JPH11512840A - 湿式電子写真画像形成システム用現像装置 - Google Patents

湿式電子写真画像形成システム用現像装置

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Abstract

(57)【要約】 湿式電子写真画像形成システムの画像形成支持体に静電潜像を現像する現像装置は、戻り付着した現像剤を現像装置から除去する現像ロールなどの清掃ロールと、「ドリップライン」現像液と「ラップアラウンド」現像液の両方を画像形成支持体から除去するスキージー装置とを具備する。スキージー装置は、クラウン状輪郭を有するスキージーロールと、該スキージーロールと画像形成支持体との間に形成された圧力ニップに沿って均一な負荷力を生じるように構成された押圧機構とを具備する。清掃ロールは、戻り付着した現像剤を清掃媒体から洗浄する繊維清掃媒体と液体供給手段を具備することができる。現像装置は、画像形成支持体に接触せずに画像形成支持体に対して現像装置を間隔を置いて配置する手段も具備することができるので、画像形成支持体の運動の質が妨げられるのを防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】 湿式電子写真画像形成システム用現像装置技術分野 本発明は、一般に、湿式電子写真画像形成技術に関し、特に、静電潜像を湿式 電子写真画像形成システム内の画像形成支持体上に現像する技術に関する。背景技術 湿式電子写真画像形成システムは、上に現像液が供給されて潜像を現像するた めの画像形成支持体を具備する。湿式電子写真画像形成システムは、画像形成支 持体として誘電体または光受体を具備することができる。光受体は、光導電材料 を具備する。潜像は、ある輻射パターンで光受体を選択的に放電することにより 光受体上に形成することができ、静電スチルスで誘電体を選択に放電することに より誘電体上に形成することができる。湿式電子写真画像形成システムについて 、以下で説明して具体的に例を示す。 湿式電子写真画像形成システムは一般に、光受体と、消去ステーションと、帯 電ステーションと、露光ステーションと、現像ステーションと、画像乾燥ステー ションと、転写ステーションとを具備する。光受体は、光受体ベルト、光受体ド ラム、または光受体シートの形態を取る。画像形成動作の際、光受体は、湿式電 子写真画像形成システム内の各ステーションを通過する。 消去ステーションは、光受体を露光して、前の画像形成動作から残っている静 電荷を均一に放電するのに十分な輻射線を消去する。帯電ステーションは、光受 体の表面を静電的に帯電させる。露光ステーションは、光受体の表面を選択的に 放電して、静電潜像を形成する。多色画像形成システムは、複数の潜像を形成す る数個の露光ステーションを具備することができる。多色画像形成システム内の 潜像は各々、再現されるオリジナル多色画像の複数の色分解画像の一つを表す。 潜像が形成されると、現像ステーションは、潜像を現像する現像ロールのよう な現像装置を介して光受体に現像液を供給する。多色画像形成システムでは、複 数の現像ステーションは各々、正しく着色された現像液を光受体に塗布し、対応 する色分解画像の中間表現を形成する。乾燥ステーションは、一つまたは複数の 現像ステーションにより塗布された現像液を乾燥させる。次に、転写ステーショ ンは、現像ステーションが塗布した現像液を光受体から紙またはフィルムのシー トなどの出力支持体に転写して、オリジナル画像の可視的表現を形成する。 上記の電子写真画像形成システムの動作は、一般に、オリジナルの多色画像の 可視的表現を作成する際に有効である。しかし、画質は、やはり問題である。さ らに、現像液を経済的に消費して、現像液の単位量当たりで作成される画像の数 を最大限にすることが望ましい。多色画像形成システムの場合、現像液の相互汚 染を避けることも問題である。さらに、時間が経過するにつれて、画像形成シス テム内の構成部品を比較的頻繁に保守しなければ、画質を一貫させることはでき ない。最後に、画像形成支持体の運動の質が損なわれると、露光と現像が不規則 になる可能性がある。画質の低下、現像液消費量の増加、現像液の相互汚染、保 守サイクルの短縮が生じる可能性があり、特に、現像ステーションに関連する多 くの問題によって、運動の質が低下する可能性がある。これらの問題のいくつか を以下に説明する。 第一の例として、現像ステーションは一般に、余分な現像液を画像形成支持体 上に残す場合がある。現像ステーションは、現像ロールまたはベルトのような現 像装置と、スキージーロールとを具備する。現像ロールの使用について、例を示 すために説明する。現像ロールは駆動機構により回転するが、スキージーロール は一般に、光受体により受動的に駆動される。付勢された回転現像ロールは、現 像液を光受体の画像形成領域表面に塗布して潜像を現像する。スキージーロール は、乾燥ステーションと転写ステーションが光受体に適用される前に、光受体か ら余分な現像液を除去し、現像画像を部分的に乾燥させる。残念ながら、動作中 、現像ロールとスキージーロールは、現像液を光受体上に残す可能性がある。 第一の過剰現像液は、現像液を供給する際に、潜像を現像する現像ロールによ って生じる。特に、現像ロールは、潜像を現像するのに必要な量を超える量の現 像液を塗布する。受動駆動スキージーロールは、一般に、この第一の過剰現像液 を光受体から除去するのに役立つ。スキージーロールは、光受体に押し付けられ てニップを形成し、このニップは、過剰現像液が光受体によって下流に流れるの を 防ぐ。光受体は、バックアップロールによりニップ部にて支持することができる 。スキージーロールは一般に、コアの周囲に取り付けられたエラストマー材料か ら構成される。動作時、光受体から除去された過剰現像液は、ニップ上流側に滞 留量を形成する。 第二の過剰現像液は、現像ロールによる現像液の供給が停止すると生じる。現 像ロールによる現像液の供給停止は、たとえば、現像ロールが光受体付近から外 れ、現像ロールに対する現像液の供給が停止するか、または、現像ロールから光 受体への現像液の塗布が妨げられる場合に発生する。何れの場合も、光受体と現 像ロールとの間の隙間に残る過剰現像液の一部は、光受体上に残って、光受体上 に第二の過剰現像液を形成する傾向がある。スキージーロールも外れると、第一 の過剰現像液の一部も光受体上に残る場合がある。光受体上に残る過剰現像液は 、「ドリップライン」と呼ばれることもある。 過剰現像液が光受体から除去されないと、画像形成過程においていくつかの問 題が生じる可能性がある。第一に、多色画像形成システムでは、過剰現像液によ って、様々な現像ステーションによって供給される様々に着色された現像液の相 互汚染が生じる場合がある。相互汚染は、長時間にわたると後続の画質を悪化さ せる可能性がある。第二に、光受体上の過剰現像液によって、形成される画像が 汚染し、光受体からの画像の転写が不完全になり、画像が汚れる可能性がある。 第三に、画像形成システムの内部構成部品が現像液によって汚れ、システム全体 を厳密に清掃する必要が生じる。第四に、現像液は、現像ステーションのフルー ドリターンシステムに直接戻らない場合は無駄になる。この無駄な量の現像液は 、現像液の浪費につながり、一定量の現像液で形成できる画像の数が減少する。 湿式電子写真画像形成システム内の光受体のような画像形成支持体上に過剰現 像液が形成されることから生じる問題を考えると、現像ステーションを改善して 、過剰現像液を効率的に除去する手段を組み込む必要がある。 第二の例として、長時間の画像形成シーケンスの際、スキージーロールニップ の滞留量内の現像液量が増加する。競合する液体力学的力は、スキージーロール ニップ内の現像液流れと分布を支配する。たとえば、重力は、現像液をスキージ ーロールの外面に沿って下方に、かつニップから引っ張る。スキージーロールと 光受体の運動により生じる粘力は重力に対向し、現像液をニップ内に保持する。 展着液の場合、スキージーロールニップ内に保持できる液体の最大量は、粘力と 重力との間の平衡によって最終的に決まる。 ニップ尖頭内の細管力つまり表面力は、現像液をスキージーロールの対向端部 に向かって側方外側に引っ張るように作用する。対向端部におけるスキージーロ ールの領域は、光受体の画像形成領域の外側にあるので、実質的に現像液は存在 しない。しかし、画像形成シーケンスが進むにつれて、現像液は乾燥端部領域に 達して吸収されるか、または下流側までスキージーロールの周囲を「取り巻く」 。下流側に至る現像液の運きは、「現像液のラップアラウンド(developer liqui dwrap-around)」と呼ばれることもある。現像液は徐々に、スキージーロールの 中心に向かって側方に移動する。スキージーロールの下流側における細管力と液 体力学的力との間の平衡は、スキージーロールの中心に向かって現像液のラップ アラウンドが進行するのを制限する。 ラップアラウンド現像液は、スキージーロールの下流側において現像液の帯を 形成する。スキージーロールは、現像液のこの帯を光受体に転写する。現像液の 帯は、印刷ページの余白に過剰現像液を形成し、画質を損なう可能性があるため 好ましくない。ラップアラウンド現像液は、多色画像形成システム内において様 々に着色された現像液と構成要素の汚れを生じる場合もある。さらに、ラップア ラウンド現像液は、画像形成システムが使用するように再生できないため、過度 の現像液が消費されることになる。 現像液のラップアラウンド問題によって生じる画質、現像液の汚れ、および現 像液の消費に関する問題の点で、現像ステーションを改善して、現像液のラップ アラウンドによって生じる上記の問題をなくす手段を組み込む必要がある。 第三の例として、スキージーロールは、過剰現像液を不規則な方法で除去する ことができる。スキージーロールの長さは、光導電体の画像形成領域の幅と少な くとも同じ長さであれば、過剰現像液を画像形成領域から効率的に除去すること ができる。スキージーロールの直径は、画像形成システム全体の空間的制約のた めに最小限にしなければならない。スキージーロールは、コアの対向端部に負荷 力を付与することにより光導体に対して押し付ける。コアの対向端部にて負荷力 を付与すると、スキージーロールを光導電体に押し付ける際に、直円柱状コアの 軸線方向の撓みを生じる可能性がある。 この軸線方向の撓みによって、スキージーロールと光導電体との間のニップに 沿った負荷力は不均一になる。たとえば、スキージーロールの中間点における負 荷力は、スキージーロールの端部における負荷力より著しく少ない。スキージー ロールの長さ対直径比によって、この不均一性は強調される。スキージーロール の長さに沿った不均一な負荷力は、過剰現像液が光導電体から不均一に除去され る原因になる。特に、ニップ中心の画像形成領域は、側方の領域より湿潤になる 可能性がある。この湿潤な領域は、中間ロールおよび最終的な印刷支持体に対す る現像画像の転写に悪影響を及ぼす可能性がある。したがって、画像形成領域の 幅に沿ったスキージーロールの不均一な動作は、現像画像に目視可能な不均一性 を生じ、最終的な印刷画像の画像品質を悪化させる。 上記の不均一性により生じる画像品質の問題の点で、現像装置を改善して、ス キージーロールの長さに沿って、ひいては光導電体の画像形成領域の幅に沿って 比較的均一な負荷力を達成することができるスキージー装置を組み込む必要があ る。 第四の例として、現像ステーションの動作中、戻り付着した現像剤粒子は、現 像ロール表面上に蓄積する可能性がある。「戻り付着」という用語は、光受体表 面と現像ロール表面との間の電位差によって現像ロール上に生じる、ある量の現 像剤を指す。回転現像ロール上の現像液は、光受体表面を湿らせ、現像ニップを 形成する。光受体の画像形成領域が現像ニップに入ると、画像の背景領域は、現 像ロールバイアスよりわずかに高い電位になり、潜像は、現像ロールバイアスよ りわずかに低い電位になる。 現像ロールバイアスと潜像との間の電位差は、潜像に対する現像液の「前方被 覆」を生じる。背景領域と現像ロールバイアスとの間の電位差は、現像ロール表 面に対する現像液の「戻り付着」を生じる。戻り付着した現像剤は小さい電荷を 保持し、この電荷が蓄積すると、画像の正確な現像に必要な現像ベクトルに影響 する。戻り付着した現像剤の蓄積によって、光受体表面に対する現像液の転写が 一貫しなくなる可能性がある。さらに、戻り付着した現像剤は、現像ステーショ ンの他の構成要素上に蓄積し、現像ロールに対する現像液の供給に影響する可能 性がある。 現像ロール上に戻り付着した現像剤が過度に蓄積するのを避けるには、戻り付 着した現像剤を除去する装置を備えることが一般に好ましい。既存の湿式電子写 真システムの場合、現像液除去装置は、一般に清掃ブレードまたは清掃ロールを 具備する。清掃ブレードは、現像剤を現像ロール表面から擦り取る。清掃ロール は、戻り付着した現像剤を現像ロールから除去するように回転する。除去された 現像剤は、清掃ロールの表面により運び去られる。 現像ロールから除去された戻り付着現像剤は、清掃ブレードまたは清掃ロール 上に蓄積する可能性がある。戻り付着した現像剤は、ほぼスラッジ状の稠度を有 し、清掃ブレードまたは清掃ロールの清掃効率に影響する可能性がある。蓄積が 過度になると、清掃ブレードまたは清掃ロールは、蓄積した現像剤の一部を現像 ロールに逆に実際に転写し、現像剤除去装置の効力を完全に損なう可能性がある 。戻り付着した現像液が過度に蓄積した場合、現場の技術者が清掃ブレードまた は清掃ロールを交換または清掃する必要がある。 保守作業の回数を減らし、保守作業の間隔を長くし、戻り付着した現像剤に関 連する画質の問題をほぼ避けるには、現像ステーションを改善して、戻り付着し た現像剤を現像ロールから除去する手段を組み込む必要がある。特に、戻り付着 した現像剤を現像ロールから長期間にわたって効果的に除去し続けることができ る現像ステーションに対する必要性がある。 第五の例として、既存の現像装置の場合、間隙ロールを使用して、画像形成支 持体と現像装置との間を所望の間隔にすることが多い。しかし、間隙ロールは、 画像形成支持体の運動の質に影響する可能性がある。特に、間隙ロールは、画像 形成支持体の運動および/または向きを妨害する可能性がある。こうした妨害は 、露光ステーションと画像形成支持体との間の空間的な関係が一貫しなくなるた め に、潜像の形成に影響する恐れがある。さらに、こうした妨害は、現像装置と画 像形成支持体との間の空間的関係が一貫しなくなるために、現像画像の不均一性 の原因になる場合がある。したがって、こうした妨害は、画質に著しく影響する 可能性がある。 間隙ロールの使用によって生じる画質の問題の点で、現像ステーションを改善 し、現像装置と画像形成支持体との間に所望の間隔を保ち、しかも画像形成支持 体の運動の質を妨げない手段を組み込む必要がある。発明の開示 本発明は、湿式電子写真画像形成システムの画像形成支持体上に静電潜像を現 像する現像装置に関する。現像装置は、戻り付着した現像剤を現像ロールのよう な現像装置から除去する清掃ロールを具備することができる。清掃ロールは、戻 り付着した現像液を清掃媒体から洗浄する繊維清掃媒体および液体供給手段を具 備することができる。さらに、現像装置は、「ドリップライン」現像液および/ または「ラップアラウンド」現像液を画像形成支持体から除去する手段を備えた スキージー装置を具備することができる。現像装置はさらに、クラウン状輪郭お よび押し付け機構が、スキージーロールと画像形成支持体との間に形成された圧 力ニップに沿って実質的に均一な負荷力を達成するように構成されたスキージー ロールを備えたスキージー装置を具備することができる。