JPH0454687Y2 - - Google Patents
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- JPH0454687Y2 JPH0454687Y2 JP13159986U JP13159986U JPH0454687Y2 JP H0454687 Y2 JPH0454687 Y2 JP H0454687Y2 JP 13159986 U JP13159986 U JP 13159986U JP 13159986 U JP13159986 U JP 13159986U JP H0454687 Y2 JPH0454687 Y2 JP H0454687Y2
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- battery
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Classifications
-
- Y02E60/12—
Landscapes
- Battery Mounting, Suspending (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、数本の乾電池を電源として使用する
ラジオ、計算機、電気かみそり、テープレコーダ
等の乾電池式小形電気器具に関する。
ラジオ、計算機、電気かみそり、テープレコーダ
等の乾電池式小形電気器具に関する。
従来の小形電気器具において使用される複数本
の乾電池の取付け構造は、器具本体ケースの裏面
や底面等に開口する電源挿脱口を有した電源収納
凹部を設け、この凹部に乾電池の極に接離する弾
性を有した端子板を、収納電池数に応じて取付け
るとともに、上記電源挿脱口を開閉する蓋体を器
具本体ケースに着脱自在に取付けて形成されてい
る。そして、電源となる複数本の乾電池は、その
胴部を電源挿脱口に臨ませ一本一本電源挿脱口を
通して電源収納凹部に出入れされ、その収納状態
では対をなした端子板の弾性力で挟持されてがた
つかないようになつている。
の乾電池の取付け構造は、器具本体ケースの裏面
や底面等に開口する電源挿脱口を有した電源収納
凹部を設け、この凹部に乾電池の極に接離する弾
性を有した端子板を、収納電池数に応じて取付け
るとともに、上記電源挿脱口を開閉する蓋体を器
具本体ケースに着脱自在に取付けて形成されてい
る。そして、電源となる複数本の乾電池は、その
胴部を電源挿脱口に臨ませ一本一本電源挿脱口を
通して電源収納凹部に出入れされ、その収納状態
では対をなした端子板の弾性力で挟持されてがた
つかないようになつている。
また、以上のような従来例の他に、一本の乾電
池を使用する電気かみそりにあつて、乾電池を電
池ホルダに収納し、このホルダごと挿脱するよう
にしたものが最近提供された。このものは、第1
6図に示すように、モータaを収納固定した上部
ケースbに、その下端開口から電池ホルダを兼ね
る下部ケースcを挿脱自在に嵌入し、下部ケース
c内には、一本の乾電池dを着脱自在に収納する
とともに、この乾電池dをモータa方向に付勢す
る導電性コイルバネeを収納固定している。各ケ
ースb,cはいずれも硬質な合成樹脂から略円筒
形に形成されている。そして、下部ケースcの内
面に沿つて取付けられた端子板fの一端側は上記
コイルバネeに連結されているとともに、他端部
は下部ケースcの開口縁外面に露出されている。
さらに乾電池dを収納した下部ケースcは上部ケ
ースbの下側に嵌入される。この嵌入により、乾
電池dがモータaに当接するとともにコイルバネ
eが圧縮され、しかも端子板fの露出他端が上部
ケースb内に固定端子板gに係合するまで押込ん
だ状態にしてから、下部ケースcを回動させるこ
とにより、下部ケースcの上端部外面に突設した
係合凸部hを上部ケースbの下端部内面に形成し
た鈎状の係合溝iに係合させて、乾電池dの取付
けを行ない、また以上と逆の手順で乾電池dの取
外しをするように構成されている。なお、jは下
部ケースcの下端に一体に形成した自立用の座板
部である。
池を使用する電気かみそりにあつて、乾電池を電
池ホルダに収納し、このホルダごと挿脱するよう
にしたものが最近提供された。このものは、第1
6図に示すように、モータaを収納固定した上部
ケースbに、その下端開口から電池ホルダを兼ね
る下部ケースcを挿脱自在に嵌入し、下部ケース
c内には、一本の乾電池dを着脱自在に収納する
とともに、この乾電池dをモータa方向に付勢す
る導電性コイルバネeを収納固定している。各ケ
ースb,cはいずれも硬質な合成樹脂から略円筒
形に形成されている。そして、下部ケースcの内
面に沿つて取付けられた端子板fの一端側は上記
コイルバネeに連結されているとともに、他端部
は下部ケースcの開口縁外面に露出されている。
さらに乾電池dを収納した下部ケースcは上部ケ
ースbの下側に嵌入される。この嵌入により、乾
電池dがモータaに当接するとともにコイルバネ
eが圧縮され、しかも端子板fの露出他端が上部
ケースb内に固定端子板gに係合するまで押込ん
だ状態にしてから、下部ケースcを回動させるこ
とにより、下部ケースcの上端部外面に突設した
係合凸部hを上部ケースbの下端部内面に形成し
た鈎状の係合溝iに係合させて、乾電池dの取付
けを行ない、また以上と逆の手順で乾電池dの取
外しをするように構成されている。なお、jは下
部ケースcの下端に一体に形成した自立用の座板
部である。
しかし、上記前者の従来構成では、電源挿脱口
に乾電池の胴部を臨ませて電池交換を行なうか
ら、電源挿脱口の開口面積が大きくなつて、電池
収納凹部内の端子板がよく見えて手等が触れて易
いから、変形するおそれが高い。これとともに電
池収納凹部からの乾電池の胴部をつかみにくいこ
とから、乾電池の極が露出している端部に指を引
掛けて取出すことに従つて、端子板がこじられて
変形し易い。したがつて、接触不良を生じ易いと
いう問題があつた。そして、電池の着脱が一本ず
つ行われるとともに、この操作とは別に蓋の開閉
を必要とするので、電池交換が面倒であるという
問題があつた。
に乾電池の胴部を臨ませて電池交換を行なうか
ら、電源挿脱口の開口面積が大きくなつて、電池
収納凹部内の端子板がよく見えて手等が触れて易
いから、変形するおそれが高い。これとともに電
池収納凹部からの乾電池の胴部をつかみにくいこ
とから、乾電池の極が露出している端部に指を引
掛けて取出すことに従つて、端子板がこじられて
変形し易い。したがつて、接触不良を生じ易いと
いう問題があつた。そして、電池の着脱が一本ず
つ行われるとともに、この操作とは別に蓋の開閉
を必要とするので、電池交換が面倒であるという
問題があつた。
また、上記後者の従来構成において、下部ケー
スcの内径を乾電池dの直径に一致させると、乾
電池dの出入れが困難になるから、乾電池dは下
部ケースcに対して遊挿されている。このため、
