16ときわ剃りユニット14とを連結するきわ剃りレバー81とで行われる。
【0029】
上記駆動ユニット47には、駆動モータ44の回転を可動くし刃79に伝達するためのきわ剃り用駆動アーム82(図6参照)を組み込む。この駆動アーム82は平面視においてL形状に形成され、図6および図7に示すようにその一端に可動くし刃79側の係合子80に係合する二股部83が、他端に駆動モータ44の出力ギヤ62の端面に一体形成した円盤84上の偏心ピン84aが係合する二股部85がそれぞれ上向きに突設されている。この駆動アーム82は支持フレーム40のモータ抱持筒49より下側に溝形ピース86を係合させることにより形成される開口86aに通すとともに、駆動アーム82の中間部に設けたボス87を上記モータ支持壁52の下面側に突設した支持ピン88に回動自在に枢着する。しかるときは、図8に示すように、この駆動アーム82は偏心ピン84aの回転を受け、支持ピン88を中心として揺振運動し、図5の二点鎖線で示すきわ剃りユニット14の突出使用姿勢では係合子80が二股部83と係合することによって可動くし刃79に駆動力が伝達される。
【0030】
毛くず掃除や内刃2の交換等に際し外刃3が外刃ホルダ19ごと取り外されている時は電源スイッチボタン9を機械的にオン操作できないようにするという安全目的のために、安全スイッチ機構89が備えられる。安全スイッチ機構89は、図17および図18に示すように、前ケース1aの内面側でスイッチ操作板10より上方部位に、操作子90をこれの上下中間部に設けた横軸91まわりに前後揺動自在に備え、該操作子90の上端90aを前ケース1aの孔92から突出させるとともに、その下端90bをスイッチ操作板10の上端部に臨ませる。そして操作子90をばね93で常に反時計方向に揺動付勢して上端90aを前記孔92から外方へ突出させる。操作子90の上端90aの揺動ストロークに要するスペースとしては、駆動モータ44の外面円弧部44aと前ケース1aの内面との間に形成されるデッドスペースを利用しており、これにより操作子90は本体ケース1の狭隘な内部にもコンパクトに納められる。
【0031】
図17の(A)のように外刃ホルダ19が本体ケース1から外され、操作子90の上端90aがばね93の力で突出している時はそれの下端90bがスイッチ操作板10の上方に係合するよう位置するため、このときは電源スイッチボタン9によるスイッチ操作板10の上動操作(スイッチオン)を不可能とする。同図の(B)のように外刃ホルダ19が本体ケース1に装着されるとその下端部で操作子90の上端90aが押し倒されてその下端90bがスイッチ操作板10の上端から外れるため、電源スイッチボタン9によりスイッチ操作板10を上動操作させることができる。したがって、清掃等の場合に外刃ホルダ19が外されると、内刃2が不用意に回転するようなことがなくて極めて安全である。
【0032】
上記充電用のプラグ6は本体ケース1の底に取付けるに代えて、図19ないし図21に示すようにプラグ6は本体ケース1の後面下部に設けた凹部94に軸95まわりに回動自在に支持して、それに付けたつまみ96を持って突出姿勢(図20のB)と退入姿勢(図20のA)とにわたって切換え操作自在に取付けてもよい。その突出姿勢は本体ケース1の内部に設けた第1節度板97の凹部97aに、軸95の両端に設けた係合子98を係合させることにより保持され、退入姿勢は本体ケース1の内部に設けた別の第2節度板99に係合子98を係合させることにより保持できるようにしている。
【0033】
上記実施例では左右のモータ抱持筒49・50で駆動モータ44を一体的に抱き込むに際し、それらモータ抱持筒49・50とは別体のモータ支持壁52を介在させているが、モータ支持壁52を省略し、左右のモータ抱持筒49・50のみで駆動モータ44を一体的に抱き込むようにしてもよい。また弾性支持部材46は左右の支持フレーム40・41またはモータ抱持筒49・50から一体に張出し形成することもできる。なお、駆動モータ44の軸59と内刃2の軸39間の駆動伝達手段45としてはギヤ伝動に代えて、ベルト伝動を採用することもできる。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、左右の支持フレーム40・41は剛体である駆動モータ44をモータ抱持筒49・50で抱き込んで一体的に結合してある。したがって、支持フレーム40・41が軽量化、低コスト化のためプラスチックで成形されていて曲げ剛性やねじり剛性に劣りやすいが、この剛性は既存部品である駆動モータ44のもつ剛性で特別部品を増やすことなく十分に補うことができる。このため駆動モータ44の軸59と駆動伝達手段45間の寸法安定に優れ、常に内刃2への駆動伝達を安定確実に行うことができる。また、駆動モータ44の剛性を介して支持フレーム40・41の上端の軸受42・43間の寸法安定化を図ることもでき、内刃2の常に安定した回転を保証できて良好な切れ味を発揮することができる。
更に、モータ抱持筒49・50は支持フレーム40・41に一体に形成してあるので、左右の支持フレーム40・41を駆動モータ44を介して一体的に結合する組立て作業が簡易に行える。
また本発明は、左右の支持フレーム40・41の内刃2より直下箇所どうしを剛性材料からなる梁部材64で一体的に結合するので、内刃2の着脱時に支持フレーム40・41の上端部の曲げやねじりもなく、支持フレーム40・41の上端の軸受42・43間の寸法安定化をより一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部を概略的に示す縦断正面図である。
