JPH07152263A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH07152263A
JPH07152263A JP5321404A JP32140493A JPH07152263A JP H07152263 A JPH07152263 A JP H07152263A JP 5321404 A JP5321404 A JP 5321404A JP 32140493 A JP32140493 A JP 32140493A JP H07152263 A JPH07152263 A JP H07152263A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intermediate transfer
image
transfer member
paper sheet
transfer roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5321404A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3201112B2 (ja
Inventor
Koichi Tanigawa
耕一 谷川
Tatsuichi Tsukida
辰一 月田
Toshio Miyamoto
敏男 宮本
Yozo Hotta
陽三 堀田
Hiroko Ogama
裕子 大釜
Masahiro Goto
正弘 後藤
Satoru Izawa
悟 伊澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP32140493A priority Critical patent/JP3201112B2/ja
Priority to US08/346,921 priority patent/US5732314A/en
Publication of JPH07152263A publication Critical patent/JPH07152263A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3201112B2 publication Critical patent/JP3201112B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 中間転写体5を使用した画像形成装置につい
て、中間転写体5から紙葉体10への画像の二次転写が
良好に行え、紙葉体10の中間転写体5への巻付きを防
止し安定した紙葉体10の搬送を実現すること。 【構成】 第1の画像担持体1に形成した可転写画像を
第2の画像担持体としての中間転写体5に一次転写さ
せ、該中間転写体5に第3の画像担持体としての紙葉体
10を接触転写部材7で圧接させて紙葉体10に二次転
写させ画像形成物を得る画像形成装置において、中間転
写体5の抵抗値よりも接触転写部材7の抵抗値を小さな
値としたこと。中間転写体5は芯金51上に少なくとも
弾性体52を形成したものであり、その硬度を40度(J
IS A)以下とし、接触転写部材7の硬度を中間転写体5
の硬度よりも大きな値とし、該接触転写部材7を中間転
写体5に押圧して中間転写体5側に凹形状の転写ニップ
部を形成すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、第1の画像担持体に形
成した可転写画像(トナー画像)を第2の画像担持体と
しての中間転写体に一次転写させ、該中間転写体に第3
の画像担持体としての紙葉体を接触転写部材で圧接させ
て紙葉体に二次転写させ画像形成物(コピー・プリン
ト)を得る画像形成装置に関する。
【0002】上記に於いて、第1の画像担持体は、例え
ば電子写真感光体・静電記録誘電体・磁気記録磁性体等
である。
【0003】第1の画像担持体に対する可転写画像の形
成プロセスは、例えば電子写真プロセス・静電記録プロ
セス・磁気記録プロセス等である。
【0004】第2の画像担持体としての中間転写体は、
ローラ形状体(ドラム形状体)・ベルト形状体等であ
る。
【0005】第3の画像担持体としての紙葉体は、転写
紙・記録紙・印刷紙・カード・封筒・葉書等であり、材
質は紙に限られない。
【0006】
【従来の技術】上記のように中間転写体を使用した画像
形成装置は、第1の画像担持体に対する可転写画像の形
成、その画像の中間転写体への一次転写の工程の繰返し
により中間転写体に複数色の現像剤よりなるカラー画像
(或は多色画像)を形成した後、その画像を紙葉体に一
括して二次転写させることにより、カラー画像情報を合
成再現した画像形成物を出力する装置、もしくはカラー
画像形成機能を具備させた画像形成装置として有効であ
り、各成分色画像の重ね合わせズレ(色ズレ)のない画
像を得ることができる。
【0007】中間転写体を使用したフルカラー画像形成
装置として、米国特許第 5,187,526号明細書に記載され
ているように、中間転写体としてドラム形状のローラ体
を用いるものが知られている。
【0008】図11にその画像形成装置の概略構成を示
した。即ち、矢示の時計方向に回転駆動される、第1の
画像担持体としての電子写真感光ドラム1に、周知の電
子写真法に従って、帯電器2により一様帯電を施し、露
光3により得られた静電潜像を現像器4により着色荷電
粒子より成る現像剤(以後、トナーと称する)を付与し
て顕像化する。そのトナー画像を、感光ドラム1に接し
て或は近接して感光ドラムと同じ周速度で順方向に同期
回転する第2の画像担持体としての中間転写ローラ5に
第1の転写ニップ領域N1にて一次転写させる。即ち、
中間転写ローラ5は芯金51と導電性ポリウレタンの薄
層より成る表層52より構成され、トナーとは逆極性の
バイアス電圧を電源6により印加して感光ドラム1上の
トナー画像を静電転写する。
