JPH0454689Y2 - - Google Patents

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JPH0454689Y2
JPH0454689Y2 JP1986133949U JP13394986U JPH0454689Y2 JP H0454689 Y2 JPH0454689 Y2 JP H0454689Y2 JP 1986133949 U JP1986133949 U JP 1986133949U JP 13394986 U JP13394986 U JP 13394986U JP H0454689 Y2 JPH0454689 Y2 JP H0454689Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、二本の乾電池を電源として使用する
ラジオ、計算機、電気かみそり、テープレコーダ
等の乾電池式小形電気器具に関する。
〔従来の技術〕
従来の小形電気器具において使用される複数本
の乾電池の取付け構造は、器具本体ケースの裏面
や底面等に開口する電源挿脱口を有した電源収納
凹部を設け、この凹部に乾電池の極に接離する弾
性を有した端子板を、収納電池数に応じて取付け
るとともに、上記電源挿脱口を開閉する蓋体を器
具本体ケースに着脱自在に取付けて形成されてい
る。そして、電源となる複数本の乾電池は、その
胴部を電源挿脱口に臨ませ一本一本電源挿脱口を
通して電源収納凹部に出入れされ、その収納状態
では対をなした端子板の弾性力で挟持されてがた
つかないようになつている。
また、以上のような従来例の他に、一本の乾電
池を使用する電気かみそりにあつて、乾電池を電
池ホルダに収納し、このホルダごと挿脱するよう
にしたものが最近提供された。このものは、第1
6図に示すように、モータaを収納固定した上部
ケースbに、その下端開口から電池ホルダを兼ね
た下部ケースcを挿脱自在に嵌入し、下部ケース
c内には、一本の乾電池dを着脱自在に収納する
とともに、この乾電池dをモータa方向に付勢す
る導電性コイルバネeを収納固定している。各ケ
ースb,cはいずれも硬質な合成樹脂から略円筒
形に形成されている。そして、下部ケースcの内
面に沿つて取付けられた端子板fの一端側は上記
コイルバネeに連結されているとともに、他端部
は下部ケースcの開口縁外面に露出されている。
さらに乾電池dを収納した下部ケースcは上部ケ
ースbの下側に嵌入される。この嵌入により、乾
電池dがモータaに当接するとともにコイルバネ
eが圧縮され、しかも端子板fの露出他端が上部
ケースb内に固定端子板gに係合するまで押込ん
だ状態にしてから、下部ケースcを回動させるこ
とにより、下部ケースcの下端部外面に突設した
係合凸部hを上部ケースbの下端部内面に形成し
た鈎状の係合溝iに係合させて、乾電池dの取付
けを行ない、また以上の逆の手順で乾電池dの取
外しをするように構成されている。なお、jは下
部ケースcの下端に一体に形成じた自立用の座板
部である。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上記前者の従来構成では、電源挿脱口
に乾電池の胴部を臨ませて電池交換を行うから、
電源挿脱口の開口面積が大きくなつて、電源収納
凹部内の端子板がよく見えて手等が触れて易いか
ら、変形するおそれが高い。これとともに電源収
納凹部からの乾電池の取出しに際して、乾電池の
胴部をつかみにくいことから、乾電池の極が露出
している端子に指を引掛けて取出すことに伴つて
端子板がこじられて変形し易い。したがつて、接
触不良を生じ易いという問題があつた。そして、
電池の着脱が一本ずつ行われるとともに、この操
作とは別に蓋の開閉を必要とするので、電池交換
が面倒であるという問題があつた。
また、上記後者の従来構成において、下部ケー
スcの内径を乾電池dの直径に一致させると、乾
電池dの出入れが困難になるから、乾電池dは下
部ケースcに対して遊挿されている。このため、
下部ケースcをその開口が下側に向くように不用
意に傾けたり、上部ケースaから勢い良く引き抜
いたりした場合等に、乾電池dが下部ケースcか
