JPH113575A - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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JPH113575A
JPH113575A JP9043655A JP4365597A JPH113575A JP H113575 A JPH113575 A JP H113575A JP 9043655 A JP9043655 A JP 9043655A JP 4365597 A JP4365597 A JP 4365597A JP H113575 A JPH113575 A JP H113575A
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JP
Japan
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lower casing
casing element
opening
disk
cartridge according
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JP9043655A
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Philippe Tricart
フィリップ、トリカール
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CD Plant Tecval SA
Original Assignee
CD Plant Tecval SA
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    • G11B33/0422—Single disc boxes for discs without cartridge
    • G11B33/0427—Single disc boxes for discs without cartridge comprising centre hole locking means

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録用ディスクとケーシングとの摩擦摩耗を
回避してディスク表面に付着する細かな粒子を皆無にす
ること。 【解決手段】 ディスクカートリッジは下側ケーシング
要素１、ケーシングカバー２および引き出し３に類似し
た形状の保護部材を有する。下側ケーシング要素１の底
部６は開口７を有する。保護部材は下側ケーシング要素
１の底部６にある開口７を閉塞する底部プレート１５を
備える。さらに、保護部材は下側ケーシング要素１に対
して固定位置に図示しないディスクを保持するようにそ
のディスクの中心孔と係合する固定要素を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は記録された情報を保
存し、適当な読み取り装置によって読み出し可能な記録
用ディスクを収容するためのディスクカートリッジに係
るもので、特に請求項１の導入部において説明されるよ
うなディスクカートリッジに関する。
【０００２】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】通
常、このようなカートリッジは記録用ディスクを収容
し、そこにそのディスクを収容したまま、情報を読み取
りおよび／または記録することのできるように設計され
るケーシングを有する。
【０００３】本発明はこの形式のディスクに限定される
ものではないが、関係する記録用ディスクは、一般に、
“コンパクトディスク”ないし“ＣＤ”、特に“ＣＤ−
ＲＯＭ”と呼ばれる情報記憶ディスクとして設計される
形式のディスクを対象としている。
【０００４】本発明によって取り上げた形式のディスク
カートリッジはヨーロッパ特許出願第０５７０３４２号
に記載されている。
【０００５】この引用された形式の欠点はこれ以外の従
来のカートリッジおよびケーシングも含めて読み取りな
いし記録装置内にディスクが送られていないとき、特に
輸送中、ケーシング内で記録用ディスクが常に拘束され
ず、自由に動くことである。このケーシング内部でのデ
ィスクの移動は、摩擦摩耗を生じる原因となり、ディス