下部ケースcをその開口が下側に向くように不用
意に傾けたり、上部ケースaから勢い良く引き抜
いたりした場合等に、乾電池dが下部ケースcか
ら脱落してしまうという問題がある。以上の理由
から取扱いが面倒であるばかりでなく、下部ケー
スcの挿脱の向き、つまりは電池ホルダの挿脱方
向が、他の小形電気器具に適用する場合に制約さ
れてしまうという問題がある。しかも、以上のよ
うに乾電池dは遊挿状態に収納されているから、
そのがたつきを防止するために、コイルバネeが
必要であるという問題もあつた。さらに、下部ケ
ースcの着脱に際し、その挿入状態で回動させる
面倒がある。
スcの内径を乾電池dの直径に一致させると、乾
電池dの出入れが困難になるから、乾電池dは下
部ケースcに対して遊挿されている。このため、
下部ケースcをその開口が下側に向くように不用
意に傾けたり、上部ケースaから勢い良く引き抜
いたりした場合等に、乾電池dが下部ケースcか
ら脱落してしまうという問題がある。以上の理由
から取扱いが面倒であるばかりでなく、下部ケー
スcの挿脱の向き、つまりは電池ホルダの挿脱方
向が、他の小形電気器具に適用する場合に制約さ
れてしまうという問題がある。しかも、以上のよ
うに乾電池dは遊挿状態に収納されているから、
そのがたつきを防止するために、コイルバネeが
必要であるという問題もあつた。さらに、下部ケ
ースcの着脱に際し、その挿入状態で回動させる
面倒がある。
本考案は、上記従来の諸問題を解決することと
併せて、器具本体ケース内挿入位置に対する電源
装置の固定の解除を簡単かつ確実にするととも
に、ロツク部材の操作部の配置の自由度を高める
ために、以下の構成としたものである。つまり、
数本の乾電池を着脱自在に取付ける電池保持部を
有する電池ホルダを備えた電源装置を、器具本体
ケースに設けた電源挿脱口から、乾電池の軸方向
に沿つて挿脱自在にして取付ける。そして、電源
装置の電池ホルダを、数本の乾電池を平行に並べ
て着脱自在に取付ける電池保持部の一端部に、電
源挿脱口を開閉する蓋部を一体に設けて形成し
て、その蓋部内面には数本の乾電池の一方の極同
志を接続する接続端子を取付ける。さらに、器具
本体ケースの内部には、乾電池の他方の極に接離
する端子板を電源挿脱口と対向して取付けるとと
もに、器具本体ケースには、電池ホルダの係止部
に係脱して電源装置を器具本体ケース内挿入位置
に固定するロツク部材を、器具本体ケース外から
操作可能に設ける。しかも、弾性を有する合成樹
脂製のロツク部材を、器具本体ケース内面に添接
されるとともに一端部が器具本体ケースに固定さ
れる細長い弾性変形部と、この変形部の他端から
器具本体ケース内方に向けて斜状に延接されて係
止部に係脱するロツク部と、弾性変形部における
ロツク部側に突設され電池ホルダに接離する支点
凸部と、この支点凸部と弾性変形部の固定された
一端部との間において弾性変形部に突設され器具
本体ケース外に突出する操作部とから形成したこ
とを特徴とする。
併せて、器具本体ケース内挿入位置に対する電源
装置の固定の解除を簡単かつ確実にするととも
に、ロツク部材の操作部の配置の自由度を高める
ために、以下の構成としたものである。つまり、
数本の乾電池を着脱自在に取付ける電池保持部を
有する電池ホルダを備えた電源装置を、器具本体
ケースに設けた電源挿脱口から、乾電池の軸方向
に沿つて挿脱自在にして取付ける。そして、電源
装置の電池ホルダを、数本の乾電池を平行に並べ
て着脱自在に取付ける電池保持部の一端部に、電
源挿脱口を開閉する蓋部を一体に設けて形成し
て、その蓋部内面には数本の乾電池の一方の極同
志を接続する接続端子を取付ける。さらに、器具
本体ケースの内部には、乾電池の他方の極に接離
する端子板を電源挿脱口と対向して取付けるとと
もに、器具本体ケースには、電池ホルダの係止部
に係脱して電源装置を器具本体ケース内挿入位置
に固定するロツク部材を、器具本体ケース外から
操作可能に設ける。しかも、弾性を有する合成樹
脂製のロツク部材を、器具本体ケース内面に添接
されるとともに一端部が器具本体ケースに固定さ
れる細長い弾性変形部と、この変形部の他端から
器具本体ケース内方に向けて斜状に延接されて係
止部に係脱するロツク部と、弾性変形部における
ロツク部側に突設され電池ホルダに接離する支点
凸部と、この支点凸部と弾性変形部の固定された
一端部との間において弾性変形部に突設され器具
本体ケース外に突出する操作部とから形成したこ
とを特徴とする。
本考案においては、数本の乾電池をばらばらで
はなく、しかも接続端子の力によらずに電池ホル
ダの電池保持部に並べて取付けるから、電源装置
を手荒く取扱つても、また、どのような向きに取
扱つても、電池ホルダから乾電池が抜け落ちるこ
とが防止される。この電源装置は電源挿脱口を通
して器具本体ケースに挿入するだけの簡単な操作
で、所定の位置に挿入された時に、電池ホルダの
係止部とロツク部材のロツク部とが係合するか
ら、電源装置を回動させることなく器具本体ケー
スに確実に固定できるとともに、電池ホルダの蓋
部が電池挿脱口を閉じる。しかも、このような電
源装置の取付けと同時に、乾電池が器具本体ケー
ス内の端子板と接触する。また、器具本体ケース
外からロツク部材の操作部を押圧操作すると、こ
の部材の操作部よりも先端側部分が支点凸部を中
心にして回動することに伴つて、ロツク部が電池
ホルダの係止部より簡単に外されるから、電源装
置を器具本体ケースから取出すことができる。そ
して、既述のように数本の乾電池同志は電池ホル
ダに平行に並べて取付けるとともに、その一方の
極は電池ホルダの蓋部内面に取付けられた接続端
子に当接されているので、電池ホルダの挿脱時に
接続端子がこじられることはない。また、電池保
持部側の乾電池の他方の極は電池ホルダが乾電池
の軸方向に沿つて器具本体ケースに挿脱されるこ
とに伴つて、器具本体ケース内の端子板に接離さ
れるから、この端子板もこじられることがない。
しかも、電源装置は乾電池の軸方向に沿つて挿脱
されるから、電池挿脱口および蓋部の大きさを小
さくでき、器具本体ケース内部の端子板などの視
認および手等との接触のおそれをなくすことがで
きる。そして、ロツク部材は弾性変形するから、
そのロツク部から操作部を程度以上離して設ける
と、操作部部分における弾性変形によつて、操作
部の操作力がロツク部に充分に伝わらないおそれ
がある。しかし、本考案ではロツク解除の際にお
いて既述の回動運動によりロツク部を係止部から
確実に外せるので、操作部の配置の自由度が高
い。このため、例えば器具本体ケースの幅方向略
中央位置等の意匠的に好ましい位置に、操作部を
突出させることができる。
はなく、しかも接続端子の力によらずに電池ホル
ダの電池保持部に並べて取付けるから、電源装置
を手荒く取扱つても、また、どのような向きに取
扱つても、電池ホルダから乾電池が抜け落ちるこ
