JP3854214B2 - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は液体現像剤を用いる画像形成装置に係り、特に転写前に余剰の溶媒を効率的に乾燥除去する画像形成装置及び画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
感光体上に形成された静電潜像に液体現像剤を供給してトナー画像を得る画像形成装置において、感光体上の可視化されたトナー画像を被転写媒体に転写する転写方式の1つとして、中間転写媒体を介してあるいは直接に、感光体と被転写媒体とを加圧接触し、感光体表面のトナー粒子を被転写媒体に転写する圧力転写方式がある。この圧力転写方式にあっては、転写時にトナー画像表面から十分に溶媒が除去されトナー画像が乾燥されていると転写が極めて効率良く行われる事実が確認されている。逆に転写時に十分な乾燥を得られず感光体表面が溶媒で濡れていると転写効率が劣化する。
【0003】
このため従来は、現像終了後、余剰の溶媒を多孔質弾性ローラで吸収除去しさらにブロアからの乾燥風を乾燥ノズルにより吹き付けて、転写プロセス開始前にトナー画像を十分に乾燥させる装置が開発されている。
【0004】
他方、感光体上でのトナー画像のフィルム化による転写性の劣化を防止するため、感光体の表面温度は、トナー成分の融点(Tg)以下に保持しなければならず、又有機感光体等にあっては、感光体の表面温度の上昇により帯電性能が低下することが知られている。従来は現像装置位置にて冷却した液体現像剤を感光体に接触し、感光体の表面温度を極力低温度に維持する装置が開発されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−160359号公報(第3頁)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら近年、画像形成プロセスの更なる高速化の要求により、余剰溶媒の除去に要する時間の一層の短縮が要求される。実際には例えば、直径200φの感光体ドラムを用いて200mm/sec以上の高速の画像形成プロセス速度を要求されるが、このような高速の画像形成プロセスにおいては、乾燥装置として上記のように多孔質弾性ローラによる吸収除去と、ブロアからの乾燥風による乾燥除去とを併用したとしても十分な乾燥を得られず、乾燥不良を原因とする転写不良を生じてしまう。
【0007】
このため、余剰溶媒の高速乾燥を実現するよう感光体の径を更に大きくしたり、あるいはブロワの容量を大きくしてより大量の乾燥風を吹き付ける等試みられている。但し、装置の大きさから、感光体の径の大きさに限界があるとともに、ブロワの容量も供給電力量の面で限界があり、高速画像形成装置にあっては、現像終了後転写プロセス開始迄の間に、トナー画像の余剰溶媒を充分に乾燥するに至らず、圧力転写方式による転写効率の低下を招き、表示品位を低下するというおそれがあった。
【0008】
又、上記転写効率低下による表示品位の低下は、特に画像形成装置の起動時に、感光体の表面温度が冷却されている場合に著しいということが判明している。
【0009】
そこで本発明は上記課題を解決するものであり、現像終了後であって転写プロセス開始前に感光体上のトナー画像を高速で十分に乾燥し、高速画像形成装置での圧力転写方式による転写効率の向上を図り、転写不良の発生を防止して良質な転写画像を得ることにより、高速機種の実用化を可能とする画像形成装置及び画像形成方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するための手段として、画像保持体と、前記画像保持体表面を一様に帯電する帯電装置と、前記画像保持体を選択的に露光して前記画像保持体表面に静電潜像を形成する露光装置と、前記静電潜像に液体現像剤を供給して前記画像保持体に現像画像を形成する現像装置と、前記画像保持体上の前記現像画像を被転写媒体に転写する転写装置と、少なくとも乾燥風を吹き付ける吹き付け装置と、この吹き付け装置によって吹き付けられる乾燥風の温度を調整するヒータおよびクーラとを有し、前記現像装置から前記転写装置に達するまでの間にて前記画像保持体に対向して設けられる乾燥装置と、前記画像保持体の表面温度を検出するセンサと、前記センサによる検出温度が、所定の温度範囲内にある場合に前記露光装置による静電潜像形成を開始させる露光制御装置と、前記センサによる検出温度が所定の温度範囲内にあるように前記ヒータおよびクーラを制御する温度制御装置と、を設けるものである。