ク表面に付着する細かな粒子のために読み取りないし記
憶過程で混乱が生じる。一般に、ＣＤＲ：Ｓとして設計
される記録用ディスクの場合、内部の区画室にディスク
を移動させる従来技術によるケーシングではディスクの
収容時、ほこり等が付着しない保証がなく、記録が行わ
れる前にディスク表面にほこりないし他の不純物を付着
させないことがとりわけ重要である。
【０００６】本発明の目的は上述した従来技術によるケ
ーシングおよびカートリッジの欠点を克服するディスク
カートリッジを提供することにある。
【０００７】上記目的は請求項１の特徴部分に記載され
た有意な特徴に基づいて達成することができる。この本
発明の好ましい実施の形態は請求項２ないし１５に記載
される。
【０００８】本発明の目的および利点は添付図面に示さ
れた以下に説明される幾つかの実施の形態から明らかに
される。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は中心孔を有する記録用ディスクのための収容
部を形成するように構成される下側ケーシング要素と、
この下側のケーシング要素の底部と対面する平面状の壁
を形成するケーシングカバーとからなるディスクケーシ
ングを備えたディスクカートリッジであって、下側ケー
シング要素の底部は開口を有し、この開口の第１の開口
域が回転するようにディスクを駆動するディスク読み取
り装置に付属のシャフトを通すように設計されており、
開口の第２の開口域がディスク読み取り装置に付属する
ディスク読み取り素子にアクセスを与えるように設計さ
れており、さらにディスクカートリッジは取り外し可能
な保護部材を有し、この保護部材は保護部材と下側ケー
シング要素とを結合するように下側ケーシング要素と係
合する係合手段とともに、下側ケーシング要素の底部に
ある開口の少なくとも第２の開口域を閉塞する壁を形成
する底部プレートを備えたものにおいて、保護部材は開
口の第１の開口域を貫いて延び、かつ下側ケーシング要
素に対して固定位置にディスクを保持するように下側ケ
ーシング要素に置かれたディスクの中心孔と係合する固
定手段を有することを特徴とする。
【００１０】
【発明の実施の形態】図１に示されるディスクカートリ
ッジは下側ケーシング要素１、ケーシングカバー２およ
び引き出し３に類似した形状の保護部材を有する。この
下側ケーシング要素１には図示しないディスクを収容す
る区画部４が備えられ、これは曲線状の３個の壁部５
ａ、５ｂ、５ｃによって形成されている。
【００１１】下側ケーシング１の底部６は開口７を有す
る。曲線状の縁端７´ａによって形成される一方の開口
域７ａは底部６の中心に配置され、それ自体知られた方
法でディスクを読み取るための読み取り装置の内部にケ
ーシングを置いたとき、回転するようにディスクを駆動
するシャフトを通すように設計される。開口７の残りの
部分は２つの縁端７´ｂによって形成される開口域７ｂ
であって、読み取り装置に付属する、たとえばレーザ読
み取り素子のようなディスク読み取り素子のアクセスを
与えるように配置される。
【００１２】この開口７の寸法および形状は、一般に、
下側ケーシング要素１の形状および外側寸法も含めて現
在ＣＤ−ＲＯＭ形式のディスクとして市場で利用可能な
ケーシングの形状、寸法と一致させることになる。
【００１３】ケーシングカバー２は区画部４に図示しな
いディスクを挿入した後に、下側ケーシング要素１に取
り外し可能に固定するように設計される。下側ケーシン
グ要素１と接するケーシングカバー２の固定は下側ケー
シング要素１の内側の各コーナ部の近くで、側面壁９と
平行を保って底部６から突出する薄く、細長い小片から
なる４個の保持用鉤片８によって確実に果たされる。
【００１４】図２に示されるように、これらの鉤片８の
端部にはケーシングカバー２の各コーナ部に隣接して配
置される開口１２の内側に突出する水平縁材１１にスナ
ップを利かせて留めるように配置されるフック部１０が
備えられる。下側ケーシング要素１からケーシングカバ
ー２を分離させるにはそれぞれ鉤片８を僅かにたわませ
ることでフック部１０を水平縁材１１から解き放すこと
ができる。
【００１５】図１に示した仮想の円はケーシングカバー
２の下面２ｂに装着する任意で用いるハウジング１３の
位置を示している。このハウジング１３が用いられると