とが防止される。この電源装置は電源挿脱口を通
して器具本体ケースに挿入するだけの簡単な操作
で、所定の位置に挿入された時に、電池ホルダの
係止部とロツク部材のロツク部とが係合するか
ら、電源装置を回動させることなく器具本体ケー
スに確実に固定できるとともに、電池ホルダの蓋
部が電池挿脱口を閉じる。しかも、このような電
源装置の取付けと同時に、乾電池が器具本体ケー
ス内の端子板と接触する。また、器具本体ケース
外からロツク部材の操作部を押圧操作すると、こ
の部材の操作部よりも先端側部分が支点凸部を中
心にして回動することに伴つて、ロツク部が電池
ホルダの係止部より簡単に外されるから、電源装
置を器具本体ケースから取出すことができる。そ
して、既述のように数本の乾電池同志は電池ホル
ダに平行に並べて取付けるとともに、その一方の
極は電池ホルダの蓋部内面に取付けられた接続端
子に当接されているので、電池ホルダの挿脱時に
接続端子がこじられることはない。また、電池保
持部側の乾電池の他方の極は電池ホルダが乾電池
の軸方向に沿つて器具本体ケースに挿脱されるこ
とに伴つて、器具本体ケース内の端子板に接離さ
れるから、この端子板もこじられることがない。
しかも、電源装置は乾電池の軸方向に沿つて挿脱
されるから、電池挿脱口および蓋部の大きさを小
さくでき、器具本体ケース内部の端子板などの視
認および手等との接触のおそれをなくすことがで
きる。そして、ロツク部材は弾性変形するから、
そのロツク部から操作部を程度以上離して設ける
と、操作部部分における弾性変形によつて、操作
部の操作力がロツク部に充分に伝わらないおそれ
がある。しかし、本考案ではロツク解除の際にお
いて既述の回動運動によりロツク部を係止部から
確実に外せるので、操作部の配置の自由度が高
い。このため、例えば器具本体ケースの幅方向略
中央位置等の意匠的に好ましい位置に、操作部を
突出させることができる。
以下、本考案の一実施例を第1図から第14図
を参照して説明する。
を参照して説明する。
図中1は小形電気器具例えば電気かみそりの器
具本体ケースであり、これは合成樹脂製の前ケー
ス部材2と後ケース部材3とを連結して形成され
ている。なお、第1図中4は連結ねじ、5はねじ
受けボスである。そして、第1図に示すように各
ケース部材2、3の例えば一側壁には溝6aが
夫々設けられ、これらは器具本体ケース1の組立
てによつて合わさり第10図〜第14図に示すよ
うに電源挿脱口6を形成する。
具本体ケースであり、これは合成樹脂製の前ケー
ス部材2と後ケース部材3とを連結して形成され
ている。なお、第1図中4は連結ねじ、5はねじ
受けボスである。そして、第1図に示すように各
ケース部材2、3の例えば一側壁には溝6aが
夫々設けられ、これらは器具本体ケース1の組立
てによつて合わさり第10図〜第14図に示すよ
うに電源挿脱口6を形成する。
器具本体ケース1の上部には前ケース部材2に
固定されてモータ7が内蔵されている。このモー
タ7の回転軸は前ケース部材2を貫通し、その貫
通端部には図示しない内刃体が着脱自在に嵌着さ
れている。さらに、器具本体ケース1の前面上部
には外刃体8が着脱自在にねじ込んで取付けら
れ、この外刃体8と上記内刃体とが夫々備える刃
板によりひげ剃りができるようになつている。
固定されてモータ7が内蔵されている。このモー
タ7の回転軸は前ケース部材2を貫通し、その貫
通端部には図示しない内刃体が着脱自在に嵌着さ
れている。さらに、器具本体ケース1の前面上部
には外刃体8が着脱自在にねじ込んで取付けら
れ、この外刃体8と上記内刃体とが夫々備える刃
板によりひげ剃りができるようになつている。
そして、後ケース部材3の内面にはばね性を有
する銅板等からなる三枚のリード板9〜11が
夫々熱かしめ等の固定手段によつて取付けられて
いる。リード板9の上端部は、モータ用端子部9
aとして後ケース部材3の上部に配設されて弾性
変形が可能であるとともに、リード板9の下端部
側は、上記電池挿脱口6と対向する電池用の端子
板9bとして、上記溝6aを設けた側壁と対向す
る他側壁の内面に沿うようにして折曲げられてい
る。リード板10の上端部は、スイツチ接片10
aとして弾性変形可能に折曲げられて、後ケース
部材3の上部に配設されているとともに、リード
板10の下端部側は、上記電池用端子板9aと対
をなして電池挿脱口6と対向する電池用の端子板
10bとして、上記溝6aを設けた側壁と対向す
る他側壁の内面に沿うようにして折曲げられてい
る。さらにリード板11の上端部は、上記スイツ
チ用接片10aの下側に近接対向して配置される
弾性変形可能なスイツチ接片11aとして折曲げ
られているとともに、リード板11の下端部はモ
ータ用端子部11bとして弾性変形可能に折曲げ
られている。なお、本実施例に制約されるもので
はないが電源装置13の取出しをより容易にする
ために、上記一対の端子板9b,10bは、その
材質、板厚、および深い曲げ角度θ(第10図参
照)等の選定により、後述する電源装置13を電
源挿脱口6から押し出すばね性を有して形成され
ている。
する銅板等からなる三枚のリード板9〜11が
夫々熱かしめ等の固定手段によつて取付けられて
いる。リード板9の上端部は、モータ用端子部9
aとして後ケース部材3の上部に配設されて弾性
変形が可能であるとともに、リード板9の下端部
側は、上記電池挿脱口6と対向する電池用の端子
板9bとして、上記溝6aを設けた側壁と対向す
る他側壁の内面に沿うようにして折曲げられてい
る。リード板10の上端部は、スイツチ接片10
aとして弾性変形可能に折曲げられて、後ケース
部材3の上部に配設されているとともに、リード
板10の下端部側は、上記電池用端子板9aと対
をなして電池挿脱口6と対向する電池用の端子板
10bとして、上記溝6aを設けた側壁と対向す
る他側壁の内面に沿うようにして折曲げられてい
る。さらにリード板11の上端部は、上記スイツ
チ用接片10aの下側に近接対向して配置される
弾性変形可能なスイツチ接片11aとして折曲げ
られているとともに、リード板11の下端部はモ
ータ用端子部11bとして弾性変形可能に折曲げ
られている。なお、本実施例に制約されるもので
はないが電源装置13の取出しをより容易にする
ために、上記一対の端子板9b,10bは、その
材質、板厚、および深い曲げ角度θ(第10図参
照)等の選定により、後述する電源装置13を電
源挿脱口6から押し出すばね性を有して形成され
ている。
上記モータ用端子部9a,11bは、器具本体
ケース1の組立てによつてモータ7の後面に突出
されている端子7a,7bに、弾性変形して圧接
保持されるようになつている。また、器具本体ケ
ース1の上部にはスイツチ接片10aに常時押し
上げられるスイツチ摘み12が取付けられてい
る。摘み12は器具本体ケース1の外部から節動
的に例えばスライド操作されるようになつてい
る。この摘み12と上記各スイツチ接片10a,
