JP4208286B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、像担持体上のトナー像を中間転写体に転写し、さらに中間転写体上のトナー像を転写材に転写する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
像担持体としてのドラム型の電子写真感光体(以下、感光体という)上に形成したトナー画像を一旦中間転写体上に1次転写させ、該中間転写体に転写されたトナー画像を転写材へ2次転写して画像形成を行う画像形成装置は、カラー画像情報や多色画像情報の複数の成分色画像を順次積層転写してカラー画像や多色画像を合成再現した画像形成物を出力するカラー画像形成装置や多色画像形成装置として有用であり、各成分色画像の重ね合わせズレ(色ズレ)の少ない画像を得ることができる。
【0003】
上記した中間転写体を備えた画像形成装置では、中間転写体から紙などの転写材への2次転写後に中間転写体上に転写残トナーが存在し、この転写残トナーの除去が技術的課題の一つとなっている。
【0004】
このため、このような技術的課題を解決するために、従来、中間転写体に当接するトナー帯電手段として帯電ローラを配設して、転写残トナーを感光体上の電位とは逆極性に帯電させるバイアス電圧を前記帯電ローラに印加し、次工程の1次転写時、感光体から中間転写体にトナーが転写されると同時に、中間転写体上の転写残トナーを感光体に戻す、といういわゆる1次転写同時クリーニングを実現している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した従来の中間転写体を備えた画像形成装置における1次転写同時クリーニングは、互いに極性の異なるトナーが、感光体と中間転写体間の1次転写ニップ部で同時に入れ替わることによって実現されている。また、中間転写体から転写材にトナー画像を転写する2次転写において、ほとんどのトナーが転写材に転写されるが、転写しきれない残留トナーは中間転写体上に残留してしまう。
【0006】
このため、同一画像を連続的に画像形成(プリント)する場合、中間転写体上には常に同じ場所にトナー画像が形成されるので、感光体に戻ろうとする中間転写体上の残留トナーが、感光体から中間転写体に転写されてくるトナーに阻まれて、逆極性に強く帯電された状態で中間転写体上に徐々に蓄積されてしまう。
【0007】
その結果、上記したような同一画像の連続した転写の後にそれまでとは異なる画像が転写される場合、蓄積された残留トナーは中間転写体に転写されようとするトナーを吸着して感光体に転移し、次プリント画像にゴースト画像(ネガティブゴースト)として現れてしまうという問題点があった。特に、その傾向は、単色(例えば黒)の連続プリント時に発生しやすい。
【0008】
本発明の目的は、中間転写体上の残留トナーの像担持体への転写不良を防止すると共に、像担持体から中間転写体へのトナー像の転写不良を防止することができる画像形成装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、上記目的は達成される。本発明は、トナー像を担持する移動可能な像担持体と、前記像担持体上のトナー像が第1の転写位置で静電的に転写される移動可能な中間転写体と、前記中間転写体上のトナー像が第2の転写位置で静電的に転写材に転写終了後、前記中間転写体上に残留する残留トナーを前記像担持体上の正規のトナーの帯電極性と逆極性に帯電する帯電手段と、を有し、前記第1の転写位置において、前記帯電手段により帯電された前記残留トナーが前記像担持体へ転写されるのと同時に前記像担持体上の次のトナー像が前記中間転写体に転写される電界が形成される画像形成装置において、前記中間転写体から複数の転写材へトナー像を連続して転写する場合、前記中間転写体上の前記第1のトナー像の先端が転写材に転写された後、前記第2のトナー像が前記像担持体から前記中間転写体に転写される前に、前記像担持体に対する前記中間転写体の相対位置を前記中間転写体の移動方向と実質的に直交する方向に異なるように制御する制御手段を備えることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。
【0011】
(第1の参考例)
図1は、本参考例に係る画像形成装置(本実施の形態ではカラー画像形成可能なレーザビームプリンター)を示す概略構成図である。
【0012】
この画像形成装置は、像担持体である感光体1、帯電ローラ2、露光装置3、現像装置4、転写装置5、定着装置6などを備えている。
【0013】
感光体1は、本参考例では負帯電の有機感光体でアルミニウム製のドラム基体(不図示)上に光導電層を有しており、所定のプロセススピードで矢印a方向に回転駆動される。
【0014】
帯電ローラ2は、感光体1表面に対して所定の押圧力で圧接され、感光体1の回転駆動に伴い従動回転し、電源(不図示)から帯電ローラ2に対して所定のバイアス電圧(例えば、直流電圧に交流電圧を重畳した電圧)を印加して、感光体1を所定の極性、電位に帯電処理する。
【0015】
現像装置4は、Y(イエロー)現像器4a,M(マゼンタ)現像器4b,C(シアン)現像器4c,BK(ブラック)現像器4dを備えており、回転駆動装置(不図示)によって矢印b方向に回転し、各Y現像器4a,M現像器4b,C現像器4c,BK現像器4dが現像過程で感光体1と対向するように配設されている。
【0016】
転写装置5は1次転写を行うローラ状の多層構成の中間転写体7と2次転写を行う転写ベルト8とを有しており、中間転写体7は、感光体1表面に当接し、さらに転写ベルト8表面に当接しており、矢印c方向に感光体1と同じ周速度で回転駆動されれる。中間転写体7には1次転写バイアス電源9が接続されており、中間転写体7に所定の1次転写バイアス(直流電圧)を印加する。
【0017】
転写ベルト8は、転写ローラ(バイアスローラ)10aとテンシションローラ10bによって伸張懸架された無端状のベルトであり、転写ローラ10aの回転駆動によってベルト上面が矢印d方向に移動する。転写ベルト8は駆動手段(不図示)により、中間転写体7に対して当接離間自在に設置されている。また、転写ローラ10aには2次転写バイアス電源11が接続されており、転写ローラ10aに所定の2次転写バイアス(直流電圧)を印加する。また、テンシションローラ10bにも転写ローラ10aと同じバイアス電圧が印加されている。
【0018】
中間転写体7の外周面には、ローラ状の多層構成の中間転写体クリーニングローラ12が当接離間自在に設置されており、中間転写体クリーニングローラ12には、クリーニングバイアス電源13から所定のバイアス電圧が印加される。
【0019】
また、露光装置(レーザースキャナ装置)3には、画像情報に基づいたレーザ光による感光体1への画像露光Lを画像イメージ毎にずらす(変化させる)ように制御する制御装置(CPU)14が接続されている(詳細は後述する)。
【0020】
次に、上記した画像形成装置の画像形成動作について説明する。
【0021】
画像形成時には、感光体1表面は駆動手段(不図示)により所定のプロセススピードで矢印a方向に回転駆動され、所定の帯電バイアス(本参考例では、直流電圧に交流電圧を重畳した電圧)が印加された帯電ローラ2により所定の極性、電位に均一に帯電される。
【0022】
そして、帯電された感光体1上に露光装置3によりレーザ光による画像露光Lが与えられて、目的のカラー画像の第1の色成分像(例えば、イエロー成分像)に対応した静電潜像が形成される。次いで、その静電潜像がY(イエロー)現像器4aにより第1色であるイエロートナーにより現像される。
【0023】
感光体1上に形成担時された前記第1色のイエロートナー画像は、感光体1と中間転写体7との間の第1の転写位置としての1次転写ニップ部を通過する過程で、この1次転写ニップ部での圧力と1次転写バイアス電源9より中間転写体7に印加される1次転写バイアスにより形成される電界とによって、中間転写体7の外周面に1次転写されていく。以下、同様にしてM(マゼンタ)現像器4b,C(シアン)現像器4c,BK(ブラック)現像器4dにより感光体1上にそれぞれ形成担時された第2色のマゼンタトナー画像、第3色のシアンナー画像、第4色のブラックトナー画像が順次中間転写体7上に重畳転写され、目的のカラー画像に対応した合成カラートナー画像が形成される。この工程を1次転写という。
【0024】
この際、感光体1から中間転写体7への第1〜第4色のトナー画像の順次重畳転写のための1次転写バイアス電源9から印加される1次転写バイアスは、トナーと逆極性(正極性)である。なお、感光体1から中間転写体7への第1〜第4色のトナー画像の順次重畳転写工程において、転写ベルト8及び中間転写体クリーニングローラ12は中間転写体7から離間している。
【0025】
そして、給紙カセット(不図示)から紙などの転写材Pがレジストローラ15a,15b、転写前ガイド16を通して中間転写体7と転写ベルト8との間の第2の転写位置としての第2の転写ニップ部(転写ローラ10a近傍)に給送される。この際、2次転写バイアス電源11より転写ローラ10aへ2次転写バイアス(直流電圧)が印加され、中間転写体7から転写材P上に合成カラートナー画像が転写される。この工程を2次転写という。
【0026】