【図2】後ろ側から見た全体の外観斜視図である。
【図3】外刃を外し、前側から見た全体の外信斜視図である。
【図4】全体の縦断正面図である。
【図5】全体の縦断側面図である。
【図6】ヘッド部の縦断正面図である。
【図7】ヘッド部の縦断側面図である。
【図8】図7におけるA−A線断面図である。
【図9】全体の分解斜視図である。
【図10】前ケースの分解斜視図である。
【図11】後ケースの分解斜視図である。
【図12】外刃ホルダの分解斜視図である。
【図13】外刃ホルダの縦断正面図で、(A)は外刃が内刃で押上げられている状態を、(B)は外刃が肌で押下げられている状態をそれぞれ示している。
【図14】外刃ホルダの縦断側面図で、(A)は外刃が内刃で押上げられている状態を、(B)は外刃が肌で押下げられている状態をそれぞれ示している。
【図15】駆動ユニットの分解斜視図である。
【図16】内刃の装着途上の状態を示す縦断正面図である。
【図17】安全スイッチ機構を示す正面図で、(A)は外刃を外した状態時を、(B)は外刃の装着状態時をそれぞれ示している。
【図18】安全スイッチ機構の背面図である。
【図19】他の実施例を示す充電プラグ部分の縦断正面図である。
【図20】図19におけるB−B線断面図で、(A)は充電プラグの収納状態を、(B)は充電プラグの突出状態をそれぞれ示している。
【図21】図20におけるC−C線断面図である。
【符号の説明】
1 本体ケース
2 内刃
3 外刃
40・41 支持フレーム
42・43 軸受
44 駆動モータ
45 駆動伝達手段
47 駆動ユニット
49・50 モータ抱持筒
61 収容部
64 梁部材
Claims (2)
- 本体ケース(1)にアーチ状の外刃(3)と、外刃(3)の内面に対し横軸回りに摺接回転するシリンダ型の内刃(2)、および内刃(2)の駆動ユニット(47)とを備えており、
駆動ユニット(47)は相対向する左右一対の支持フレーム(40)・(41)と、駆動モータ(44)、および駆動モータ(44)の回転力を内刃2に伝達する駆動伝達手段(45)とを一体的に組み合わせてなるロータリ式電気かみそりにおいて、
左右の支持フレーム(40)・(41)はプラスチック材で成形されてそれぞれの内壁面側にモータ抱持筒(49)・(50)を相対向するよう一体に突出形成し、片方の支持フレーム(40)の外壁面側には駆動伝達手段(45)が配される収容部(61)を形成しており、
左右の支持フレーム(40)・(41)が、それぞれのモータ抱持筒(49)・(50)内に駆動モータ(44)を横向き姿勢に抱き込んだ状態で、各モータ抱持筒(49)・(50)に一体形成した結合ボス(51)・(51)に締結部材(58)を挿通して締めつけることにより一体的に結合されており、
駆動モータ(44)は、これの軸(59)が突出する側の端面が一方の支持フレーム(40)に対してビス(60)で締めつけ固定されており、
左右の支持フレーム(40)・(41)の上端どうし間に、内刃(2)が軸受(42)・(43)を介して支持されており、
左右の支持フレーム(40)・(41)の上端どうしが、内刃(2)より直下箇所において、剛性材料からなる梁部材(64)で一体的に結合されており、
駆動ユニット(47)は、内刃(2)が本体ケース(1)の上方外部に突出し、駆動モータ(44)が本体ケース(1)の内部に納まるように本体ケース(1)に対し上下に浮動自在に支持してあることを特徴とするロータリ式電気かみそり。 - 梁部材(64)の両端に設けた孔(64a)を、左右の支持フレーム(40)・(41)の各上端に突設したカシメピン(40a)・(41a)に挿通して一体的にカシメ付けることにより、左右の支持フレーム(40)・(41)の上端どうしが梁部材(64)で一体的に結合されている請求項1記載のロータリ式電気かみそり。
Priority Applications (1)
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JP10488794A JP3786720B2 (ja) | 1994-04-18 | 1994-04-18 | ロータリ式電気かみそり |
Applications Claiming Priority (1)
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JP10488794A JP3786720B2 (ja) | 1994-04-18 | 1994-04-18 | ロータリ式電気かみそり |
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JPH07284578A JPH07284578A (ja) | 1995-10-31 |
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Family Applications (1)
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-
1994
- 1994-04-18 JP JP10488794A patent/JP3786720B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH07284578A (ja) | 1995-10-31 |
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