JP3532793B2 - ディスク形記録媒体用収容ケース - Google Patents

ディスク形記録媒体用収容ケース

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JP3532793B2
JP3532793B2 JP14935599A JP14935599A JP3532793B2 JP 3532793 B2 JP3532793 B2 JP 3532793B2 JP 14935599 A JP14935599 A JP 14935599A JP 14935599 A JP14935599 A JP 14935599A JP 3532793 B2 JP3532793 B2 JP 3532793B2
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disc
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    • G11B33/0427Single disc boxes for discs without cartridge comprising centre hole locking means

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、データフ
ァイル装置及び画像ファイル装置などの情報記憶装置に
用いられるディスク形記録媒体、特に光ディスク、光磁
気ディスクなどを収容するディスク形記録媒体用収容ケ
ースに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば磁気ディスク、光ディスク、或い
は光磁気ディスクなどのディスク形記録媒体は、これら
のディスクに記録された情報を取り出すプレーヤ装置
や、前記ディスク形記録媒体に情報を書き込むためのレ
コーダ装置などの情報記憶装置に装着される際に、人な
どが手で持って装着されたり、専用の収容ケースに収容
されてこの収容ケースごと装着されてきた。
【0003】人などが手で持ってディスク形記録媒体を
前記情報記憶装置に装着すると、前記ディスク形記録媒
体の表面に、埃、傷や指紋などがつくことがある。これ
らの埃、傷や指紋が表面につくと、前述したディスク形
記録媒体は、情報を記録・再生する際、特に情報を記録
する際の信頼性が低下することがあり、所望の情報が確
実に記録できなくなることがある。とくに、Digital Ve
rsatile disc(以下DVDと呼ぶ)などの記録密度が大
きなディスク形記録媒体に情報を記録する場合には、所
望の情報が確実に記録できなくなることが考えられる。
【0004】そこで、ディスク形記録媒体の表面への埃
などの付着を防止するために、内部にディスク形記録媒
体を収容したまま、前記情報記録装置にディスク形記録
媒体を装着可能とする図5及び図6に示すカートリッジ
201,301が用いられてきた。
【0005】図5に例示された第1従来例のカートリッ
ジ201は、Compact disc(以下CDと呼ぶ)やDVD
などのディスク形記録媒体を収容する合成樹脂などから
なる本体203と、合成樹脂などからなる蓋体204と
を備えている。本体203は、前記ディスク形記録媒体
を収容可能な箱状に形成されており、前記ディスク形記
録媒体を出し入れ可能とする出し入れ口207と、情報
記録装置の記録・再生ヘッド及び回転テーブルを挿入可
能とする開口部205とを備えている。
【0006】また、本体203には、開口部205を開
閉するシャッタ206がスライド移動可能に取り付けら
れている。シャッタ206は、板金などから構成されて
おり、図示しないばねによって、前記開口部205を閉
じる状態に付勢されている。
【0007】前記蓋体204は、前記出し入れ口207
を覆うことが可能な大きさの板状に形成されている。蓋
体204は、一端部が本体203の一端部に回動自在に
取り付けられるとともに、他端部に本体203の他端部
に係止可能が係止片209を設けている。このような構
成によって、蓋体204は、出し入れ口207を開閉可
能に本体203に取り付けられている。
【0008】また、蓋体204の中央には、磁性板21
1を配するクランプ210が取り付けられている。蓋体
204の中央には、前記クランプ210を外側から挿入
可能とする円形の開口部212が形成されている。前記
開口部212の周囲にはクランプ210が蓋体204の
内側即ち本体203内へ抜け落ちることを防止するフラ
ンジ208が形成されている。
【0009】クランプ210は、前記開口部212内に
蓋体204の外側から挿入された後、前記開口部212
を覆う止め板213を蓋体204の外側に接着固定し
て、蓋体204に取り付けられている。
【0010】なお、クランプ210は、フランジ208
と止め板213との間にはさみ込まれた格好で、本体2
03内に収容されるディスク形記録媒体に接離する方向
及びこのディスク形記録媒体の表面に沿う方向に沿って
微小に動くように、がた(バックラッシ)を有して蓋体
204に取り付けられている。
【0011】図5に例示した前述した構成のカートリッ
ジ201は、内部にディスク形記録媒体を収容した状態
で前記情報記録装置に装着されると、ばねの付勢力に抗
してシャッタ206がスライド移動され、開口部205
が開く。そして、前記情報記録装置の回転テーブルが開
口部205を通って本体203内に侵入する。
【0012】このとき、前記回転テーブルに固定された
磁石が、クランプ210の磁性板211を吸引して、デ
ィスク形記録媒体が回転テーブルに芯出されて固定され
