JPH11512838A - 現像装置から後板状現像液を除去する装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 現像装置から後板状現像液を除去する装置は、シャフト（７４）と、シャフトの外面の周りに取り付けられるクリーニング媒体（７６）と、クリーニング媒体を現像装置に対して負荷をかける手段と、シャフト及びクリーニング媒体を回転する手段とを含み、クリーニング媒体が現像装置から後板状現像液を除去する。クリーニング媒体は、複数の流れパスを有する繊維材料を含んでもよい。流体流れ手段を設けて、クリーニング液をクリーニング媒体へ分配して、除去された後板状現像液の少なくとも一部をクリーニング媒体から流し出すこともできる。

Description

【発明の詳細な説明】 現像装置から後板状現像液を除去する装置発明の分野 本発明は、主に液体電子記録画像形成技術に関し、特に、液体電子記録画像形 成装置の現像装置から後板状現像液を除去する技術に関する。発明の背景 液体電子記録画像形成装置は、現像液が分配され潜像を現像する画像形成支持 体を含む。液体電子記録画像形成装置は、画像形成支持体として誘電体または光 導電記録媒体を含む。光導電記録媒体は光導電性材料を含む。潜像は、放射のパ ターンで光導電記録媒体を選択的に放電することによって光導電記録媒体上に形 成することができ、潜像は静電スタイラスで誘電体を選択的に放電することによ って誘電媒体上に形成することができる。液体電子写真画像形成装置は、例のた めに論じられる。 液体電子写真画像形成装置は一般に、光導電記録媒体、消去ステーション、充 電ステーション、露光ステーション、現像ステーション、画像乾燥ステーション 及び移送ステーションを含む。光導電記録媒体は、光導電記録ベルト、光導電記 録ドラムまたは光導電記録シートの形態を取る。画像形成操作のために、光導電 記録媒体は液体電子記録画像形成装置の各ステーションを通って動く。 消去ステーションは、光導電記録媒体を露光して、先の画像形成操作から残る 静電荷を均一に放電するのに十分な放射線を消去する。充電ステーションは、光 導電記録媒体の表面を帯電する。露光ステーションは、光導電記録媒体の表面へ 選択的に充電して、静電潜像を形成する。多色画像形成装置は、複数の潜像を形 成するいくつかの露光ステーションを含む。多色画像形成装置の各潜像は、再生 する対象の元の多色画像に対する複数の色分解画像のひとつを表す。 潜像が形成されると、現像ステーションは現像液を光導電記録媒体へ塗布し、 潜像を現像する。多色画像形成装置において、複数の現像ステーションの各々は 、適切な着色現像液を光導電記録媒体へ塗布し、対応する色分解画像の中間表示 を形成する。乾燥ステーションは、単数または複数の現像ステーションによって 塗布された現像液を乾燥する。移送ステーションは、現像ステーションで塗布さ れた現像液を光導電記録媒体から、１枚の紙またはフィルム等の出力支持体へ移 送して、元の画像の可視表示を形成する。 現像ステーションは一般に、現像ロールまたはベルト等の現像装置を含む。現 像ロールの操作は例のために論じられる。現像ロールは駆動機構によって回転さ れ、バイアス電位で充電される。回転する荷電現像ロールは、現像液を光導電記 録媒体の画像形成領域の表面へ分配して潜像を現像する。現像ロールは一般に光 導電記録媒体の表面から少し離れた位置に配置され、現像液の薄い層を結果とし て生ずるギャップを越えて分配することができる。多色画像形成装置において、 現像過程は、複数の現像ステーションの各々で繰り返され、異なる色の現像液を 光導電記録媒体へ塗布し、異なる色分解画像を現像する。 操作の間、後板状現像粒子は現像ロールの表面に蓄積する。「後板状」という 用語は、光導電記録媒体の表面と現像ロールの表面との間の電位差によって現像 ロールに現像する現像液の量を意味する。回転する現像ロール上の現像液は、光 導電記録媒体の表面を湿らせ、現像ニップを形成する。光導電記録媒体の画像形 成領域が現像ニップに入ると、画像の背景領域は現像ロールバイアスよりもわず かに電位が高く、潜像は現像ロールバイアスよりも有意に電位が低い。 現像ロールバイアスと潜像との間の電位差により、潜像へ現像液の「前板」が 発生する。背景領域と現像ロールバイアスとの間の電位差により、現像ロールの 表面へ現像液の「後板」が発生する。後板状現像液は、たまるままにしておくと 、小電荷を保ち、適切な画像の現像に必要な現像ベクトルに影響を与える。後板 状現像液の蓄積により、現像液が光導電記録媒体の表面へ一定せずに移送される 。更に、後板状現像液は現像ステーション内の他の部品上にも蓄積して、現像液 が現像ロールへ分配されるのに影響を与える。 後板状現像液が大量に現像ロールにたまるのを回避するために、普通は、後板 状現像液を除去する装置を設けることが望ましい。既存の液体電子記録画像形成 装置において、現像液除去装置は一般にクリーニングブレードまたはクリーニン グロールを具備する。クリーニングブレードは、現像ロールの表面から現像液を こする。