【0009】この感光ドラム1に対するトナー画像の形
成、そのトナー画像の中間転写ローラ5への一次転写の
工程を、目的のフルカラー画像情報の所要の成分色回数
繰返して実行させることで、中間転写ローラ5の面に各
成分色トナー画像の重畳転写により目的のカラー画像情
報に対応したフルカラー画像が合成形成される。現像器
4は感光ドラム1に対する各成分色トナー画像の形成時
毎に対応色のトナーの収容された現像器が感光ドラム1
の現像位置に入れ替えられる。
【0010】感光ドラム1から中間転写ローラ5への最
終回目のトナー画像の一次転写が実行されると、中間転
写ローラ5と、接触転写部材としての転写ローラ7との
第2の転写ニップ領域N2に対して不図示の給紙部から
所定のタイミングで転写紙等の紙葉体10が給送され
て、中間転写ローラ5に形成されたフルカラー画像が紙
葉体10に二次転写される。
【0011】転写ローラ7は芯金71上に導電性ポリウ
レタンの薄層より成る表層72より構成され、感光ドラ
ム1から中間転写ローラ5上へのトナー画像の一次転写
時にはスイッチ9により芯金71は接地82に結合さ
れ、中間転写ローラ5から紙葉体10へのフルカラー画
像の二次転写時にはスイッチ9により芯金71はトナー
と逆極性で中間転写ローラ5の芯金51に対する電源6
による印加電圧よりも大きな電圧を有するバイアス電源
81に結合される。
【0012】中間転写ローラ5からフルカラー画像の転
写を受けた紙葉体10は不図示の定着器に導入されて画
像定着処理を受けてフルカラー画像形成物となる。
【0013】12は感光ドラム1のクリーナである。1
1は中間転写ローラ5のクリーナであり、該クリーナ1
1は不図示のシフト手段により中間転写ローラ5に対し
て接離移動され、少なくとも、感光ドラム1から中間転
写ローラ5へのトナー画像の一次転写が開始されてか
ら、中間転写ローラ5から紙葉体10へのフルカラー画
像の二次転写が終わるまでの間は中間転写ローラ5から
離間された位置に移動保持されている。転写ローラ7も
シフト手段により中間転写ローラ5に対して接離移動す
るようにして、中間転写ローラ5から紙葉体10へのフ
ルカラー画像の二次転写時の間、中間転写ローラ5に対
して押圧接触させた位置に移動保持させるようにするこ
ともできる。
【0014】上記の装置のように中間転写体としてドラ
ム形状の中間転写ローラ5を用いることはベルト形状の
中間転写体に比べて走行精度の補正機構を要さず、簡易
な構成で色ズレの無いフルカラー像を得られる利点があ
り、本出願人の先の提案に係る特願平4−164226
号にてその詳細を開示済であるが、上記米国特許第 5,1
87,526号明細書によれば、中間転写ローラ5の抵抗率は
109 Ω・cm未満、転写ローラ7の抵抗率は1010Ω
・cm以上とすることで良好な画像を得ることができる
とされている。
【0015】尚上記米国特許第 5,187,526号明細書には
中間転写ローラ5及び転写ローラ7の表層52・72に
ついては共に薄層(a thin layer)との記載があるのみ
で、ポリウレタンを母材とすること以外は何んら物理的
条件は言及されていない。
【0016】一方、やはり中間転写ローラ5を用いる画
像形成装置を開示した米国特許第 5,084,735号明細書に
よれば、中間転写ローラ5のヤング率は5×107 Newt
ons/m2を越えるとの記載がある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では中間転写ローラ5から紙葉体10へのフルカラ
ー画像顕像の二次転写時に、紙葉体10に十分な転写電
荷量を与える為には電源81の出力電圧値を大きくせね
ばならず、導電付与剤を分散したポリウレタンより成る
表層72が局所的にブレイクダウンを生じて、特にハー
フトーン画像の如く、トナーが疎に分布した画像パター
ンの乱れを生じるという不具合があることが判った。
【0018】即ち、体積抵抗率1010Ω・cm以上の表
層72において米国特許第 5,187,526号明細書に示され
る転写電流4μAを実現しようとすれば、表層72の厚
さを5mmとして、第2の転写ニップ領域N2のニップ
幅2mm・ニップ長手寸法200mmという通常コンパ
クトな画像形成装置に用いられる転写ローラ7のパラメ
ータにおいては、紙葉体10の介在を考慮しないで5K
V、紙葉体10の抵抗値が109 Ω程度であることも考
慮すれば10KVもの高電圧を要すことになる。
【0019】このような高電圧においては雰囲気湿度が
60%RHを上回る高湿環境下では紙葉体10自体が低
抵抗化して、紙葉体10の付近の接地金属板に転写電流
がリークして転写不良を生ずることがあり、また雰囲気
湿度が40%RHを下回る低湿環境下では紙葉体10の
抵抗ムラにより部分的なブレイクダウンが生じ、転写ム
ラが生ずることがある。
【0020】更に転写ローラ7が中間転写ローラ5より
も体積抵抗率で10倍以上高抵抗である為に紙葉体10
が中間転写ローラ5側に静電吸着されやすく、第2の転
写ニップ領域N2を出た紙葉体10が中間転写ローラ5
に巻き付く不具合がある。
【0021】つまり、図12に示す如く絶縁体である紙
葉体10は転写電界により分極し、中間転写ローラ5及
び転写ローラ7より引力を受けるが、抵抗率の大小関係
からして中間転写ローラ5の方が実質的に近接電極とな
り、中間転写ローラ5が紙葉体10を引き付けるように
作用する。
【0022】実際には紙葉体10の裏面(転写ローラ対
向面)には転写電荷(プラス)が付与されており、上述
の転写電界配置下では上述の分極効果に加えて、更に紙
葉体10は中間転写ローラ5側に吸引されることにな
る。
【0023】又、米国特許第5,084,735 号明細書に開示
されているヤング率5×107 Newtons/m2を越える中間
転写ローラ5においては、それ自体の硬度が高い為に米
国特許第 5,187,526号明細書に述べられているように転
