JP3028950B1 - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JP3028950B1 JP3028950B1 JP10341551A JP34155198A JP3028950B1 JP 3028950 B1 JP3028950 B1 JP 3028950B1 JP 10341551 A JP10341551 A JP 10341551A JP 34155198 A JP34155198 A JP 34155198A JP 3028950 B1 JP3028950 B1 JP 3028950B1
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- ink
- photosensitive belt
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/06—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
- G03G15/10—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a liquid developer
- G03G15/11—Removing excess liquid developer, e.g. by heat
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Wet Developing In Electrophotography (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Fixing For Electrophotography (AREA)
Abstract
【要約】
【課題】 本発明は、画像形成装置において、安定した
画像品質を簡素な構成によって得ることを目的とする。 【解決手段】 潜像形成が形成される感光ベルト１と、
この感光ベルト上の潜像を、所定の溶媒中にトナー粒子
を分散させてなるインク２によって現像するための現像
ローラ３と、前記感光ベルトに接し、内部にヒータを有
する転写ローラ５と、前記転写ローラと接し、内部にヒ
ータを有するフューザローラ５と、これらの転写ローラ
とフューザローラ間に搬送される用紙に、前記転写ロー
ラによって前記感光ベルト上のインクを転写するように
し、前記現像ローラと前記転写ローラの間に、前記感光
ベルト上に現像された画像を形成する前記インクに温風
を吹き付ける温風吹き付け手段８・９を設ける。
画像品質を簡素な構成によって得ることを目的とする。 【解決手段】 潜像形成が形成される感光ベルト１と、
この感光ベルト上の潜像を、所定の溶媒中にトナー粒子
を分散させてなるインク２によって現像するための現像
ローラ３と、前記感光ベルトに接し、内部にヒータを有
する転写ローラ５と、前記転写ローラと接し、内部にヒ
ータを有するフューザローラ５と、これらの転写ローラ
とフューザローラ間に搬送される用紙に、前記転写ロー
ラによって前記感光ベルト上のインクを転写するように
し、前記現像ローラと前記転写ローラの間に、前記感光
ベルト上に現像された画像を形成する前記インクに温風
を吹き付ける温風吹き付け手段８・９を設ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置およ
び画像形成装置におけるインク固化方法に関し、特に、
溶媒中にトナー粒子を分散させてなるインクを使用し、
このインク中の溶媒を除去することでインクが固化し、
固化状インクが、介在する物質間の親和性の大きい方に
転写される性質を利用した画像形成装置に関する。
び画像形成装置におけるインク固化方法に関し、特に、
溶媒中にトナー粒子を分散させてなるインクを使用し、
このインク中の溶媒を除去することでインクが固化し、
固化状インクが、介在する物質間の親和性の大きい方に
転写される性質を利用した画像形成装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、電子写真画像形成装置は、感光体
上にレーザ等により電気的な潜像を形成し、この潜像に
トナーを用いて現像し、トナー画像を、紙等の転写材に
転写した後に加熱・加圧などにより定着し、複写物等の
印刷物を得るようにしたものが知られている。
上にレーザ等により電気的な潜像を形成し、この潜像に
トナーを用いて現像し、トナー画像を、紙等の転写材に
転写した後に加熱・加圧などにより定着し、複写物等の
印刷物を得るようにしたものが知られている。
【０００３】このなかで、インクを用いた電子写真画像
形成装置では、溶媒中にトナー粒子を分散させてなるイ