11aとでスイツチを形成しており、このスイツ
チは第3図中矢印方向に移動させることにより閉
じられる(スイツチ接片10a,11a同志が弾
性的に圧接する。)ようになつている。
ケース1の組立てによつてモータ7の後面に突出
されている端子7a,7bに、弾性変形して圧接
保持されるようになつている。また、器具本体ケ
ース1の上部にはスイツチ接片10aに常時押し
上げられるスイツチ摘み12が取付けられてい
る。摘み12は器具本体ケース1の外部から節動
的に例えばスライド操作されるようになつてい
る。この摘み12と上記各スイツチ接片10a,
11aとでスイツチを形成しており、このスイツ
チは第3図中矢印方向に移動させることにより閉
じられる(スイツチ接片10a,11a同志が弾
性的に圧接する。)ようになつている。
また、器具本体ケース1にはその電池挿脱口6
を挿通して電源装置13が挿脱自在に取付けられ
ている。電源装置13は、本実施例の構成に限定
されるものではないが、電池ホルダ14と、ばね
性を有する銅板等からなる接続端子15と、数本
例えば二本の乾電池16,17とから形成されて
おり、以下、この装置13について第6図から第
9図等を参照して詳述する。
を挿通して電源装置13が挿脱自在に取付けられ
ている。電源装置13は、本実施例の構成に限定
されるものではないが、電池ホルダ14と、ばね
性を有する銅板等からなる接続端子15と、数本
例えば二本の乾電池16,17とから形成されて
おり、以下、この装置13について第6図から第
9図等を参照して詳述する。
電池ホルダ14は、ポリアセタールやABS等
の弾性を有する合成樹脂製であつて、二本の乾電
池16,17を取付ける筒形状電池保持部18の
一端部に、上記電源挿脱口6を開閉する蓋部19
を一体に設けるとともに、この電池保持部18の
蓋部19側の筒壁部を除去して電池露出部20を
設けて形成されている。なお、第3図および第1
0図〜第14図中19aは蓋部19の一側に形成
した引掛け凹部である。上記電池保持部18は、
数本の乾電池16,17を平行に並べて収納抱持
する筒形状の構成であるとともに、電池露出部2
0を設けたことによつて蓋部19に拘束されるこ
となく弾性変形が可能である。そして、自由状態
において電池保持部18の短軸方向の筒幅A(第
7図参照)は、乾電池16,17の直径D(第8
図参照)よりもやや小さく形成されている。これ
とともに、自由状態において上記短軸方向と直交
する長軸方向の筒幅B(第7図参照)は各乾電池
16,17の直径Dの合計寸法よりも大きく形成
してあり、例えば電池保持部18の長軸方向両端
部内面と、この保持部18に抱持収納された乾電
池16,17の胴部周面との間に僅かな隙間Cを
設ける長さとしてある。さらに、電池保持部18
の上記露出部20を設けた筒壁部は上記器具本体
ケース1の例えば前面壁に対向し、これには孔ま
たは凹部からなる係止部21が設けられている。
本実施例に示した係止部21は、上記露出部20
を設けた筒壁部に乾電池16,17の軸方向に沿
つて形成したくぼみ状部分22の底に設けられて
いる。なお、器具本体ケース1の後面壁と対向す
る電池保持部18の他方の筒壁部内面には、長さ
方向全体にわたつて例えば山形状の仕切り18a
が一体に突設されている。この仕切り18aは、
乾電池16,17の出入れを案内するものである
とともに、電池ホルダ14に収納抱持された乾電
池16,17の隣接する胴部の対向する周面で形
取られるくぼみ状部分22内に突出配置されるよ
うになつている。また、接続端子15は上記電池
露出部20を通して上記蓋部19の内面に熱かし
めにより取付けられて、電池保持部18に収納抱
持された電池16,17の蓋部19側の極に弾性
的に圧接して、これらの極同志を接続するように
なつている。さらに、乾電池16,17は電池ホ
ルダ14に対して軸方向から着脱自在に収納保持
されるものであつて、これら乾電池16,17の
蓋部19と反対側の極側端部は、第1図および第
6図等に示すように電池保持部18より突出され
るようになつている。
の弾性を有する合成樹脂製であつて、二本の乾電
池16,17を取付ける筒形状電池保持部18の
一端部に、上記電源挿脱口6を開閉する蓋部19
を一体に設けるとともに、この電池保持部18の
蓋部19側の筒壁部を除去して電池露出部20を
設けて形成されている。なお、第3図および第1
0図〜第14図中19aは蓋部19の一側に形成
した引掛け凹部である。上記電池保持部18は、
数本の乾電池16,17を平行に並べて収納抱持
する筒形状の構成であるとともに、電池露出部2
0を設けたことによつて蓋部19に拘束されるこ
となく弾性変形が可能である。そして、自由状態
において電池保持部18の短軸方向の筒幅A(第
7図参照)は、乾電池16,17の直径D(第8
図参照)よりもやや小さく形成されている。これ
とともに、自由状態において上記短軸方向と直交
する長軸方向の筒幅B(第7図参照)は各乾電池
16,17の直径Dの合計寸法よりも大きく形成
してあり、例えば電池保持部18の長軸方向両端
部内面と、この保持部18に抱持収納された乾電
池16,17の胴部周面との間に僅かな隙間Cを
設ける長さとしてある。さらに、電池保持部18
の上記露出部20を設けた筒壁部は上記器具本体
ケース1の例えば前面壁に対向し、これには孔ま
たは凹部からなる係止部21が設けられている。
本実施例に示した係止部21は、上記露出部20
を設けた筒壁部に乾電池16,17の軸方向に沿
つて形成したくぼみ状部分22の底に設けられて
いる。なお、器具本体ケース1の後面壁と対向す
る電池保持部18の他方の筒壁部内面には、長さ
方向全体にわたつて例えば山形状の仕切り18a
が一体に突設されている。この仕切り18aは、
乾電池16,17の出入れを案内するものである
とともに、電池ホルダ14に収納抱持された乾電
池16,17の隣接する胴部の対向する周面で形
取られるくぼみ状部分22内に突出配置されるよ
うになつている。また、接続端子15は上記電池
露出部20を通して上記蓋部19の内面に熱かし
めにより取付けられて、電池保持部18に収納抱
持された電池16,17の蓋部19側の極に弾性
的に圧接して、これらの極同志を接続するように
なつている。さらに、乾電池16,17は電池ホ
ルダ14に対して軸方向から着脱自在に収納保持
されるものであつて、これら乾電池16,17の
蓋部19と反対側の極側端部は、第1図および第
6図等に示すように電池保持部18より突出され
るようになつている。
一方、第2図、第4図および第10図〜第14図
に示されるように器具本体ケース1の例えば前ケ
ース部材2の前面壁下部内面には凹溝23が形成
され、この溝23内にはロツク部材24が取付け
られている。ロツク部材24は、ポリアセタール
などの弾性を有した合成樹脂製であつて、第1図
および第5図に示すように一体形成されている。
つまり、25は凹溝23の底面(つまり、器具本