また、現像装置は、現 像装置が画像形成支持体と接触しないように現像装置を画像形成支持体に対して 間隔を置いて配置し、ひいては画像形成支持体の運動の質が妨げられるのを避け る手段も具備することができる。 本発明の長所は、以下の説明に部分的に記載し、これらの説明から部分的に明 白になるか、あるいは本発明の実践により知ることができる。本発明の長所は、 本明細書および請求の範囲並びに添付の図面で特に指摘する手段により実現し、 達成される。ただし、上記の一般的な説明および以下の詳細な説明はともに、例 示的かつ説明的なものにすぎず、請求する本発明を限定するものではない。図面の簡単な説明 添付の各図面は、本発明を分かりやすくするために含まれ、本明細書に編入さ れ、本明細書の一部を構成する。各図面は、本発明の具体的な実施例を示し、本 明細書とともに、本発明の原理を説明するのに役立つ。 図1は、本発明に基づく現像装置を具備した具体的な湿式電子写真画像形成シ ステムの略図である。 図2は、本発明に基づいて「ドリップライン」現像液を画像形成支持体から除 去する第一スキージー装置が行う第一の動作を示す略図である。 図3は、本発明に基づいて「ドリップライン」現像液を画像形成支持体から除 去する第一スキージー装置が行う第二の動作を示す略図である。 図4は、本発明に基づいて「ドリップライン」現像液を画像形成支持体から除 去する第一スキージー装置が行う第二の動作をさらに示す略図である。 図5は、本発明に基づいて「ドリップライン」現像液を画像形成支持体から除 去する第一スキージー装置が行う第三の動作を示す略図である。 図6は、本発明に基づいて「ドリップライン」現像液を画像形成支持体から除 去する第一スキージー装置が行う第四の動作を示す略図である。 図7は、本発明に基づいて「ドリップライン」現像液を画像形成支持体から除 去する第一スキージー装置が行う第四の動作をさらに示す略図である。 図8は、本発明に基づいて「ドリップライン」現像液を画像形成支持体から除 去する第一スキージー装置が行う第五の動作を示す略図である。 図9は、本発明に基づいて「ドリップライン」現像液を画像形成支持体から除 去する第一スキージー装置が行う第六の動作を示す略図である。 図10は、本発明に基づいて「ラップアラウンド」現像液を除去する第二スキ ージー装置が組み込まれた図1の画像形成システムの部分の側面図である。 図11は、図10に示した第二スキージー装置の上部平面図である。 図12は、本発明に基づいて第二スキージー装置の部分を構成するスキージー ロールの正面図である。 図13は、図12に示したスキージーロールの側面図である。 図14は、図12に示したスキージーロールを清掃するブレードの一部の正面 図である。 図15は、本発明に基づくコアの輪郭を具備するスキージーロールの図である 。 図16は、既存のスキージーロールの図と、スキージーロールに沿った負荷力 を概念的に示すグラフである。 図17は、図15のスキージーロールのスキージーロールの図と、スキージー ロールに沿った負荷力を概念的に示すグラフである。 図18は、図15に示したスキージーロールのシャフトおよびコアの図である 。 図19は、図18に示したシャフトのコアの周囲にエラストマー材料が形成さ れた後の図15に示したスキージーロールの図である。 図20は、本発明に基づいて戻り付着した現像剤を現像装置から除去する装置 の斜視図である。 図21は、図20に示した装置の部分を構成するシャフトの斜視図である。 図22は、長手方向軸線A−A'に対して垂直な第一面に沿って切った図21 に示したシャフトの側断面図である。 図23は、長手方向軸線A−A'に対して垂直な第二面に沿って切った図21 に示したシャフトの側断面図である。 図24は、本発明に基づく図20に示した装置の部分の分解斜視図である。 図25は、本発明に基づく現像装置の斜視図である。 図26は、図25に示した現像装置の分解斜視図である。 図27は、図25に示した現像装置のスキージーサブアセンブリの分解斜視図 である。 図28は、図25に示した現像装置の現像サブアセンブリの分解斜視図である 。 図29は、本発明に基づいて画像形成支持体に対して現像装置を配置する機構 の部分斜視図である。 図30は、図25に示した現像装置のコロナサブアセンブリの分解斜視図であ る。 図31は、図25に示した現像装置の現像液回収サブアセンブリの分解斜視図 である。 図32は、本発明に基づく複数の現像ステーションを支持および起動する多色 現像システムの斜視図である。発明を実施するための最良の形態 図1は、本発明に基づく現像装置を具備する典型的な湿式電子写真画像形成シ ステムの略図である。図1に示すように、この現像装置は、光導電体の経路に沿 って分散した複数の現像ステーション12、14、16、18を具備する。現像装置につ いては、本明細書で後に詳しく説明する。図1では、システム10は、光受体20を 画像形成支持体として具備する電子写真画像形成システムとして示されている。 システム10は、システムと協働する光受体20が1回通過して(シングルパス)で 多色画像形成を形成するように構成されている。シングルパスシステム10では、 多色画像をきわめて高速度で組み立てることができる。 画像形成システム10は、図1では多色/シングルパスシステムとして示されて いるが、本発明の現像装置は、単色湿式電子写真画像形成システムと多色/マル チパス湿式電子写真画像形成システムの両方に容易に適用することができる。さ らに、本発明の現像装置は、光受体が光受体ベルト、光受体ドラム、または光受 体シートとして構成されているシステムにも容易に適用することができる。同様 に、本発明の現像装置は、誘電ベルト、ドラム、またはシートを画像形成支持体 として具備する多色/マルチパス、多色/シングルパス、または単色電子写真シ ステムに適用することができる。したがって、本発明の装置を図1に示す特定の 多色、単一パス電子写真画像形成システム10に組み込むことは、例示的にすぎな いと考えるべきである。 図1に示すように、画像形成システム10は、第一、第二および第三ベルトロー ル22、24、26の周囲に取り付けられた連続光受体ベルトの形式の光受体20と、消 去ステーション28と、帯電ステーション30と、複数の露光ステーション32、34、 36、38と、現像ステーション12、14、16、18と、乾燥ステーション40と、転写ス テーション42とを具備する。システム10が稼動している際、光受体20は、矢印44 で示す第一方向に移動するように運動する。光受体20は、たとえば、ベルトロー ル22、24、26の一つと協働するローターシャフトに結合したモーターを駆動する ことにより移動させることができる。光受体20が第一方向44に移動すると、消去 ステーション28は光受体を露光して輻射線を消去し、前の画像形成動作から残っ ている静電荷を均一に放電する。次に、帯電ステーション30は、光受体20の表面 を予め決められたレベルまで帯電させる。 露光ステーション32、34、36、38は、輻射線のビーム46、48、50、52を放出す る。これらのビームは、帯電した光受体20の画像形成領域を画像の幅のパターン で選択的に放電して静電潜像を形成する。露光ステーション32、34、36、38は各 々、たとえば走査レーザーモジュールを具備することができる。多色画像形成の 場合、露光ステーション32、34、36、38は各々、再生されるオリジナル画像の複 数の色分解画像の一つを表す潜像を形成する。色分解画像の組合せは、オリジナ ル画像全体の多色表現を生成する。露光ステーション32、34、36、38は各々、輻 射ビーム46、48、50、52を放出して光受体20の同一画像形成領域内に潜像を形成 する。したがって、露光ステーション32、34、36、38は各々、画像形成領域が各 露光ステーションを通過する際に光受体20上に潜像を形成する。 図1にさらに示すように、現像ステーション12、14、16、18は各々、現像ロー ル54のような現像装置と、第一スキージーロール56と、第二スキージーロール58 と、現像液回収容器60と、現像液を現像ロールに供給するプレナム62と、戻り付 着した現像剤を現像ロールから除去する清掃ロール64と、現像液を第一スキージ ーロールから除去する第一ブレード機構66と、現像液を第二スキージーロールか ら除去する第二ブレード機構68を具備する。最初の三つの現像ステーション12、 14、16は各々、コロナ(図1には示さない)を具備することもできる。コロナに ついては、本明細書で後に説明する。現像ロール54は、プレナム62を介して、現 像される特定の色分解に応じて様々に着色された複数の現像液の一供給源と連通 する。現像液は、供給源からプレナム62にポンプで供給して、現像ロール54の表 面に塗布することができる。あるいは、現像ロール54の表面を現像液供給源また は現像液を供給する別のロールと接触するように配置すると、ポンプとプレナム 62は不要になる。様々に着色された現像液は、たとえばシアン、マゼンタ、黄色 および黒色分解に対応する。 本明細書では、「現像液」という用語は、潜像を現像するための光受体20のよ うな画像形成支持体に塗布される液体を一般的に指す。「現像液」は、トナー粒 子と、トナー粒子が分散する搬送液を含むことができる。適切な搬送液としては 、たとえば、エクソン(Exxon)が市販するNORPARまたはISOPAR溶剤などの炭化 水素溶剤がある。 現像ロール54は、たとえばステンレス鋼から作成することができる。現像ステ ーション12、14、16、18は各々、現像ロール54を光受体20付近に係合して、適切 な潜像を光受体の画像形成領域に現像する手段を具備する。適切な係合手段は、 たとえば、現像ロール54および光受体20の一方または両方を互いに対して移動す るように構成された各種のカムまたはギヤ駆動機構のどれかを具備する。係合す る際、現像ロール54は、光受体20の表面からわずかに離れて配置され、隙間を形 成する。さらに、現像ロール54は、たとえば、現像ロールと協働するローターシ ャフトに結合されたモーターを駆動することにより、第一方向44に移動するよう に運動する。現像ロール54は、薄く均一な現像液の層を隙間に沿って光受体20に 供給する。 現像液の現像を実施するため、現像ステーション12、14、16、18は各々、現像 ロール54と光受体20との間に電界を生成する電気バイアス手段(図示しない)を さらに具備する。電界は、各々の露光ステーション32、34、36、38が、現像ロー ル54が塗布した現像液を使って前に形成した潜像を現像する。電気バイアス手段 は、電界を誘発する電荷を現像ロール54の表面に印加する帯電回路を具備する。 現像ロール54は、光受体の画像形成領域を現像するのに十分な長さだけ光受体20 に現像液を塗布する。画像形成サイクルが完了して、光受体20の非画像形成領域 が現像ロール54を通過した後、現像ロールによる現像液の塗布は終了する。現像 液の塗布は、たとえば、現像ロール54を光受体20付近から離すか、現像ロールに 対する現像液の供給を停止するか、またはブレードもしくはその他の遮断手段を 使って現像ロールからの現像液の塗布を遮断することにより終了することができ る。現像ロールの解放により現像液の塗布を終了する場合、現像ロール54は、係 合と同じ機構の逆の動作により解放することができる。 各現像ステーションの現像ロール54は、過剰量の現像液を光受体20に移動させ る可能性がある。各現像ステーションの第一スキージーロール56は、過剰量の現 像液の少なくとも一部を光受体20から除去し、現像画像を部分的に乾燥させる。 第一スキージーロール56は、たとえばばね機構を使って光受体20に対して押し付 けられ、ニップを形成する。移動する光受体20は、摩擦により第一スキージーロ ール56を駆動し、矢印44が示す方向に回転させる。回転する第一スキージーロー ル56は、過剰現像液がニップを通って光受体20の下流に入るのを防ぐ。第一スキ ージーロール56が過剰現像液を除去すると、光受体20上の現像画像が部分的に乾 燥する。 光受体20の移動により、画像形成領域の潜像が各現像ステーション12、14、16 、18を通過し、現像ロール54が塗布する様々に着色された現像液で現像される。 現像ステーション12、14、16、18が、露光ステーション32、34、36、38が形成し た各々の潜像を現像した後、移動する光受体20の画像形成領域は乾燥ステーショ ン40に達する。乾燥ステーション40は、ベルトロール26とのニップを形成する加 熱ロール70を具備する。加熱ロール70は、光受体20に熱を付与して、現像ステー ション12、14、16、18が塗布した現像液を乾燥させる。 光受体20の画像形成領域は、次に転写ステーション42に達する。転写ステーシ ョン42は、ベルトロール22上に光受体20とのニップを形成する中間転写ロール72 と、中間転写ロールとのニップを形成する加熱圧力ロール74を具備する。光受体 20上の現像液は、選択的な付着により光受体表面から中間転写ロール72に移動す る。加熱圧力ロール74は、圧力および/または熱を出力支持体に付与することに より、中間転写ロール72上の画像を出力支持体76に転写する。出力支持体76は、 たとえば紙またはフィルムから成る。こうして、転写ステーション42は、オリジ ナルの多色画像の可視的表現を出力支持体76上に形成する。 上記の画像形成システム10の動作は、一般に、オリジナルの多色画像の可視的 表現を生成する際に有効である。しかし、画質は常に問題になる。さらに、現像 液を経済的に消費して、現像液の単位量当たりで生成される画像の数を最大限に することが望まれる。多色画像形成システムでは、現像液の相互汚染を避けるこ とも問題になる。さらに、長期では、画像形成システム内の構成部品は、画質を 一貫させるために、比較的頻繁に保守を行う必要が生じる可能性がある。最後に 、画像形成支持体の運動の質が妨げられ、露光と現像が一貫しなくなる可能性が ある。特に、現像ステーションに関連する多くの問題により、画質の低下、現像 液消費量の増加、現像液の相互汚染、保守サイクルの短縮、運動の質の低下が生 じる恐れがある。 画質、現像剤の消費量、および現像剤の汚れの問題は、特に、光受体20表面上 に過剰現像液が形成されることによって生じる。第一の過剰量の現像液は、現像 ロール54が現像液を供給して潜像を現像する際に光受体20上に生成される。特に 、現像ロール54は、潜像の現像に必要な量を超える現像液量を塗布する。第一ス キージーロール56は一般に、第一の過剰現像液を光受体20から除去するために使 用される。 第二の過剰量の現像液は、現像ロール54による現像液の供給が停止する際に生 成される。現像ロール54による現像液の供給は、たとえば、現像ロールを光受体 20付近から解放し、現像ロールに対する現像液の供給を停止するか、または現像 ロールから光受体への現像液の塗布を遮断することにより停止することができる 。何れにしても、光受体20と現像ロール54との間の隙間に残っている過剰現像液 の一部は光受体上に残り、光受体上に第二の過剰量の現像液を生成する傾向があ る。第一スキージーロール56が現像ロール54から解放された場合、第一の過剰量 の現像液も光受体20上に残ることがある。複合的な現像ステーション12、14、16 、18では、過剰現像液の量は増加し、相互汚染が生じる可能性がある。 本発明では、現像ステーション12、14、16、18は各々、現像ロール54により生 成される過剰現像液を光受体20から除去する装置を具備する。図1をさらに参照 すると、過剰現像液を光受体20から除去する装置は、第一スキージーロール56と 、現像液を第一スキージーロールから除去する手段を利用している。現像液除去 手段は、たとえば、図1に示す第一ブレード機構66、真空またはロールから構成 することができる。第一スキージーロール56および第一ブレード機構66は、現像 システム12、14、16、18各々と協働する。 