き、従来のケーシングのディスク固定要素に類似する回
転式ディスク固定要素を保持するために設計される。
【００１６】下側ケーシング要素１の前面壁９´は、特
にケーシングを正しくディスク読み取り装置に挿入する
ために用いられる凹部１４を有する。
【００１７】引き出し３は、図１に平行移動して示すよ
うに上側をケーシングカバー２によって閉じた下側ケー
シング要素１からなるケーシング組立体を受け入れるよ
うに配置される。この引き出し３は底部１５、２個の側
面壁１６および背面壁１７を有する。
【００１８】下側ケーシング要素１とケーシングカバー
２とによるケーシング組立体が引き出し３内に置かれた
とき、これを所定の位置に保持するために２個の側面壁
１６には隔壁の長さの一部にわたり、自由端から延びる
２個の水平縁材１９が、また背面壁１７にはその自由端
から延びる水平縁材２０がそれぞれ配置される。この下
側ケーシング要素１は引き出し内に下側ケーシング要素
１を保持するために引き出し３の側面壁１６の舌状部２
４、２５と係合する符号２３で示す側面凹部を有する。
図１には下側ケーシング要素１の全深さに見合う寸法の
引き出し３が示される。すなわち、引き出し３の底部１
５および側面壁１６は少なくとも下側ケーシング要素の
底部６および側面壁９を覆い尽くすように形成される。
【００１９】この実施の形態では、底部１５の前方の縁
端に、好ましくは引き出し３からケーシングを外すと
き、手でケーシングをつかみ易くするための曲線状の切
り欠き１８が設けられる。
【００２０】図１および図２の横断面は図１の点線によ
って示されるケーシング底部領域２７の全域の高さが僅
かに低い底部６を示している。さらに、図１は底部６の
相対する側面壁９の近くに対称に穿たれる１対の孔のう
ちの１個である孔２８を示している。
【００２１】図３および図４は樹脂材料からなるほぼ平
らな縦に長い固定部材３０を示している。この固定部材
３０は下側ケーシング要素１の開口７に取り外し可能に
挿入するように適応させる。したがって、この固定部材
３０の外形は開口７の周縁と一致した形状であり、厚さ
は開口７内に挿入したとき、本体部３３の上面３１およ
び底面３２が開口７を囲む底部６の内側平面および最大
厚さを保っている外側平面、つまり底部領域２７の外側
平面とそれぞれ面一になるように形成される。この固定
部材３０の周縁は図３および図４に符号３４で示す開口
７と嵌合させる段付きの横断面を有する。
【００２２】さらに、固定部材３０は２個の延長部３
５、３６を有する。この延長部３５、３６の自由端は固
定部材３０が開口７と嵌合したとき、下側ケーシング要
素１の前面壁９´と同じ高さになる。したがって、下側
ケーシング要素１を引き出し３内に挿入したとき、固定
部材を下側ケーシング要素１の底部６に対して申し分な
く固定位置に保持することができる。
【００２３】また、この固定部材３０には王冠部３７が
備えられる。この王冠部３７はケーシングに対して固定
位置に、特に区画部４のような、区画部を囲う壁ないし
壁部に対して中心位置に記録用ディスクを置くためにデ
ィスクの中心孔と嵌合する位置に配置される舌状の弾性
固定要素３８を有する。これは、特に輸送およびカート
リッジを取り扱い中に生じるディスクとケーシングとの
間の摩擦摩耗を回避するために極めて重要である。
【００２４】図５および図６は図１および図２に示され
るようなディスクケーシング１、２と関係して上記の引
き出しの部分に使用される保護部材の他の実施の形態を
示している。この保護部材３９は底部プレート４０およ
び２つの壁部、すなわち前面および背面壁部４１、４２
を有する。これらの壁部にはそれの自由端から延びる水
平縁材４３、４４および水平縁材４５、４６がそれぞれ
備えられる。これらの水平縁材４３、４４、４５、４６
は、好ましくは下側ケーシング要素１の壁部とだけ重な
り、ケーシングカバー２とは重ならない幅を有する。こ
れはディスクケーシングが保護部材３９内に置かれたと
きでも、ディスクケーシングを開閉することを可能にす
る。
【００２５】前面壁部４１から内側に延びる水平縁材４
７はその長さおよび深さが下側ケーシング要素の窪ませ
た壁部１４の長さおよび深さよりも、また図１に示され
るケーシングカバー２の切り欠き部の長さおよび深さよ
りも小さい。保護部材３９の底部プレート４０にはテー
パないし丸められた端部を有する短いピン形状の２個の