【0012】
又本発明は上記課題を解決するための手段として、画像保持体の駆動後前記画像保持体を加熱する第1の工程と、前記画像保持体の表面温度を検出する第2の工程と、前記第2の工程による前記画像保持体の表面温度の検出結果が、適正帯電温度範囲であり、且つ所定温度以上である時に前記画像保持体に液体現像剤を供給して現像画像を形成する第3の工程と、前記第3の工程によってできた前記画像保持体上の現像画像を被転写体に転写する第4の工程と、前記第の工程開始後、前記画像保持体の加熱及び冷却を繰り返し、前記画像保持体の表面温度を、前記適正帯電温度範囲であり、且つ前記所定温度以上に維持する第の工程とを実施するものであって、前記第1および第5の工程は、前記液体現像剤を供給する位置から前記転写装置に達するまでの間にて前記画像保持体に乾燥風を吹き付け、ヒータおよびクーラによって前記乾燥風の温度を制御しながら行なうものである。
【0013】
上記構成により本発明は、感光体の表面温度が所定温度以上に達した後、現像を行い、次いで現像画像を乾燥除去する事により、余剰の溶媒の乾燥速度を速め、画像形成速度の高速化にかかわらず、余剰の溶媒を確実に除去し、圧力転写方式による転写効率を向上する一方、現像時の感光体の表面温度が適正帯電温度範囲であることから、帯電性を損なうことなく良好な現像画像を得られ、高速且つ高画質の画像形成装置の実用化を図るものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
先ず、感光体温度とトナー画像の乾燥状態の関係を調べたところ、表1に示す結果を得られた。
【表1】
Figure 0003854214
ここで感光体を有機感光体とし、プロセス速度を220mm/s、ブロワの電力量750Wとする。
【0015】
この結果、感光体の表面温度が高くなるほど同一条件下でのトナー画像の乾燥率は高くなり、特に25℃以上から乾燥率は急激に上昇し、この傾向は35℃前後まで維持され、又感光体の表面温度が35℃以上では、乾燥率の上昇が余り見られないことが判明した。
【0016】
そこで良好な圧力転写を得るための必要条件であるトナー画像の乾燥率を85%とした場合に、このトナー画像の乾燥率85%を高速で得るには、上記実験結果から、感光体の表面温度を30℃以上に維持すれば良い。但し、感光体の表面温度が高すぎると、一般的に40〜60℃の融点のトナー粒子がフィルム化するおそれがある。
【0017】
感光体の材料によっては、感光体の表面温度の上昇により帯電性能が低下する傾向があるため、帯電特性を考慮した温度設定が求められる。例えばアモルファスシリコンを感光体の材料とした場合、コロナ帯電器のグリッド電圧を700Vにした時、感光体表面の帯電電位は25℃で635V、30℃で620V、35℃で595V、40℃で565Vの帯電であった。帯電電位が50℃以上異なると得られる画像の劣化が大きくなるため、35℃以下の温度範囲に感光体表面を維持することが望ましい。
【0018】
本発明における所定の温度とは、これら、乾燥効率、トナー粒子の融点、感光体の帯電特性などによって、適宜設定するものであり、それぞれの材料によって多少異なるが、概ね30℃以上、35℃以下の温度範囲に設定すれば良い。
【0019】
そこで本発明は、上記実験から得られたトナー画像の乾燥条件及び、良好な帯電特性をえるための制約を考慮し為されたものである。
【0020】
以下に本発明を図1及び図2に示す第1の実施の形態を参照して詳細に説明する。図1は、画像形成装置であるカラー電子写真装置の画像形成部10を示す。画像形成部10は、制御装置であるCPU47により、その駆動を制御される。CPU47は、後述するセンサ43により、感光体ドラム11の表面温度が30〜35℃の範囲にある時のみ画像形成ユニット12Y〜12Kを駆動する。
【0021】
画像形成部10の画像保持体であり、例えばアルミニウムなどの導電性基体上に有機感光層を形成してなる直径200φの感光体ドラム11周囲には、感光体ドラム11の矢印q方向の回転に沿って順次感光体ドラム11上にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各液体現像剤を用いて現像画像であるトナー画像の形成を行う第1乃至第4の画像形成ユニット12Y〜12Kが配列されている。感光体ドラム11は、アモルファスシリコンなどのような無機感光体や、有機感光体を使用できる。