第一スキージーロール56は、適切な材料から構成して良いが、システム10に使 用される現像液に対して不活性なエラストマー材料から構成することが好ましい 。第一スキージーロール56は、たとえば、ステンレス鋼、アルミニウムまたは剛 性プラスチックのコアの周囲に取り付けられたウレタンまたはニトリルの層から 構成することができる。エラストマー材料は、たとえば約10〜90の硬度を有 し、50〜70のジュロメーターショア硬度Aを有することが好ましい。この装 置は、第一スキージーロール56を光受体20と受動的に係合する手段をさらに使用 し、スキージーロールは、光受体によって第一方向44に駆動される。第一スキー ジーロール56は、たとえば、スキージーロールを光受体と正確に接触させるか、 またはばね付勢することにより、光受体20に押し付けることができる。どちらの 場合も、第一スキージーロール56と光受体20は、一般に、薄い現像液の膜により 分離する。 第一スキージーロール56は、第一方向44に移動する際、各々の現像ステーショ ン12、14、16、18が塗布した第一の過剰量の現像液を光受体20の画像形成領域か ら除去する。この第一モードでは、第一スキージーロール56は、光受体20が運ぶ 現像液の量を調節するので、乾燥ステーション40は現像画像を効率的に乾燥させ ることができる。第一スキージーロール56は、現像ロール54が最初に光受体20に 供給した現像液の一部だけから成る現像液の膜を形成する。約5〜15lbs(2. 3〜6.9kg)の負荷力が、たとえば、第一スキージーロール56を支持するロー ターシャフトの各端部に加わると、現像液の効果的な膜が形成され、スキージー ロールが第一方向に移動する際に、過剰現像液が除去されることが観察された。 画像形成システム10は、第一スキージーロール56に対向する光受体20の側にバッ クアップロールまたは固定バックアップシュー(図示しない)を具備することが できる。バックアップロールまたはシューは、第一スキージーロール56の押圧に 対応して光受体20を支持する。 光受体20の非画像形成領域が第一スキージーロール56を通過した後、本発明の 装置は、第一方向44に対向する第二方向にスキージーロールを能動的に駆動する 。第一スキージーロール56は、たとえば、スキージーロールと協働するローター シャフトに結合したモーターを起動することにより、第二方向に動くことができ る。光受体20の非画像形成領域が第一スキージーロール56を通過する時までに、 スキ ージーロールの上流に配置された現像ロール54からの現像液の塗布が終了する。 したがって、非画像形成領域は、そうした現像液の塗布が終了するまでに、光受 体20に残っている第二の過剰量の現像液を第一スキージーロール56に運ぶ。この 第二の過剰量は、「ドリップライン」と呼ばれることもある。この第二モードで は、第一スキージーロール56の逆運動は、第二の過剰量の現像液を光受体20から 実質的に除去する。第一方向に受動的に移動する際に第一スキージーロール56の ローターシャフトの端部に加わる負荷力は、スキージーロールが第二方向に移動 する際に維持される。約1〜3lbs(0.45〜1.35kg)の負荷力が、第一ス キージーロール56のローターシャフトの各端部に加わると、スキージーロールが 第二方向に移動する際に、現像液が効果的に除去されることが観察された。現像 液の効果的な除去は、第一スキージーロール56に加わる負荷力がこれより少なく ても多くても、同様に行うことができる。しかし、過度な負荷力は、光受体20の 剥離層に過度な摩耗を生じ、第一スキージーロール56が駆動しにくくなる場合が ある。 都合の良いことに、第一スキージーロール56は、光受体20上の現像液の厚さを 調節するために現像ステーション12、14、16、18に既に装備されているスキージ ーロールを適応させることにより実現することができる。クラッチおよび駆動機 構を追加すると、第一スキージーロール56を第二方向に駆動させることができる 。したがって、過剰現像液を除去するために別の構成要素を組み込む必要はない 。その結果、本発明の装置は、追加のコストが殆どかからず、画像形成システム 10全体に追加の空間は殆ど必要ないが、既存の画像形成システムに比べて画質が 著しく向上する。コストの増加と空間の確保が重大な問題ではない場合、追加の スキージーロールを現像ステーション12、14、16、18各々に組み込むことが考え られる。本来の第一スキージーロール56は、光受体20により第一方向44に受動的 に駆動され、第一の過剰量の現像液を除去するために使用されるが、追加のスキ ージーロールは、第二の逆方向に能動的に駆動され、第二の過剰量の現像液を除 去するために使用される。もう一つの方法として、現像液の回収が問題ではない 場合、一つのスキージーロールを最終現像ステーション18の後に配置して、すべ て の現像ステーション12、14、16、18が生成する第二の過剰量の現像液を除去する ことができる。 図2〜図9は、光受体20上の過剰現像液、並びに現像装置が行う動作、装置を 組み込む方法、および過剰現像液を光受体から除去する方法によって生じる問題 を本発明に従ってさらに示す。 図2は、現像装置が行う第一動作、並びに本発明に従って装置を組み込む方法 、および過剰現像液を光受体20から除去する方法を示す略図である。分かりやす くするため、図2は、光受体20と、現像ステーション12、14、16、18の一つだけ を示す。図1の例と同様、図2の現像ステーションは、現像ロール54と、第一ス キージーロール56と、第一ブレード機構66の形式の現像液除去手段を具備する。 図2に示すように、光受体20は、先ず第一方向44に動いて画像を形成する。光受 体20の非画像形成領域78が動く際、現像ロール54は光受体付近から解放され、第 一スキージーロール56は光受体と接触する。現像ロール54が解放されている間、 現像液は、現像ロール54に対して均一に供給される。図2に示すように、現像ロ ール54上には、プレナム62(図示しない)から供給された現像液の薄く均一な層 80がある。 図3は、現像装置が行う第二の動作、並びに本発明に従って装置を組み込む方 法、および過剰現像液を光受体20から除去する方法を示す略図である。図2に示 したように、光受体20の画像形成領域82が現像ロール54を通過する前、現像ロー ル54は光受体付近に係合して、小さい隙間84を形成する。現像ロール54は、光受 体20の画像形成領域82に対して隙間84に沿って現像液を塗布する。現像ロール54 に対応する電気的付勢手段が起動して、現像ロールが塗布した現像液を使って、 画像形成領域82の潜像を現像する電界を形成する。現像ロール54が光受体20の画 像形成領域82付近に係合すると、第一スキージーロール56が光受体に対して押し 付けられる。第一スキージーロール56が光受体20に押し付けられるとニップ86が 形成され、ニップ86の内部には薄い現像液の膜が形成される。光受体20が第一方 向44に移動すると、摩擦によって、第一スキージーロール56が第一方向に駆動す る。第一スキージーロール56は、現像ロール54が供給した後に光受体20上に残る 現像液88の量を調節するように配置される。 図4は、本発明に従って光受体20から過剰現像液を除去する装置および方法を 具備する現像装置が行う第二の動作をさらに示す略図である。図4に示すように 、画像形成領域82は、現像液88をニップ86内に運び、第一方向44に対して第一ス キージーロール56の上流側に滞留量90を形成する。第一スキージーロール56は、 この滞留量が光受体20の下流側に進行するのをほぼ防ぎ、ひいては画像形成領域 82内の現像潜像が運ぶ現像液88の量を少なくする。しかし、膜を形成した少量の 現像液は、現像画像として光受体20の表面上で第一スキージーロール56を通過す る。この第二動作の間、第一ブレード機構66は、受動的に駆動された第一スキー ジーロール56から解放されていることが望ましい。第一ブレード機構66が第一ス キージーロール56と係合すると、ブレードの力は、光受体20に対する押圧力に対 応してスキージーロールの受動運動を変更または停止する。 図5は、本発明に従って光受体から過剰現像液を除去する装置および方法を具 備する現像装置が行う第三の動作を示す略図である。この第三の動作では、光受 体20の非画像形成領域92が現像ロール54を通過した後、現像ロールによる現像液 の塗布が、たとえば、現像ロールが光受体20付近から解放されることによって終 了する。現像ロール54が解放されると、光受体20上には、第二の過剰量の現像液 94が残る。この第二の過剰量の現像液は、「ドリップライン」と呼ばれることも ある。画像形成領域82が第一スキージーロール56を通過する際、第一スキージー ロール56は、移動する光受体20によって受動的に駆動され続け、滞留量90を生成 し続ける。 図6は、本発明に従って光受体20から過剰現像液を除去する装置および方法を 具備する現像装置が行う第四の動作を示す略図である。図6に示すように、光受 体20の非画像形成領域92が第一スキージーロール56を通過した後、本発明の装置 は、第一方向44に対向する矢印96で示す第二の逆方向に第一スキージーロールを 能動的に駆動するように動作する。第一スキージーロール56が逆方向に駆動され るのは、画像形成領域82が第一スキージーロール56を通過した後のみである。第 一スキージーロール56は、画像形成領域82が通過する際に逆方向96に駆動される と、現像画像を形成する現像液のうち、画質を著しく低下させる部分を掻き落と す。 第一スキージーロール56の逆駆動動作は、現像ロール54が光受体20の表面に残 した現像液94の第二の過剰量を光受体20から実質的に除去する。第一スキージー ロール56は、現像過程で塗布された第一の過剰量の現像液と、現像ロール54によ る現像液塗布の終了後に形成された第二の過剰量の現像液を両方とも含む比較的 多量の滞留量98を形成する。逆駆動された第一スキージーロール56は、滞留量98 が引き続き光受体20の下流に進むのを防ぐ。さらに、第一スキージーロール56の 逆駆動動作は、第一スキージーロール56の上流側に参照符号100で示す下方に滞 留量98内の現像液を送る。現像液を光受体20から除去できる量は、一般に、光受 体表面対第一スキージーロール56の表面の速度比、スキージーロールの長さ、お よびスキージーロールの直径の関数である。現像液除去速度も、第一スキージー ロール56を構成する材料の表面特性、および現像液の液体特性によって決まる。 図6にさらに示すとおり、現像装置は、第一ブレード機構66、またはその他の 現像液除去手段を、参照符号102で示すように第一スキージーロール56に接触さ せる動作も行う。第一スキージーロール56の逆運動によって、現像液の滞留量98 はニップ86から除去され、現像液は下方に移動する。第一ブレード機構66は、ス キージーロールが光受体20から除去した現像液を第一スキージーロール56から除 去し、現像液回収容器(図6に示さない)内に排出するように現像液の向きを変 える。第一ブレード機構66は、第一スキージーロール56の表面を清掃するので、 スキージーロールが次に回転する際に光受体20から余分な現像液が除去される。 したがって、第一ブレード機構66は、第一スキージーロール56が光受体20から余 分な現像液を除去する能力を大幅に強化する。第一ブレード機構66は、円筒状の 第一スキージーロール56の側方の幅全体に沿って均一な接触圧力を維持しなけれ ばならない。したがって、第一ブレード機構66は、反りまたは膨潤を防ぐように 選択された材料から作成することが望ましい。清掃用の第一ブレード機構66を形 成するのに適する材料の例としては、ミネソタ州、セントポールのミネソタ・マ イニング・アンド・マニュファクチュアリング・カンパニー(Minnesota Mining & Manufacturing Company"3M")が市販しているフルオロエラストマーFC 2174が ある。 一例として、ジュロメーターショアA硬度が約50〜70、直径が約1.54c m、長さが約23cmの外側ニトリル層を有する第一スキージーロール56が、約2 0.32cm/sの速度で第二方向に駆動され、約10.16cm/sの速度で第一方向に 移動する光受体20に対して、スキージーロールのローターシャフトの各端部に加 わる約0.45〜1.35kgの負荷力で押圧される場合、除去される過剰現像液の 量は1.6cm3/s代であると予想される。第一ブレード機構66を使用して現像液を 第一スキージーロール56から除去することは、長期にわたって除去量を維持する 上で重要である。第一スキージーロール56の表面速度を増加すると、現像液の除 去量をさらに増やすことができる。 図7は、本発明に従って過剰現像液を光受体20から除去する装置を具備する現 像装置が行う第四の動作をさらに示す略図である。特に、図7は、清掃用の第一 ブレード機構66の清掃動作をさらに示す。第一スキージーロール56が第二方向96 に運動し続けて、光受体20の非画像形成領域92から過剰現像液を除去すると、第 一ブレード機構66は、参照符号104で示すように、現像液をスキージーロールか ら除去する。第一ブレード機構66は、参照符号106で示すように、第一スキージ ーロール56から掻き落とした現像液を下方に向け、現像液は、特定の現像ステー ションに対応する容器60に収集される。容器60(図7に示さない)が回収した現 像液は再利用することができるので、システム全体の現像液消費量を減少するこ とができる。 図8は、本発明に従って光受体20から過剰現像液を除去する装置を具備する現 像装置が行う第五の動作を示す略図である。図8は、特に、第一および第二の過 剰量の現像液が除去された後、第一スキージーロール56が光受体20から離れ、第 一ブレード機構66が、解放後の第一スキージーロール56と接触し続けている状態 を示す。この動作では、第一スキージーロール56は、引き続き第二方向84に駆動 されているが、第一ブレード機構66は、参照符号104および106で示すとおり、容 器60(図示しない)により回収するように、残っている現像液を除去する。 図9は、本発明に従って光受体から過剰現像液を除去する装置を具備する現像 装置が行う第六の動作を示す略図である。第一スキージーロール56は、光受体20 から離れた後、第一および第二の過剰量の現像液を光受体20から除去した。しか し、少量の現像液が、スキージーロールと清掃用ブレードのニップ102における 表面張力により、第一スキージーロール56に付着している。図9に示すように、 この動作は、第一ブレード機構66を第一スキージーロール56から離し、ブレード をスキージーロールと複数回再度接触させるステップを含む。たとえば、第一ブ レード機構66の縁部は、参照符号108で示すように第一スキージーロール56との 係合と解放を繰り返して、スキージーロールが回転するごとに、余分な量の現像 液を除去する。完全な過程が終了すると、第一スキージーロール56はきれいにな り、次の画像形成シーケンスが可能になる。 多色画像形成システムでは、上記のような光受体20から過剰現像液を除去する スキージー装置は、様々に着色された余分な量の現像液を除去するために、現像 ステーション12、14、16、18各々に装備することが好ましい。あるいは、スキー ジー装置を一個所に装備して、各々の現像ステーション12、14、16、18が塗布す る現像液を除去するようにしても良い。この装置は、過剰現像液によって既存シ ステムに生じる可能性がある問題を解決する。特に、本発明の装置は、過剰現像 液の形成による、様々に着色された現像液の著しい相互汚染を防ぐ。さらに、こ の装置は、光受体上に過剰現像液量が蓄積して、形成される画像を汚す可能性を 防ぐ。したがって、光受体からの不完全な画像の転写、および画像の汚れの問題 が緩和する。