る。ディスク形記録媒体が芯出されて固定された状態に
おいて、クランプ210はフランジ208と止め板21
3との双方に接触しない位置に保持される。回転テーブ
ルが回転すると、回転テーブル、ディスク形記録媒体、
クランプ210が一体となって回転し、所望の情報の記
録・再生が行われる。
【0013】図6に例示された第2従来例のカートリッ
ジ301は、CDやDVDなどのディスク形記録媒体を
収容する合成樹脂などからなる本体303と、合成樹脂
などからなる蓋体304とを備えている。本体303
は、前記ディスク形記録媒体を収容可能な箱状に形成さ
れており、前記ディスク形記録媒体を出し入れ可能とす
る出し入れ口307と、情報記録装置の記録・再生ヘッ
ド及び回転テーブルを挿入可能とする開口部305とを
備えている。また、本体303には、その一端部に位置
する周壁303aに係合受け部としての係合孔303b
が形成されている。
【0014】前記蓋体304は、前記出し入れ口307
を覆うことが可能な大きさの板状に形成されている。蓋
体304は、一端部に前記係合孔303bに係合可能な
係合突起306aを設けているとともに、他端部に前記
周壁303aと相対する周壁303cに係止可能が係止
片306bを設けている。蓋体304は、係合突起30
6aが係合孔303bに係合しかつ係止片306bが周
壁303cに係止することによって、出し入れ口307
を開閉可能に本体303に取り付けられる。
【0015】また、蓋体304の中央には、磁性板31
1を配するクランプ310が取り付けられている。蓋体
304の中央には、前記クランプ310を外側から挿入
可能とする円形の開口部312が形成されている。前記
開口部312の周囲にはクランプ310が蓋体304の
内側即ち本体303内へ抜け落ちることを防止するフラ
ンジ308が形成されている。
【0016】クランプ310は、前記開口部312内に
蓋体304の外側から挿入された後、前記開口部312
を覆う止め板313を蓋体304の外側に接着固定し
て、蓋体304に取り付けている。
【0017】なお、クランプ310は、フランジ308
と止め板313との間にはさみ込まれた格好で、本体3
03内に収容されるディスク形記録媒体に接離する方向
及びこのディスク形記録媒体の表面に沿う方向に沿って
微小に動くように、がた(バックラッシ)を有して蓋体
304に取り付けられる。
【0018】また、前記カートリッジ301は、その内
部に収容するディスク形記録媒体を運搬する際や保管す
る際に、前記開口部305から埃が侵入してディスク形
記録媒体の表面に付着することを防止するために、保護
ケース314内に収容される。
【0019】保護ケース314は、合成樹脂などからな
り、平坦な底壁315と、この底壁315の互いに相対
する外縁から立設された一対の側壁316,316と、
これらの側壁316,316に連なりかつ前記底壁31
5の外縁から立設された奥壁317などを一体に備えて
いる。
【0020】底壁315は、カートリッジ301の幅よ
り大きな幅に形成されている。前記側壁316,316
は、カートリッジ301の厚みより大きな高さに形成さ
れている。また、側壁316,316には、それぞれ、
内側に突出したガイド突起318が長手方向に沿って形
成されている。側壁316,316は、それぞれ前記奥
壁317の近傍にカートリッジ301を着脱自在に係止
する図示しないカートリッジ着脱突起を設けている。
【0021】前述した構成によって、保護ケース314
は、底壁315が開口部305に相対しかつ底壁315
とガイド突起318との間に挟み込んだ状態で、カート
リッジ301を収容する。なお、カートリッジ301を
収容する際には、保護ケース314は、カートリッジ3
01をガイド突起318が側壁316に沿って案内し
て、奥壁317に当接させて収容する。
【0022】なお、このときカートリッジ着脱突起がカ
ートリッジ301を係止して、このカートリッジ301
の不意な脱落を防止する。このように、保護ケース31
4は、開口部305を覆ってカートリッジ301内への
埃などの侵入を防止する。
【0023】図6に例示した前述した構成のカートリッ
ジ301は、保護ケース314から取り外されかつ内部
にディスク形記録媒体を収容した状態で前記情報記録装
置に装着される。そして、前記情報記録装置の回転テー
ブルが開口部305を通ってカートリッジ301内に侵
入する。
【0024】このとき、前記回転テーブルに固定された
磁石が、クランプ310の磁性板311を吸引して、デ
ィスク形記録媒体が回転テーブルに芯出されて固定され
る。ディスク形記録媒体が芯出されて固定された状態に
おいて、クランプ310はフランジ308と止め板31
3との双方に接触しない位置に保持される。回転テーブ
ルが回転すると、回転テーブル、ディスク形記録媒体、
クランプ310が一体となって回転し、所望の情報の記
録・再生が行われる。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5及
び図6に例示された従来のカートリッジ201,301
は、共に、蓋体204,304にディスク形記録媒体を
芯だしするためなどのクランプ210,310を取り付
けている。このため、部品点数が増加する傾向となって
いた。
【0026】また、蓋体204,304の開口部21
2,312の周囲にフランジ208,308を形成した
り、開口部212,312にクランプ210,310を
挿入して、止め板213,313を接着するなどの、蓋
体204,304にクランプ210,310を取り付け
るための組立工数が増加する傾向となっていた。このた
