JP2009053584A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】不揮発性の液体現像剤を用いた画像形成装置において、画像担持体上の画像を記録媒体に転写する際の転写効率が高く、且つ、定着強度の十分にある画像を形成できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】不揮発性のキャリア液と顕像化粒子とを用いて顕像化した画像を記録媒体に転写する画像形成装置で、顕像化粒子の平均粒径よりも小さな平均粒径を有する帯電性樹脂微粒子を画像担持体上に付着させる樹脂微粒子付着手段と、帯電性樹脂微粒子を付着させた後に、画像担持体上の液体現像剤の層のキャリア液の一部を除去するキャリア液除去手段と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、液体現像剤を用いる画像形成装置及び画像形成方法に関する。
感光体(感光ドラム)に静電潜像を形成し、それにトナーを付着させて、紙などに転写して定着する電子写真方式の画像形成装置が、複写機、MFP(多機能型プリンタ)、FAX、プリンタなどに使用されている。それらの画像形成装置では一般に粉体トナーを用いる乾式のものが広く用いられている。
しかし、粉体トナーは、トナーが飛散するという問題点があるとともに、トナー粒子が7〜10μmと大きいことから解像度が悪いという画質上の問題点もある。
そこで、大量プリント用のオフィスプリンタやオンデマンド印刷装置などの、より高画質及び高解像度が要求される画像形成装置では、流動パラフィンのような非極性有機溶剤中にトナーを分散させた、液体現像剤を用いる湿式現像方式が用いられるようになっている。液体現像剤は、トナー粒子が1μm程度と小さいとともに、帯電量が大きいことでトナー画像の乱れが起きにくく、高い解像度を実現できるからである。
従来の湿式の画像形成装置では、液体現像剤として、キャリア液としての有機溶剤にトナーを1〜2%の割合で混ぜた低粘度の液体現像剤を用いていた。しかしながら、このような現像剤はトナー濃度(以後、現像剤濃度、あるいは単に濃度ともいう)が低いため、紙上へ多量に付着させ定着時に乾燥させることが必要であり、多量の蒸気が発生するといった環境上の大きな問題点をかかえていた。また揮発させるために低沸点のキャリア液しか使用できず、引火点が低いなど安全性においても大きな問題があった。
このようなことを背景にして、シリコンオイルなどの不揮発性の絶縁性液体「キャリア液」中に樹脂及び顔料からなる固形分としてのトナーを高濃度に分散させることで構成される、高粘度で高濃度の液体現像剤を用いる画像形成装置が提案されるようになった。この液体現像剤を用いると、上記のような問題の発生が防止され、またトナー濃度が高いことから、大量の液体現像剤を使用しないで済むという利点がある。
この液体現像剤を用いて現像する際には、帯電したトナーが絶縁性液体中を静電気の力によって移動して静電潜像を現像する、その移動距離が短いほど現像効率が向上する。そのために、現像ローラ等の現像剤担持体上に現像剤のミクロン単位の薄層を形成し、この薄層化された現像剤を感光体に接触させて現像が行われる。
現像により感光体上に形成されたトナー像は記録材に直接転写される、もしくは中間転写体に一次転写の後、記録材に二次転写される。
この中間転写体から記録媒体への転写は、電圧印加による静電転写が行われているが、静電転写は記録媒体の電気抵抗に影響されるため、周囲の温度や湿度といった環境要因への依存性が高く、安定した画像が得られにくいと言う問題があった。
この問題を解決するため、トナーを溶融状態にして粘着力を発生させ、記録媒体に転写する溶融転写定着方式が提案されている。通常溶融転写定着方式は、環境要因への依存度は低くできるが、トナーの粘着力で記録媒体へ転写を行うため、転写圧力を過大にする必要があった。そのため記録媒体が、中間転写体の接触部に噛み込むときに振動が発生し、画像ノイズの原因となっていた。
また、トナー画像の転写時に記録媒体に転写せずに中間転写体に残存した一部のトナーが、転写部で過大な圧力がかかることで、中間転写体表面にこびりつき、クリーニング装置でこの残存トナーを除去するのが困難になるという問題もあった。
このような問題に対して、特許文献1では、記録媒体への転写前に画像支持体上の液体現像剤をトナーのガラス転移温度よりも高い温度で、且つ、融点よりも低い温度に加熱し、キャリア液除去ローラでトナーの固形分比率を50%〜90%に調整することで、軽微な圧力でも転写媒体への良好な転写効率と強い定着強度が得られるとした方法が提案されている。
特開2003−323053号公報
しかしながら、特許文献1の技術を持ってしても、記録媒体にトナー画像とともにキャリア液が転写されてしまう。この転写されたキャリア液は、記録媒体とトナーとの間に介在するため、十分な定着強度が得られないという問題があった。
本発明の課題は、不揮発性の液体現像剤を用いた画像形成装置において、画像担持体上の画像を記録媒体に転写する際の転写効率が高く、且つ、定着強度の十分にある画像を形成できる画像形成装置及び画像形成方法を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明は以下の特徴を有するものである。
1.