さらに、この装置は、画像形成システムの内部構成部品の汚れを防 ぎ、ひいては厳密な清掃サイクルの頻度を少なくする。また、この装置では、過 剰現像液を再利用することが可能であり、一定量の現像液で形成できる画像の数 が増加する。 画質、現像液の消費量、および現像液の汚れの問題は、過剰現像液が第一スキ ージーロール56の下流側に流れることによっても生じ、これは、「現像液のラッ プアラウンド」と呼ばれることもある問題である。ラップアラウンド現像液は、 印刷ページの余白に過剰現像液を生じ、画質に悪影響を及ぼす可能性があるため 好ましくない。ラップアラウンド現像液は、様々に着色された現像液、および多 色画像形成システム10内の構成部品の汚れを生じる可能性もある。さらに、ラッ プアラウンド現像液は、画像形成システム10が回収して再利用することができな いため、過度の現像液が消費されることになる。 本発明に従って、現像液のラップアラウンドによって生じた過剰現像液を光受 体20から除去する手段を具備する現像装置をさらに提供する。図10〜図14は ともに、こうした現像装置の具体的な実施例を示す。図10は、本発明に基づく スキージー装置の具体的な実施例を具備する画像形成システム10の一部の側面図 である。図10に示すように、このスキージー装置は、第一スキージーロール56 と、第二スキージーロール58と、第二ブレード機構68とを具備する。この具体的 な実施例では、第一スキージーロール56は第一現像液除去機構として作用し、第 二スキージーロール58は、ラップアラウンド現像液を光受体20から除去する第二 現像液除去機構として作用する。第二ブレード機構68は、過剰現像液を第二スキ ージーロール58から除去し、第二スキージーロールの外面を実質的にきれいに保 ち、第二スキージーロール58上で現像液がラップアラウンドするのを防ぐ。第二 ブレード機構68の代わりに、回転ロール、ベルト、または真空装置を装備して、 第二スキージーロール58をきれいに保つことこともできる。 作動の際、図10に示すように、現像ロール54は、光受体20に隣接して配置さ れ、隙間84を形成する。現像液の薄く均一な層80は、現像ロールが、矢印110で 示すように光受体20と同じ方向に回転するため、現像ロール54の上流側に塗布さ れる。現像液は、参照符号112で示すように現像ロール54から光受体20に送られ 、潜像が現像される。現像液の一部は現像ロール54上に残り、参照符号114で示 すように現像ロールの下流側に下方に運ばれる。しかし、現像液の別の部分は、 参照符号88で示すように、現像画像とともに下流に第一スキージーロール56に運 ばれる。 第一スキージーロール56は、光受体20に押し付けられてニップ86を形成する。 第一スキージーロール56は、移動する光受体20との摩擦接触により受動的に駆動 される。したがって、第一スキージーロール56は、矢印116で示すように、光受 体20と同じ方向に移動する。現像画像を運ぶ光受体20の領域がニップ86に達する と、第一スキージーロール56は、過剰現像液の部分を光受体から除去し、光受体 20上に残っている現像液を部分的に乾燥させて膜を形成し、現像画像の転写を容 易にする。光受体20から除去された過剰現像液は、ニップ86と第一スキージーロ ール56の上流側に滞留量90を形成する。 粘力と重力との平衡は、滞留量90内の最大液体量を決定する。滞留量90が最大 に達すると、滞留量に入る余分な現像液によって、現像液は、参照符号118で示 すように、第一スキージーロール56の上流側に流れ落ちる。第一スキージーロー ル56の上流側に流れ落ちる現像液は滴下量120に蓄積し、現像液回収容器60に滴 下して、画像形成システム10の現像液の供給に追加される。 図11は、図10に示したスキージー装置の上部平面図を示す。図11に示す ように、現像ロール54、第一スキージーロール56、および第二スキージーロール 58は、矢印44で示す方向に光受体20の画像形成領域122に沿って順に配置される 。図11にさらに示すように、現像ロール54はシャフト端部124、126を具備し、 第一スキージーロール56はシャフト端部128、130を具備し、第二スキージーロー ル58はシャフト端部132、134および中心シャフト部分136を具備する。第一スキ ージーロール56は一般に、過剰現像液を光受体20から除去する際に有効である。 しかし、スキージーロールニップ86の滞留量90内の現像液の量は過剰になり、図 11に示すように現像液の「ラップアラウンド」問題が生じる原因になる可能性 がある。 現像液のラップアラウンド問題は、一部にはニップ86の力によって生じる。こ の力は、現像液を滞留量90から第一スキージーロール56の対向端部に向かって側 方外側に引っ張る作用をする。図11では、現像液の側方移動は、参照符号138 、140により示す。画像形成シーケンスが進むと、現像液は乾燥端部領域に達し 、参照符号142、144で示すように、第一スキージーロール56の周囲に沿って下流 側に吸収され、つまり「ラップアラウンド」する。ラップアラウンド現像液142 、144は、第一スキージーロール56の下流側上に現像液の帯を形成する。第一ス キージーロール56は、現像液の帯を光受体20に転写する。ラップアラウンド現像 液14 2、144は、確認せずに残された場合、光受体20の下流に運ばれる可能性がある。 第二スキージーロール58は、本発明に従ってラップアラウンド現像液142、144 を光受体20から除去する第二の現像液除去機構として作用する。図12は、本発 明に基づく第二スキージーロール58の正面図である。図11および図12に示す ように、第二スキージーロール58は、共通のシャフト136の周囲に取り付けられ た第一スキージー部分146と第二スキージー部分148を具備する。第一および第二 スキージー部分146、148は、たとえば、シャフト136の剛性コア部分の周囲に取 り付けられたポリウレタンまたはニトリルのようなエラストマー材料から構成す ることができる。第一スキージー部分146はシャフト端部132に隣接して取り付け られ、第二スキージー部分148はシャフト端部134に隣接して取り付けられる。第 二スキージーロール58は、第一スキージーロール56の下流側に隣接する位置に取 り付けられる。 第一スキージー部分146および第二スキージー部分148は光受体20に対して軽く 押し付けられ、光受体と密接に接触してニップ150、152を形成する。第一スキー ジー部分146および第二スキージー部分148は、光受体20の表面にのみ接触し、ラ ップアラウンド現像液を除去する。第一スキージーロール56と同様、第二スキー ジーロール58のシャフト端部132、134は軸受マウントに取り付けることができ、 ばね荷重式押圧機構のような押圧手段を使って光受体20に押し付けられる。さら に、カムまたはギヤ駆動機構を装備して、第二スキージーロール58を光受体20付 近の内側と外側に移動させることができる。第一スキージーロール56および第二 スキージーロール58は、同じ押圧機構を使って光受体20に押し付けることができ る。この場合、第二スキージーロール58は、第一スキージーロール56に固定して 取り付けることができるので、特に第二スキージーロール用のばね押圧機構は必 要ない。 駆動機構は、シャフト端部132、134のどちらにも結合することができる。駆動 機構は、矢印154で示すように、第二スキージーロール58を光受体20の移動方向 に対向する方向に駆動する。駆動機構は、たとえば、モーター、またはモーター からの回転力を伝達するベルトもしくはギヤから構成することができる。第二ス キージーロール58の逆動作によって、第一スキージー部分146および第二スキー ジー部分148は各々、光受体20からラップアラウンド現像液142、144を除去し、 図10に参照符号156で示すように、ラップアラウンド現像液を下方に運ぶ。第 一および第二スキージー部分146、148は、画像形成領域122の多少外側に配置す ることが望ましい。第一および第二スキージー部分146、148を画像形成領域122 の内側に配置すると、スキージー部分の逆動作は、現像画像を形成する現像液の 部分を掻き落とし、画質が著しく悪化することになる。 たとえば約0.5kgの負荷力がシャフト端部132、134各々に加わると、第二ス キージーロール58が矢印154で示す方向に動く際に、現像液が効果的に除去され ることが観察された。効果的な現像液の除去は、第二スキージーロール58に加わ る負荷力がこれより大きくても小さくても行われる。しかし、過度な負荷力は、 光受体20の剥離層に過度な摩耗を生じ、第一スキージーロール56が駆動しにくく なる可能性がある。現像液を光受体20から除去できる量は、一般に、光受体表面 対第一および第二スキージー部分146、148の表面の速度比、第一および第二スキ ージー部分の長さ、および第一および第二スキージー部分の直径の関数である。 現像液の除去量は、第一および第二スキージー部分146、148を形成する材料の特 性、および現像液の液体特性によって決まる。 一例として、ジュロメーターショアA硬度が約50〜70、直径が約1.0cm 、長さが約3.2cmの外側ニトリル層を有する第二スキージー部分146、148が、 約5.1cm/sの速度で方向154に駆動され、約7.6cm/sの速度で第一方向44に動 く光受体20に対して、シャフト端部132、134各々に加わる約0.3〜0.7kgの負 荷力で押圧される場合、ラップアラウンド現像液が光受体の表面から適切に除去 されることが期待される。 第一スキージー部分146および第二スキージー部分148によって下方に運ばれる 現像液156は、第二ブレード機構68により除去することができる。第二ブレード 機構68が除去した現像液は、現像液回収容器60内に受け入れて、画像形成システ ム10の現像液供給に再度導入することができる。第二ブレード機構68は、第一お よび第二スキージー部分146、148の外面をきれいに保ち、ラップアラウンド現像 液を光受体20から継続的に除去する。第二ブレード機構68を装備することは、第 一および第二スキージー部分146、148の現像液除去量を長期にわたって維持する 上で重要である。図12〜図14は、第二ブレード機構68をさらに示す。図13 は、第二ブレード機構68を含む第二スキージーロール58の側面図である。図12 に示すように、第二ブレード機構68は、現像液を第一スキージー部分146から除 去するために取り付けられた第一ブレード部材68aと、現像液を第二スキージー 部分148から除去するために取り付けられた第二ブレード部材68bから構成するこ とができる。図12および図13を参照すると、第一ブレード部材68aは、ブレ ード取付枠158に配置されている。同様に、図12を参照すると、第二ブレード 部材68bは、ブレード取付枠160に配置されている。ブレード部材68a、68bは、第 二スキージーロール58の回転方向154における従動モードにおいて第一および第 二スキージー部分146、148に沿って延在するように取り付けられる。 図14は、図12のブレード部材68aの正面図である。ブレード部材68a、68b は、第一および第二スキージー部分146、148の表面をきれいにし、第二スキージ ーロール58が次に回転する際に余分な現像液を光受体20から除去する。したがっ て、ブレード部材68a、68bは、第二スキージーロール58が過剰現像液を光受体20 から除去する能力を高める。ブレード部材68a、68bは各々、第一および第二スキ ージー部分146、148の側方の幅全体に沿って均一な接触圧力を維持しなければな らない。したがって、ブレード部材68a、68bは、反りまたは膨潤を避けるように 選択した材料から作成することが好ましい。特に、ブレード部材68a、68bは、第 一および第二スキージー部分146、148に対して均一な接触圧力を付与するエラス トマー材料から構成することが好ましい。また、ブレード部材68a、68bは、第二 スキージーロール58から除去された現像液に対して化学的に不活性でなければな らない。第一ブレード機構66と同様、ブレード部材68a、68bを形成するのに適す る材料の例としては、ミネソタ州、セントポールのミネソタ・マイニング・アン ド・マニュファクチュアリング・カンパニー(Minnesota Mining & Manufacturi ng Company"3M")が市販しているフルオロエラストマーFC 2174がある。 スキージー部分146、148とブレード部材68a、68bとの接触によって形成された ニップ部に二次的な現像液のラップアラウンドが生じる可能性を防ぐため、ブレ ード部材は、スキージー部分の両端に沿って上方に延在するように形成すること が好ましい。図14に示すように、たとえば、ブレード部材68aは、切取り部分1 62および端部部分164、166を具備する。切取り部分162は、第一スキージー部分1 46の外側円周面と接触して、現像液を第一スキージー部分から除去する。端部部 分164、166は上方に延在して、第一スキージー部分146の端部と接触し、第一ス キージー部分と切取り部分162との間に形成されたニップから現像液が側方に移 動するのを防ぐ。その結果、ブレード部材68aは、ブレード部材から第一スキー ジー部分146に戻る現像液の二次的なラップアラウンドを防ぐ。 画質の問題はさらに、第一スキージーロール56の長さに沿った負荷力が不均一 な場合にも生じる。不均一な負荷力は、第一スキージーロール56と光受体20との 間に形成されたニップに沿った圧力を不均一にする原因になる。不均一な圧力に よって、第一スキージーロール56は、現像画像の幅に沿って不均一な状態で過剰 現像液を光受体20から除去する。この不均一性によって現像画像に目視可能な不 均一性が生じ、最終的な印刷画像の画質が低下する。 本発明に従って、スキージーロールの長さに沿って、ひいては光受体20の画像 形成領域の幅に沿って実質的に均一な負荷力を達成する第一スキージーロール56 を具備する現像装置を提供する。その結果、このスキージー装置は、実質的に均 一なニップ圧力を付与し、過剰現像液を光受体から実質的に均一に除去する。過 剰現像液が光受体から均一に除去されることにより、現像画像の均一性と、印刷 画像の品質が向上する。 図15は、本発明に従って実質的に均一なニップ圧力を形成できるスキージー 装置の部分を構成する第一スキージーロール56の図である。図15に示すように 、第一スキージーロール56は、中心の長手方向軸線A−A'を有するシャフト168 を具備する。シャフト168は、第一端部128と、第二端部130と、中心の長手方向 軸線A−A'に沿った第一および第二端部の間に延在するコア170とを具備する。 第一端部128、第二端部130、およびコア170は、長手方向軸線A−A'の周囲で同 心である。エラストマー材料172は、コア170の周囲に形成される。コア170は、 長 手方向軸線A−A'に対して垂直に配置され、長手方向軸線に沿って変化する断 面を有する。後に説明するように、コア170の変化する断面により、第一スキー ジーロール56は、その長さに沿って実質的に均一に負荷力を分配することができ る。 第一スキージーロール56は、図1の画像形成システム10内の現像ステーション 12、14、16、18各々の範囲内か、またはこれらに隣接して取り付けることができ る。押圧機構を装備して、負荷力Fを第一端部128と第二端部130に付与すること ができる。負荷力Fは、第一スキージーロール56のコア170を光受体20に押し付 け、エラストマー材料172と光受体との間に圧力ニップ86が形成されるように付 与される。バックアップロールまたは固定バックアップシューは、第一スキージ ーロール56に対向する光受体20の側に装備して、ニップ86部分を支持する。