ら脱落していまうという問題がある。以上の理由
から取扱いが面倒であるばかりでなく、下部ケー
スcの挿脱の向き、つまりは電池ホルダの挿脱方
向が、他の小形電気器具に適用する場合に制約さ
れてしまうという問題がある。さらに、下部ケー
スcの着脱に際し、その挿入状態で回動させる面
倒があるとともに、このように回動を伴うから電
池ホルダとしての下部ケースcは手で充分に掴め
るだけ突出させなければないから、電池ホルダの
略全体を収納するような乾電池式電気器具とする
には不適当であつた。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記従来の諸問題を解決することと
併せて、電源装置の取扱いを容易化するために、
以下の構成としたものである。そのために、本考
案は、電源挿脱口を設けた器具本体ケースと、電
源として使用される二本の乾電池を平行に並べて
着脱自在に取付ける電池保持部を有した電池ホル
ダを備え、このホルダの一端部に上記電源挿脱口
を塞ぐ蓋部を設け、かつこの蓋部内面に上記乾電
池と接してこれら乾電池の蓋部側の一方の極同志
を電気的に接続する接続端子を取付けてなり、上
記各乾電池の軸方向に沿つて上記電源挿脱口を通
して上記器具本体ケースに挿脱自在に取付けられ
る電源装置と、上記器具本体ケース内に上記電源
挿脱口と対向して取付けられ、上記乾電池の他方
の極が接離される端子板と、上記電池ホルダに形
成された係止部に着脱自在に係合して、上記電源
装置を上記器具本体ケース内定位置に固定すると
ともに、この固定を上記器具本体ケース外からの
操作で解除するロツク部材と、上記器具本体ケー
ス内に上記端子板の近くに位置して取付けられ、
上記定位置への上記電源装置の挿入により上記電
池ホルダの一側壁挿入先端側端面における上記二
本の乾電池間の端面部分に圧接して弾性変形する
ねじりばねと、このねじりばねの上記電池ホルダ
への係合端部を間において上記器具本体ケースの
内面に一体に突設され上記電池ホルダの他側壁が
上記乾電池の軸方向に沿つて摺動する一対のガイ
ドリブと、 を具備したことを特徴とする。
〔作用〕
本考案においては、二本の乾電池をばらばらで
はなく、しかも接続端子の力によらずに電池ホル
ダの電池保持部に並べて取付けるから、電源装置
を手荒く取扱つても、また、どのような向きに取
扱つても、電池ホルダから乾電池が抜け落ちるこ
とが防止される。この電源装置はその略全体を電
源挿脱口を通して器具本体ケースに挿入するだけ
の簡単な操作で、所定の位置に挿入された時に、
電池ホルダの係止部とロツク部材とが係合するか
ら、電源装置を回動させることなく器具本体ケー
スに確実に固定できるとともに、電池ホルダの蓋
部が電源挿脱口を閉じる。しかも、このような電
源装置の取付けに伴つて、乾電池が器具本体ケー
ス内の端子板と接触するとともに、ねじりばねと
電池ホルダとが圧接してねじりばねは弾性変形す
る。また、電池ホルダに乾電池が保持されている
か否かに拘らず、器具本体ケース外からロツク部
材を操作すると、この部材が電池ホルダの係止部
より外されると同時に、上記ねじりばねがその弾
性力で電源装置を押圧すから、この電源装置を掴
んで器具本体ケースから取出すことができる。前
記押出しにおいて、電源装置はその電池ホルダの
2か所をガイドリブで案内されるとともに、これ
らリブ間においてガイドリブと反対側からねじり
ばねで押し出されるから、電源装置の移動に対す
る抵抗が少ないとともに、ばね力の作用方向で電
源装置が傾けられるようなことがなく、したがつ
て、円滑に電源装置を押し出すことができる。そ
して、既述のように二本の乾電池同志は電池ホル
ダに平行に並べて取付けるとともに、その一方の
極は電池ホルダの蓋部内面に取付けられた接続端
子に当接されているので、電池ホルダの挿脱時に
接続端子がこじられることはない。また、電池保
持部側の乾電池の他方の極は電池ホルダが乾電池
の軸方向に沿つて器具本体ケースに挿脱されるこ
とに伴つて、器具本体ケース内の端子板に接離さ
れるから、この端子板もこじられることがない。
しかも、電源装置は乾電池の軸方向に沿つて挿脱