突起部４８、４９が備えられる。これらの突起部は下側
ケーシング要素１の底部にある、図１に２個のうちの１
個が符号２８で示される孔の位置に合わせて底部プレー
ト４０から延びている。
【００２６】底部プレート４０は側面壁を持たず、それ
の側面縁端５０、５１の幅は下側ケーシング要素１の幅
と大きさが等しい。これは標準寸法の在来のディスクケ
ーシングを収納するために備えられる収納手段に各部品
１、２、３９を用いて組立てられたカートリッジ挿入す
ることを可能にするためである。
【００２７】ディスクケーシング１、２と保護部材３９
との組立ておよび分解は底部プレート４０の可撓性を利
用する。すなわち、底部プレート４０を壁部４１、４２
の間に下側ケーシング要素１を置くのに必要な僅かな距
離だけ２つの壁部４１、４２を離すように曲げる。曲げ
るにあたっては相対する側面で保護部材３９を保持しな
がら、水平縁材４７を押して容易に撓ませることができ
る。突起部４８、４９は底部プレート４０に下側ケーシ
ング要素を位置決めし、かつ保持するために下側ケーシ
ング要素の底部２６にある孔２８と協働する。
【００２８】図７および図８は図５および図６の保護部
材に類似する保護部材を示している。本実施の形態の保
護部材３９´の底部プレート４０´には周縁全域にわた
る隆起部５３を有する固定部５２が備えられる。この隆
起部５３は下側ケーシング要素１の底部に形成される開
口７の周縁形状と同じ形状を有し、したがって、固定部
５２が開口７と嵌合するように配置される。これは開口
を閉じると同時に、下側ケーシング要素を決められ対置
に保持する。この後者の機能は図５および図６の突起部
４８、４９の働きにとって代わるものであるが、好まし
くはこうした突起部を付加して構成してもよい。さら
に、この固定部５２はケーシング１、２の内部に置く記
録ディスクの中心孔と嵌合させるための底部４０´から
突出する弾性固定要素５４を備えた王冠部を有する。こ
れらの固定要素５４の働きは図３および図４により説明
された取り外し可能な固定部材３０の固定要素における
ものと同じである。
【００２９】さらに、図７および図８に示す底部プレー
ト４０´は保護部材とともにディスクケーシング１、２
を組立てるとき、あるいはそこから分解するとき、ディ
スクケーシングをつかむのに用いる切り欠き部５５を有
する。
【００３０】図９および図１０は図５および図７の実施
の形態に類似する保護部材のさらに異なる実施の形態を
示している。図９および図１０において、保護部材３
９″の底部プレート４０″にはそこから突出している隆
起部として形成される位置決め部５６、５７、５８が備
えられる。これらの隆起部は図３において説明された取
り外し可能な固定部材を正確に位置決めするためのもの
である。特に、隆起部５６、５７は固定部材の本体部３
３の両側に接して並ぶように配置され、たとえば環状に
形成される隆起部５８は固定部材が底部プレート４０″
と接して置かれるとき、固定部材の底面の環状の凹部に
嵌め込まれるように配置される。この配置により固定部
材の王冠部３７を区画部の中心に正確に置くことが可能
になる。
【００３１】このため、図９の保護部材は構造および機
能が図３および図４において説明された取り外し可能な
固定部材とともに使用するように設計される。また、分
離可能な固定部材は図５および図６に示される保護部材
と組み合わせて使用することも可能である。この場合、
隆起部５６、５７、５８によって構成される位置決め手
段を用いるのが望ましい。
【００３２】図１１ないし図１３は取り外し可能な固定
部材によってディスクカートリッジ内に記録用ディスク
を固く保持する固定機能を持たせるための別の解決手段
を示している。図１１の実施の形態において、保護部材
３９''' には底部プレート４０''' を貫通する中心孔５
９が備えられる。この底部プレート４０''' の外側表面
にはこの中心孔５９を囲む環状の凹部６０が形成され
る。
【００３３】図１２および図１３は取り外し可能な環状
の固定部材６１を示している。これはその下側表面が保
護部材の外側表面と面一となるように底部プレート４
０'''の外面ないし底面側から中心孔５９および凹部と
嵌合するように用いられる。この固定部材６１は図７お
よび図８において説明された王冠形の固定部と同様な方
法をもってケーシング１、２の内部に置く記録用ディス