不揮発性のキャリア液と帯電した顕像化粒子とを含有する液体現像剤を用いて顕像化した画像担持体上の画像を記録媒体に転写する画像形成装置であって、
前記顕像化粒子の平均粒径よりも小さな平均粒径を有する帯電性樹脂微粒子を含有する液体を用いて、前記帯電性樹脂微粒子を前記画像担持体上に静電的に付着させる樹脂微粒子付着手段と、
前記帯電性樹脂微粒子を静電的に付着させた後に、前記画像担持体上の液体現像剤の層のキャリア液の一部を除去するキャリア液除去手段と、
前記キャリア液の一部を除去した後に、前記画像担持体上の画像を前記記録媒体に転写する転写手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
2.
前記樹脂微粒子付着手段は、前記液体を担持した現像ローラを有し、
前記帯電性樹脂微粒子を前記顕像化粒子で顕像化する画像の領域に付着するように、
前記現像ローラにより、画像情報に対応して静電潜像を形成した像担持体の表面を現像することを特徴とする1に記載の画像形成装置。
3.
前記帯電性樹脂微粒子は、体積平均粒径が10〜500nmであることを特徴とする1又は2に記載の画像形成装置。
4.
前記顕像化粒子は、樹脂と着色剤との混合物であることを特徴とする1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置。
5.
前記顕像化粒子は、顔料であることを特徴とする1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置。
6.
前記キャリア液除去手段は、前記画像担持体上の液体現像剤の層に接触し、前記顕像化粒子の帯電極性と同極性の電圧が印加された摺動体であることを特徴とする1乃至5の何れか1項に記載の画像形成装置。
7.
前記転写手段は、ヒータを有する加熱ローラであることを特徴とする1乃至6の何れか1項に記載の画像形成装置。
8.
前記キャリア液除去手段で前記画像担持体上の液体現像剤の層のキャリア液を除去した後、前記転写手段で記録媒体に転写するまでの間で、前記画像担持体上の液体現像剤の層を加熱する加熱手段を有することを特徴とする1乃至7の何れか1項に記載の画像形成装置。
9.
不揮発性のキャリア液と帯電した顕像化粒子とを含有する液体現像剤を用いて顕像化した画像担持体上の画像を記録媒体に転写する画像形成方法であって、
前記顕像化粒子の平均粒径よりも小さな平均粒径を有する帯電性樹脂微粒子を含有する液体を用いて、前記帯電性樹脂微粒子を前記画像担持体上に静電的に付着させる工程と、
前記帯電性樹脂微粒子を静電的に付着させた後に、前記画像担持体上の液体現像剤の層のキャリア液の一部を除去する工程と、
前記キャリア液の一部を除去した後に、前記画像担持体上の画像を前記記録媒体に転写する工程とを備えたことを特徴とする画像形成方法。
本発明によれば、液体現像剤を用いた画像形成装置において、顕像化粒子の平均粒径よりも小さな平均粒径を有する帯電性樹脂微粒子を含有する液体を用いて、帯電性樹脂微粒子を画像担持体上に静電的に付着させる樹脂微粒子付着手段と、帯電性樹脂微粒子を静電的に付着させた後に、画像担持体上の液体現像剤の層のキャリア液の一部を除去するキャリア液除去手段と、キャリア液の一部を除去した後に、画像担持体上の画像を前記記録媒体に転写する転写手段とを備えている。このようにすることで、画像担持体上の画像を記録媒体に転写する際に、転写される画像に含まれるキャリア液の含有量を少なくすることができ、よって、転写効率が高く、且つ、定着強度の十分にある画像を形成できる画像形成装置及び画像形成方法を提供できる。
本発明に係る実施形態を、図を参照して説明する。
(本実施形態に係る画像形成装置の全体構成と動作の例)
図1は、本発明の画像形成装置の一例を示す概略構成図である。画像担持体であるベルト状の中間転写体301の周りには、像担持体上の静電潜像をYMCKの各色の顕像化粒子を含有する液体現像剤によりで顕像化するための作像ユニット211〜214と、各作像ユニットにより顕像化された画像を中間転写体301に転写するための1次転写ローラ216〜219と、中間転写体301上に転写された画像の上から、帯電性樹脂微粒子を含有する液体を用いて該帯電性樹脂微粒子を付着させる樹脂微粒子付着手段215と、該帯電性樹脂微粒子を静電的に中間転写体301に転写させるための1次転写ローラ220と、中間転写体301上の液体現像剤の層のキャリア液の一部を除去するためのキャリア液除去手段(以降、スクイズローラとも称する。)303と、内部にヒータを有する加熱ローラである転写手段(以降、2次転写ローラとも称する。)307とを配置している。
図2に、図1で示した作像ユニット211〜214の詳細図として、作像ユニット211を例に示す。