されるから、電源挿脱口および蓋部の大きさを小
さくでき、器具本体ケース内部の端子板などの視
認および手等との接触のおそれをなくすことがで
きる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図から第15図
を参照して説明する。
図中1は小形電気器具例えば電気かみそりの器
具本体ケースであり、これは合成樹脂製の前ケー
ス部材2と後ケース部材3とを連結して形成され
ている。なお、第1図中4は連結ねじ、5はねじ
受けボスである。そして、第1図に示すように各
ケース部材2,3の例えば一側壁には溝6aが
夫々設けられ、これらは器具本体ケース1の組立
てによつて合わさり第9図に示すように電源挿脱
口6を形成する。
器具本体ケース1の上部には前ケース部材2に
固定されてモータ7が内蔵されている。このモー
タ7の回転軸は前ケース部材2を貫通し、その貫
通端部には図示しない内刃体が着脱自在に嵌着さ
れている。さらに、器具本体ケース1の前面上部
には外刃体8が着脱自在にねじ込んで取付けら
れ、この外刃体8と上記内刃体とが夫々備える刃
板によりひげ剃りができるようになつている。
そして、後ケース部材3の内面にはばね性を有
する銅板等からなる三枚のリード板9〜11が
夫々熱かしめ等の固定手段によつて取付けられて
いる。リード板9の上端部は、モータ用端子部9
aとして後ケース部材3の上部に配設されて弾性
変形が可能であるとともに、リード板9の下端部
側は、上記電源挿脱口6と対向する電池用の端子
板9bとして、上記溝6aを設けた側壁と対向す
る他側壁の内面に沿うようにして折曲げられてい
る。リード板10の上端部は、スイツチ接片10
aとして弾性変形可能に折曲げられて、後ケース
部材3の上部に配設されているとともに、リード
板10の下端部側は、上記電池用端子板9aと対
をなして電源挿脱口6と対向する電池用の端子板
10bとして、上記溝6aを設けた側壁と対向す
る他側壁の内面に沿うようにして折曲げられてい
る。さらにリード板11の上端部は、上記スイツ
チ用接片10aの下側に近接対向して配置される
弾性変形可能なスイツチ接片11aとして折曲げ
られているとともに、リード板11の下端部はモ
ータ用端子部11bとして弾性変形可能に折曲げ
られている。なお、本実施例に制約されるもので
はないが電源装置13の取出しをより容易にする
ために、上記一対の端子板9b,10bは、その
材質、板厚、および深い曲げ角度θ(第9図参照)
等の選定により、後述する電源装置13を電源挿
脱口6から押し出すばね性を有して形成されてい
る。
上記モータ用端子部9a,11bは、器具本体
ケース1の組立てによつてモータ7の後面に突出
されている端子7a,7bに、弾性変形して圧接
保持されるようになつている。また、器具本体ケ
ース1の上部にはスイツチ接片10aに常時押し
上げられるスイツチ摘み12が取付けられてい
る。摘み12は器具本体ケース1の外部から節動
的に例えばスライド操作されるようになつてい
る。この摘み12と上記各スイツチ接片10a,
11aとでスイツチを形成しており、このスイツ
チは第3図中矢印方向に移動させることにより閉
じられる(スイツチ接片10a,11a同志が弾
性的に圧接する。)ようになつている。
また、器具本体ケース1にはその電源挿脱口6
を挿通して電源装置13が挿脱自在に取付けられ
ている。電源装置13は、本実施例の構成に限定
されるものではないが、電池ホルダ14と、ばね
性を有する銅板等からなる接続端子15と、二本
の乾電池16a,17とから形成されており、以
下、この装置13について第5図から第9図等を
参照して詳述する。
電池ホルダ14は、ポリアセタールやABS等
の弾性を有する合成樹脂製であつて、二本の乾電
池16,17を取付ける筒形状電池保持部18の
一端部に、上記電源挿脱口6を開閉する蓋部19
を一体に設けるとともに、この電池保持部18の
蓋部19側の筒壁部を除去して電池露出部20を
設けて形成されている。上記電池保持部18は、
二本の乾電池16,17を平行に並べて収納抱持
する筒形状の構成であるとともに、電池露出部2
0を設けたことによつて蓋部19に拘束されるこ