【0022】
各画像形成ユニット12Y〜12Kは、それぞれ用いる液体現像剤の色が異なるものの、それ以外は基本的に同様の構成である。イエロー(Y)〜ブラック(K)の画像形成ユニット12Y〜12Kは、夫々周知のコロナ帯電器もしくはスコロトロン帯電器などからなる帯電装置13Y〜13K、図示しないレーザ照射装置からの、画像情報に応じて変調されたイエロー(Y)〜ブラック(K)のレーザビーム15Y〜15Kを選択的に照射して静電潜像を形成する露光部14Y〜14K、各色の液体現像剤を収容し、液体現像剤を感光体ドラム11表面に供給してトナー画像を形成する現像ローラ16Y〜16K及び、現像後のトナー画像のかぶり取り及び溶媒除去を同時に行うスクイーズローラ17Y〜17Kを有する現像装置18Y〜18Kからなっている。
【0023】
ここで液体現像剤は、それぞれ色が異なり、融点(Tg)が約40〜60℃のトナー粒子と、このトナー粒子を分散させる溶媒とを有する。溶媒としてはアイソパーL(エクソン社製)などの石油系の非極性の溶媒が用いられる。
【0024】
感光体ドラム11周囲の各画像形成ユニット12Y〜12Kの下流には。現像終了後に感光体ドラム11上に形成されるトナー画像に残留する余剰の溶媒を吸収除去する多孔質弾性ローラ31が設けられ、次いで、トナー画像に残留する余剰の溶媒に乾燥風を吹き付ける吹き付け装置であるブロワ機構32が設けられ、多孔質弾性ローラ31及びブロワ機構32により乾燥装置33を構成する。
【0025】
現像終了後のトナー画像に始めに接触させる多孔質弾性ローラ31は、極めて微細な空隙を表面に均一に分散した通気性の表面を有し、多孔質孔径を極めて微細とする事によりその表面の平滑度を高めトナー粒子の付着を防止し、感光体ドラム11と同一の周速度で矢印r方向に回転している。更に多孔質弾性ローラ31は導電性を有し、感光体ドラム11上のトナー粒子と逆極性のバイアス電圧を印加される。
【0026】
実際の表面材料としてポリウレタンスポンジなどのゴム系材料またゴアテックス(ゴアテックス社商標)等に代表される微細多孔シート材料に、微細カーボン粉を分散させて導電性を持たせたり、あるいは、多孔質弾性体最表面にポリピロールなどの導電性の塗膜を極めて薄く塗布する等したもの等があげられる。又その多孔質の孔径は、大きすぎると感光体ドラム11上のトナー画像に対する影響が急激に増加することから、0.2μmから大きくても30μm程度であることが好ましい。
【0027】
多孔質弾性ローラ31通過後、トナー画像に乾燥風を吹き付けるブロワ機構32は、電力量750Wのブロワ36、ブロワ36からの空気流を2方向に切り換える第1のバルブ40、ブロワ36からの空気流を加熱するヒータ37、ブロワ36からの空気流を冷却するクーラ38、ヒータ37方向あるいはクーラ38方向からの空気流を選択的に排出する第2のバルブ41、第2のバルブ41からの空気流を感光体ドラム11に吹き付ける乾燥ノズル42を有している。
【0028】
更に感光体ドラム11周囲のブロワ機構32の下流には、感光体ドラム11の表面温度を検出するためのセンサ43が設けられる。センサ43は接触型の熱電対であり、感光体ドラム11上の画像形成領域近傍に接触するように配置される。尚センサは、赤外線等を用いた非接触構造であっても良い。センサ43による感光体ドラム11の表面温度の検知結果は、A/D変換装置46を介して画像形成部10を駆動制御する制御装置であるCPU47に入力される。感光体ドラム11周囲のセンサ43下流には、圧力転写を行う転写装置48及び、転写後感光体ドラム11上に残留する液体現像剤を除去するクリーナ50、感光体ドラム11上の残留電荷を消去する消去ランプ51が設けられている。
【0029】
転写装置48は、感光体ドラム11周囲の一次転写位置に接触する中間転写ローラ52、中間転写ローラ52周囲の二次転写位置に接触し中間転写ローラ52を感光体ドラム11に加圧接触させる加圧ローラ53を有し、感光体ドラム11上に形成されるトナー画像を、中間転写ローラ52に一次転写した後、用紙Pに二次転写する。中間転写ローラ52は、ハロゲンランプ等からなるヒータ52aを内蔵して成り、表面温度は約80℃に維持される。加圧ローラ53は、ハロゲンランプ等からなるヒータ53aを内蔵し、表面温度は120℃に維持され、感光体ドラム11と中間転写ローラ52間にかける圧力は、A4幅換算で、60〜100kgf程度となっている。