写ローラ7を中間転写ローラ5よりも硬くして強く押圧
することで紙葉体10にカールを付与して巻付きを防止
しようとしても、お互いが硬すぎて十分なニップ幅の第
2の転写領域N2が得られず、却って転写すべきフルカ
ラー画像が押しつぶされ、転写不良を生じるという不具
合があることが判明した。
【0024】つまり、高硬度で中抵抗の中間転写ローラ
5には紙葉体10が巻付きやすいという問題がある。こ
れは紙葉体10が高抵抗化する低湿環境で生じやすい。
【0025】そこで本発明は、上述のような中間転写体
を使用した画像形成装置について上記のような問題点を
解消する、即ち、中間転写体から紙葉体への画像の二次
転写が良好に行え、紙葉体の中間転写体への巻付きを防
止し安定した紙葉体の搬送を実現することをを目的とす
る。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする画像形成装置である。
【0027】(1)第1の画像担持体に形成した可転写
画像を第2の画像担持体としての中間転写体に一次転写
させ、該中間転写体に第3の画像担持体としての紙葉体
を接触転写部材で圧接させて紙葉体に二次転写させ画像
形成物を得る画像形成装置において、中間転写体の抵抗
値よりも接触転写部材の抵抗値を小さな値としたことを
特徴とする画像形成装置。
【0028】(2)中間転写体の抵抗値が接触転写部材
の抵抗値の10倍以上であることを特徴とする(1)に
記載の画像形成装置。
【0029】(3)第1の画像担持体に対する可転写画
像の形成、その画像の中間転写体への一次転写の工程の
繰返しにより中間転写体に複数色の現像剤よりなるカラ
ー画像を形成した後、その画像を紙葉体に一括して二次
転写させることを特徴とする(1)に記載の画像形成装
置。
【0030】(4)中間転写体及び接触転写部材がロー
ラ体であることを特徴とする(1)乃至(3)の何れか
に記載の画像形成装置。
【0031】(5)第1の画像担持体に形成した可転写
画像を第2の画像担持体としての中間転写体に一次転写
させ、該中間転写体に第3の画像担持体としての紙葉体
を接触転写部材で圧接させて紙葉体に二次転写させ画像
形成物を得る画像形成装置において、中間転写体は芯金
上に少なくとも弾性体を形成したものであり、その硬度
を40度(JIS A)以下とし、接触転写部材の硬度を中間
転写体の硬度よりも大きな値とし、該接触転写部材を中
間転写体に押圧して中間転写体側に凹形状の転写ニップ
部を形成することを特徴とする画像形成装置。
【0032】(6)中間転写体への接触転写部材の押圧
力が紙葉体の先端部において大きく、紙葉体の後続部に
おいて小さくなるようにしたことを特徴とする(5)に
記載の画像形成装置。
【0033】(7)紙葉体の移動方向に見て接触転写部
材の下流側に絶縁体ホルダーに収納された除電針を配
し、該ホルダーに紙葉体を接触させて搬送することを特
徴とする(5)に記載の画像形成装置。
【0034】(8)第1の画像担持体に対する可転写画
像の形成、その画像の中間転写体への一次転写の工程の
繰返しにより中間転写体に複数色の現像剤よりなるカラ
ー画像を形成した後、その画像を紙葉体に一括して二次
転写させることを特徴とする(5)に記載の画像形成装
置。
【0035】(9)中間転写体及び接触転写部材がロー
ラ体であることを特徴とする請求項5乃至同8の何れか
に記載の画像形成装置。
【0036】
【作用】即ち、接触転写部材の抵抗を中間転写体の抵抗
よりも小さくすることにより従来例に比べて接触転写部
材への印加電圧が小さくできるので、紙葉体や接触転写
部材・中間転写体の局所的ブレイクダウンが発生せず、
高湿/低湿の環境下でも良好な二次転写性能が得られ
る。つまり、中間転写体の抵抗は、第1の画像担持体の
画像部・非画像部の電位コントラストに対しても略同じ
電流値を流すことで第1の画像担持体から中間転写体へ
の画像の一次転写時の画像乱れを防止する必要から中抵
抗とせねばならないけれども、接触転写部材においては
中間転写体上には第1の画像担持体の如き画像部・非画
像部の電位コントラストが無いので抵抗が低抵抗であっ
ても二次転写画像の乱れが発生しない。
【0037】中間転写体の硬度を40度(JIS A)以下と
し、接触転写部材の硬度を中間転写体の硬度よりも大と
して両者の押圧部を中間転写体側に凹形状の転写ニツプ
領域とすることで、紙葉体はこのニップ形状に沿って搬
送されるので、紙葉体を紙葉体のコシを利用して静電吸
着力に抗して中間転写体から離れるように搬送すること
ができ、接触転写部材による静電吸着効果と相俟って中
間転写体へ巻付くことがない。
【0038】中間転写体への接触転写部材の押圧力が紙
葉体の先端部において大きく、紙葉体の後続部において
小さくなるようにする、つまり紙葉体の先端部に対応し
て接触転写部材の中間転写体への食込み量が大となるよ
うにして、紙葉体の後続部では食込み量が小となるよう
にすることで、紙葉体の先端部は容易に中間転写体から
剥離でき、後続部への押圧力が軽減されるので、紙葉体
が全体としてカールすることがない。
【0039】紙葉体の移動方向に見て接触転写部材の下
流側に絶縁体ホルダーに収納された除電針を配し、該ホ
ルダーに紙葉体を接触させて搬送することで、より安定
した紙葉体の搬送をすることができ、ホルダーと紙葉体
の接触による帯電に起因する画像の乱れを防ぐことがで
きる。
【0040】
【実施例】
〈第1実施例〉(図1・図2) 図1に本発明の第1実施例の画像形成装置の概略構成図
を示す。前述図11の装置と共通の構成部材・部分には
同一の符号を付して再度の説明を省略する。
【0041】感光ドラム1は芯金上に有機光半導体(O
PC)を塗布したものであり、矢印の時計方向にプロセ
ススピード(周速度)100mm/secで回転し、帯
電器2、本例は接触回転する帯電ローラにより一様に約
−600Vの表面電位に帯電される。