作像ユニット211は、像担持体としての感光体201と、その周りに、帯電装置203、露光装置204、イエローの顕像化粒子を有する液体現像剤を内蔵した現像装置11、感光体クリーニング装置202を有している。現像装置11は、20℃での蒸気圧が200Pa以下のキャリア液と、該キャリア液に分散され帯電したイエローの顕像化粒子とを有する液体現像剤104を貯留した現像剤槽102と、該現像剤槽102から液体現像剤104を汲み上げ、感光体201上の静電潜像を現像する現像ローラ103と、現像後の現像ローラ103上の液体現像剤104をクリーニングするクリーニングブレード101と、コロトロン帯電装置105とを有している。
他の作像ユニット212、213、214も作像ユニット211と同様の構成であり、顕像化粒子の色がそれぞれ、マゼンタ、シアン、ブラックの液体現像剤を有する現像装置12、13、14を備えている。
また、樹脂微粒子付着手段215は、図2に示す作像ユニット211おける液体現像剤104の中の顕像化粒子の代わりに、各色の顕像化粒子の平均粒径よりも小さな平均粒径を有する帯電性樹脂微粒子を用いた他は、作像ユニット211と同じ構成である。
次に画像形成の動作について説明する。
各色の作像ユニット211〜214は、感光体201の表面を帯電装置203により、所定の表面電位に一様に帯電し、その後、露光装置204により各色の画像情報の露光を行い、感光体201の表面に静電潜像を形成する。次いで、感光体201の静電潜像は、現像剤槽102の液体現像剤104を担持した現像ローラ103により現像することで顕像化され、感光体201の表面に画像としての各色のトナー像が形成される。この時現像ローラ103上の液体現像剤104は、コロトロン帯電装置105により、所定の帯電量に帯電させられている。また、現像後の現像ローラ103上の液体現像剤は、クリーニングブレード101により掻きおとされる。
液体現像剤104は、顕像化粒子(トナーとも言う)としての樹脂と各色の着色剤との混合物と、20℃での蒸気圧が200Pa以下の不揮発性液体であるキャリア液とを含んでいる。顕像化粒子は、樹脂と着色剤の化合物の他に、顔料からなる粒子でも良い。
このように感光体201上に現像されたトナー像は、トナーだけでなくキャリア液も多く含んでいる状態で感光体201に付着している。
次に感光体201上の各色のトナー像は、1次転写ローラ216〜219に所定の電圧を印加することのよって、画像担持体である中間転写体301に転写される。1次転写ローラ216〜219にはトナーと逆極性の電圧が印加され、このとき感光体201との電位差は300V〜3kVである。
このような作像ユニット211〜214により、中間転写体301上に各色のトナー像を転写し、カラー画像を中間転写体301上に形成する。
次に、この中間転写体301上に形成されたカラー画像の上から、樹脂微粒子付着手段215により、帯電性樹脂微粒子を含有する液体を用いて、各色の顕像化粒子の平均粒径よりも小さい平均粒径である帯電性樹脂微粒子を静電的に付着させる。この時の帯電性樹脂微粒子は、顕像化粒子の帯電極性と同極性である。また、帯電性樹脂微粒子を含有する液体は、液体現像剤104に用いたキャリア液に帯電性樹脂微粒子を分散させた液体が好ましい。
樹脂微粒子付着手段215は、図2の作像ユニット211〜214の構成において、液体現像剤104の顕像化粒子が帯電性樹脂微粒子に代わった他は、同じ構成である。
感光体201の表面を帯電装置203により、所定の表面電位に一様に帯電し、その後、露光装置204により画像情報の露光を行い、感光体201の表面に静電潜像を形成する。次いで、感光体201の静電潜像は、現像剤槽102の帯電性樹脂微粒子を含む液体を担持した現像ローラ103により現像することで、帯電性樹脂微粒子を付着させ、感光体201の表面に画像情報に対応した帯電性樹脂微粒子の像が形成される。この時現像ローラ103上の液体は、コロトロン帯電装置105により、帯電性樹脂微粒子が所定の帯電量になるように帯電させられている。また、現像後の現像ローラ103上の液体は、クリーニングブレード101により掻き落とされる。
このようにして感光体201上に形成された帯電性樹脂微粒子の像は、1次転写ローラ220によりカラー画像の上から、静電的に付着させられる。
この時の帯電性樹脂微粒子の像は、カラー画像の領域に選択的に付着することが好ましい。そのためには、帯電性樹脂微粒子の像を形成するための画像情報が、カラー画像の画像情報と同じであり、且つ、中間転写体301上のカラー画像の位置に合うように樹脂微粒子の像を転写するのが好ましい。
また、帯電性樹脂微粒子の像は、カラー画像の領域以外に付着するようにしても良い。この場合の樹脂微粒子付着手段は、図2の作像ユニットにおいて、感光体201を用いずに、現像ローラ103を中間転写体301に対向させて、現像バイアスを用いて、現像するようようにしても良い。
帯電性樹脂微粒子がトナー像の上から転写されている状態を図3(a)に示す。また、従来例として、トナー像のみの場合の状態を図3(b)に示す。従来例の図3(b)では、顕像化粒子の間にはキャリア液が、多量に含んだ状態であるのに対して、本発明に係る帯電性樹脂微粒子をその上から転写したした状態の図3(a)では、顕像化粒子の間に帯電性樹脂微粒子が入り込み、その分キャリア液が減少させることができる。