クリーニングロールは回転して、現像ロールから後板状現像液を除去す る。除去された現像液はクリーニングロールの表面によって運ばれる。 現像ロールから除去された後板状現像液はクリーニングブレードまたはクリー ニングロールにたまる。後板状現像液は通常スラッジと同等の粘稠度を有し、ク リーニングブレードまたはクリーニングロールのクリーニング効果に影響を与え る。大量にたまると、クリーニングブレードまたはクリーニングロールは、実際 に、たまった現像液のいくらかを現像ロールに戻すため、現像液除去装置の効果 を完全に害する。後板状現像液が大量にたまると、現場サービス技術者がクリー ニングブレードまたはクリーニングロールを交換またはクリーニングしなければ ならない。 メンテナンス作業数を減らし、メンテナンス作業とメンテナンス作業との間を 長くし、後板状現像液に関連する問題を回避するために、現像ロールから後板状 現像液を除去する改良された装置が必要である。特に、長期間にわたり、現像ロ ールから後板状現像液の効果的な除去を維持することができる装置が必要である 。発明の開示 本発明は、液体電子記録画像形成装置の現像装置から後板状現像液を除去する 装置に関連する。本発明はまた、現像装置から後板状現像液を除去するそのよう な装置を組み込む画像形成装置に関連する。本発明の装置は、クリーニング効果 を高め、高まったクリーニング効果を長期間維持することができる。更に、本発 明の装置は、再生及び再使用のために後板状現像液を再分散できるため、現像液 の消費を減らすことができる。 第１の実施態様において、本発明の現像液除去装置及び画像形成装置は、クリ ーニング液をシャフトの外面へ分配する流体流れ手段を有するシャフトと、シャ フトの外面の周りに取り付けられクリーニング液を受け取るクリーニング媒体と 、 クリーニング媒体を現像装置に対して負荷をかける手段と、シャフト及びクリー ニング媒体を回転する手段とを具備し、クリーニング媒体は現像装置から後板状 現像液を除去し、クリーニング液はクリーニング媒体から除去された後板状現像 液の少なくとも一部を流し出す。 第２の実施態様において、本発明の現像液除去装置及び画像形成装置は、シャ フトと、シャフトの外面の周りに取り付けられ繊維材料を含むクリーニング媒体 と、クリーニング媒体を現像装置に対して負荷をかける手段と、シャフト及びク リーニング媒体を回転する手段とを具備し、クリーニング媒体は現像装置から後 板状現像液を除去する。 第３の実施態様において、本発明の現像液除去装置及び画像形成装置は、シャ フトと、シャフトの外面の周りに取り付けられたクリーニング媒体と、クリーニ ング液をクリーニング媒体へ分配する手段と、クリーニング媒体を現像装置に対 して負荷をかける手段と、シャフト及びクリーニング媒体を回転する手段とを具 備し、クリーニング媒体は現像装置から後板状現像液を除去し、クリーニング液 はクリーニング媒体から除去された後板状現像液の少なくとも一部を流し出す。 本発明の利点は、一部は下記詳細に述べられ、一部は詳細から明らかであり、 または本発明を実施することにより知ることができる。本発明の利点は、詳細な 説明、請求の範囲及び添付の図面に特に指摘した手段によって実現及び達成でき る。しかし、前述の概括説明及び下記詳細説明ともに例示的かつ説明のためのみ のものであり、クレームされた本発明を制限するものではないと理解されるべき ものである。図面の簡単な説明 添付の図面は、本発明の更なる理解を提供するために含まれており、本明細書 の一部に組み込まれ、本明細書の一部をなす。図面は本発明の例示的実施態様を 示し、詳細とともに本発明の原理を説明する役割を果たす。 図１は、本発明による液体電子記録画像形成装置の例の概略図である。 図２は、本発明による現像装置から後板状現像液を除去する装置の概略図であ る。 図３は、図２に示される装置の一部を形成するシャフトの概略図である。 図４Ａは、軸線Ａ-Ａ'に垂直な第１の平面に沿って切った図３に示すシャフト の側断面図である。 図４Ｂは、軸線Ａ-Ａ'に垂直な第２の平面に沿って切った図３に示すシャフト の側断面図である。 図５は、本発明による図２の装置の一部の分解概略図である。実施態様の詳細な説明 図１は、本発明により、現像装置から後板状現像液を除去する装置を組み込む 液体電子記録画像形成装置１０の例の概略図である。図１に示すように現像液除 去装置はクリーニングロール１２を含む。クリーニングロール１２については後 で本明細書中に詳述する。図１に更に示すように、現像装置は現像ロール１４を 具備する。代わりとして、現像ベルトまたは他の適切な現像装置を使用してもよ い。 図１の電子写真装置１０は、画像形成支持体として光導電記録媒体１６を組み 込む電子写真画像形成装置である。図１の装置１０は、光導電記録媒体１６の単 一パス内に多色画像を形成するよう構成される。単一パス装置１０によって、多 色画像が極めて高速で形成される。