押圧 機構は、第一端部128と第二端部130を取り付けることができる軸受マウントに装 備することができる。軸受マウントにより、シャフト168は、光受体20との接触 により生じた摩擦力に応じて長手方向軸線A−A'の周囲で回転することができ る。こうして、第一スキージーロール56は、光受体20と同じ方向に回転し、ニッ プ86の上流側に現像液の滞留量を形成する。 長手方向軸線A−A'に対して垂直に配置されたコア170の断面は、実質的に円 形であることが望ましい。したがって、コア170の円形断面の直径は、長手方向 軸線A−A'に沿って変化する。コア170は、「クラウン状」輪郭を有し、断面の 直径は、長手方向軸線A−A'に沿ってコアの中間点B−B'にて最大であること が望ましい。本発明では、コア170の断面、並びに第一端部128および第二端部13 0各々に付与される負荷力は、ニップ86に沿って実質的に均一な圧力を生じるよ うに選択される。これにより、第一スキージーロール56がニップ86に沿って付与 する実質的に均一な圧力は、過剰現像液を光受体20から実質的に均一に除去し、 その結果、現像画像および最終的な印刷画像の画質が著しく向上する。 直円柱状コアの中間点B−B'における力は、両端に加わる力に応じてシャフ ト168が軸線方向に撓むため、コアの対向端部における力より少ない。直径が中 間点B−B'にて最大になるようにコア170の直径を変えることにより、中間点に おける力は、コアの対向端部における力と実質的に等しくすることができる。コ ア170が中間点B−B'に達するにつれて直径が大きくなると、圧力ニップ86に沿 って比較的均一な力が分布することになる。コア170の直径が一方の端部から他 方の端部に向かって連続的に変化し、中間点B−B'にて最大直径である場合、 その結果生じる力の分布は、第一端部128および第二端部130に加わるある特定の 力Fにて一定にすることができる。しかし、ニップ86に沿って一定の力の分布を 生じるのに十分な特定の力Fは、コア170の輪郭によって決まるだけではなく、シ ャフト168の弾性率、シャフト168の長さ、エラストマー材料172の弾性率、およ びエラストマー材料172の厚さによっても左右される。上記のパラメーターを選 択すると、ニップ86に沿って実質的に均一な圧力を達成するのに十分な負荷力F を理論上計算することができる。あるいは、ニップ86に沿って実質的に均一な圧 力を達成するのに十分な負荷力は、実験によって決定することができる。 図16は、既存の第一スキージーロール56'の図、および既存のスキージーロ ールに沿った負荷力を概念的に示すグラフを示す。図16に示すように、第一ス キージーロール56'は、長手方向軸線A−A'に沿って直径が変化しない円筒状コ ア170'を具備する。したがって、第一端部128'および第二端部130'に加わる力F では、第一スキージーロール56'は、ニップ86'に沿って負荷力の不均一な分布を 生じる。特に、図16のグラフの曲線174は、押し付け圧力が、コア170'の対向 端部178、180におけるよりも、コア170'の中間点176において著しく少ないこと を示す。コア170'の中間点176に向かって負荷力が減少していることにより、光 受体20の幅に沿った現像液は不均一に除去される。したがって、現像画像は、縁 部におけるよりも中心における方が湿る可能性がある。湿った領域は、中間ロー ルおよび最終的な印刷支持体に対する現像画像の転写に悪影響を及ぼし、画質が 低下する可能性がある。 図17は、図15の第一スキージーロール56の図、およびこのスキージーロー ルに沿った負荷力を概念的に示すグラフを示す。図17に示し、図15を参照し て上記で説明したとおり、第一スキージーロール56は、本発明に従って長手方向 軸線A−A'に沿って直径が変化するコア170を具備する。したがって、負荷力F が第一端部128および第二端部130に加わると、第一スキージーロール56は、ニッ プ86に沿って比較的均一な負荷力の分布を生じる。特に、図17のグラフの曲線 182は、中間点184および対向端部186、188を含むコア170に沿って、負荷力が実 質的に一定であることを示す。負荷力がコア170に沿って一定であることにより 、光受体20の幅に沿って現像液が均一に除去され、画質が向上する。 図18は、コア170と、第一および第二端部128、130を含み、エラストマー材 料172を形成する前の、図15に示した第一スキージーロール56のシャフト168の 図である。シャフト168は、金属、または剛性ブラスチックなどの実質的に剛性 の非金属から形成することができる。シャフト168を形成するのに適する材料の 例としては、鋼、アルミニウム、ステンレス鋼、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル 、ポリカーボネート、アセチル、および炭素入り繊維ガラスがある。金属または 非金属のシャフト168は、第一端部128、第二端部130、およびコア170を画定する ように機械加工することができる。しかし、製造を容易にするため、シャフト16 8は、特に、シャフトをプラスチックから作成する場合、第一端部128、第二端部 130、およびコア170を画定する金型で注型することが好ましい。コア170のクラ ウン状輪郭は機械加工により形成することができるが、成形すると、この作業を 容易に行うことができる。 図19は、図18に示したコア170の周囲にエラストマー材料172を形成した後 の、図15の第一スキージーロール56の図である。エラストマー材料172は光受 体20との接触に対応して変形するため、第一スキージーロール56は光受体20に適 合し、非エラストマー材料に比べてニップ86に沿った圧力の均一性を高めること ができる。エラストマー材料172は、たとえばポリウレタン、ニトリル、ネオプ レン、天然ゴムまたは合成ゴムなど、弾性変形が可能な各種の材料から構成する ことができる。現像液を均一に除去するには、エラストマー材料172は、10〜 90ショアAの範囲のジュロメーター硬度を有する必要があり、硬度は、50〜 70ショアAの範囲であれば好ましい。エラストマー材料172は、シャフト168の 少なくとも一部を金型内に配置することにより、コア170の周囲に成形すること ができる。液状のエラストマー材料は、金型内に射出した後、硬化させることが できる。シャフト168のコア170上にエラストマー材料172の層を成形し、シャフ ト168を金型から取り出すと、第一スキージーロール56が形成される。 現像液を均一に除去するため、エラストマー材料172は、一定の表面組織を有 することが望ましい。金型から取り出した後にエラストマー材料172の表面に離 型継目が形成されるのを避けるため、エラストマー材料は、直円柱状金型を使用 してコア170上に成形することができる。直円柱状金型を使用すると、第一スキ ージーロール56は、エラストマー材料172の表面に沿って金型を分離するのでは なく、シャフト168の長手方向軸線A−A'に沿った方向に金型の端部にて円形開 口部から取り出すことができる。第一スキージーロール56を金型の端部開口部か ら取り出すと、エラストマー材料172の外面には継目がない。 直円柱状金型は、コア170のクラウン状輪郭には適合しない。したがって、液 状の場合、成形の際にコア170から半径方向外側に延在するエラストマー材料172 の厚さは、コアの長さに沿って変化し、中間点にてもっとも薄く、両端にて最も 厚い。エラストマー材料172を金型から取り出して冷却すると、エラストマー材 料はクラウン状の輪郭を呈する。エラストマー材料172は、液状での厚さに比例 して冷却する際に収縮(shrdeveloper liquid(shrink?)する傾向にある。した がって、エラストマー材料172の最も厚い領域が最も収縮(shrdeveloper liquid age(shrinkage?)量が多くなり、その結果、図19に示すようにクラウン状コ ア170の周囲に実質的にクラウン状の輪郭が形成される。エラストマー材料172の クラウン状輪郭は維持することができる。エラストマー材料172のクラウン状輪 郭が維持される場合、エラストマー材料とコア170はともに、長手方向軸線A− A'に対して垂直に向いた、図19の輪郭線190、192で示すように長手方向軸線 に沿って変化する断面を有する。あるいは、エラストマー材料には、たとえば研 削など、成形後に表面加工作業を行って、エラストマー材料172の表面に表面模 様を付与することができる。エラストマー材料172の表面は、クラウン状輪郭ま たは直円柱状輪郭に加工することができる。円筒状輪郭に研削することは一般に 非円筒状輪郭に研削するより容易であり、再現性を改善する。エラストマー材料 172のクラウン状輪郭を表面加工により除去し、直円柱を形成する場合、エラス トマー材料とコア68はともに、長手方向軸線A−A'に対して垂直に向いた、図 19に線194、196で示すように長手方向軸線に沿って実質的に一定の断面を有す る。 端部開口部を有する直円柱状金型に代わる金型として、エラストマー材料172 は、直円柱状クラムシェル金型、つまりエラストマー材料172にクラウン状輪郭 を付与するように成形されたクラムシェル金型を使って、コア170の周囲に成形 される。クラムシェル金型は、エラストマー材料172とコア170を取り外すために 分割される第一部分と第二部分を有することができる。クラムシェル金型は、エ ラストマー材料172に離型継目を残す。さらに、エラストマー材料172のクラウン 状輪郭は、多少再現しにくい。離型継目は、研削など、成形後の表面加工作業に より除去することができる。表面加工作業は、エラストマー材料172を所望の輪 郭および直径に成形する際にも使用することができる。 画質および保守の問題は、現像ロール54の表面に戻り付着した現像剤の蓄積に よって生じる。戻り付着した現像剤の蓄積は、現像ロール54の現像特性を変え、 その結果、光受体20表面の現像液の現像が不規則になる可能性がある。現像が不 規則な場合、現像ロール54を保守する必要が生じる。したがって、戻り付着した 現像剤を現像ロール54から除去する装置を装備することが好ましい。 図20〜図24はともに、本発明に従って現像ロール54から戻り付着した現像 剤を除去する装置の実施例を示す。図20は、現像ステーション12、14、16、18 の一つに含まれる現像サブアセンブリの斜視図である。現像部分198は清掃ロー ル64を具備し、この清掃ロールは、本発明に従って戻り付着した現像剤の除去装 置の一部として動作する。この装置は、シャフト200と、このシャフトの外面周 囲に取り付けられた清掃媒体202を有する。シャフト200および清掃媒体202はと もに、清掃ロール64を構成する。シャフト200は、第一ブラケット206の第一軸受 マウント204に回転自在に取り付けられた第一端部と、第二ブラケット210の第二 軸受マウント208に回転自在に取り付けられた第二端部を有する。現像ロール54 も、第一ブラケット206に回転自在に取り付けられた第一端部と、第二ブラケッ ト210に回転自在に取り付けられた第二端部を有するシャフトを具備する。第一 および第二ブラケット78、80は、図1の湿式電子写真画像形成システム10の現像 ステーション12、14、16、18内に取り付けることができる。 清掃ロール64および現像ロール54は互いに隣接して取り付けられるので、清掃 媒体202は現像ロールの外面に押し付けられる。清掃ロール64は、ばね取付機構 などを使って現像ロール54に押し付けることができる。あるいは、清掃ロール64 は、現像ロール54で支持するように固定して取り付けても良い。モーターを装備 して、ギヤ212、214、216、218を介してシャフト200と現像ロール54のシャフト を同時に駆動することができる。たとえば、モーターは、ギヤ212に取り付けら れるシャフトに結合することができる。ギヤ212は、回転力をモーターからギヤ2 14、216、218に伝達する。清掃ロール64および現像ロール54は、ギヤ212、214、 216、218に結合し、清掃ロールが現像ロールに対向する方向に駆動されることが 望ましい。こうして、現像ロール54と清掃ロール64との間の表面速度を容易に変 えることができる。しかし、清掃ロール64は、現像ロール54より速いかまたは遅 い速度で連動する場合、現像ロール54と同方向に駆動しても良い。 図21は、本発明に基づくが、清掃媒体202を具備しないシャフト200の斜視図 である。図22および図23は、長手方向軸線A−A'に対して垂直なシャフト2 00の平面で切った断面図である。図22および図23に示すように、シャフト20 0は、シャフトの長手方向軸線A−A'に沿って延在する中心流路220を具備する 。図21は、シャフト200の第一端部224に存在して中心流路220に通じるボア222 を示す。シャフト200の第一端部224は、第一ブラケット206の軸受マウント204に 取り付けることができる。図21をさらに参照すると、シャフト200の第二端部2 26は、第二ブラケット210の軸受マウント208に取り付けて、ピン228を使ってギ ヤ216に結合することができる。図22および図23に示すように、シャフト200 は、中心流路から半径方向外側にシャフトの外面まで延在する複数の半径方向流 路230も具備する。図21に示すように、半径方向流路230は、シャフト200の外 面に形成された開口部232に通じる。 シャフト200、中心流路220、半径方向流路230、および開口部232は、機械加工 金属または成形プラスチックなどから形成することができる。シャフト200は、 必要なら円形以外の断面を有することができる。図21、図22、図23に示す ように、シャフト200は、たとえば六辺形の断面を有することができる。六辺形 の断面は、平面236、238、240、242、244を有するシャフト200の外面を形成する 。開口部232は各々、平面234、236、238、240、242、244の一つに形成される。 半径方向流路は、シャフト200の長さに沿った複数の位置各々において、中心流 路220の一つの共通部分から三つの半径方向流路が延在するように分布させるこ とができる。半径方向流路230は、交互に配置された平面234、236、238、240、2 42、244に形成された開口部232において終了する。たとえば、図22は、半径方 向流路230が、交互の平面236、240、244に形成された開口部232に通じるシャフ ト200の長さに沿った一つの位置を示す。図23に示すシャフト200の長さに沿っ たもう一つの位置では、半径方向流路230は、交互の平面234、238、242に形成さ れた開口部232に通じる。 中心流路220は、以下に説明するとおり、シャフト200の第一端部224の周囲に 取り付けられた回転ユニオンアセンブリを介して洗浄液を受け入れる。中心流路 220は、洗浄液を半径方向流路230に供給する。半径方向流路230は、開口部232か らシャフト200の外面に洗浄液を供給する。清掃媒体202は、半径方向流路230お よび開口部から洗浄液を受け取る。清掃媒体202は、現像ロール54に押し付けら れ、戻り付着した現像剤を現像ロールから除去する。清掃媒体202は、弾力性の 材料から構成することが望ましい。清掃媒体202は、弾力性によって、現像ロー ル54に接触した後に撓んで回復することができ、その結果、戻り付着した現像剤 を現像ロールから効果的に除去する剪断作用を生じる。特に、剪断作用は、戻り 付着した現像剤の「スラッジ」を粉砕し、供給される現像液内に再分散させる。 「再分散」という用語は、戻り付着した現像剤スラッジを粉砕して、現像液内の 本来の現像剤粒子と実質的に同じサイズの比較的小さい現像剤粒子にして、この 比較的小さい現像剤粒子を搬送液内に導入する作用を言う。