JP2787311B2 - 充電式電気機器 - Google Patents

充電式電気機器

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JP2787311B2 JP63117480A JP11748088A JP2787311B2 JP 2787311 B2 JP2787311 B2 JP 2787311B2 JP 63117480 A JP63117480 A JP 63117480A JP 11748088 A JP11748088 A JP 11748088A JP 2787311 B2 JP2787311 B2 JP 2787311B2
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    • H01M10/42Methods or arrangements for servicing or maintenance of secondary cells or secondary half-cells
    • H01M10/46Accumulators structurally combined with charging apparatus
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電気かみそりや携帯電灯などで代表される
充電式電気機器に関する。
〔従来の技術〕
この種の充電式電気機器の従来技術として、実開昭58
−182376号公報がある。そこでは第11図(a)・(b)
に示すように、その本体ケース1に外部電源から本体ケ
ース1内の電気回路5へ給電可能とする固定式ソケット
8と可動式プラグ9の二種の外部接続部を備えており、
可動式プラグ9はプラグ刃出退口23に対しプラグ刃21を
出退操作自在とし、そのプラグ刃21の突出動作に連動し
て第11図(b)に示すごとく固定式ソケット8と電気回
路5間の接続部を開くようにしてある。
これによれば、固定式ソケット8に対しては電気コー
ド7の一端のソケット15を差し込むことにより、商用電
源から電気回路5へ電源コード7を介して直接給電する
使用形態と、前記電源コード7を介して内蔵蓄電池へ充
電する使用形態をとることができる。さらには可動式プ
ラグ9のプラグ刃21を突出させて壁面のコンセントへ差
し込むことにより、とくに旅行先で電源コード無しでも
充電する使用形態をとることができる。
また可動式プラグ9を使用する場合、そのプラグ刃21
を突出動作させることにより、固定式ソケット8と電気
回路5間の接続部が開くようにしてあるので、入力信号
の重複に起因する機器破損を防止できる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、前出の従来例では、固定式ソケット8が常に
開放されて内部のソケットピン14が露出している。その
ため、例えば洗面所の電源コンセントに可動式プラグ9
のプラグ刃21を差し込んでの充電中に、水の飛沫が固定
式ソケット8内に入って両ソケットピン14にわたって付
着するおそれがある。殊に、固定式ソケット8の内部に
毛くずれや綿ぼこり状の塵埃が入っていると、侵入した
水がこれらの異物を介して浸透拡散して両ソケットピン
14を短絡してしまうおそれがある。
また、可動式プラグ9のプラグ刃21の退入状態におい
てもプラグ刃出退口23が常に開放状態にあるため、ここ
からも毛くず等の塵埃や水が侵入する問題が生じ、また
固定式ソケット8の使用時に不慮に幼児がそのプラグ出
退口23に指を入れたとき感電事故に遇う危惧もあった。
本発明の目的は、上記のような固定式ソケットと可動
式プラグとを備える充電式電気機器において、可動式プ
ラグを用いての充電中に固定式ソケットへ塵埃や水が侵
入することによって発生する上記不具合を未然に防止す
る点にある。
本発明の目的は、可動式プラグへの水や塵埃の侵入防
止を図るとともに、固定式ソケットもしくは可動式プラ
グの一方の使用時に常に他方を隠すことにより使用時に
おける感電事故からの不安感を無くして安全性を高める
点にある。
本発明の目的は、固定式ソケットおよび可動式プラグ
のいずれか一方の使用時における他方の不使用側での閉
じ忘れ防止を図ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の充電式電気機器では、充電装置等を含む電気
回路5を収納した本体ケース1に、外部電源から前記電