【0030】
次に作用について述べる。カラー電子写真装置の電源(図示せず)投入前、感光体ドラム11の表面温度は室温とほぼ同じに成っている。電源投入後のプレヒートにより転写装置48が所定温度に上昇されると、画像形成プロセスが開始され、感光体ドラム11は、矢印q方向に周速220mm/sで回転する。
【0031】
又センサ43は、感光体ドラム11の表面温度の検知を開始し、順次A/D変換装置46を介して検知結果をCPU47に入力する。CPU47は、感光体ドラム11の表面温度が30〜35℃の範囲内であることを認識すると、画像形成ユニット12Y〜12Kによる画像形成プロセスを開始する。一方、CPU47は、感光体ドラム11の表面温度が30〜35℃の範囲に無いことを認識すると、ブロア機構32のヒータ37あるいはクーラ38を作動して、感光体ドラム11の表面温度を30〜35℃の範囲内に温度設定する。
【0032】
すなわち、感光体ドラム11の表面温度が30℃以下である場合は、ヒータ37をオンし、第1バルブ40及び第2バルブ41により、ブロワ36からの空気流を、ヒータ37を通過して乾燥ノズル42に送り、加熱された空気流を感光体ドラム11に吹き付け、感光体ドラム11を加熱する。一方、感光体ドラム11の表面温度が35℃以上である場合は、クーラ38をオンし、第1バルブ40及び第2バルブ41により、ブロワ36からの空気流を、クーラ38を通過して乾燥ノズル42に送り、冷却された空気流を感光体ドラム11に吹き付け、感光体ドラム11を冷却する。
【0033】
このようにして感光体ドラム11の表面温度が30〜35℃の範囲内に達すると、ヒータ37あるいはクーラ38のいずれもオフにして、画像形成プロセスを開始する。画像形成プロセス開始により、感光体ドラム11表面は、画像形成ユニット12Yにて帯電装置13Yにより帯電され、次いで露光部14Yにて画像情報に対応して露光装置(図示せず)から照射される黄色の画像情報に対応するレーザビーム15Yを選択的に照射されてイエロー(Y)画像に対応する静電潜像を形成される。
【0034】
更に感光体ドラム11は、現像装置18Yにて現像ローラ16Yにより液体現像剤を供給され、スクイーズローラ17Yにより余剰の溶媒を除去され、イエロー(Y)のトナー画像を形成される。同様にして感光体ドラム11上には、後続の画像形成ユニット12M〜12Kにより順次マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の現像画像が、重ね合わされフルカラーのトナー画像が形成される。
【0035】
この後感光体ドラム11上のトナー画像が多孔質弾性ローラ31に到達すると、トナー画像上の余剰の溶媒が、毛管現象により多孔質弾性ローラ31表面に吸引される。このとき多孔質弾性ローラ31の周速度が、感光体ドラム11の周速度と一致していることから、感光体ドラム11上のトナー画像は乱されることが無い。
【0036】
又、多孔質弾性ローラ31にはトナー粒子と逆極性のバイアス電圧が印加されていることから、多孔質弾性ローラ31通過時、感光体ドラム11上のトナー画像は感光体ドラム11表面側に強く押しつけられる。したがって、トナー粒子が多孔質弾性ローラ31側に付着してトナー画像の劣化を生じたり多孔質弾性ローラ31表面が目詰まりするおそれがない。
【0037】
次いで、乾燥ノズル42によりブロア36からの乾燥風を感光体ドラム11に吹き付け、トナー画像の溶媒を乾燥除去する。この多孔質弾性ローラ31及び乾燥ノズル42を通過したトナー画像の乾燥率は85%であった。
【0038】
この乾燥されたトナー画像は、転写装置48にて、中間転写ローラ52に一次転写され、更に中間転写ローラ52及び加圧ローラ53間を通過する用紙Pに二次転写される。そして転写装置48を通過した感光体ドラム11は、クリーナ50、により残留液体現像剤を除去され、消去ランプ51により残留電荷を消去され、一連の画像形成プロセスを終了し次の画像形成プロセスに備える。
【0039】
このように画像形成プロセスを繰り返す間、例えば約80℃に加熱される中間転写ローラ52との接触により感光体ドラム11の表面温度が35℃以上に成ったことが検知されると、CPU47はクーラ38をオンし、第1バルブ40及び第2バルブ41により、ブロワ36からの空気流を、クーラ38を通過して冷却された空気流を乾燥ノズル42から感光体ドラム11に吹き付け、感光体ドラム11を冷却する。
【0040】
一方、画像形成プロセスを繰り返す間、例えば外気及び現像装置18Y〜18K位置における液体現像剤との接触により感光体ドラム11の表面温度が30℃以下に低下したことが検知されると、CPU47はヒータ37をオンし、第1バルブ40及び第2バルブ41により、ブロワ36からの空気流を、ヒータ37を通過して加熱された空気流を乾燥ノズル42から感光体ドラム11に吹き付け、感光体ドラム11を加熱する。
【0041】
このヒータ37による感光体ドラム11の加熱、あるいはクーラ38による感光体ドラム11の冷却を繰り返して、感光体ドラム11の表面温度を30〜35℃に維持し、その間に画像形成プロセスを実施する。
【0042】
本実施の形態の、プロセス速度220mm/sの高速のカラー電子写真装置により形成されたフルカラーのトナー画像は、起動時においても転写不良を生じることなく高品位の画像を得られた。
【0043】
このように構成すれば、感光体ドラム11の表面温度が30〜35℃の範囲内である場合に画像形成プロセスを行うことから、ブロア機構32による乾燥率の向上を図れ、トナー画像の余剰溶媒の乾燥時間を短縮出来、プロセス速度220mm/sの高速であっても、トナー画像の溶媒の除去不良を原因とする転写不良を防止出来、高い転写効率による高品位の転写画像を得られ、ひいては高速画像形成装置の実現を図れる。
【0044】
一方、感光体ドラム11の表面温度は、転写装置13Y〜13Kによる帯電性能を損なわない適正帯電温度範囲内であり、感光体ドラム11は十分な帯電電圧を得られることから、画像形成時に帯電不良を原因とする画質低下を生じることがない。しかも感光体ドラム11の帯電特性は、温度変化により大きく左右され、画像濃度のばらつきや色むらを生じるが、感光体ドラム11の表面温度が、30〜35℃の範囲内でのみ帯電プロセスが成されるので、帯電電圧のばらつきが小さくなり、画像濃度のばらつきや色むらを小さく抑えることができ、画質のばらつきが小さくなる。又、感光体ドラム11の表面温度はトナー粒子の融点(Tg)以下であることから、感光体ドラム11上でトナー粒子がフィルム化する事が無く、感光体ドラム11の長寿命化を図れる。
【0045】
しかも、ヒータ37あるいはクーラ38をオン/オフして、乾燥ノズル42からの乾燥風により、感光体ドラム11の表面温度を容易に加熱/冷却制御する事により、カラー電子写真装置の起動時においては、感光体ドラム11の表面温度が低い場合であってもまた高い場合であっても速やかに30〜35℃の範囲に温度設定出来、起動時間の高速化を図れ、その後は、感光体ドラム11の表面温度を容易に30〜35℃に維持可能となる。
【0046】
次に本発明を図に示す第2の実施の形態を参照して説明する。本実施の形態は、第1の実施の形態において感光体ドラムの表面温度を制御する加熱装置及び冷却装置が異なるものの、他は第1の実施の形態と同一であることから、第1の実施の形態と同一部分については同一符号を付しその説明を省略する。
【0047】
本実施の形態では、感光体ドラム11周囲の、転写装置48下流には、ヒートローラ57が感光体に接触して配置される。更に感光体ドラム11周囲の消去ランプ51下流の画像形成領域近傍には、接触型の熱電対からなり、感光体ドラム11の表面温度を検知し、A/D変換装置46を介してCPU47に入力するセンサ58が接触されている。
【0048】
ヒートローラ57は、感光体ドラム11の表面を傷つけることなく均一かつ速やかに暖めることができるよう、例えば弾性体表面層を有する中空ローラで構成され、中心部にはハロゲンランプ等からなるヒータ57aを内蔵する。ヒータ57aは、センサ58の検知結果に応じて、CPU47により所定温度に保たれるように出力を制御されている。例えば、カラー電子写真装置の起動時等、感光体ドラム11の表面温度が極めて低い場合にあっては、感光体ドラム11の表面温度を、速やかに30〜35℃の範囲に設定するため、ヒートローラ57は、高温に制御され、感光体ドラム11の表面温度が30〜35℃の範囲に達した後は、外気及び現像装置18Y〜18K位置における液体現像剤との接触により感光体ドラム11の冷却分を補う程度の低温に制御され、感光体ドラム11の表面温度を30〜35℃に維持する。
