JP4217355B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体トナーを用いた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
液体トナーを用いた画像形成装置たとえば電子写真装置や静電記録装置は、乾式では実現できない利点を有しており、近年その価値が見直されつつある。すなわち、サブミクロンサイズの極めて微細なトナーを用いることが出来るため高画質を実現できること、少量のトナーで十分な画像濃度が得られるため経済的である上に印刷並みの質感が得られること、などが主な利点である。
【0003】
一方、従来の液体トナーを用いた画像形成装置にはいくつかの問題点があり、そのために長い間、乾式技術の独壇場を許してきた。これらの問題のーつとして、転写手段における課題が挙げられる。
【0004】
転写における第一の問題は画質の劣化であった。すなわち、従来は転写手段で像担持体上に付着しているトナーを電界により用紙に直接転写していたため、用紙表面の凹凸に応じた電界変動による転写むらが生じていた。また、用紙の電気特性のばらつきや環境依存性などによって、転写不良が生じ易く、転写画像の画質を著しく劣化させていた。
【0005】
このような問題を解決するため、静電潜像を像担持体から一旦中間転写媒体へ転写し、その中間転写媒体から用紙への転写を行う装置が提案されている。米国特許第5,148,222号、第5,166,734号、第5,208,637号等には、像担持体上の静電潜像を中間転写媒体へ電界によって転写し、その中間転写媒体から用紙への圧力(および熱)による転写を行う装置が開示されている。
【0006】
この場合、中間転写媒体を、表面が平滑で電気抵抗のばらつきや変動の少ない材料より構成することは比較的容易であるため、用紙へ直接電界転写を行う場合に比べて、転写による画質劣化は改良されるが、100%の転写効率を達成することはできない。また、電界転写では電気永動を利用するため、転写時にトナー画像(可視像)に多量の溶媒が残存している必要があり、これが中間転写媒体に移動して熱により蒸発するため、溶媒蒸気が多量に発生するという問題がある。
【0007】
一方、特公昭46-41679号公報および特開昭62-280882号公報などには、電界転写を用いずに、中間転写媒体への転写と用紙への転写の双方において圧力(および熱)を用いる装置が開示されている。この場合、画質の劣化は少なく、さらに、多くの場合、中間転写媒体への1次転写前に、トナー像の溶媒をほぼ完全に蒸発させる必要があるため、現像後の溶媒を可能な限りスクイズする結果、発生する溶媒蒸気も少なくなる。
【0008】
しかし、中間転写媒体への転写、および用紙への転写の双方において圧力(および熱)を用いると、中間転写媒体や、感光体表面の離型性(表面エネルギー)の調整が難しく、実験によれば、中間転写媒体表面の表面エネルギーが30〜35dyne/cm程度で、且つ感光体表面には30dyne/cm以下の離型層を設けないと双方の転写が両立しない。特に、平滑性の良くないPPC用紙等では用紙への転写が困難である。十分な転写効率を得ようとすると、どうしても中間転写媒体への転写が不安定になってしまう。
【0009】
このような不具合に対処するものとして、表面エネルギーが比較的低い弾性体で且つ表面にタックを有する中間転写媒体を使用し、1次転写工程では、主に中間転写媒体とトナーとのタック力(微小な粘着力)を利用して感光体上のトナー像を中間転写媒体上に転写させ、用紙への2次転写工程では、主に中間転写媒体の離型性を利用して、圧力および熱により転写する方式がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ただし、上記のタックを利用した1次転写では、像担持体(感光体上)におけるトナー層の状態が非常に重要である。すなわち、トナーが完全に溶けた状態では、トナー層は均一な膜となり、粒子の原形をとどめていない。とくに、感光体表面の温度がトナーのガラス転移温度(Tg)以上の場合には、トナーは完全な膜状態になる。
【0011】
このような状況の下では、感光体上に形成されるトナー層厚が薄ければ薄いほど1次転写が困難になる。これはトナー層が薄層化することによって、膜としてのタックが失われてしまうからであると思われる。事実、樹脂中に分散した顔料の粒径は0.05〜0.2μm程度あるため、全体のトナー層厚が0.2μm以下の厚さになると、タックを持たない顔料が膜厚方向に柱状になって、膜全体の弾性の効果を得ることが難しくなる。実験によれば、トナー層厚が0.2μm未満の薄層になると、急激に1次転写効率が低下する。
【0012】
この発明は上記の事情を考慮したもので、その目的とするところは、像担持体上のトナー層厚が薄くても良好な転写を行うことができ、ひいては常に良好な画質の画像形成を行うことができ、さらには消費電力の低減も図れる画像形成装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明の画像形成装置は、表面に離型性を有する像担持体と、この像担持体の表面を露光することによりその像担持体の表面に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、前記像担持体の表面に液体トナーを供給することにより前記像担持体上の静電潜像を現像して可視像とする現像手段と、表面に弾性を有し前記像担持体への圧接によりその像担持体上の可視像が1次転写される中間転写媒体と、この前記中間転写媒体と共に被転写体に圧力を加えることによりその被転写体に前記中間転写媒体上の可視像を2次転写する最終転写手段とを備え、前記像担持体の表面温度が前記中間転写媒体との対応領域で前記液体トナーのガラス転移温度以上の値となるものであって、前記現像手段の現像により前記像担持体上に生じるトナー層の膜厚が、前記液体トナー中に分散した顔料の粒径より大きくなるように、前記静電潜像形成手段の露光を制御する手段を備える。