光導電記録媒体の単一パス内に多色画像を形 成するよう構成される電子写真画像形成装置の例が、METHOD AND APPARATUS FOR PRODUCING A MULTI-COLORED IMAGE IN AN ELECTROPHOT0GRAPHIC SYSTEM という 発明の名称で、１９９５年９月２５日に出願され、代理人整理番号が５１３２５ ＵＳＡ５Ａであり、係属中で同一譲受人の米国特許出願番号第 号に開 示されている。上記特許出願の全内容を本願明細書に引用したものとする。 画像形成装置１０は、図１には多色／単一パス装置として示されているが、本 発明の装置は、単色の液体電子記録画像形成装置及び多色／多数パスの液体電子 記録画像形成装置の双方の現像装置から後板状現像液を除去するために容易に適 用することができる。更に、本発明の装置は、光導電記録媒体が光導電記録ベル ト、光導電記録ドラムまたは光導電記録シートとして構成される装置の後板状現 像液を除去するために容易に適用することができる。本発明の装置及び方法は同 様に、誘電性ベルト、ドラムまたはシートを組み込む単一パスまたは複数パスの 電子記録装置に適用することができる。従って、本発明の装置及び方法を図１に 示す特定の多色単一パスの画像形成装置１０に組み込むことは、単に例としてみ なすべきである。 図１に示すように、画像形成装置１０は、第１、第２及び第３ベルトロール１ ８、２０、２２、消去ステーション２４、充電ステーション２６、複数の露光ス テーション２８、３０、３２、３４、複数の現像ステーション３６、３８、４０ 、４２、乾燥ステーション４４及び移送ステーション４６の周りに取り付けられ た連続光導電記録ベルトの形態の光導電記録媒体１６を含む。装置１０の操作に おいて、光導電記録媒体１６は、矢印４８で示された第１の方向へ移動するよう に動かされる。光導電記録媒体１６は、例えば、ベルトロール１８、２０、２２ のひとつに接続されたローターシャフトに接続されるモータを作動することによ って動くことができる。光導電記録媒体１６が第１の方向４８へ動くにつれて、 消去ステーション２４は光導電記録媒体を露光して放射線を消去して、以前の画 像形成操作から残る静電荷を均一に放電する。次に、充電ステーション２６は光 導電記録媒体１６の表面を所定のレベルまで充電する。 露光ステーション２８、３０、３２、３４は放射線のビーム５０、５２、５４ 、５６を放射し、画像状のパターンで荷電光導電記録媒体１６の画像形成領域を 選択的に放電して、静電潜像を形成する。露光ステーション２８、３０、３２、 ３４の各々は、例えば、スキャニングレーザモジュールを含む。多色画像形成用 に、露光ステーション２８、３０、３２、３４の各々は、再生する対象の元の画 像の複数の色分解画像のひとつを表す潜像を形成する。色分解画像の組み合わせ によって、元の画像が全体的に多色で再生される。露光ステーション２８、３０ 、３２、３４はそれぞれ放射線ビーム５０、５２、５４、５６を放射し、光導電 記録媒体１６の同一の画像形成領域で潜像を形成する。このようにして、露光ス テーション２８、３０、３２、３４は、画像形成領域が各露光ステーションを通 るときに 光導電記録媒体１６上に潜像を形成する。 図１に更に示されるように、現像ステーション３６、３８、４０、４２の各々 は、本発明に従って、現像液再生溜め５８、現像ロール１４、現像液を現像ロー ルヘ分配するプレナム６０、光導電記録媒体１６から過剰「ドリップライン」現 像液を除去する第１のスキージーロール６２、第１のスキージーロールから現像 液を除去するブレード６４、光導電記録媒体１６から過剰「ラップアラウンド」 現像液を除去する第２のスキージーロール６３及び現像ロールから後板状現像液 を除去するクリーニングロール１２を含む。 現像ロール１４は、プレナム６０を介して、現像する対象の特定の色分解に対 応する複数の異なる色の現像液の一つの源と流体連動する。現像液は、現像ロー ル１４の表面に塗布するために源からプレナム６０へポンプで供給される。ある いは、現像ロール１４の表面に現像液源を接触させるか、別のロールで現像液を 分配するかして、ポンプ及びプレナム６０を用いなくてもよい。異なる色の現像 液が、例えば、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの色分解に対応する。 本明細書において、「現像液」という用語は、光導電記録媒体１６等の画像形 成支持体に塗布して潜像を現像する液体を意味する。「現像液」は、トナー粒子 と、トナー粒子が分散されるキャリア液の両方を含む。適切なキャリア液は、例 えば、Exxon が市販している NORPAR または ISOPAR 溶剤等の炭化水素溶剤を含 む。 現像ロール１４は、例えば、ステンレス鋼から製造することができる。現像ス テーション３６、３８、４０、４２の各々は、現像ロール１４を光導電記録媒体 １６の近傍に係合させて光導電記録媒体の画像形成領域に適切な潜像を現像する 手段を含む。適切な係合手段は、例えば、現像ロール１４と光導電記録媒体１６ の一方または両方を互いに対して動くよう構成された多様なカムまたはギア駆動 機構のいずれかを含む。係合の間、現像ロール１４は光導電記録媒体１６の表面 から少し離れた場所に配置され、ギャップを形成する。