そして、合成カラートナー画像が転写された転写材Pは、転写ベルト8によっって定着装置6に搬送され、定着装置6による加熱・加圧より合成カラートナー画像が転写材P上に定着される。
【0027】
また、中間転写体7上に2次転写されずに残った残留トナーとしての2次転写残トナーは、クリーニングバイアス電源13から所定の帯電バイアス(本参考例では、直流電圧に交流電圧を重畳した電圧)が印加された帯電手段としての中間転写体クリーニングローラ12によって本来(感光体上の正規のトナーの帯電極性:マイナス)とは逆極性の正極性に転換されて感光体1に静電的に吸着し、中間転写体7上は清掃化される。感光体1上に吸着した2次転写残トナーはその後、クリーニング装置17によって回収される。
【0028】
また、一次転写バイアス電源9により所定のバイアス(正極性)を中間転写体7に印加することで、感光体1から中間転写体7への1次転写と同時に中間転写体7上の2次転写残トナーを、感光体1に転写して戻すことができる。このように1次転写同時クリーニングを行うことで連続して画像を複数の転写材に形成する場合、画像形成のスループットを高めることができる。
【0029】
以下、そのメカニズムについて説明する。2次転写残トナーは、中間転写体7から転写ベルト8によってトナーが転写材Pに転写される際に、トナーとは逆極性の電界を受けて、正規の帯電極性(本参考例では負極性)とは逆極性(正極性)に帯電されて中間転写体7上に残留しているトナーが多い。しかしながら、全てのトナーが正極性に反転しているわけではなく、部分的には中和され電荷を持たないトナーや、負極性を維持しているトナーも存在しているが、これらを中間転写体クリーニングローラ12によって逆極性に反転させることができるので、2次転写残トナーの全てを感光体1に戻すことが可能となる。
【0030】
中間転写体7上で逆帯電されたトナーと1次転写される正規帯電トナーは、感光体1と中間転写体7との間の1次転写ニップ部で、逆帯電されたトナーは感光体1へ、正規帯電しているトナーは中間転写体7へそれぞれ転写する。即ち、1次転写バイアスを低くすることによって、1次転写ニップ部での感光体1と中間転写体7との間にかかる電界を弱くし、1次転写ニップ部での放電によってトナーが帯電することを抑えることによって、正負双方に帯電したトナーは、それぞれ独立した挙動をとるためである。
【0031】
次に、中間転写体クリーニングローラ12の構成について詳細に説明する。
【0032】
中間転写体クリーニングローラ12は図2に示すように、円筒状の芯金12a上にローラ形状の弾性層12bを有し、さらにその上に被覆層12cを有している。
【0033】
芯金12aにはステンレス等の金属を使用し、弾性層12bは、体積抵抗率で106 〜1011Ωcm(1KV印加時)のゴムやスポンジで構成されている。被覆層12cの材質は、感光体1上を帯電する帯電ローラ2と同様、中間転写体12のクリーニングを実現する上で重要な要素となる。このため、抵抗制御と表面の微視的な抵抗ムラを抑えるために2層構成として機能分離し、弾性層12bで大まかな抵抗値に制御して、被覆層12cで微調整している。
【0034】
被覆層12cの抵抗は、中間転写体7と接して放電するために十分な表面抵抗を有している必要があり、その値としては106 〜1011Ω/□(1KV印加時)が有効である。
【0035】
この表面抵抗の測定には、100×100mmの導電性シートに、同様な条件で前記同様の被覆層を塗布したサンプルを作り、Advantest社製の商品名:R8340及びR12704を用い、印加電圧:1KV、discharge:5sec、charge:30sec、measure:30secの条件で測定した。
【0036】
本実施の形態では、外径12mmの円筒状のステンレス製芯金12a上に、厚さ3mmのウレタンスポンジの体積抵抗率が107 Ωcm(1KV印加時)の弾性層12bを有し、さらにその上に膜厚200μmの表面抵抗値が1014Ω/□(1KV印加時)の被覆層12cを有しており、中間転写体クリーニングローラ12の外径は約18mmである。
【0037】
中間転写体クリーニングローラ12の実使用抵抗の値は、図3に示す測定装置で測定した。ここで言う実使用抵抗とは、弾性層12b、被覆層12cを含め、中間転写体クリーニングローラ12としての抵抗のことである。
【0038】
この測定装置は、中間転写体クリーニングローラ12に当接するアルミシリンダ21、高圧電源22、標準抵抗23を備えている。
【0039】