ンクを使用し、このインク中の溶媒を除去することでイ
ンクが固化し、この固化状インクが、介在する物質間の
親和性の大きい方に転写されるという性質を利用してお
り、インク中の溶媒を除去する手段として、現像後に、
絞りローラによる加圧により溶媒を絞り取った後、乾燥
ユニットによって残りの溶媒を除去することが行われ、
この乾燥ユニットは、溶媒を吸収する吸収ローラと吸収
ローラで吸収した溶媒を熱によって蒸発させるための乾
燥ローラとによって構成されている。
形成装置では、溶媒中にトナー粒子を分散させてなるイ
ンクを使用し、このインク中の溶媒を除去することでイ
ンクが固化し、この固化状インクが、介在する物質間の
親和性の大きい方に転写されるという性質を利用してお
り、インク中の溶媒を除去する手段として、現像後に、
絞りローラによる加圧により溶媒を絞り取った後、乾燥
ユニットによって残りの溶媒を除去することが行われ、
この乾燥ユニットは、溶媒を吸収する吸収ローラと吸収
ローラで吸収した溶媒を熱によって蒸発させるための乾
燥ローラとによって構成されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像形成装置に用いられる乾燥ユニットは、溶媒を吸収
する吸収ローラと吸収ローラで吸収した溶媒を熱によっ
て蒸発させるための乾燥ローラから成り立っていること
から、部品点数が多くコストの面で問題が大きいといっ
た改善すべき問題点を有している。さらに、前記吸収ロ
ーラを直接前記乾燥ローラに接触させているため、イン
クが付着し、吸収ローラおよび乾燥ローラの性能が劣化
するという問題が生じ易い。そして、これらの問題点の
改善のために、ローラのクリーニング機構を設置するな
どの方法が必要となってくるが、部品点数の増大により
コストの面で問題が大きい。
画像形成装置に用いられる乾燥ユニットは、溶媒を吸収
する吸収ローラと吸収ローラで吸収した溶媒を熱によっ
て蒸発させるための乾燥ローラから成り立っていること
から、部品点数が多くコストの面で問題が大きいといっ
た改善すべき問題点を有している。さらに、前記吸収ロ
ーラを直接前記乾燥ローラに接触させているため、イン
クが付着し、吸収ローラおよび乾燥ローラの性能が劣化
するという問題が生じ易い。そして、これらの問題点の
改善のために、ローラのクリーニング機構を設置するな
どの方法が必要となってくるが、部品点数の増大により
コストの面で問題が大きい。
【０００５】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、安定した画像品質を簡素な構成によ
って得ることのできる画像形成装置を提供することを目
的とする。
てなされたもので、安定した画像品質を簡素な構成によ
って得ることのできる画像形成装置を提供することを目
的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１に記載
の画像形成装置は、前述した目的を達成するために、潜
像形成が形成される感光体である感光ベルトと、この感
光ベルト上の潜像を、所定の溶媒中にトナー粒子を分散
させてなるインクによって現像するための現像ローラ
と、前記感光ベルトに接し、内部にヒータを有する転写
ローラと、前記転写ローラと接し、内部にヒータを有す
るフューザローラと、これらの転写ローラとフューザロ
ーラ間に搬送される用紙に、前記転写ローラによって前
記感光ベルト上のインクを転写するようにした画像形成
装置であって、前記現像ローラと前記転写ローラの間
に、前記感光ベルト上に現像された画像を形成する前記
インクに温風を吹き付ける温風吹き付け手段を設け、前
記転写ローラまたは前記フューザローラの余熱を、前記
温風吹き付け手段の熱源として用いることを特徴とす
る。本発明の請求項２に記載の画像形成装置は、請求項
１に記載の画像形成装置において、前記転写ローラまた
は前記フューザローラにおいて発生する加熱気体を感光
体へ向けて吹き付ける送風機を設けたことを特徴とす
る。本発明の請求項３に記載の画像形成装置は、請求項
２に記載の画像形成装置において、前記転写ローラまた
は前記フューザローラと、前記現像ローラと前記転写ロ
ーラの間に位置する感光ベルトと対向する位置との間に
送風ダクトを設け、この送風ダクト内に前記送風機を設
けたことを特徴とする。本発明の請求項４に記載の画像
形成装置は、請求項１に記載の画像形成装置において、
その動作を制御する制御部で発生する加熱気体を熱源と
して使用することを特徴とする。
の画像形成装置は、前述した目的を達成するために、潜
像形成が形成される感光体である感光ベルトと、この感
光ベルト上の潜像を、所定の溶媒中にトナー粒子を分散
させてなるインクによって現像するための現像ローラ
と、前記感光ベルトに接し、内部にヒータを有する転写
ローラと、前記転写ローラと接し、内部にヒータを有す
るフューザローラと、これらの転写ローラとフューザロ
ーラ間に搬送される用紙に、前記転写ローラによって前
記感光ベルト上のインクを転写するようにした画像形成
装置であって、前記現像ローラと前記転写ローラの間
に、前記感光ベルト上に現像された画像を形成する前記
インクに温風を吹き付ける温風吹き付け手段を設け、前
記転写ローラまたは前記フューザローラの余熱を、前記
温風吹き付け手段の熱源として用いることを特徴とす
る。本発明の請求項２に記載の画像形成装置は、請求項
１に記載の画像形成装置において、前記転写ローラまた
は前記フューザローラにおいて発生する加熱気体を感光
体へ向けて吹き付ける送風機を設けたことを特徴とす
る。本発明の請求項３に記載の画像形成装置は、請求項
２に記載の画像形成装置において、前記転写ローラまた
は前記フューザローラと、前記現像ローラと前記転写ロ
ーラの間に位置する感光ベルトと対向する位置との間に
送風ダクトを設け、この送風ダクト内に前記送風機を設
けたことを特徴とする。本発明の請求項４に記載の画像
形成装置は、請求項１に記載の画像形成装置において、
その動作を制御する制御部で発生する加熱気体を熱源と
して使用することを特徴とする。
【０００７】本発明の請求項１ないし請求項４の何れか
に記載の画像形成装置によれば、現像ローラと転写ロー
ラとの間において、感光ベルト上のインクに、温風吹き
付け手段によって温風を吹き付けることにより、前記イ
ンク中の溶媒を蒸発させてインクを固化させる。したが
って、温風を吹き付けるといった簡便な手段によってイ
ンクの乾燥を行うことができるとともに、感光ベルトに
対して非接触でインクを乾燥させることができるので、
インクの付着による汚れや画像の乱れといった不具合が
なくなり、安定した画像が得られる。ここで、前記温風
の熱源として転写ローラやフューザローラの余熱を利用
することにより、装置全体としての消費電力を軽減する
ことができ、請求項２に記載の発明のように、転写ロー
ラやフューザローラの余熱を感光ベルトへ吹き付ける送
風機を設けることにより、これらの余熱を効率よく感光
ベルトへ吹き付けることができる。また、請求項３に記
載の発明のように、転写ローラやフューザローラと、感
光ベルトと対向する位置との間に送風ダクトを設け、こ
の送風ダクトに送風機を設けることにより、前記転写ロ
ーラやフューザローラの余熱を確実に感光ベルトへ導く
ことができる。さらに、請求項４に記載の発明のよう
に、装置の動作を制御する制御部において発生する加熱
気体を熱源とすることにより、装置において発生する熱
を一層有効利用することができる。
に記載の画像形成装置によれば、現像ローラと転写ロー
ラとの間において、感光ベルト上のインクに、温風吹き
付け手段によって温風を吹き付けることにより、前記イ
ンク中の溶媒を蒸発させてインクを固化させる。したが
って、温風を吹き付けるといった簡便な手段によってイ
ンクの乾燥を行うことができるとともに、感光ベルトに
対して非接触でインクを乾燥させることができるので、
インクの付着による汚れや画像の乱れといった不具合が
なくなり、安定した画像が得られる。ここで、前記温風
の熱源として転写ローラやフューザローラの余熱を利用
することにより、装置全体としての消費電力を軽減する
ことができ、請求項２に記載の発明のように、転写ロー
ラやフューザローラの余熱を感光ベルトへ吹き付ける送
風機を設けることにより、これらの余熱を効率よく感光
ベルトへ吹き付けることができる。また、請求項３に記
載の発明のように、転写ローラやフューザローラと、感
光ベルトと対向する位置との間に送風ダクトを設け、こ
の送風ダクトに送風機を設けることにより、前記転写ロ
ーラやフューザローラの余熱を確実に感光ベルトへ導く
ことができる。さらに、請求項４に記載の発明のよう
に、装置の動作を制御する制御部において発生する加熱
気体を熱源とすることにより、装置において発生する熱
を一層有効利用することができる。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図１
に基づいて説明する。本画像形成装置は、潜像形成を行
うための感光体である感光ベルト１と、この感光ベルト
１上の潜像を、溶媒中にトナー粒子を分散させてなるイ
ンク２によって現像するための現像ローラ３と、前記感
光ベルト１に接し、現像された画像を形成するインク２
に圧力を加えることで溶媒を絞り取るための絞りローラ
４と、前記感光ベルト１に接し、内部にヒータを有する
転写ローラ５と、この転写ローラ５と接し、内部にヒー
タを有するフューザローラ６を有し、図示せぬ搬送ロー
ラによって、前記転写ローラ５とフューザローラ６間の