顕像化粒子の粒径は、特に限定しないが、通常体積平均粒径が0.05〜10μmのものが用いられる。帯電性樹脂微粒子は顕像化粒子の間に入り込むため、その平均粒径は、顕像化粒子の平均粒径よりも小さい。帯電性樹脂微粒子の体積平均粒径は、10〜500nmであることが好ましく、より好ましくは、50〜500nmである。帯電性樹脂微粒子の粒径が10nm未満の場合は、中間転写体301に転写することが困難となり、また、500nmを越えると、キャリア液の低減の効果が少なくなる。
また、図4に示すように、樹脂微粒子付着手段215は、作像ユニット211〜214の上流側に配置して、作像ユニット211〜214が中間転写体301上に画像形成を行う前に、中間転写体301上に付着させるようにしても良い。更に、図5に示すように、作像ユニット211〜214の下流側にも樹脂微粒子付着手段215を配置し、作像ユニット211〜214が中間転写体301上に画像形成を行う前後で、中間転写体301上に帯電性樹脂微粒子を付着させるようにしても良い。このように樹脂微粒子付着手段215の配置場所を変えても、中間転写体301上に現像される帯電性樹脂微粒子や顕像化粒子は、多量にキャリア液を含んでいるため、中間転写体301上で混合され、図3(a)の状態になる。
また、中間転写体301は、図1に示すようにベルト状でも良いし、また、図6に示すようにドラム状の中間転写体301を用いても良い。ドラム状の中間転写体301を用いると、位置精度が出やすく、駆動系を簡易な構成にすることができる。
中間転写体301がベルトの場合、ベルト材質は樹脂や弾性体であり、ラフ紙への転写性を考えると弾性体が望ましく、また耐熱性があるものが望ましい。厚さは50μm以上1mm以下、体積抵抗率は106以上1012Ωcm以下、表面抵抗率は106以上1012Ω/□以下が望ましい。樹脂としては、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリイミド、フッ素系樹脂、ポリフェニルサルフェート等、弾性体としては、シリコンゴム、フッ素ゴム、EPDM、ウレタンゴム、ニトリルゴム等が開示できるが、これに限らない。搬送の安定性を考えると、樹脂基体の上に弾性体がある複層タイプのベルトが望ましい。この場合、樹脂基体の厚さは50以上〜200μm以下、弾性体の厚さは200μm以上1mm以下が望ましい。また、最表層は、離型性が高いことが望まれ、そのため、表層はフッ素系、シリコン系等の低表面エネルギーの重合体や、プラズマ処理等で1μm以下の硬い層を設ける方が好ましい。
中間転写体301に転写されたカラー画像と帯電性樹脂微粒子は、キャリア液を多く含んでいる。このため、この状態で記録媒体に転写するとトナー画像の転写効率が低下し、また、定着強度の不足した画像が記録媒体上に形成される。そのため、中間転写体301上のキャリア液を除去する必要がある。
この中間転写体301上のキャリア液は、キャリア液除去手段であるスクイズローラ303により、そのキャリア液の一部が除去される。スクイズローラ303には液体現像剤中の顕像化粒子であるトナー粒子と同極性の電圧が印加されており、これはトナー粒子がスクイズローラ303へ移動するのを防止するためである。そのため、キャリア液のみスクイズローラ303側に移動し、中間転写体301上のキャリア液量はスクイズローラ303を通過後低減する。スクイズローラ303側に移動したキャリア液は、クリーニングブレード304でクリーニングされる。
このような手段で記録媒体Pに転写する前に画像担持体である中間転写体301上の液体現像剤のキャリア液量が低減される。キャリア液量の低減により、液体現像剤中のトナー粒子同士が接触し、さらに密着してフィルム化される。
このような状態で、転写手段としてヒータを内蔵した加熱ローラである2次転写ローラ307及びバックアップローラ306を用いて、トナー像を記録媒体Pに溶融熱転写する。この時の転写効率は、ほぼ100%で、転写後の定着性能も向上し、定着強度の強い画像を形成することができる。
スクイズローラ303は、内部に加熱手段を有し、中間転写体301上の液体現像剤を加熱するのが好ましい。また、バックアップローラ305も加熱手段を有しても良い。
スクイズローラ303はアスカーA硬度20度から90度の弾性体である。弾性体としては、シリコンゴム、フッ素ゴム、EPDM、ウレタンゴム、ニトリルゴム等が開示できるが、これに限らない。スクイズローラ303を加熱する場合、80℃から200℃程度に加熱すれば良い。また、記録媒体Pに転写する前にこのようなスクイズローラ303を複数個配置しても良い。また、加熱手段309のように記録媒体Pに転写する前に中間転写体301を加熱する手段を有しても良い。
このように記録媒体Pに転写する前に中間転写体301上のトナー像を加熱することにより、よりトナー像がフィルム化し、転写効率が100%に近づけることができる。