更に、現像ロール４は、 例えば、現像ロールに接続されたローターシャフトに接続されるモータを作動す ることによって第１の方向４８へ移動するよう動かされる。現像ロール１４は、 ギャップを越えて光導電記録媒体１６へ現像液の薄い均一な層を供給する。 現像液の塗布を実行するために、現像ステーション３６、３８、４０、４２の 各々は、現像ロール１４と光導電記録媒体１６との間に電界を創り出す電気バイ アス手段（図示せず）を更に含む。電界は、露光ステーション２８、３０、３２ 、３４で先に形成された潜像を現像ロール１４によって塗布された現像液で現像 する。電気バイアス手段は、電界を誘導する電荷を現像ロール１４の表面に印加 する充電回路を含む。現像ロール１４は、光導電記録媒体の画像形成領域を現像 するのに十分な長さのみに、現像液を光導電記録媒体１６に塗布する。光導電記 録媒体１６の非画像形成領域が現像ロール１４を通り過ぎると、現像ロールによ る現像液の塗布が終了する。 光導電記録媒体１６の運行は、画像形成領域にある潜像を、現像ロール１４に よって塗布される異なる色の現像液で現像されるために現像ステーション３６、 ３８、４０、４２の各々へ通す。現像ステーション３６、３８、４０、４２が、 露光ステーション２８、３０、３２、３４によって形成された各々の潜像を現像 した後、運行する光導電記録媒体１６の画像形成領域は、乾燥ステーション４４ に遭遇する。乾燥ステーションは、ベルトロール２２とニップを形成する熱ロー ル６６を含む。熱ロール６６は光導電記録媒体１６に熱を加えて、現像ステーシ ョン３６、３８、４０、４２によって塗布された現像液を乾燥する。 光導電記録媒体１６の画像形成領域は次に移送ステーション４６に到着する。 移送ステーション４６は、ベルトロール１８上に光導電記録媒体１６とのニップ を形成する中間移送ロール６８と、中間移送ロールとのニップを形成する熱圧ロ ール７０とを含む。光導電記録媒体１６上の現像液は、選択的接着によって光導 電記録媒体表面から中間移送ロール６８へ移送する。熱圧ロール７０は、圧力及 び熱を出力支持体へ加えることによって、中間移送ロール６８上の画像を出力支 持体７２へ移送する役目を果たす。出力支持体７２は、例えば紙またはフィルム を含む。このようにして、移送ステーション４６は、出力支持体７２上に元の多 色画像の可視表示を形成する。 上述のように、画像形成装置１０の操作は一般に、元の多色画像を可視的に表 示するのに効果的である。しかし、画像の品質は常に懸案問題である。画像の品 質は、現像ロール１４の表面に後板状現像液がたまることによって特に低下する 。後板状現像液がたまることにより、現像ロール１４の現像特性が変化し、現像 液が光導電記録媒体１６の表面に一貫せずに現像する。従って、現像ロール１４ から後板状現像液を除去する装置を提供することが望ましい。 図２〜５は、本発明による現像ロール１４から後板状現像液を除去する装置の 実施態様を示す。図２は、本発明による後板状現像液除去装置の概略図である。 本装置は、シャフト７４と、シャフト７４の外面の周りに取り付けられたクリー ニング媒体７６とを含む。シャフト７４とクリーニング媒体７６とが一緒になっ てクリーニングロール１２を形成する。シャフト７４は、第１のブラケット７８ の第１のベアリング台１２０に回転可能に取り付けられた第１の端と、第２のブ ラケット８０の第２のベアリング台１２２に回転可能に取り付けられた第２の端 とを含む。現像ロール１４は同様に、第１のブラケット７８に回転可能に取り付 けられた第１の端と、第２のブラケット８０に回転可能に取り付けられた第２の 端とを有するシャフト含む。第１及び第２のブラケット７８、８０は、図１の液 体電子記録画像形成装置１０の現像ステーション３６、３８、４０、４２内に取 り付けることができる。 クリーニングロール１２及び現像ロール１４は、クリーニング媒体７６が現像 ロールの外面に対して負荷をかけるように互いに隣接して取り付けられる。クリ ーニングロール１２は、例えば、ばね取付機構により現像ロール１４に対して負 荷をかける。あるいは、クリーニングロール１２は、固定取付にして現像ロール １４を支持してもよい。モータを設けて、ギア８２、８４、８６、８８を介して 、シャフト７４と現像ロール１４のシャフトとを同時に駆動してもよい。例えば 、ギア８２が取り付けられるシャフトにモータを接続してもよい。ギア８２はモ ータからギア８４、８６、８８へ回転力を伝達する。クリーニングロール１２と 現像ロール１４とは、クリーニングロールが現像ロールと反対方向に駆動される ようにギア８２、８４、８６、８８に接続されることが好ましい。このようにし て、現像ロール１４とクリーニングロール１２との間の表面速度の差は容易に達 成さ れる。しかし、クリーニングロールのギアの速度が速いか遅いかすると、クリー ニングロール１２は現像ロール１４と同一方向に駆動される。 図３は、クリーニング媒体７６を取り除いた本発明の装置のシャフト７４の概 略図である。図４Ａ、図４Ｂは、軸線Ａ-Ａ'に垂直なシャフト７４の異なる平面 に沿って切った断面図である。