【0042】露光3は不図示の回転鏡により紙面とは垂
直方向に走査されるレーザ光をデジタル画像情報に応じ
てオン・オフすることで実行され、感光ドラム1上には
暗部電位約−600V、明部電位(光の当ったところ)
約−100Vの静電潜像が形成される。
【0043】現像器4は各々異なる4色マゼンタM・シ
アンC・イエローY・ブラックBのトナーを収納した4
器の色現像器41・42・43・44からなり、感光ド
ラム1に対して選択的に順次に現像作用する。各現像器
のトナーは非磁性1成分トナーであり、重量平均粒径5
〜15μm・面積平均重量0.5〜2mg/cm2 、固
有電荷量はマイナス極性で−10μC/gr〜−30μ
C/grとして、感光ドラム1の露光を受けた部分にト
ナーを付着させる反転現像により静電潜像を顕画化す
る。
【0044】感光ドラム1に対する各色成分トナー画像
の形成、それらの各色成分トナー画像を中間転写ローラ
5に対して順次に一次転写して中間転写ローラ5に4色
のトナー画像の重ね合わせによるフルカラー画像を合成
形成することは前述図11の装置と同じである。感光ド
ラム1上の転写残りトナーはクリーナ12により払拭さ
れ、感光ドラム1は引き続く画像形成に繰り返し使用さ
れる。
【0045】中間転写ローラ5は紙葉体10の搬送方向
長さより、やや大きな周長を有す有効長さL=250m
mのローラであり、アルミニウムより成る肉厚3mmの
パイプ状基体51の上に、NBRゴム中にカーボン・酸
化亜鉛・酸化スズ・導電性ウィスカ等の導電性付与剤を
分散させて体積抵抗率ρ1 を約109 Ω・cmに調整し
た、厚さt1 =5mm、硬度35度(JIS A)の弾性層5
2を形成して直径150mmφとしたもので、感光ドラ
ム1と同じプロセススピード100mm/secで矢印
の反時計方向に駆動されている。
【0046】感光ドラム1と中間転写体5は総圧500
gr重で押圧され、第1の転写ニップ領域N1は約2m
mの幅w1 を有する。つまり、第1の転写ニップ領域N
1においては中間転写ローラ5の抵抗R1 は以下の値を
有する。
【0047】R1 =ρ1 ×(t1 /L×w1 ) =108 [Ω] 第1の転写ニップ領域N1において必要な転写電流量は
約5μAであり、これは電源6より+500Vを芯金5
1に供給することで得られる。
【0048】転写ローラ7は、鉄パイプより成る直径2
0mmφの芯金71上に、EPDM発泡体中にカーボン
・酸化亜鉛・酸化スズ・導電性ウィスカ等の導電性付与
剤を分散させて体積抵抗率ρ2 を約106 Ω・cmに調
整した、厚さt2 =5mm、アスカーC硬度30度の弾
性層72を形成して直径30mmφとしたもので、中間
転写ローラ5と同じプロセススピード100mm/se
cで矢印の時計方向に駆動される。
【0049】中間転写ローラ5と転写ローラ7は総圧8
00gr重で押圧され、第2の転写ニップ領域N2は約
3mmの幅w2 を有する。
【0050】つまり第2の転写ニップ領域N2における
中間転写ローラ5の抵抗R21及び転写ローラ7の抵抗R
22は以下の値となる。
【0051】R21=ρ1 ×(t1 /L×w1 ) =7×107 [Ω] R22=ρ2 ×(t2 /L×w2 ) =7×104 [Ω] 紙葉体10として用いられる普通紙は厚さt3 =100
μm、体積抵抗率ρ3は約1011Ω・cmであり、第2
の転写ニップ領域N2における紙葉体10の抵抗R3
以下のとおりである。
【0052】R3 =ρ3 ×(t3 /L×w2 ) =1×108 [Ω] 従って、第2の転写ニップ領域N2で必要な転写電流値
2 =5μAを得るには V=(R21 +R22 +R3 )×I2 =850[V] を転写ローラ7の芯金71に印加すれば良い。これは中
間転写ローラ5の芯金51が接地されている場合の値で
あり、上述したように芯金51が500Vにバイアスさ
れている場合には芯金71に500+850=1350
[V]を印加すれば良い。
【0053】中間転写ローラ5から紙葉体10へのフル
カラー画像の二次転写後の中間転写ローラ5上の転写残
りトナーはファーブラシクリーナ11により払拭され、
中間転写ローラ5は引き続く画像形成に繰り返し使用さ
れる。尚、ファーブラシクリーナ11及び転写ローラ7
は各々の作用時以外はシフト手段により中間転写ローラ
5と非接触に保たれ、中間転写ローラ5上のカラー顕像
を乱さないように為されている。
【0054】このように転写ローラ7の抵抗R22を中間
転写ローラ5の抵抗R21よりも小さくすることにより従
来例に比べて転写ローラ7への印加電圧が小さくできる
ので紙葉体10や転写ローラ7、中間転写ローラ5の局
所的ブレイクダウンが発生せず、高湿/低湿の環境下で
も良好な転写性能が得られる。
【0055】つまり中間転写ローラ5の抵抗R1 は感光
ドラム1上の暗部電位−600V・明部電位−100V
のコントラストに対しても略同じ電流値を流すことで反
転現像により得られた顕像の転写時画像乱れを防止する
必要から107 〜1010Ωの中抵抗とせねばならないけ
れども、転写ローラ7においては中間転写ローラ5上に
は感光ドラム1上の如き画像部・非画像部の電位コント
ラストが無いので抵抗R22が103 〜106 Ωの低抵抗
であっても画像乱れが発生しない。
【0056】尚、電源81は定電流特性として紙葉体1
0の抵抗R3 が異なっても一定の電流値を付与するよう
にするのが望ましい。
【0057】以上の実施例中の中間転写ローラ5の抵抗
率ρ1 と転写ローラ7の抵抗率ρ2を異なる値として転
写性能をテストした結果を表−1に示す。
【0058】
【表1】 表−1中、NG1 とは一次転写時に画像が乱れるもの
で、NG2 とは二次転写時に画像が乱れるものである。
Δとは通常の使用条件下ではOKだが、紙葉体10の抵
抗R3 が高抵抗である場合、つまり長期間低湿環境下に
放置された用紙や一旦熱定着器を通した用紙の裏面にカ