クの中心孔に嵌め込むように配置される一組の舌状の固
定要素６２を有する。この固定部材６１の固定機能は図
３の取り外し可能な固定部材３０の働きと類似するが、
図１１によるカートリッジの実施の形態ではディスクケ
ーシング１、２を保護部材から離すとき、自動的に固定
部材が外れるようになっている。
【００３４】保護部材の中心孔を通して挿入するように
用いる中心固定部材は、平行移動によって保護部材の決
められ対置にディスクケーシングを置く構造においても
使用することができる。この場合、中心固定部材は保護
部材の底部プレートの外側から取り外すようにしなけれ
ばならない。
【００３５】さらに、注目する点として、この固定部材
の固定要素は記録用ディスクの中心孔と嵌合するとき、
ケーシングの内部の決められた位置に記録用ディスクを
保持するための固定／締め付け機能を果たす多様な形状
を持たせることが可能である。
【００３６】図１４、図１５および図１６は図１に示さ
れるものと類似するが、図１５および図１６に示される
保護および固定部材３０´と組み合わせて適応させる下
側ケーシング要素１´を備えたディスクケーシングから
なるカートリッジを示している。この保護および固定部
材３０´は下側ケーシング要素１´に取り外し可能に装
着される。
【００３７】この保護および固定部材３０´は図３およ
び図４に示される固定部材に類似しているが、先端部３
４´および２個の突起３６´、３６″を支持する隔壁を
兼ねる水平部３５´が備えられる。図１４ないし図１６
において、図１、図３および図４の２、９、９´、２
７、２８、３１ないし３４、３７の部分と類似するこれ
らの部分は同じ参照符号によって示されている。
【００３８】この下側ケーシング要素１´は底部２６の
開口７´を超えて延びるノッチ７ｃを有し、窪ませた前
面壁部１４´は２個の孔２９´、２９″を有する。突起
３６´、３６″はそれぞれ孔２９´、２９″に挿入する
ように用いられ、先端部３４´は固定部材３０´が下側
ケーシング要素１´をつかむように底部２６の対応部分
と協働するように適応される。組立て時、固定部材３０
´は開口７´と嵌合し、そこを完全に閉塞する。一方、
固定要素３８は図３および図４の固定部材の場合と同様
な方法をもってディスクケーシング内部の固定位置に図
示しないディスクを保持する。
【００３９】固定部材３０´を取り外すには水平部３５
´によって固定部材３０´がつかまれた状態から、先端
部３４´がノッチ７ｃを通り抜けるまで引き出し、記録
用ディスクの中心孔から固定部材３０´の中心部を引き
抜き、固定部材３０´全体を取り外す。
【００４０】本発明によるディスクカートリッジは標準
ディスクケーシングと共に、あるいは上記のように設計
されるディスクケーシングと共に使用することができ
る。こうしたケーシングにおける標準化された寸法およ
び配置は、いずれの場合も、それと保護部材との組立体
を本発明によるディスクカートリッジとして形成するこ
とが可能である。
【００４１】
【発明の効果】以上説明したように本発明は保護部材に
下側ケーシング要素に対して固定位置にディスクを保持
するように、ディスクの中心孔と嵌合する固定手段を設
けているので、ディスクとケーシングとの間の摩擦摩耗
を確実に回避することができ、ディスク表面に付着する
細かな粒子が皆無になることから、読み取りないし記憶
過程で混乱が生じるのを防ぐことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による保護部材を有するディスクカート
リッジの第１の実施の形態を示す斜視図。
【図２】図１に示されるディスクカートリッジの詳細を
示す断面図。
【図３】取り外し可能な固定部材を示す平面図。
【図４】図３に示される固定部材の断面図。
【図５】本発明のディスクカートリッジの他の実施の形
態に係る保護部材を示す平面図。
【図６】図５に示される保護部材の断面図。
【図７】本発明によるカートリッジの保護部材の他の実
施の形態を示す平面図。
【図８】図７に示される保護部材の断面図。
【図９】本発明によるカートリッジの保護部材の他の実
施の形態を示す平面図。
【図１０】図９に示される保護部材の断面図。
【図１１】本発明によるディスクカートリッジの他の実
施の形態に係る保護部材を示す平面図。
【図１２】図１１のディスクカートリッジの取り外し可
能な中心保護部材を示す平面図。