気回路5へ給電可能とする固定式ソケット8と、プラグ
刃21およびこれを出退自在とするプラグ刃出退口23を有
する可動式プラグ9と、プラグ刃出退口23を開閉するプ
ラグカバー24と、固定式ソケット8を開閉するソケット
カバー27とを備える。
上記可動式プラグ9は、操作ボタン28を備え、この操
作ボタン28でプラグ刃21をプラグ刃出退口23から突出す
る使用状態と、プラグ刃出退口23内に退入する非使用状
態との間でスライド自在とする。
上記ソケットカバー27は、プラグ刃21の使用状態への
スライド動作に連動して固定式ソケット8を閉塞し、プ
ラグ刃21の非使用状態へのスライド動作に連動して固定
式ソケット8を開放するようにしてある。
上記プラグカバー24はプラグ刃出退口23を常に閉塞す
る方向にばね付勢されている。
〔作用〕
可動式プラグ9のプラグ刃21を退入させると、プラグ
カバー24がばね付勢によりプラグ刃出退口23を閉塞す
る。可動式プラグ9のプラグ刃21を突出させると、これ
に連続して自動的にソケットカバー27が固定式ソケット
8を閉塞する。つまり、固定式ソケット8および可動式
プラグ9のいづれか一方の使用時には必ず他方の不使用
側の可動式プラグ9または固定式ソケット8が閉塞され
ることになる。
〔実施例〕
第1図ないし第10図に基づいて、本発明の一実施例を
充電式電気かみそりに適用した場合について説明する。
第9図において図の電気かみそりは、本体ケース1の
ヘッド部に内装モータ2によって駆動される回転式かみ
そりユニット3を軸心傾斜姿勢で装備するとともに、本
体ケース1のグリップ部内に充電式電池4と充電回路お
よびモータ駆動回路を含む電気回路5(第8図参照)を
収納し、かつ本体ケース1の前面に上下スライド式のス
イッチノブ6を備えている。
本体ケース1の底部には、電源コード7を介して前記
電気回路5へ給電可能とする固定式ソケット8と、第1
図に示す非充電姿勢と第4図に示す充電姿勢とに切換え
操作自在な可動式プラグ9とを組み込んだプラグケース
10が取り付けられている。
第1図において、固定式ソケット8は、下方に向かう
ソケット穴11を有するソケットケース12と、ソケット穴
11の内底部に設けられた貫通孔13に裏側より係入止着さ
れる一対のソケットピン14とからなり、電源コード7の
一端の雌型ソケット15がソケット穴11に下方から挿脱自
在である。
同じ第1図において、ソケットピン14は、互いにカシ
メピン16によって一体的に重合結合されるプラグ板17と
プラグ基板18に設けた各孔19・20に挿通され、このピン
14の上部に設けた大径部14aを介して上下方向の抜け止
めが図られている。なお、プラグ板17は第2図および第
7図に示すように、これの前後両端部から突設した係止
爪17a・17aを介してプラグケース10に係合固定される。
第1図ないし第3図において、可動式プラグ9は、ソ
ケットケース12の前後両側に跨がる形の一対のプラグ刃
21・21とこれの基端を支持する刃台22とからなり、刃台
22はプラグケース10およびプラグ板17の下面に設けたガ
イト17bに案内されて左右スライド自在に支持されてい
る。プラグケース10は上下に貫通した中抜き箱状に形成
されていて、その左右縦壁面10a・10bのみが本体ケース
1から露出するように本体ケース1の下部に組ま込まれ
る。そして、プラグケース10の左側の縦壁面10aにプラ
グ刃出退口23が開口する。
このプラグ刃出退口23は、本体ケース1に上下スライ
ド自在に組付けたプラグカバー24で開閉可能である。こ
のプラグカバー24は捻じりコイルばね等のばね25で常に
閉塞方向にスライド付勢されており、プラグ刃21が退入
した非使用状態では閉塞姿勢にある(第1図参照)。
第1図および第2図において、ソケットケース12には
刃台22側に向けて片持ち状にカバープレート26を一体に
延出する。この刃台22にソケットカバー27をカバープレ
ート26の下面側に迂回する形で一体に連設する。そのソ
ケットカバー27は、可動式プラグ9が第1図に示す非使
用状態にあるときに固定式ソケット8のソケット穴11を
開放し、第4図に示すようにプラグ刃21を突出させた使
用状態にあるときにはソケット穴11の入口を閉塞する。
第1図および第3図において、刃台22にはこれを左右
方向にスライド操作するための操作ボタン28が装着され
ている。この操作ボタン28には刃台22の下面に形成した
凹部29に上下スライド自在に係入する係合突起30を設け