ラー画像を形成する両面カラープリントを行う場合に画
像の乱れが生じるものを言う。
【0059】二次転写時の画像乱れは従来例の説明にあ
るとおり、局所的ブレイクダウンによる転写不良及び中
間転写ローラ5への紙葉体10の巻付きによるもので表
−1中の「OK」又は「△」域では紙葉体10が巻き付
くことはなかった。
【0060】これらを総合して転写ローラ7の抵抗R22
が中間転写ローラ5の抵抗R21 よりも小さく、且つ中
間転写ローラ5の抵抗R21 が106 〜109 Ωの中抵
抗域にある場合に良好な転写性能を得ることができる。
【0061】尚、上記実施例で転写ローラ7の弾性層7
2は発泡体としたが、これをウレタンゴム・シリコンゴ
ム・フッ素ゴム等のソリッド状弾性層72として、表面
を凸凹の少ない均一面として、常時中間転写ローラ5に
当接させ、一次転写時には芯金71にトナーと同極性の
バイアス電圧を印加して中間転写ローラ5から転写ロー
ラ7上へのトナーの移転を阻止する構成としても良い。
【0062】図2には本実施例における第2の転写ニッ
プ領域N2での電荷配置モデル図を示す。図11・図1
2の従来例と異なり、転写ローラ7が紙葉体10により
近い電極となり、誘電分極した紙葉体10を転写ローラ
7側に引きつけることが判る。又紙葉体10の中間転写
ローラ5への巻付きを防ぐ為には紙葉体10への重力の
作用方向が転写ローラ7側に向かうように上方に中間転
写ローラ5、下方に転写ローラ7を配するのが好まし
い。
【0063】〈第2実施例〉(図3) 図3は本発明の第2実施例の画像形成装置の要部模型図
である。下記以外の装置構成・画像形成動作は第1実施
例と同様である。
【0064】中間転写ローラ5は第1実施例と同じく中
抵抗のローラである。転写ローラ7はアルミニウムのパ
イプを鏡面仕上げした直径30mmのローラであり、第
1実施例の転写ローラ7の如く表層部に導電性付与材を
分散した弾性層72を有さず、芯金71が直接に紙葉体
10の裏面に当接するように構成されている。この金属
ローラの抵抗値R22 は100 〜102 Ωであり、中抵
抗の中間転写ローラ5よりも低抵抗であって、更に抵抗
は一様であり、導電材の分散不均一によるブレイクダウ
ンも無く、良好な転写性能及び紙葉体10の中間転写ロ
ーラ5への巻付き防止効果を得ることができる。
【0065】更に、中間転写ローラ5の硬度JIS・A
35度に対して、転写ローラ7はアルミニウムより成っ
ており、ヤング率1.0×1011N・m-2の剛体であ
り、中間転写ローラ5のヤング率換算値1.6×104
N・m-2に比べて十分に硬く、転写ローラ7を総圧80
0gr重で中間転写ローラ5に押圧することで中間転写
ローラ5の表層52は図のように凹形状に変形して第2
の転写ニップ領域N2が形成されて、紙葉体10はこの
ニップ形状に沿って搬送されるので、転写ローラ7によ
る静電吸着効果と相俟って中間転写ローラ5へ巻付くこ
とがない。
【0066】紙葉体10の中間転写ローラ5への巻付き
を防ぐには転写ローラ7を中間転写ローラ5の最下点よ
り上流側にズラして配置し、紙葉体10を中間転写ロー
ラ5に沿わせて第2転写ニップに挿通するようにして紙
葉体10のコシを利用して第2の転写ニップ領域排出後
の紙葉体10の先端が中間転写ローラ5より遠ざかるよ
うにするのが好ましい。
【0067】〈第3実施例〉(図4) 図4に本発明の第3実施例の画像形成装置の概略構成を
示す。前述図1の装置と共通の構成部材・部分には同一
の符号を付して再度の説明を省略する。
【0068】13は感光ドラム1から中間転写ドラム5
へのトナー画像の一次転写に先立って感光ドラム1の表
面電位の暗部・明部の差を縮小させる前帯電器であり、
例えば明暗部の電位差500Vを200V以内に収束さ
せる。
【0069】このように感光ドラム1上の電位が均され
ると、一次転写時の転写電流の明・暗部差が小さくなる
ので、中間転写ローラ5の表層52の抵抗R21 を103
〜105 Ωとしても転写時の画像乱れは生じなくな
る。
【0070】前帯電器13はマイナスコロナ放電を用い
て明部電位を暗部電位に近づけるようにマイナス帯電さ
せるものや、ACコロナ放電により除電するもの等、適
宜構成することができる。
【0071】又前帯電器13に代えて露光を与えて明部
・暗部のコントラストを縮小することも任意に選定でき
る。
【0072】転写ローラ7はアルミニウム芯金71上
に、カーボンを分散して導電性を付与した厚さ50μm
のPFAチューブ72を接着して外径30mm、抵抗R
22=103 [Ω]としたものである。
【0073】PFAチューブ72は離形性に優れてお
り、表面にトナーが付着しても容易に剥離するので、仮
に紙葉体10の搬送不良により転写ローラ7がトナーで
汚れても電源81の極性をマイナスに切り換えることで
トナーを中間転写ローラ5上に戻し、クリーナ11に回
収することが可能になる等の利点がある。
【0074】本実施例においては一次転写時は極めて低
抵抗下で転写が行われるので電源6の出力電圧は100
V以下で十分であり、転写ローラ7の電源81は紙葉体
10の抵抗R3 に対して転写電流を与えることだけを考
慮すれば良く、約500V〜1000Vで足りる。
【0075】表−2は紙葉体10の巻付きに関して中間
転写ローラ5と転写ローラ7の抵抗率ρ及び抵抗Rを変
えて行ったテスト結果である。
【0076】
【表2】 △は通常環境下では問題ないが、低湿環境下に長期放置
された紙葉体10や両面プリント時に巻付きを生じるこ
とを示す。
【0077】このように転写ローラ7の抵抗R22 を中
間転写ローラ5の抵抗R21 よりも小さくすることによ
り安定した紙葉体10の搬送が可能となる。更に低抵抗
の中間転写ローラ5・転写ローラ7を用いることで、中
抵抗域で生じる環境による抵抗変動が生じなくなり、抵
抗値に応じた電源電圧制御(ATVC法等)は不要とな