図４Ａ、図４Ｂに示すように、シャフト７４はシ ャフトの軸線Ａ-Ａ'に沿って延在する中央流体流れチャネル９０を含む。図３は 、中央流体流れチャネル９０へ至るシャフト７４の第１の端９４にある内腔９２ を示す。シャフト７４の第１の端９４は第１のブラケット７８の第１のベアリン グ台１２０に取り付けられる。図３を更に参照すると、シャフト７４の第２の端 ９６は、第２のブラケット８０の第２のベアリング台１２２に取り付けられて、 ギア８６に接続されるピン９８を規定する。図４Ａ、図４Ｂに示すように、シャ フト７４は、中央流体流れチャネル９０からシャフトの外面へ半径方向へ外向き に延在する複数の半径方向流体流れチャネル１００も含む。図３に示すように、 半径方向流体流れチャネル１００は、シャフト７４の外面に形成される開口部１ ０２へ至る。 シャフト７４、中央流体流れチャネル９０、半径方向流体流れチャネル１００ 及び開口部１０２は、例えば、機械加工された金属または成形されたプラスチッ クから製造される。シャフト７４は、所望により、非円形断面を有することがで きる。図３、図４Ａ、図４Ｂに示すように、例えば、シャフト７４は六角形の断 面を有してもよい。六角形の断面によりシャフト７４の外面は、平坦表面１０４ 、１０６、１０８、１１０、１１２、１１４を有する。各開口部１０２は、平坦 表面１０４、１０６、１０８、１１０、１１２、１１４のひとつに形成される。 半径方向流体流れチャネル１００は、３本の半径方向流体流れチャネルがシャフ ト７４の長さ方向に沿った複数の位置の各々で中央流体流れチャネル９０の共通 部分から延在するように配置される。半径方向流体流れチャネル１００は、交互 の平坦表面１０４、１０６、１０８、１１０、１１２、１１４に形成される開口 部１０２で終結する。例えば、図４Ａは、半径方向流体流れチャネル１００が交 互の平坦表面１０４、１０８、１１２に形成される開口部１０２に至るシャフト ７ ４の長さ方向に沿った一つの位置を示す。図４Ｂに示すように、シャフト７４の 長さ方向に沿った別の位置では、半径方向流体流れチャネル１００は交互の平坦 表面１０６、１１０、１１４に形成される開口部１０２に至る。 中央流体流れチャネル９０は、詳述されるように、シャフト７４の第１の端９ ４の周りに取り付けられる回転ユニオンアセンブリを介してクリーニング液を受 ける。中央流体流れチャネル９０は、クリーニング液を半径方向流体流れチャネ ル１００へ分配する。半径方向流体流れチャネル１００はクリーニング液を開口 部１０２を介してシャフト７４の外面へ分配する。クリーニング媒体７６は、半 径方向流体流れチャネル１００及び開口部１０２からクリーニング液を受ける。 クリーニング媒体７６は現像ロール１４に対して負荷をかけ、現像ロールから後 板状現像液を除去する。クリーニング媒体７６は、弾性のあるコンプライアンス 材料であることが好ましい。弾性コンプライアンスにより、クリーニング媒体７ ６は現像ロール１４に接触すると撓んで回復し、現像ロールから後板状現像液を 効果的に除去する役目を果たす剪断作用を生じる。特に、剪断作用は、後板状現 像液「スラッジ」を、現像液供給に再分散するために分解する。「再分散」とい う用語は、後板状現像液スラッジを、現像液内にある元の現像粒子と実質的に同 一の大きさを有する小さな現像粒子に分解して、その小さくなった現像粒子をキ ャリア液に再導入する操作を意味する。再分散により、後板状現像液を再生して 再使用できるため、現像液の消費を減らすことができる。クリーニング媒体７６ の弾性のあるコンプライアンス材料は、複数の流れパスを含むのに十分なほど多 孔性であることが好ましい。多孔性により、クリーニング媒体７６は、シャフト ７４の半径方向流体流れチャネル１００によって分配されたクリーニング液を受 け取り伝達する。特に、クリーニング媒体７６が現像ロール１４から現像液を除 去するときに、半径方向流体流れチャネル１００から受け取られるクリーニング 液が、クリーニング媒体の流れパスを介して除去された現像液を流し出す。材料 は、弾性コンプライアンスで多孔性であることに加え、現像ロール１４上の電荷 を変えないように、通常電気的に絶縁でなければならず、また画像形成装置１０ に使用される現像液に対して化学的に不活性でなければならない。 図２に示すように、クリーニング媒体７６は弾性コンプライアンスで多孔性材 料である複数の輪１１６によって実現される。輪１１６はシャフト７４の長さ方 向に沿って互いに隣接して取り付けられる。輪１１６は、隣接する輪の間に実質 的にギャップが存在しないように、互いに圧縮する。このようにして、輪１１６ は連続するクリーニング媒体として効果的に機能することができる。輪１１６は 、例えば、弾性コンプライアンスで多孔性材料のシートから円形の円板を打ち抜 いて、その円板に取付開口部を打ち抜くことによって製造することができる。結 果として得られる輪１１６は、シャフトが輪の取付開口部を介して延在するよう に、シャフト７４の長さ方向に沿って積み重ねることができる。