【0049】
ノズル機構60は、ブロア36から、大気温度とほぼ同じ温度の空気流を乾燥ノズル42に送り、大気温度の空気流を感光体ドラム11に吹き付けトナー画像の乾燥を行う。
【0050】
そして画像形成プロセスが開始による感光体ドラム11の回転によりセンサ58は、感光体ドラム11の表面温度の検知を開始し、順次A/D変換装置46を介して検知結果をCPU47に入力する。CPU47は、感光体ドラム11の表面温度が30〜35℃の範囲内であることを認識すると、画像形成ユニット12Y〜12Kによる画像形成プロセスを開始する。一方、CPU47は、感光体ドラム11の表面温度が30〜35℃の範囲に無いことを認識すると、ヒートローラ57による加熱をおこなうか、あるいは現像装置18Y〜18Kの液体現像剤との接触による冷却を行うかして、感光体ドラム11の表面温度を30〜35℃の範囲内に温度設定する。
【0051】
すなわち、起動時に感光体ドラム11の表面温度が30℃以下の場合には、ヒートローラ57を高温にし、感光体ドラム11を加熱する。一方、感光体ドラム11の表面温度が35℃以上である場合は、感光体ドラム11を回転駆動し、液体現像剤との接触により冷却する。感光体ドラム11の表面温度が30〜35℃の範囲内に達したら、ヒートローラ57を低温あるいはオフにして、感光体ドラム11の表面温度を30〜35℃の範囲内に維持した状態で、前述の第1の実施の形態と同様にして、画像形成プロセスを実施する。
【0052】
そして画像形成プロセスを繰り返す間、例えば感光体ドラム11の表面温度が35℃以上に成ったことが検知されると、CPU47はヒートローラ57をオフし、感光体ドラム11を空転して、現像装置18Y〜18K位置にて液体現像剤との接触により感光体ドラム11を冷却する。一方、画像形成プロセスを繰り返す間、例えば感光体ドラム11の表面温度が30℃以下に低下したことが検知されると、CPU47はヒートローラ57を高温に切り換え、感光体ドラム11を加熱する。
【0053】
このようにヒートローラ57の温度切り換え、あるいは、液体現像剤による冷却を繰り返して、感光体ドラム11の表面温度を30〜35℃に維持し、その間に画像形成プロセスを実施する。
【0054】
このように構成すれば、第1の実施の形態と同様、感光体ドラム11の表面温度が30〜35℃の範囲内である場合に画像形成プロセスを行うことから、トナー画像を高速乾燥出来、トナー画像の溶媒の除去不良を原因とする転写不良を生じることなく高い転写効率による高品位の転写画像を得られ、高速画像形成装置の実現を図れる。
【0055】
しかも感光体ドラム11の表面温度は適正帯電温度範囲内であり、帯電性能を損なう事が無く、帯電不良を原因とする画質低下が無く、且つ表面温度が30〜35℃の範囲内である場合にのみ帯電プロセスが成されるので、帯電電圧のばらつきによる画質のばらつきが小さくなる。又、感光体ドラム11上でトナー粒子がフィルム化する事が無く、感光体ドラム11の長寿命化を図れる。
【0056】
更に感光体ドラム11表面が30℃以下である場合には、ヒートローラ57を高温に温度設定して感光体ドラム11の表面を急速に加熱する事により感光体ドラム11の表面温度を速やかに30〜35℃の範囲に温度設定出来、カラー電子写真装置の起動時においては起動時間の高速化を図れる一方、30〜35℃の範囲に到達後は、ヒートローラ57を低温に切り換えることにより、感光体ドラム11の表面温度を容易に30〜35℃に維持可能となる。しかも、ヒートローラ57のみで感光体ドラム11の表面温度を30〜35℃の範囲に設定可能であり、カラー電子写真装置の小型化を損なう事が無い。
【0057】
尚本発明は上記実施の形態に限定されることなく、その趣旨を変えない範囲での変更は可能であって、例えば画像形成プロセス速度等限定されないし、画像形成プロセス時の画像保持体の表面温度の設定範囲もトナー粒子の融点(Tg)以下であれば、画像保持体の特性に応じて任意であり、例えば、高温領域で良好な帯電特性を有する有機感光材料を用いた場合であって、トナー粒子の融点(Tg)が高い場合には、画像保持体の表面温度範囲を50℃前後の高温に設定する事により、現像画像の乾燥速度の更なる高速化を図っても良い。
【0058】