中間転写体クリーニングローラ12の抵抗値測定時には、駆動手段(不図示)によってアルミシリンダ21を回転させ、当接する中間転写体クリーニングローラ12を従動させる。このときの当接圧は、実際の画像形成時の使用状態と同様に1kgf程度とする。そして、高圧電源22から直流定電圧を中間転写体クリーニングローラ12の芯金12aに印加することにより、弾性層12b、被覆層12cを通過して流れる電流はアルミシリンダ21に流入し、標準抵抗23(1KV)を介して接地される。
【0040】
そして、標準抵抗23の両端の電圧をVr(V)とすると、中間転写体クリーニングローラ12の抵抗値Rcは、次式によって与えられる。
【0041】
Rc(Ω)=106 /Vr(V)
この式によって得られた中間転写体クリーニングローラ12の実使用抵抗値は、2×109 Ωであった。
【0042】
また、中間転写体クリーニングローラ12に望まれる実使用抵抗値は、上記測定方法で5×106 〜5×109 Ωの範囲で使用可能であり、被覆層12cの厚みは100〜300μmで効果があることを確認した。
【0043】
次に、中間転写体7の構成について詳細に説明する。
【0044】
中間転写体7は図4に示すように、シームレスであり、円筒状の導電性支持体7a上にローラ形状の弾性層7bを有し、さらにその上に被覆層7cを有している。
【0045】
支持体7aには厚さ3mmのアルミニウム等の金属を使用し、弾性層7bは、抵抗値のみを重視しアクリロニトリルーブタジエンゴム(NBR)に導電材としてケッチェンブラックを分散して体積抵抗率を制御したものを用いた。弾性層7bの厚みは、転写ニップの形成、回転による色ズレ、材料コスト等を考慮して0.5〜7mm程度が望ましく、本参考例では5mmとした。
【0046】
また、表層7cの膜厚は、下層の弾性層7bの柔軟性を感光体1表面に伝えるために、5〜20μm程度が望ましく、本参考例では15μmとした。中間転写体7の外径は、本参考例では180mmとした。
【0047】
中間転写体7の表層7cは、2次転写残トナーのクリーニング性に大きく影響するために重要である。表層7cには、ウレタン樹脂をバインダーに、抵抗制御の導電材としてほう酸アルミニウムウィスカー、トナー離型性向上を目的としてPTFEパウダーを分散したものを用いた。
【0048】
弾性層7bの体積抵抗率の測定には、前記同様の弾性層7bを所定の厚みで100×100mmのシート状に切り出し、Advantest社製の商品名:R8340及びR12704を用い、印加電圧:1KV、discharge:5sec、charge:30sec、measure:30secの条件で測定した。
【0049】
次に、転写ベルト8の構成について詳細に説明する。
【0050】
転写ベルト8を支持している転写ローラ(バイアスローラ)10aとテンシションローラ10bは、同じ材質で形成しても、他の材質で構成してもよく、本参考例では、外径20mm硬度がJISAで60度、体積抵抗率5×104Ωcm(100V印加時)のEPDMを用いた。
【0051】
転写ベルト8は、表層がフッ素樹脂、基層がウレタンエラストマの厚さ0.3mmの2層構造で、体積抵抗率1011Ωcm、表面抵抗1012〜1013Ω/□に制御されている。
【0052】
上記構成の画像形成装置の中間転写体クリーニングローラ12による2次転写残トナークリーニング時のネガゴースト発生を評価した。この評価は以下のようにして行った。
【0053】
(評価方法)
同一パターンの黒トナー単色画像を転写材に連続してプリントした後に、ベタ黒画像を1枚転写材にプリントする。そして、同一パターンを何枚通紙するとプリント画像にゴースト画像(ネガゴースト)が発生するかを確認した。
【0054】
このときの図1に示した画像形成装置における画像形成条件は、以下の通りである。
【0055】
中間転写体クリーニングローラ12の中間転写体7に対する当接圧:1kgf次に、画像形成による中間転写体7でのネガゴースト発生のメカニズムを、図5を参照して説明する。
【0056】
2次転写工程終了後の中間転写体7上に存在するトナーT1は2次転写できなかった2次転写残トナーで、正負あるいは部分的にはほとんど電荷を持たないトナーが存在している。中間転写体クリーニングローラ12にはAC+DCバイアスを印加し、これらのトナーを全て正規のトナー極性とは逆極性(正極性)に帯電している。
【0057】
その結果、中間転写体クリーニングローラ12を通過したトナーT2は、そのほとんどが正極性に帯電している。この正極性に帯電したトナーT2が感光体1との1次転写ニップ部を通過する際に、感光体1から1次転写されてくる正規極性(負極性)トナーT3と入れ替わる。すなわち、中間転写体7上の逆帯電されたトナーT2は感光体1へ、感光体1上の正規帯電トナーT3は中間転写体7上へそれぞれ転写する。