【0032】
【発明の実施の形態】
[1]以下、この発明の第1実施形態について図面を参照して説明する。この第1実施形態は請求項1に係る発明に対応する。
【0033】
画像形成装置たとえば湿式電子写真装置の構成を図1に示す。
1は図示矢印方向に回転する像担持体で、導電性基体の上に有機系もしくはアモルファスシリコン系等の感光層を設けたいわゆる感光体ドラムである。この像担持体1に周りに、かつ像担持体1の回転方向に沿って、クリーナ21、帯電器2−1、現像器(現像手段)4−1、帯電器2−2、現像器(現像手段)4−2、帯電器2−3、現像器(現像手段)4−3、帯電器2−4、現像器(現像手段)4−4、転写前乾燥手段5が順次に配設される。
【0034】
そして、像担持体1に表面において、帯電器2−1と現像器4−1との間の領域に対し、レーザ発生ユニット(静電潜像形成手段)から、画像変調されたレーザビームによるレーザ露光3−1が照射される。帯電器2−2と現像器4−2との間の領域には、レーザ発生ユニット(静電潜像形成手段)から、画像変調されたレーザビームによるレーザ露光3−2が照射される。帯電器2−3と現像器4−3との間の領域には、レーザ発生ユニット(静電潜像形成手段)から、画像変調されたレーザビームによるレーザ露光3−3が照射される。帯電器2−4と現像器4−4との間の領域には、レーザ発生ユニット(静電潜像形成手段)から、画像変調されたレーザビームによるレーザ露光3−4が照射される。
【0035】
像担持体1の周面において、転写前乾燥手段5よりも回転方向下流側の位置に、第1転写手段である中間転写媒体6の周面が当接される。さらに、中間転写媒体6の周面において、像担持体1と反対側の位置に、第2転写手段として最終転写手段7が配設される。この最終転写手段7と中間転写媒体6との間に所定のタイミングをもって被転写体たとえば用紙Pが送り込まれるようになっている。中間転写媒体6および最終転写手段7は、内部に加熱手段8を備える。
【0036】
像担持体1は、導電性基体の上に有機系もしくはアモルファスシリコン系等の感光層を設けた感光体ドラムである。この像担持体1は周知のコロナ帯電器もしくはスコロトロン帯電器2−1によって均一に帯電された後、画像変調されたレーザビームによるレーザ露光3−1を受け、表面に静電潜像が形成される。しかる後に、液体トナーを収納する現像器4−1から像担持体1の表面に液体トナーが供給され、像担持体1上の静電潜像が現像されて可視像となる。
【0037】
液体トナーは、例えば、エクソン社の商品名アイソパ−G,L,Mやノルパ一12,13,15等の炭化水素系の絶縁性溶媒に、帯電制御用の金属石鹸、及び顔料を添加したガラス転移温度(Tg)が−50℃乃至700℃の範囲のアクリル系樹脂等を分散したものである。
【0038】
静電潜像に付着した液体トナーもしくはトナーは、そのまま転写前乾燥手段5に至り、溶媒をほぼ乾燥させた後、中間転写媒体6に1次転写されても良いが、ここでは引き続き帯電器2−2とレーザ露光3−2で第2の静電潜像を形成し、現像器4−1に収納されている液体トナーとは異なる色の第2の液体トナーを収納する現像器4−2によってこれを現像する。この第2現像の後には、像担持体1上には2色の可視像が形成される。
【0039】
同様にして、帯電器2−3とレーザ露光3−3により、さらに、帯電器2−4とレーザ露光3−4により、第3、第4の帯電・露光・現像が行われ、像担持体1上にはフルカラーの可視像(トナー像)が形成される。
【0040】
こうして形成される可視像は、その後、乾燥手段5によりほぼ完全に乾燥され、続いて中間転写媒体6上に転写される。そして、中間転写媒体6の回転に合せてその中間転写媒体6と最終転写手段7との間に用紙Pが送り込まれ、用紙Pが中間転写媒体6と最終転写手段7とにより圧接(および加熱)されることにより、中間転写媒体6上の可視像が用紙P上に転写される。
【0041】
ところで、中間転写媒体6は、金属ローラに、0.1〜5mm厚のシリコーンゴムまたはウレタンゴム等を塗布または被覆した構成で、表面硬度は1〜60゜(JIS−A)である。
【0042】
像担持体1上には、感光層の上にシリコーン系やフッソ系の離型層が0.1〜5μm厚で塗布されており、離型層の表面エネルギーは、アイソパ−Lと純水の接触角より測定した値から換算したところ、15〜30dyne/cmである。
【0043】
このような状態で、液体トナーのガラス転移温度Tgが−20℃〜20℃程度になるような樹脂を選択して、感光体離型層温度を21℃以上に保ち、現像を行った。液体トナーを作成する際の樹脂は、ラウリルメタクリレート、ラウリルアクリレート、アクリル酸、ステアリルメタクリレート、ステアリルアクリレート、ブチルメタクリレート、ブチルアクリレート、エチルメタクリレート、エチルアクリレート、メチルメタクリレート、メチルアクリレート、ビニル酢酸およびスチレンから選択し、組合せることで、ガラス転移温度Tgの異なるアクリルエステル系の共重合体を用意した。これらの樹脂と分散剤などをアイソパ−Lに添加し、ペイントシェーカでガラスビーズの存在下で混合分散することにより濃縮された液体トナーを作製した。そして、得られた濃縮された液体トナーを、不揮発分濃度がlwt%となるようにアイソパ−Lで希釈し、さらに大日本インキ社製ナフテン酸ジルコニウム(不揮発分49wt%)を上述の液トナーの不揮発分に対して50wt%添加したものそれぞれを最終の液体トナーとした。
【0044】
各トナー粒子に添加する顔料としては、例えばシアントナーでは、山陽色素社製シアニンブル−KROを用い、樹脂と顔料の重量比は4:1とした。
【0045】
このようにして、乾燥状態でのガラス転移温度Tgを制御したトナー粒子を分散させた液体トナーを用意した。なお、このガラス転移温度Tgの測定は、セイコー電子社製EXSTAR6000DSCを用いた。また、シグナルが二つ以上観測される場合にはより高温側のシグナルをガラス転移温度Tgとした。