となく弾性変形が可能である。そして、自由状態
において電池保持部18の短軸方向の筒幅A(第
6図参照)は、乾電池16,17の直径D(第7
図参照)よりもやや小さく形成されている。これ
とともに、自由状態において上記短軸方向と直交
する長軸方向の筒幅B(第6図参照)は各乾電池
16,17の直径Dの合計寸法よりも大きく形成
してあり、例えば電池保持部18の長軸方向両端
部内面と、この保持部18に抱持収納された乾電
池16,17の胴部周面との間に僅かな隙間Cを
設ける長さとしてある。さらに、電池保持部18
の上記露出部20を設けた筒壁部は上記器具本体
ケース1の例えば前面壁に対向し、これには孔ま
たは凹部からなる係止部21が設けられている。
本実施例に示した係止部21は、上記露出部2
0を設けた筒壁部に乾電池16,17の軸方向に
沿つて形成したくぼみ状部分22の底に設けられ
ている。なお、器具本体ケース1の後面壁と対向
する電池保持部18の他方の筒壁部内面には、長
さ方向全体にわたつて例えば山形状の仕切り突部
18aが一体に突設されている。この仕切り突部
18aは、乾電池16,17の出入れを案内する
ものであるとともに、電池ホルダ14に収納抱持
された乾電池16,17の隣接する胴部の対向す
る周面で形取られるくぼみ状部分22内に突出配
置されるようになつている。また、接続端子15
は上記電池露出部20と通して上記蓋部19の内
面に熱かしめにより取付けられて、電池保持部1
8に収納抱持された電池16,17の蓋部19側
の極に弾性的に圧接して、これらの極同志を電気
的に接続するようになつている。さらに、乾電池
16,17は電池ホルダ14に対して軸方向から
着脱自在に収納保持されるものであつて、これら
乾電池16,17の蓋部19と反対側の極側端部
は、第1図および第5図等に示すように電池保持
部18より突出されるようになつている。
一方、第1図、第2図および第9図等に示され
るように器具本体ケース1の例えば前ケース部材
2の前面壁下部内面には凹溝23が形成され、こ
の溝23内にはロツク部材24が取付けられてい
る。ロツク部材24は、ポリアセタールなどの弾
性を有した合成樹脂製であつて、以下の構造に限
るものではないが、第1図および第4図に示すよ
うに一体形成されている。つまり、25は凹溝2
3の底面(つまり、器具本体ケース1の内面)に
添接される細長い弾性変形部であつて、その一端
部は熱かしめによつて前ケース部材2に固定され
ている。この弾性変形部25先端(他端)部に
は、器具本体ケース1の内方に向けて斜状に延出
するロツク部26が一体に設けられているととも
に、弾性変形部25と略平行な舌片状の先端延出
部27が一体に設けられている。さらに、ロツク
部材24のロツク部26寄りの内面には支点凸部
28が一体に設けられているとともに、この凸部
28と熱かしめ部29との間における外面には操
作部30が一体に突設されている。そして、ロツ
ク部26は上記くぼみ状部分22内に配置されて
係止部21に着脱自在に係合されるようになつて
いるとともに、支点凸点28は断面半円状等の先
端先細状に形成されている。また、操作部30は
前ケース部材2の前面壁に形成した通孔31を挿
通して外部に突出されている。なお、第1図、第
2図中32は、ロツク部材24の両側に位置して
前ケース部材2の前面壁内面に一体に突設されて
電池保持部18の外面上部および下部を夫々摺動
可能に案内する互いに平行なガイドリブ、33は
電源挿脱口6に連なつて後ケース部材3の後面壁
面内に一体に突設したガイド突壁であり、これら
は器具本体ケース1内での電源装置13のがた止
めと、電源装置13の挿脱をより円滑に案内する
ために設けたものである。
また、第1図、第14図、および第15図に示
すように上記器具本体ケース1の例えば前ケース
部材2の内面には、端子板10bの近くに位置し
てねじりばね35が取付けられている。このねじ
りばね35は、その係合端部35aに、電源装置
13の挿入に伴つて電池ホルダ14の仕切り突部
18aの挿入先端面が係合されることにより、弾
性変形するようになつている。係合端部35aに
対して上記一対のガイドリブ32は、第2図のよ
うに相互間略等距離に係合端部35aを配置して
仕切り突部18aと反対側に設けられている。な
お、36はねじりばね35の他端部を固定するた
めの固定部である。
また、この実施例における電池ホルダ14はそ
の挿入側先端部14aの外形を、この先端部14
aと蓋部19の間の部分の外形よりも大きくする
とともに、電源挿脱口6よりも僅かに小さくして
ある。このような構成によつて、電池ホルダ14
が斜め下方に向けて大きく押出された場合等にお
いて、上記挿入側先端部14aを電源挿脱口6に
係合させることができるから、その引掛かりによ
つて電池ホルダ14が自重で不用意に脱落するこ
とを防止できるものである。
上記構成の電源装置13において、乾電池1
6,17は電池ホルダ14に次ぎのようにして収
納抱持される。つまり、まず、筒状電池保持部1
8をその長軸方向に沿つて潰すように挟圧して、
この保持部18をその短軸方向に沿つて脹らむよ
うに弾性変形させる。次ぎに、この状態で電池保
持部18に乾電池16,17を挿通させるととも
に、その挿入先端側の極を夫々接続端子15に押
付ける。そして、同時に上記電池保持部18の挟
圧を止める。そうすると、元の状態に復元しよう
とする電池保持部18の弾性力によつて、乾電池
16,17は、その胴部を電池収納部18の対向
する側壁で挟持されて、上記接続端子15に圧接
した状態を維持して電池ホルダ14に平行に並べ
て収納抱持される。
上記の手順で組立てられた電源装置13は、乾
電池16,17の並び方向に縦にして、第9図中
矢印に示す乾電池16,17の軸方向より器具本
体ケース1の電源挿脱口6に挿入して、器具本体
ケース1内に取付けられる。この電源装置13の
挿入完了間近の状態では、第10図に代表して一
方が示されるように乾電池16,17の極が器具
本体ケース1内の電池用端子板9b,10bに
夫々接して、これら端子板9b,10bを弾性変
形させる。これとともに、電池保持部18の筒壁
部先端面がロツク部材24の斜状ロツク部26を
押して、このロツク部26側を凹溝23の溝底側
に近ずけるように弾性変形させる。そして、この
後にさらに挿入が深くなり電源装置13の略全体
が挿入されると、ねじりばね35の係合端部35
aに、電池ホルダ14の挿入先端面における乾電
池16,17間の部分、つまり仕切り突部18a
の先端面が圧接して、ねじりばね35が第14図
の状形から第15図の状態に示すように大きく弾
性変形するとともに、第11図に代表して一方が
示されるように上記端子板9b,10bがさらに
押されて大きく弾性変形され、そして、ロツク部
26が電池ホルダ14の係止部21に入り込んで
係合する。これにより、電源装置13の器具本体
ケース1への挿入完了状態が固定されるととも
に、電池ホルダ14の蓋部19が電源挿脱口6を
閉じる。すなわち、以上の手順で電源装置13の
取付けがなされる。なお、乾電池16,17が取
付けられていない状態の電源装置13が挿入され
た場合は、端子板9b,10bの変形動作以外の
既述の動作が全てなされて、ねじりばね35が弾
性変形されて、電源装置13が器具本体ケース1
内定位置に収納固定されるものである。
また、電源装置13を器具本体ケース1から取
出すには、第12図に示すように指で操作部30
を押込むことにより、まず、ロツク部材24の弾
性変形部25が少し弾性変形した時点で、その支
点凸部28が電池保持部18におけるくぼみ状部
分22の底部に当接する。そして、更に、弾性変
形部25を大きく弾性変形させながら操作部30
の押込みが進行すると、この操作部30よりも先
の部分が支点凸部28を中心にして第12図中矢
印に示すように回動運動するから、第13図に示
すようにロツク部26が大きく動いて係止部21
から外れる。つまり、電源装置13の固定が解除
される。そうすると、同時に弾性変形されている
ねじりばね35が元の状態に復元しようとするか
ら、その際の力によつて電源装置13は電源挿脱
口6側に移動されて、第13図に示すように電源
装置13の蓋部19側が電源挿脱口6から自然に
押し出される。この押出しにおいて、電源装置は
13その電池ホルダ14の上下2か所をガイドリ