め、前記従来のカートリッジ201,301は、製品単
価が高騰する傾向となっていた。
【0027】また、前記従来のカートリッジ201,3
01は、クランプ210,310が前述したようにがた
を有して蓋体204,304に取り付けられている。磁
性板211,311が回転テーブルの磁石に吸引される
ことによって、クランプ210,310が前記ディスク
形記録媒体の芯出しを行う。
【0028】このため、例えば、DVDなどの比較的記
録密度が大きなディスク形記録媒体を記録・再生する際
に必要とされる芯出し精度を確保することが困難とな
る。ディスク形記録媒体を回転させる際にこのディスク
形記録媒体が偏心したりして、ディスク形記録媒体に所
望の情報を確実に記録したり、このディスク形記録媒体
に記録された情報を確実に再生することが困難となって
いた。
【0029】また、図5に例示されたカートリッジ20
1は、合成樹脂などからなる本体203と蓋体204と
は、別体のシャッタ206を本体203にスライド移動
自在に取付けかつこのシャッタ206が合成樹脂とは異
なる板金などから形成されている。シャッタ206は、
そのスムーズなスライド移動を実現するために、その寸
法精度が比較的高精度に保たれている。
【0030】このように、カートリッジ201は、本体
203と蓋体204とは別体でかつ材質が異なるシャッ
タ206を設けているため部品点数が増加する傾向とな
っていた。また、シャッタ206が、比較的寸法精度が
高精度に保たれて、板金などから形成されているため、
このシャッタ206を製造する際の工数や、シャッタ2
06を本体203に組み付ける際の組立工数が増加する
傾向となっていた。したがって、図5に例示されたカー
トリッジ201は、製品単価がより一層高騰する傾向と
なっていた。
【0031】したがって、本発明の目的は、内部に収容
するディスク形記録媒体への埃などの付着を防止でき、
かつこのディスク形記録媒体の記録・再生を確実に行え
ることを可能とする低コストなディスク形記録媒体用収
容ケースを提供することにある。
【0032】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し目
的を達成するために請求項1に記載された本発明のディ
スク形記録媒体用収容ケースは、ディスク形記録媒体の
中央孔及びこの中央孔の近傍を露出させる中央開口部
と、この中央開口部に周囲に設けられかつ収納される前
記ディスク形記録媒体に向かって突出する第1の環状突
起と、を有する第1のケース部材と、収納される前記デ
ィスク形記録媒体の記録部の一部を露出させる開口部
と、前記ディスク形記録媒体の中央孔及びこの中央孔の
近傍を露出させる中央開口部と、を有し前記第1のケー
ス部材と着脱可能に連結される第2のケース部材と、を
含むカートリッジと、前記第2のケース部材の中央開口
部から侵入して、前記ディスク形記録媒体の中央孔の近
傍に当接可能な第2の環状突起と、を含み前記カートリ
ッジと着脱可能に連結される保護ケースと、を備え、前
記第1のケース部材に形成される前記第1の環状突起
と、前記保護ケースに形成される前記第2の環状突起と
により、収納された前記ディスク形記録媒体を挟んでな
ことを特徴としている。
【0033】請求項2に記載の本発明のディスク形記録
媒体用収容ケースは、請求項1に記載のディスク形記録
媒体用収容ケースにおいて、前記保護ケースを前記カー
トリッジに装着した際に、前記第1の環状突起が、前記
ディスク形記録媒体の一方の表面側から中央孔の近傍に
当接するとともに、前記第2の環状突起が、前記ディス
ク形記録媒体の他方の表面側から中央孔の近傍に当接す
ることを特徴としている。
【0034】請求項3に記載の本発明のディスク形記録
媒体用収容ケースは、請求項1または請求項2に記載の
ディスク形記録媒体用収容ケースにおいて、前記第1の
環状突起と第2の環状突起とのうち少なくとも一方にお
いて、前記ディスク形記録媒体と当接する当接面を含ん
だ一部分が弾性体からなることを特徴としている。
【0035】請求項4に記載の本発明のディスク形記録
媒体用収容ケースは、請求項1ないし請求項3のうちい
ずれか一項に記載のディスク形記録媒体用収容ケースに
おいて、前記保護ケースが、前記第2のケース部材を外
方向から覆う板部と、前記第1のケース部材と第2のケ
ース部材とのうち一方の縁部に係止する係止部と、を備
えたことを特徴としている。
【0036】請求項5に記載の本発明のディスク形記録
媒体用収容ケースは、請求項1ないし請求項4のうちい
ずれか一項に記載のディスク形記録媒体用収容ケースに
おいて、前記保護ケースが、前記ディスク形記録媒体の
中央孔に嵌合する嵌入部を備えたことを特徴としてい
る。
【0037】請求項1記載の発明によれば、カートリッ
ジの第1のケース部材及び第2のケース部材が、それぞ
れディスク形記録媒体の中央孔及びこの中央孔の近傍を
露出させる中央開口部を備えている。このため、カート
リッジは、ディスク形記録媒体の中央孔及びこの中央孔
の近傍を露出した状態で、ディスク形記録媒体を収容す
る。
【0038】このため、情報記録装置に装着される際
に、ディスク形記録媒体の中央孔内に、直接、前記情報
記録装置のクランプ機構や回転テーブルなどが侵入する
ことができる。したがって、情報記録装置のクランプ及
び回転テーブルが、直接ディスク形記録媒体を芯出して
位置決めすることができる。
【0039】また、第1のケース部材がディスク形記録
媒体を中央孔及びこの中央孔の近傍を露出させても、例
えば、ディスク形記録媒体を運搬する際や保管する際
に、前記カートリッジに保護ケースを取り付けることに