再分散によって、戻 り付着した現像剤を回収して再利用することができるので、現像液の消費を減少 させることができる。清掃媒体202の弾力性材料は、複数の流路を含むように十 分に多孔性であることが好ましい。清掃媒体202は、この多孔性によって、シャ フト200の半径方向流路230が供給する洗浄液を受け入れて伝達することができる 。特に、清掃媒体202が現像剤を現像ロール54から除去すると、半径方向流路230 から流入した洗浄液は、除去された現像剤を清掃媒体の流路から洗浄する。シャ フト200に液体を供給する代わりに、清掃ロール64を洗浄液に浸すかまたは清掃 ロール上に洗浄液を供給するカーテンを装備するなど、別の液体流出手段により 、清掃媒体202から現像液を洗浄するように装備を変更することができる。さら に、現像液を清掃媒体202から洗浄するための液体を流出せずに一定期間にわた って、効果的な清掃を行うことができるように考えることができる。清掃媒体20 2の材料は、弾力性かつ多孔性であるほかに、一般に、現像ロール54上の電荷の 変更を防ぐように電気的に絶縁性であり、画像形成システム10に使用する現像液 に対して化学的に不活性でなければならない。 図20に示すように、清掃媒体202は、弾力性かつ多孔性材料の複数のリング2 46から実現することができる。リング246は、シャフト200の長さに沿って互いに 隣接して取り付けられる。リング246は互いに圧迫できるので、隣接するリング の間に実質的に隙間をなくすことができる。リング246は、こうして連続清掃媒 体として効果的に作動することができる。リング246は、たとえば、弾力性かつ 多孔性の材料のシートから円形ディスクを打ち抜いて、このディスクに取付開口 部を押し抜いて作成することができる。その結果得られるリング246は、シャフ トがリングの取付開口部を通って延在するようにシャフト200の長さに沿って積 み重ねることができる。シャフト200の六辺形の断面は、リング246がシャフトの 周囲で自由に回転するのを防ぐ。あるいは、清掃媒体202は、弾力性かつ多孔性 の材料の連続スリーブをシャフト200の周囲に取り付けて実現することができる 。さらに、長さが連続した弾力性かつ多孔性の材料を緊密な螺旋状にシャフト20 0の外面に巻き付けて、実質的に連続した清掃媒体202を形成することができる。 清掃媒体202を形成する弾力性かつ多孔性の材料は、たとえば、洗浄液を材料 の孔から流して、現像ロール54から除去された現像剤を洗浄できる連続気泡フォ ームまたは織物材料から作成することができる。しかし、清掃媒体202を形成す る弾力性かつ多孔性材料は、不織空気付与繊維材料(non-woven air laid fiber ) または不織吹込微小繊維材料(non-woven blown micro fiber material)から作 成することが好ましい。清掃媒体202を作成するのに適する不織空気付与繊維材 料の例としては、ミネソタ州、セントポールのミネソタ・マイニング・アンド・ マニュファクチュアリング・カンパニー(Minnesota Mining & Manufacturing C ompany"3M")が市販しているSCOTHBRITETM T-TALC材料がある。この空気付与繊 維材料は、現像ロール54と接触した後に撓んで回復するのに十分な弾力性を有す る。この空気付与繊維材料は十分に多孔性であるから、洗浄液は開口部232から 流出して、現像ロール54から除去された戻り付着現像剤を洗浄することができる 。 この繊維材料は、現像ロール54から現像剤を洗い落とすのに役立つ粗い清掃媒 体202を形成することができる。特に、比較的大きいシートから打ち抜くなどに より繊維材料を切断した場合、繊維の剛毛は清掃媒体202にて露出する傾向があ る。繊維の剛毛は、清掃媒体202のスクラビング作用を高めることができる。必 要なら、繊維材料を研磨材に浸漬して、スクラビング作用を強化することができ る。しかし、現像ロール54を損傷する可能性があるため、研磨材の使用は一般に は好ましくない。したがって、繊維材料は実質的に非研磨性であることが好まし い。必要なら、リング246に表面研削を施して、直円柱に近いシャフト200の周囲 に均一な寸法を形成することができる。この均一な寸法によって、リング246は 現像ロール54と均一に接触することができる。 中心流路220、半径方向流路230、および清掃媒体202から流出する洗浄液は、 現像ロール54から除去された現像剤を軟化させて、この現像剤を清掃媒体から洗 浄する。洗浄液は、エクソン(Exxon)が市販しているNORPARまたはISOPAR溶剤 などの溶剤から作ることができる。しかし、洗浄液は、画像形成システム10が使 用する現像液から作ることが好ましい。特に、画像形成システム10が使用する洗 浄液は、NORPARまたはISOPAR溶剤のような搬送液に現像剤粒子が分散している。 この現像液は、中心流路220、半径方向流路230、および清掃媒体202からポンプ で供給して、戻り付着した現像剤を清掃ロール64から取り除くために使用するこ とができる。多色システムの場合、現像液の色は、各々の色の相互汚染を防ぐた めに、戻り付着した現像剤と同じ色でなければならない。現像剤の回収が問題で はない場合、溶剤だけを利用することができる。現像ロール54から除去された戻 り付着現像剤は、現像液によって、図1に示す現像液回収容器60内に流入し、画 像形成システム10に供給される現像液に再び含まれる。現像液は、スラッジ状の 戻り付着した現像剤粒子に対して溶剤のように作用する傾向がある。現像液の洗 浄作用は、現像ロール54から除去された戻り付着現像剤を清掃媒体202から実質 的になくし、長期にわたって清掃ロール64の清掃効率を維持する。 図24は、本発明に基づく図21の装置の部品の分解斜視図である。図24は 、シャフト200にリング246を取り付けて清掃媒体202を形成する具体的な構造、 シャフト200を第一ブラケット206および第二ブラケット210に取り付ける具体的 な構造、並びに洗浄液を中心流路220および半径方向流路230に伝達する具体的な 構造を示す。リング246をシャフト200に取り付ける構造は、たとえば、リングを 互いに圧縮して保持する一対のクリップを具備する。図24は、一方のクリップ 248を示す。図24に示すように、第一および第二軸受マウント204、208は、第 一および第二ブラケット206、210に取り付けることができる。第一軸受マウント 204はシャフト200の第一端部224を支持し、第二軸受マウント208はシャフトの第 二端部226を支持する。シャフト200の第二端部226に形成されたピン228は、ギヤ 216に結合して、清掃作用を行うようにシャフトを回転させることができる。 洗浄液を中心流路220、半径方向流路230、および最終的に清掃媒体202に供給 する構造は、回転ユニオンアセンブリ250を具備することができる。図5に示す ように、回転ユニオンアセンブリ250は、保持ハウジング252と、リングスペーサ 254と、ボールベアリング256、258と、クリップ260と、シール262と、回転供給 ハウジング264とを具備する。保持ハウジング252および回転供給ハウジング264 は、一対のねじ穴266、268とねじを介して互いに結合し、ともにリングスペーサ 254と、ボールベアリング256、258と、クリップ260と、シール262とを収容する 。シャフト200の第一端部224は、リングスペーサ254、ボールベアリング256、25 8、クリップ260、シール262から延在し、回転供給ハウジング264の内部キャビテ ィがボア222に届くようになっている。シャフト200は、ギヤ216からの回転力に 応じてリングスペーサ254、ボールベアリング256、258、クリップ260、およびシ ー ル262内で自在に回転する。保持ハウジング252と回転供給ハウジング264は固定 されている。 回転供給ハウジング264内の開口部(図示しない)には、液体供給ラインが装 備されている。液体供給ラインは、外部ポンプが供給する圧力下で、洗浄液を回 転供給ハウジング264のキャビティに供給するために使用される。その結果、洗 浄液は、中心流路220に沿ってボア222内に供給され、半径方向流路230に至る。 こうして、洗浄液は清掃媒体202の多孔性繊維材料から流出し、現像ロールから 除去された戻り付着現像剤を洗浄する。流れの圧力はポンプを介して調節し、清 掃媒体202内の所望の洗浄作用を達成することができる。洗浄作用によって、現 像ロール54から除去された戻り付着現像剤が取り除かれ、画像形成システム10の 現像液供給に再び含まれる。 図25〜図31は、本発明に基づく現像装置の具体的な実施例をさらに示す。 図25は、たとえば図1の画像形成システム10に現像ステーション12、14、16、 18として使用できる現像装置全体の斜視図である。図25に示すように、この現 像装置は、現像ロール54と、第一スキージーロール56と、第二スキージーロール 58と、現像液回収容器60と、プレナム62とを具備する。図25は、清掃ロール64 を示さない。図25は、任意のコロナサブアセンブリ270を示す。現像ロール54 、第一スキージーロール56、第二スキージーロール58、容器60、プレナム62、清 掃ロール64、およびコロナサブアセンブリ270、並びにこれらと協働する電気的 且つ機械的ハードウェアはともに、共通の枠アセンブリ272に取り付けて、現像 ステーションを形成することができる。枠アセンブリ272は、第一側部枠274と、 第二側部枠276と、第一および第二側部枠の間に延在する交差部材278を具備する 。 図26は、図25の現像装置の分解斜視図である。図26に示すように、この 現像装置は、現像サブアセンブリ280と、スキージーサブアセンブリ282と、現像 液回収サブアセンブリ284と、コロナサブアセンブリ270とを具備するように構成 することができる。現像サブアセンブリ280は、現像ロール54と、プレナム62と 、清掃ロール64とを具備する。スキージーサブアセンブリ282は、第一スキージ ーロール56と、第二スキージーロール58とを具備する。現像液回収サブアセンブ リ 284は、容器60を具備する。 図27は、図25に示した現像装置のスキージーサブアセンブリ282の分解斜 視図である。スキージーサブアセンブリ282は、第一スキージーロール56と第二 スキージーロール58のほかに、第一側板286と、第二側板288と、組み立てた場合 に第一および第二側板の間に延在する交差部材290とを具備する。参照符号285で 示すように、交差部材290は、スキージーアセンブリ282の中心に向かって下方に 傾斜するように設計することができる。交差部材290の傾斜した輪郭によって、 現像液は容器60に向かって下方に排出され、現像液が側方に移動するのを防ぐこ とができる。第一および第二側板286、288は各々、ばね287、289によりばね荷重 式に取り付けられる。第一スキージーロール56の第一および第二端部128、130は 各々、第一および第二側板286、288の開口部292、294に回転自在に取り付けられ る。リング291、293は各々、第一スキージーロール56の第一および第二端部128 、130に取り付けられて、現像液が側方に移動するのを防ぐ。第二スキージーロ ール58の第一および第二端部132、134は各々、第一および第二側板286、288の開 口部296、298に回転自在に取り付けられる。 位置決めブロック297、299は、第一および第二側板286、288に取り付けられ、 光受体20の対向側にあるバックアップロールのシャフトを受け入れる。位置決め ブロック297、299は、図29を参照してさらに説明する位置決め機構の一部を形 成する。位置決めブロック297、299によって、光受体20およびバックアップロー ルに対するスキージーロール56、58の位置を調節することができる。位置決めブ ロック297、299は、特に、光受体20に沿ったバックアップロールに対するスキー ジーロール56、58の向きを調節する。位置決めブロック297、299はバックアップ ロールのシャフトに接触する必要はなく、任意の固定面に接触する向きにするこ とができる。 図27をさらに参照すると、第二スキージーロール58の第二端部134は、一連 のギヤ302(図27に部分的に示す)を介してモーター300に結合する。モーター 300は、第二スキージーロール58を常に光受体20に対向する方向に駆動する。そ の結果、第一および第二スキージー部分146、148が回転して、図10〜図14を 参照して上記で説明したように、「ラップアラウンド」現像液を除去する。第一 および第二ブレード部材68a、68bは各々、第一および第二スキージー部分148、1 50に隣接するブレードマウント158、160に取り付けられ、スキージー部分に現像 液が付着していないように保つ。ブレードマウント158、160は、交差部材290に 取り付けられる。 第一スキージーロール56の第二端部130は、ギヤ302とクラッチ304を介してモ ーター300に結合される。クラッチ304は、第一スキージーロール56を選択的に光 受体20に対向する方向に駆動して、図2〜図9を参照して上記で説明したように 、「ドリップライン」現像液を除去するように作動する。第一ブレード機構66は 、ブレードマウント308に取り付けられたブレード部材306を具備する。ブレード マウント308の第一端部310は、第一側板286の開口部に取り付けられる。ブレー ドマウント308の第二端部312は、第二側板288の開口部に取り付けられる。ブレ ードマウント308の第一端部310は、第一側板286に取り付けられたピボット付き レバー314の自由端から延在する。モーター316はカム318を作動させ、このカム は、第一スキージーロール56に対する第一ブレード機構66の清掃動作を調節する ようにレバー314を動かす。 図28は、図25に示した現像装置の現像サブアセンブリ280の分解斜視図で ある。この現像サブアセンブリは、現像ロール54と、プレナム62と、清掃ロール 64のほかに、第一側板320と、第二側板322と、組み立てられた場合に第一および 第二側板の間に延在する交差部材324とを具備する。交差部材324は、参照符号32 3で示すように、現像剤アセンブリ280の中心に向かって下方に傾斜して、現像液 が側方に移動するのを防ぐように設計することができる。さらに、スキージーサ ブアセンブリ282と同様、現像サブアセンブリ280の第一および第二側板320、322 は各々、ばね326、328によりばね荷重式に取り付けられる。現像ロール56の第一 および第二端部124、126は各々、第一および第二側板320、322に回転自在に取り 付けられる。リング325、327は各々、現像ロール54の第一および第二端部128、1 30に取り付けられ、現像液が側方に移動するのを防ぐことができる。 清掃ロール64の第一および第二端部224、226は各々、第一および第二側板320 、 322に取り付けられた軸受マウント204、208に取り付けられる。リング329、331 も、各々清掃ロール64の第一および第二端部224、226に取り付けられて、現像液 が側方に移動するのを防ぐことができる。位置決めブロック330、332は、第一お よび第二側板320、322に取り付けられて、光受体20の対向側にあるバックアップ ロールのシャフトを受け入れるか、または他の固定面に接触する。位置決めブロ ック297、299と同様に、ブロック330、332は、図29を参照してさらに説明する 位置決め機構の一部を形成する。位置決めブロック330、332によって、間隙ホイ ールを使わずに、現像ロール54と光受体20との間の間隔を調節することができる 。間隙ホイールを使用すると、光受体の動きに悪影響を及ぼす可能性がある。図 28にさらに示すように、現像ロール54の第二端部126は、一連のギヤを介して モーター334に結合する。