シャフト７４が 六角形断面であるため、輪１１６がシャフト７４の周りを自由に回転することを 防止することができる。代わりとして、クリーニング媒体７６は弾性コンプライ アンスで多孔性材料の連続スリーブをシャフト７４の周りに取り付けることによ っても実現することができる。更に代わりとして、弾性コンプライアンス多孔性 材料の連続する長いものをきつい螺旋状にシャフト７４の周りに巻きつけて実質 的に連続するクリーニング媒体７６を形成することができる。 クリーニング媒体７６を形成する弾性コンプライアンス多孔性材料は、例えば 、連続気泡プラスチックまたはクリーニング液の流れが材料の穴を介して現像ロ ール１４から除去された現像液を流し出すことができる織布材料によって実現す ることができる。しかし、クリーニング媒体７６を形成する弾性コンプライアン ス多孔性材料は、不織布のエアレイド（air laid）繊維材料または不織布吹込微 繊維材料によって実現されることが好ましい。クリーニング媒体７６の製造に適 切な不織布のエアレイド繊維材料の例は、ミネソタ州、セントポール、Minnesot a Mining and Manufacturing Company（「3M」）販売のSCOTCHBRITE^TMT-TALC材 である。このエアレイド繊維材料は、現像ロール１４に接触すると撓んで回復す るのに十分な弾性コンプライアンスを提供する。このエアレイド繊維材料は、開 口部１０２からのクリーニング液の流れが現像ロール１４から除去された後板状 現像液を流し出すのに十分なほど多孔性でもある。 繊維材料は、現像ロール１４から現像液をこすり取る助けをする粗いクリーニ ング媒体７６を提供する。特に、繊維材料が、大きなシートから打ち抜かれる等 して切断されるならば、繊維のブリストルはクリーニング媒体７６で露出される 傾向がある。繊維ブリストルは、クリーニング媒体７６のこすり取り作用を高め ることができる。繊維材料は、所望により、こすり取り作用を高めるために研磨 剤を注入することができる。しかし、研磨剤の使用は、現像ロール１４を損傷す る可能性があるため、通常は望ましくない。従って、繊維材料は実質的に非研磨 材であることが好ましい。輪１１６は、所望により表面研削され、直円柱に近づ くシャフト７４の周りに均一の寸法を生ずることができる。均一の寸法により、 輪１１６が現像ロール１４により均一に接触することができる。 中央流体流れチャネル９０、半径方向流体流れチャネル１００及びクリーニン グ媒体７６を通って流れるクリーニング液は、現像ロール１４から除去された現 像液を緩くして、現像液をクリーニング媒体から流し出す。クリーニング液は、 例えば、Exxon が市販している NORPAR または ISOPAR 溶剤等の溶剤によって実 現することができる。しかし、クリーニング液は、画像形成装置１０によって使 用される現像液によって実現することが好ましい。具体的には、画像形成装置１ ０によって使用されるクリーニング液は、NORPAR または ISOPAR 溶剤等のキャ リア液に分散される現像粒子を含む。現像液は中央流体流れチャネル９０、半径 方向流体流れチャネル１００及びクリーニング媒体７６を介してポンプ供給され 、現像ロール１４から後板状現像液を取り除くのに使用することができる。現像 液の再生が懸案でなければ、溶剤自体を使用することができる。現像ロール１４ から除去された後板状現像液は、図１に示すように現像液によって現像液再生溜 め５８へ流し入れられ、画像形成装置１０の現像液供給に再構成される。現像液 は、スラッジ状後板状現像粒子に対して溶剤と同様の作用をする傾向がある。現 像液の噴出作用により、現像ロール１４から除去された後板状現像液が実質的に なくなるため、長期間にわたってクリーニングロール１２のクリーニング効果が 維持される。 図５は、本発明による図２の装置の一部の分解概略図である。図５は、シャフ ト７４に輪１１６を取り付けてクリーニング媒体７６を形成する構造例、第１の ブラケット７８の第１のベアリング台１２０及び第２のブラケット８０の第２の ベアリング台１２２内にシャフト７４を取り付ける構造例、及び中央流体流れチ ャネル９０と半径方向流体流れチャネル１０とへクリーニング液を伝達する構造 例を示す。シャフト７４に輪１１６を取り付ける構造は、例えば、輪を一緒に圧 縮して保持する一対のクリップを含む。図５は一つのクリップ１１８を示す。図 ２４に示すように、第１及び第２のベアリング台１２０、１２２を第１及び第２ のブラケット７８、８０に取り付けることができる。第１のベアリング台１２０ はシャフト７４の第１の端９４を支持し、第２のベアリング台１２２はシャフト ７４の第２の端９６を支持する。シャフト７４の第２の端９６に形成されるピン ９８はギア８６に接続して、クリーニング作業のためにシャフトを回転すること ができる。 中央流体流れチャネル９０、半径方向流体流れチャネル１０及び最終的にクリ ーニング媒体７６へクリーニング液を伝達する構造は、回転ユニオンアセンブリ １２４を含む。