体ケース1の内面)に添接される細長い弾性変形
部であつて、その一端部は熱かしめによつて前ケ
ース部材2に固定されている、そして、この弾性
変形部25の先端(他端)部には、器具本体ケー
ス1の内方に向けて斜状に延出するロツク部26
が一体に設けられているとともに、弾性変形部2
5と略平行な舌片状の先端延出部27が一体に設
けられている。さらに、ロツク部材24のロツク
部26寄り内面には支点凸部28が一体に設けら
れているとともに、この凸部28と熱かしめ部2
9との間における外面には操作部30が一体に突
設されている。しかも、本実施例においてロツク
部材24は、熱かしめ部29で固定される弾性変
形部25の一端側を上記電源挿脱口6側に配置す
るとともに、ロツク部26側を端子板9b,10
b側に配置して設けられている。そして、ロツク
部26は上記くぼみ状部分22内な配置されて係
止部21に着脱自在に係合されるようになつてい
るとともに、支点凸部28は断面半円状等の先端
先細状に形成されている。また、操作部30は前
ケース部材2の前面壁に形成した通孔31を挿通
して外部に突出されている。なお、第1図、第2
図中32は、ロツク部材24の両側に位置して前
ケース部材2の前面壁内面に一体に突設した互い
に平行なガイドリブ、33は電源挿脱口6に連な
つて後ケース部材3の後面壁内面に一体に突設し
たガイド突壁であり、これらは器具本体ケース1
内での電源装置13のがた止めと、電源装置13
の挿脱をより円滑に案内するために設けたもので
ある。
に示されるように器具本体ケース1の例えば前ケ
ース部材2の前面壁下部内面には凹溝23が形成
され、この溝23内にはロツク部材24が取付け
られている。ロツク部材24は、ポリアセタール
などの弾性を有した合成樹脂製であつて、第1図
および第5図に示すように一体形成されている。
つまり、25は凹溝23の底面(つまり、器具本
体ケース1の内面)に添接される細長い弾性変形
部であつて、その一端部は熱かしめによつて前ケ
ース部材2に固定されている、そして、この弾性
変形部25の先端(他端)部には、器具本体ケー
ス1の内方に向けて斜状に延出するロツク部26
が一体に設けられているとともに、弾性変形部2
5と略平行な舌片状の先端延出部27が一体に設
けられている。さらに、ロツク部材24のロツク
部26寄り内面には支点凸部28が一体に設けら
れているとともに、この凸部28と熱かしめ部2
9との間における外面には操作部30が一体に突
設されている。しかも、本実施例においてロツク
部材24は、熱かしめ部29で固定される弾性変
形部25の一端側を上記電源挿脱口6側に配置す
るとともに、ロツク部26側を端子板9b,10
b側に配置して設けられている。そして、ロツク
部26は上記くぼみ状部分22内な配置されて係
止部21に着脱自在に係合されるようになつてい
るとともに、支点凸部28は断面半円状等の先端
先細状に形成されている。また、操作部30は前
ケース部材2の前面壁に形成した通孔31を挿通
して外部に突出されている。なお、第1図、第2
図中32は、ロツク部材24の両側に位置して前
ケース部材2の前面壁内面に一体に突設した互い
に平行なガイドリブ、33は電源挿脱口6に連な
つて後ケース部材3の後面壁内面に一体に突設し
たガイド突壁であり、これらは器具本体ケース1
内での電源装置13のがた止めと、電源装置13
の挿脱をより円滑に案内するために設けたもので
ある。
上記構成の電源装置13において、乾電池1
6,17は電池ホルダ14に次ぎのようにして収
納抱持される。つまり、まず、筒状電池保持部1
8をその長軸方向に沿つて潰すように挟圧して、
この保持部18をその短軸方向に沿つて膨らむよ
うに弾性変形させる。次ぎに、この状態で電池保
持部18に乾電池16,17を挿通させるととも
に、その挿入先端側の極を夫々接続端子15に押
付ける。そして、同時に上記電池保持部18の挟
圧を止める。そうすると、元の状態に復元しよう
とする電池保持部18の弾性力によつて、乾電池
16,17は、その胴部を電池収納部18の対向
する側壁で挟持されて、上記接続端子15に圧接
した状態を維持して電池ホルダ14に平行に並べ
て収納抱持される。
6,17は電池ホルダ14に次ぎのようにして収
納抱持される。つまり、まず、筒状電池保持部1
8をその長軸方向に沿つて潰すように挟圧して、
この保持部18をその短軸方向に沿つて膨らむよ
うに弾性変形させる。次ぎに、この状態で電池保
持部18に乾電池16,17を挿通させるととも
に、その挿入先端側の極を夫々接続端子15に押
付ける。そして、同時に上記電池保持部18の挟
圧を止める。そうすると、元の状態に復元しよう
とする電池保持部18の弾性力によつて、乾電池
16,17は、その胴部を電池収納部18の対向
する側壁で挟持されて、上記接続端子15に圧接
した状態を維持して電池ホルダ14に平行に並べ
て収納抱持される。
上記の手順で組立てられた電源装置13は、乾
電池16,17の並び方向を縦にして、第10図
中矢印に示す乾電池16,17の軸方向より器具
本体ケース1の電源挿脱口6に挿入して、器具本
体ケース1内に取付けられる。この電源装置13
の挿入完了間近の状態では、第11図に代表して
一方が示されるように乾電池16,17の極が器
具本体ケース1内の電池用端子板9b,10bに
夫々接して、これら端子板9b,10bを弾性変
形させる。これとともに、電池保持部18の筒壁
部先端面がロツク部材24の斜状ロツク部26を
押して、このロツク部26側を凹溝23の溝底側
に近ずけるように弾性変形させる。そして、この
後にさらに挿入が深くなると、第12図に代表し
て一方が示されるように上記端子板9b,10b
がさらに押されて大きく弾性変形されるととも
に、ロツク部26が電池ホルダ14の係止部21
に入り込んで係合する。これにより、電源装置1
3の器具本体ケース1への挿入完了状態が固定さ
れる。同時に、電池ホルダ14の蓋部19が電源
挿脱口6を閉じる。すなわち、以上の手順で電源
装置13の取付けがなされる。
電池16,17の並び方向を縦にして、第10図
中矢印に示す乾電池16,17の軸方向より器具
本体ケース1の電源挿脱口6に挿入して、器具本
体ケース1内に取付けられる。この電源装置13
の挿入完了間近の状態では、第11図に代表して
一方が示されるように乾電池16,17の極が器
具本体ケース1内の電池用端子板9b,10bに
夫々接して、これら端子板9b,10bを弾性変
形させる。これとともに、電池保持部18の筒壁
部先端面がロツク部材24の斜状ロツク部26を
押して、このロツク部26側を凹溝23の溝底側
に近ずけるように弾性変形させる。そして、この
後にさらに挿入が深くなると、第12図に代表し
て一方が示されるように上記端子板9b,10b
がさらに押されて大きく弾性変形されるととも
に、ロツク部26が電池ホルダ14の係止部21
に入り込んで係合する。これにより、電源装置1