よって、前記第1の環状突起と第2の環状突起とがディ
スク形記録媒体の中央孔の近傍に当接する。露出したデ
ィスク形記録装置の中央孔の近傍からカートリッジ内に
埃などが侵入することを防止できる。
【0040】さらに、第1のケース部材と第2のケース
部材との一方に、これらのケース部材とは別体のクラン
プを取り付けることなくディスク形記録媒体の芯出しな
どを行うことができる。また、保護ケースがケース部材
のうち一方に設けられた開口部を覆うので、これらのケ
ース部材とは材質が異なるシャッタなどを設けることな
く、前記開口部を覆って内部への埃などの侵入を防止で
きる。
【0041】請求項2記載の発明によれば、保護ケース
をカートリッジに装着すると、第1の環状突起がディス
ク形記録媒体の一方の表面側から当接し、第2の環状突
起が他方の表面側から当接する。このため、中央孔の近
傍が第1の環状突起と第2の環状突起とによってはさみ
込まれることとなる。したがって、カートリッジ内への
埃などの侵入をより確実に防止できる。
【0042】請求項3記載の発明によれば、第1の環状
突起と第2の環状突起とのうち少なくとも一方のディス
ク形記録媒体と当接する当接面を含んだ一部分が弾性体
から構成されている。なお、この弾性体は、スポンジゴ
ムなどのゴムであるのが望ましい。
【0043】さらに、ゴムなどからなる弾性体がディス
ク形記録媒体と当接すると、弾性変形して、第1の環状
突起、ディスク形記録媒体及び第2の環状突起が互いに
密接する方向に弾性復元力を生じるのが望ましい。この
場合、ディスク形記録媒体の中央孔の近傍と第1の環状
突起と第2の環状突起とが、互いにより一層密接するこ
ととなる。したがって、カートリッジ内への埃などの侵
入をより一層確実に防止できる。
【0044】請求項4記載の発明によれば、保護ケース
がカートリッジに装着されると板部が開口部を覆う。こ
のため、カートリッジ内への埃などの侵入をより一層確
実に防止できる。係止部をケース部材の縁部に係止させ
て保護ケースがカートリッジに装着されるので、前記カ
ートリッジなどの幅方向に沿ったディスク形記録媒体用
収容ケースの寸法の大型化を抑制することが可能とな
る。
【0045】請求項5記載の発明によれば、保護ケース
の嵌入部が、この保護ケースがカートリッジに装着され
た際に、ディスク形記録媒体の中央孔に嵌合する。この
ため、保管時や運搬時において、カートリッジ内に収容
されたディスク形記録媒体が位置決めされて保持され
る。したがって、ディスク形記録媒体の表面にきずなど
がつくことを防止できる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、図1ないし図4を参照して説明する。図1などに示
すディスク形記録媒体用収容ケース1は、例えば、CD
やDVDなどの円形に形成されかつ中央部に中央孔5を
備えたディスク形記録媒体2を収容するケースである。
【0047】ディスク形記録媒体2の中央孔5には、こ
のディスク形記録媒体2に情報を書き込むためのレコー
ダ装置や、このディスク形記録媒体2に記録された情報
を取り出すためのプレーヤ装置などの情報記録装置のク
ランプ機構と回転テーブルなどが侵入可能となってい
る。
【0048】ディスク形記録媒体2は、情報を記録しな
い被クランプ部3と、情報を記録することができる記録
部4と、を備えている。被クランプ部3は、前記中央孔
5の近傍でかつこの中央孔5の外周側に位置し、ディス
ク形記録媒体2の内周部に位置している。記録部4は、
前記被クランプ部3の外周側に位置しかつディスク形記
録媒体2の外周部に位置している。
【0049】ディスク形記録媒体用収容ケース1は、図
1ないし図4に示すように、前述したディスク形記録媒
体2を収容したままこのディスク形記録媒体2を情報記
録装置などに装着可能とするカートリッジ6と、保護ケ
ース7と、を備えている。
【0050】カートリッジ6は、合成樹脂などからなる
第1のケース部材としての蓋体11と、合成樹脂などか
らなる第2のケース部材としてのカートリッジ本体12
と、を備えている。
【0051】カートリッジ本体12は、ディスク形記録
媒体2を収容可能な箱状に形成されている。カートリッ
ジ本体12は、図3などに示すように、平坦に形成され
た底壁13と、この底壁13の外縁から立設されかつ互
いに連なる複数の周壁14a,14b,14c,14d
と、を備えている。
【0052】前記底壁13には、ディスク形記録媒体2
を保持する保持部15と、中央開口部16と、開口部1
7と、が設けられている。保持部15は、ディスク形記
録媒体2の外形に沿って平面形が円弧状に形成されかつ
底壁13から立設された円弧壁18を複数備えている。
保持部15は、底壁13上でかつ円弧壁18の互いの間
にディスク形記録媒体2を保持する。
【0053】中央開口部16は、底壁13の略中央に配
されている。中央開口部16は、底壁13を貫通してお
りその平面形が略円形に形成されている。中央開口部1
6は、保持部15に保持されるディスク形記録媒体2の
中央孔5及びこの中央孔5の近傍に位置する被クランプ
部3を露出させる。この中央開口部16には、情報記録
装置のディスク形記録媒体2を回転させる回転テーブル
と、ディスク形記録媒体2の芯出しを行うクランプ機構
とが侵入可能となっている。
【0054】開口部17は、前記中央開口部16から一
つの円弧壁18の内面とに亘って底壁13を貫通して形
成されている。開口部17は、ディスク形記録媒体2の
表面のうち少なくとも記録部4の一部を露出させる。中
央開口部16と開口部17とは互いに連通している。図
示例において、開口部17は、中央開口部16から前記