図５に示すように、回転ユニオンアセンブリ１２４は、保持ハウ ジング１２６、輪スペーサ１２８、ボールベアリング１２７、１３０、クリップ １３１、シール１３２及び回転供給ハウジング１３４を有する。保持ハウジング １２６及び供給ハウジング１３４は、一対のねじ穴１３６、１３８及びねじを介 して互いに接続され、輪スペーサ１２８、ボールベアリング１２７、１３０、ク リップ１３１及びシール１３２を一緒に収納する。シャフト７４の第１の端９４ は、内腔９２が回転供給ハウジング１３４の内部キャビティによってアクセス可 能なように輪スペーサ１２８、ボールベアリング１２７、１３０、クリップ１３ １及びシール１３２を通って延在する。シャフト７４は、ギア８６からの回転力 に反応して輪スペーサ１２８、ボールベアリング１２７、１３０、クリップ１３ １及びシール１３２内で自由に回転できる。 回転供給ハウジング１３４の開口部（図示せず）は、流体供給線を備える。流 体供給線は、外部ポンプによって与えられる圧力下で、回転供給ハウジング１３ ４のキャビティへクリーニング液を供給するのに使用される。クリーニング液は それによって、中央流体流れチャネル９０に沿って内腔９２へ伝達されて、半径 方向流体流れチャネル１００へ伝達される。このようにして、クリーニング液は クリーニング媒体７６の多孔性材料を通って流され、現像ロールから除去された 後板状現像液を流し出す。流れの圧力はポンプを介して調節され、クリーニング 媒体７６内で所望の噴出作用を達成することができる。噴出作用によって、現像 ロール１４から除去された現像液は取り除かれ、画像形成装置１０の現像液供給 に再構成される。 下記の非限定実施例は、本発明による現像ロールから後板状現像液を除去する 装置の構造及び機能を更に説明するために提供される。実施例 一片の黄銅を機械加工して、図３のシャフト７４に実質的に合致するシャフト を製造した。六角形断面を有するシャフトの一部は、約３２．０cmの長さを有し た。シャフトは六角形の向かい合う面の間に約１．２７cmの寸法を有した。長手 方向の内腔がシャフト内に形成されて中央流体流れチャネルを形成した。中央流 体流れチャネルは、直径約０．６２cm、長さ約３０．８cmであった。シャフトの 六角形部分に１０２本の半径方向流体流れチャネルを形成した。半径方向流体流 れチャネルの各々は、中央流体流れチャネルからシャフト外面の開口部へ外向き に半径方向に延在した。半径方向流体流れチャネルの各々及び開口部の直径は、 約０．２６cmであった。半径方向流体流れチャネルの各々の長さは、約０．３２ cmであった。半径方向流体流れチャネルは、シャフトの六角形部分の長さ方向に 沿って間隔をおいて置かれた。半径方向流体流れチャネルは、中央流体流れチャ ネルの共通部分から延在する３本のセットに分割された。３本の半径方向流体流 れチャネルからなる各セットは、シャフトの六角形部分の長さ方向に沿って隣接 するセットから約０．６４cmの間隔をおいて置かれた。各セットの半径方向流体 流れチャネルは、六角形シャフトの交互の平坦表面に形成された開口部でチャネ ルが終結するように、互いから約１２０度で形成された。 SCOTCHBRITE^TM T-TALCエアレイド繊維材料製の６０個の輪をシャフトの六角形 部分に取り付けた。各輪は、シャフト上の他の輪で圧縮されるとシャフトの長さ 方向に沿って延在する約０．３６cmの圧縮厚さを有し、非圧縮厚さは約０．７５ cmであった。各輪は、約２．５４cmの全直径を有した。直径約１．２７cmの取付 開口部を備えるため、各輪は、シャフトから外向きに延在する約０．６４cmの半 径方向厚さを有した。輪は、１枚のSCOTCHBRITE^TM T-TALCエアレイド繊維材料か ら円板を打ち抜き、その円板に取付開口部を打ち抜いて形成した。クリップを使 用して、シャフトに円板を保持した。繊維の輪を備えたシャフトは、各端で約０ ．６８kgの荷重力で現像ロールに対して負荷をかけた。 実質的に図５、６に関連して詳述したような回転ユニオンを、中央流体流れチ ャネルに至る開口内腔を有するシャフトの端に接続した。現像液源を回転ユニオ ンに接続して、ポンプで回転ユニオンと中央流体流れチャネルに入れた。シャフ トの他方の端にギアを接続した。ギアは、モータで駆動され速度約５７rpmでシ ャフトを回転した。ポンプを調節して、流量約０．５リットル／分で、現像液を 中央流体流れチャネルに入れた。シャフトが回転するにつれて、繊維の輪は現像 ロールから後板状現像液を除去した。同時に、中央流体流れチャネルに入った現 像液は、半径方向流体流れチャネルから出されて、繊維の輪を通り、除去された 後板状現像液を流し出した。 本発明の装置と方法の実施態様の例を詳述したが、更なる利点及び修正はここ に開示した本発明の明細書及び実施を検討すれば、当業者には容易に発生する。 例えば、シャフト７４を介して液体を供給する代わりに、装置を修正して、クリ ーニング液にクリーニングロール１２を浸漬する等代替液体流れ手段によって、 あるいは、クリーニングロール全体にクリーニング液を流し供給することによっ て、クリーニング媒体７６から現像液を流し出すことができる。