ブ32で案内されるとともに、これらリブ32間
の丁度略真ん中においてガイドリブ32と反対側
からねじりばね35の係合端部35aで押し出さ
れるから、移動される電源装置13に対する抵抗
が少ないとともに、ばね力の作用方向で電源装置
13が傾けられるようなことがない。したがつ
て、円滑に電源装置13を押し出すことができ
る。なお、この押出しの際に本実施例では、弾性
変形されている端子板9b,10bの復元に伴う
電源装置13の押出作用も加味される。したがつ
て、使用者は電池ホルダ14の蓋部19側を容易
に掴むことができて、電源装置13全体を電源挿
脱口6から引き抜くことができる。そして、以上
のような自動押出し作用は、使用者が電気かみそ
りを購入後に初めて電池を入れる場合等、電源装
置13に乾電池が保持されていなくても行われる
から、略全体が器具本体ケース1内に挿入される
電源装置13の取扱いが容易である。
こうして取出された電源装置13において、そ
の電池ホルダ14から乾電池16,17を取出す
には、第8図に示すように電源装置13を傾けた
状態で、筒状電池保持部18の長軸方向両端部を
指で掴んで、第8図中矢印に示すように電池保持
部18を長軸方向に沿つて潰すように挟圧すれば
よい。そうすると、電池保持部18は短軸方向に
沿つて脹らんでその対向する側壁が乾電池16,
17の胴部から離れるか軽微に接するようになる
から、弾性力による挟持作用が消失される。この
ため、保持された各乾電池16,17を、その自
重によつて筒状電池保持部18から滑り落とし
て、電池ホルダ14から取出すことができる。
以上のように電源装置13は、二本の乾電池1
6,17をばらばらではなく電池ホルダ14に収
納保持して、このホルダ14ごと器具本体ケース
1に挿脱して取付けるとともに、電池ホルダ14
は電源挿脱口6を開閉する蓋部19を一体に有し
て形成されているから、蓋部19の開閉と同時に
数本の乾電池16,17の着脱を同時に行うこと
ができる。
そして、二本の乾電池16,17同志は電池ホ
ルダ14に平行に並べて取付けられるとともに、
その一方の極は電池ホルダ14の蓋部19内面に
取付けられた接続端子15に当接されているの
で、電池ホルダ14の挿脱時に接続端子15がこ
じられることはない。また、電池保持部18側の
乾電池16,17の他方の極は電池ホルダ14が
乾電池16,17の軸方向に沿つて器具本体ケー
ス1に挿脱されることに伴つて、器具本体ケース
1内の電池用端子板9a,10bに接離されるか
ら、この端子板9b,10bもこじられることが
ない。
しかも、既述のように乾電池16,17は軸方
向より挿脱されるから、電源挿脱口6および蓋部
19の大きさを小さくでき、器具本体ケース1内
部の電池用端子板9b,10bなどの視認および
手等との接触のおそれをなくすことができる。
さらに、電池ホルダ14はその電池保持部18
で乾電池16,17を保持することにより、相対
向するばね性端子板を必要とすることなく数本の
乾電池16,17を平行に並べて取付けることが
できる。なお、本実施例の場合には対向する側壁
で乾電池16,17の胴部を弾性的に挟持する構
成であるから、乾電池16,17の多少の径差に
拘らず電池ホルダ14内でがたつくようなことが
なく保持でき、また、がたつき防止用の部材も必
要としない。したがつて、電源装置13を手荒く
取扱つても、また、どのような向きにして取扱つ
ても、筒状の電池保持部18の弾性挟持作用で電
池ホルダ14から乾電池16,17が抜け落ちる
ことことが防止される。
なお、上記一実施例は以上のように構成した
が、本考案の実施に当たつては、考案の要旨に反
しない限り、器具本体ケース、電源挿脱口、端子
板、ロツク部材、電池ホルダ、蓋部、係止部、電
池保持部、乾電池、接続端子、ねじりばね、ガイ
ドリブ等の具体的な構造、形状、位置、および材
質等は、上記一実施例に制約されることなく種々
の態様に構成して実施できることは勿論である。
〔考案の効果〕
上記実用新案登録請求の範囲に記載の構成を要
旨とする本考案によれば、電池の交換に際して乾
電池が不用意に脱落するおそれをなくすことがで
きるとともに、器具本体ケースに対する電源装置