3の器具本体ケース1への挿入完了状態が固定さ
れる。同時に、電池ホルダ14の蓋部19が電源
挿脱口6を閉じる。すなわち、以上の手順で電源
装置13の取付けがなされる。
なお、電源装置13を取付けた状態で誤つて落
とした時のように大きな衝撃が作用した場合、係
合部21内にロツク部26がより深く入り込もう
とする動きを、先端延出部27のストツパ作用に
よつて阻止できる。このため、ロツク部26が電
池保持部18内にかみ込むおそれを防止できる。
しかも、本実施例においては熱かしめ部29を電
源挿脱口6側に配置するとともに、ロツク部26
を端子板9b,10b側に配置したから、斜状の
ロツク部26が突つ支い棒となつて上記衝撃に伴
う第12図中矢印方向に沿う電源装置13の移動
を防止できるから、電源装置13が不用意に飛出
すことがない。
とした時のように大きな衝撃が作用した場合、係
合部21内にロツク部26がより深く入り込もう
とする動きを、先端延出部27のストツパ作用に
よつて阻止できる。このため、ロツク部26が電
池保持部18内にかみ込むおそれを防止できる。
しかも、本実施例においては熱かしめ部29を電
源挿脱口6側に配置するとともに、ロツク部26
を端子板9b,10b側に配置したから、斜状の
ロツク部26が突つ支い棒となつて上記衝撃に伴
う第12図中矢印方向に沿う電源装置13の移動
を防止できるから、電源装置13が不用意に飛出
すことがない。
また、電源装置13を器具本体ケース1から取
出すには、第13図に示すように指で操作部30
を押込むことにより、まず、ロツク部材24の弾
性変形部25が少し弾性変形した時点で、その支
点凸部28が電池保持部18におけるくぼみ状部
分22の底部に当接する。そして、更に、弾性変
形部25を大きく弾性変形させながら操作部30
の押込みが進行すると、この操作部30よりも先
の部分が支点凸部28を中心にして第13図中矢
印に示すように回動運動するから、第14図に示
すようにロツク部26が大きく動いて係止部21
から外れる。つまり、電源装置13の固定が解除
される。そうすると、同時に弾性変形されている
端子板9b,10bが第10図に示す元の曲げ角
度θとなるように復元するから、その復元作用に
伴つて電源装置13の蓋部19側が電源挿脱口6
から自然に押し出される。これにより、使用者は
電池ホルダ14の蓋部19側を容易に掴んで電源
装置13全体を電源挿脱口6から引き抜くことが
できる。
出すには、第13図に示すように指で操作部30
を押込むことにより、まず、ロツク部材24の弾
性変形部25が少し弾性変形した時点で、その支
点凸部28が電池保持部18におけるくぼみ状部
分22の底部に当接する。そして、更に、弾性変
形部25を大きく弾性変形させながら操作部30
の押込みが進行すると、この操作部30よりも先
の部分が支点凸部28を中心にして第13図中矢
印に示すように回動運動するから、第14図に示
すようにロツク部26が大きく動いて係止部21
から外れる。つまり、電源装置13の固定が解除
される。そうすると、同時に弾性変形されている
端子板9b,10bが第10図に示す元の曲げ角
度θとなるように復元するから、その復元作用に
伴つて電源装置13の蓋部19側が電源挿脱口6
から自然に押し出される。これにより、使用者は
電池ホルダ14の蓋部19側を容易に掴んで電源
装置13全体を電源挿脱口6から引き抜くことが
できる。
こうして取出された電源装置13において、そ
の電池ホルダ14から乾電池16,17を取出す
には、第9図に示すように電源装置13を傾けた
状態で、筒状電池保持部18の長軸方向両端部を
指で掴んで、第9図中矢印に示すように電池保持
部18を長軸方向に沿つて潰すように挟圧すれば
よい。そうすると、電池保持部18は短軸方向に
沿つて膨らんでその対向する側壁が乾電池16,
17の胴部から離れるか軽微に接するようになる
から、弾性力による挟持作用が消失される。この
ため、保持された各乾電池16,17を、その自
重によつて筒状電池保持部18から滑り落とし
て、電池ホルダ14から取出すことができる。
の電池ホルダ14から乾電池16,17を取出す
には、第9図に示すように電源装置13を傾けた
状態で、筒状電池保持部18の長軸方向両端部を
指で掴んで、第9図中矢印に示すように電池保持
部18を長軸方向に沿つて潰すように挟圧すれば
よい。そうすると、電池保持部18は短軸方向に
沿つて膨らんでその対向する側壁が乾電池16,
17の胴部から離れるか軽微に接するようになる
から、弾性力による挟持作用が消失される。この
ため、保持された各乾電池16,17を、その自
重によつて筒状電池保持部18から滑り落とし
て、電池ホルダ14から取出すことができる。
以上のように電源装置13は、数本の乾電池1
6,17をばらばらではなく電池ホルダ14に収
納保持して、このホルダ14ごと器具本体ケース
1に挿脱して取付けるとともに、電池ホルダ14
は電源挿脱口6を開閉する蓋部19を一体に有し
て形成されているから、蓋部19の開閉と同時に
数本の乾電池16,17の着脱を同時に行うこと
ができる。
6,17をばらばらではなく電池ホルダ14に収
納保持して、このホルダ14ごと器具本体ケース
1に挿脱して取付けるとともに、電池ホルダ14
は電源挿脱口6を開閉する蓋部19を一体に有し
て形成されているから、蓋部19の開閉と同時に
数本の乾電池16,17の着脱を同時に行うこと
ができる。
そして、数本の乾電池16,17同志は電池ホ
ルダ14に平行に並べて取付けられるとともに、
その一方の極は電池ホルダ14の蓋部19内面に
取付けられた接続端子15に当接されているの
で、電池ホルダ14の挿脱時に接続端子15がこ
じられることはない。また、電池保持部18の側
の乾電池16,17の他方の極は電池ホルダ14
が乾電池16,17の軸方向に沿つて器具本体ケ
ース1に挿脱されることに伴つて、器具本体ケー
ス1内の電池用端子板9b,10bに接離される
から、この端子板9b,10bもこじられること
がない。
ルダ14に平行に並べて取付けられるとともに、
その一方の極は電池ホルダ14の蓋部19内面に
取付けられた接続端子15に当接されているの
で、電池ホルダ14の挿脱時に接続端子15がこ
じられることはない。また、電池保持部18の側
の乾電池16,17の他方の極は電池ホルダ14
が乾電池16,17の軸方向に沿つて器具本体ケ
ース1に挿脱されることに伴つて、器具本体ケー
ス1内の電池用端子板9b,10bに接離される
から、この端子板9b,10bもこじられること
がない。
しかも、既述のように乾電池16,17は軸方
向より挿脱されるから、電源挿脱口6および蓋部
19の大きさを小さくでき、器具本体ケース1内
部の電池用端子板9b,10bなどの視認および
手等との接触のおそれをなくすことができる。
向より挿脱されるから、電源挿脱口6および蓋部
19の大きさを小さくでき、器具本体ケース1内