周壁14a,14b,14c,14dのうち一つの周壁
14cに向かって延びて形成されている。開口部17に
は、情報記録装置の記録・再生ヘッドが侵入可能となっ
ている。
【0055】また、カートリッジ本体12の周壁14
a,14b,14c,14dのうち近傍まで開口部17
が形成されている周壁14cには、蓋体11の後述する
ヒンジ部25を挿入可能とするヒンジ受け部19が形成
されている。ヒンジ受け部19は、周壁14cの端面と
内面とに亘ってこれらの端面及び内面から凹に形成され
ている。ヒンジ受け部19は、前記周壁14cの両端部
にそれぞれ設けられている。
【0056】さらに、前記周壁14cの外面14eの略
中央には、図2などに示すように、この外面14eから
凹に形成された凹部20が設けられている。この凹部2
0の底面20aは、前記周壁14cの外面14eに沿っ
て形成されている。凹部20の底面20aには、周壁1
4cの長手方向に沿ってこの底面20aから凹に形成さ
れた図4に示す凹溝21が形成されている。
【0057】カートリッジ本体12の前述したヒンジ受
け部19及び凹部20が設けられた周壁14cと相対す
る周壁14aには、蓋体11の後述する係止片26が係
止する係止受け部22が形成されている。また、カート
リッジ本体12の周壁14a,14b,14c,14d
によって囲まれる空間は、ディスク形記録媒体2をカー
トリッジ本体12内即ち保持部15内に出し入れ可能と
する出し入れ口23となっている。
【0058】前記蓋体11は、平坦な板部24と、ヒン
ジ部25と、係止片26と、中央開口部27と、を備え
ている。板部24は、出し入れ口23を覆うことが可能
な大きさの板状に形成されている。ヒンジ部25は、板
部24の一端部に位置する外縁から外方向に突出して形
成されている。ヒンジ部25は、前記外縁の両端部にそ
れぞれ配されている。それぞれのヒンジ部25は、前記
ヒンジ受け部19に侵入可能となっている。
【0059】係止片26は、板部24の他端部に位置し
た外縁に配されている。係止片26は、前記ヒンジ部2
5がヒンジ受け部19内に侵入した際に、前記カートリ
ッジ本体12に向かって、前記外縁から垂設されてい
る。係止片26は、一対設けられ、それぞれ前記外縁に
沿って互いに離間した位置に配されている。それぞれの
係止片26は、カートリッジ本体12の周壁14aに形
成された係止受け部22に係止可能となっている。
【0060】中央開口部27は、板部24の略中央に配
されている。中央開口部27は、板部24を貫通してお
りその平面形が略円形に形成されている。中央開口部2
7は、カートリッジ本体12の保持部15に保持される
ディスク形記録媒体2の中央孔5及び前記被クランプ部
3を露出させる。この中央開口部27には、情報記録装
置のディスク形記録媒体2を回転させる回転テーブル
と、ディスク形記録媒体2の芯出しを行うクランプ機構
とが侵入可能となっている。
【0061】また、蓋体11は、第1の環状突起28を
備えている。第1の環状突起28は、中央開口部27の
縁部に沿って環状に形成されている。第1の環状突起2
8は、前記ヒンジ部25がヒンジ受け部19内に侵入し
た際に、前記カートリッジ本体12に向かって、前記中
央開口部27の周囲としての縁部から垂設されている。
第1の環状突起28は、蓋体11の板部24の前記カー
トリッジ本体12に相対する面から凸に形成されてい
る。
【0062】前述した構成によって、蓋体11は、ヒン
ジ部25がヒンジ受け部19内に侵入し、係止片26を
係止受け部22に係脱することによって、取り出し口2
3を開閉可能にカートリッジ本体12に取り付けられ
る。第1の環状突起28は、ヒンジ部25がヒンジ受け
部19内に侵入しかつ係止片26が係止受け部22に係
止すると、保持部15内に向かって突出する。
【0063】このとき、第1の環状突起28の端面28
aは底壁13に相対する。また、この端面28aは、デ
ィスク形記録媒体2に当接する当接面をなしている。な
お、蓋体11が取り出し口23を覆う状態にカートリッ
ジ本体12に取り付けられると、蓋体11が、ディスク
形記録媒体2の一方の表面を覆うとともに、カートリッ
ジ本体12がディスク形記録媒体2の他方の表面を覆う
こととなる。
【0064】前記保護ケース7は、弾性変形可能な合成
樹脂などから形成され、平坦な板部29と、本体受け部
30と、係止部31と、を備えている。板部29は、カ
ートリッジ本体12の底壁13と略同等の大きさの板状
に形成されている。板部29は、カートリッジ本体12
の底壁13の底面に重ね合わされて、このカートリッジ
本体12を外方向から覆う。板部29は、カートリッジ
本体12の底壁13の底面に重ね合わされた際に、カー
トリッジ本体12の開口部17と中央開口部16とを覆
うこととなる。
【0065】本体受け部30は、板部29の一端部に位
置する外縁から立設されて形成されている。本体受け部
30は、カートリッジ本体12の周壁14cの外面14
eに当接する。本体受け部30は、図4に示すように、
周壁14cの凹部20の底面20aに設けられた凹溝2
1に挿入可能な凸部32を備えている。凸部32は、板
部29が底壁13の底面に重ね合わされた際に、本体受
け部30からカートリッジ本体12に向かって突出して
形成されている。
【0066】係止部31は、板部29の他端部に位置す
る外縁から立設されて形成されている。係止部31は、
前記外縁の両端部それぞれに配されている。それぞれの
係止部31は、本体受け部30の凸部32が凹溝21内
に挿入されかつ板部24が底壁13の底面に重ね合わさ
れた際に、カートリッジ本体12の縁部としての周壁1