モーター334は、現像ロール54を光受体20と同方向に駆 動し、現像液を供給する。プレナム62は、ねじ336、338を使って各々第一および 第二側板320、322に取り付けることができる。プレナム62は、参照符号340、342 で示すように、現像サブアセンブリ280の中心に向かって下方に傾斜する側方表 面を具備し、現像液が側方に移動するのを防ぐことができる。 図29は、本発明に従って、光受体20のような画像形成支持体に対して現像装 置を位置決めする機構の部分斜視図である。図29に示すように、バックアップ ロール341、343は、現像装置に対向する光受体20の側に取り付けることができる 。バックアップロール341は、位置決めブロック297、299により保持される端部 を有するシャフト345を具備し、バックアップロールに対する第一スキージーの 位置を調節する。バックアップロール341は、第一スキージーロール56の押し付 けに対応して光受体20を支持する。同様に、バックアップロール343は、位置決 めブロック330、332により保持される端部を有するシャフト347を具備し、現像 ロール54と光受体20との間の間隔を調節する。位置決めブロック297、299、320 、322およびバックアップロール341、343はともに、位置決め機構を形成する。 位置決めブロック320、322によって、光受体20に接触せずに、光受体20に対して 現像装置を位置決めすることができる。その結果、位置決め機構は、画像形成過 程における光受体20の運動の質が妨げられるのを防ぐ。 図30は、図25に示した現像装置のコロナサブアセンブリの分解斜視図であ る。図30に示すように、コロナサブアセンブリ270は、グリッド344と、コロナ ワイヤ346と、第一および第二緊張ブロック348、350を有するコロナワイヤ緊張 アセンブリとを具備する。コロナサブアセンブリ270を装備することは任意だが 、多色画像形成用の最初の三つの現像ステーション12、14、16各々にコロナサブ アセンブリ270を装備することが望ましい。特に、光受体20を露光および放電し て潜像を形成し、この潜像を現像した後、コロナサブアセンブリ270は、次の露 光/現像動作に必要な電位まで光受体20を帯電させる。たとえば、第一露光ステ ーション32が、画像方向のパターンで光受体20を放電して潜像を形成し、第一現 象ステーション12が潜像を現像した後、第一現像ステーションのコロナサブアセ ンブリ270が光受体を帯電させてから、次の露光ステーション34および次の現像 ステーション14が起動する。 図31は、図25に示した現像装置の現像液回収サブアセンブリの分解斜視図 である。図31に示すように、現像液回収容器60は、交差部材278の排水孔354に 取り付けられる排水口352を具備する。液体ラインは、排水口352および排水孔35 4に結合され、現像液を容器60から回収することができる。図31にさらに示す ように、枠アセンブリ272の第一および第二側板274、276は各々、参照符号356で 示すスキージーサブアセンブリ282を取り付ける範囲、参照符号358で示す現像サ ブアセンブリ280を取り付ける範囲、および参照符号360で示すコロナサブアセン ブリ270を取り付ける範囲を具備する。枠アセンブリ272は、各々第一および第二 側板274、276に対して垂直に延在するガイドプレート362、364をさらに具備する 。ガイドプレート362、364は各々、図32を参照して説明する現像システムハウ ジングの垂直スロット内に取り付けられているガイドポスト366、368を具備する 。 図32は、本発明に従って複数の現像ステーションを支持および起動する多色 現像システムハウジング370の斜視図である。図32では、分かりやすくするた めに、現像システムハウジング370は、一つの現像ステーション14を具備するよ うに示す。図31の現像ステーション14は、図25〜図31を参照して上記で説 明した現像装置に適合する。図32に示すように、現像システムハウジング370 は、第一および第二側壁372、374を具備する。側壁372、374は各々、各現像ステ ーション12、14、16、18に隣接して垂直方向に整列配置された一対のスロット37 6、378を具備する。現像ステーションから外側に延在するガイドポスト366、368 は各々、スロット376、378の一つの中に垂直に取り付けられる。この現像システ ムハウジング370は、各々の現像ステーション12、14、16、18に対して、一対の カム382を有するカム機構380をさらに具備する。カム382は、各現像ステーショ ン12、14、16、18上のポスト384と係合する。カム機構380は、各々のカム382を 回転させて、光受体20に対応して各々の現像ステーション12、14、16、18を上下 に動かす。こうして、現像ロール54を光受体20付近に係合させて現像液を供給し 、第一および第二スキージーロール56、58を光受体に押し付けて過剰現像液を除 去することができる。 以下の非限定的な例は、本発明に基づく現像装置の構造および機能をさらに示 すために記載する。 実施例1 この例は、クラウン状輪郭を有する第一スキージーロール56を現像装置に組み 付けて使用する例に関する。長さ約10.25in(26.04cm)、直径約0.6 4in(1.63cm)の直円柱状金属シャフトを機械加工して、長さ約0.375in (0.95cm)および直径約0.2in(0.5cm)の第一端部、長さ約0.375in (0.95cm)および直径約0.2in(0.5cm)の第二端部、並びにシャフトの 中心長手方向軸線に沿って第一端部と第二端部との間に延在するコアを形成した 。コアは、長さが約9.5in(24.13cm)であり、直径が長手方向軸線に沿っ て変化するように機械加工した。コアの直径は、コアの中間点にて最大であり、 コアの対向端部にて最小だった。特に、コアは、以下の式により決定したクラウ ン状輪郭を有するように機械加工した: L=2[(Dmax−Dmin/2)(2r−(Dmax−Dmin/2))]1/2 ここで、クラウン状輪郭は半径rの円弧に適合し、Lはコアの長さ、Dmaxは、 コアの長さに沿ったコアの最大径、つまり中間点におけるコア径、Dminは、コ アの長さに沿ったコアの最大径、つまり各々の端部の直径である。この例では、 r=540in(1371.6cm)、L=9.5in(24.13cm)、Dmax=0.6 25in(1.59cm)、Dmin=0.565in(1.44cm)である。 機械加工したシャフトのコアは、長さ約9in(22.9cm)および直径約0.8 5in(2.16cm)の直円柱状金型に配置した。コアは、金型の長手方向軸線の 周囲で同心だった。金型を密封した後、ポリウレタンからなるエラストマー材料 を金型内に射出した。エラストマー材料の弾性率は、硬化時で約55〜65ショ アAだった。エラストマー材料を硬化させた後、シャフトおよびエラストマー材 料を金型端部の円形開口部を介して金型から取り出した。結果として得られたス キージーロールのコアおよびエラストマー材料はともにクラウン状輪郭を有し、 全体の直径は、シャフトの長手方向軸線に沿って変化していた。エラストマー材 料を研削して、コアおよびエラストマー材料の全体の直径がシャフトの長手方向 軸線に沿って実質的に一定の直円柱状のスキージーロールを形成した。コアおよ び研削したエラストマー材料の全体の直径は、約0.78in(1.98cm)だった 。研削作業を行って、不規則な粗さが約40AA(算術平均)の表面組織をエラ ストマー材料に付与した。 スキージーロールの第一および第二端部は、湿式電子写真画像形成システムの 現像ステーション内の軸受マウントに配置した。現像ステーションは、画像形成 システムの連続光受体ベルトを支持するドラムに隣接して取り付けた。ばね機構 を介して軸受マウントに負荷力を付与し、ドラム上に取り付けられた光受体ベル トにスキージーロールを押し付けた。光受体ベルトは、スキージーロールに平行 に延在する幅が約11in(27.9cm)、スキージーロールに垂直に延在する長 さが約19.8in(50.3cm)だった。このスキージーロールおよび光受体ベル トは、長さが約9in(22.9cm)、かつ光受体ベルトの画像形成領域の幅より わずかに大きい圧力ニップを形成した。 ドラムは、約3in(7.62cm)/sの表面速度にて光受体ベルトを回転させる ように駆動した。スキージーロールは、同じ表面速度にて光受体ベルトと接触す ることにより摩擦作用により駆動した。ばね機構は、ニップに沿って実質的に均 一な力を生じるのに十分な負荷力を実験的に決定するように調節した。約4lbs (1.8kg)の負荷力をスキージーロールシャフトの第一端部と第二端部各々に 付与すると、スキージーロールの構造が上記のとおりである場合、ニップに沿っ て実質的に均一な力が生じることが分かった。約4〜6lbs(1.8〜2.7kg) の負荷力でも、許容可能な範囲で均一に押し付けられ、現像液の効果的な膜が形 成されると考えられる。作動の際、スキージーロールを観察して、光受体の画像 形成領域の幅に沿って現像液が実質的に均一に除去され、実質的に均一な膜が形 成され、現像液が乾燥して現像画像が形成されることを確認した。 実施例2 この例は、戻り付着したトナーを現像装置から除去する上記の清掃ロール64の ような手段を現像装置に組み付けて使用する例に関する。真鍮片を機械加工して 、図21に示すシャフト200に実質的に適合するシャフトを形成した。六辺形の 断面を有するシャフト部分の長さは、約32.0cmだった。このシャフトは、六 辺形の対向面間の寸法が約1.27cmだった。シャフトには長手方向のボアを形 成して、中心流路を形成した。中心流路は、直径約0.62cm、長さ約30.8cm だった。シャフトの六辺形部分には、102個の半径方向流路を形成した。半径 方向流路は各々、中心流路からシャフトの外面の開口部まで、半径方向外側に延 在した。半径方向流路および開口部は各々、直径約0.26cmだった。半径方向 流路は各々、長さ約0.32cmだった。半径方向流路は、シャフトの六辺形部分 の長さに沿って間隔を置いて配置した。半径方向流路は、中心流路の共通部分か ら延在する3個の半径方向流路の集合に分割した。3個の半径方向流路の集合は 各々、シャフトの長さに沿って隣接集合から約0.64cm間隔を置いて配置した 。各集合内の半径方向流路は、互いに約120度の角度を形成し、その結果、半 径方向流路は、六辺形シャフトの交互の平面に形成された開口部で終了した。 SCOTCHBRITETM T-TALC空気付与繊維材料の60個のリングを、シャフトの六辺 形の周囲に取り付けた。各リングは、シャフトの他のリングにより圧縮された場 合、シャフトの長さに沿って延在する圧縮厚さが約0.36cmであり、圧縮され ない場合の厚さは約0.75cmだった。各リングの全体の直径は、約2.54cmだ った。各リングの取付開口部の直径が約1.27cmの場合、各リングのシャフト か ら外側に延在する半径方向の厚さは約0.64cmである。リングは、SCOTCHBRITETM T-TALC空気付与繊維材料のシートからディスクを打ち抜き、ディスクに取付 開口部を打ち抜いて形成した。クリップを使って、ディスクをシャフト上に保持 した。繊維リングを取り付けたシャフトは、各端部に約0.68kgの負荷力を付 与して現像ロールに押し付けた。 実質的に図5および図6を参照して説明したような回転ユニオンを、中心流路 に通じる開放ボアを有するシャフトの端部に結合した。現像液供給源を回転ユニ オンに結合し、ポンプを使って現像液を回転ユニオンおよび中心流路に圧入した 。シャフトの他の端部は、ギヤに結合した。ギヤはモーターで駆動し、約57rp mの速度でシャフトを回転させた。ポンプは、約0.5l/mの流量で現像液を中心 流路に圧入するように調節した。シャフトを回転させると、繊維リングは、戻り 付着した現像剤を現像ロールから除去した。同時に、中心流路に圧入された現像 液は半径方向流路から押し出され、繊維リングを介して、除去された戻り付着現 像剤を洗浄した。 以上で、本発明について具体的な実施例を説明した。その他の長所および変形 例は、当業者であれば、本明細書に記載された本発明の仕様および実践から容易 に理解することができるであろう。したがって、仕様および例は例示的なものに 過ぎず、本発明の真の範囲および精神は、以下の請求の範囲に記載する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 モー,エドワード・ジェイ アメリカ合衆国55164−0898ミネソタ州セ ント・ポール、ポスト・オフィス・ボック ス64898 (72)発明者 コルブ,ダブリュー・ブレイク アメリカ合衆国55164−0898ミネソタ州セ ント・ポール、ポスト・オフィス・ボック ス64898 (72)発明者 ブロフィー,ジョゼフ・ティ アメリカ合衆国55164−0898ミネソタ州セ ント・ポール、ポスト・オフィス・ボック ス64898 (72)発明者 ミルボーン,トーマス・エム アメリカ合衆国55164−0898ミネソタ州セ ント・ポール、ポスト・オフィス・ボック ス64898 (72)発明者 ラング,アーサー・ブイ アメリカ合衆国55164−0898ミネソタ州セ ント・ポール、ポスト・オフィス・ボック ス64898 (72)発明者 ラーソン,ドナルド・エイチ アメリカ合衆国55164−0898ミネソタ州セ ント・ポール、ポスト・オフィス・ボック ス64898 (72)発明者 ゴーナガ,アルバート アメリカ合衆国55164−0898ミネソタ州セ ント・ポール、ポスト・オフィス・ボック ス64898 (72)発明者 ジェンセン,スティーブン・シー アメリカ合衆国55164−0898ミネソタ州セ ント・ポール、ポスト・オフィス・ボック ス64898 (72)発明者 ワトソン,ジョン・ディ アメリカ合衆国55164−0898ミネソタ州セ ント・ポール、ポスト・オフィス・ボック ス64898