【図１３】図１２に示される固定部材の断面図。
【図１４】図１のカートリッジに類似するカートリッジ
の下側ケーシング要素およびカバーの実施の形態を示す
斜視図。
【図１５】図１４のケーシング要素と共に用いる保護お
よび固定部材を示す平面図。
【図１６】図１５に示される保護および固定部材の断面
図。
【符号の説明】
１、１´ 下側ケーシング要素 ２ ケーシングカバー ３、３９、３９´、３９″、３９''' 、３０ 保護部材 ７、７´ 開口 １５、４０、４０´、４０″、４０''' 底部プレート ３０、６１ 固定部材 ３８、５４、６２ 固定要素 ５２ 固定部

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】中心孔を有する記録用ディスクのための収
    容部を形成するように構成される下側ケーシング要素
    （１；１´）と、この下側のケーシング要素の底部と対
    面する平面状の壁を形成するケーシングカバー（２）と
    からなるディスクケーシングを備えたディスクカートリ
    ッジであって、前記下側ケーシング要素の底部は開口
    （７；７´）を有し、前記開口の第１の開口域（７ａ）
    が前記ディスクを回転するように駆動するディスク読み
    取り装置に付属のシャフトを通すように設計されてお
    り、前記開口の第２の開口域が前記ディスク読み取り装
    置に付属するディスク読み取り素子にアクセスを与える
    ように設計されており、さらに前記ディスクカートリッ
    ジは取り外し可能な保護部材（３；３９；３９´；３
    ９″；３９''' ；３０´）を有し、前記保護部材は該保
    護部材と前記下側ケーシング要素とを結合するように該
    下側ケーシング要素（１、１´）と係合する係合手段
    （３５；３６；４３´；４４´；４５´；４６´；４８
    ´；４９´；３６´；３６″）とともに、前記下側ケー
    シング要素の該底部にある前記開口の少なくとも前記第
    ２の開口域を閉塞する壁を形成する底部プレート（１
    ５；４０；４０´；４０″；４０''' ）を備えたものに
    おいて、前記保護部材は前記開口の第１の開口域を貫い
    て延び、かつ前記下側ケーシング要素に対して固定位置
    に前記ディスクを保持するように該下側ケーシング要素
    に置かれた該ディスクの中心孔と係合する固定手段（３
    ８；５４；６２）を有することを特徴とするディスクカ
    ートリッジ。
  2. 【請求項２】前記固定手段が前記保護部材の該底部プレ
    ート（１５；４０´；４０″）と前記下側ケーシング要
    素の該底部（６）との間に置かれる取り外し可能な固定
    部材（３０）の一部であることを特徴とする請求項１記
    載のディスクカートリッジ。
  3. 【請求項３】前記保護部材（３）が前記底部プレート
    （１５）、２個の側面壁部（１９）および背面壁部（１
    ７）を備えた引き出しを形成しており、この引き出し
    （３）内に前記下側ケーシング要素を保持するように、
    各々前記壁部が前記壁部の自由端長さの少なくとも一部
    にわたり、該自由端から延びる水平縁材（１９、２０）
    を備えることを特徴とする請求項１または２記載のディ
    スクカートリッジ。
  4. 【請求項４】前記下側ケーシング要素が前記ケーシング
    カバー（２）とともに前記引き出し（３）内に置かれた
    とき、前記背面壁部（１７）の水平縁材 （２０）が前
    記下側ケーシング要素の該ケーシングカバー（２）を保
    持するように配置されることを特徴とする請求項３記載
    のディスクカートリッジ。
  5. 【請求項５】前記下側ケーシング要素（１）が前記引き
    出し（３）内に置かれたとき、前記ディスクケーシング
    の閉塞ないし開放を可能にするように、前記水平縁材
    （１９、２０）が寸法を決められることを特徴とする請
    求項３記載のディスクカートリッジ。
  6. 【請求項６】前記保護部材が可撓性を有する底部プレー
    ト（４０；４０´；４０″；４０''' ）、前面壁部（４
    １）および背面壁部（４２）を有し、各々前記壁部は前
    記下側ケーシング要素が前記保護部材内に置かれたと