【0058】
これは、中間転写体7上の電位が+100V、感光体1上の電位が−550V(暗部電位)、−150V(明部電位)であるため、それぞれのトナーT1、T2、T3は電界により上記の挙動をとる。
【0059】
ここで、中間転写体7上の逆帯電されたトナーT2のトナートリボが高くなってしまうと、感光体1に転移するトナーT4が1次転写されるトナーT3を吸着してしまう。
【0060】
その結果、中間転写体7上に転写されるトナーが部分的に抜ける。この抜けるパターンが前の画像のパターンと同様なのでネガゴーストと称する。そして、中間転写体7上の逆帯電されたトナーT2のトナートリボが高くなりすぎないように、中間転写体クリーニングローラ12に印加するバイアス電圧を適正に制御して、ネガゴーストの発生を防止するようにしている。
【0061】
しかしながら、同一パターンが中間転写体7上の同じ位置に重ねて転写されると、中間転写体7から感光体1に戻ろうとするトナーが、感光体1から中間転写体7に1次転写されようとするトナーに抑え込まれ、図6に示すように、感光体1に転移できずに中間転写体7上に蓄積されてしまう。
【0062】
中間転写体クリーニングローラ12によって逆帯電されたトナーT2は、感光体1との1次転写ニップ部で中間転写体7上に転移しようとするが、1次転写されるトナーが多い場合、具体的には単位面積当たりのトナー量(M/A(mg/cm2 ))が多い場合、1次転写されようとするトナーの電界に打ち勝てず、中間転写体7に留まってしまう。
【0063】
本発明者らの検討では、上記M/Aが大きくなるのは、現像工程でのエッジ効果により掃き寄せ生じるためであることが分かった。この掃き寄せが多くなるのはベタパターンではなく、ライン画像等の細線である。
【0064】
図7は、ライン幅とM/Aの関係を示した図であり、600dpiの縦線、横線のドットを変えたときのM/Aで、磁性1成分ジャンピング現像と非磁性1成分ジャンピング現像の場合を示している。
【0065】
この図に示すように、トナーのM/Aはトナー及び現像手段にも依存するが、磁性1成分ジャンピング現像法では、600dpiの解像度において5ドットライン付近、非磁性1成分ジャンピング現像では、縦線では10ドットライン付近、横線では20ドットライン付近にピークがある。その値は磁性1成分ジャンピング現像法ではベタパターンのM/Aのほぼ1.4〜1.5倍、非磁性1成分ジャンピング現像法ではベタパターンのM/Aのほぼ1.2〜1.3倍である。
【0066】
従って、非磁性トナーのジャンピング現像法よりも磁性トナーのジャンピング現像法の掃き寄せの影響が大きく、本参考例の場合ではBkトナーが磁性トナーであるため、Bk単色連続プリントの場合が最もネガゴーストが発生しやすく、さらには同一パターンの連続プリントにおいて、中間転写体7のクリーニング条件が最も厳しいのは、5ドット前後で形成された文字、ライン画像である。
【0067】
上記した評価方法で、従来の中間転写体7のクリーニング性を確認した。このときのパターンは、1〜100ドットの4本一組の縦線(中間転写体の移動方向と平行な線)、横線(中間転写体の移動方向と垂直な線)及びハーフトーン、ベタパターン等である。上記パターンを3枚通紙後、4枚目のベタパターンに、前プリントのネガゴーストが生じた。特に、5ドットライン前後の太さの文字ラインが明確に白く抜けた画像が観察された。
【0068】
このため、本発明の第1の参考例ではネガゴーストが発生しないように、画像イメージ毎に露光装置3から感光体1に照射するレーザ光による画像露光Lの信号を周期的に変化させ、感光体1上に露光する際に、書き出し位置を画像イメージ毎にずらすように制御手段としての制御装置(CPU)14でプリントコントローラ(不図示)を制御するというものである。このずらし量は任意に設定可能である。
【0069】
中間転写体7は、シームレスであるため、連続する黒色単色トナー像を副走査方向に所定量ずらして中間転写体7上に形成することができるが、重なり合う部分では、上記縦線のトナー像による前プリントのネガゴーストが発生した。この場合は、中間転写体7上に形成される黒色単色トナー像を露光装置3を用いて前のトナー像に対して主走査方向に所定量ずらすように制御装置14でプリントコントローラを制御する。
【0070】
次に、プリントコントローラ(不図示)に対して出力する垂直同期信号を、トナー濃度制御用のパッチが形成される中間転写体7上の非画像領域をさけるために中間転写体7上の絶対的な基準となる書き出し位置信号に対して変化させることにより調整する場合を説明する。
【0071】