転写手段として、熱転写を用いたが、電界転写、ずり転写を用いたものでも良く、特に制約はないが、この中では熱転写が好ましい。熱転写を用いる場合、2次転写ローラ307やバックアップローラ306に加熱手段を有する。この場合、加熱温度は80℃以上200℃以下が好ましい。2次転写ローラ307はアスカーA硬度が20℃以上90℃以下の弾性体で、シリコンゴム、フッ素ゴム、EPDM、ウレタンゴム、ニトリルゴム等を主材料として用いることができるが、これに限らない。
記録媒体Pに転写後、中間転写体301は冷却部材310のような冷却工程を有する方が望ましい。冷却部材310としては、冷却ファンなどを用いることができる。中間転写体301を冷却部材310を用いて冷却することにより、熱が感光体201に伝わることを防止し、感光体201の耐久性を上げることができる。
また、上記実施形態では、中間転写体301上で各色のトナー画像と帯電性樹脂微粒子の像とを重ね合わせ、その後、転写手段307で転写するであったが、別の実施形態として、図7に示すように、感光体201上で各色のトナー画像と帯電性樹脂微粒子の像とを重ね合わせ、重ね合わせた画像を中間転写体に一括転写するようにしても良い。この場合の画像形成動作は、まず感光体201上を帯電装置203で帯電し、露光装置204で第1の画像情報を露光した後、第1の現像装置11で現像する。第1の現像装置で現像されたトナー像の上から、再度帯電装置203で帯電し、第2の画像情報の露光を露光装置204で行い、第2の現像装置12で現像する。この操作を繰り返して、感光体201上にカラー画像を形成した後、帯電装置203で帯電し、カラー画像情報を露光装置204で露光し、帯電性樹脂微粒子を含む液体現像剤を有する現像装置15により、現像する。このようにして感光体201上に各色のトナー画像と帯電性樹脂微粒子の像とを重ね合わせ中間転写体301に一括転写する。その後、中間転写体301上のキャリア液をキャリア液除去手段303で除去し、転写手段307で記録媒体Pにカラー画像を転写する。
また、別の実施形態として中間転写体301を用いずに、感光体201上に形成した各色のトナー画像と帯電性樹脂微粒子の像とを重ね合わせた画像を記録媒体Pに直接転写する構成であっても良い。この場合、画像担持体は感光体201となる。
(液体現像剤の構成)
液体現像剤は、少なくともキャリア液、顕像化粒子、分散剤から構成される。
キャリア液は、不揮発であり、蒸気圧200Pa以下で、誘電率は3以下の低誘電率であり、電気的絶縁性は高いものが選択される。例えば、炭化水素系(流動パラフィン)、シリコンオイル、動植物油、鉱物油、等から選ばれる。
顕像化粒子は、例えば、顔料、染料着色樹脂、顔料分散樹脂等があげられる。
色材顔料としては、ファーネストブラック、ランプブラック、アセチレンブラック、チャンネルブラック、C.I.ピグメントブラック、オルトアニリンブラック、トルイジンオレンジ、パーマネントカーミンFB、ファーストイエローAAA、ジスアゾオレンジPMP、レーキレッドC、ブリリアントカーミン6B、フタロシアニンブルー、キナクリドンレッド、C.I.ピグメントブルー、C.I.ピグメントレッド、C.I.ピグメントイエロー、ジオキサンバイオレット、ピクトリアピュアブルー、アルカリブルートナー、アルカリブルーRトナー、ファーストイエロー10G、オルトニトロアニリンオレンジ、トルイジンレッド、バリウムレッド2B、カルシウムレッド2B、ピグメントスカーレッド3Bレーキ、アンソシン3Bレーキ、ローダミン6Bレーキ、メチルバイオレットレーキ、ベーシックブルー6Bレーキ、ファーストスカイブルー、レフレックスブルーG、ブリリアントグリーンレーキ、フタロシアニングリーンG、紺青、群青、酸化鉄粉、亜鉛華、炭酸カルシウム、クレー、硫酸バリウム、アルミナホワイト、アルミニウム粉、昼光蛍光顔料、パール顔料等が挙げられる。
また、染料や顔料により着色した樹脂分散体の場合、着色樹脂分散体を構成する樹脂はアクリル樹脂、スチレン樹脂、スチレンアクリル共重合樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、等あげられるがこれに限らない。
樹脂と顔料を溶融混練し、それを粉砕した後にキャリア液とともに分散させる製法や、所謂ケミカルトナーを水系で重合し、乾燥後キャリア液に分散させる製法や、キャリア液中で重合させる製法等が考えられる。
また、上記の顕像化粒子の分散性を向上させるため、顔料誘導体を用いても良い。所望の官能基、例えばカルボキシル基、スルホン酸基、水酸基、アミノ基、アミド基等を有した顔料誘導体を使用することができる。
顕像化粒子はキャリア液に分散され、その平均粒径は50nm以上10μm以下、好ましくは100nm以上5μm以下に分散される。上限を上回ると画質に問題が生じ、下限を下回ると現像性に問題が生じる恐れがある。
顔料の配合量は、キャリア液量に対して3%以上30%以下が良い。3%以下では所望の濃度が得られず、30%以上では分散性を損なう恐れがある。