【0046】
実験では液体トナーのガラス転移温度を7℃、感光体離型層温度を室温(20〜30℃)とし、さらに転写前乾燥手段5は、50℃の温風を、トナー像、及び像担持体1上に吹き付けて、トナー像をほぼ完全に乾燥させた。その後の1次転写では、トナー層厚がおよそ0.2μm以上の画像に関しては、転写速度50〜400mm/secで良好に中間転写媒体6の表面にトナー像を転写できた。
【0047】
このときの転写は、主に感光体表面の離型性と、中間転写媒体6、トナー層のタックによって成立していると考えられ、中間転写媒体6にタックの比較的強いものを用いれば、中間転写媒体6を加熱してもしなくても良好な転写が可能である。また圧力も、確実に接触さえしていれば、像担持体1の長手方向の線圧にして、0.02kg/cm以上あれば良いが、より安定性を高めるために通常は、0.1〜20kg/cm程度印加するのが望ましい。
【0048】
中間転写媒体6上に転写された可視像は、最終転写手段7により用紙Pの表面に2次転写されるが、そのとき、最終転写手段7および中間転写媒体6は加熱手段8によって40〜200℃に温められている。
【0049】
中間転写媒体6上の可視像は加熱された状態で2次転写領域に至り、ここで用紙Pは、中間転写媒体6と最終転写手段7とに挟まれ、長手方向の線圧にして0.2〜20kg/cmの荷重を与えられることで可視像が用紙Pに転写される。この2次転写時の温度は、ガラス転移温度Tgの低い液体トナーを使用しているため、実験では70℃で転写速度400mm/secにてほぼ100%の転写効率を達成することができた。
【0050】
このような構成において、1次転写前の像担持体1上のトナー層は、図2に示すように完全にフィルム化し、約0.5μmの層厚となる。トナー層厚が0.2μm未満になると、図3に示すように、タックを持たない顔料粒子がトナー層厚を超えて柱状に存在するようになるため、膜を厚さ方向にはうまく弾性が発揮できなくなり、膜としてのタックが失われる。そのため、1次転写が急激に安定しなくなる。
【0051】
本実施形態では、像担持体1の表面温度が中間転写媒体6との対応領域で液体トナーのガラス転移温度Tg以上の値となる場合を考慮し、レーザ露光3−1〜3−4による静電潜像の形成に際し、低濃度画像部分の解像度を低下させるようにしている。
【0052】
すなわち、トナー層厚が薄くなりやすい低濃度画像部分に限り、レーザ露光時の解像度を下げて、通常の制御を行なった場合に比べてトナー層厚が薄くなる部分(0.2μmを下回るようなトナー薄層)の面積を減らすようにする。
【0053】
レーザ露光工程において、レーザ光学系でレーザ発光のパルス幅変調方式を用いると、低濃度画像部分はパルス幅が短いため、図4のパターンaのように、画像部電位まで感光体の表面電位が達しない場合がある。この度合いはもちろんプロセススピードや光学系の性能に大きく左右されるが、一般にパルス幅が長くなれば、全体の画像面積に対する画像部電位の割り合いが増加し、パルス幅の短い低濃度画像部分ほど画像部電位の割り合いが減少し、その分、中間調電位の割合が増加してしまう。パルス幅の長い場合の模式図を図4のパターンbとして示している。
【0054】
感光体の中間調電位は、画像部分と非画像部分との間の領域であり、ベタ状態よりも薄いトナー層を現像してしまう。つまり、通常のパルス幅変調のレーザ露光方式では、低濃度画像になればなるほど、画像面積に対するトナー層の薄い部分の割合が増加してしまう。
【0055】
ここで、単色のベタ画像のトナー層厚を0.5μm程度として、0.2μm以下の領域が転写できないとすれば、低濃度画像領域ほど、転写残りが増加し、1次転写前の可視像よりも転写後画像の方が硬調な画像になってしまう。
【0056】
そこで、低濃度画像領域ではパルス幅を短くせず、図4のパターンcのように、画素の大きさを小さくせずに、単位面積あたりの画素数を減らすことによって、画像面積に対するトナー層の薄い部分の割合を大きく変化させることなしに、画像濃度を低下させる。この方式を用いると、画像濃度が低い領域ではトナー層の薄い部分の割合が大幅には変化しないので、安定した階調を得ることが可能になる。
【0057】
本発明を多色機において採用する際は、例えば他の高濃度画像に低濃度画像を色重ねするとき等は、通常のパルス幅変調を用いて低濃度画像部分の画素を小さくし、単色の低濃度画像部分では画素を小さくしないような制御を行うとよい。これによって、各色合わせた現像トナー量が比較的多い領域は高解像度が達成でき、現像トナー量が少ない単色の低濃度画像部分においても、トナー層が薄くならないため、良好な1次転写が達成できる。
【0058】
また、レーザ露光方式が2値の場合においても、隣り合う画素同志が離れている低濃度画像部分では、トナー層が薄くなる領域が増加してしまう。例えば図5、図6、図7のようになる。これはトナー像を上方から見た場合の模式図で、図5のように網点面積率が60%以上の画像の場合では、画素の間隔が狭い部分は画素同志が干渉してくっついて、結果的にトナー層が厚くなる。しかし、図6のように面積率が25%以下になると、画素同志が離れてしまうため、前者に比べて画像部面積に対するトナーの薄い部分の割合が増加してしまう。
【0059】
これを避けるために、図7のように、実質的な画素を大きくして、隣り合う画素の間隔を部分的に狭くしてやると、低濃度画像部分でもトナーの薄い領域が極端に増加しないため、良好な1次転写が可能になる。
【0060】
[2]第2実施形態について説明する。この第2実施形態は請求項2に係る発明に対応する。
ここでも、第1実施形態と同じく、像担持体1の表面温度が中間転写媒体6との対応領域で液体トナーのガラス転移温度Tg以上の値となる場合に起こる、低濃度画像部分の1次転写不良に対処したもので、レーザ露光3−1〜3−4により形成される静電潜像の低濃度画像部分の濃度が通常より増えるよう同レーザ露光を制御するようにしている。
他の構成は第1実施形態と同じである。