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.湿式電子画像形成システムの画像形成支持体に静電潜像を現像し、該画像 形成支持体が、潜像を現像する際に第一方向に動く現像システムであって、 現像液を画像形成支持体の画像形成領域に供給し、静電潜像を現像する現像装 置と、 第一スキージーロールと、 該第一スキージーロールを画像形成支持体に押し付け、該第一スキージーロー ルを該画像形成支持体により第一方向に駆動する第一押圧機構であって、該第一 スキージーロールが、静電潜像を画像形成支持体の画像形成領域に現像する際に 、現像装置により塗布された第一の過剰現像液を画像形成支持体の画像形成領域 から除去し、かつ、画像形成支持体の第一運行方向に対して該第一スキージーロ ールの上流側にて画像形成支持体から第一の過剰現像液を除去し、第一の過剰現 像液の一部が、該第一スキージーロールの下流側に達し、該第一の過剰現像液の 該部分が、該第一スキージーロールから該画像形成支持体に移動する第一押圧機 構と、 画像形成支持体の非画像形成領域が第一スキージーロールを通過した後、該第 一スキージーロールを第一方向に対向する第二方向に駆動する第一駆動機構であ って、該第一スキージーロールが、現像装置が画像形成支持体に現像液を塗布す るのを終了することにより形成された第二の過剰現像液を画像形成支持体から実 質的に除去する第一駆動機構と、 第二スキージーロールと、 第一スキージーロールの下流側に隣接する部分にて第二スキージーロールを画 像形成支持体に押し付ける第二押圧機構と、 第二スキージーロールを第一方向に対向する第二方向に駆動する第二駆動機構 であって、該第二スキージーロールが、第一スキージーロールから移動した第一 の過剰現像液部分を画像形成支持体から除去する第二駆動機構と を具備する現像システム。 2.第一スキージーロールが第二方向に移動する際に、該第一スキージーロー ルが画像形成支持体から除去した第二の過剰現像液の少なくとも一部を該第一ス キージーロールから除去する機構と、第二スキージーロールが画像形成基板から 除去した第一の過剰現像液の少なくとも一部を該第二スキージーロールから除去 する機構をさらに具備する請求項1記載の現像システム。 3.第二スキージーロールが、共通のロールシャフトの周囲に取り付けられた 第一スキージー部分と第二スキージー部分を具備し、該第一スキージー部分が、 第一スキージーロールの第一端部にて該第一スキージーロールから移動した第一 の過剰現像液部分を画像形成支持体から除去するように配置され、第二スキージ ー部分が、該第一スキージーロールの第二端部にて該第一スキージーロールから 移動した第一の過剰現像液部分を画像形成支持体から除去するように配置された 請求項1記載の現像システム。 4.現像液が、現像装置に戻り付着した現像剤を生成する請求項1記載の現像 システムであって、 シャフトと、 該シャフトの外面の周囲に取り付けられた清掃媒体と、 洗浄液を該清掃媒体に供給する液体流動機構と、 該清掃媒体を現像装置に押し付ける第三押圧機構と、 該シャフトおよび該清掃媒体を回転させる第三駆動機構であって、該清掃媒体 が、戻り付着した現像剤を現像装置から除去し、洗浄液が、除去された戻り付着 現像剤の少なくとも一部を該清掃媒体から洗浄する第三駆動機構と をさらに具備する現像システム。 5.液体流動機構が、シャフトの長手方向軸線に沿って延在する中心流路と、 該中心流路から半径方向外側にシャフトの外面まで延在する複数の半径方向流路 から成り、該中心流路が洗浄液を該半径方向流路に供給し、該半径方向流路が洗 浄液をシャフトの外面に供給し、該清掃媒体が複数の流路を備え、洗浄液が、該 流路から伝達されて、除去された戻り付着現像剤を該清掃媒体から洗浄する請求 項4記載の現像システム。 6.第一スキージーロールが、第一端部、第二端部、およびシャフトの長手方 向軸線に沿って該第一端部と該第二端部との間に延在するコアを有するシャフト と、該コアの周囲に形成されたエラストマー材料を具備し、該コアが、長手方向 軸線に対して垂直に配置された、長手方向軸線に沿って変化する断面を有し、第 一押圧機構が、第一端部と第二端部各々に負荷力を付与して、第一スキージーロ ールの該コアを画像形成支持体に押し付け、その結果、エラストマー材料と該画 像形成支持体との間に圧力ニップが形成され、該コアの断面、並びに第一端部お よび第二端部各々に付与される負荷力が、該ニップに沿って実質的に均一な圧力 を生じるように選択され、その結果、第一スキージーロールが、第一および第二 の過剰現像液を画像形成支持体から実質的に均一に除去する請求項4記載の現像 システム。 7.第一スキージーロールのコアの断面が実質的に円形であり、該コアがクラ ウン状輪郭を有し、その結果、該コアの断面の直径が、該コアの長手方向軸線に 沿って変化し、該直径が長手方向軸線に沿った該コアの中間点にて最大である請 求項6記載の現像システム。 8.第一スキージーロールが、第一端部、第二端部、およびシャフトの長手方 向軸線に沿って該第一端部と該第二端部との間に延在するコアを有するシャフト と、該コアの周囲に形成されたエラストマー材料とを具備し、該コアが、長手方 向軸線に対して垂直に配置された、長手方向軸線に沿って変化する断面を有し、 第一押圧機構が、該第一端部と該第二端部各々に負荷力を付与して、第一スキー ジーロールの該コアを画像形成支持体に押し付け、その結果、エラストマー材料 と画像形成支持体との間に圧力ニップが形成され、該コアの断面、並びに該第一 端部および該第二端部各々に付与される負荷力が、該ニップに沿って実質的に均 一な圧力を生じるように選択され、その結果、該第一スキージーロールが、第一 および第二の過剰現像液を画像形成支持体から実質的に均一に除去する請求項1 記載の現像システム。 9.第一スキージーロールのコアの断面が実質的に円形であり、該コアがクラ ウン状輪郭を有し、その結果、該コアの断面直径が、該コアの長手方向軸線に沿 って変化し、該直径が長手方向軸線に沿った該コアの中間点にて最大である請求 項 8記載の現像システム。 10.静電潜像を湿式電子写真画像形成システムの画像形成支持体に現像し、 該画像形成支持体が、潜像を現像する際に第一方向に動く現像システムであって 、 現像液を画像形成支持体の画像形成領域に供給し、静電潜像を現像する現像装 置と、 スキージーロールと、 該スキージーロールを画像形成支持体に押し付ける押圧機構であって、該スキ ージーロールが画像形成支持体により第一方向に駆動され、該スキージーロール が、画像形成支持体の画像形成領域に静電潜像を現像する際に現像装置により付 与された第一の過剰現像液を画像形成支持体の画像形成領域から除去する押圧機 構と、 画像形成支持体の非画像形成領域がスキージーロールを通過した後に、該スキ ージーロールを第一方向に対向する第二方向に駆動する駆動機構であって、該ス キージーロールが、現像装置が画像形成支持体に対する現像液の付与を終了した ことにより形成された第二の過剰現像液を画像形成支持体から実質的に除去する 駆動機構と を具備し、 該スキージーロールが、第一端部、第二端部、およびシャフトの長手方向軸線 に沿って該第一端部と該第二端部との間に延在するコアを有するシャフトと、該 コアの周囲に形成されたエラストマー材料とを具備し、該コアが、長手方向軸線 に対して垂直に配置された、長手方向軸線に沿って変化する断面を有し、押圧機 構が、該第一端部と該第二端部各々に負荷力を付与して、該スキージーロールの 該コアを画像形成支持体に押し付け、その結果、エラストマー材料と画像形成支 持体との間に圧力ニップが形成され、該コアの断面、並びに該第一端部および該 第二端部各々に付与される負荷力が、該ニップに沿って実質的に均一な圧力を生 じるように選択され、その結果、該スキージーロールが第一および第二の過剰現 像液を画像形成支持体から実質的に均一に除去する現像システム。 11.スキージーロールのコアの断面が実質的に円形であり、該コアがクラウ ン状輪郭を有し、その結果、該コアの断面直径が該コアの長手方向軸線に沿って 変化し、該直径が長手方向軸線に沿った該コアの中間点にて最大である請求項1 0記載の現像システム。 12.スキージーロールが第二方向に動く際に、該スキージーロールが画像形 成支持体から除去した第二の過剰現像液の少なくとも一部を該スキージーロール から除去する機構をさらに具備する請求項10記載の現像システム。 13.静電潜像を湿式電子写真画像形成システムの画像形成支持体に現像し、 該画像形成支持体が、潜像を現像する際に第一方向に動く現像システムであって 、 現像液を画像形成支持体の画像形成領域に供給し、静電潜像を現像する現像装 置と、 スキージーロールと、 該スキージーロールを画像形成支持体に押し付ける第一押圧機構であって、該 スキージーロールが画像形成支持体により第一方向に駆動され、該スキージーロ ールが、画像形成支持体の画像形成領域に静電潜像を現像する際に現像装置によ り付与された第一の過剰現像液を画像形成支持体の画像形成領域から除去する押 圧機構と、 画像形成支持体の非画像形成領域が該スキージーロールを通過した後に、該ス キージーロールを第一方向に対向する第二方向に駆動する駆動機構であって、該 スキージーロールが、現像装置が画像形成支持体に対する現像液の付与を終了し たことにより形成された第二の過剰現像液を画像形成支持体から実質的に除去す る駆動機構と を具備し、 現像液が、現像装置上に戻り付着した現像剤を生成する可能性があり、 シャフトの外面の周囲に取り付けられた清掃媒体と、 洗浄液を該清掃媒体に供給する液体流動機構と、 該清掃媒体を現像装置に押し付ける第二押圧機構と、 該シャフトおよび該清掃媒体回転させる第二駆動機構であって、該清掃媒体が 戻り付着した現像剤を現像装置から除去し、洗浄液が、除去された戻り付着現像 剤の一部を該清掃媒体から洗浄する駆動機構と をさらに具備する現像装置。 14.液体流動機構が、シャフトの長手方向軸線に沿って延在する中心流路と 、該中心流路から半径方向外側に該シャフトの外面まで延在する複数の半径方向 流路から成り、該中心流路が洗浄液を該半径方向流路に供給し、該半径方向流路 が洗浄液をシャフトの外面に供給し、該清掃媒体が複数の流路を備え、洗浄液が 、該流路から伝達されて、除去された戻り付着現像剤を該清掃媒体から洗浄する 請求項13記載の現像システム。 15.スキージーロールが第二方向に動く際に、該スキージーロールが画像形 成支持体から除去した第二の過剰現像液の少なくとも一部を該スキージーロール から除去する機構をさらに具備する請求項13記載のシステム。 16.静電潜像を湿式電子写真画像形成システムの画像形成支持体に現像し、 該画像形成支持体が、潜像を現像する際に第一方向に動く現像システムであって 、 現像液を画像形成支持体の画像形成領域に供給し、静電潜像を現像する現像装 置と、 第一スキージーロールと、 該第一スキージーロールを画像形成支持体に押し付ける第一押圧機構であって 、該第一スキージーロールが画像形成支持体により第一方向に駆動され、該第一 スキージーロールが、画像形成支持体の画像形成領域に静電潜像を現像する際に 現像装置により付与された過剰現像液を画像形成支持体の画像形成領域から除去 し、該第一スキージーロールが、画像形成支持体の第一運動方向に対して該第一 スキージーロールの上流側にて、該画像形成支持体から過剰現像液を除去し、過 剰現像液の一部が該第一スキージーロールの下流側に達し、過剰現像液の該部分 が、該第一スキージーロールから画像形成支持体に伝達される第一押圧機構と、 第二スキージーロールと、 該第二スキージーロールを第一スキージーロールの下流側に隣接する位置にて 画像形成支持体に押し付ける第二押圧機構と、 第二スキージーロールを第一方向に対向する第二方向に駆動する駆動機構であ っ て、該第二スキージーロールが、第一スキージーロールから移動した過剰現像液 部分を画像形成支持体から除去する駆動機構と を具備し、 現像液が、現像装置上に戻り付着した現像剤を生成する可能性があり、 シャフトと、 該シャフトの外面の周囲に取り付けられた清掃媒体と、 洗浄液を該清掃媒体に供給する液体流動機構と、 該清掃媒体を現像装置に押し付ける第三押圧機構と、 該シャフトおよび該清掃媒体を回転させる第三駆動機構であって、該清掃媒体 が、戻り付着した現像剤を現像装置から除去し、洗浄液が、除去された戻り付着 現像剤を該清掃媒体から洗浄する第三駆動機構と をさらに具備する現像装置。 17.第二スキージーロールが画像形成支持体から除去した過剰現像液の少な くとも一部を第二スキージーロールから除去する機構をさらに具備する請求項1 6記載の現像システム。 18.第二スキージーロールが、共通のロールシャフトの周囲に取り付けられ た第一スキージー部分と第二スキージー部分を具備し、該第一スキージー部分が 、第一スキージーロールの第一端部にて該第一スキージーロールから移動した過 剰現像液の部分を画像形成支持体から除去するように配置され、該第二スキージ ー部分が、第一スキージーロールの第二端部にて第一スキージーロールから移動 した過剰現像液部分を画像形成支持体から除去するように配置された請求項16 記載の現像システム。 19.液体流動機構が、シャフトの長手方向軸線に沿って延在する中心流路と 、該中心流路から半径方向外側にシャフトの外面まで延在する複数の半径方向流 路から成り、該中心流路が洗浄液を該半径方向流路に供給し、該半径方向流路が 洗浄液をシャフトの外面に供給し、該清掃媒体が複数の流路を備え、洗浄液が、 該流路から伝達されて、除去された戻り付着現像剤を該清掃媒体から洗浄する請 求項16記載の現像システム。 20.第一スキージーロールが、第一端部、第二端部、およびシャフトの長手 方向軸線に沿って該第一端部と該第二端部との間に延在するコアを有するシャフ トと、該コアの周囲に形成されたエラストマー材料とを具備し、該コアが、長手 方向軸線に対して垂直に配置された、長手方向軸線に沿って変化する断面を有し 、第一押圧機構が、該第一端部と該第二端部各々に負荷力を付与して、該第一ス キージーロールのコアを画像形成支持体に押し付け、その結果、エラストマー材 料と画像形成支持体との間に圧力ニップが形成され、該コアの断面、並びに該第 一端部および該第二端部各々に付与される負荷力が、該ニップに沿って実質的に 均一な圧力を生じるように選択され、その結果、該第一スキージーロールが過剰 現像液を画像形成支持体から実質的に均一に除去する請求項16記載の現像シス テム。 21.第一スキージーロールのコアの断面が実質的に円形であり、該コアがク ラウン状の輪郭を有し、その結果、該コアの断面の直径が、該コアの長手方向軸 線に沿って変化し、該直径が長手方向軸線に沿った該コアの中間点にて最大であ る請求項20記載の現像システム。 22.静電潜像を湿式電子写真画像形成システムの画像形成支持体に現像し、 該画像形成支持体が、潜像を現像する際に第一方向に動く現像システムであって 、 現像液を画像形成支持体の画像形成領域に供給し、静電潜像を現像する現像装 置と、 スキージーロールと、 第一スキージーロールを画像形成支持体に押し付ける第一押圧機構であって、 該第一スキージーロールが画像形成支持体により第一方向に駆動され、該第一ス キージーロールが、画像形成支持体の画像形成領域に静電潜像を現像する際に現 像装置により付与された過剰現像液を画像形成支持体の画像形成領域から除去す る第一押圧機構と を具備し、 スキージーロールが、第一端部、第二端部、およびシャフトの長手方向軸線に 沿って該第一端部と該第二端部との間に延在するコアを有するシャフトと、該コ アの周囲に形成されたエラストマー材料とを具備し、該コアが、長手方向軸線に 対して垂直に配置された、長手方向軸線に沿って変化する断面を有し、第一押圧 機構が、該第一端部と該第二端部各々に負荷力を付与して、第一スキージーロー ルのコアを画像形成支持体に押し付け、その結果、エラストマー材料と画像形成 支持体との間に圧力ニップが形成され、該コアの断面、並びに該第一端部および 該第二端部各々に付与される負荷力が、該ニップに沿って実質的に均一な圧力を 生じるように選択され、その結果、第一スキージーロールが、過剰現像液を画像 形成支持体から実質的に均一に除去し、 現像液が、現像装置上に戻り付着した現像剤を生成する可能性があり、 シャフトと、 該シャフトの外面の周囲に取り付けられた清掃媒体と、 洗浄液を該清掃媒体に供給する液体流動機構と、 該清掃媒体を現像装置に押し付ける第二押圧機構と、 該シャフトおよび該清掃媒体を回転させる駆動機構であって、該清掃媒体が戻 り付着した現像剤を現像装置から除去し、洗浄液が、除去された戻り付着現像剤 の少なくとも一部を該清掃媒体から洗浄する駆動機構と をさらに具備する現像装置。 23.スキージーロールのコアの断面が実質的に円形であり、該コアがクラウ ン状輪郭を有し、その結果、該コアの断面直径が、該コアの長手方向軸線に沿っ て変化し、該直径が長手方向軸線に沿った該コアの中間点にて最大である請求項 22記載の現像システム。 24.液体流動機構が、シャフトの長手方向軸線に沿って延在する中心流路と 、該中心流路から半径方向外側にシャフトの外面まで延在する複数の半径方向流 路から成り、該中心流路が洗浄液を該半径方向流路に供給し、該半径方向流路が 洗浄液をシャフトの外面に供給し、清掃媒体が複数の流路を備え、洗浄液が、該 流路から伝達されて、除去された戻り付着現像剤を該清掃媒体から洗浄する請求 項22記載の現像システム。
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