るとともに、ソケットケース12のカバープレート26が挿
通する係合孔31を備えている。そして、刃台22と操作ボ
タン28との間に介装した圧縮コイルばね32で操作ボタン
28を下側に向けてスライド付勢して、係合孔31の上側内
面をカバープレート26の上面に受け止め支持させてい
る。
カバープレート26の上面には、第7図に示すように位
置決め用の突起33を有し、第1図に示すように可動式プ
ラグ9が非使用状態にあるとき操作ボタン28が突部33の
右側にあって、可動式プラグ9のプラグ刃突出方向の移
動を接当阻止する。可動プラグ9を使用状態にするに
は、先ず操作ボタン28を圧縮コイルばね32に抗して押し
込み突部33との係合を解除したのち、そのまま左方向に
スライド操作し、ストロークエンドで操作ボタン28を解
除すると前記ばね32によって復元移動して突部33の左側
に係合し(第4図参照)、これでプラグ刃21の退入を接
当阻止する。可動式プラグ9の非使用状態への切換えに
際しても、操作ボタン28の押し込みスライド操作を行う
ことになる。
第4図に示すように、可動式プラグ9の使用状態への
切換え操作に先立ってプラグカバー24は指で押し上げら
れてプラグ刃出退口23を開放する。この際、プラグカバ
ー24は常に下方へばね付勢されているので、プラグ刃21
がプラグ刃出退口23から少し突出すればプラグカバー24
から指を離してもよいことになる。また、可動式プラグ
9の非使用状態への切換え時には、プラグ刃21がプラグ
刃出退口23内に完全に退入するに伴いプラグカバー24は
前記ばね25で自動的に下方へ閉じスライドするため、プ
ラグカバー24の閉じ操作は省略される。
次に、固定式ソケット8および可動式プラグ9と電気
回路5との接続関係について説明する。
第1図および第3図において、互いに一体的に重合さ
れたプラグ板17とプラグ基板18には可動端子台34が左右
移動自在に装着されている。すなわち、第7図に示すよ
うに可動端子台34には垂直脚部35aと水平脚部35bとを有
する逆T字形の脚35が下向きに突設されている。その脚
35の垂直脚部35aはプラグ板17およびプラグ基板18に形
成されたスリット36・37に挿通し、水平脚部35bはプラ
グ板17の下面に摺接支持されるとともに、前記刃台22の
上面に設けた左右一対の係合突起38・38間に嵌合される
ことによって、可動端子台34は可動プラグ9の左右移動
に伴って移動する。
可動端子台34の下面には一対の可動端子39・39がカシ
メ付け固定されており、この可動端子39・39がプラグ基
板18の上面に弾性接触している。
第5図および第7図において、プラグ基板18の上面に
2組の回線40・41がプリント形成されていて、回線40・
40はそれぞれリード線42を介して第8図に示す電気回路
5に接続されるとともに、回線41・41の各一端部が前記
ソケットピン14・14に接続されている。またプラグ基板
18には、プラグ板17の上面に突接した一対の位置決め片
43・43が係入する長孔44・44を形成し、各長孔44に端子
露出用の開口45を連設してあり、第6図に示すようにプ
ラグ板17とプラグ基板18との間に挟持した固定端子46の
一部が各開口45に臨んでいる。固定端子46は、第7図に
示すプラグ板17の係止孔47に差し込み支持される逆U字
状の係止片46aと、前記開口45に臨む屈曲突部46bと、プ
ラグ板17のスリット48を通して下方に延出される摺接部
46cとを有しており、各摺接部46cが各プラグ刃21の上縁
に弾性的に接触する。
第5図中、実線状態で示すように可動式プラグ9が非
使用状態にあるときには、可動端子39・39が回線40およ
び41にわたって接触して、ソケットピン14・14と電気回
路5とを接続するとともに、プラグ刃21・21と電気回路
5との接続を断つ状態(第8図(a))となる。また、
第5図中、二点鎖線で示すように可動式プラグ9を使用
状態に切換えると、可動端子39・39が回路40と固定端子
146の屈曲突部46bとにわたって接触して、プラグ刃21・
21と電気回路5とを接続するとともに、ソケットピン14
・14と電気回路5との接触を断つ状態(第8図(b))
となる。
〔別実施例〕
上記実施例では固定式ソケット8を開閉するソケット
カバー27を可動式プラグ9に装着して、可動式プラグ9
とソケットカバー27とが一体移動するようにしたが、こ
れに代えて可動式プラグ9とソケットカバー27とを別体
に構成するとともに、リンク・ギヤ・カム等々の適当な