又画像形成装置の構造等限定されず、例えば第1の実施の形態にて、ブロア機構にクーラを設けずに、冷却時には、空調が成されている外気をカラー電子写真装置本体内に吸引して、乾燥ノズルから感光体ドラムに吹き付ける等しても良い。第2の実施の形態においてもヒートローラの制御方法も任意であり、高温/低温に切り換えることなく、センサの検知結果に応じて、単にオン/オフ制御するのみであっても良い。更にセンサの配置位置も限定されないし、画像保持体の加熱も、ヒートランプの輻射による非接触の熱源であっても良いし、あるいは接触型の熱源として、耐熱性が有り、熱伝導性の良いシームレスベルトを用いても良い。シームレスベルトを用いれば、画像保持体との接触部を大きくとることが可能であり、より効率的な温度制御が可能となる。
【0059】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、帯電不良を原因とする画質低下が低減され、高速な画像形成が可能な画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のカラー電子写真装置の画像形成部を示す概略構成図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態のカラー電子写真装置の画像形成部を示す概略構成図である。
【符号の説明】
10…画像形成部
11…感光体ドラム
12Y〜12K…第1乃至第4の画像形成ユニット
13Y〜13K…帯電装置
14Y〜14K…露光部
15Y〜15K…レーザビーム
16Y〜16K…現像ローラ
17Y〜17K…スクイーズローラ
18Y〜18K…現像装置
31…多孔質弾性ローラ
32…ブロワ機構
33…乾燥装置
36…ブロワ
37…ヒータ
38…クーラ
40、41…第1、第2のバルブ
42…乾燥ノズル
43…センサ
46…A/D変換装置
47…CPU
48…転写装置
50…クリーナ
51…消去ランプ
52…中間転写ローラ

Claims (4)

  1. 画像保持体と、
    前記画像保持体表面を一様に帯電する帯電装置と、
    前記画像保持体を選択的に露光して前記画像保持体表面に静電潜像を形成する露光装置と、
    前記静電潜像に液体現像剤を供給して前記画像保持体に現像画像を形成する現像装置と、
    前記画像保持体上の前記現像画像を被転写媒体に転写する転写装置と、
    少なくとも乾燥風を吹き付ける吹き付け装置と、この吹き付け装置によって吹き付けられる乾燥風の温度を調整するヒータおよびクーラとを有し、前記現像装置から前記転写装置に達するまでの間にて前記画像保持体に対向して設けられる乾燥装置と、
    前記画像保持体の表面温度を検出するセンサと、
    前記センサによる検出温度が、所定の温度範囲内にある場合に前記露光装置による静電潜像形成を開始させる露光制御装置と、
    前記センサによる検出温度が所定の温度範囲内にあるように前記ヒータおよびクーラを制御する温度制御装置と、
    を具備する事を特徴とする画像形成装置。
  2. 前記所定の温度範囲は、30℃以上35℃以下の温度範囲であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 画像保持体の駆動後前記画像保持体を加熱する第1の工程と、
    前記画像保持体の表面温度を検出する第2の工程と、
    前記第2の工程による前記画像保持体の表面温度の検出結果が、適正帯電温度範囲であり、且つ所定温度以上である時に前記画像保持体に液体現像剤を供給して現像画像を形成する第3の工程と、
    前記第3の工程によってできた前記画像保持体上の現像画像を被転写体に転写する第4の工程と、
    前記第4の工程開始後、前記画像保持体の加熱及び冷却を繰り返し、前記画像保持体の表面温度を、前記適正帯電温度範囲であり、且つ前記所定温度以上に維持する第5の工程とを具備し、
    前記第1および第5の工程は、前記液体現像剤を供給する位置から前記転写をする位置に達するまでの間にて前記画像保持体に乾燥風を吹き付け、ヒータおよびクーラによって前記乾燥風の温度を制御しながら行なう事を特徴とする画像形成方法。
  4. 前記所定温度が30℃である事を特徴とする請求項3記載の画像形成方法。
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