図8は、本参考例における画像の書き出し位置のずらし方を示した図であり、レーザ光の書き出し位置は4つの状態を持っている。即ち、本参考例では、1枚目は基点a(−3、−3)から書き出し、2枚目はレーザ光の主走査方向に6ドットずらしてb点(3、−3)を書き出し位置にしている。3枚目で今度は副走査方向に6ドットずらしてc点(3、3)から書き出し始め、4枚目はレーザ光の主走査方向に6ドットずらしてd点(−3、3)を書き出し位置にし、5枚目は副走査方向に6ドットずらしてa点(−3、−3)に戻るように設定している。
【0072】
ずらし量を6ドットとしたのは、プリント本体(不図示)の持つ絶対的なレーザ書き出し位置(基準位置)p(0、0)に対して前後左右3ドットずつ振り分け、先端及び左端レジストレーションの頁間ばらつきを抑えるためと、トナーのM/Aが最も大きくなる5ドット付近を選択したためである。このずらし量は、プリントコントローラ(不図示)のメモリ容量が許す範囲で任意に設定可能である。
【0073】
2次転写時、転写材の中間転写体7に対する相対位置は、ずらしていない。
【0074】
本実施の形態の画像形成装置は600dpiであるため、6ドットずらすことによる紙端部とのレジストレーション(左端レジ)は約0.254mmずつ変動することになるが、ほとんど誤差範囲に入る数値である。
【0075】
そして、図8に示したように、画像の書き出し位置をずらすようにした本参考例の画像形成装置において、上記した評価を行ったところ、同一パターンを499枚通紙しても最後のベタパターンにネガゴーストの発生は確認されなかった。
【0076】
また、3枚以上同じ位置にM/Aの高いトナーがくるような場合に、ネガゴーストが発生しやすいことが分かっているので、本実施の形態においてはM/Aの高いラインパターンが連続で2枚中間転写体7上に来るだけなので、ネガゴーストの発生が抑制される。
【0077】
また、上記した黒単色の連続プリントでけでなく、フルカラーの連続プリント時においても同様にネガゴーストの発生を抑えることができるのはいうまでもない。このとき、前貢と次貢の同じ色のトナー像どうしを、互いにずれる(主走査方向もしくは副走査方向)ように制御する。
【0078】
このように、本参考例では、画像イメージ毎に露光装置3から感光体1に照射するレーザ光による画像露光Lの信号を周期的に変化させ、感光体1上に露光する際に、書き出し位置を画像イメージ毎にずらすようにすることにより、転写材Pに対して貢毎にズレが目立つことなく、プリント画像にネガゴーストが発生するのを防止することができる。
【0079】
(第2の参考例)
第1の参考例では、画像イメージのレーザ光による書き出し位置を前後左右にずらす4つの状態を持っていたが、本参考例では、画像イメージのレーザ光による書き出し位置を主走査、副走査同時にずらす2つの状態しか持たないように構成されている。他の構成は第1の参考例と同様である。
【0080】
本参考例では、図9に示すように、1枚目は基点a(−3、−3)から書き出し、2枚目はレーザ光の主走査、副走査同時に6ドットずらしてb点(3、3)を書き出し位置にしている。3枚目は再びレーザ光の主走査、副走査同時に6ドットずらしてa点(−3、−3)に戻るように設定している。
【0081】
そして、本実施の形態の画像形成装置においても、上記した評価を行ったところ、同一パターンを499枚通紙しても最後のベタパターンにネガゴーストの発生は確認されなかった。
【0082】
このように、本実施の形態では、画像書き出し位置を主走査、副走査同時にずらすようにしたことによって、M/Aの高いライン画像が中間転写体7上で重なることがなくなるので、ネガゴーストの発生を抑えることができる。
【0083】
また、中間転写体7上の絶対的な基準となる書き出し位置信号に対して変化させることにより垂直同期信号を調整せずに、中間転写体7がシームレスであるという利点を用いて、貢毎にトナー像を副走査方向にずらしている場合は、前述のように貢毎にトナー像を主走査方向にずらせば、ネガゴーストの発生を完全に抑えることができる。
【0084】
また、書き出し位置を主走査、副走査同時にずらす2つの状態しか持たないので、プリントコントローラ(不図示)のメモリの使用量を抑えることができる。
【0085】
(第3の参考例)
次に、中間転写体7は周上に2つのイメージを保持することができるので、この場合の制御について説明する。本参考例では、中間転写体7上の画像書き出し位置をレーザ光の副走査方向にずらすのと同期して、転写材Pの給紙タイミングも同時に同時間だけずらすように構成されている。他の構成は第1の参考例と同様である。
【0086】