顔料の分散剤は、水酸基含有カルボン酸エステル、長鎖ポリアミノアマイドと高分子量酸エステル塩、高分子量ポリカルボン酸の塩、長鎖ポリアミノアマイドと極性酸エステルの塩、高分子量不飽和酸エステル、高分子共重合物、変性ポリウレタン、変性ポリアクリレート、ポリエーテルエステル型アニオン系活性剤、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物塩、芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物塩、ポリオキシエチレンアルキルリン酸エステル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリエステルポリアミン、ステアリルアミンアセテート等を用いることができる。
顔料の分散剤の量は顔料に対して10%以上200%以下が好ましい。必要な分散剤量は顔料の粒径によって異なり、小粒径にしたければ多く配合することが望ましい。10%以下では分散性を損ない、200%以上では液の導電性が上がり、帯電性を損なう恐れがある。
非水系における顔料の分散剤は、高分子系の顔料分散剤の使用が好ましい。高分子系の顔料分散剤は有機溶媒と相溶性を上げるための長鎖のアルキル基と顔料との吸着のための酸もしくは塩基性の官能基を有している。好ましい分散剤は、顔料によって異なり、顔料の酸、塩基性とは逆と酸、塩基性を有した顔料分散剤を選ぶことが好ましい。
(帯電性樹脂微粒子を含む液体の構成)
帯電性樹脂微粒子を含む液体は、少なくとも帯電性樹脂微粒子と液体とからなる。液体は、液体現像剤で用いることができるキャリア液を用いることができる。帯電性樹脂微粒子の色は、画像に影響を与えない程度であれば、若干の色がついていても良いが、無色透明であることが好ましい。
帯電性樹脂微粒子は、熱可塑性でガラス転移点0度以上60℃以下が好ましく、粒径は10nm以上500nm以下が好ましい。粒径500nmを超えると、微粒子が凝集しやすくなることや、微粒子によるキャリア液を絞る効果や自己成膜性が得られにくい。10nm以下の粒径は製造上得られにくいことや、微粒子の電界による移動性に制約がでてくる。好ましくは、50nm以上500nm以下である。粒径は顕像化粒子よりも小粒径である必要がある。大粒径であると、像担持体もしくは中間転写体上での液量低減効果が少なくなる。
帯電性樹脂微粒子は、市販の帯電性樹脂微粒子や非水系分散体(NAD)を使用することができるし、製造することも可能である。
NADは溶媒に不要な樹脂分散相と高分子分散安定剤とから構成される。樹脂分散相の一例として、ラジカル重合したアクリル系ポリマーが提示できる。NADの高分子分散安定剤は、数平均分子量1000以上の高分子で、高分子分散剤は樹脂分散相との結合活性点を有し、架橋、接着に必要な官能基を有している。NADの高分子分散剤として、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、メラミン樹脂、セルロース誘導体、等に水酸基、カルボキシル基、グリシジル基、アミノ基、アミド基等の官能基を導入したものが好ましい。樹脂分散層のガラス転移点は0℃以上60℃以下であることが望ましい。0℃以下では、保管安定性が悪くなり、60℃以上では定着性に問題が生じる恐れがある。NAD分散層のような小径で極性基を多く有した分散層は、先行例のような一般的な液体現像剤に比べて、液体状態での安定性が高く、より低Tg化が可能で、低温定着しやすい。また、NAD分散層は必要に応じて粒子同士もしくは粒子内が反応するように、反応性の官能基を有しても良い。
樹脂微粒子(固形分)の配合量は、顔料に対して0.5倍以上20倍以下が好ましい。0.5倍以下では、定着性を損ない、20倍を超えると、粘度が上昇し、現像性を損なう恐れがある。
現像剤の製造法として、顔料分散体と樹脂分散体を個別に作り、混合しても良いし、顔料の存在下で樹脂分散体を重合してもかまわない。
(液体現像剤Aの製造)
酸性処理した銅フタロシアニンの誘導体 12質量部
塩基性の顔料分散剤ソルスパーズ13940(アビシア社製) 5質量部
流動パラフィン(蒸気圧200Pa以下、引火点144℃) 100質量部
を混合し、ジルコニアビーズ100質量部とともにペイントコンディショナーにて24時間攪拌し、ビーズを除去して、青色顔料分散液1Cを得た。青色顔料分散液1Cの粒径を粒度分布径(島津製作所製、SALD−2200)にて測定したところ、90nmであった。
同様に、キナクリドンを分散させたマゼンタ顔料分散液1M(粒径100nm)、ピグメントイエローを分散させたイエロー顔料分散液1Y(粒径120nm)、カーボンブラックを分散させたブラック顔料分散液1Bk(粒径100nm)を試作した。
(液体現像剤Bの製造)
スチレンアクリル共重合体(スチレン:ブチルメタクリレート:メチルメタクリレート=70:25:5、Mn=5300、Mw=23500)100質量部、銅フタロシアニン10質量部を混合し、ヘンシェルミキサーにて十分混合し、二軸押出混練機で溶融混合後、冷却しその後、粗粉砕しジェット粉砕機にて平均粒径10μmに微粉砕した。