部の電池用端子板9b,10bなどの視認および
手等との接触のおそれをなくすことができる。
さらに、電池ホルダ14はその電池保持部18
で乾電池16,17を保持することにより、相対
向するばね性端子板を必要とすることなく数本の
乾電池16,17を平行に並べて取付けることが
できる。なお本実施例の場合には対向する側壁で
乾電池16,17の胴部を弾性的に挟持する構成
であるから、乾電池16,17の多少の径差に拘
らず電池ホルダ14内でがたつくようなことがな
く保持でき、また、がたつき防止用の部材も必要
としない。したがつて、電源装置13を手荒く取
扱つても、また、どのような向きにして取扱つて
も、筒状の電池保持部18の弾性挟持作用で電池
ホルダ14から乾電池16,17が抜け落ちるこ
とことが防止される。
で乾電池16,17を保持することにより、相対
向するばね性端子板を必要とすることなく数本の
乾電池16,17を平行に並べて取付けることが
できる。なお本実施例の場合には対向する側壁で
乾電池16,17の胴部を弾性的に挟持する構成
であるから、乾電池16,17の多少の径差に拘
らず電池ホルダ14内でがたつくようなことがな
く保持でき、また、がたつき防止用の部材も必要
としない。したがつて、電源装置13を手荒く取
扱つても、また、どのような向きにして取扱つて
も、筒状の電池保持部18の弾性挟持作用で電池
ホルダ14から乾電池16,17が抜け落ちるこ
とことが防止される。
また、ロツク部材24は弾性変形する細長い弾
性変形部25を有しているから、そのロツク部2
6から操作部30をある程度以上離して設ける
と、操作部30部分における弾性変形によつて、
操作部30の操作力がロツク部26に充分に伝わ
らないおそれがある。しかし、弾性変形部25に
は支点凸部28を突設してあり、それによつてロ
ツク解除の際において既述の回動運動によりロツ
ク部26に大きな動きを得て、このロツク部26
を係止部21から確実に外せるので、操作部30
を弾性変形部25の端部に設けられるロツク部2
6の近くに設けなければならないという制約がな
くなり、操作部30は熱かしめ部29と支点凸部
28との間であれば、どこに設けてもよく、した
がつて操作部30の配置の自由度が高い。このた
め、例えば器具本体ケース1の幅方向略中央位置
等の意匠的に好ましい位置に、操作部30を突出
させることができる。
性変形部25を有しているから、そのロツク部2
6から操作部30をある程度以上離して設ける
と、操作部30部分における弾性変形によつて、
操作部30の操作力がロツク部26に充分に伝わ
らないおそれがある。しかし、弾性変形部25に
は支点凸部28を突設してあり、それによつてロ
ツク解除の際において既述の回動運動によりロツ
ク部26に大きな動きを得て、このロツク部26
を係止部21から確実に外せるので、操作部30
を弾性変形部25の端部に設けられるロツク部2
6の近くに設けなければならないという制約がな
くなり、操作部30は熱かしめ部29と支点凸部
28との間であれば、どこに設けてもよく、した
がつて操作部30の配置の自由度が高い。このた
め、例えば器具本体ケース1の幅方向略中央位置
等の意匠的に好ましい位置に、操作部30を突出
させることができる。
なお、本実施例では乾電池16,17の隣接す
る胴部の対向する周面で形取られるデツドスペー
スに着目して、乾電池16,17を抱持する電池
保持部18の筒壁部外面にくぼみ状部分22を形
成したことにより、電源装置13を器具本体ケー
ス1に挿入して取付けた状で、上記くぼみ状部分
22内にロツク部材25のロツク部26を配置で
きる。このような上記デツドスペースの利用によ
つて、ロツク部26を配設するためのスペースを
器具本体ケース1の厚み方向には格別に必要とし
ない。しかも、電源装置13を数本の乾電池1
6,17の並び方向が器具本体ケース1の前面壁
または後面壁と平行となるようにして収納する構
成としたから、器具本体ケース1の前後方向の厚
みが、数本の乾電池16,17の並び幅に制約さ
れることがなくなる。したがつて、器具本体ケー
ス1を薄形化できる。
る胴部の対向する周面で形取られるデツドスペー
スに着目して、乾電池16,17を抱持する電池
保持部18の筒壁部外面にくぼみ状部分22を形
成したことにより、電源装置13を器具本体ケー
ス1に挿入して取付けた状で、上記くぼみ状部分
22内にロツク部材25のロツク部26を配置で
きる。このような上記デツドスペースの利用によ
つて、ロツク部26を配設するためのスペースを
器具本体ケース1の厚み方向には格別に必要とし
ない。しかも、電源装置13を数本の乾電池1
6,17の並び方向が器具本体ケース1の前面壁
または後面壁と平行となるようにして収納する構
成としたから、器具本体ケース1の前後方向の厚
みが、数本の乾電池16,17の並び幅に制約さ
れることがなくなる。したがつて、器具本体ケー
ス1を薄形化できる。
また、本考案の実施にあつては、第15図に示
すように、ロツク部材24を熱かしめ部29で固
定される一端部を端子板側に配置するとともに、
ロツク部26側を電源挿脱口6側に配置して実施
してもよい。なお、この場合、先端延出部27
は、電源装置13の挿着時においてはロツク部2
6を図中矢印方向に変位させるガイドをするよう
に、ロツク部26とは逆の傾きにして斜状に形成
される。
すように、ロツク部材24を熱かしめ部29で固
定される一端部を端子板側に配置するとともに、
ロツク部26側を電源挿脱口6側に配置して実施
してもよい。なお、この場合、先端延出部27
は、電源装置13の挿着時においてはロツク部2
6を図中矢印方向に変位させるガイドをするよう
に、ロツク部26とは逆の傾きにして斜状に形成
される。
なお、上記一実施例は以上のように構成した
が、本考案の実施に当たつては、考案の要旨に反
しない限り、器具本体ケース、電源挿脱口、端子
板、ロツク部材、弾性変形部、ロツク部、支点凸
部、操作部、電池ホルダ、蓋部、係止部、電池保
持部、乾電池、接続端子等の具体的な構造、形
状、位置、および材質等は、上記一実施例に制約
されることなく種々の態様に構成して実施できる
ことは勿論である。
が、本考案の実施に当たつては、考案の要旨に反
しない限り、器具本体ケース、電源挿脱口、端子
板、ロツク部材、弾性変形部、ロツク部、支点凸
部、操作部、電池ホルダ、蓋部、係止部、電池保
持部、乾電池、接続端子等の具体的な構造、形
状、位置、および材質等は、上記一実施例に制約
されることなく種々の態様に構成して実施できる
ことは勿論である。
上記実用新案登録請求の範囲に記載の構成を要
旨とする本考案によれば、電池の交換に際して乾
電池が不用意に脱落するおそれをなくすことがで
きるとともに、伊具本体ケースに対する電源装置
の挿着および取出しに電源装置の回動操作を必要
とすることがなく、しかも、電源装置の器具本体
ケースに対する固定の解除が簡単かつ確実である