中間転写体7上に形成される画像は、書き出し位置制御信号(HP)によって制御され、給紙タイミングはHPと所定の間隔を持って出される給紙制御信号(RS)によって制御される。通常、HP及びRSの周期は中間転写体7の1周の周期と同じで、中間転写体7上の画像書き出し位置は固定となる。
【0087】
そこで、本参考例では、HPとRSの時間間隔は固定のまま、HP/RS周期を中間転写体7の1周の周期に対してずらし、中間転写体7上の画像書き出し位置を、画像イメージ毎にレーザ光の主走査方向、副走査方向に微小にずらし、中間転写体7上の画像パターンに次プリントパターンが重ならないようにするものである。
【0088】
図10は、そのずらし状態を示した図であり、中間転写体7は周上にA4/LTRサイズの画像を2イメージ保持できるので、1枚目及び2枚目の画像書き出し位置制御信号(HP)と給紙制御信号(RS)をそれぞれRS1/HP1、RS2/HP2だけ有している。
【0089】
通常は、図中RS1から次のRS1までが中間転写体7の1周周期である。また、RS1からHP1までの時間t0、HP1からRS2までの時間t1は装置の構成で決まる時間であり、HP1からRS2までの時間t1は2枚同時プリント時の紙間となる。
【0090】
本参考例では、HP2からRS1までの時間が通常はt2で、RS1から次のRS1までの時間が中間転写体7の1周の時間に等しいのに対し、このt2を任意の時間tsだけ短くしt3(=t2−ts)として、RS1から次のRS1までの時間が中間転写体7の1周の時間よりも短くなるように制御装置(CPU)14で制御した。
【0091】
その結果、副走査方向の画像書き出し位置は頁毎に、プロセススピード×ts(mm)だけずれることになり、中間転写体7上の画像の重なりは回避できる。また、書き出し位置の変化量は、中間転写体7の外径、プロセススピード及び搬送可能な紙間等で決まる値であり、本参考例では、書き出し位置は0.5〜40mmまで変化可能である。
【0092】
そして、書き出し位置を主走査方向、副走査方向にずらすように制御装置(CPU)14でプリントコントローラ(不図示)を制御して、上記した評価を行ったところ、同一パターンを499枚通紙しても最後のベタパターンにネガゴーストの発生は確認されなかった。
【0093】
このように、本実施の形態では、中間転写体7上の画像書き出し位置をレーザ光の副走査方向にずらすのと同期して、転写材Pの給紙タイミングも同時に同時間だけずらすようにしたことによって、中間転写体7上の画像パターンに次プリントパターンが重なることがなくなるので、ネガゴーストの発生を抑えることができる。このとき、転写材Pの中間転写体7に対する相対位置はズレていない。
【0094】
また、本実施の形態では、画像書き出し位置のずらし量を制御することで単色プリントシーケンスの場合に、シームレスであるという利点を用いて中間転写体7全体を効率よく使用できるようになるため、スループットの向上を図ることができる。
【0095】
また、中間転写体7上の絶対的な基準となる書き出し位置信号に対して変化させることにより垂直同期信号を調整しない場合も、貢毎にトナー像を主走査方向にずらすことで、画像形成のスループットを向上させるために、中間転写体7の周上に2つのトナー像を形成し、連続して画像を形成する時でもネガゴーストの発生を抑えることができる。
【0096】
なお、本実施の形態においては、RS1から次のRS1までの時間を中間転写体7の1周の時間よりも短くしているが、逆に長くしても中間転写体7の蓄積ネガゴーストに対しも同様の効果を得ることができる。
【0097】
(第1の実施の形態)
本実施の形態では、頁間で中間転写体7自体の位置を主走査方向にずらすように構成した。中間転写体7には、中間転写体7をずらすための移動機構(不図示)が接続されており、この移動機構は上記した制御装置(CPU)14で制御される。
【0098】
中間転写体7上には画像が形成されない非画像領域を有している。非画像領域には、フルカラー画像を形成する場合、1次転写工程で各色トナーがロータリー等で回転移動して感光体1上の現像部位に到達するための時間が割り振られている。
【0099】
そこで、本実施の形態では、頁間(中間転写体7上のトナー像の先端が転写材に2次転写された後、次のトナー像が感光体1から中間転写体7に1次転写される前)の中間転写体7上の非画像領域で中間転写体7を一旦感光体1から離間して0.5mmだけ主走査方向にずらした後に、再び感光体1に当接させた。また、中間転写体7を感光体1に対してずらすこの工程は、残留トナーの先端を帯電後、次のトナー像が感光体1から中間転写体7に1次転写される前に行うのが好ましい。このとき、感光体1と中間転写体7は等速度で回転している。2次転写時、転写材Pの中間転写体7に対する相対位置は、主走査方向に実質的に変わらないので、中間転写体7を主走査方向にずらす場合、転写材(紙)P上の画像印字精度、特に左端レジがばらつくので、大きくずらすわけにはいかず、0.5mm程度が望ましい。