【0061】
すなわち、トナー層厚が薄くなりやすい低濃度画像部分においては、最終的に得られる被転写体上の目標画像濃度よりも、予め高い濃度になるように、液体トナーを像担持体上に多めに供給することで、トナー層厚の薄いところが十分に転写できなくても、最終的な画像では大きな影響がないようにしている。
【0062】
パルス幅変調方式の場合は、実際画像と比べて、低濃度画像部分では相対的にパルス幅を長く設定する。また2値レーザ露光では、面積率を上乗せする等の処理を行う。これによって、低濃度画像部分では、像担持体1上の転写残りは増加するものの、実際の画像では良好な画像が得られる。
【0063】
[3]第3実施形態について説明する。この第3実施形態は請求項3に係る発明に対応する。
ここでも、第1実施形態と同じく、像担持体1の表面温度が中間転写媒体6との対応領域で液体トナーのガラス転移温度Tg以上の値となる場合に起こる、低濃度画像部分の1次転写不良に対処している。
【0064】
図8に示すように、像担持体1の周りのクリーナ21と帯電器2−1との間に帯電器15−1および透明樹脂現像器15−3が配設され、その帯電器15−1と透明樹脂現像器15−3との間を通してレーザ発生ユニット(静電潜像形成手段)から像担持体1上にレーザ露光15−2が照射される。
【0065】
要するに、転写前乾燥手段5よりも上流側に、可視像を形成する画像形成部とは別に、透明樹脂を付与(塗布)するステーションとして帯電器15−1、透明樹脂現像器15−3、およびレーザ露光15−2を設け、像担持体1上の可視像部分にトナー層厚の嵩上げ用として0.2μm厚程度の透明樹脂を付与するようにしている。
他の構成は第1実施形態と同じである。
【0066】
すなわち、透明樹脂の付与により、トナー層厚が薄くなりやすい低濃度画像部分でも、見かけ上、トナー層厚を大きくしたのと同じになる。このような構成にすることで、事実上の薄層部分がなくなり、低濃度画像部分も良好に1次転写できるようになる。しかも、ガラス転移温度Tgの低い液体トナーを用いることができ、ひいては中間転写媒体6での2次転写時に必要な温度が低くてすみ、装置全体で見れば、従来の乾式トナー方式と比較して大幅に消費電力が少なくなる。
【0067】
透明樹脂は、他色トナーと同様な樹脂に、金属石鹸等の添加物を分散させたものでも良いが、顔料を含まない同一の樹脂では柔らかくなり、ガラス転移温度Tgも低下する傾向があるため、トナーの粘弾性とおよそ等しい樹脂を使用すると好ましい。
【0068】
透明樹脂は画像部全体に塗布しても良いが、消費量を抑えるために、トナー層厚が薄くなる低濃度画像部分にのみ塗布する方がもっと良い。透明樹脂の層厚については、厚過ぎる分には性能的には問題ないが、消費量を考慮すると薄い方が良い。また、透明樹脂は、静電潜像を現像する前に塗布しても、複数色を現像する場合は、途中で重ね現像しても良い。
【0069】
なお、帯電器15−1、レーザ露光15−2、透明樹脂現像器15−3の構成に代えて、像担持体1の周りの現像器4−4と転写前乾燥手段5との間に帯電器2−5および現像器4−5を配設し、その帯電器2−5と透明樹脂現像器4−5との間を通してレーザ発生ユニット(静電潜像形成手段)から像担持体1上にレーザ露光3−5を照射する構成としてもよい。
【0070】
第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態を適用した場合としなかった場合にそれぞれどのような画像形成がなされるかの実験結果に対する評価を図9にまとめて示している。
【0071】
第1実施形態では、低濃度画像部分の転写効率が上がり、低濃度画像部分の画像が良好に転写できるようになった。ただ、実質的な解像度を落としているため、見た目の粒状性は若干低下した。
【0072】
第2実施形態では、低濃度画像部分の転写効率はあまり改善されず、感光体(像担持体)上の転写残りが増加したり、部分的に転写効率が不安定で濃度むら等が若干見られるが、粒状性については劣化のない良好な低濃度画像が得られた。
【0073】
第3実施形態では、装置構成が多少複雑になり消耗品も増加したが、粒状性の劣化や濃度むら等はまったく見られず、良好な低濃度画像が得られた。
【0074】
[4]第4実施形態について説明する。この第4実施形態は請求項4に係る発明に対応する。
ここでは、中間転写媒体6上の温度および用紙Pの温度を液体トナーのガラス転移温度Tgよりも高い値に設定する手段と、像担持体1の表面温度を現像器4−1から中間転写媒体6にかけて対応する領域で液体トナーのガラス転移温度Tgよりも低い値に設定する手段とを備える。他の構成は第1実施形態と同じである。
【0075】
すなわち、中間転写媒体から被転写体への2次転写に際しては、中間転写媒体6および最終転写手段7のそれぞれ加熱手段8の発熱動作により、中間転写媒体6の温度および用紙Pの温度を液体トナーのガラス転移温度Tgよりも十分に高い値に加熱し、中間転写体6上のトナーの複素粘弾性率を10000poise以上にしておく必要がある。この条件において、圧力と熱による適正な転写がなされる。
【0076】
ただし、この場合、中間転写媒体6の熱で像担持体1の表面温度が上昇してしまうため、図10に示すように、中間転写媒体6とクリーナ21との間に冷却手段11を配設し、像担持体1の表面を冷却像担持体1の表面温度が現像手段4−1から中間転写媒体6にかけて対応する領域で液体トナーのガラス転移温度Tgよりも低い値に設定するようにしている。
【0077】
冷却手段11は、たとえば、熱伝導率が比較的良好な弾性ローラであり、像担持体1の表面に接して回転するとともに、ローラ内部にエアーや現像液等を通してローラ自体を冷却する構成となっている。
【0078】
こうして、現像時、転写前乾燥時、1次転写時の像担持体1の表面温度を液体トナーのガラス転移温度Tg未満に保つことにより、液体トナーは、像担持体1上ではほとんど溶けず、よって均一な膜(フィルム状)にはならず、像担持体1の表面との接触面積が小さくなる。これにより、トナー層が像担持体1の表面から離型し易く、トナー層厚が極めて薄くても良好な1次転写を達成することができる。
【0079】
ところで、像担持体1の表面が冷却手段11に対応してから中間転写媒体6に対応するまでの間に、像担持体1の表面温度が上昇する可能性が考えられ、仮に、1次転写前にトナー層の温度がガラス転移温度Tg以上に上昇してしまうと、その時点でトナー層がフィルム化して像担持体1の表面に接着してしまうことになり、それ以降、ガラス転移温度Tg未満に冷却しても1次転写ができなくなる虞がある。
【0080】
そこで、転写前乾燥手段5の具体的な構成として、図10に示すように、送風ノズル12,13を設け、これら送風ノズルにコンプレッサ14から乾燥用および冷却用の空気(室温またはそれ未満の温度)を送るようにしている。こうして、送風ノズル12,13から像担持体1の表面に風を吹き付けることにより、像担持体1上のトナー層を乾燥させるとともに、像担持体1の表面を再度冷却して像担持体1の表面温度を確実にガラス転移温度Tg未満に保つようにしている。
【0081】
実験では、2次転写における中間転写媒体6の温度を90℃、最終転写手段7の温度を90℃にしたところ、300mm/secの転写速度においてもほぼ100%の転写効率を達成することができた。
【0082】
なお、液体トナーは、ガラス転移温度Tgが、30〜80℃程度のものを用いると良いが、実験では、前述した樹脂を組み合わせて45℃のものを作成して使用している。
【0083】
中間転写媒体6は、金属ローラにシリコーンゴム等を被覆した構成で、金属ローラ内部に加熱手段8として電気ヒータを内臓し、電気ヒータの発熱により常時加熱される。
【0084】
1次転写は、主に、表面に弾性を有する中間転写媒体6、液体トナー、像担持体1の表面に対して印加される圧力と、中間転写媒体6、液体トナーのタック、像担持体1の表面における離型性とで達成される。像担持体1の表面エネルギーは30dyne/cm以下で、液体トナーの表面エネルギーは30dyne/cmより高いことが望ましい。必要であれば、像担持体1上にシリコーン系やフッソ系の離型層を形成すると効果がある。
【0085】
1次転写工程では像担持体1の離型性が重要な因子となる。感光体表面の表面エネルギ一が30dyne/cmより大きくなると、シリコーンゴムの中間転写媒体6では良好な1次転写ができなくなる場合がある。また、トナーの表面エネルギーが30dyne/cm以下でも同様である。トナーの表面エネルギーは、液体トナーをガラス基板上に塗布して厚さlmm程度で乾燥させた後、アイソパ−L及び純水の接触角を測定して計算した。これらのしきい値は、中間転写媒体6のタック及び表面エネルギーの値によって変化するが、2次転写で被転写体となるのは通常は紙であるため、中間転写媒体6の物性を大きく変化させることは難しい。また、像担持体1に有機系の感光層を用いると、像担持体1をべルト状等に加工しやすいため、現像器の配置で有利になるが、反面、耐熱性が低いため、1次転写時に中間転写媒体6と接触する際に像担持体1にダメージを与えないようにする必要がある。
【0086】
ガラス転移温度Tgの低いたとえば7゜Cの液体トナーを用いた場合、2次転写の際に中間転写媒体6に必要な温度はおよそ70℃程度で、像担持体1に大きなダメージを与えることはない。しかし、中間転写媒体6の温度が80℃を超えると、1000枚印字後で、像担持体1の静電特性が初期に比べて大幅に劣化してしまうため、1次転写時の中間転写媒体6の温度を80℃以下に設定するのが望ましい。
【0087】
[5]第5実施形態について説明する。
第5実施形態では、中間転写媒体6のタックが強い場合に中間転写媒体6を加熱する必要がない点を考慮している。
【0088】
すなわち、像担持体1の表面が液体トナーのガラス転移温度Tgより十分低ければ、中間転写媒体6の表面と像担持体1の表面(およびトナー層)との間に温度差がなくても良好な1次転写が可能である。
【0089】
そこで、中間転写媒体6の加熱手段8を動作させず、一方、最終転写手段7から中間転写媒体6への熱の移行があることに対処して、図11に示すように、送風ノズル12,13のうち、一方の送付ノズル13を中間転写媒体6の2次転写ステーションと1次転写ステーシヨンとの間の領域に向けて設け、送風によって中間転写媒体6を冷却するようにしている。中間転写媒体6そのものの発熱がないため、冷却手段11は削除としている。他の構成は第4実施形態と同じである。
【0090】
この構成により、1次転写における中間転写媒体6の温度は80℃以下に保たれ、一方、2次転写における中間転写媒体6の温度は80℃より高い値となる。
なお、冷却手段としては、冷却用空気の供給に限らず、ペルチェ素子等で冷却した部材を押し当てる構成としても同様な冷却効果が得られる。
【0091】
[6]第6実施形態について説明する。
第6実施形態では、図12に示すように、像担持体1および中間転写媒体6がそれぞれ複数のローラに張設されたベルトにより構成される。中間転写媒体6がべルト状の構成になっていると、熱容量が小さいため転写に有利である。
【0092】
さらに、送風ノズル12から像担持体1に対して吹出される乾燥用および冷却用の風が像担持体1の表面に沿って流れて中間転写媒体6にも導かれ、これにより中間転写媒体6の表面が冷却される。中間転写媒体6には吸引ノズル15が対向して設けられており、像担持体1から中間転写媒体6に導かれてその中間転写媒体6の表面に沿って流れた風が吸引ノズル15を介して吸引装置16に吸込まれるようになっている。
【0093】
なお、中間転写媒体6に対して中間転写クリーナ17が設けられている。他の構成は第5実施形態と同じである。
【0094】
この場合、1次転写時のべル卜の押圧部材の硬度と荷重を調節して、1次転写時のニップ幅を狭くして中間転写媒体6から像担持体1の離型層へ熱が伝わり難い構成とし、2次転写に際しては押圧部材の硬度と荷重によりニップ幅を広く設定することで、トナー像や用紙Pに、高速でも十分熱が伝わるようにすると効果的である。
【0095】
実験で用いた1次転写時の押圧部材は、Φ50の金属ローラを用い、中間転写媒体6のべルトは、厚さ100μmのPETフィルムに0.5mm厚でシリコーンゴムを塗布したものを使用した。1次転写荷重が1kg/cmのときニップ幅は約8mmであった。一方、2次転写時の押圧部材にはΦ100金属ローラ上に硬度80゜のシリコーンゴムを被覆したローラを用い、5kg/cmの荷重を印加したところ、ニップ幅は約16mmであった。このようにして2次転写時のニップ幅を1次転写時に比べて広くすることで、像担持体1の離型層(感光体離型層)に中間転写媒体6の熱を伝え難く、且つ2次転写の速度を速くすることができる。
【0096】
図13に感光体表面温度(像担持体1の表面温度)、中間転写媒体6の温度、1次転写ニップ幅、2次転写ニップ幅を変えて転写実験を行なった結果を示す。像担持体1の表面温度が液体トナーのガラス転移温度Tg未満の値に保たれた場合において、良好に1次転写が達成されており、さらにべルト状の中間転写媒体6にして2次転写時のニップ幅を広くしたところ、より高速で2次転写ができるようになったことがわかる。
【0097】
図14には、感光体表面温度と中間転写媒体6の表面温度を変えたときの1次転写特性の挙動をグラフで示した。中間転写媒体6と像担持体1の表面とに温度差がなくても、像担持体1の表面温度さえ液体トナーのガラス転移温度Tg未満の値に保たれていれば、高濃度画像部分および低濃度画像部分の両方ともに良好な転写を行うことができ、一方像担持体1の表面温度が液体トナーのガラス転移温度Tg以上の領域では、中間転写媒体6を加熱して温度差を設けることで、高濃度画像部分の転写は改善されている。しかし、この領域では低濃度画像部分の転写は不十分であることがわかる。
【0098】
図15、図16、図17には、液体トナーのガラス転移温度Tgを変えた際の1次転写特性を示しており、ガラス転移温度Tgを基準にして1次転写特性が整理できることがわかる。
【0099】
[7]第7実施形態について説明する。この第7実施形態は請求項5に係る発明、請求項6に係る発明、請求項8に係る発明にそれぞれ対応する。
ここでは、ガラス転移温度Tgの異なる液体トナーを2種類以上組み合わせて画像を形成し、良好な1次転写と2次転写を両立させるもので、ガラス転移温度TgがT1の液体トナーおよびガラス転移温度TgがT2(<T1)の液体トナーを現像手段で用いるとともに、像担持体1の表面温度Taを中間転写媒体6との対応領域でT1>Ta>T2の状態に設定する手段を備える。
【0100】
構成を図18に示す。本例は単色機ではあるが、像担持体1のベルト面に沿って帯電器21−1、現像器(現像手段)23−1、帯電器21−2、現像器(現像手段)23−2が順次に配設される。そして、像担持体1に表面において、帯電器21−1と現像器23−1との間の領域に対し、レーザ発生ユニット(静電潜像形成手段)から、画像変調されたレーザビームによるレーザ露光22−1が照射される。帯電器21−2と現像器23−2との間の領域には、レーザ発生ユニット(静電潜像形成手段)から、画像変調されたレーザビームによるレーザ露光22−2が照射される。
他の構成は第6実施形態と同じである。
【0101】
現像器23−1において、ガラス転移温度Tgが低い(T2)の液体トナーにより、トナー層厚が薄くなりがちな低濃度画像部分を現像する。その後、現像器23−2において、ガラス転移温度Tgが高い(T1)の液体トナーにより、トナー層厚が厚くなる高濃度画像部分を現像するものである。1次転写時の像担持体1の表面温度Taは、2種類の液体トナーのガラス転移温度Tgの中間(T1>Ta>T2)の状態に設定することで、これにより、現像器23−1により現像された低濃度画像部分は第4実施形態の場合と同様な方式で転写され、トナー層の厚い部分は、完全に膜(フィルム状)となって1次転写される。そして2次転写では、特に層厚が大きい液体トナーのガラス転移温度Tgが低いために、第4実施形態の場合に比べて低温で転写することができる。
【0102】
実験では、現像器23−1での現像ではガラス転移温度Tgが7℃の液体トナーを用い、現像器23−2での現像ではガラス転移温度Tgが45℃の液体トナーを用いた。
【0103】
要するに、低濃度画像部分をガラス転移温度Tgの高い液体トナーで形成することで、トナー層厚が薄くても転写が良好になり、中間転写媒体6を介した場合の2次転写に際しては卜ナー層厚が薄いため熱容量が小さくなることから比較的低温で転写を行うことができる。高濃度画像部分については、ガラス転移温度Tgの低い液体トナーで形成することで、トナー層が完全な膜となり、よって転写がより安定し、中間転写媒体6を介した場合の2次転写の温度も低くすることができる。
【0104】
図19に実験による画像形成結果を示す。2種類の液体トナーともにガラス転移温度Tgの高い同一のものを使用したときに比べて、ガラス転移温度Tgが高低に異なる2種類の液体トナーを使用した方が、1次転写の性能を損なうことなく、2次転写が有利になることがわかる。
なお、単色機を例に説明したが、多色機でも同様に実施可能である。
【0105】
[8]第8実施形態について説明する。この第8実施形態は請求項7に係る発明および請求項8に係る発明にそれぞれ対応する。
ここでは、ガラス転移温度TgがT3の液体トナーを現像手段で用いるとともに、現像手段による現像の前にガラス転移温度TgがT4(>T3)と比較的高い透明樹脂を像担持体1上に付与する手段と、像担持体1の表面温度Tbを中間転写媒体6との対応領域でT4>Tb>T3の状態に設定する手段とを備える。
【0106】