る。又低抵抗ローラは中抵抗ローラに比べてより安定し
た生産が可能であり、より低コスト化が実現できるとい
うメリットもある。
【0078】〈第4実施例〉(図5) 図5は本発明の第4実施例の画像形成装置の要部模型図
である。下記以外の装置構成・画像形成動作は第1実施
例と同様である。
【0079】本実施例の特徴は、中間転写ローラ5を、
芯金51上にカーボン・酸化亜鉛・酸化スズ・導電性ウ
ィスカ等の導電性付与材を分散したEPDM・クロロプ
レン・ウレタン等の発泡体より成る3mm〜10mmの
厚肉弾性層52を形成し、最上層53にやはり導電性付
与材を分散したウレタン・PFA・PVdF等の5〜3
0μmの薄層の表層53を形成した、JIS・A硬度4
0度以下又はアスカーC硬度60度以下の低硬度ローラ
としたことである。
【0080】従来例に示した中間転写ローラ5のヤング
率5×107 N・m-2に比べて本実施例の中間転写ロー
ラ5のヤング率換算値は2.3×103 N・m-2以下で
あり、比較的高硬度の転写ローラ7、即ち、従来例に示
した如く芯金71上に導電性付与材を分散したウレタン
・シリコンゴム・フッ素ゴム等ソリッド状弾性体72を
形成した転写ローラとの組み合わせにより、第2の転写
ニップ領域N2の形状を中間転写ローラ5側に凹とで
き、紙葉体10を静電吸着力に抗して中間転写ローラ5
から離れるように搬送することができる。
【0081】表−3に中間転写ローラ5・転写ローラ7
の硬度を異ならせて紙葉体10の搬送性をテストした結
果を示す。因にこのテストでは中間転写ローラ5の抵抗
21を107 〜108 [Ω]、転写ローラ7の抵抗R22
を107 〜108 [Ω]として、転写電圧500〜1
500[V]で転写を実行した。
【0082】
【表3】 △は通常の坪量75〜135gr/m2 の紙葉体10は
OKであるが、坪量50〜64gr/m2 の薄手紙の紙
葉体10の巻付きを生じることがあることを示す。
【0083】このように中間転写ローラ5の硬度を40
度(JIS A)以下とし、転写ローラ7の硬度を中間転写ロ
ーラ5の硬度よりも大とすることで、第2の転写ニップ
領域N2の形状を中間転写ローラ5側に凹とでき、紙葉
体10のコシを利用して巻付きを防ぐことができる。
【0084】尚、中間転写ローラ5の硬度がJ40度(J
IS A)を越える領域では第2の転写ニップ領域N2の形
状を中間転写ローラ5側に凹とするには転写ローラ7の
押圧力を5000gr重以上とする必要があり、回転ト
ルクが大となり、円滑な搬送が困難な上に、トナーに働
く押圧力も大となり、良好な転写性能が得られない。
【0085】本実施例においても第2実施例で説明した
ように転写ローラ7を中間転写ローラ5の最下点よりも
上流にズラして配置すること、又紙葉体10を中間転写
ローラ5に沿わせて第2の転写ニップ領域N2に挿通す
ることは、各々紙葉体10の安定搬送を実現する効果が
認められた。
【0086】〈第5実施例〉(図6・図7) 図6は本発明の第5実施例の画像形成装置の要部模型図
である。下記以外の装置構成・画像形成動作は第1実施
例と同様である。
【0087】転写ローラ7は、第4実施例の如く、中間
転写ローラ5の硬度との組み合わせにより第2の転写ニ
ップ領域N2の形状が中間転写ローラ5側に凹となるよ
うにしたものであり、本実施例の特徴は紙葉体10の先
端部に対応して転写ローラ7の中間転写ローラ5への食
込み量が大となるようにして、紙葉体10の後続部では
食込み量が小となるようにしたことである。
【0088】転写ローラ7の食込み量は転写ローラ位置
決めレバー14の位置を切り換えることで制御される。
このようにすることで紙葉体10の先端部は容易に中間
転写ローラ5から剥離でき、後続部への押圧力が軽減さ
れるので、紙葉体10が全体としてカールすることがな
い。
【0089】図6の破線は後続部における紙葉体10と
転写ローラ7の位置関係を示すものである。更に先端部
においてはニップ幅が大きくなる分、転写電源81の出
力電圧を小さくしておき、後続部においてニップ幅が小
さくなるのに応じて出力電圧を大きくするように制御す
ることで、転写電流が紙葉体10の全域にわたり一定値
となるようにして、転写性能をより安定化することもで
きる。
【0090】図7にはこのときのニップ幅w2 と転写電
圧の経時変化の様子を示す。
【0091】〈第6実施例〉(図8〜図10) 図8は本発明の第6実施例の画像形成装置の要部模型図
である。下記以外の装置構成・画像形成動作は第1実施
例と同様である。
【0092】転写ローラ7は、第4実施例の如く、中間
転写ローラ5との組み合わせにより第2の転写ニップ領
域N2の形状が中間転写ローラ側に凹となるようにした
ものであり、本実施例の特徴は図9に示すような薄い板
金より成る除電針17をポリカーボネイト・アクリル・
ノリル等の絶縁性樹脂より成るホルダー16に収めた除
電器15を転写ローラ7よりも紙葉体搬送方向下流側に
配し、第2の転写ニップ領域N2への紙葉体10の挿入
方向及びニップの形状により方向付けられたニップより
排出された紙葉体10をホルダー16にて支承しつつ搬
送することで、より安定した紙葉体10の搬送を実現す
る点である。
【0093】プロセススピードが50mm/sec程度
の低速においては除電針17を接地することで紙葉体1
0は十分に除電されるが、100mm/secを上回る
中〜高速においては除電針17に不図示の電源より転写
電源81とは逆極性又は交流のバイアスを印加すること
で除電がより効果的に行え、ホルダー16と紙葉体10
の接触による帯電に起因するトナー像の乱れを防ぐこと
ができる。
【0094】紙葉体10の搬送性を安定的に行う為には
ホルダー16の開口は3〜7mmとし、上流側の壁高さ
を下流側の壁高さよりも高くして、開口部に紙葉体10
の先端が突入しないようにするのが良い。
【0095】又図10に示す如く開口部に回転可能なコ