から、電池交換を簡単にできる。そして、その際
において端子のこじりをなくして接触不良の発生
を防止でき、さらに、器具本体ケースに設ける電
源挿脱口を小さくできる。しかも、ロツク部材に
設ける操作部の配置の自由度が高い等の実用上の
効果がある。
旨とする本考案によれば、電池の交換に際して乾
電池が不用意に脱落するおそれをなくすことがで
きるとともに、伊具本体ケースに対する電源装置
の挿着および取出しに電源装置の回動操作を必要
とすることがなく、しかも、電源装置の器具本体
ケースに対する固定の解除が簡単かつ確実である
から、電池交換を簡単にできる。そして、その際
において端子のこじりをなくして接触不良の発生
を防止でき、さらに、器具本体ケースに設ける電
源挿脱口を小さくできる。しかも、ロツク部材に
設ける操作部の配置の自由度が高い等の実用上の
効果がある。
第1図から第14図は本考案の一実施例を示
し、第1図は電気かみそりの分解斜視図、第2図
は第12図中−線に沿う断面図、第3図は電
気かみそりの斜視図、第4図は電気かみそりの一
部を示す斜視図、第5図はロツク部材の斜視図、
第6図は前ケースを取外して示す電気かみそりの
下部の斜視図、第7図は自由状態での電池保持部
の正面図、第8図は乾電池を取付けた状態での電
池ホルダの正面図、第9図は乾電池取出し状態を
示す電源装置の斜視図、第10図から第12図は
電源装置を器具本体ケースに取付ける手順を順番
に示した横断平面図、第13図および第14図は
電源装置を器具本体ケースから取外す手順を順番
に示した横断平面図である。第15図は本考案に
使用するロツク部材の取付け態様の他の例を示す
断面図である。第16図は従来例を示し上部ケー
スと下部ケースとを分離した状態の断面図であ
る。 1……器具本体ケース、6……電源挿脱口、9
b,10b……端子板、13……電源装置、14
……電池ホルダ、15……接続端子、16,17
……乾電池、18……電池保持部、19……蓋
部、21……係止部、24……ロツク部材、25
……弾性変形部、26……ロツク部、28……支
点凸部、30……操作部。
し、第1図は電気かみそりの分解斜視図、第2図
は第12図中−線に沿う断面図、第3図は電
気かみそりの斜視図、第4図は電気かみそりの一
部を示す斜視図、第5図はロツク部材の斜視図、
第6図は前ケースを取外して示す電気かみそりの
下部の斜視図、第7図は自由状態での電池保持部
の正面図、第8図は乾電池を取付けた状態での電
池ホルダの正面図、第9図は乾電池取出し状態を
示す電源装置の斜視図、第10図から第12図は
電源装置を器具本体ケースに取付ける手順を順番
に示した横断平面図、第13図および第14図は
電源装置を器具本体ケースから取外す手順を順番
に示した横断平面図である。第15図は本考案に
使用するロツク部材の取付け態様の他の例を示す
断面図である。第16図は従来例を示し上部ケー
スと下部ケースとを分離した状態の断面図であ
る。 1……器具本体ケース、6……電源挿脱口、9
b,10b……端子板、13……電源装置、14
……電池ホルダ、15……接続端子、16,17
……乾電池、18……電池保持部、19……蓋
部、21……係止部、24……ロツク部材、25
……弾性変形部、26……ロツク部、28……支
点凸部、30……操作部。
Claims (2)
- (1) 電源挿脱口を設けた器具本体ケースと、
電源として使用される数本の乾電池を平行に並
べて着脱自在に取付ける電池保持部を有した電
池ホルダを備え、このホルダの一端部に上記電
源挿脱口を塞ぐ蓋部を設け、かつこの蓋部内面
に上記乾電池の蓋部側の極同志を接続する接続
端子を取付けてなり、上記各乾電池の軸方向に
沿つて上記電源挿脱口を通して上記器具本体ケ
ースに挿脱自在に取付けられる電源装置と、 上記器具本体ケース内に上記電源挿脱口と対
向して取付けられ、上記乾電池の他方の極が接
離される端子板と、 上記電池ホルダに形成された係止部に着脱自
在に係合して、上記電源装置を上記器具本体ケ
ース内挿入位置に固定するロツク部材とを具備
するとともに、 上記ロツク部材を弾性を有する合成樹脂製と
し、 かつ、このロツク部材を、上記器具本体ケース
内面に添接されるとともに一端部が上記器具本
体ケースに固定される細長い弾性変形部と、こ
の弾性変形部の他端から上記器具本体ケース内
方に向けて斜状に延設されて上記係止部に係脱
するロツク部と、上記弾性変形部におけるロツ
ク部側に突設され上記電池ホルダに接離する支
点凸部と、この支点凸部と上記弾性変形部の固
定された一端部との間において上記弾性変形部
に突設され上記器具本体ケース外に突出する操
作部とから形成したことを特徴とする乾電池式
小形電気器具。 - (2) 実用新案登録請求の範囲第(1)項の記
載において、ロツク部材が、その弾性変形部の
固定される一端側を電源挿脱口側に配置すると
ともに、ロツク部側を端子板側に配置して設け
られていることを特徴とする乾電池式小形電気
器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13159986U JPH0454687Y2 (ja) | 1986-08-28 | 1986-08-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13159986U JPH0454687Y2 (ja) | 1986-08-28 | 1986-08-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6338258U JPS6338258U (ja) | 1988-03-11 |
JPH0454687Y2 true JPH0454687Y2 (ja) | 1992-12-22 |
Family
ID=31030201
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13159986U Expired JPH0454687Y2 (ja) | 1986-08-28 | 1986-08-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0454687Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5613526B2 (ja) * | 2010-10-27 | 2014-10-22 | 株式会社バンダイ | 電池ボックス |
-
1986
- 1986-08-28 JP JP13159986U patent/JPH0454687Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6338258U (ja) | 1988-03-11 |
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