構成を図20に示す。まず、像担持体1がベルト状、中間転写媒体6がローラ状に構成される。像担持体1のベルト面に沿って現像器(透明樹脂塗布手段)0−1、帯電器2−1、現像器(現像手段)4−1、帯電器2−2、現像器(現像手段)4−2、帯電器2−3、現像器(現像手段)4−3、帯電器2−4、現像器(現像手段)4−4、送風ノズル(転写前乾燥手段)12,13が順次に配設される。
【0107】
そして、像担持体1に表面において、帯電器2−1と現像器4−1との間の領域に対し、レーザ発生ユニット(静電潜像形成手段)から、画像変調されたレーザビームによるレーザ露光3−1が照射される。帯電器2−2と現像器4−2との間の領域には、レーザ発生ユニット(静電潜像形成手段)から、画像変調されたレーザビームによるレーザ露光3−2が照射される。帯電器2−3と現像器4−3との間の領域には、レーザ発生ユニット(静電潜像形成手段)から、画像変調されたレーザビームによるレーザ露光3−3が照射される。帯電器2−4と現像器4−4との間の領域には、レーザ発生ユニット(静電潜像形成手段)から、画像変調されたレーザビームによるレーザ露光3−4が照射される。
なお、最終転写手段7に対して最終転写クリーナ18が設けられている。他の構成は第6実施形態と同じである。
【0108】
すなわち、現像前の像担持体1上に現像器0−1で予め透明樹脂を付与(塗布)しておき、現像から転写までの間の像担持体1の表面温度を透明樹脂のガラス転移温度Tgよりも低い値に保つことで、像担持体1の離型層からの転写が容易になる。この場合、液体トナーのガラス転移温度Tgを低く設定しても、像担持体1の表面とトナー層との離型性はガラス転移温度Tgの高い透明樹脂が維持してくれるため、トナー層厚が極めて薄い状態でも転写が可能になる。
【0109】
中間転写媒体6を介した2次転写に際しては、予め付与した透明樹脂のガラス転移温度Tg以上にトナー像を加熱する必要はあるものの、透明樹脂の厚さが薄ければ、比較的低温で転写が可能である。要するに、現像前に、薄い透明樹脂を像担持体1の表面に均一に塗布するだけで、低濃度画像部分も良好に転写することができ、さらに液体トナー自体はガラス転移温度Tgの比較的低い材料を選択できるため、中間転写媒体6を介した2次転写の温度も第4実施形態に係る発明のものと比較して低く抑えることができる。
【0110】
なお、透明樹脂の塗布については、現像器に限らず、機械的に塗布することもできる。実施形態では、できるだけ均−な薄層を得るために現像器0−1を用いている。この現像器0−1の採用に際し、透明樹脂塗布ステーションでは帯電器やレーザ露光が不要である。
【0111】
非画像部分にも透明樹脂が付着することになるが、層厚が非常に薄いため、最終的な画像に付着してもほとんど無視できる。透明樹脂の塗布層厚は、0.01〜1μm程度まで可能で、厚くても薄くても効果はあまり変わらない。電力の消費量を抑える観点からすれば、0.1μm以下が望ましい。
【0112】
実験では、像担持体1を予め帯電せずに、現像パイアスを印加して、約0.1μm厚の透明樹脂層を像担持体1上に形成した。透明樹脂は、ガラス転移温度Tgが45℃のものを使用し、像担持体1の表面温度は、常時40℃以下になるように設定した。その後、液体トナーにより現像を行うが、液体トナーのガラス転移温度Tgは7℃のものを使用したため、現像時に、液体トナーは像担持体1上でフィルム化する。ここで多色機であれば複数色の画像が重ねて現像され、転写前乾燥手段である送風ノズル12,13に至る。この送風ノズル12,13からの送風により、像担持体1上のトナー層および透明樹脂はほぼ完全に乾燥する。
【0113】
1次転写工程では、像担持体1の表面とフィルム化したトナー層との間にガラス転移温度Tg以下に保たれた透明樹脂が介在するため、その透明樹脂部分で離型層からの離型がなされ、よってトナー層が薄くても良好な転写ができる。
【0114】
2次転写においては、可視像部分が、ガラス転移温度Tgの低い液体トナーにより構成されているため、第4実施形態と比較して低温で用紙Pに安定して転写ができる。
【0115】
実験では、2次転写における中間転写媒体6の温度を70℃、最終転写手段7の温度を70℃にしたところ、300mm/secの転写速度においてもほぼ100%転写が達成できた。
【0116】
なお、予め塗布する透明樹脂のガラス転移温度Tgをさらに高くすれば、像担持体1やその像担持体1上のトナー層を1次転写前に加熱することが可能になり、転写前乾燥がより高速で達成しやすくなる。第4実施形態の構成では、液体トナーのガラス転移温度Tgを上げると、それに伴って2次転写時に必要な温度も上昇してしまうため、消費電力が大きくなってしまうが、本実施形態ではそれを避けることができる。
図21に実験による画像形成結果を示している。
【0117】
[9]第9実施形態について説明する。この第9実施形態は請求項9に係る発明および請求項10に係る発明にそれぞれ対応する。
ここでは、図22に示すように、中間転写媒体6が、像担持体1に接して像担持体1上の可視像が転写される第1中間転写媒体6a、およびこの第1中間転写媒体6aに接して第1中間転写媒体6a上の可視像が転写される第2中間転写媒体6bから成る。最終転写手段7は、第2中間転写媒体6bに用紙Pを圧接して第2中間転写媒体6b上の可視像を用紙Pに転写する。第2中間転写媒体6bは加熱手段8を備えるが、第1中間転写媒体6aには加熱手段が無い。
【0118】
第2中間転写媒体6bから第1中間転写媒体6aへの熱の移行があることに対処して、送風ノズル12,13のうち、一方の送付ノズル13を第1中間転写媒体6aの2次転写ステーションと1次転写ステーシヨンとの間の領域に向けて設け、送風によって第1中間転写媒体6aを冷却するようにしている。他の構成は第8実施形態と同じである。
【0119】