の挿着および取出しに電源装置の回動操作を必要
とすることがなく、しかも、電源装置の器具本体
ケースに対する取出しの際にはねじりばねと一対
にリブとによつて電源装置を円滑に押出し得るか
ら、電池交換を簡単にできるとともに、乾電池を
保持しているか否かに拘らず上記の円滑な押出し
を実現できるので、電源装置の取扱いを容易にで
きる。そして、電池交換の際において端子のこじ
りをなくして接触不良の発生を防止でき、さら
に、器具本体ケースに設ける電源挿脱口を小さく
できる。しかも、取出しの際に電源装置が既述の
ように円滑に押出されることから、電池ホルダを
その略全体を器具本体ケースに収納して設けるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第15図は本考案の一実施例を示
し、第1図は電気かみそりの分解斜視図、第2図
は第11図中−線に沿う断面図、第3図は電
気かみそりの斜視図、第4図はロツク部材の斜視
図、第5図は前ケースを取外して示す電気かみそ
りの下部の斜視図、第6図は自由状態での電池保
持部の正面図、第7図は乾電池を取付けた状態で
の電池ホルダの正面図、第8図は乾電池取外し状
態を示す電源装置の斜視図、第9図から第11図
は電源装置を器具本体ケースに取付ける手順を順
番に示した横断平面図、第12図および第13図
は電源装置を器具本体ケースから取外す手順を順
番に示した横断平面図、第14図は前ケースを取
外して電源装置の挿入状態を示す電気かみそり下
部の正面図、第15図は前ケースを取外して電源
装置が装着された状態を示す電気かみそり下部の
正面図である。第16図は従来例を示した上部ケ
ースと下部ケースとを分離した状態の断面図であ
る。 1……器具本体ケース、6……電源挿脱口、9
b,10b……端子板、13……電源装置、14
……電池ホルダ、14a……挿入側先端部、15
……接続端子、16,17……乾電池、18……
電池保持部、18a……仕切り突部、19……蓋
部、21……係止部、24……ロツク部材、32
……ガイドリブ、35……コイルばね、35a…
…係合端部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 電源挿脱口を設けた器具本体ケースと、電源
    として使用される二本の乾電池を平行に並べて
    着脱自在に取付ける電池保持部を有した電池ホ
    ルダを備え、このホルダの一端部に上記電源挿
    脱口を塞ぐ蓋部を設け、かつこの蓋部内面に上
    記乾電池と接してこれら乾電池の蓋部側の一方
    の極同志を電気的に接続する接続端子を取付け
    てなり、上記各乾電池の軸方向に沿つて上記電
    源挿脱口を通して上記器具本体ケースに挿脱自
    在に取付けられる電源装置と、 上記器具本体ケース内に上記電源挿脱口と対
    向して取付けられ、上記乾電池の他方の極が接
    離される端子板と、 上記電池ホルダに形成された係止部に着脱自
    在に係合して、上記電源装置を上記器具本体ケ
    ース内定位置に固定するとともに、この固定を
    上記器具本体ケース外からの操作で解除するロ
    ツク部材と、 上記器具本体ケース内に上記端子板の近くに
    位置して取付けられ、上記定位置への上記電源
    装置の挿入により上記電池ホルダの一側壁挿入
    先端側端面における上記二本の乾電池間の端面
    部分に圧接して弾性変形するねじりばねと、 このねじりばねの上記電池ホルダへの係合端
    部を間において上記器具本体ケースの内面に一
    体に突設され上記電池ホルダの他側壁が上記乾
    電池の軸方向に沿つて摺動する一対のガイドリ
    ブと、 を具備したことを特徴とする乾電池式小形電気
    器具。 (2) 実用新案登録請求の範囲第(1)項の記載におい
    て、電池ホルダの挿入側先端部の外形が、この
    挿入側先端部と蓋部との間に部分の外形よりも
    大きいことを特徴とする乾電池式小形電気器
    具。
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