連係手段を併用することによって、ソケットカバー27を
可動式プラグ9の移動方向とは異なった方向に移動させ
るように構成することもできる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の充電式電気機器によれ
ば、固定式ソケット8の使用時であって、可動式プラグ
9のプラグ刃21を退入したその不使用時には、プラグ刃
出退口23がプラグカバー24で閉塞されている。従って、
幼児がいたずらで指をプラグ刃出退口23に入れることを
防護できて安全である。また水や毛くずが侵入するのを
防止できるとともに、プラグ刃出退口23がケース外部か
ら見えず外観的体裁も良好になる。
可動式プラグ9の突出使用状態への切換えに連動して
固定式ソケット8をソケットカバー27で閉塞するよう構
成した。従って、洗面所などにおいて可動式プラグ9を
用いて充電している際に、水の飛沫が固定式ソケット8
に侵入することが無くなり、固定式ソケット8内の一対
のソケットピン14にわたって水が付着して電気回路が短
絡するような事態を未然に回避できる。可動式プラグ9
を用いての充電中に固定式ソケット8のソケットピン14
が外部から見えず、また固定式ソケット8を用いての充
電中においても可動式プラグ9のプラグ出退口23が見え
なくなるので、回路の切換えによって電気的に安全性が
図られていても、充電中もしくは使用中に使用者に感電
の危険感を与えることなく安心して使用に供される。プ
ラグガバー24はばね25により、またソケットカバー27は
可動式プラグ9の突出使用状態への切換えに連続して固
定式ソケット8を自動的に閉塞するので、この閉塞に際
し特別な手数を要さず、使い勝手が良好である。
特に本発明によれば、固定式ソケット8および可動式
プラグ9のいずれか一方が使用される時には、必ず不使
用側の可動式プラグ9または固定式ソケット8がカバー
24または27によって閉塞されるので、不使用側での閉じ
忘れが無くなり、両カバー24・27の前記した閉じによる
諸機能を有効確実に発揮し得て有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第10図は本発明に係る充電式電気機器の一
実施例を示しており、 第1図は可動式プラグの不使用状態を示す要部の切欠き
正面図、 第2図は第1図におけるII−II線断面図、 第3図は第1図におけるIII−III線断面図、 第4図は可動式プラグの使用状態を示す要部の切欠き正
面図、 第5図は要部の平面図、 第6図は要部の縦断正面図、 第7図は要部の分解斜視図、 第8図(a)・(b)は可動式プラグの不使用時および
使用時の電気回路図、 第9図は電気かみそりの全体斜視図、 第10図は可動式プラグの使用状態における要部の斜視図
である。 第11図(a)・(b)は従来例を示しており、 第11図(a)は可動式プラグの不使用状態を示す要部の
縦断面図、 第11図(b)は可動式プラグの使用状態を示す要部の縦
断面図である。 1……本体ケース、 5……電気回路、 8……固定式ソケット、 9……可動式プラグ、 21……プラグ刃、 23……プラグ刃出退口、 24……プラグカバー、 27……ソケットカバー。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】充電装置等を含む電気回路5を収納した本
    体ケース1に、外部電源から前記電気回路5へ給電可能
    とする固定式ソケット8と、プラグ刃21およびこれを出
    退自在とするプラグ刃出退口23を有する可動式プラグ9
    と、プラグ刃出退口23を開閉するプラグカバー24と、固
    定式ソケット8を開閉するソケットカバー27とを備えて
    おり、 可動式プラグ9は、操作ボタン28を備え、この操作ボタ
    ン28でプラグ刃21をプラグ刃出退口23から突出する使用
    状態と、プラグ刃出退口23内に退入する非使用状態との
    間でスライド自在としてあり、 ソケットカバー27は、プラグ刃21の使用状態へのスライ
    ド動作に連動して固定式ソケット8を閉塞し、プラグ刃
    21の非使用状態へのスライド動作に連動して固定式ソケ
    ット8を開放するようにしてあり、 プラグカバー24はプラグ刃出退口23を常に閉塞する方向
    にばね付勢されていることを特徴とする充電式電気機
    器。
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