4aの端面に係止する引っかかり部31aを備えてい
る。前述した構成によって、係止部31は、カートリッ
ジ本体12の縁部に係止する。
【0067】前述した構成によって、本体受け部30の
凸部32をカートリッジ本体12の凹溝21内に挿入し
て、カートリッジ本体12の一端部と保護ケース7の一
端部とを互いに重ね合わせ、他端部が互いに近づく方向
にカートリッジ本体12と保護ケース7とを変位させ
て、係止部31をカートリッジ本体12の周壁14aの
端面に係止させて、保護ケース7をカートリッジ本体1
2に装着する。なお、このとき、保護ケース7の板部2
9とカートリッジ本体12の底壁13とは互いに重ね合
わされているとともに、開口部17が板部29によって
覆われている。
【0068】本体受け部30がカートリッジ本体12か
ら遠ざかるように、板部29を弾性変形させて、凸部3
2を凹溝21内から抜き出して、係止片31の周壁14
aの端面に対する係止を解除して、保護ケース7をカー
トリッジ本体12から取り外す。
【0069】また、保護ケース7は、第2の環状突起3
3を備えている。第2の環状突起33は、環状に形成さ
れている。第2の環状突起33は、保護ケース7がカー
トリッジ本体12に装着された際に、前記カートリッジ
本体12に向かって板部29から立設しているととも
に、中央開口部16内に侵入可能となっている。第2の
環状突起33の端面33aは、ディスク形記録媒体2に
当接する当接面をなしている。
【0070】蓋体11の第1の環状突起28と、保護ケ
ース7の第2の環状突起33とは、保持部15にディス
ク形記録媒体2が保持され、取り出し口23を蓋体11
が覆いかつカートリッジ本体12に保護ケース7が装着
された際に、それぞれ、ディスク形記録媒体2の被クラ
ンプ部3の表面に当接する高さに形成されている。な
お、第1及び第2の環状突起28,33が、それぞれデ
ィスク形記録媒体2に当接すると、ディスク形記録媒体
2は、図4に示すように、前記底壁13と板部24との
間でかつカートリッジ本体12の厚み方向に沿って前記
底壁13と板部24とから離間した位置に位置決めされ
る。
【0071】また、図示例において、第2の環状突起3
3の先端部において、ディスク形記録媒体2と当接する
当接面33aを含んだ一部分33bが、図4などに示す
ように、弾性体としてのスポンジゴムなどのゴムからな
っている。
【0072】このゴムなどからなる一部分33bは、第
1及び第2の環状突起28,33がディスク形記録媒体
2の被クランプ部3に当接すると、厚みが減少する方向
に弾性変形する。すると、ゴムなどからなる一部分33
bは、第1の環状突起28、ディスク形記録媒体2及び
第2の環状突起33が互いに密接する方向に沿った弾性
復元力を生じる。
【0073】さらに、保護ケース7は、嵌入部34を備
えている。嵌入部34は、板部29の略中央でかつ第2
の環状突起33の内側に配されており、前記板部29か
ら立設して形成されている。嵌入部34は、ディスク形
記録媒体2の中央孔5内に、このディスク形記録媒体2
に対しがたを有することなく嵌合する。
【0074】保持部15にディスク形記録媒体2が保持
され、取り出し口23を蓋体11が覆いかつカートリッ
ジ本体12に保護ケース7が装着された際に、嵌入部3
4は、中央孔5に嵌合して、外縁が保持部15の円弧壁
18の内面に接触しないようにディスク形記録媒体2を
位置決めする。このように、嵌入部34は、板部29及
び底壁13に沿う方向のディスク形記録媒体2の位置決
めを行う。
【0075】前述した構成によれば、前記ディスク形記
録媒体用収容ケース1は、ディスク形記録媒体2を運
搬、保管する際に、カートリッジ本体12に前述したよ
うに保護ケース7を装着し、取り出し口23を通してデ
ィスク形記録媒体2を保持部15内に載置し、蓋体11
で取り出し口23を覆って閉じた状態として、ディスク
形記録媒体2を収容する。
【0076】このとき、保護ケース7の係止部31が蓋
体11には係止していない状態となっており、蓋体11
は、カートリッジ本体12に対して開閉自在となってい
る。運搬・保管時に、蓋体11を開閉することによっ
て、カートリッジ本体12内に収容されたディスク形記
録媒体2を出し入れすることができる。
【0077】また、情報記録装置によって、ディスク形
記録媒体2へ情報を書き込んだり、このディスク形記録
媒体2に記録された情報を取り出したりする際には、カ
ートリッジ6から保護ケース7を取り外す。ディスク形
記録媒体2を収容して蓋体11が取り出し口23を閉じ
た状態のカートリッジ6を、情報記録装置に装着する。
すると、情報記録装置のクランプ機構が、前記中央開口
部16,27のうち一方の中に侵入して、ディスク形記
録媒体2の芯出しを行う。
【0078】そして、情報記録装置の回転テーブルが、
中央開口部16,27のうち他方の中に侵入して、前記
ディスク形記録媒体2の位置決めを行う。情報記録装置
の記録・再生ヘッドが開口部17を通してカートリッジ
6内に侵入して、回転テーブルが、ディスク形記録媒体
2を回転させながら、ディスク形記録媒体2の記録部4
に対し情報の記録・再生を行う。
【0079】このとき、情報記録装置は、中央開口部2
7内にクランプ機構が侵入して中央開口部16内に回転
テーブルが侵入するのが望ましい。また、情報記録装置
は、中央開口部16内にクランプ機構が侵入して中央開
口部27内に回転テーブルが侵入しても良い。
【0080】本実施形態のディスク形記録媒体用収容ケ
ース1によれば、カートリッジ6のカートリッジ本体1
2及び蓋体11がディスク形記録媒体2の被クランプ部