すなわち、中間転写媒体が6a,6bの2段構成であることにより、2次転写がさらに有利になる。像担持体1上に形成される可視像は、ガラス転移温度Tgの高い透明樹脂の上にガラス転移温度Tgのトナー層が重なることで形成されている。通常の1段構成の中間転写媒体6であれば、用紙Pヘの2次転写に際して用紙P側にガラス転移温度Tgの高い透明樹脂が対向するが、中間転写媒体をもう1段増やすことで、最終的な用紙Pへの転写(3次転写)では、ガラス転移温度Tgの低いトナー層が用紙P側に来るようになる。そのため、用紙Pに対し、より低温での転写を行うことができる。要するに、ガラス転移温度Tgの低い液体トナーのみで画像形成した場合とほぼ同じ温度で良好な転写を行なうことができる。
【0120】
しかも、第1中間転写媒体6aには加熱手段が無く、さらには第2中間転写媒体6bから第1中間転写媒体6aへの熱の移行があることに対処して送風ノズル13の送風によって第1中間転写媒体6aを冷却するようにしているので、像担持体1の不要な温度上昇を回避することができる。
【0121】
なお、第1中間転写媒体6aに対する冷却手段として送風ノズル13を用いたが、例えば、第1中間転写媒体6aを構成しているローラ自体が温まりにくいように、ローラをその内部から空冷または水冷する方式としたり、ローラの内側にペルチエ素子等を設けても良い。
【0122】
実験では、第1中間転写媒体6aにウレタンシートを使用し、第2中間転写媒体6bにシリコーンシートを使用した。1次転写は、主にウレタンの表面性と像担持体1の離型性により達成される。一方、2次転写は、主にシリコーンシートとトナーのタックにより達成され、いずれも加熱を必要としない。また3次転写においては、これまで説明してきた通り、シリコーンの離型性を利用して熱と圧力により達成される。
【0123】
図23に実験による画像形成結果を示す。中間転写媒体が1段構成の場合よりも、2段構成の場合の方がさらに良好な本発明を画像形成を行うことができる。
【0124】
[10]なお、上記各実施形態では、いずれも中間転写媒体6(または6a,6b)を使用したが、中間転写媒体6(または6a,6b)を用いないで、像担持体1から直接的に紙等の被転写体への転写を行う場合にも同様に実施可能である。
【0125】
また、上記各実施形態において、像担持体1および中間転写媒体6(または6a,6b)の形状については、ドラム状およびベルト状のどちらの構成としても良い。特に、ガラス転移温度Tgが低い液体トナーを使用していても、高速で2次転写する際には、中間転写媒体6には高温が必要になるが、冷却手段やべルト状の中間転写媒体6を用い、2次転写に際しての中間転写媒体6の温度を高くして、1次転写に際しての中間転写媒体6の温度を低くすれば、転写性と像担持体1側の耐久性を両立することができる。
【0126】
【発明の効果】
以上述べたようにこの発明によれば、像担持体上のトナー層厚が薄くても良好な転写を行うことができ、ひいては常に良好な画質の画像形成を行うことができ、さらには消費電力の低減も図れる画像形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1および第2実施形態の要部の構成を示す図。
【図2】各実施形態におけるトナー層の形成について説明するための図。
【図3】各実施形態におけるトナー層の形成について説明するための図。
【図4】各実施形態のトナー層厚に関わるパルス幅変調を説明するための波形図。
【図5】各実施形態における低濃度画像部分での画素の配列について説明するための図。
【図6】各実施形態における低濃度画像部分での画素の配列について説明するための図。
【図7】各実施形態における低濃度画像部分での画素の配列について説明するための図。
【図8】第3実施形態の要部の構成を示す図。
【図9】第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態での実験結果をまとめて示す図。
【図10】第4実施形態の要部の構成を示す図。
【図11】第5実施形態の要部の構成を示す図。
【図12】第6実施形態の要部の構成を示す図。
【図13】第6実施形態での実験結果をまとめて示す図。
【図14】第6実施形態における転写効率を実験結果として示す図。
【図15】第6実施形態における転写効率を実験結果として示す図。
【図16】第6実施形態における転写効率を実験結果として示す図。
【図17】第6実施形態における転写効率を実験結果として示す図。
【図18】第7実施形態の要部の構成を示す図。
【図19】第7実施形態での実験結果を示す図。
【図20】第8実施形態の要部の構成を示す図。
【図21】第8実施形態での実験結果を示す図。
【図22】第9実施形態の要部の構成を示す図。
【図23】第9実施形態での実験結果を示す図。
【符号の説明】
1…像担持体
2−1…帯電器
3−1…レーザ露光
4−1…現像器(現像手段)
5…転写前乾燥手段
6…中間転写媒体
6a…第1中間転写媒体
6b…第2中間転写媒体
7…最終転写手段
8…加熱手段

Claims (1)

  1. 表面に離型性を有する像担持体と、
    この像担持体の表面を露光することによりその像担持体の表面に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、
    前記像担持体の表面に液体トナーを供給することにより前記像担持体上の静電潜像を現像して可視像とする現像手段と、
    表面に弾性を有し前記像担持体への圧接によりその像担持体上の可視像が1次転写される中間転写媒体と、この前記中間転写媒体と共に被転写体に圧力を加えることによりその被転写体に前記中間転写媒体上の可視像を2次転写する最終転写手段とを備え、
    前記像担持体の表面温度が前記中間転写媒体との対応領域で前記液体トナーのガラス転移温度以上の値となる画像形成装置において、
    前記現像手段の現像により前記像担持体上に生じるトナー層の膜厚が、前記液体トナー中に分散した顔料の粒径より大きくなるように、前記静電潜像形成手段の露光を制御する手段
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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