    き、前記下側ケーシング要素を保持するように自由端長
    さの少なくとも一部にわたり、該自由端から延びる水平
    縁材を備え、前記前面壁部および背面壁部の少なくとも
    １つを手で押したとき、前記底部プレートが曲がりなが
    ら前記下側ケーシング要素から離れるように、前記水平
    縁材（４３−４６）が前記保護部材から前記下側ケーシ
    ングを取り外しできるような幅を有することを特徴とす
    る請求項１または２記載のディスクカートリッジ。
  7. 【請求項７】前記取り外し可能な固定部材（３０）が少
    なくとも前記下側ケーシング要素の該底部にある前記開
    口の該第１の開口域（７ａ）と嵌合するように配置され
    る第１の部分（３７）を有し、前記固定部材の該第１の
    部分が前記開口の該第１の開口域と嵌合し、かつ前記下
    側ケーシング要素が前記保護部材の所定の位置に置かれ
    たとき、前記固定部材が所定の位置を維持するように配
    置されるとともに、前記固定部材の該第１の部分が前記
    固定手段（３８）を有することを特徴とする請求項２お
    よび請求項３または６のいずれか１項に記載のディスク
    カートリッジ。
  8. 【請求項８】前記固定部材（３０）が前記下側ケーシン
    グ要素の該底部（６）にある前記開口の該第２の開口域
    （７６）を横断し、前記保護部材（３；３９）の該背面
    壁部（１７；４１）まで延びる第２の部分を有すること
    を特徴とする請求項７記載のディスクカートリッジ。
  9. 【請求項９】前記固定部材の該第２の部分の少なくとも
    一部が前記下側ケーシング要素の該底部（６）にある前
    記開口の該第２の開口域（７ｂ）と嵌合するように配置
    されることを特徴とする請求項８記載のディスクカート
    リッジ。
  10. 【請求項１０】前記下側ケーシング要素の該底部（６）
    が少なくとも１個の孔（２８）を有し、前記保護部材の
    該底部プレートが前記下側ケーシング要素の該孔と嵌合
    するように適応させる少なくとも１個の突起部（４８、
    ４９）を備えることを特徴とする請求項６記載のディス
    クカートリッジ。
  11. 【請求項１１】前記保護部材（３９´）の該底部プレー
    ト（４０´）が前記下側ケーシング要素の該底部にある
    前記開口の少なくとも該第１の開口域と嵌合するように
    配置される突起固定部（５２）を備えることを特徴とす
    る請求項６または１０記載のディスクカートリッジ。
  12. 【請求項１２】前記保護部材（３９″）の該底部プレー
    ト（４０″）が前記底部プレートに対してそれの位置を
    定めるために前記固定部材の周縁部と協働するように配
    置される突起位置決め部（５６、５７、５８）を有する
    ことを特徴とする請求項６または７記載のディスクカー
    トリッジ。
  13. 【請求項１３】取り外し可能な中心固定部材（６）を備
    えるとともに、前記中心固定部材を受け入れるように配
    置される前記保護部材（３９''' ）の該底部プレート
    （４０''' ）が中心孔（５９）を有し、前記記録用ディ
    スクを該下側ケーシング要素の該底部に対して固定位置
    に維持するように、前記中心固定部材が前記中心孔と嵌
    合し、かつ前記記録用ディスクの該中心孔と係合するよ
    うに適応されることを特徴とする請求項１および請求項
    ３または６のいずれか１項に記載のディスクカートリッ
    ジ。
  14. 【請求項１４】前記保護部材（３０´）が少なくとも前
    記下側ケーシング要素（１´）の該底部（２６）にある
    前記開口（７´）の該第１の開口域と嵌合するように配
    置される第１の部分（３７）を備えることを特徴とする
    請求項１記載のディスクカートリッジ。
  15. 【請求項１５】前記保護部材（３０´）が前記下側ケー
    シング要素（１´）の該底部（２６）にある開口（７
    ´）の該第２の開口域と嵌合するように配置される第２
    の部分を備えることを特徴とする請求項１記載のディス
    クカートリッジ。
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