【0100】
そして、中間転写体7上の非画像領域で中間転写体7を一旦感光体1から離間して0.5mmだけ主走査方向に0.5mmずらすように制御装置(CPU)14で移動機構(不図示)を制御して、上記した評価を行ったところ、同一パターンを499枚通紙しても最後のベタパターンにネガゴーストの発生は確認されなかった。
【0101】
このように、本実施の形態では、頁間で中間転写体7自体の位置を主走査方向にずらすようにしたことによって、中間転写体7上の画像パターンに次プリントパターンが重なることがなくなるので、ネガゴーストの発生を抑えることができる。本実施例のような当接・離間の制御は、実施例1〜3に適宜組合せてもよい。
【0102】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、中間転写体から複数の転写材へトナー像を連続して転写する場合、中間転写体上の第1のトナー像の先端が転写材に転写された後、第2のトナー像が前記像担持体から前記中間転写体に転写される前に、制御手段により、像担持体に対する中間転写体の相対位置を中間転写体の移動方向に異なるように制御するので、中間転写体上の残留トナーの像担持体への転写不良を防止すると共に、像担持体から中間転写体へのトナー像の転写不良を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の参考例に係る画像形成装置を示す概略構成図。
【図2】 本発明の第1の参考例に係る画像形成装置の中間転写体クリーニングローラを示す断面図。
【図3】 中間転写体クリーニングローラの抵抗を測定する測定装置を示す概略図。
【図4】 本発明の第1の参考例に係る画像形成装置の中間転写体を示す断面図。
【図5】 中間転写体上でのネガゴーストの発生のメカニズムを説明するための図。
【図6】 中間転写体上にトナーが蓄積した状態を示す図。
【図7】 ライン幅と単位面積当たりのトナー量(M/A)の関係を示す図。
【図8】 本発明の第1の参考例におけるドットずらし位置を示す図。
【図9】 本発明の第2の参考例におけるドットずらし位置を示す図。
【図10】 本発明の第3の参考例におけるトップ位置ずらしを説明するための図。
【符号の説明】
1 感光体(像担持体)
2 帯電ローラ
4 現像装置
6 定着装置
7 中間転写体
8 転写ベルト
12 中間転写体クリーニングローラ(帯電手段)
12a 芯金
12b 弾性層
12c 被覆層
14 制御装置(制御手段)
Claims (4)
- トナー像を担持する移動可能な像担持体と、前記像担持体上のトナー像が第1の転写位置で静電的に転写される移動可能な中間転写体と、前記中間転写体上のトナー像が第2の転写位置で静電的に転写材に転写終了後、前記中間転写体上に残留する残留トナーを前記像担持体上の正規のトナーの帯電極性と逆極性に帯電する帯電手段と、を有し、前記第1の転写位置において、前記帯電手段により帯電された前記残留トナーが前記像担持体へ転写されるのと同時に前記像担持体上の次のトナー像が前記中間転写体に転写される電界が形成される画像形成装置において、
前記中間転写体から複数の転写材へトナー像を連続して転写する場合、前記中間転写体上の前記第1のトナー像の先端が転写材に転写された後、前記第2のトナー像が前記像担持体から前記中間転写体に転写される前に、前記像担持体に対する前記中間転写体の相対位置を前記中間転写体の移動方向と実質的に直交する方向に異なるように制御する制御手段を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記第1のトナー像と前記第2のトナー像は、実質的に同じ画像情報に基づいていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記中間転写体は、前記中間転写体が1周移動する間に複数のトナー像を担持可能であることを特徴とする請求項1乃至2のいずれかの画像形成装置。
- 前記中間転写体から前記第1のトナー像を前記第1の転写材へ、前記中間転写体から前記第2のトナー像を前記第2の転写材へ連続して転写することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかの画像形成装置。
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