JP5617378B2 - 湿式画像形成装置の制御方法および湿式画像形成装置 - Google Patents

湿式画像形成装置の制御方法および湿式画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、電子写真方式の湿式画像形成装置の制御方法および湿式画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置においては、現像装置を用いて像担持体である感光体上に静電潜像がトナーにより現像される。そして、例えば、感光体上に現像された静電潜像が記録用紙に転写されて画像が形成されることになる。このような画像形成装置の転写プロセスでは、一般に静電転写方式が採用されている。
トナー像を被転写体である用紙に転写する場合は、感光体に対向するように配置された用紙の裏面から転写ローラ等により電圧を印加し、感光体と記録用紙との間に電界を形成してこの電界によりトナー像を記録用紙に静電吸着させている。
そして、その後、定着装置により加圧定着することにより転写されたトナー像を記録用紙に定着させている。
ここで、現像装置には、現像ローラが備えられており、現像ローラは、帯電したトナーがキャリア液中に分散された液体現像剤を、その表面に担持しながら感光体と対向する現像位置に搬送する。そして、感光体と現像ローラとの間隙(現像ギャップ)を満たす液体現像剤の帯電トナーが感光体に移動することによって、感光体上の静電潜像が顕像化されてトナー像が形成されるようになっている。
一方、上記のようにして形成されるトナー像の画像濃度は、現像位置において帯電トナーに印加される電界に依存する。この電界は、現像バイアス、露光エネルギー、帯電バイアスなどの変化や現像ギャップの寸法変化などの影響を受けるため、これらの変化がトナー像の画像濃度に影響して画像品質の低下を招くことがあり、特許文献1では、パッチ画像を形成してパッチ画像の画像濃度を検出して、画像形成条件となる現像バイアス等を調整する方式が提案されている。
特開2009−15351号公報
一方で、現像プロセスにおいては、現像ローラに印加する現像バイアスを大きくし、現像ギャップに過剰な電圧が印加されると、粒状ムラと呼ばれる画像ムラが発生する。
この粒状ムラは、現像効率がほぼ100%に達した後、それ以上に電圧を印加した余剰電圧が印加された場合に生じる現象であるが、現像効率がほぼ100%に達した段階と、余剰電圧が印加された段階とでは、トナーの付着量の差がほとんど見られないため、特許文献1に示される画像濃度を検出する方式では余剰電圧の有無を検出することはできない。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、適切な現像バイアスに設定して良好な画像を形成することが可能な湿式画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明のある局面に従う湿式画像形成装置の制御方法は、キャリア液に帯電されたトナーが分散された液体現像剤を現像部材から像坦持体に移動させて、像担持体上にトナー像を形成する湿式画像形成装置の制御方法であって、像担持体と現像部材との間に電位差を生じさせて現像部材から像担持体へのトナーの移動を測定するために電位差を変化させるステップと、電位差を変化させるステップに従って像担持体と現像部材との間に電位差を生じさせた後の像坦持体に対する表面電位の測定を行うステップと、表面電位を測定するステップにより取得された電位差に従う面電位の絶対値を示す表面電位曲線に基づいて変曲点を取得するステップと、取得した変曲点に従う電位差に基づいてトナー像を形成する際の像担持体および現像部材の電位の少なくともいずれか1つを設定するステップを備える。
好ましくは、変曲点を取得するステップは、表面電位曲線に従う表面電位が所定割合で線形的に変化する第1の直線と、表面電位曲線に従う表面電位が所定電位を維持する第2の直線とに近似し、第1および第2の直線が交差する交点に従う第1の電位差を取得する。
他の局面に従うと、キャリア液に帯電されたトナーが分散された液体現像剤を現像部材から像担持体に移動させて、像担持体上にトナー像を形成する湿式画像形成装置の制御方法が提供される。この方法は、像担持体と現像部材との問に電位差を生じさせて現像部材から像担持体へのトナーの移動を測定するために電位差を変化させるステップと、電位差を変化させるステップに従って像担持体と現像部材との間に電位差を生じさせた後の像担持体に対する表面電位の測定を行うステップと、表面電位を測定するステップにより取得された電位差に従う表面電位の絶対値を示す表面電位曲線に基づいて変曲点を取得するステップと、取得した変曲点に従う電位差に基づいてトナー像を形成する際の像坦持体および現像部材の電位の少なくともいずれか1つを設定するステップとを備える。変曲点を取得するステップは、表面電位曲線に従う表面電位が所定割合で線形的に変化する第1の直線と、表面電位曲線に従う表面電位が所定電位を維持する第2の直線とに近似し、第1および第2の直線が交差する交点に従う第1の電位差を取得し、第1の直線に従って表面電位曲線に従う表面電位におけるトナーによる表面電位が0となる第2の電位差を取得し、設定するステップは、第1および第2の電位差に基づいて、像担持体および現像部材の電位を設定する。
他の局面に従うと、キャリア液に帯電されたトナーが分散された液体現像剤を現像部材から像担持体に移動させて、像担持体上にトナー像を形成する湿式画像形成装置の制御方法が提供される。この方法は、像担持体と現像部材との間に電位差を生じさせて現像部材から像担持体へのトナーの移動を測定するために電位差を変化させるステップと、電位差を変化させるステップに従って像担持体と現像部材との間に電位差を生じさせた後の像担持体に対する表面電位の測定を行うステップと、表面電位を測定するステップにより取得された電位差に従う表面電位の絶対値を示す表面電位曲線に基づいて変曲点を取得するステップと、取得した変曲点に従う電位差に基づいてトナー像を形成する際の像担持体および現像部材の電位の少なくともいずれか1つを設定するステップを備える。トナーに帯電させる電荷量に応じて表面電位曲線に基づく変曲点は異なり、変曲点を取得するステップは、トナーに帯電させる電荷量を変化させた複数の変曲点を取得し、設定するステップは、取得した複数の変曲点のうちの1つの変曲点に従う電位差に基づいてトナー像を形成する際の像担持体および現像部材の電位の少なくともいずれか1つを設定する。
本発明のある局面に従う湿式画像形成装置は、キャリア液に帯電されたトナーが分散された液体現像剤を現像部材から像坦持体に移動させて、像担持体上にトナー像を形成する湿式画像形成装置であって、現像部材と、トナー像を形成する際の像担持体および現像部材の電位を設定する設定部とを備える。設定部は、像担持体と現像部材との間に電位差を生じさせて現像部材から像担持体へのトナーの移動を測定するために電位差を変化させ、電位差を変化させて、像坦持体と現像部材との間に電位差を生じさせた後の像坦持体に対する表面電位測定を行い、測定した表面電位により取得された電位差に従う像担持体のトナーの表面電位の絶対値を示す表面電位曲線に基づいて変曲点を取得し、取得した変曲点に従う電位差に基づいてトナー像を形成する際の像担持体および現像部材の電位の少なくともいずれか1つを設定する。
他の局面に従うと、キャリア液に帯電されたトナーが分散された液体現像剤を現像部材から像担持体に移動させて、像担持体上にトナー像を形成する湿式画像形成装置が提供される。この湿式画像形成装置は、現像部材と、トナー像を形成する際の像担持体および現像部材の電位を設定する設定部とを備える。設定部は、像担持体と現像部材との間に電位差を生じさせて現像部材から像担持体へのトナーの移動を測定するために電位差を変化させ、電位差を変化させて、像担持体と現像部材との間に電位差を生じさせた後の像担持体に対する表面電位の測定を行い、測定した表面電位により取得された電位差に従う表面電位の絶対値を示す表面電位曲線に基づいて変曲点を取得し、表面電位曲線に従う表面電位が所定割合で線形的に変化する第1の直線と、表面電位曲線に従う表面電位が所定電位を維持する第2の直線とに近似し、第1および第2の直線が交差する交点に従う第1の電位差を取得し、第1の直線に従って表面電位曲線に従う表面電位におけるトナーによる表面電位が0となる第2の電位差を取得し、第1および第2の電位差に基づいてトナー像を形成する際の像担持体および現像部材の電位を設定する。
さらに他の局面に従うと、キャリア液に帯電されたトナーが分散された液体現像剤を現像部材から像担持体に移動させて、像担持体上にトナー像を形成する湿式画像形成装置が提供される。この湿式画像形成装置は、現像部材と、トナー像を形成する際の像担持体および現像部材の電位を設定する設定部とを備える。設定部は、像担持体と現像部材との間に電位差を生じさせて現像部材から像担持体へのトナーの移動を測定するために電位差を変化させ、電位差を変化させて、像担持体と現像部材との間に電位差を生じさせた後の像担持体に対する表面電位の測定を行い、測定した表面電位により取得された電位差に従う表面電位の絶対値を示す表面電位曲線に基づいて変曲点を取得する。トナーに帯電させる電荷量に応じて表面電位曲線に基づく変曲点は異なる。さらに設定部は、トナーに帯電させる電荷量を変化させた複数の変曲点を取得し、取得した複数の変曲点のうちの1つの変曲点に従う電位差に基づいてトナー像を形成する際の像担持体および現像部材の電位の少なくともいずれか1つを設定する。
本発明の湿式画像形成装置の制御方法は、像担持体と現像部材との間に電位差を生じさせて現像部材から像担持体へのトナーの移動を測定するために電位差を変化させるステップと、電位差を変化させるステップに従って像担持体に移動したトナーの表面電位を測定するステップと、表面電位を測定するステップにより取得された電位差に従う像担持体のトナーの表面電位の絶対値を示す表面電位曲線に基づいて変曲点を取得するステップと、取得した変曲点に従う電位差に基づいてトナー像を形成する際の像担持体および現像部材の電位の少なくともいずれか1つを設定するステップを備える。
上記方式により、変曲点に基づく電位差に従って適切な現像バイアスに設定して良好な画像を形成することができる。
本発明の実施の形態に従う湿式画像形成装置の一例を示す概略構成図である。 現像電位差を変化させた場合の現像効率を説明する図である。 現像電位差を変化させた場合の感光体表面電位を説明する図である。 現像電位差と画像不具合(粒状ムラ)との関係を示す図である 現像電位差と画像不具合(カブリ)との関係を示す図である。 本発明の実施の形態に従う電位設定の方式について説明するフロー図である。 本発明の実施の形態に従う電位設定の方式を説明する具体例を示す図である。 本発明の実施の形態に従う変曲点に基づく現像電位の設定について説明する概念図である。 帯電量が異なる場合における表面電位の変化曲線をそれぞれ3本の直線で近似した場合を示す図である。
以下に図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明においては同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一であるものとする。
本発明の実施の形態においては、画像形成装置の一例として湿式画像形成装置について代表的に説明するが乾式画像形成装置についても同様に適用することが可能である。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態に従う湿式画像形成装置の一例を示す概略構成図である。
図1を参照して、本発明の実施の形態1に従う湿式画像形成装置には、ドラム状の像担持体である感光体6が設けられ、感光体6の周辺には矢印で示す回転方向の順に、イレーサランプ5、帯電装置10、露光装置9、現像ローラ16、表面電位測定装置8および中間転写ローラ2がそれぞれ配設される。また、別に各部を制御するための制御部25がさらに設けられる。後述するが、制御部25は、表面電位測定装置8からの測定結果に基づいて露光装置9による画像部電位、帯電装置10による表面電位、現像バイアス制御装置30による現像ローラ16の現像バイアス電位を設定する。
感光体6の表面は、帯電装置10により所定の表面電位に一様に帯電される。本例においては、一例として、感光体6の表面電位Voに均一に帯電させる。
そして、その後、露光装置12により画像情報の露光を行ない、感光体6の表面に静電潜像を形成する。本例においては、静電潜像の電位を画像部電位Viとして説明する。
次いで、感光体6上の静電潜像は、現像装置の現像ローラ16によりトナー粒子およびキャリア液を含む液体現像剤で現像され、感光体6の表面にトナー像が形成される。このとき、トナー粒子だけでなく分散媒であるキャリア液も感光体6の表面に付着する。
現像装置は、現像ローラ16に加えて、液体現像剤を貯留する貯蔵槽26と、貯蔵槽26から液体現像剤を汲み上げて現像ローラ16に塗布する汲み上げローラ22と、汲み上げローラ22の液体現像剤の汲み上げ量を規制する規制ブレード24と、感光体6へのトナー供給後に現像ローラ16上に残留した液体現像剤を除去するクリーニングブレード18と、除去した液体現像剤を回収する回収槽20と、現像ローラ16上の液体現像剤のトナーを帯電させる帯電装置14とを含む。現像ローラ16は、感光体6に従動する方向(図1中では時計回り)に感光体6と等しい速度で回転する。
当該構成の現像装置において、貯蔵槽26に貯留された液体現像剤が汲み上げローラ22により汲み上げられ、規制ブレード24により液体現像剤の厚みが均一となるように規制され、この均一な液体現像剤が現像ローラ16の表面に付着する。そして、コロナチャージャである帯電装置14により、一例として液体現像剤のトナー粒子は正に帯電される。帯電されたトナー粒子は、感光体6と現像ローラ16との間の現像位置で現像バイアス制御装置30からの現像ローラ16に印加される現像バイアス電位Vbによって現像電位差が生じ、トナー粒子が現像ローラ16から感光体6に移動して、静電潜像が顕像化される。
具体的には、画像部電位Viと現像バイアス電位Vbとの現像電位差に従ってトナー粒子が現像ローラ16から感光体6に移動する。一方、非画像部においては、表面電位Voと現像バイアス電位Vbとの電位差に従ってトナー粒子は移動しない。なお、感光体6としては、正帯電性のアモルファスシリコン感光体を用いることとする。
感光体6上に形成されたトナー像は、感光体6の回転に伴って中間転写ローラ2に対向する1次転写位置に搬送される。中間転写ローラ2は、感光体6に従動する方向(図1中では時計回り)に感光体6と等しい等速で回転しており、図示しない転写バイアス装置からの1次転写バイアスが印加されて、感光体6上のトナー像が中間転写ローラ2に一次転写される。一次転写後における感光体6上の残留電荷は、イレーサランプ5により除去される。
中間転写ローラ2の適所位置に2次転写ローラ3が対向配置されており、中間転写ローラ2に一次転写されたトナー像は、中間転写ローラ2の回転に伴って2次転写ローラ3に対向する2次転写位置に搬送される。一方、図示しない給紙カセットに収容されている転写紙は、2次転写位置に搬送される。2次転写ローラ3は中間転写ローラ2に従動する方向(図1中では反時計回り)に中間転写ローラ2と等しい等速で回転しており、転写バイアス装置からの2次転写バイアスが印加されて、中間転写ローラ2上のトナー像が転写紙に2次転写される。そして、定着ローラ4に搬送されてトナー像が定着される。
なお、感光体6の回りの現像ローラ16と中間転写ローラ2との間には、例えば、感光体6の表面電位を測定する表面電位測定装置8が感光体6に対向配置されており、後述するように感光体6上に形成されたトナー像の表面電位を検出する。
ここで、液体現像剤は、キャリア液である絶縁性液体と、静電潜像を現像するトナー粒子と、トナー粒子を分散させる分散剤とを主要成分としている。
キャリア液としては、一般に電子写真用液体現像剤に用いるものであれば特に制限することなく使用することができるが、中でも不揮発性の液体は好ましい。不揮発性液体としてはたとえば、シリコンオイル、ミネラルオイル、パラフィンオイル、鉱物油等を挙げることができる。
トナー粒子としては、一般に電子写真用液体現像剤に用いるものであれば、特に制限することなく使用することができる。トナー用結着樹脂としては、たとえばポリスチレン樹脂、スチレンアクリル樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリウレタン樹脂等の熱可塑性樹脂を用いることができる。またこれらの樹脂を複数、混合して用いることも可能である。また、トナーの着色に用いられる顔料および染料も一般に市販されているものを用いることができる。たとえば、顔料としては、カーボンブラック、ベンガラ、酸化チタン、シリカ、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、スカイブルー、ベンジジンイエロー、レーキレッドD等を用いることができる。染料としてはソルベントレッド27やアシッドブルー9等を用いることができる。
液体現像剤の調製方法としては、一般に用いられる技法に基づいて調製することができる。たとえば、結着剤樹脂と顔料とを所定の配合比で、加圧ニーダ、ローラミルなどを用いて溶融混練して均一に分散させ、得られた分散体をたとえばジェットミルによって微粉砕する。得られた微粉末をたとえば風力分級機などにより分級することで、所望の粒径の着色トナーを得ることができる。そして、得られたトナー粒子をキャリア液としての絶縁性液体と所定の配合比で混合する。この混合物をボールミル等の分散手段により均一に分散させ、液体現像剤を得ることができる。
なお、本例においては、ポリエステル樹脂を100部、銅フタロシアニン15部をヘンシェルミキサーで十分混合した後、ロール内加熱温度100℃の同方向回転二軸押出し機を用い溶融混練を行い、得られた混合物を冷却、粗粉砕して粗粉砕トナーを得た。また、IPS2028(出光興産社製)75部、粗粉砕トナーを25部、分散剤としてV216(IPS社製)を0.8部混合し、サンドミルにより4日間湿式粉砕し、湿式現像剤を得た。なお、その時の粒径は2.0μmであった。粒径はレーザ回折式粒度分布測定装置(SALD−2200(島津製作所社製))にて測定した。
図2は、現像電位差を変化させた場合の現像効率を説明する図である。
図2を参照して、ここでは、現像バイアス電位Vbを調整して現像電位差を変化させた場合の現像効率が示されている。
具体的には、露光装置12の露光により画像部電位Viを略0Vとした。現像バイアス電位Vbを変化(+200〜−600V)させて現像電位差(Vi−Vb)をマイナス側に大きくすると、現像効率は増加し、ほぼ1(100%)となる。その後は現像電位差を大きくしても現像効率はほとんど変わらない。さらに現像電位差をプラス側に大きくすると(すなわち、現像バイアスをマイナス側に大きくすると)、現像効率は逆に減少に転じる。また、現像バイアスがプラス側の場合は、現像電位差を一定値以上にすればトナー粒子は感光体6側に移動しない。また、本例においては、帯電量が小、中、大の3パターンについて示されている。帯電量が小、中、大とは、一例として単位面積当たりの付与電荷量がそれぞれ700μC/m2、1000μC/m2、1400μC/m2とする。以下においても同様である。
図3は、現像電位差を変化させた場合の感光体表面電位を説明する図である。
図3を参照して、図2の条件において、表面電位測定装置8を用いて感光体上の表面電位を測定した場合が示されている。
現像電位差の絶対値を大きくすると表面電位は単調に増加していき、やがてある点で頭打ちとなり飽和する。この現象の理由としては、感光体6に付着するトナー粒子が増加すると感光体6の表面電位が増加するが、ほとんどのトナー粒子が移動してしまうとそれ以上は現像電位差を大きくしても感光体6上の表面電位は変化しないということが考えられる。
図3および図4における3つのプロットは、帯電装置14において、トナー粒子への荷電量を変化させたときのものである。トナー粒子への帯電量が小さいほうが現像特性の立ち上がりの傾きは大きくなる(画像濃度が上がりやすい)ことを示している。
図4は、現像電位差と画像不具合(粒状ムラ)との関係を示す図である。
図4を参照して、ここでの画像不具合とは、トナー粒子が凝集し、粒状ムラになったものを指す。ここで、「○」の記号は、粒状ムラが発生しなかった場合を指す。また、「×」の記号は、粒状ムラが発生した場合を指す。また、「△」の記号は、粒状ムラが一部発生した場合を指す。
現像電位差を大きくすると画像不具合(粒状ムラ)が生じてくる。また、図3も参照すると、現像効率がほとんど同じであるにも関わらず、現像電位差の大小により画像不具合(粒状ムラ)の発生状況は異なっている。
また、帯電量に関しては、帯電量が小さいほど画像不具合(粒状ムラ)はより弱い現像電位差で生じている。
図5は、現像電位差と画像不具合(カブリ)との関係を示す図である。
カブリとは、現像操作によって本来白抜けとなるべき非画像部にトナーが付着して濃度が高くなる現象をいう。ここで、「○」の記号は、カブリが発生しなかった場合を指す。また、「×」の記号は、カブリが発生した場合を指す。また、「△」の記号は、カブリが一部発生した場合を指す。
図5に示されるように、現像電位差が低い場合に画像不具合(カブリ)が生じている。また、帯電量が高いほうがややカブリは発生しやすくなっている。
上記の結果より、現像電位差が大きくなると画像不具合(粒状ムラ)は発生しやすくなるが、図2で説明した現像効率ではその判断ができないと言える。
一方で、図3の感光体の表面電位の変化曲線では、表面電位の変化曲線の変化傾向が変わる点(変曲点)と粒状ムラおよび画像カブリの画像不具合の発生状況に相関があることが分かる。
すなわち、現像電位差を−側に大きくした場合に変曲点よりも−側の現像電位差が大きくなると画像不具合(粒状ムラ)が発生しやすくなることが分かる。また、現像電位差が0付近においては、変曲点よりも+側に大きい場合には画像不具合(カブリ)は生じないが、そうでない場合には画像不具合(カブリ)が発生しやすくなることが分かる。
また、表面電位差はトナー粒子の帯電量によって異なることが分かる。
本発明の実施の形態においては、感光体の表面電位の変化曲線に従う変曲点に基づいて粒状ムラおよび画像カブリが生じない電位設定の方式について説明する。
図6は、本発明の実施の形態に従う電位設定の方式について説明するフロー図である。
図6を参照して、まず、帯電量を設定する(ステップS2)。具体的には、制御部25は、コロナチャージャである帯電装置14に指示してトナー粒子に帯電させる帯電量を設定する。本例においては一例として中に設定するものとする。
そして、次に、制御部25は、電位差が生じるように現像バイアスを印加する(ステップS4)。具体的には、制御部25は、現像バイアス制御装置30に指示して現像バイアスを印加する。
そして、その結果として感光体6の表面電位を測定する(ステップS6)。具体的には、制御部25は、表面電位測定装置8の測定結果を取得する。
次に、表面電位の変化曲線を取得する(ステップS8)。具体的には、制御部25は、現像バイアス電位を+200V〜−600Vに変化させて、取得された測定結果に従う表面電位の変化曲線を取得する。なお、画像部電位Viを略0Vとする。なお、現像バイアス電位の変化は、連続的な変化であっても良いし、離散的に変化させるようにしても良い。
次に、制御部25は、近似式を算出する(ステップS10)。具体的には、後述するが表面電位の変化曲線を3本の直線で近似する。
そして、制御部25は、変曲点を抽出する(ステップS12)。具体的には3本の直線のうちの2本が互いに交差する点を変曲点として抽出する。
次に、制御部25は、抽出した変曲点に基づいて各部の電位を設定する(ステップS14)。
そして、処理を終了する(エンド)。
図7は、本発明の実施の形態に従う電位設定の方式を説明する具体例を示す図である。
図7(A)を参照して、ここでは、帯電量が中の場合の表面電位の変化曲線が示されている。
図7(B)を参照して、ここでは、表面電位の変化曲線を3本の直線で近似した場合が示されている。
具体的には、現像が終了し、電位が変化しない領域と、現像量が変化しながら電位が変化し続ける領域と、トナーが現像されず電位が変化しない領域とに分けて、それぞれの領域の表面電位を示す近似直線が示されている。
図7(C)を参照して、ここでは、変曲点を抽出する場合が示されている。左側の領域の互いに交差する点の電位差をベタ側の変曲点の電位差Vsとも称する。また、右側の領域の互いに交差する点の電位差をカブリ側の変曲点の電位差Vkとも称する。
ここでは、電位差Vsとして−300V、電位差Vkとして50Vである場合が示されている。
図8は、本発明の実施の形態に従う変曲点に基づく現像電位の設定について説明する概念図である。
図8を参照して、ここでは、カブリ側の電位差を50Vに設定するのでははく、マージンを与えるために電位差Vk#(Vk+α)とした場合が示されている。本例においては、一例としてαは50Vである。すなわち、カブリ側の電位差Vk#をここでは、100Vに設定している。
また、ベタ側の電位差を−300Vに設定するのではなく、マージンを与えるために電位差Vs#(Vs+β)とした場合が示されている。本例においては、一例としてβは50Vである。
すなわち、ベタ側の電位差Vs#をここでは、−250Vに設定している。
そして、感光体6の表面電位Voを設定する。本例においては、表面電位Vo>|Vs#|+Vk#に設定する。具体的には、表面電位Voを400Vに設定する。
そして、表面電位Voを400Vに設定したため、カブリ側の電位差Vk#(100V)に従って、現像バイアス電位Vbは、Vo−Vk#により300Vに設定する。
次に、画像部電位Viは、ベタ側の電位差Vs#の絶対値(250V)に従って、Vb−|Vs#|により50Vに設定する。
したがって、画像部電位Viは50V、現像バイアス電位Vbは300V、表面電位Voは400Vに設定される。
当該方式により、表面電位Voと現像バイアス電位Vbとの間の電位差は100Vであるためカブリの画像不具合が生じるのを抑制することが可能である。
また、画像部電位Viと現像バイアス電位Vbとの間の電位差は−250Vであるため粒状ムラの画像不具合が生じるのを抑制することが可能である。
なお、本例においては、ベタ側およびカブリ側の電位差にマージンを与える方式について説明したが、マージンを与えずに、算出された値を用いるようにしても良い。
また、マージンを与えるために+α,βを加算する場合について説明したが、特にこれに限られず、例えば所定係数β(βは1近傍の定数)を乗算するようにしても良い。
なお、本実施の形態においては、感光体の電位を露光により略0にし、現像バイアスの電位を変化させる方式について説明したが、感光体を帯電させずに現像バイアスを変化させて表面電位の変化曲線を取得するようにしても良い。あるいは、現像バイアスの電位を一定で感光体の電位を調整するようにしても良く、現像電位差が任意の量に変化させることができればどのような方法を用いても良い。
なお、本例においては、感光体の非画像部の電位である表面電位Voを決定したのちに、現像バイアス電位Vb、画像部電位Viを決定する場合について説明したが、特にこの順番に限られず、所定の現像電位差が得られるのであれば、決定する順番は特に問わない。
図9は、帯電量が異なる場合における表面電位の変化曲線をそれぞれ3本の直線で近似した場合を示す図である。
図9を参照して、上記においては、帯電量が中の場合について説明したが、帯電量の大あるいは小の場合とで現像特性の形状が異なる。
すなわち、最適なベタ側およびカブリ側の電位差が異なる。
したがって、電位差を考慮して、最適なトナーの帯電量を設定して、表面電位Vo、現像バイアス電位Vb、画像部電位Viを決定するするようにしても良い。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2 中間転写ローラ、3 2次転写ローラ、4 定着ローラ、5 イレーサランプ、6 感光体、8 表面電位測定装置、9 露光装置、10,14 帯電装置、12 露光装置、16 現像ローラ、18 クリーニングブレード、20 回収槽、22 汲み上げローラ、24 規制ブレード、25 制御部、26 貯蔵槽、30 現像バイアス制御装置。

Claims (7)

  1. キャリア液に帯電されたトナーが分散された液体現像剤を現像部材から像坦持体に移動させて、前記像担持体上にトナー像を形成する湿式画像形成装置の制御方法であって、
    前記像担持体と前記現像部材との間に電位差を生じさせて前記現像部材から前記像担持体へのトナーの移動を測定するために前記電位差を変化させるステップと、
    前記電位差を変化させるステップに従って前記像担持体と前記現像部材との間に前記電位差を生じさせた後の前記像坦持体に対する表面電位の測定を行うステップと、
    前記表面電位を測定するステップにより取得された前記電位差に従う前記表面電位の絶対値を示す表面電位曲線に基づいて変曲点を取得するステップと、
    前記取得した変曲点に従う電位差に基づいて前記トナー像を形成する際の前記像担持体および前記現像部材の電位の少なくともいずれか1つを設定するステップを備える、湿式画像形成装置の制御方法。
  2. 前記変曲点を取得するステップは、前記表面電位曲線に従う表面電位が所定割合で線形的に変化する第1の直線と、前記表面電位曲線に従う表面電位が所定電位を維持する第2の直線とに近似し、第1および第2の直線が交差する交点に従う第1の電位差を取得する、請求項1記載の湿式画像形成装置の制御方法。
  3. キャリア液に帯電されたトナーが分散された液体現像剤を現像部材から像担持体に移動させて、前記像担持体上にトナー像を形成する湿式画像形成装置の制御方法であって、
    前記像担持体と前記現像部材との問に電位差を生じさせて前記現像部材から前記像担持体へのトナーの移動を測定するために前記電位差を変化させるステップと、
    前記電位差を変化させるステップに従って前記像担持体と前記現像部材との間に前記電位差を生じさせた後の前記像担持体に対する表面電位の測定を行うステップと、
    前記表面電位を測定するステップにより取得された前記電位差に従う前記表面電位の絶対値を示す表面電位曲線に基づいて変曲点を取得するステップと、
    前記取得した変曲点に従う電位差に基づいて前記トナー像を形成する際の前記像坦持体および前記現像部材の電位の少なくともいずれか1つを設定するステップを備え、
    前記変曲点を取得するステップは、前記表面電位曲線に従う表面電位が所定割合で線形的に変化する第1の直線と、前記表面電位曲線に従う表面電位が所定電位を維持する第2の直線とに近似し、第1および第2の直線が交差する交点に従う第1の電位差を取得し、前記第1の直線に従って前記表面電位曲線に従う表面電位における前記トナーによる表面電位が0となる第2の電位差を取得し、
    前記設定するステップは、前記第1および第2の電位差に基づいて、前記像担持体および前記現像部材の電位を設定する、湿式画像形成装置の制御方法。
  4. キャリア液に帯電されたトナーが分散された液体現像剤を現像部材から像担持体に移動させて、前記像担持体上にトナー像を形成する湿式画像形成装置の制御方法であって、
    前記像担持体と前記現像部材との間に電位差を生じさせて前記現像部材から前記像担持体へのトナーの移動を測定するために前記電位差を変化させるステップと、
    前記電位差を変化させるステップに従って前記像担持体と前記現像部材との間に前記電位差を生じさせた後の前記像担持体に対する表面電位の測定を行うステップと、
    前記表面電位を測定するステップにより取得された前記電位差に従う前記表面電位の絶対値を示す表面電位曲線に基づいて変曲点を取得するステップと、
    前記取得した変曲点に従う電位差に基づいて前記トナー像を形成する際の前記像担持体および前記現像部材の電位の少なくともいずれか1つを設定するステップを備え、
    前記トナーに帯電させる電荷量に応じて前記表面電位曲線に基づく前記変曲点は異なり、
    前記変曲点を取得するステップは、前記トナーに帯電させる電荷量を変化させた複数の変曲点を取得し、
    前記設定するステップは、
    前記取得した複数の変曲点のうちの1つの変曲点に従う電位差に基づいて前記トナー像を形成する際の前記像担持体および前記現像部材の電位の少なくともいずれか1つを設定する、湿式画像形成装置の制御方法。
  5. キャリア液に帯電されたトナーが分散された液体現像剤を現像部材から像坦持体に移動させて、前記像担持体上にトナー像を形成する湿式画像形成装置であって、
    前記現像部材と、
    前記トナー像を形成する際の前記像担持体および現像部材の電位を設定する設定部とを備え、
    前記設定部は、
    前記像担持体と前記現像部材との間に電位差を生じさせて前記現像部材から前記像担持体へのトナーの移動を測定するために前記電位差を変化させ、
    前記電位差を変化させて、前記像坦持体と前記現像部材との間に電位差を生じさせた後の前記像坦持体に対する表面電位測定を行い
    測定した表面電位により取得された前記電位差に従う前記像担持体のトナーの表面電位の絶対値を示す表面電位曲線に基づいて変曲点を取得し、
    前記取得した変曲点に従う電位差に基づいて前記トナー像を形成する際の前記像担持体および前記現像部材の電位の少なくともいずれか1つを設定する、湿式画像形成装置。
  6. キャリア液に帯電されたトナーが分散された液体現像剤を現像部材から像担持体に移動させて、前記像担持体上にトナー像を形成する湿式画像形成装置であって、
    前記現像部材と、
    前記トナー像を形成する際の前記像担持体および現像部材の電位を設定する設定部とを備え、
    前記設定部は、
    前記像担持体と前記現像部材との間に電位差を生じさせて前記現像部材から前記像担持体へのトナーの移動を測定するために前記電位差を変化させ、
    前記電位差を変化させて、前記像担持体と前記現像部材との間に電位差を生じさせた後の前記像担持体に対する表面電位の測定を行い、
    測定した表面電位により取得された前記電位差に従う前記表面電位の絶対値を示す表面電位曲線に基づいて変曲点を取得し、
    前記表面電位曲線に従う表面電位が所定割合で線形的に変化する第1の直線と、前記表面電位曲線に従う表面電位が所定電位を維持する第2の直線とに近似し、第1および第2の直線が交差する交点に従う第1の電位差を取得し、前記第1の直線に従って前記表面電位曲線に従う表面電位における前記トナーによる表面電位が0となる第2の電位差を取得し、
    前記第1および第2の電位差に基づいて前記トナー像を形成する際の前記像担持体および前記現像部材の電位を設定する、湿式画像形成装置。
  7. キャリア液に帯電されたトナーが分散された液体現像剤を現像部材から像担持体に移動させて、前記像担持体上にトナー像を形成する湿式画像形成装置であって、
    前記現像部材と、
    前記トナー像を形成する際の前記像担持体および現像部材の電位を設定する設定部とを備え、
    前記設定部は、
    前記像担持体と前記現像部材との間に電位差を生じさせて前記現像部材から前記像担持体へのトナーの移動を測定するために前記電位差を変化させ、
    前記電位差を変化させて、前記像担持体と前記現像部材との間に電位差を生じさせた後の前記像担持体に対する表面電位の測定を行い、
    測定した表面電位により取得された前記電位差に従う前記表面電位の絶対値を示す表面電位曲線に基づいて変曲点を取得し、
    前記トナーに帯電させる電荷量に応じて前記表面電位曲線に基づく前記変曲点は異なり、
    さらに前記設定部は、
    前記トナーに帯電させる電荷量を変化させた複数の変曲点を取得し、
    前記取得した複数の変曲点のうちの1つの変曲点に従う電位差に基づいて前記トナー像を形成する際の前記像担持体および前記現像部材の電位の少なくともいずれか1つを設定する、湿式画像形成装置。
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