更に、クリーニ ング媒体７６から現像液を流し出すための流体流れを提供しなくても、効果的な クリーニングをある程度の時間は達成できると考えられる。従って、明細書及び 実施例は例としてのみみなされるものであり、本発明の真正な範囲及び精神は下 記請求の範囲によって述べられる。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．液体電子記録画像形成装置の現像装置から後板状現像液を除去する装置で あって、 シャフトであって、該シャフトの外面へクリーニング液を分配する流体流れ手 段を有するシャフトと、 該シャフトの該外面の周りに取り付けられ該クリーニング液を受け取るクリー ニング媒体と、 該クリーニング媒体を該現像装置に対して負荷をかける手段と、 該シャフト及び該クリーニング媒体を回転する手段とを具備し、 該クリーニング媒体は該現像装置から後板状現像液を除去し、該クリーニング 液は除去された該後板状現像液の少なくとも一部を該クリーニング媒体から流し 出す装置。 ２．前記流体流れ手段は、前記シャフトの長軸に沿って延在する中央流体流れ チャネルと、該中央流体流れチャネルから該シャフトの前記外面へ半径方向へ外 向きに延在する複数の半径方向流体流れチャネルとを具備し、該中央流体流れチ ャネルは前記クリーニング液を該半径方向流体流れチャネルへ分配し、該半径方 向流体流れチャネルは該クリーニング液を該シャフトの該外面へ分配する請求項 １記載の装置。 ３．前記クリーニング媒体は複数の流れパスを含み、前記クリーニング液は該 流れパスを通って伝達され、除去された前記後板状現像液を該クリーニング媒体 から流し出す請求項１記載の装置。 ４．前記クリーニング媒体は、吹込微繊維材料、不織布繊維材料及び連続気泡 材料のいずれかである請求項３記載の装置。 ５．前記クリーニング媒体は繊維材料である請求項３記載の装置。 ６．前記クリーニング媒体は繊維材料から形成された複数の輪であり、該輪は 前記シャフトの前記外面の周りに互いに隣接して取り付けられる請求項５記載の 装置。 ７．前記クリーニング媒体は繊維材料の連続する長いものであり、該連続する 長いものを前記シャフトの前記外面の周りに螺旋状に巻きつける請求項５記載の 装置。 ８．前記クリーニング媒体は繊維材料の連続スリーブであり、該連続スリーブ を前記シャフトの前記外面の周りに取り付ける請求項５記載の装置。 ９．前記繊維材料は、複数の繊維ブリストルを露出するように切断される請求 項５記載の装置。 １０．前記クリーニング液は現像液である請求項５記載の装置。 １１．液体電子記録画像形成装置の現像装置から後板状現像液を除去する装置 であって、 シャフトと、 該シャフトの外面の周りに取り付けられ繊維材料を含むクリーニング媒体と、 該クリーニング媒体を該現像装置に対して負荷をかける手段と、 該シャフト及び該クリーニング媒体を回転する手段とを具備し、 該クリーニング媒体は該現像装置から後板状現像液を除去する装置。 １２．前記繊維材料は、吹込微繊維材料及び不織布繊維材料のいずれかである 請求項１１記載の装置。 １３．前記クリーニング媒体は前記繊維材料から形成された複数の輪であり、 該輪は前記シャフトの前記外面の周りに互いに隣接して取り付けられる請求項１ １記載の装置。 １４．前記クリーニング媒体は繊維材料の連続する長いものであり、該連続す る長いものを前記シャフトの前記外面の周りに螺旋状に巻きつける請求項１１記 載の装置。 １５．前記クリーニング媒体は繊維材料の連続スリーブであり、該連続スリー ブを前記シャフトの前記外面の周りに取り付ける請求項１１記載の装置。 １６．前記繊維材料は、複数の繊維ブリストルを露出するように切断される請 求項１１記載の装置。 １７．液体電子記録画像形成装置の現像装置から後板状現像液を除去する装置 であって、 シャフトと、 該シャフトの外面の周りに取り付けられるクリーニング媒体と、 該クリーニング媒体へクリーニング液を分配する手段と、 該クリーニング媒体を該現像装置に対して負荷をかける手段と、 該シャフト及び該クリーニング媒体を回転する手段とを具備し、 該クリーニング媒体は該現像装置から後板状現像液を除去し、該クリーニング 液は除去された該後板状現像液の少なくとも一部を該クリーニング媒体から流し 出す装置。 １８．前記クリーニング媒体は繊維材料である請求項１７記載の装置。 １９．液体電子記録画像形成装置の現像装置から後板状現像液を除去する装置 であって、 シャフトと、 該シャフトの外面の周りに取り付けられ繊維材料を含むクリーニング媒体と、 該クリーニング媒体を該現像装置に対して負荷をかける手段と、 該シャフト及び該クリーニング媒体を回転する手段とを具備し、 該クリーニング媒体は該現像装置から後板状現像液を除去し、該後板状現像液 に剪断力をかけて該現像液を現像液供給に再分散するために分解する装置。 ２０．クリーニング液を前記クリーニング媒体へ分配する手段を更に具備し、 該クリーニング液は除去された前記後板状現像液の少なくとも一部を該クリーニ ング媒体から流し出して該現像液を現像液供給に再分散する請求項１９記載の装 置。