3を露出する中央開口部16,27をそれぞれ備えてい
る。このため、ディスク形記録媒体2の中央孔5内に、
直接、情報記録装置のクランプ機構や回転テーブルなど
が侵入して、ディスク形記録媒体2を芯出して位置決め
することができる。
【0081】このため、例えばDVDなどの記憶密度が
高密度なディスク形記録媒体2を記録・再生する際に必
要とされる位置決め精度を確保した状態で、ディスク形
記録媒体2を芯出して回転させることができる。したが
って、ディスク形記録媒体2を回転させる際の偏心が抑
制され、このディスク形記録媒体2に所望の情報を確実
に記録したり、このディスク形記録媒体2に記録された
情報を確実に再生することが可能となる。
【0082】また、ディスク形記録媒体2を運搬または
保管する際に、蓋体11がディスク形記録媒体2を被ク
ランプ部3を露出させても、第1の環状突起28と第2
の環状突起33とが被クランプ部3に当接する。第1の
環状突起28と第2の環状突起33とによって、ディス
ク形記録媒体2が挟み込まれた格好となる。第2の環状
突起33の当接面33aを含んだ一部分33bがゴムな
どの弾性体からなり、この弾性体の弾性復元力によって
環状突起28,33とディスク形記録媒体2が互いに密
接される。
【0083】このため、露出した被クランプ部3からカ
ートリッジ6内に埃などが侵入することを防止できる。
したがって、ディスク形記録媒体2に埃などが付着する
ことを確実に防止できる。
【0084】さらに、蓋体11とカートリッジ本体12
との一方に、これらとは別体のクランプを取り付けるこ
となくディスク形記録媒体2の芯出しなどを行うことが
できる。また、保護ケース7が開口部17を覆うので、
シャッタなどを設けることなく、前記開口部17を覆っ
てカートリッジ6の内部への埃などの侵入を防止するこ
とができる。
【0085】したがって、蓋体11及びカートリッジ本
体12とは別体のクランプやシャッタなどを設ける必要
がないので、部品点数及び組立等に係る工数を削減し
て、ディスク形記録媒体収容ケース1の製品単価の高騰
を抑制することができる。
【0086】また、保護ケース7が係止部31をカート
リッジ本体12の縁部に係止させてカートリッジ6に装
着されるので、保護ケース7のカートリッジ6の幅方向
に沿った寸法の大型化を抑制することができ、ディスク
形記録媒体用収容ケース1のカートリッジ6などの幅方
向に沿った寸法の大型化を抑制できる。
【0087】保管時や運搬時において、環状突起28,
33が互いの間に挟み込んで底壁13と板部24との間
にディスク形記録媒体2を位置決めするとともに、嵌入
部34が中央孔5に嵌合して外縁が円弧壁18に接しな
いようにディスク形記録媒体2を位置決めする。このた
め、ディスク形記録媒体2の表面にきずなどがつくこと
が防止される。
【0088】さらに、第2の環状突起33の当接面33
aを含んだ一部分33bがゴムなどの弾性体からなるの
で、ディスク形記録媒体2の表面にきずなどがつくこと
をより一層防止できる。
【0089】また、本実施形態では、第2の環状突起3
3の当接面33aを含んだ一部分33bが、ゴムなどの
弾性体から構成されているが、第1の環状突起28の当
接面28aを含んだ一部分もゴムなどの弾性体から構成
されてもよく、第1の環状突起28の当接面28aを含
んだ一部分のみがゴムなどの弾性体から構成されても良
い。
【0090】すなわち、第1及び第2の環状突起28,
33の当接面28a,33aを含んだ一部分のうち少な
くと一方が、ゴムなどの弾性体から構成されるのが望ま
しい。また、環状突起28,33の間にディスク形記録
媒体2を挟み込んで位置決めできるのであれば、当接面
28a,33aを含んだ一部分をゴムなどの弾性体から
構成しなくて良い。この場合、環状突起28,33は、
双方とも合成樹脂などから形成される。
【0091】さらに、カートリッジ本体12に保護ケー
ス7を装着した際に、カートリジ本体12内にディスク
形記録媒体2を出し入れ自在とする必要がなければ、保
護ケース7の係止部31を蓋体11の縁部に係止させる
ようにしても良い。また、カートリッジ6内に収容され
るディスク形記録媒体2を交換自在とする必要がなけれ
ば、蓋体11をカートリッジ本体12に固定してカート
リッジ6を構成しても良い。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、カートリッジは、中央孔及びこの中央孔の
近傍を露出した状態で、ディスク形記録媒体を収容す
る。このため、ディスク形記録媒体を情報記録装置に装
着する際に、中央孔内に、直接、情報記録装置のクラン
プ機構や回転テーブルなどが侵入して、ディスク形記録
媒体を芯出して位置決めできる。
【0093】このため、例えばDVDなどの記憶密度が
高密度なディスク形記録媒体を記録・再生する際に必要
とされる芯出し精度を確保した状態でディスク形記録媒
体を芯出して、回転させることができる。したがって、
ディスク形記録媒体を回転させる際の偏心が抑制され
て、このディスク形記録媒体に所望の情報を確実に記録
したり、このディスク形記録媒体に記録された情報を確
実に再生することができる。
【0094】また、環状突起がそれぞれディスク形記録
媒体の中央孔の近傍に当接するので、露出した中央孔の
近傍からカートリッジ内に埃などが侵入することを防止
できる。したがって、ディスク形記録媒体に埃などが付
着することを確実に防止できる。
【0095】さらに、第1及び第2のケース部材とは別
体のクランプやシャッタなどを設ける必要がないので、
部品点数及び組立時等に係る工数を削減して、ディスク
形記録媒体収容ケースの製品単価の高騰を抑制できる。