この顔料樹脂微粒子を20質量部、分散剤としてソルスパーズS13940を3質量部、流動パラフィン100質量部(蒸気圧200Pa、引火点200℃)、ジルコニアビーズ100質量部を混合し、サンドミルにて120時間攪拌し、青色顔料分散液2Cを得た。現像剤の平均粒径は2μmであった。
同様に、キナクリドン分散樹脂を分散させたマゼンタ顔料分散液2M(粒径2μm)、ピグメントイエロー分散樹脂を分散させたイエロー顔料分散液2Y(粒径2μm)、カーボンブラック分散樹脂を分散させたブラック顔料分散液2Bk(粒径2μm)を試作した。
(帯電性樹脂微粒子を含有する樹脂微粒子分散液1の製造)
攪拌装置、温度計、反応生成除去装置および窒素ガス導入管を備えた4つ口フラスコに、流動パラフィン100質量部、AIBN1質量部を仕込み、120℃に昇温した。そこにメチルメタクリレート25質量部、ラウリルメタクリレート55質量部、ヒドロキシエチルメタクリレート19質量部、アクリル酸1質量部の混合物を4時間かけて滴下した。これを減圧蒸留し、不揮発分40%の樹脂溶液Aを得た。
樹脂溶液Aを30質量部、流動パラフィン70質量部を4つ口フラスコに入れ、100℃まで加熱し、そこにメチルメタクリレート35質量部、ヒドロキシエチルメタクリレート12質量部、グリシジルメタクリレート2質量部、アクリル酸1質量部、AIBN1質量部の混合物を4時間かけて滴下した。さらにAIBN0.5質量部と流動パラフィン8質量部の混合物を加え、減圧蒸留し、固形分50%の白濁した樹脂微粒子分散液1を得た。この粒径を測定したところ、50nmであった。
(帯電性樹脂微粒子を含有する樹脂微粒子分散液2の製造)
市販の樹脂分散液をニッセツU3611(日本カーバイド社製)50質量部と不揮発性の流動パラフィン50質量部を混合した。樹脂微粒子の粒径は、粒度分布計(島津製作所製、SALD−2200)にて測定したところ、体積平均粒径は300nmであった。
(実施例1)
図1に示す湿式画像形成装置を使用し、像担持体201は直径100mmのアルミドラムに有機感光体膜(膜厚35μm)を形成したものであり、回転周速を200mm/secに設定した。帯電装置205はスコロトロンチャージャーを用い、像担持体1の表面電位が600Vになるようにした。露光装置3は半導体レーザで画像部分を露光した時に像担持体1の表面電位が100Vとなるように設定し、現像ローラ103には400V電圧を印加した。また、現像ローラ103上のトナーは、コロトロンチャージャー105を5kVの電圧を電源から印加し、プラスイオンを放出することで、プラスに帯電した。
液体現像剤としては、顔料分散液1C、1M、1Y、1Bk、を用い、画像パターンとしてハーフパターンを印字し、1次転写ローラ216〜219には−800V電圧を印加した。
中間転写体301は、100μmのポリイミド樹脂上に厚さ500μmのシリコンゴムを持った複層構成のものを用いた。1次転写ローラ219直後の301上の現像剤量は合計6gであった。
帯電性樹脂微粒子を含む液体としては、樹脂微粒子分散液1を用いた。1次転写ローラ220に−1200V印加し、中間転写体301上に樹脂微粒子分散液1を移動させた。移動直後の中間転写体301上に付着している液の液全体の量は12gであった。
スクイズローラ303は、直径30mmでアスカーA硬度40℃のシリコンゴムローラである。ここで、スクイズローラ303にヒータを設置し、現像剤樹脂成分を溶融させ、スクイズの効率を向上させている。加熱温度は180℃に加熱されている。また、スクイズローラ303には1000V電圧が印加されている。クリーニングブレード304は金属ブレードで、スクイズローラ303で回収したキャリア液が304で除去される。
ヒータ309を設置し、中間転写体301の表面を加熱して、液体現像剤の樹脂成分が二次転写前に溶融するようにした。転写手段307は、表面温度を140℃とし、アスカーA硬度40度のシリコンゴムローラを用いた。転写手段307と中間転写体301との間に記録媒体である王子製紙社製OKトップコート紙を通過させ、中間転写体301上の画像を転写し、同時に定着した。
(実施例2)
実施例2においては、実施例1における帯電性樹脂微粒子を含有する液体としての樹脂微粒子分散液1の代わりに、樹脂微粒子分散液2を使用した。他の条件は、実施例1と同様に行った。
(比較例1)
比較例1においては、実施例1における樹脂微粒子付着手段による帯電性樹脂微粒子の塗布を行わなかった。他の条件は、実施例1と同様に行った。
(評価)
転写効率:転写後の中間転写体上のトナーを目視観察し、全く認められないものを○、わずかに認められるが問題とならないレベルのものを△、はっきりと確認でき、問題となるレベルのものを×とした。
定着性評価:定着画像のテープ剥離試験を行った。テープには、Scotchメンディングテープ(住友3M社製)を用いた。テープ剥離前後の反射濃度を測定し、前後の濃度比が90%以上のものを○、80%以上90%未満のものを△、80%未満のものを×とし、△以上を合格とした。(測定は、X−Rite社の濃度計使用)
評価結果を表1に示す。
Figure 2009053584
表1の結果から、実施例1、2において、顕像化粒子の平均径よりも小さい平均径を有する帯電性樹脂微粒子を付着させた後、キャリア液除去手段で除去することにより、比較例1の帯電性樹脂微粒子を用いない場合よりも定着強度が良くなっていることが分かる。
本発明の実施形態における画像形成装置の全体構成を示す模式図である。 本発明に係る作像ユニットを示す模式図である。 画像担持体上のトナー像を示す模式図である。 本発明の別の実施形態における画像形成装置の全体構成を示す模式図である。 本発明の別の実施形態における画像形成装置の全体構成を示す模式図である。 本発明の別の実施形態における画像形成装置の全体構成を示す模式図である。 本発明の別の実施形態における画像形成装置の全体構成を示す模式図である。
符号の説明
11、12、13、14、15 現像装置
101 クリーニングブレード
102 現像剤槽
103 現像ローラ
104 液体現像剤
105 コロトロン帯電装置
201 感光体
202 感光体クリーニング装置
203 帯電装置
204 露光装置
211、212、213、214 作像ユニット
215 樹脂微粒子付着手段
216、217、218、219、220 1次転写ローラ
301 中間転写体
303 キャリア液除去手段、スクイズローラ
304 クリーニングブレード
305、306 バックアップローラ
307 転写手段、2次転写ローラ
309 加熱手段
310 冷却部材
P 記録媒体

Claims (9)

  1. 不揮発性のキャリア液と帯電した顕像化粒子とを含有する液体現像剤を用いて顕像化した画像担持体上の画像を記録媒体に転写する画像形成装置であって、
    前記顕像化粒子の平均粒径よりも小さな平均粒径を有する帯電性樹脂微粒子を含有する液体を用いて、前記帯電性樹脂微粒子を前記画像担持体上に静電的に付着させる樹脂微粒子付着手段と、
    前記帯電性樹脂微粒子を静電的に付着させた後に、前記画像担持体上の液体現像剤の層のキャリア液の一部を除去するキャリア液除去手段と、
    前記キャリア液の一部を除去した後に、前記画像担持体上の画像を前記記録媒体に転写する転写手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記樹脂微粒子付着手段は、前記液体を担持した現像ローラを有し、
    前記帯電性樹脂微粒子を前記顕像化粒子で顕像化する画像の領域に付着するように、
    前記現像ローラにより、画像情報に対応して静電潜像を形成した像担持体の表面を現像することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記帯電性樹脂微粒子は、体積平均粒径が10〜500nmであることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記顕像化粒子は、樹脂と着色剤との混合物であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記顕像化粒子は、顔料であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記キャリア液除去手段は、前記画像担持体上の液体現像剤の層に接触し、前記顕像化粒子の帯電極性と同極性の電圧が印加された摺動体であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記転写手段は、ヒータを有する加熱ローラであることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記キャリア液除去手段で前記画像担持体上の液体現像剤の層のキャリア液を除去した後、前記転写手段で記録媒体に転写するまでの間で、前記画像担持体上の液体現像剤の層を加熱する加熱手段を有することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の画像形成装置。
  9. 不揮発性のキャリア液と帯電した顕像化粒子とを含有する液体現像剤を用いて顕像化した画像担持体上の画像を記録媒体に転写する画像形成方法であって、
    前記顕像化粒子の平均粒径よりも小さな平均粒径を有する帯電性樹脂微粒子を含有する液体を用いて、前記帯電性樹脂微粒子を前記画像担持体上に静電的に付着させる工程と、
    前記帯電性樹脂微粒子を静電的に付着させた後に、前記画像担持体上の液体現像剤の層のキャリア液の一部を除去する工程と、
    前記キャリア液の一部を除去した後に、前記画像担持体上の画像を前記記録媒体に転写する工程とを備えたことを特徴とする画像形成方法。
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