ロ18を設けて紙葉体10の搬送抵抗を軽減するように
しても良い。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、中間転写体5の抵
抗値R21よりも接触転写部材7の抵抗値R22を小さくす
ることにより紙葉体10への画像の転写が良好に行え、
紙葉体10の中間転写体5への巻付きが防げる。
【0097】更に中間転写体5の硬度を40度(JIS A)
以下とし、接触転写部材7の硬度を中間転写体5よりも
大きくすることにより、紙葉体10の中間転写体5への
巻付きを防止し、安定した紙葉体10の搬送を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の画像形成装置の概略構成図
【図2】 第2の転写ニップ領域内での電荷分布モデル
【図3】 第2実施例の画像形成装置の要部模型図
【図4】 第3実施例の画像形成装置の概略構成図
【図5】 第4実施例の画像形成装置の要部模型図
【図6】 第5実施例の画像形成装置の要部模型図
【図7】 第2の転写ニップ領域のニップ幅と転写電圧
の経時変化グラフ
【図8】 第6実施例の画像形成装置の要部模型図
【図9】 除電針の平面図
【図10】 除電針ホルダーの変形例の側面図
【図11】 従来例装置の概略構成図
【図12】 第2の転写ニップ領域内での電荷分布モデ
ル図
【符号の説明】
1 感光ドラム(第1の画像担持体) 2 1次帯電器 3 露光 4 現像器 5 中間転写ローラ(第2の画像担持体) 6 中間転写ローラのバイアス電源 7 転写ローラ(接触転写部材) 81 転写ローラのバイアス電源 9 スイッチ 10 紙葉体(第3の画像担持体) 11 中間転写ローラのクリーナ 12 感光ドラムのクリーナ 13 転写前帯電器 14 転写ローラ位置決めレバー 15 除電器 16 ホルダー 17 除電針 18 コロ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀田 陽三 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 大釜 裕子 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 後藤 正弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 伊澤 悟 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の画像担持体に形成した可転写画像
    を第2の画像担持体としての中間転写体に一次転写さ
    せ、該中間転写体に第3の画像担持体としての紙葉体を
    接触転写部材で圧接させて紙葉体に二次転写させ画像形
    成物を得る画像形成装置において、中間転写体の抵抗値
    よりも接触転写部材の抵抗値を小さな値としたことを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 中間転写体の抵抗値が接触転写部材の抵
    抗値の10倍以上であることを特徴とする請求項1に記
    載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 第1の画像担持体に対する可転写画像の
    形成、その画像の中間転写体への一次転写の工程の繰返
    しにより中間転写体に複数色の現像剤よりなるカラー画
    像を形成した後、その画像を紙葉体に一括して二次転写
    させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 中間転写体及び接触転写部材がローラ体
    であることを特徴とする請求項1乃至同3の何れかに記
    載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 第1の画像担持体に形成した可転写画像
    を第2の画像担持体としての中間転写体に一次転写さ
    せ、該中間転写体に第3の画像担持体としての紙葉体を
    接触転写部材で圧接させて紙葉体に二次転写させ画像形
    成物を得る画像形成装置において、 中間転写体は芯金上に少なくとも弾性体を形成したもの
    であり、その硬度を40度(JIS A)以下とし、接触転写
    部材の硬度を中間転写体の硬度よりも大きな値とし、該
    接触転写部材を中間転写体に押圧して中間転写体側に凹
    形状の転写ニップ部を形成することを特徴とする画像形
    成装置。
  6. 【請求項6】 中間転写体への接触転写部材の押圧力が
    紙葉体の先端部において大きく、紙葉体の後続部におい
    て小さくなるようにしたことを特徴とする請求項5に記
    載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 紙葉体の移動方向に見て接触転写部材の
    下流側に絶縁体ホルダーに収納された除電針を配し、該
    ホルダーに紙葉体を接触させて搬送することを特徴とす
    る請求項5に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 第1の画像担持体に対する可転写画像の
    形成、その画像の中間転写体への一次転写の工程の繰返
    しにより中間転写体に複数色の現像剤よりなるカラー画
    像を形成した後、その画像を紙葉体に一括して二次転写
    させることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装
    置。
  9. 【請求項9】 中間転写体及び接触転写部材がローラ体
    であることを特徴とする請求項5乃至同8の何れかに記
    載の画像形成装置。