ニップ部に、用紙７が搬送されるようになされている。
に基づいて説明する。本画像形成装置は、潜像形成を行
うための感光体である感光ベルト１と、この感光ベルト
１上の潜像を、溶媒中にトナー粒子を分散させてなるイ
ンク２によって現像するための現像ローラ３と、前記感
光ベルト１に接し、現像された画像を形成するインク２
に圧力を加えることで溶媒を絞り取るための絞りローラ
４と、前記感光ベルト１に接し、内部にヒータを有する
転写ローラ５と、この転写ローラ５と接し、内部にヒー
タを有するフューザローラ６を有し、図示せぬ搬送ロー
ラによって、前記転写ローラ５とフューザローラ６間の
ニップ部に、用紙７が搬送されるようになされている。
【０００９】そして、前記感光ベルト１上に現像された
画像を形成するインク２は、熱または圧力等によって溶
媒が除去されることで固化し、親和性の大きい物に転写
する特性を持っており、上記感光ベルト１、転写ローラ
５、用紙７の親和性が、この順で大きくなるように設定
しておくことにより、用紙７にインク２が転写されるよ
うになされている。
画像を形成するインク２は、熱または圧力等によって溶
媒が除去されることで固化し、親和性の大きい物に転写
する特性を持っており、上記感光ベルト１、転写ローラ
５、用紙７の親和性が、この順で大きくなるように設定
しておくことにより、用紙７にインク２が転写されるよ
うになされている。
【００１０】また、前記転写ローラ５の手前（転写ロー
ラ５と絞りローラ４の間）の、感光ベルト１と対向する
位置には、前記ヒューザローラ６および転写ローラ５の
余熱、または、図示せぬ制御装置や電源等の余熱を、ダ
クト１０によってヒューザローラと現像ローラ間に引い
て、その端部を感光ベルト１へ対向させてあり、さら
に、前記ダクト１０の端部に送風機９を設けて、この送
風機９によって、所定の温度の温風を所定の風量で感光
ベルト１に吹き付けるようになされている。
ラ５と絞りローラ４の間）の、感光ベルト１と対向する
位置には、前記ヒューザローラ６および転写ローラ５の
余熱、または、図示せぬ制御装置や電源等の余熱を、ダ
クト１０によってヒューザローラと現像ローラ間に引い
て、その端部を感光ベルト１へ対向させてあり、さら
に、前記ダクト１０の端部に送風機９を設けて、この送
風機９によって、所定の温度の温風を所定の風量で感光
ベルト１に吹き付けるようになされている。
【００１１】つぎに、本実施形態の動作とともに、画像
形成装置の作用について説明する。感光体である感光ベ
ルト１は、図１の矢印Ａの方向に回転され、図示せぬ帯
電装置によって感光面が均一に帯電された後、図示せぬ
レーザ等の照射光により、感光面に所定の潜像が形成さ
れる。つぎに、周知の電子写真方式の場合と同様に、溶
媒中にトナー粒子を分散させてなるインク２が、現像ロ
ーラ３により、感光ベルト１上の潜像が形成された部分
に付着させられることによって、現像がなされる。
形成装置の作用について説明する。感光体である感光ベ
ルト１は、図１の矢印Ａの方向に回転され、図示せぬ帯
電装置によって感光面が均一に帯電された後、図示せぬ
レーザ等の照射光により、感光面に所定の潜像が形成さ
れる。つぎに、周知の電子写真方式の場合と同様に、溶
媒中にトナー粒子を分散させてなるインク２が、現像ロ
ーラ３により、感光ベルト１上の潜像が形成された部分
に付着させられることによって、現像がなされる。
【００１２】前記感光ベルト１上に現像された画像を形
成するインク２は、上述したように、熱または圧力等に
よって溶媒を除去することで固化し、親和性の大きい物
に転写する特性を持っている。したがって、感光ベルト
１に接する絞りローラ４によってインク２に圧力を加
え、インク２中の溶媒をある程度除去することにより、
現像された画像を形成するインク２をある程度固化さ
せ、さらに、このインク２に、前記ヒューザローラ６お
よび転写ローラ５の余熱、または、図示せぬ制御装置や
電源等において発生させられる加熱空気を、ダクト１０
を介して送風機９によって吹き付けることによって、溶
媒が蒸発させられて十分な固化が行われる。
成するインク２は、上述したように、熱または圧力等に
よって溶媒を除去することで固化し、親和性の大きい物
に転写する特性を持っている。したがって、感光ベルト
１に接する絞りローラ４によってインク２に圧力を加
え、インク２中の溶媒をある程度除去することにより、
現像された画像を形成するインク２をある程度固化さ
せ、さらに、このインク２に、前記ヒューザローラ６お
よび転写ローラ５の余熱、または、図示せぬ制御装置や
電源等において発生させられる加熱空気を、ダクト１０
を介して送風機９によって吹き付けることによって、溶
媒が蒸発させられて十分な固化が行われる。
【００１３】そして、転写ローラ５のインク２との親和
性を、感光ベルト１のインク２との親和性より大きくす
ることにより、インク２が転写ローラ５上に転写され、
また、この転写ローラ５は矢印Ｂ方向に回転し、内部の
ヒータによって加熱されており、この転写ローラ５と相
対するフューザローラ６との間のニップ部に、用紙７が
搬送されてくる。このとき、転写ローラ５のインク２に
対する親和性を、用紙７のインク２に対する親和性より
小さく設定しておくことにより、固化されたインク２は
用紙７に転写される。また、転写ローラ５、およびフュ
ーザローラ６からインク２に与えられる熱と圧力によ
り、インク２内の溶媒は完全に除去されるとともに、ト
ナーが用紙７に定着される。
性を、感光ベルト１のインク２との親和性より大きくす
ることにより、インク２が転写ローラ５上に転写され、
また、この転写ローラ５は矢印Ｂ方向に回転し、内部の
ヒータによって加熱されており、この転写ローラ５と相
対するフューザローラ６との間のニップ部に、用紙７が
搬送されてくる。このとき、転写ローラ５のインク２に
対する親和性を、用紙７のインク２に対する親和性より
小さく設定しておくことにより、固化されたインク２は
用紙７に転写される。また、転写ローラ５、およびフュ
ーザローラ６からインク２に与えられる熱と圧力によ
り、インク２内の溶媒は完全に除去されるとともに、ト
ナーが用紙７に定着される。
【００１４】ここで、図１に示したように、本発明の実
施の形態においては、既存のヒューザローラ６および転
写ローラ５の余熱、または、図示せぬ制御装置や電源等
の余熱を、送風機９などの風量発生手段によって、所定
の温度の温風を所定の風量で感光ベルトに吹き付けるこ
とで、感光ベルト上のインクが適正に固化されるように
なる。
施の形態においては、既存のヒューザローラ６および転
写ローラ５の余熱、または、図示せぬ制御装置や電源等
の余熱を、送風機９などの風量発生手段によって、所定
の温度の温風を所定の風量で感光ベルトに吹き付けるこ
とで、感光ベルト上のインクが適正に固化されるように
なる。
【００１５】このように、本実施形態においては、転写
ローラ５と絞りローラ４の間の感光ベルト１に対向する
位置に、温風を発生する機構を設けることによって、イ
ンク２の固化を確実に行って、安定した画像の得られる
画像形成装置を安価に実現することができる。また、イ
ンク２の乾燥を非接触状態で行うようにしたから、イン
クが付着することによる画像欠陥、およびローラの汚れ
による乾燥性能の劣化などを招くことがなく、安定した
性能を維持することが可能となる。
ローラ５と絞りローラ４の間の感光ベルト１に対向する
位置に、温風を発生する機構を設けることによって、イ
ンク２の固化を確実に行って、安定した画像の得られる
画像形成装置を安価に実現することができる。また、イ
ンク２の乾燥を非接触状態で行うようにしたから、イン
クが付着することによる画像欠陥、およびローラの汚れ
による乾燥性能の劣化などを招くことがなく、安定した
性能を維持することが可能となる。
【００１６】なお、前記各実施形態において示した各構
成部材の諸形状や寸法等は一例であって、設計要求等に
基づき種々変更可能である。
成部材の諸形状や寸法等は一例であって、設計要求等に
基づき種々変更可能である。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項１
ないし請求項４の何れかに記載の画像形成装置によれ
ば、現像ローラと転写ローラとの間において、感光ベル
ト上のインクに、温風吹き付け手段によって温風を吹き
付けることにより、前記インク中の溶媒を蒸発させてイ
ンクを固化させることができ、これによって、温風を吹
き付けるといった簡便な手段によってインクの乾燥を行
うことができるとともに、感光ベルトに対して非接触で
インクを乾燥させることができることと相まって、イン
クの固化を効率よく行うとともにインクの付着による汚
れや画像の乱れといった不具合をなくし、安定した画像
を得ることができる。そして、前記熱源として転写ロー
ラやフューザローラの余熱を利用することにより、装置
全体としての消費電力を軽減することができ、また、請
求項２に記載の発明のように、転写ローラやフューザロ
ーラの余熱を感光ベルトへ吹き付ける送風機を設けるこ
とにより、これらの余熱を効率よく感光ベルトへ吹き付
けることができ、これによって、インクの乾燥ならびに
画像の安定化をより確実にすることができる。さらに、
請求項３に記載の発明のように、転写ローラやフューザ
ローラと、感光ベルトと対向する位置との間に送風ダク
トを設け、この送風ダクトに送風機を設けることによ
り、前記転写ローラやフューザローラの余熱を確実に感
光ベルトへ導くことができる。また、請求項４に記載の
発明のように、装置の動作を制御する制御部において発
生する加熱気体を熱源とすることにより、装置において
発生する熱をより一層有効に利用することができる。
ないし請求項４の何れかに記載の画像形成装置によれ
ば、現像ローラと転写ローラとの間において、感光ベル
ト上のインクに、温風吹き付け手段によって温風を吹き
付けることにより、前記インク中の溶媒を蒸発させてイ
ンクを固化させることができ、これによって、温風を吹
き付けるといった簡便な手段によってインクの乾燥を行
うことができるとともに、感光ベルトに対して非接触で
インクを乾燥させることができることと相まって、イン
クの固化を効率よく行うとともにインクの付着による汚
れや画像の乱れといった不具合をなくし、安定した画像
を得ることができる。そして、前記熱源として転写ロー
ラやフューザローラの余熱を利用することにより、装置
全体としての消費電力を軽減することができ、また、請
求項２に記載の発明のように、転写ローラやフューザロ
ーラの余熱を感光ベルトへ吹き付ける送風機を設けるこ
とにより、これらの余熱を効率よく感光ベルトへ吹き付
けることができ、これによって、インクの乾燥ならびに
画像の安定化をより確実にすることができる。さらに、
請求項３に記載の発明のように、転写ローラやフューザ
ローラと、感光ベルトと対向する位置との間に送風ダク
トを設け、この送風ダクトに送風機を設けることによ
り、前記転写ローラやフューザローラの余熱を確実に感
光ベルトへ導くことができる。また、請求項４に記載の
発明のように、装置の動作を制御する制御部において発
生する加熱気体を熱源とすることにより、装置において
発生する熱をより一層有効に利用することができる。
【図１】本発明の一実施形態を示す概略構成図である。
１ 感光ベルト（感光体） ２ インク ３ 現像ローラ ４ 絞りローラ ５ 転写ローラ ６ フューザローラ ７ 用紙 ９ 送風機（温風吹き付け手段） １０ ダクト（温風吹き付け手段）
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−90645（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−129888（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−168470（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−113576（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−253756（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−168771（ＪＰ，Ａ) 特開 昭50−77041（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G03G 15/10 - 15/11 G03G 15/16
Claims (4)
- 【請求項１】 潜像形成が形成される感光体である感光
ベルトと、この感光ベルト上の潜像を、所定の溶媒中に
トナー粒子を分散させてなるインクによって現像するた
めの現像ローラと、前記感光ベルトに接し、内部にヒー
タを有する転写ローラと、前記転写ローラと接し、内部
にヒータを有するフューザローラと、これらの転写ロー
ラとフューザローラ間に搬送される用紙に、前記転写ロ
ーラによって前記感光ベルト上のインクを転写するよう
にした画像形成装置であって、前記現像ローラと前記転
写ローラの間に、前記感光ベルト上に現像された画像を
形成する前記インクに温風を吹き付ける温風吹き付け手
段を設け、前記転写ローラまたは前記フューザローラの
余熱を、前記温風吹き付け手段の熱源として用いること
を特徴とする画像形成装置。 - 【請求項２】 請求項１に記載の画像形成装置におい
て、前記転写ローラまたは前記フューザローラにおいて
発生する加熱気体を感光体へ向けて吹き付ける送風機を
設けたことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項３】 請求項２に記載の画像形成装置におい
て、前記転写ローラまたは前記フューザローラと、前記
現像ローラと前記転写ローラの間に位置する感光ベルト
と対向する位置との間に送風ダクトを設け、この送風ダ
クト内に前記送風機を設けたことを特徴とする画像形成
装置。 - 【請求項４】 請求項１に記載の画像形成装置におい
て、その動作を制御する制御部で発生する加熱気体を熱
源として使用することを特徴とする画像形成装置。
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