【0096】請求項2記載の発明によれば、ディスク形
記録媒体の中央孔の近傍が第1の環状突起と第2の環状
突起とによってはさみ込まれるので、カートリッジ内へ
の埃などの侵入をより確実に防止できる。したがって、
ディスク形記録媒体に埃などが付着することをより確実
に防止できる。
【0097】請求項3記載の発明によれば、第1の環状
突起と第2の環状突起とのうち少なくとも一方のディス
ク形記録媒体と当接する当接面を含んだ一部分が弾性体
から構成されているので、ディスク形記録媒体の中央孔
の近傍と第1の環状突起と第2の環状突起とが互いによ
り一層密接する。したがって、カートリッジ内への埃な
どの侵入をより一層確実に防止でき、ディスク形記録媒
体に埃などが付着することをより一層確実に防止でき
る。
【0098】請求項4記載の発明によれば、カートリッ
ジ内への埃などの侵入を防止してディスク形記録媒体に
埃などが付着することを防止できることにくわえ、前記
カートリッジなどの幅方向に沿ったディスク形記録媒体
用収容ケースの寸法の大型化を抑制することができる。
【0099】請求項5記載の発明によれば、請求項1な
いし請求項4の効果にくわえ、保管時や運搬時におい
て、カートリッジ内に収容されたディスク形記録媒体が
位置決めされるので、ディスク形記録媒体の表面にきず
などがつくことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のディスク形記録媒体用収
容ケースを示す斜視図。
【図2】図1に示された実施形態のディスク形記録媒体
用収容ケースの蓋体を閉じた状態を示す斜視図。
【図3】図1に示された実施形態のディスク形記録媒体
用収容ケースの分解状態を示す斜視図。
【図4】図2中のIV―IV線に沿う断面図。
【図5】第1従来例のディスク形記録媒体を収容するカ
ートリッジを示す斜視図。
【図6】第2従来例のディスク形記録媒体を収容するカ
ートリッジの分解状態を示す斜視図。
【符号の説明】
1…ディスク形記録媒体用収容ケース 2…ディスク形記録媒体 3…被クランプ部(中央孔の近傍) 4…記録部 5…中央孔 6…カートリッジ 7…保護ケース 11…蓋体(第1のケース部材) 12…カートリッジ本体(第2のケース部材) 16…中央開口部 17…開口部 27…中央開口部 28…第1の環状突起 28a…端面(当接面) 29…板部 31…係止部 33…第2の環状突起 33a…端面(当接面) 33b…一部分 34…嵌入部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−244951(JP,A) 特開 平7−176162(JP,A) 特開 平11−3575(JP,A) 実開 昭61−64678(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 23/03 604

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク形記録媒体の中央孔及びこの中
    央孔の近傍を露出させる中央開口部と、この中央開口部
    に周囲に設けられかつ収納される前記ディスク形記録媒
    体に向かって突出する第1の環状突起と、を有する第1
    のケース部材と、 収納される前記ディスク形記録媒体の記録部の一部を露
    出させる開口部と、前記ディスク形記録媒体の中央孔及
    びこの中央孔の近傍を露出させる中央開口部と、を有し
    前記第1のケース部材と着脱可能に連結される第2のケ
    ース部材と、を含むカートリッジと、 前記第2のケース部材の中央開口部から侵入して、前記
    ディスク形記録媒体の中央孔の近傍に当接可能な第2の
    環状突起と、を含み前記カートリッジと着脱可能に連結
    される保護ケースと、を備え、 前記第1のケース部材に形成される前記第1の環状突起
    と、前記保護ケースに形成される前記第2の環状突起と
    により、収納された前記ディスク形記録媒体を挟んでな
    ることを特徴とするディスク形記録媒体用収容ケース。
  2. 【請求項2】 前記保護ケースを前記カートリッジに装
    着した際に、 前記第1の環状突起が、前記ディスク形記録媒体の一
    の表面側から中央孔の近傍に当接するとともに、 前記第2の環状突起が、前記ディスク形記録媒体の他
    の表面側から中央孔の近傍に当接することを特徴とする
    請求項1記載のディスク形記録媒体用収容ケース。
  3. 【請求項3】 前記第1の環状突起と第2の環状突起と
    のうち少なくとも一方において、前記ディスク形記録媒
    体と当接する当接面を含んだ一部分が弾性体からなるこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載のディスク
    形記録媒体用収容ケース。
  4. 【請求項4】 前記保護ケースが、 前記第2のケース部材を外方向から覆う板部と、前記第
    1のケース部材と第2のケース部材とのうち一方の縁部
    に係止する係止部と、を備えたことを特徴とする請求項
    1ないし請求項3のうちいずれか一項に記載のディスク
    形記録媒体用収容ケース。
  5. 【請求項5】 前記保護ケースが、前記ディスク形記録
    媒体の中央孔に嵌合する嵌入部を備えたことを特徴とす
    る請求項1ないし請求項4のうちいずれか一項に記載の
    ディスク形記録媒体用収容ケース。
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