JP32140493A 1993-11-26 1993-11-26 画像形成装置 Expired - Fee Related JP3201112B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32140493A JP3201112B2 (ja) 1993-11-26 1993-11-26 画像形成装置
US08/346,921 US5732314A (en) 1993-11-26 1994-11-23 Image forming apparatus comprising image bearing member, intermediate image transfer member and secondary image transfer member for facilitating transfer of developed image from intermediate image transfer member to transfer material

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32140493A JP3201112B2 (ja) 1993-11-26 1993-11-26 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07152263A true JPH07152263A (ja) 1995-06-16
JP3201112B2 JP3201112B2 (ja) 2001-08-20

Family

ID=18132176

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32140493A Expired - Fee Related JP3201112B2 (ja) 1993-11-26 1993-11-26 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3201112B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003084474A (ja) * 2001-06-27 2003-03-19 Ricoh Co Ltd 電子写真感光体及びその製造方法、並びに該電子写真感光体を用いた画像形成方法、画像形成装置、及び画像形成用プロセスカートリッジ
EP1376259A1 (en) * 2002-06-20 2004-01-02 Konica Corporation Image forming apparatus
JP2008122570A (ja) * 2006-11-10 2008-05-29 Canon Inc 画像形成装置
JP2012128229A (ja) * 2010-12-16 2012-07-05 Canon Inc 画像形成装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003084474A (ja) * 2001-06-27 2003-03-19 Ricoh Co Ltd 電子写真感光体及びその製造方法、並びに該電子写真感光体を用いた画像形成方法、画像形成装置、及び画像形成用プロセスカートリッジ
EP1376259A1 (en) * 2002-06-20 2004-01-02 Konica Corporation Image forming apparatus
JP2008122570A (ja) * 2006-11-10 2008-05-29 Canon Inc 画像形成装置
JP2012128229A (ja) * 2010-12-16 2012-07-05 Canon Inc 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3201112B2 (ja) 2001-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6075965A (en) Method and apparatus using an endless web for facilitating transfer of a marking particle image from an intermediate image transfer member to a receiver member
JP3516551B2 (ja) 静電画像形成装置
JP3470472B2 (ja) 転写装置
JP3592488B2 (ja) 画像形成装置
JP4208286B2 (ja) 画像形成装置
JP3201112B2 (ja) 画像形成装置
JP3271811B2 (ja) 画像形成装置
JP3198973B2 (ja) 画像形成装置
JP2002072592A (ja) 画像形成装置
JP5311767B2 (ja) 画像形成装置
JPH1165332A (ja) 画像形成装置
JPH07334018A (ja) 画像形成装置の制御方法
JP3377930B2 (ja) 画像形成装置
JP2795048B2 (ja) 電子写真記録装置
JPH08248779A (ja) 画像形成方法
JP3552469B2 (ja) 画像形成装置
JP3486520B2 (ja) 画像形成装置
JP3767661B2 (ja) 画像形成装置のシート剥離装置
JPH10282804A (ja) 画像形成装置
JP2001324884A (ja) 画像形成装置
JPH08202172A (ja) 中間転写体を用いたカラー画像形成装置
JP2000075685A (ja) 画像形成装置
JP2004117884A (ja) 画像形成装置
JPH08160779A (ja) 画像形成装置
JPH07134464A (ja) 多色画像形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees